JP2735959B2 - 天井構造を備えた二重屋根 - Google Patents
天井構造を備えた二重屋根Info
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- JP2735959B2 JP2735959B2 JP3096116A JP9611691A JP2735959B2 JP 2735959 B2 JP2735959 B2 JP 2735959B2 JP 3096116 A JP3096116 A JP 3096116A JP 9611691 A JP9611691 A JP 9611691A JP 2735959 B2 JP2735959 B2 JP 2735959B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、簡易且つ迅速に施工す
ることができ、さらに構造が簡単で比較的低価格にて提
供することができる天井構造を備えた二重屋根に関す
る。
ることができ、さらに構造が簡単で比較的低価格にて提
供することができる天井構造を備えた二重屋根に関す
る。
【0002】
【従来の技術】室内の断熱,保温等に有効な二重屋根が
多く使用されている。従来の二重屋根においては、下層
屋根と上層屋根とが同一タイプのもので施工することが
多く、例えば上層屋根が折板タイプの屋根であるなら
ば、下層屋根も略同様の折板タイプのものとなることが
多かった。
多く使用されている。従来の二重屋根においては、下層
屋根と上層屋根とが同一タイプのもので施工することが
多く、例えば上層屋根が折板タイプの屋根であるなら
ば、下層屋根も略同様の折板タイプのものとなることが
多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上層屋根が
折板タイプの屋根である場合には、下層屋根も折板タイ
プの屋根とすると、その施工が面倒であるのみならず、
高価なものとなる等の不都合な点があった。
折板タイプの屋根である場合には、下層屋根も折板タイ
プの屋根とすると、その施工が面倒であるのみならず、
高価なものとなる等の不都合な点があった。
【0004】さらに、二重屋根は下層の屋根において
は、上層の屋根に保護される状態となることから、実際
には、上層屋根が必要とする程の耐久性は必要ないもの
であり、従来の二重屋根では下層屋根が必要以上の強度
を有しており、このような点においても高価なものとな
る原因があった。
は、上層の屋根に保護される状態となることから、実際
には、上層屋根が必要とする程の耐久性は必要ないもの
であり、従来の二重屋根では下層屋根が必要以上の強度
を有しており、このような点においても高価なものとな
る原因があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は、上記
課題を解決するために鋭意,研究を重ねた結果、本発明
を、平板状主板と僅かな高さの結合部とを連続させた平
坦状下層屋根を母屋上に葺成し、該母屋箇所で前記平坦
状下層屋根上に固着した複数の受金具上に、底部と山形
部とが交互に連続する上層折板屋根を,前記平坦状下層
屋根との間に空隙部を形成して葺成し、前記母屋を支持
する隣接する梁材の対向するフランジ間に断面ハット形
の天井板取付支持材を設け、隣接する天井板取付支持材
と隣接するフランジとの間には天井板の四辺が載置さ
れ、且つ前記天井板取付支持材箇所の天井板押え具にて
天井板が押圧固定され、該天井板と前記平坦状下層屋根
との間にも空隙部が形成されてなる天井構造を備えた二
重屋根としたことにより、簡易且つ迅速に施工すること
ができ、さらに構造が簡単で比較的低価格にて提供する
ことができ、前記の課題を解決したものである。
課題を解決するために鋭意,研究を重ねた結果、本発明
を、平板状主板と僅かな高さの結合部とを連続させた平
坦状下層屋根を母屋上に葺成し、該母屋箇所で前記平坦
状下層屋根上に固着した複数の受金具上に、底部と山形
部とが交互に連続する上層折板屋根を,前記平坦状下層
