JP2734867B2 - 成形性と表面性状に優れた薄鋼板の製造方法 - Google Patents
成形性と表面性状に優れた薄鋼板の製造方法Info
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Description
レス成形性が要求される用途に対し、好適な薄鋼板など
の製造方法に関するものである。
ドベースの薄鋼板を製造するための方策として、従来、
A3変態点以下に冷却された鋳片を再加熱し、熱間圧延す
るといったプロセスを前提として、化学成分および製造
条件の最適化が多く開示されている。然しながら、これ
らの方法はエネルギー的な無駄が多い。これに対して省
エネルギー、省プロセスの観点から、連続鋳造鋳片をA3
変態点以下に冷却することなく、直送圧延する方法とし
て特開昭58─100629などが開示されている。然
しながら、直送圧延材においては熱間圧延時に表面割れ
が生じやすく、歩留りが低下するのみならず最終製品の
表面性状を劣化させるという問題がある。
平2─37950、特公平2─18936の如く表面の
みを内部より意図的に冷却し、表面割れ感受性を低減さ
せるといった方法が開示されている。しかし、これらは
あくまでも表面割れ対策のみに焦点が当てられており、
積極的に材質を向上させようとするものではない。
法を材質の向上手段として応用するものとして特開昭6
1─67549、特公昭56─21330が開示されて
いる。しかし、これらの方法は箱焼鈍を前提とし、AlN
の析出制御に着目した低炭素Alキルド鋼に関するもの
で、前者はプレス成形時の肌荒れおよび壁割れ防止を目
的として、最終冷延鋼板の表層部を細粒化するために、
連続鋳造の2次冷却帯において表面温度を600〜90
0℃に5〜15分間保持し、AlN を析出させる必要があ
り、逆にその再固溶を避けるために鋳造機出口までは鋳
片表面温度が950℃を超えないように制御することが
必須の条件とされている。
は、直送圧延のエネルギーロスを最少にするといった技
術的思想と相反するものであり、本発明のように100
0℃以上に復熱させるものとは本質的に考え方が異な
り、実施例も全て加熱処理が前提となっている。また、
表面温度の制御だけでは、材質的に表層部と中芯部をど
のような割合でそれぞれの特性を向上させてば総合的な
特性向上が達成できるのか全く不明である。
つ表面と中心が同じであることを必要条件としており、
必ずしも復熱法を用いる必要はなく、本発明のように表
層と内部とを別々に制御しようといったものとは全く異
なっている。
鋳造鋳片をA3変態点以下に冷却し、再加熱後圧延する方
法は省エネルギー、省プロセスの点で問題があり、直送
圧延する方法は表面割れの問題がある。この両者の欠点
を改善する方法として、連続鋳造鋳片の表面のみを強制
冷却し、鋳片のもつ顕熱を利用して復熱させる方法があ
るが、従来技術においては材質向上の観点からこの方法
を積極的かつ汎用的に利用するには至っていない。
従来技術における課題を総合的に解決するために検討を
かさねた結果、単なる省エネルギー、省プロセスのみな
らず、組成と連続鋳造鋳片の表層および内部の温度を別
々に定量的に制御することにより、特性として、表面性
状と伸びフランジ性を積極的に向上させた低炭素Alキル
ド鋼ベースの薄鋼板などを得ることができることを見い
だし、本発明に至ったものである。また、本発明によれ
ば、生産性の点で圧倒的な優位性を誇る連続焼鈍用鋼板
にも適用が可能であって、以下の如くである。
N:0.0005〜0.0050%、 S:0.001〜0.02%、 Mn:0.03〜0.80
%、 Si:0.8%以下、 P:0.1%以下、 sol.Al:0.01〜0.08% を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物よりなる鋼を
連続鋳造後、鋳片全体を室温まで冷却することなく、表
層部のみをA3変態点以下に強制冷却し、鋳片内部の顕熱
を利用し、表面を再び1000℃以上 10590 /( 4.092
−log [%Mn ][%Si ]) −173 ℃以下に復熱させ、直
接あるいは短時間の加熱・保熱により直送熱間圧延する
に当たり、A3変態点以下に強制冷却される表層部が片側
あたり4mm以上かつ全厚の18 %以下であることを特徴
とする成形性と表面性状に優れた薄鋼板の製造方法。
N:0.0005〜0.0050%、 S:0.001〜0.02%、 Mn:0.03〜0.80
%、 Si:0.8%以下、 P:0.1%以下、 sol.Al:0.01〜0.08% を含有すると共に、 Nb:0.005〜0.05%、 Ti:0.005〜0.0
5%、 Cr:0.02〜0.08%、 B:0.0005〜0.
