JP2735726B2 - 車輌シートの反転支持構造 - Google Patents

車輌シートの反転支持構造

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JP2735726B2 JP4032297A JP3229792A JP2735726B2 JP 2735726 B2 JP2735726 B2 JP 2735726B2 JP 4032297 A JP4032297 A JP 4032297A JP 3229792 A JP3229792 A JP 3229792A JP 2735726 B2 JP2735726 B2 JP 2735726B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばトラクタ・ロー
ダ・バックホー(TLB)に利用される車輌シートの反
転支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従えばTLBにおいては、運転者が座る
シートはトラクタ走行及びローダ作業のための前向き姿
勢と、バックホー作業のための後向き姿勢とに姿勢変更
する必要があり、しかも各姿勢でのクッション効果を有
する必要がある。そのため、従来においては、車体側に
固定の固定台に横軸を介して前後一対の平行リンクの各
一端を枢支し、前後平行リンクの各他端に支持台を連結
し、この支持台に縦軸を介して旋回台を載置し、この旋
回台上にシートを取付け、固定側と平行リンクとの間に
平行リンクの他端を上向きに付勢する付勢手段を設けて
おり、この付勢手段は、横軸に嵌装したねじりバネとサ
スペンション用の圧縮バネとで構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、平
行リンクを前後に反転するためのバネがねじりバネであ
るため、強いバネが使用し難く、サスペンション用のバ
ネが圧縮バネであるため、体重の重い人が座るとシート
の底着きを生じ、また、ねじりバネと圧縮バネの両方を
必要とし、コスト高になっている。
【0004】本発明は、後平行リンクにアームを設け、
このアームと前平行リンク用横軸との間に引張りバネを
張設すると共に、固定側に前平行リンクと当接するダン
パ部材を設けることにより、前記従来技術の問題点を解
決できるようにした車輌シートの反転支持構造を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための具体的手段は、車体1側に固定の固定台14に
横軸22F、22Rを介して前後一対の平行リンク11
F、11Rの各一端を枢支し、前後平行リンク11F、
11Rの各他端に支持台15を連結し、この支持台15
に縦軸19を介して旋回台18を載置し、この旋回台1
8上にシート4を取付け、固定側と平行リンク11との
間に平行リンク11の他端を上向きに付勢する付勢手段
を設けた車輌シートの反転支持構造において、前記付勢
手段を後平行リンク11Rに設けたアーム25と前平行
リンク11F用の横軸22Fとの間に引張りバネ16を
張設し、固定側に前平行リンク11Fと当接して前平行
リンク11Fが固定台14に当接するのを弾力的に阻止
するダンパ部材40を設けて構成していることである。
【0006】
【作用】シート4が前向き姿勢Aであるとき、後横軸2
2Rから下方に突出している後平行リンク11Rのアー
ム25は、前平行リンク11F用の前横軸22Fに係止
された引張りバネ16により前方へ付勢され、平行リン
ク11を上向きに付勢し、サスペンション効果を奏す
る。
【0007】高さ制限手段28を解除すると、前記引張
りバネ16の作用によって、2本の横軸22F、22R
の中心線上にアーム25がくるまで平行リンク11は持
上げられ、平行リンク11F、11Rの反転動作が行な
われ、シート4を縦軸19を中心に旋回した後、シート
4を押下げてフック部材31が係合部材37と係合させ
ること、シート4は後向き姿勢Bとなる。
【0008】前向き姿勢Aにおいて、シート4に引張り
バネ16だけでは受持し難い体重が加わると、前平行リ
ンク11Fはダンパ部材40に当接し、このダンパ部材
40で受持されて固定台14への当接が阻止される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図5は、トラクタ車体1にフロントローダ2及びバ
ックホー3を装着したトラクタ・ローダ・バックホー
(TLB)を示しており、運転者用のシート4はトラク
タの路上走行、フロントローダ作業時に使用する前向き
姿勢Aと、バックホー作業時に使用する後向き姿勢Bと
に姿勢変更可能となっている。
【0010】5は、車体1の後部を形成しているミッシ
ョンケースで、その後側部には後車軸ケース6が取付け
られ、その後上部にはバックホー不使用時に使用される
作業機昇降用の油圧装置7が搭載されている。図1〜4
において、前記シート4は、油圧装置7を覆うフロアシ
ート8上に平行リンク11を有するシート反転支持機構
13を介して取付けられている。14は油圧装置7上に
固定の固定台で、平行リンク11は前後一対あって各一
端が前後横軸22を介して枢支連結され、前後平行リン
ク11F、11Rの各他端には支持台15が連結され、
後平行リンク11Rと固定台14とはその間に設けられ
た引張りバネ16によって起立方向に付勢されている。
【0011】前記前後平行リンク11F、11Rはそれ
ぞれ左右2本で形成され、後平行リンク11Rは下方に
突出したアーム25を有し、このアーム25と前横軸2
2Fとの間に前記引張りバネ16が張設されている。1
8は旋回台で、中央に縦軸19が固着され、この縦軸1
