JP2733653B2 - 巻取軸 - Google Patents

巻取軸

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JP2733653B2
JP2733653B2 JP7337933A JP33793395A JP2733653B2 JP 2733653 B2 JP2733653 B2 JP 2733653B2 JP 7337933 A JP7337933 A JP 7337933A JP 33793395 A JP33793395 A JP 33793395A JP 2733653 B2 JP2733653 B2 JP 2733653B2
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次郎 馬場
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/50Auxiliary process performed during handling process
    • B65H2301/51Modifying a characteristic of handled material
    • B65H2301/513Modifying electric properties
    • B65H2301/5133Removing electrostatic charge

Landscapes

  • Winding Of Webs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紙、フイルム、アルミ箔
などのシートの取扱いの分野に属し、該シートを広幅か
ら小幅まで断裁する装置(以下、スリッターマシンとす
る。)における、断裁したシートを巻取る巻取軸に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から提供されている巻取軸は、フリ
クション制御用の空気圧と巻取紙管ホールド用空気圧と
を1つの空気圧供給系統で同時に制御するものであるた
め、大径巻取りをする場合には、巻始めの空気圧設定を
低くする必要があり、そうすると巻取軸と紙管がすべり
巻取り不能となる。そのため、一定のホールド力を維持
するために空気圧設定を高くすると、必要以上の固巻と
なり、均一な巻き固さを保持できない欠点があった。
こでフリクション制御用の空気圧と巻取紙管ホールド
用空気圧とを個別の空気圧供給系統で制御した巻取軸が
提案されているがフリクション制御機構がコストの嵩
むものであったり紙管保持が安定性に欠けるなどの問
題点があった
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記に鑑み、
構造簡単なフリクション制御機構で均一な巻き固さを保
持し、かつ、巻乱れのない安定した巻取りができる巻取
軸を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の巻取軸は、回転
軸の内部に2系統の圧力空気の通気路を配設し一方の
通気路を回転軸に回動自在に外嵌し外面へ出入自在
に突出して紙管の内壁を保持する保持手段に連通し
方の通気路を該保持手段の軸心に直交する側面に出入
して該保持手段を回転軸に係脱自在に係着する係着手段
に連通して成る巻取軸において保持手段が回転軸に回
動自在に外嵌するホルダー内環と該ホルダー内環に外
嵌するダイヤフラムと該ホルダー内環に外嵌し該ダ
イヤフラム上の円周面の均等分割点で貫設した貫通溝を
有するホルダー外環と該貫通溝に嵌着して下面に該貫
通溝の円周方向の幅より広く軸心方向の長さより短い
板バネを一体とし該板バネをダイヤフラムの上面と前
記ホルダー外環の下面に間挿して抜け止めし上面に軸
心方向に沿う多数の突条を配列して成るコマと前記ホ
ルダー内環とホルダー外環の両端面に周設する一対のホ
ルダー側板とから成り係着手段が回転軸に外嵌固定さ
れる固定環と該固定環の軸心方向中央に内径側から掘
設した溝状の連通路と該連通路に連通して円周方向均
等位置で前記固定環の両面から軸心に平行に横設するシ
リンダーと、両面の各シリンダーに内嵌するピストンと
から成る。
【0005】
【作用】保持手段の通気路に案内される空気圧は、ダイ
ヤフラムに所定の膨脹力を付与し、該膨脹力は板バネの
弾発力に抗してコマを押圧上昇させ、該板バネは該コマ
の抜け止めを図るとともに、膨脹力を解消したときにコ
マを降下させ、係着手段はクラッチ作用を成すもので、
連通路に案内される空気圧は制御空気圧として円周方向
に均等等に且つ軸心方向に平行に配設される左右各個の
ピストンを押圧し、それぞれ対面するホルダーの各側面
に必要トルクに見合うピストンとの摩擦力を発現させる
ものであり、回転軸の動力を固定環を介して各ホルダー
の両側面に圧接するピストンによりホルダーに伝達す
る。
【0006】
【実施例】本発明を実施例により説明すると、図1に示
すように、回転軸1には一端部から保持手段Aの通気路
2を所要長さに渡って穿設するとともに、通気路2の所
要位置に外周から連通孔3を貫設し、連通孔3の中心を
軸心方向の中心として回転軸1に縦断面ハット形の内環
4を外嵌し、内環4の前記中心内面には所要幅、所要深
さの凹部5を周設し、凹部5を挟んで左右にOリング6
を内設するとともに、凹部5の均等な四分割点より外周
に向けて連通孔7を貫設し、内環4の左右の外周面には
それぞれ軸受8を外嵌し、両軸受8の外周にはそれぞれ
ホルダー側板9を外嵌し、ホルダー側板9の軸受嵌合部
10の外周にはOリング11を外設するとともに、各外
周を内環4の中央部外周に遊嵌するホルダー内環12の
両端部に内嵌し、ホルダー内環12の軸心方向中心内面
には所要幅、所要深さの凹部13を周設し、外面には両
端部を深めにした所要幅、所要深さの凹部14を周設
し、凹部13における均等な四分割点より外面の凹部1
4に向けて連通孔15を貫設し、凹部14には両端部の
側面と底面に嵌着し、外周面がホルダー内環12の外周
と同一径にして内面には、凹部14の底面間に空室16
を形成するダイヤフラム17を嵌着し、ホルダー内環1
