JP2736846B2 - 情報板監視装置 - Google Patents

情報板監視装置

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JP2736846B2 JP7747793A JP7747793A JP2736846B2 JP 2736846 B2 JP2736846 B2 JP 2736846B2 JP 7747793 A JP7747793 A JP 7747793A JP 7747793 A JP7747793 A JP 7747793A JP 2736846 B2 JP2736846 B2 JP 2736846B2
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武久 関
俊昭 後藤
勤 諸戸
満 酒井
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Nagoya Electric Works Co Ltd
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、道路情報板を遠方か
ら制御監視する情報板監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から高速道路上あるいは道路上に道
路情報板を設け、先行道路の交通状況あるいは道路状況
等を道路情報板に表示し、通行車両のドライバに報せ、
災害を防止することが行われている
【0003】図6はその一例であり、道路情報板1はL
EDあるいは小型電球を表示素子として表示ドットを構
成し、表示ドットを縦横にマトリックス状に配列し、電
力会社から電源2を供給され、表示ドットを点綴りで点
灯させることで、所望の文字あるいは図柄を表示し、通
行車両8のドライバに情報を提供している。これらの表
示内容は伝送線3を介して、監視装置4からのデータ伝
送により表示ドットを表示ドット毎に点灯,消灯するよ
うにして制御されている。
【0004】監視装置4は、トンネル5内の非常通報装
置6からの非常通報を信号線7を介して受信し、伝送線
3を介して道路情報板1を制御し、道路情報板1に最適
な表示を行うようにしている。道路情報板1の表示目的
としては、記号9の「トンネル内火災発生進入禁止」、
記号10の「トンネル内作業中走行注意」、記号11の
「トンネル内事故発生進入禁止」のように、通行車両の
ドライバーの安全性にとって極めて重要な情報を提供す
ることを目的としている。
【0005】ところで、先行道路で火災等の重要事象が
発生したときに、万が一、道路情報板1が表示しない
と、後続する通行車両8が災害に巻き込まれる可能性が
あり危険である。このことから、道路情報板1で情報が
確実に表示していることを確認するために、道路情報板
1から監視装置4に道路情報板1の表示状態を示す表示
ドット毎のデータと機器の故障,異常等の状態を示すデ
ータをあわせて監視データとして、伝送線3を介して、
データ伝送により送り、監視装置4で監視している。
【0006】道路情報板1から監視装置4へのデータ伝
送が途切れた場合、監視装置4では道路情報板1で表示
が確実にされているかの確認ができないことから、デー
タ伝送が途切れた原因の究明と復旧を早急に行う必要が
ある。
【0007】データ伝送が途切れる要因としては、伝送
線3の切断の場合のケースと、道路情報板1への電力会
社から電源2の供給が停止した場合、即ち停電のケース
がある。前者の場合は伝送線3 を管理している電話局
に、また、後者の場合は電力会社に復旧依頼する必要が
あるが、その区分ができないことから、データ伝送が途
切れた場合、即時に保守要員が現地調査を行う必要があ
り、人手不足の中で、道路情報板1と監視装置4の距離
が離れている場合、真夜中に発生した場合はその原因解
明は大変であった。
【0008】そこで、道路情報板1から監視装置4に電
力会社から電源2の供給が停止したことを示す「停電」
信号を伝送することで原因を区分することが重要とな
る。「停電」信号を伝送する方法としては、道路情報板
1から監視装置4へ伝送線3を介してデータ伝送により
送出している監視データに「停電」信号を追加するがあ
る。この方法についてみると、道路情報板1と監視装置
4間のデータ伝送としては、道路情報板1の表示ドット
毎に点灯、消灯を指定する制御データ及び表示ドット毎
の点灯状態を監視するための監視データが必要である。
このため膨大なデータ量のデータ伝送となることから、
