JP2733587B2 - 繊維ウエブの屈曲装置 - Google Patents

繊維ウエブの屈曲装置

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JP2733587B2
JP2733587B2 JP1164563A JP16456389A JP2733587B2 JP 2733587 B2 JP2733587 B2 JP 2733587B2 JP 1164563 A JP1164563 A JP 1164563A JP 16456389 A JP16456389 A JP 16456389A JP 2733587 B2 JP2733587 B2 JP 2733587B2
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    • D04HMAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、繊維ウエブを連続する波状に折り曲げる
屈曲装置に関するものである。
[従来の技術] 一般に、繊維ウエブは、その用途によつて種々の厚み
のものが要求され、そのため、所望の厚みを有する繊維
ウエブを形成する必要がある。
従来の繊維ウエブには、第7図のように、繊維(フア
イバ)1を横方向に二次元的に配列したもの、または、
第8図のように、繊維1を横方向だけでなく縦方向(厚
み方向)Dにも三次元的に配列したものがある。2は繊
維中に分散されたバインダ(繊維結合剤)である。
また、他の従来例としては、第9図のように、繊維層
をニードルパンチング処理したウエブが知られている。
このウエブでは、パンチング処理により、ウエブの表面
剥離を防止でき、また、希望する繊維密度およびウエブ
の縦横方向の強度向上を図ることができる。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上記第7図および第8図の繊維ウエブは、
それぞれ、高速で放出された繊維をコンベア上で捕集
し、あるいは積層して製造されるが、繊維層の厚みを得
るためには製造設備が大型化するという欠点がある。し
かも、二次元的および三次元的の繊維ウエブでは、一定
密度の厚い(20m/m以上)繊維層を得るためには、繊維
層(ウエブ)をニードルパンチし、これをさらにニード
ルパンチで張り合せる作業を繰り返して得る。
とくに、第7図および第8図の繊維ウエブでは、繊維
密度の高いものを得るためには、かさ高い繊維ウエブを
圧縮・加熱処理する必要があり、設備が大型化する欠点
がある。
また、上記第9図のウエブでは、パンチング処理がウ
エブの厚み方向Dに施されていることから、長いフエル
トニードルを打ち込むのは困難であるため、数枚のニー
ドルフエルトをフエルトニードルで合せ打ちするので、
厚みに限度がある。つまり、一定密度の厚みのある繊維
ウエブが得られないという欠点がある。
これに対し、従来、この種の屈曲装置として、たとえ
ば先端くし部を有する1対のくし板を交互に前後進させ
て繊維ウエブの屈曲部分を順次形成しながら所定のウエ
ブ搬送通路に押込むように構成したもの(特公昭46−39
1519号公報参照)、交互に喰い合う型付け板を外周面に
突出した1対のローラの間に繊維ウエブを移送しながら
繊維ウエブの屈曲部分を順次形成して所定のウエブ搬送
通路に押込むように構成したもの(特公昭38−25755号
公報参照)、ひだ止部材で押し下げ保持された繊維ウエ
ブをひだ形成部材で押し上げて屈曲部分を形成したの
ち、この屈曲部分の前方における繊維ウエブを上下方向
から上刃と下刃で挟持しながら前進させて、上記上刃の
前面をひだ止部材に押圧して上記繊維ウエブの屈曲部分
に折目を形成しながら所定のウエブ搬送通路に押込むよ
うに構成したもの(特開昭61−102472号公報参照)が知
られている。
ところが、上記各構成によれば、繊維ウエブに屈曲部
分を形成したのち、その屈曲部分をウエブ搬送通路に押
込む工程において、上記屈曲部分を保持する手段が存在
しないために、屈曲部分の折目を明確に形成しにくい厚
みと弾性のある繊維ウエブにおいては、ウエブ搬送通路
への搬入に際して型崩れし、均質な屈曲部分が形成しに
くいなどの課題がある。
〔発明の目的〕
この発明は上記課題を解消するためになされたもの
で、厚みと弾性のある繊維ウエブの屈曲部分を型崩れす
ることなく均質に形成して、高品質の繊維ウエブを容易