2の外周両端部に外端を僅かに小径とする傾斜面18
(ダイヤフラム17を嵌め易くするためのもの)を配設
するとともに、外周にはホルダー外環19を外嵌し、両
者の嵌着面に側方からセットスクリュー20を螺着して
回り止めし、ホルダー外環19を両側端においてホルダ
ー側板9の各内面にビス止めし、軸心方向中心で円周方
向のホルダー内環12の連通孔15の中心と同位相点に
おいて、外面から内面に向けて軸心方向断面でT字状
に、軸心方向に直交する断面では所要幅である形状の貫
通溝21を貫設し、貫通溝21に貫通溝21と同一形状
のコマ22を遊嵌し、コマ22の頂部には軸心方向に沿
う突条23を多数刻設するとともに、面をホルダー外
環19の外周面と同一周面に配設し、コマ22の下面に
は周面方向の溝幅より広く、軸心方向の下部溝幅より狭
い板バネ24を接合するとともに、板バネ24のはみ出
し分をホルダー外環19の内面とダイヤフラム17の外
面間に収めてコマ22をホルダー外環19に抜け止めし
成る。
【0007】このようにして成る保持手段Aはコマ22
の頂部に渡ってホルダー外環19に紙管25を外嵌し、
回転軸1に圧送される一方の系統の圧力空気は通気路2
より連通孔3を経て内環4の凹部5から連通孔7を通
り、ホルダー内環12の凹部13より各連通孔15を経
て空室16に案内され、ダイヤフラム17を押圧し、ダ
イヤフラム17の膨脹圧は、板バネ24の周方向の両端
をホルダー外環19の内面に係着した状態で、板バネ2
4と共にコマ22を外方へ押圧し、多数の突条23が紙
管25の内面に圧着されるから、紙管25は回転軸1の
軸心に平行にホルダー外環19を介して左右のホルダー
側板9に所定の保持力で保持される。
【0008】一方、保持手段Aに臨接される係着手段B
は、外径をホルダー外環19の外径と同径とし、幅寸法
が回転軸1に外嵌する内径近傍を保持手段Aにおける軸
受8の内輪に当接する所要幅にして、近傍より外周に向
けては幅寸法を僅かに狭くして成る固定環26におい
て、軸心方向の中心には内径より所要幅、所要径の
の空室から成る連通路27を配設し、連通路27を挟ん
で内周にはOリング28を内設し、左右の側面からは保
持手段Aのホルダー側板9の側面に対向する位置に、連
通路27に連通してそれぞれ均等に8個のシリンダー2
9を横設し、各シリンダー29にはシール30を内設し
たピストン31を内嵌して成り、保持手段Aに臨接状態
で連通路27を回転軸1の他端部から所要長さに渡って
穿設した通気路32に所要位置で外周に連通する連通孔
33に連通し、図2に示すように、固定環26をセット
スクリュ34で回転軸1に外嵌固定して成る。
【0009】このようにして成る係着手段Bは、回転軸
1の通気路32には他方の系統の圧力空気が圧送され、
さらに、連通孔33を経て固定環26の連通路27に案
内され、左右の各ピストン31はシリンダー29内で押
圧され、それぞれ左右に配設される各保持手段Aのホル
ダー側板9を所要の制御空気圧で押圧し、所要のトルク
を保持手段Aに伝達する。
【0010】保持手段Aと係着手段Bとを一対として図
3に示すように、回転軸1に所要対順次に外嵌固定して
成る巻取軸aは、保持手段Aのホルダー外環19に所要
幅寸法の紙管25が所要数外嵌され、右端を動力連結部
(図外)に係脱自在に連結し、左部を軸受部(図外)に
摺動自在に案内して軸支し、図4に示すように、原反3
5から駆動ロール36によって繰り出されるシート37
をスリッター38で所要幅に切断された小幅シート39
の巻取りに使用される。すなわち、巻取軸aに外嵌配列
された紙管25は所定の空気圧でスリップしないよう
に、ホルダー外環19に保持され、小幅シート39の外
端が紙管25に接着され、所定の巻取速度(最大巻取速
度600m/min)で、巻取開始張力を100kg、
テーパ率35%(巻取径を1000mmとしたときの巻
終り張力65kg)の設定で運転されるものであり、巻
始めが固巻にならないように低圧の制御空気圧で係着手
段Bのピストン31と保持手段Aのホルダー側板9との
摩擦力が制御されるもので、巻取軸aの直前に配設され
る巻径検出部40において、タッチロールや超音波セン
サなどによって、小幅シート39へのインキ付着量の差
による巻取径の変化が生じても、大径の巻取り状態であ
る紙管25を保持した保持手段Aを係着手段Bに対して
スリップさせ、各紙管25において均一な巻き固さを保
ち、スムーズに巻取りができる。以上のように、紙管2
5を一定の保持力で保持する保持手段Aには一定圧の圧
力空気を供給し、保持手段Aに回転軸1からの動力を伝
達するクラッチとしての係着手段Bには制御空気圧の圧
力空気を供給するから、安定した巻取りと均一な巻き固
さが達成される。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明の巻取軸によれば、
紙管のホールドにおいては回転軸の軸心と平行に配列
された多数の突条で紙管の内壁を均等位置で押圧するか
該紙管は軸心に平行に保持されて巻乱れなく巻取り
できしかも回転軸の紙管へのトルク伝達において
構造簡易にして安定した大径巻取りと均一な巻き固
さを保持できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる巻取軸aの要部の縦断面図。
【図2】図1のA−A矢視断面図。
【図3】巻取軸aの全体図。
【図4】巻取軸aの使用状態の説明図。
【符号の説明】
1 回転軸 2 通気路 3 連通孔 4 内環 5 凹部 6 Oリング 7 連通孔 8 軸受 9 ホルダー側板 10 軸受嵌合部 11 Oリング 12 ホルダー内環 13 凹部 14 凹部 15 連通孔 16 空室 17 ダイヤフラム 18 傾斜面 19 ホルダー外環 20 セットスクリュー 21 貫通溝 22 コマ 23 突条 24 板バネ 25 紙管 26 固定環 27 連通路 28 Oリング 29 シリンダー 30 シール 31 ピストン 32 通気路 33 連通孔 34 セットスクリュー 35 原反 36 駆動ロール 37 シート 38 スリッター 39 小幅シート 40 巻径検出部 A 保持手段 B 係着手段 a 巻取軸