このように膨大なデータを誤りなく短時間で伝送するた
めに伝送方法はHDLC伝送手順が用いられ、伝送速度
も2400bit/s程度の高速伝送が要求されて、変
復調装置には位相変調方式が用いられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこれら伝
送制御、表示制御、監視データの作成等は通常CPUが
用いられ、大型で複雑となり、変復調装置と合わせる
と、その電源容量は大きなものとなってしまう。また、
HDLC伝送手順の中で優先的に停電信号を伝送するよ
うに改造することは多大な改造が必要であり、合わせて
道路情報板1への電源2の供給が停止した後に、監視装
置4への監視データに「停電」信号を追加してデータ伝
送することから、データ伝送を行うための装置全体に停
電補償された電源が必要である。これらの装置に停電中
にも電源を供給する停電補償電源は大型となり、停電補
償のための蓄電池,また蓄電池用の充電器を設ける必要
があり非常に高価なものであった。
【0010】また、蓄電池には寿命があり、鉛シール電
池で3〜5年、ニッケルカドミューム電池で4〜7年(
蓄電池工業会資料による) で交換する必要があり、保守
費用も高価となる問題があった。また、道路情報板1か
ら監視装置4へデータ伝送を行っている伝送線3に直流
電圧を重畳させ、道路情報板1が停電時に道路情報板1
から出力する直流電圧の極性を反転させる方法がある。
【0011】この方法では、伝送線3が電話局間を経由
する場合マイクロ波回線を介することから監視装置4に
直流電圧が届かないという問題があり、また、同一電話
局内であっても伝送線3に直流電圧を重畳させるために
は、道路情報板1,監視装置4等の変復調装置に設ける
伝送線とのインターフェイス用のハイブリットトランス
に耐直流電圧・電流の大型部品を用いる改造が必要とな
り変復調装置内に収納できなくなるという問題がある。
【0012】さらに、道路情報板1が停電後に伝送線3
に極性を反転させた直流電圧を出力することから、停電
補償された直流電源が必要で、その電源は48V程度と
高くなり、また電流値も20mA程度必要であり、その
送出電力は960mW程度の大きなものとなり、停電補
償のための蓄電池が必要であり、高価で複雑になるとい
う問題があった。
【0013】また、道路情報板1から監視装置4へデー
タ伝送を行っている伝送線3に、停電時に道路情報板か
ら一定の音声帶域の交流信号を重畳させる方法もある
が、この方法では監視装置側でこの停電信号の交流信号
をデータ伝送のための交流信号と区別して検出するバン
ドパスフィルターが必要となり、このバンドパスフィル
ターの特性としては伝送線3の帶域が0.3〜3.4K
Hzと狭いことから、受信器側ではこの帶域内で2つの
交流信号を区別するため、極めて狭い帶域フィルターが
必要で大型となり、非常に高価となる問題があった。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するために、道路情報板には道路情報板と監視装置間
の制御監視等行うための伝送線に監視装置とのデータの
授受を行うための変複調装置の他に、音声帶域内で高周
波領域と低周波領域の2波の交流電圧を同時に送出する
DTMF発信器を配設し、監視装置には道路情報板との
データの授受を行うための変複調装置の他にDTMF受
信器を配設している。
【0015】そして道路情報板に供給されている電源の
停止を検出した場合は、道路情報板の変複調装置からの
信号送出を停止するとともに、DTMF発信器から所定
のDTMF信号を伝送線に送出し、監視装置では伝送線
に接続されたDTMF受信器の検出信号により道路情報
板が停電したことを検出するように構成している。
【0016】また、道路情報板のDTMF発信器には、
すくなくとも道路情報板が停電してから監視装置のDT
MF受信器が停電を検出するまでの間、トーン信号を所
定の出力レベルで送出し続けることができる停電補償さ
れた電源を配設することで、道路情報板の停電を遠方か
ら監視するようにしたものである。さらには、DTMF
受信器に電源を供給する電源装置において停電補償用に
コンデンサを用いるようにしたものである。
【0017】
【作用】本発明は、このようにしたので、道路情報板と
監視装置間のデータ伝送手段を改造することなく、道路
情報板が停電時に監視装置に停電の信号を通常データ伝
送している伝送線を用いて送ることができ、停電補償電
源の電源容量が少なくてすみ、コンデンサにより停電補