0030%、 Cu:0.01〜0.4%、 Ni:0.01〜0.4% の何れか1種または2種以上を含有し、残部がFeおよび
不可避的不純物よりなる鋼を連続鋳造後、鋳片全体を室
温まで冷却することなく、表層部のみをA3変態点以下に
強制冷却し、鋳片内部の顕熱を利用し、表面を再び10
00℃以上 10590/( 4.092 −log [%Mn ][%Si ])
−173 ℃以下に復熱させ、直接あるいは短時間の加熱・
保熱により直送熱間圧延するに当たり、A3変態点以下に
強制冷却される表層部が片側あたり4mm以上かつ全厚の
18%以下であることを特徴とする成形性と表面性状に
優れた薄鋼板の製造方法。
表層のみを強制冷却し、復熱により再加熱することなく
オーステナイト→フェライト、フェライト→オーステナ
イト変態を繰り返し、旧オーステナイト粒界のFe−S系
化合物に起因する熱間圧延割れを防止する。また、内部
においては、通常の直送圧延と同じく、冷却−再加熱プ
ロセスを経ずに熱間圧延されるために、MnS が微細分散
する。このようなMnS は炭窒化物とは異なり、光学顕微
鏡で観察できる程度の寸法であるために、粗大であれば
あるほど割れの起点として伸びフランジ性を低下させる
ため、本発明による方法においては省エネルギ、省プロ
セス達成のみならず表面性状および成形性、特に伸びフ
ランジ性が深絞り性の低下を伴わずに大幅に向上する。
すると以下の如くである。 C:0.01〜0.08%。 Cは、0.01%より低いと脱炭のためにコストの上昇を
招き、0.08%より多いと深絞り性のみならず伸びフラ
ンジ性が劣化するので、その添加量を0.01〜0.08%
とした。
効性の促進を招くのでAl、Tiなどにより固定する必要が
ある。このNが0.005%より多いと、固定のために添
加するAlなどの窒化物生成元素を多量に添加する必要が
生じ、窒化物も粗大となるために伸びフランジ性が低下
する。しかし、Nが0.0005%より少ないと、微細Al
N の異常粒成長抑制効果が失われのるで、添加量として
は0.0005〜0.005%とする。
び伸びフランジ性低下の原因となるので、上限を0.02
%とする。しかし、少なすぎるとスケールの剥離性が悪
くなると同時に、低硫化のためにCa処理などの製鋼段階
での特殊処理が必要となり、経済性を損ねる原因とな
る。したがって、0.001〜0.02%とすべきである。
って、本発明のS量に応じて添加する必要があり、少な
くとも0.03%は添加しなければならない。しかしなが
ら、多量の添加は、深絞り性および伸びフランジ性など
の成形性を劣化させるので、上限を0.8%とする。
する元素であるが、多量の添加は顕著な成形性の劣化を
招くので、上限を0.8%とする。
上昇に寄与する元素であるが、多量の添加は2次加工脆
化を招くので、上限を0.1%とする。
られるが、0.01%未満ではその効果がなく、逆に0.0
8%超えると深絞り性、伸びフランジ性を劣化させ、同
時に経済性も損ねる原因となるので、添加量は0.01〜
0.08%とする。
るが、必要に応じて以下の元素を1種または2種以上添
加しても良い。即ち、Nb、Ti、Bは、Nを窒化物として
固定し、熱間圧延後のフェライト組織を微細化して、深
絞り性および伸びフランジ性を向上させる効果を有す
る。しかし、それぞれ、0.005、0.005、0.000
5%未満だとその効果が小さく、逆に0.05、0.05、
0.0030%を超えるとその効果が飽和するだけではな
く、窒化物が粗大となり、伸びフランジ性が劣化する。
したがって、添加量はNb、Ti、Bそれぞれ0.005〜0.