に得ることができる繊維ウエブの屈曲装置を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明による繊維ウエブの屈曲装置は、シート状の
繊維ウエブが供給されるテーブルと、このテーブルの上
方に配設されてテーブルとの間で上記繊維ウエブを波状
に屈曲させる折曲げ部材と、この折曲げ部材に対向する
複数本のかき込み片を突設して上記繊維ウエブの屈曲部
分を上記テーブルの下流に設けたウエブ搬送通路に押し
込む押込み部材と、上記ウエブ搬送通路の前端部に設け
られかつ上記押込み部材の各かき込み片を移動可能に受
け入れる複数本のくし歯を突設したくし形ガイドとを具
備したことを特徴とする。
〔作用〕
上記構成によれば、折曲げ部材で屈曲された繊維ウエ
ブの屈曲部分をかき込み片でくし形ガイドの下面にかき
込みながら、テーブルの上面とで保持するために、屈曲
部分の折目を明確に形成しにくい厚みと弾性のある繊維
ウエブにおいても、ウエブ搬送通路への搬入に際して屈
曲部分を型崩れさせることなく均質に形成して、高品質
の繊維ウエブを容易に得ることができる。
また、押込み部材と折曲げ部材の間の距離を長くする
ことにより、繊維ウエブの送り込み量を調整して、上記
繊維ウエブの波を高くすることができ、これにより、高
いループの屈曲が可能となる。したがつて、厚みのある
製品ウエブを容易に得ることができる。
しかも、上記のようにウエブを波状に屈曲させること
により、厚み方向に対する圧縮に対して強い構造になる
とともに、繊維方向の配列が縦横方向から厚み方向に変
化するので、弾性のある厚いウエブの製造が可能にな
る。
また、上記繊維ウエブを屈曲させる以前の繊維ウエブ
の製造段階では、繊維ウエブ自体に必要以上の厚みをも
たせる必要がないので、繊維ウエブの製造設備が大型化
するのを防止できる。
さらに、上記ウエブ搬送通路に、繊維ウエブの屈曲部
分に上方および側方から圧縮力を付加するようにしたか
ら、搬送通路内において屈曲部分が型崩れせず、製品ウ
エブの波の形状が不揃いになるのを防止できる。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を図面にしたがつて説明す
る。
第1図は繊維ウエブの屈曲装置を示す概略構成図であ
り、同図において、10はシート状の繊維ウエブで、テー
ブル11上を矢印A1で示す方向に供給される。この繊維ウ
エブ10は、第2図(a)のように、不織布の繊維10dと
バインダ(繊維結合剤)10eとの混合体からなり、その
厚みlは、8mmないし30mm程度である。
上記不織布伸の繊維10dの材料としては、たとえば、
天然の綿、レーヨン、エステル系またはポリプロピレン
系の高融点繊維が用いられ、また、バインダ10eの材料
としては、たとえば、ES繊維(チツソ株式会社製の商品
名,ポリプロピレン系熱融着複合繊維)、TBS繊維(テ
イジン株式会社製の商品名,ポリエステル系繊維)のよ
うな低融点繊維が用いられる。このバインダ10eは、繊
維状に加工されてあり、その繊維の長さは38mmないし16
0mm程度となつている。繊維の配列方向は、二次元的で
あると三次元的であるとを問わない。
上記繊維ウエブ10の製造方法としては、不織布の繊維
10dにバインダ10eを混綿する方法や、不織布の繊維10d
にパウダ状のバインダ10eを散布する方法がある。な
お、第2図(b)は、上記繊維ウエブ10が連続した波状
に屈曲された状態を示し、また、第2図(c)は、上記
屈曲された状態で加熱処理された後の製品ウエブ10cを
示している。
第1図のテーブル11の上方には、折曲げ装置20と押し
込み装置30とが互いに対向して設けられている。上記テ
ーブル11、折曲げ装置20および押し込み装置30は、それ
ぞれ、フレーム12で支持されている。
上記折曲げ装置20は、折曲げ部材21と、折曲げ部材21
を上下移動させる垂直シリンダ22と、このシリンダ22を
支持するスライドブロツク24と、スライドブロツク24を
前後移動させる水平シリンダ23と、このシリンダ23を固
定する固定ブロツク25とからなる。
上記折曲げ部材21は、第3図のように、下部21aが繊
維ウエブ10の供給方向A1に対して垂直な平面内にあつ
て、略L字状に形成されている。折曲げ部材21の繊維ウ
エブ10との接触部21bには、滑り止め用のスパイク23が
取り付けられている。
この折曲げ部材21は、第1図に示す垂直シリンダ22の