償できる作用がある。
【0018】
【実施例】以下本発明の実施例を図1の機能構成図、図
2の停電補償電源回路図、図3のタイムチャート、図4
のDTMF信号組合せ表をもとに説明する。第1図にお
いて、第6図と同一記号は相当部分を示している。
【0019】伝送線3は音声帯域の一般専用回線で、N
TT 等が一般にサービスしているものである。その一
方は監視装置4の変復調装置14とDTMF信号受信器
15に接続され、他方は道路情報板1のリレー26の接
点26aのうち、コモン接点cに接続し、接点26aの
うちメイク接点aは変復調装置21に接続し、ブレーク
接点bはDTMF信号発信器24の出力端子に接続して
いる。
【0020】DTMF信号発信器24は停電補償電源2
5から停電補償された電源が供給されている。電力会社
から供給される商用電源27は変復調装置21、停電補
償電源25、伝送制御部22、表示部23、リレー26
に供給され、リレー26は商用電源27の供給中は動作
し、そのとき接点26aはコモンcとメイク接点aが接
続され、停電時は復帰してコモンcとブレーク接点bが
接続される。
【0021】商用電源27の供給中、変復調装置21は
監視装置4の変復調装置14から伝送線3及びリレー接
点26aのコモンcとメイク接点aを介して道路情報板
1の表示内容を制御するための供給された変調制御デー
タ19を復調し、復調制御データ30を伝送制御部22
に出力する。伝送制御部22は復調制御データ30を受
けると表示部23に表示指令31を出力し、表示部23
は表示指令31を受けると表示指令31に対応し、例え
ば第1図に示す記号9,10,11で示す表示文字の表
示を行う。
【0022】このように表示部23に第1図の記号9,
10,11に示すような任意の文字または図柄を表示さ
せるため、監視装置4から情報板1に送るデータは表示
部23の表示ドット毎に点灯,消灯を制御するデータが
必要で、そのデータ量は膨大なものになる。また、表示
部23は表示状態を示す多量なデータ及び機器の状態を
示す監視データ32を伝送制御部22に出力する。伝送
制御部22は監視データ32を符号化し、符号監視デー
タ33として変復調装置21に出力する。
【0023】符号監視データ33は変復調装置21で変
調され、変調監視データ41として出力され、その信号
はリレー接点26aのメイク接点aとコモンc及び伝送
線3を介して変復調装置14に送られて復調され、変復
調装置14から復調監視データ34を伝送制御部16に
出力する。
【0024】伝送制御部16は復調監視データ34を受
けると符号化されたデータを復号化して監視モニタ情報
35を監視操作部17に出力し、監視操作部17は監視
モニタ情報35を受けると監視用のモニタ表示装置、例
えばCRTディスプレイ,グラフィックパネル等に道路
情報板1の表示状態及び機器の状態を表示させ、道路情
報板1の状態を遠方から監視できるようにしている。
【0025】道路情報板1の表示を変更する場合は、監
視操作部17の操作により表示制御データ36を伝送制
御部16に出力し、伝送制御部16は表示制御データ3
6を符号化し、符号化制御データ37として変復調装置
14に出力する。変復調装置14は符号化制御データ3
7を変調し、変調制御データ19を伝送線3に出力し道
路情報板1の表示を制御するようにしている。
【0026】DTMF信号発信器24は停電補償電源2
5から直流電源を受けて、音声帶域内で高周波領域と低
周波領域の2波の交流信号を同時にDTMF信号20と
してリレー接点26aのブレーク接点bに出力する。こ
こで商用電源27が供給されているときは、DTMF信
号発信器24の出力のDTMF信号20は接点26aが
開成されていることから、伝送線3には送出されず、D
TMF信号受信器15からはDTMF検出信号38は出
力されない。
【0027】ここで、DTMF信号は、通常、押しボタ
ン電話機のトーンダイヤラーとして用いられている信号
で、発信側では音声帶域内で高周波領域の4種類(12
0990Hz,1336Hz,1447Hz,1633
Hz)と低周波領域の4種類(697Hz,770H
z,825Hz,941Hz)の内から各1波ずつ組み
合わせて16種類の組合せを作る。そして、この2波を
合成した交流信号を同時に送出し、受信側では2波の合
成した交流信号を解析して16種類の組合せの内の一つ
であることを検出することで、最大16種類の信号を伝
送することができ、その16種類は図4に示すように、
電話機のトーンダイヤルに対応し、1,2,・・・・