05%、0.005〜0.05%、0.0005〜0.003
0%とする。
果があるので必要に応じて添加してもよい。ただし、0.
02%未満ではその効果が得られず、0.08%を超えて
添加してもその効果が飽和するので、添加量は0.02〜
0.08%とする。
%。 Cu、Niは、耐食性を向上させる作用を有するが、それぞ
れ0.01%未満ではその効果がなく、一方、0.4%を超
えると硬質化し、伸びフランジ性を低下させるので、添
加量は0.01〜0.4%とする。
鋳造鋳片の熱間圧延に関しては、室温まで冷却すること
なく、鋳片の保有熱を利用して直送圧延する。この直送
圧延により、省エネルギーはもちろんのこと、工程の短
縮・能率の向上が達成できる。しかも、材質的にも深絞
り性のみならず伸びフランジ性向上という大きなメリッ
トが得られる。つまり、通常の冷塊になった鋳片を再加
熱する方法では、鋳片の冷却中に伸びフランジ性に悪影
響を及ぼすMnS が粗大に析出・成長し、再加熱により、
これを全て再固溶させることは困難である。これに対し
直送圧延法では、再加熱に比較して鋳片の状態で100
0℃以上に曝される時間も極めて短く、それ以下の温度
においても直送圧延材では圧延により板厚が減少してい
くために、鋳片に比較し冷却速度が大となる。したがっ
て、MnS が生成しにくいことになり、微細に分散し、伸
びフランジ性に悪影響を及ぼさなくなる。
却されることなく、熱間圧延される通常の直送圧延にお
いては、粗大なオーステナイト粒界に析出する低融点Fe
S あるいはFe rich(Fe、Mn)Sが熱間圧延時の粒界割れ
の原因となり、熱間圧延ままのみならず、冷間圧延およ
びめっき処理後の表面性状を劣化させる。したがって、
表面と内質特性の同時向上は従来の技術では決して成り
立たないというのが現状であるが、本発明においては、
表層部のみをA3変態点以下にまで強制的に冷却し、鋳片
内部の顕熱により再び表面を1000℃以上 10590 /(
4.092 −log [%Mn ][%Si ]) −173 ℃以下に復熱さ
せる。なお、1000℃以上の復熱が可能ならばさらに
A1変態点以下に冷却してもかまわない。ただし、表面が
1000℃以上に復熱しないと、熱間圧延仕上がり温度
が低下し、深絞り性および伸びフランジ性が低下するこ
とになる。
り、表層組織が高冷却速度とオーステナイト→フェライ
トおよびフェライト→オーステナイト変態の繰り返しに
より、微細なものとなるだけでなく、旧オーステナイト
粒界の(Fe, Mn)S系介在物の析出位置が熱間圧延時の粒
界とは異なってくるために、粒界強度が格段に高まり、
各段階での薄鋼板製品の表面性状が向上する。このよう
な強制冷却段階で析出した低融点Fe−S系化合物は復熱
段階でMnS となるわけであるが、冷却段階で核生成して
いるために中芯部に比較して、粗大化が進む。これは、
熱間脆性の抑制の点からは望ましいが、伸びフランジ性
に悪影響を及ぼすようになる。従って、図2に示すよう
に、表面性状の観点からはA3変態点以下に強制冷却され
る表層部が表面から4mm以上必要であるのに対して、伸
びフランジ性の観点からはA3変態点以下に冷却されない
表層部が片側あたり全厚の18%以下でないと、表層部
の粗大MnS の悪影響が無視できなくなる。従って、A3変
態点以下に強制冷却される表層部は片側あたり4mm以上
かつ全厚18%以下とする。
プロットしたものであり、図1に関しては図中に記した
鋼の内、冷延鋼板でないものと復熱温度が1000℃に
満たない直送圧延は除外した。また、図2に関しては、
復熱温度が本発明の請求範囲外である直送圧延材は除外
した。ここで、溶解度積;log [%Mn ][%Si ]=−1
0590/T(K)+4.092から、復熱温度が平衡論
的に近似的に 10590 /( 4.092 −log [%Mn ][%Si
]) −273℃を超えると、MnS が再固溶し熱間圧延
中に動的析出することになり、熱延鋼板の表面割れが顕
在化し、復熱法の効果が失われることになる。しかし、
実際には非平衡的に上記現象が進行するため、100℃