屋根との間に空隙部を形成して葺成し、前記母屋を支持
する隣接する梁材の対向するフランジ間に断面ハット形
の天井板取付支持材を設け、隣接する天井板取付支持材
と隣接するフランジとの間には天井板の四辺が載置さ
れ、且つ前記天井板取付支持材箇所の天井板押え具にて
天井板が押圧固定され、該天井板と前記平坦状下層屋根
との間にも空隙部が形成されてなる天井構造を備えた二
重屋根としたことにより、簡易且つ迅速に施工すること
ができ、さらに構造が簡単で比較的低価格にて提供する
ことができ、前記の課題を解決したものである。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図11に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0007】符号Aは平坦状下層屋根であって、平坦状
に形成されており、複数の平坦状下層屋根板A1,
A1,…より構成されている。具体的には、平坦状主板
1と僅かな高さの結合部とを連続させて平坦状に形成さ
れている。
に形成されており、複数の平坦状下層屋根板A1,
A1,…より構成されている。具体的には、平坦状主板
1と僅かな高さの結合部とを連続させて平坦状に形成さ
れている。
【0008】その下層屋根板A1は、平坦状主板1の幅
方向一側端に垂直状被係止部2が、他端には垂直状係止
部3が各々形成されており、複数の下層屋根板A1,A
1,…を配置し、その垂直状被係止部2に垂直状係止部
3が重合して係止され、これが僅かの高さの結合部とし
て形成され、平坦状下層屋根Aが施工されている。
方向一側端に垂直状被係止部2が、他端には垂直状係止
部3が各々形成されており、複数の下層屋根板A1,A
1,…を配置し、その垂直状被係止部2に垂直状係止部
3が重合して係止され、これが僅かの高さの結合部とし
て形成され、平坦状下層屋根Aが施工されている。
【0009】符号Bは上層折板屋根であって、各種の折
板タイプのものであり、何れも山形部4と底部5とが幅
方向に交互に形成されている。
板タイプのものであり、何れも山形部4と底部5とが幅
方向に交互に形成されている。
【0010】その第1実施例としては、図1,図2,図
5等に示すように、嵌合タイプのものであり、折板の両
端部に被嵌合部4a,4aが形成された屋根板B1とキ
ャップ材B2にて構成され、隣接する屋根板B1,B1
の被嵌合部4a,4aにキャップ材B2が被嵌されて、
嵌合タイプの上層折板屋根Bが葺成施工されている。
5等に示すように、嵌合タイプのものであり、折板の両
端部に被嵌合部4a,4aが形成された屋根板B1とキ
ャップ材B2にて構成され、隣接する屋根板B1,B1
の被嵌合部4a,4aにキャップ材B2が被嵌されて、
嵌合タイプの上層折板屋根Bが葺成施工されている。
【0011】上層折板屋根Bの第2実施例としては、馳
締タイプのものであり、図3に示すように、屋根板B1
の山形部4箇所に相当する上片の一端に下馳部4bが、
その上片の他端に上馳部4cがそれぞれ形成され、隣接
する屋根板B1,B1の下馳部4bに上馳部4cが馳締
されて馳締タイプの上層折板屋根Bが葺成施工されてい
る。
締タイプのものであり、図3に示すように、屋根板B1
の山形部4箇所に相当する上片の一端に下馳部4bが、
その上片の他端に上馳部4cがそれぞれ形成され、隣接
する屋根板B1,B1の下馳部4bに上馳部4cが馳締
されて馳締タイプの上層折板屋根Bが葺成施工されてい
る。
【0012】該馳締タイプの上層折板屋根Bの場合に
は、馳締用吊子6が受金具7に載置固着され、該馳締用
吊子6の舌片と隣接する屋根板B1,B1の下馳部4b
と上馳部4cとが馳締されている。
は、馳締用吊子6が受金具7に載置固着され、該馳締用
吊子6の舌片と隣接する屋根板B1,B1の下馳部4b
と上馳部4cとが馳締されている。
【0013】また、上層折板屋根Bの第3実施例として
は、図4に示すように、重合タイプのものであり、隣接
する屋根板B1,B1の山形部4,4同士が重合固着さ
れ、重合タイプの上層折板屋根Bが葺成施工されてい