0,A,B,C,D,*,#として用いられている。
【0028】このDTMF信号は、2種類の周波数の合
成信号であることから、伝送線に乗ってくる外来ノイズ
を誤検出しにくい、極めて信頼性の高い信号伝達の手段
であり、それゆえに、押しボタン電話機のトーンダイヤ
ラーとして広く用いられているものである。また通常、
伝送線に乗せられている変復調装置の信号を誤検出する
こともない。したがって、停電信号を確実に伝送するこ
とができる。
【0029】このように、押しボタン電話機のトーンダ
イヤラーとして広く用いられていることから、DTMF
信号発信器24及びDTMF信号受信器15を構成する
とき主要機能は、LSI化され一般市販されているもの
を用いることができることから極めて容易に安価に構成
することができる。
【0030】例えば、DTMF信号発信器24は型式L
B4089B(商品名、シャープ(株)製)等で構成す
ることができ、DTMF信号受信器15は型式MSM6
920(商品名、沖電気(株)製)等で構成することが
できる。
【0031】電力会社から供給される商用電源27が供
給されなくなった時、すなわち停電するとリレー26は
復帰し、その接点26aはコモンcとブレーク接点bが
接続されることから、DTMF信号発信器24から出力
されているDTMF信号20はリレー接点26aのコモ
ンcとブレーク接点b及び伝送線3を介してDTMF信
号受信器15に入力され、、DTMF信号受信器15は
DTMF信号20を受けるとDTMF検出信号38を監
視操作部17に出力する。
【0032】監視操作部17はDTMF検出信号38に
より道路情報板1が停電であることを表示し、監視する
ことができる。このとき、変復調装置21の出力は電源
27が供給されていないことから出力されることはな
い。
【0033】このように、伝送線3に直流電圧を重畳し
ないことから、道路情報板1と監視装置4間のデータ伝
送のための変復調装置14と変復調装置21を改造する
必要がなく、またデータ伝送を行っている伝送制御部2
2、16等を改造することなく、簡単な構成で、道路情
報板1の停電を監視装置4に伝えることができる。
【0034】停電補償電源25からは停電時も電源をD
TMF信号発信器24に供給しているがその停電補償の
時間は、DTMF信号発信器24から出力されたDTM
F信号20がDTMF信号受信器15で検出されるまで
の間となるが、この時間は数10ms程度であり、極め
て短い。
【0035】この他に、監視装置4の変復調装置14が
変調制御信号19を出力中は、DTMF信号受信器15
にはこの変調制御信号19とDTMF信号20が同時に
入力することから、DTMF信号受信器15は、DTM
F信号20を検出することが困難である。このことか
ら、変復調装置14が変調制御信号19を出力停止する
までの間も停電補償電源25は停電補償する必要があ
る。
【0036】しかしながら、その時間は長くても数秒で
あることと、DTMF信号発信器24を構成しているL
SI(LR4089B(シャープ(株)製)の消費電力
は10mw程度で微少であり、DTMF信号発信器24
の消費電力は仮に伝送線3に最大0dBm(1mW)で
出力するための増幅器の消費電力を加えても100mW
程度で極めて少ない。
【0037】このため、停電補償に蓄電池を用いること
なく、コンデンサで構成することが可能となる。必要な
コンデンサの容量は、停電補償時間を余裕をみて30秒
として、LSI(型式LR4089B)及び増幅器の電
源電圧を5ボルトとした場合で算出すると次のようにな
る。
【0038】図2は、停電補償電源25の詳細図で図1
と同一記号は相当部分を示し、記号39は直流電源であ
り商用電源27を受けると直流電圧を出力し、コンデン
サ40を充電されるとともに、その電圧をDTMF信号
発信器24に供給する。停電時にはコンデンサ40から
放電された電圧がDTMF信号発信器24に供給され、
その電圧はDTMF信号発信器24をコンデンサ40の
負荷抵抗RとしてCR放電の形で低下する。直流電源3
9の電圧を12ボルトとし、5ボルトまで低下する時
間、すなわち停電補償時間を30秒とすると次の式が成
立する。
【0039】Vc=E・exp(−t/τ) ここで各緒元は次の通りである。 Vc:コンデンサ40のt時間後の両端電圧=5V E;コンデンサ40の初期の両端電圧=12V τ;コンデンサ40とDTMF信号発信器24による抵
抗の時定数=C×(52/100mW)=C×250
【0040】これから、コンデンサ40の容量は約0.