程度臨界温度が上昇するという図3に示す実験事実か
ら、復熱温度は100℃以上 10590 /( 4.092 −log
[%Mn ][%Si ]) −173 ℃以下とする。なお、図3の
データは実施例の鋼1〜6、17のデータをプロットした
ものである。この強制冷却および復熱温度ならびに表層
部深さの限定は本発明の骨子をなすものである。
してもかまわないし、スケジュール調整およびエッジ部
の温度低下補償などの理由により、鋳片表面が 10590 /
( 4.092 −log [%Mn ][%Si ]) −173 ℃を超えない
範囲で短時間の全体または局部の加熱・保熱をしてもか
まわない。なお、加熱時間については特に規定しない
が、MnS の粗大化または再固溶を抑制するためには15
min 以内が望ましい。従って、本発明においては、連続
鋳造するに当たり、連続鋳造鋳片の表層部のみをA3変態
点以下に強制冷却し、鋳片内部の顕熱を利用し、表面を
再び1000℃以上 10590 /( 4.092 −log [%Mn ]
[%Si ]) −173 ℃以下に復熱させ、直接あるいは短時
間の加熱・保熱により熱間圧延することとする。表面か
らどの程度までA3変態点以下に強制冷却したかについて
は、熱・冷却計算からも把握することができるし、復熱
後の鋳片の断面組織の変化からも確認することができ
る。
特に規定しないが、本発明の効果は熱延鋼板、冷延鋼板
および表面処理鋼板のいずれにおいても得られる。基本
的なプロセスとしては、例えば、熱延鋼板の場合は熱間
圧延−巻取処理により、冷延鋼板の場合はさらにスケー
ル除去−冷間圧延−連続焼鈍またはバッチ焼鈍−調質圧
延により、表面処理鋼板の場合はスケール除去後あるい
は焼鈍後に、調質圧延や一段または多段の溶融または電
気およびその組み合わせによりめっき処理が施されると
いった方法が常法の一例として挙げられる。この他、レ
ベリング、中間焼鈍、研削り、エッジ切断などのプロセ
スが不可されてもなんら問題ない。
し、また復熱直送圧延条件ならびに特性は後述する表2
において示すが、比較鋼の一部については鋳片を室温ま
で冷却し、再加熱したもの(8B, 10C, 16B)、および全
体をA3変態点以下に冷却後の再加熱したいわゆるホット
チャージ材(12C, 14B)、表層部をA3変態点以下に強制
冷却しない通常の直送圧延材(10D, 12D)も含む。熱間
圧延については220および250mm鋳片を910℃仕
上げで2.8mmとし、ランナウト冷却後700℃で巻き取
った。
て得られた後の冷延鋼板はさらに酸化スケール除去後、
冷間圧延により、0.7mmとした後、次の条件で連続焼鈍
を行った。焼鈍温度:780℃、600〜400℃まで
の平均一次冷却速度:100℃/秒、過時効処理:35
0℃・3分。焼鈍後1.0%調質圧延を行う。なお、鋼1
4, 16については熱間圧延の巻取りを560℃とし、連
続焼鈍の代わりに680℃の箱焼鈍を行った。溶融亜鉛
めっき材については、冷間圧延後、780℃焼鈍し、4
60℃まで冷却した段階で片面あたり60g/m2の溶融
亜鉛をめっきし、引き続き500℃で合金化処理を行っ
た。1.0%の調質圧延後、さらに片面あたり3g/m2の
80%Fe−Zn合金の上層電気めっきを施した。有機被覆
鋼板については、調質圧延後、88%Zn−Ni合金電気め
っき30g/m2、クロメート層50mg/m2、樹脂層1μ
m の複合被覆を行った。
てはJIS5号試験片にり引張特性を評価するととも
に、伸びフランジ性については、図2中に示した10φ
打ち抜き穴による穴拡げ率で、表面性状については1m2
当たり5mm以上の疵個数(視野面積50m2)により評価
した。これらの結果は表3,表5に示す如くである。
り評価)、伸びフランジ性および表面性状に優れるのに
対して、強制冷却表層部が浅い鋼3C, 7F, 10E,、通常直
送圧延材の鋼10D, 12D、復熱温度が高すぎる1D, 2C, 3
C, 4C, 5C, 15D, 15E、およびMn、Sがはずれている鋼1
8A, 19Aは表層疵が多く発生している。逆に、強制冷却