る。
は、図4に示すように、重合タイプのものであり、隣接
する屋根板B1,B1の山形部4,4同士が重合固着さ
れ、重合タイプの上層折板屋根Bが葺成施工されてい
る。
【0014】上層折板屋根Bは、隣接する山部間に補強
杆8が設けられることもある。
杆8が設けられることもある。
【0015】前記平坦状下層屋根Aと前記上層折板屋根
Bとの間には適宜の間隔(高さ)の空隙部が形成され、
該空隙部にはグラスウール等の断熱材9が内装されるこ
ともある。
Bとの間には適宜の間隔(高さ)の空隙部が形成され、
該空隙部にはグラスウール等の断熱材9が内装されるこ
ともある。
【0016】平坦状下層屋根Aの下方には母屋10,1
0,…が配置され、該母屋10,10,…は、これと直
交する複数の梁材11,11,…にて支持されている。
0,…が配置され、該母屋10,10,…は、これと直
交する複数の梁材11,11,…にて支持されている。
【0017】該梁材11,11,…は、H形鋼が使用さ
れ、ウェッブ11bの上下端にフランジ11a,11a
が形成されたものである。該フランジ11aは、その梁
材11を構成する鋼材の水平方向を向いた突条のことで
もある。
れ、ウェッブ11bの上下端にフランジ11a,11a
が形成されたものである。該フランジ11aは、その梁
材11を構成する鋼材の水平方向を向いた突条のことで
もある。
【0018】何れにしても、梁材11には、断面におい
て両側外方にフランジ11a,11aが形成されてい
る。
て両側外方にフランジ11a,11aが形成されてい
る。
【0019】符号Cは天井板取付支持材であって、断面
略ハット形状をなしており、具体的には、その天井板取
付支持材Cの断面において、門形状部12の両下端外方
に略水平状の支持片13,13が形成されている。その
門形状部12は、台形状に形成されたり、或いは縦長の
長方形状に形成される実施例も存在する。
略ハット形状をなしており、具体的には、その天井板取
付支持材Cの断面において、門形状部12の両下端外方
に略水平状の支持片13,13が形成されている。その
門形状部12は、台形状に形成されたり、或いは縦長の
長方形状に形成される実施例も存在する。
【0020】その天井板取付支持材Cは、図6に示すよ
うに、長手方向に長尺に形成され(隣接する梁材11,
11間の寸法に略等しい)、その長手方向両端箇所の門
形状部12の両側面部12a,12aには、被固定用孔
14,14,…が所定間隔に配置されている。
うに、長手方向に長尺に形成され(隣接する梁材11,
11間の寸法に略等しい)、その長手方向両端箇所の門
形状部12の両側面部12a,12aには、被固定用孔
14,14,…が所定間隔に配置されている。
【0021】また、門形状部12の頂面部12bには、
図7,図8等に示すように、被固定用孔14,14,…
の位置と同等位置となるように、位置確認部15,1
5,…が形成されている。該位置確認部15,15,…
は、円形窪み状であったり、表面より半球状の突出状に
形成されたり、或いは単にペイント等にてマークされた
ものであっても良い。
図7,図8等に示すように、被固定用孔14,14,…
の位置と同等位置となるように、位置確認部15,1
5,…が形成されている。該位置確認部15,15,…
は、円形窪み状であったり、表面より半球状の突出状に
形成されたり、或いは単にペイント等にてマークされた
ものであっても良い。
【0022】符号Dは固定具であって、断面偏平コ字状
に形成された帯板が適宜に屈曲されて外形が略S状をな
しているものである。
に形成された帯板が適宜に屈曲されて外形が略S状をな
しているものである。
【0023】具体的には、連結部16と、外形が略コ字
状の固定部17とから構成されており、固定部17には
締付ボルト18が設けられている。
状の固定部17とから構成されており、固定部17には
締付ボルト18が設けられている。
【0024】そのコ字状の固定部17を、前記梁材11
のフランジ11aに挟みつつ、締付ボルト18を締め付