14Fとなり、一般にスーパーキャパシタンス等の名称
で市販されているメモリのバックアップ用のコンデンサ
が使用できる。このコンデンサは形状も小型で、蓄電池
のように3〜7年で交換する必要がなく、定期交換の保
守費用が不要となり、また、蓄電池に必要な充電器を設
ける必要もなく、コンデンサ充電用に変復調装置14の
インターフェイス用に一般に用いられる±12ボルト電
源の一方を利用することもできることから、停電補償電
源25を安価に構成することができる。
【0041】次に、図1,図2の各部の状態を図3のタ
イムチャートを用いて説明する。「1」「0」は信号の
状態を示し、「1」は有で「0」は無を示している。
【0042】電源27が供給されている記号「イ」の区
間では、伝送線3上にDTMF信号20が出力されない
ことから、DTMF検出信号38も出力されない。商用
電源27が供給されない記号「ロ」の区間では、停電補
償電源25の出力電圧が低下しながらも供給され続ける
ことから、DTMF信号20が伝送線3上に出力され
る。これにより、DTMF信号受信器15からDTMF
検出信号38が監視操作部17に出力され、監視操作部
17では停電表示を行う。
【0043】停電補償電源25の出力電圧が5ボルト以
下に低下した記号「ハ」の区間においてはDTMF信号
発信器24が動作しないことから、DTMF信号20が
出力されずDTMF信号受信器15からDTMF検出信
号38も出力されなくなる。しかし、そのときも監視操
作部17では停電表示を継続するようにしている。ここ
で、記号「ロ」の区間が停電補償の区間となる。商用電
源27が復旧したときは、変調監視データ41が出力さ
れ、記号「イ」の区間、すなわち通常状態に復帰するこ
とになる。
【0044】図5は別の実施例で、図1,図2と同一記
号は相当部分を示し、リレー接点26aを停電補償電源
25とDTMF信号発信器24間に設けており、電源2
7が供給時はリレー接点26aのブレーク接点bとコモ
ンcは開成していることからDTMF信号発信器24は
動作せず、DTMF信号20も出力されない。電源27
の供給がなくなった時はリレー接点18のブレーク接点
bとコモンcが接続することからDTMF信号発信器2
4は電源が供給され動作し、DTMF信号20を出力す
ることができ、図2に記載したリレー接点26aの位置
を変えた形で実現できる。
【0045】本説明では、停電補償電源25の電圧は通
常12ボルトで、停電時には5ボルトまで低下すること
で説明したが、LSI(型式LR4089B)及び増幅
器の電源電圧を5ボルト一定にすることは、定電圧I
C、ツェナーダイオード等で容易にできる。
【0046】また、リレー接点26aでDTMF信号2
0を切り換えることで説明したが、半導体で切替えても
よく、停電信号によりDTMF信号発信器24を発信さ
せてもよいのはいうまでもない。また、伝送線3とDT
MF信号発信器24,DTMF信号受信器15を直接接
続した形で説明したが、伝送線3とのインピーダンスを
整合するためにハイブリットトランス等を介して接続し
てもよいのはいうまでもない。
【0047】また、DTMF信号発信器24及びDTM
F信号受信器15を構成する部品として、型式LR40
89B(商品名)及び型式MSM6920(商品名)で
説明したが、これに限定されるものではなく、他の部品
で構成してもよいのはもちろんである。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、停電補償
されたDTMF信号発信器を道路情報板に設け、その信
号を監視装置で受信するようにしたので、監視装置間の
データ伝送手段を改造することなく道路情報板の停電状
態を監視装置に送ることができるようになり、また所定
時間だけDTMF発信器を動作させれば良いので停電補
償はコンデンサで十分実用になり、蓄電池を使用する必
要がないことと相まって安価に構成でき、かつ蓄電池を
使用する必要がないことからその保守費用が不要とな
り、更にDTMF信号を受信したか否かによって伝送線
の障害と停電の判断ができることから、障害時に迅速な
対応ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】停電補償電源の回路を示す回路図である。
【図3】動作状態を示すタイムチャートである。
【図4】DTMF信号の組み合わせ状態を示す図であ
る。
【図5】他の実施例の構成を示すブロック図である。
【図6】システム全体の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 道路情報板 3 伝送線 4 監視装置 5 トンネル 14、21 変復調装置 15 DTMF検出器 16、22 伝送制御部 17 監視操作部 23 表示部 24 DTMF発信器 25 停電補償電源 26 リレー 40 コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 武久 東京都中央区八丁堀1丁目6番2号 株 式会社ドーシス内 (72)発明者 後藤 俊昭 京都府城陽市寺田新池36番地 星和電機 株式会社内 (72)発明者 諸戸 勤 愛知県海部郡美和町大字篠田字面徳29番 地1号 名古屋電機工業株式会社 美和 工場内 (72)発明者 酒井 満 神奈川県横浜市戸塚区前田町100番地 小糸工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−214892(JP,A) 特開 平2−207647(JP,A) 実開 昭59−136687(JP,U) 実開 昭62−155540(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路情報板と監視装置が伝送線で接続さ
    れ、道路情報板の動作状態を監視装置側で監視する情報
    板監視装置において、 商用電源の停止を検出する停電監視手段と、 前記停電監視手段が停電を検出したときに所定のDTM
    F信号を伝送線に送出するDTMF発信器と、 前記DTMF発信器に停電時も所定時間だけ電源を供給
    する停電補償電源とを前記道路情報板に備えて成り、 停電発生後の少なくとも前記所定時間は停電情報を監視
    装置に伝送できるように構成したことを特徴とする情報
    板監視装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、停電補償電源の停電
    補償用にコンデンサを用いることを特徴とした情報板監
    視装置。
JP7747793A 1993-03-12 1993-03-12 情報板監視装置 Expired - Fee Related JP2736846B2 (ja)

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