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸の内部に2系統の圧力空気の通気
    路を配設し一方の通気路を回転軸に回動自在に外嵌
    外面へ出入自在に突出して紙管の内壁を保持する保
    持手段に連通し他方の通気路を該保持手段の軸心に
    直交する側面に出入して該保持手段を回転軸に係脱自在
    に係着する係着手段に連通して成る巻取軸において、
    持手段が回転車に回動自在に外嵌するホルダー内環と
    該ホルダー内環に外嵌するダイヤフラムと該ホルダー
    内環に外嵌し該ダイヤフラム上の円周面の均等分割点
    で貫設した貫通溝を有するホルダー外環と該貫通溝に
    嵌着して下面に該貫通溝の円周方向の幅より広く軸心
    方向の長さより短い板バネを一体とし該板バネをダイ
    ヤフラムの上面と前記ホルダー外環の下面に間挿して抜
    け止めし上面に軸心方向に沿う多数の突条を配列して
    成るコマと前記ホルダー内環とホルダー外環の両端面
    に周設する一対のホルダー側板とから成り係着手段が
    回転軸に外嵌固定される固定環と該固定環の軸心方向
    中央に内径側から掘設した溝状の連通路と該連通路に
    連通して円周方向均等位置で前記固定環の両面から軸心
    に平行に横設するシリンダーと、両面の各シリンダーに
    内嵌するピストンとから成る巻取軸。
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JP4392682B2 (ja) * 2001-01-04 2010-01-06 株式会社西村製作所 巻取装置
KR102656335B1 (ko) * 2022-05-12 2024-04-09 김병화 하나의 공기압 공급 채널을 이용하여 고강도 클램핑과 폭 넓은 가변 토크를 동시에 구현한 슬리터용 프릭션 샤프트
KR102412913B1 (ko) * 2021-09-17 2022-06-23 김병화 하나의 공기압 공급 채널을 이용하여 고강도 클램핑과 폭 넓은 가변 토크를 동시에 구현한 슬리터용 프릭션 샤프트

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JPH0786057B2 (ja) * 1987-03-13 1995-09-20 ニユ−マチツク工業株式会社 テ−プ巻取装置

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