けてフランジ11aを挟持固着するものである(図7,
図8等参照)。
のフランジ11aに挟みつつ、締付ボルト18を締め付
けてフランジ11aを挟持固着するものである(図7,
図8等参照)。
【0025】さらに、フランジ部11aに固着した固定
具Dの固定部17は、フランジ部11a上面より立ち上
がった状態となっており、その固定部17には前記天井
板取付支持材Cの門形状部12が、図8,図9に示すよ
うに、その固定部17を覆うようにして載置される。
具Dの固定部17は、フランジ部11a上面より立ち上
がった状態となっており、その固定部17には前記天井
板取付支持材Cの門形状部12が、図8,図9に示すよ
うに、その固定部17を覆うようにして載置される。
【0026】その天井板取付支持材Cと固定具Dとの固
定は、図9に示すような、固定ピン19が使用されるも
のである。
定は、図9に示すような、固定ピン19が使用されるも
のである。
【0027】その固定ピン19は、細径なる鋼棒が適宜
に屈曲され、弾性を有する挟持嵌合片19a,19aが
左右対称に形成されたものである。
に屈曲され、弾性を有する挟持嵌合片19a,19aが
左右対称に形成されたものである。
【0028】その挟持嵌合片19a,19aが被固定用
孔14,14,…内に挿入し、その被固定用孔14,1
4,…より挿入した挟持嵌合片19a,19aが固定部
17に嵌合して、梁材11に天井板取付支持材Cが固着
されるものである。
孔14,14,…内に挿入し、その被固定用孔14,1
4,…より挿入した挟持嵌合片19a,19aが固定部
17に嵌合して、梁材11に天井板取付支持材Cが固着
されるものである。
【0029】天井板取付支持材Cは、上記の施工にて隣
接する梁材11,11間に直交する状態で所定間隔に配
置される。
接する梁材11,11間に直交する状態で所定間隔に配
置される。
【0030】その隣接する天井板取付支持材C,C間に
天井板20,20,…が配置され、天井が施工されるも
のである。
天井板20,20,…が配置され、天井が施工されるも
のである。
【0031】天井板取付支持材C,C間に載置された天
井板20,20,…は、天井板押え具21によって天井
板取付支持材Cに固定されるものであって、天井板取付
支持材C,C間に配置された天井板20,20,…を上
方より固定するものである。
井板20,20,…は、天井板押え具21によって天井
板取付支持材Cに固定されるものであって、天井板取付
支持材C,C間に配置された天井板20,20,…を上
方より固定するものである。
【0032】天井板押え具21は、図8,図10,図1
1に示すように、偏平門形部21aの両側に押え片21
b,21bが形成され、押え片21b,21bの偏平門
形部21a箇所付近には貫通孔21c,21cが形成さ
れている。
1に示すように、偏平門形部21aの両側に押え片21
b,21bが形成され、押え片21b,21bの偏平門
形部21a箇所付近には貫通孔21c,21cが形成さ
れている。
【0033】その天井板押え具21の偏平門形部21a
が天井板取付支持材Cの門形状部12上に配置され、固
定ピン19の挟持嵌合片19a,19aが、貫通孔21
c,21cを貫通して、天井板取付支持材Cの被固定用
孔14,14,…箇所に嵌合し、天井板押え具21を天
井板取付支持材Cに固着するものである。
が天井板取付支持材Cの門形状部12上に配置され、固
定ピン19の挟持嵌合片19a,19aが、貫通孔21
c,21cを貫通して、天井板取付支持材Cの被固定用
孔14,14,…箇所に嵌合し、天井板押え具21を天
井板取付支持材Cに固着するものである。
【0034】上記のような構成にて天井板取付支持材C
の水平状の支持片13と天井板押え具21の押え片21
b,21bとの間に天井板20の幅方向両端部が挟持さ
れるものである。
の水平状の支持片13と天井板押え具21の押え片21
b,21bとの間に天井板20の幅方向両端部が挟持さ
れるものである。
【0035】天井板押え具21の偏平門形部21aの頂
面上には、窪み状又は突起状の位置確認部15,15,