9が支持台15に回動自在に支持され、旋回台18は支
持台15上に回動自在に載置されている。
【0012】旋回台18上には左右1対のガイドレール
20が固定され、この左右ガイドレール20に摺動板2
1が前後摺動固定自在に設けられ、この摺動板21の前
部に枢軸24を介してシート4の前部が枢結され、摺動
板21の後部にシート4の後部を受持するクッション2
3が設けられている。前記支持台15と旋回台18との
間には、180°旋回した位置で位置決めする位置決め
手段26と、ロック手段27とが設けられている。
【0013】また、支持台15及び旋回台18と平行リ
ンク11との間には高さ制限手段28が設けられてい
る。この高さ制限手段28は、支持台15の後部の左右
1対の枢支部29に支軸30を介して左右1対のフック
部材31の中途部が枢支され、左右フック部材31の上
部に連結軸32を介して操作ロッド33が連結され、操
作ロッド33の先端に操作部材34が設けられている。
【0014】左右フック部材31は互いに連結され高強
度になっており、その下部は前後平行リンク11F、1
1Rに設けた係合部材36、37と択一的に係合可能で
あり、操作ロッド33に設けたスプリング38はフック
部材31を係合部材36、37に係合する方向に付勢し
ている。図1実線状態でフック部材31は係合部材36
に係合しており、引張りバネ16によって立上り方向に
付勢されている前後平行リンク11F、11Rの立上り
を制限しており、この状態から操作部材34及び操作ロ
ッド33を介してフック部材31を回動し、係合部材3
6から離脱させると平行リンク11F、11Rは立上
る。
【0015】次に、シート4を縦軸19廻りに180°
回転して、平行リンク11F、11Rを後側に傾倒させ
た後、操作部材34をスプリング38の作用によって元
位置に戻すと、フック部材31は係合部材37に係合
し、後向き姿勢Bでの平行リンク11の上方揺動を規制
する。平行リンク11を前側から後側に傾倒させると
き、アーム25は前後横軸22F、22Rの中心線上を
通り、そのとき引張りバネ16は中立状態となる。
【0016】40は前向き姿勢Aのときにシート4を支
えるダンパ部材で、油圧装置7の上面にボルト固定され
た板バネ製の取付板41の前部にダンパゴム42を取付
けており、ダンパゴム42はフロアシート8を貫通して
上方へ突出していて、前平行リンク11Fを受持する。
このダンパ部材40はダンパゴム42をフロアシート8
の上面に固定して構成しても良い。
【0017】前記ダンパ部材40は、シート4の底着き
を防止するものである。即ち、運転者が特に重い場合、
引張りバネ16だけでは支持し難くなり、前平行リンク
11Fが固定台14(又はフロアシート8)に当接し
て、トラクタ運転中に騒音を発する。ダンパ部材40は
これを取付板41及びダンパゴム42で前平行リンク1
1Fを弾力的に受持することにより防止する。
【0018】また、後向き姿勢Bのときにシート4を支
えるストッパ43は、固定台14の後上部に設けた板材
で構成され、この板材に後平行リンク12が当接するよ
うになっている。
【0019】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、付勢手段
を後平行リンク11Rに設けたアーム25と前平行リン
ク11F用の横軸22Fとの間に引張りバネ16を張設
し、固定側に前平行リンク11Fと当接して前平行リン
ク11Fが固定台14に当接するのを弾力的に阻止する
ダンパ部材40を設けて構成しているので、引張りバネ
16だけでシートサスペンション効果を出すと共に前後
反転時の前後平行リンク11F、11Rの持上げを行な
うことができ、しかも体重が重い運転者が座ってもダン
パ部材40で前平行リンク11Fの底着きを阻止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す一部断面側面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同要部の断面図である。
【図4】同分解斜視図である。
【図5】本発明を適用できるTLBの側面図である。
【符号の説明】
1 トラクタ車体 4 シート 11F 前平行リンク 11R 後平行リンク 13 シート反転支持機構 14 固定台 15 支持台 16 引張りバネ 18 旋回台 19 縦軸 22F 前横軸 22R 後横軸 25 アーム 28 高さ制限手段 40 ダンパ部材 43 ストッパ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体(1)側に固定の固定台(14)に
    横軸(22F)(22R)を介して前後一対の平行リン
    ク(11F)(11R)の各一端を枢支し、前後平行リ
    ンク(11F)(11R)の各他端に支持台(15)を
    連結し、この支持台(15)に縦軸(19)を介して旋
    回台(18)を載置し、この旋回台(18)上にシート
    (4)を取付け、固定側と平行リンク(11)との間に
    平行リンク(11)の他端を上向きに付勢する付勢手段
    を設けた車輌シートの反転支持構造において、 前記付勢手段を後平行リンク(11R)に設けたアーム
    (25)と前平行リンク(11F)用の横軸(22F)
    との間に引張りバネ(16)を張設し、固定側に前平行
    リンク(11F)と当接して前平行リンク(11F)が
    固定台(14)に当接するのを弾力的に阻止するダンパ
    部材(40)を設けて構成していることを特徴とする車
    輌シートの反転支持構造。
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