表層部が深い鋼1E, 7G, 12F, 12Gおよび室温まで冷却−
再加熱した鋼8B, 10C, 16B、ホットチャージ材の鋼12C,
14Bはフランジ性に劣り、および復熱温度が低い鋼15C,
12Eは深絞り性と伸びフランジ性に劣る。
省エネルギー、省プロセス条件により良好なプレス成形
性、深絞り性、表面性状や伸びフランジ性などを具備し
た鋼板を得しめ、自動車用の如きに好適した製品を提供
し得るものであるから工業的にその効果の大きい発明で
ある。
合と穴拡げ率の関係を示した図表である。
の距離と熱延板表面疵発生率の関係を示した図表であ
る。
〔%Mn 〕〔%Si 〕) −173 ℃に対する実際の復熱温度と
の差と熱延表面疵発生率との関係を示した図表である。
Claims (2)
- 【請求項1】 wt%で、 C:0.01〜0.08%、 N:0.0005〜0.0050%、 S:0.001〜0.0
2%、 Mn:0.03〜0.80%、 Si:0.8%以下、 P:0.1%以下、 sol.Al:0.01〜0.
08% を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物よりなる鋼を
連続鋳造後、鋳片全体を室温まで冷却することなく、表
層部のみをA3変態点以下に強制冷却し、鋳片内部の顕熱
を利用し、表面を再び1000℃以上 10590 /( 4.092
−log [%Mn ][%Si ]) −173 ℃以下に復熱させ、直
接あるいは短時間の加熱・保熱により直送熱間圧延する
に当たり、A3変態点以下に強制冷却される表層部が片側
あたり4mm以上かつ全厚の18 %以下であることを特徴
とする成形性と表面性状に優れた薄鋼板の製造方法。 - 【請求項2】 wt%で、 C:0.01〜0.08%、 N:0.0005〜0.0050%、 S:0.001〜0.0
2%、 Mn:0.03〜0.80%、 Si:0.8%以下、 P:0.1%以下、 sol.Al:0.01〜0.
08% を含有すると共に、 Nb:0.005〜0.05%、 Ti:0.005〜0.0
5%、 Cr:0.02〜0.08%、 B:0.0005〜0.
0030%、 Cu:0.01〜0.4%、 Ni:0.01〜0.4% の何れか1種または2種以上を含有し、残部がFeおよび
不可避的不純物よりなる鋼を連続鋳造後、鋳片全体を室
温まで冷却することなく、表層部のみをA3変態点以下に
強制冷却し、鋳片内部の顕熱を利用し、表面を再び10
00℃以上 10590/( 4.092 −log [%Mn ][%Si ])
−173 ℃以下に復熱させ、直接あるいは短時間の加熱・
保熱により直送熱間圧延するに当たり、A3変態点以下に
強制冷却される表層部が片側あたり4mm以上かつ全厚の
18%以下であることを特徴とする成形性と表面性状に
優れた薄鋼板の製造方法。
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---|---|---|---|
JP6151192A JP2734867B2 (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | 成形性と表面性状に優れた薄鋼板の製造方法 |
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JP6151192A JP2734867B2 (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | 成形性と表面性状に優れた薄鋼板の製造方法 |
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JPH05228505A JPH05228505A (ja) | 1993-09-07 |
JP2734867B2 true JP2734867B2 (ja) | 1998-04-02 |
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