…に対応するように、合わせ確認部21dが形成されて
いたり、或いは貫通孔21c等が穿孔され、門形状部1
2頂面箇所にペイントにて描かれた位置確認部15が見
えるようにすることもある。また、多数併設された天井
板20,20,…と前記平坦状下層屋根Aとの間にも適
宜の間隔(高さ)の空隙部が形成されている。
面上には、窪み状又は突起状の位置確認部15,15,
…に対応するように、合わせ確認部21dが形成されて
いたり、或いは貫通孔21c等が穿孔され、門形状部1
2頂面箇所にペイントにて描かれた位置確認部15が見
えるようにすることもある。また、多数併設された天井
板20,20,…と前記平坦状下層屋根Aとの間にも適
宜の間隔(高さ)の空隙部が形成されている。
【0036】
【発明の効果】請求項1の発明においては、平板状主板
1と僅かな高さの結合部とを連続させた平坦状下層屋根
Aを母屋10上に葺成し、該母屋10箇所で前記平坦状
下層屋根A上に固着した複数の受金具7上に、底部5と
山形部4とが交互に連続する上層折板屋根Bを,前記平
坦状下層屋根Aとの間に空隙部を形成して葺成し、前記
母屋10を支持する隣接する梁材11,11の対向する
フランジ11a,11a間に断面ハット形の天井板取付
支持材Cを設け、隣接する天井板取付支持材C,Cと隣
接するフランジ11a,11aとの間には天井板20の
四辺が載置され、且つ前記天井板取付支持材C箇所の天
井板押え具21にて天井板20が押圧固定され、該天井
板20と前記平坦状下層屋根Aとの間にも空隙部が形成
されてなる天井構造を備えた二重屋根としたことによ
り、第1に簡易且つ迅速に二重屋根を施工することがで
きるし、第2に比較的低価格な二重屋根を提供すること
ができるし、第3に平坦状下層屋根Aと上層折板屋根B
との間に断熱材等の充填が容易にできるのみならず、大
量に充填することができ、保温,断熱性能を優れたもの
にすることができる等の種々の効果を奏する。
1と僅かな高さの結合部とを連続させた平坦状下層屋根
Aを母屋10上に葺成し、該母屋10箇所で前記平坦状
下層屋根A上に固着した複数の受金具7上に、底部5と
山形部4とが交互に連続する上層折板屋根Bを,前記平
坦状下層屋根Aとの間に空隙部を形成して葺成し、前記
母屋10を支持する隣接する梁材11,11の対向する
フランジ11a,11a間に断面ハット形の天井板取付
支持材Cを設け、隣接する天井板取付支持材C,Cと隣
接するフランジ11a,11aとの間には天井板20の
四辺が載置され、且つ前記天井板取付支持材C箇所の天
井板押え具21にて天井板20が押圧固定され、該天井
板20と前記平坦状下層屋根Aとの間にも空隙部が形成
されてなる天井構造を備えた二重屋根としたことによ
り、第1に簡易且つ迅速に二重屋根を施工することがで
きるし、第2に比較的低価格な二重屋根を提供すること
ができるし、第3に平坦状下層屋根Aと上層折板屋根B
との間に断熱材等の充填が容易にできるのみならず、大
量に充填することができ、保温,断熱性能を優れたもの
にすることができる等の種々の効果を奏する。
【0037】これらの効果について詳述すると、平坦状
下層屋根Aにおいては平坦状の屋根が使用されている。
平坦状下層屋根Aは、複数の下層屋根板A1,A1,…
より構成され平坦状に形成されるものであって、その施
工は単に僅かな高さの結合部のみを施工するのみでよ
く、平坦状下層屋根Aを折板タイプの屋根とした場合よ
り簡易且つ迅速に施工することができる。
下層屋根Aにおいては平坦状の屋根が使用されている。
平坦状下層屋根Aは、複数の下層屋根板A1,A1,…
より構成され平坦状に形成されるものであって、その施
工は単に僅かな高さの結合部のみを施工するのみでよ
く、平坦状下層屋根Aを折板タイプの屋根とした場合よ
り簡易且つ迅速に施工することができる。
【0038】また平坦状下層屋根Aが平坦状であり、且
つ上層折板屋根Bを山形部4と底部5とが交互に連続す
る折板タイプとしたことで、平坦状下層屋根Aと上層折
板屋根Bとの間に断熱材等を多量に充填することがで
き、断熱性能の優れた二重屋根を提供できる利点があ
る。
つ上層折板屋根Bを山形部4と底部5とが交互に連続す
る折板タイプとしたことで、平坦状下層屋根Aと上層折
板屋根Bとの間に断熱材等を多量に充填することがで
き、断熱性能の優れた二重屋根を提供できる利点があ
る。
【0039】また、天井板敷設構造箇所と,平坦状下層
屋根A,支上層折板屋根Bとで実質的には三重構造とな
り、極めて極めて断熱性能の優れた天井構造を備えた二
重屋根を提供できる。
屋根A,支上層折板屋根Bとで実質的には三重構造とな
り、極めて極めて断熱性能の優れた天井構造を備えた二
重屋根を提供できる。
【0040】また、その天井板20は、天井板押え具2
1にて固定されていることで、地震等の振動に対しても
強固であるし、その天井板20を全体に敷設したこと
で、室内側からは美観の優れた天井構造にできる利点が
ある。
1にて固定されていることで、地震等の振動に対しても
強固であるし、その天井板20を全体に敷設したこと
で、室内側からは美観の優れた天井構造にできる利点が
ある。
【図1】本発明の正面略示図
【図2】本発明の要部正面図
【図3】本発明の別の実施例の要部正面図
【図4】本発明の別の実施例の要部正面図
【図5】本発明の要部斜視図
【図6】本発明の天井構造部分の平面図
【図7】本発明の天井部分の要部側面図
【図8】本発明の天井構造部分の要部斜視図
【図9】本発明の天井構造部分の要部正面図
【図10】本発明の天井板支持部分の拡大断面図
【図11】本発明の天井板支持部分の要部斜視図
A…平坦状下層屋根 B…上層折板屋根 C…天井板取付支持材 1…平坦状主板 4…山形部 5…底部 7…受金具 10…母屋 11…梁材 11a…フランジ 20…天井板 21…天井板押え具
Claims (1)
- 【請求項1】 平板状主板と僅かな高さの結合部とを連
続させた平坦状下層屋根を母屋上に葺成し、該母屋箇所
で前記平坦状下層屋根上に固着した複数の受金具上に、
底部と山形部とが交互に連続する上層折板屋根を,前記
平坦状下層屋根との間に空隙部を形成して葺成し、前記
母屋を支持する隣接する梁材の対向するフランジ間に断
面ハット形の天井板取付支持材を設け、隣接する天井板
取付支持材と隣接するフランジとの間には天井板の四辺
が載置され、且つ前記天井板取付支持材箇所の天井板押
え具にて天井板が押圧固定され、該天井板と前記平坦状
下層屋根との間にも空隙部が形成されてなることを特徴
とする天井構造を備えた二重屋根。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3096116A JP2735959B2 (ja) | 1991-04-03 | 1991-04-03 | 天井構造を備えた二重屋根 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3096116A JP2735959B2 (ja) | 1991-04-03 | 1991-04-03 | 天井構造を備えた二重屋根 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0586692A JPH0586692A (ja) | 1993-04-06 |
JP2735959B2 true JP2735959B2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=14156415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP3096116A Expired - Fee Related JP2735959B2 (ja) | 1991-04-03 | 1991-04-03 | 天井構造を備えた二重屋根 |
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1991
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