伸縮動作により繊維ウエブ10に接離する方向B1,B2に駆
動され、また、水平シリンダ23の伸縮動作により繊維ウ
エブ10の供給方向A1および反供給方向A2に駆動される。
これにより、折曲げ部材21は、テーブル11との間で繊維
ウエブ10を波状に屈曲させる動作を行なう。
一方、押込み装置30は、押込み部材31と、押込み部材
31を上下移動させる垂直シリンダ32と、このシリンダ32
を支持するスライドブロツク43と、スライドブロツク34
を前後移動させる水平シリンダ33と、このシリンダ33を
固定する固定ブロツク35とからなる。
上記押込み部材31は、上記折曲げ部材21に隣接して設
けられ、その下部には、第3図のように、繊維ウエブ10
の供給方向A1に対して垂直な方向に複数のU字状のかき
込み片31aが間隔をあけて形成されている。これらのU
字状部分31aは、それぞれ、後述するくし形ガイド41の
相互間に入り込めるように構成されている。
この押込み部材31は、第1図のように、垂直シリンダ
32の伸縮動作により繊維ウエブ10に接離する方向B1,B2
に駆動され、また、水平シリンダ33の伸縮動作により繊
維ウエブ10の供給方向A1および反供給方向A2に駆動され
る。これにより、上記押込み部材31は、繊維ウエブ10の
屈曲部分10aをウエブ搬送通路60の内部に押し込める動
作を行なう。
42はウエブ搬送通路60に沿つて設けた複数の押え板
(圧縮装置)で、その前端部42aにはくし形ガイド41が
取り付けられている。このくし系ガイド41は、第3図の
ように、蝶番45を介して押え板42の前端部42aを回動自
在に連結されるとともに、くし系ガイド41とフレーム12
側との間には、コイルばね46が引張り状態で連結されて
いる。このくし形ガイド41は、テーブル11と押え板42と
の隙間dに繊維ウエブ10の屈曲部分10aを円滑に押し込
める役割を果たす。
上記複数の押え板42は、テーブル11との間に隙間dを
あけて配置されており、第4図のように、両側端部42c,
42dの複数箇所がホルダ39により保持されている。この
ホルダ39は、ねじ棒48に一対のリングナツト49と一対の
コイルスプリング50が装着されてなる。上記ねじ棒48
は、押え板42に固定されたブラケツト47を貫通し、か
つ、両端部がフレーム12側に固定されている。上記リン
グナツト49を回転してスプリング50のばね力を調整する
ことにより、押え板42とテーブル11との隙間dの調整が
可能となつている。
一方、上記複数の押え板42のうち、第5図のように、
テーブル11側の押え板42が水平方向に対して角度θをも
つて上方に傾斜しており、一方、上記テーブル11もま
た、同じ角度θをもつて上方に傾斜し、これにより、搬
送通路60が非直線的となつている。
上記隙間dおよび第6図(b)で示す押込み部材31と
折曲げ部材21間の距離xとで、波の高さを調整すること
ができ、これにより、屈曲部分10aをメツシユコンベア
間にスムースに送り込むようになつている。
上記第5図の押え板42の後端部42bおよび上記テーブ
ル11の後端部11bには、それぞれ、受け渡し板75,76が接
続されている。この受け渡し板75,76は、繊維ウエブ10
を型崩れさせることなく、第1図の上下のメツシユコン
ベア43,44間に受け渡す役割を果たす。
また、上記メツシユコンベア43,44は、それぞれ、全
面網状の有孔板からなる。55,56は押えローラであり、
この押えローラ55,56間には、加熱炉80と冷却炉81とが
配置されている。
上記加熱炉80は、熱風80aを繊維ウエブ10に吹き付け
ることにより、バインダ10eを溶かして熱融着させるも
のであり、上記熱風の温度は、第2図(a)のバインダ
10eの融点よりも高く、かつ、不織布の繊維10dの融点よ
りも低い温度、たとえば、60℃から180℃、好ましくは1
40℃から160℃に設定されている。この熱処理によつ
て、第1図の繊維ウエブ10の屈曲部分10aが波状に固め
られる。
また、上記冷却炉81は、加熱炉80の下流に配設され、
冷風81aを上記繊維ウエブ10に吹き付けるもので、この
冷風81aは、バインダを硬化させ、繊維ウエブ10の屈曲
部分10aが波状に固められる。また、この冷却処理は、
繊維ウエブ10をメツシユコンベア43,44からそれぞれ剥
れやすくなるものである。
つぎに、上記シート状の繊維ウエブ10を連続した波状
に屈曲させる動作について説明する。
まず、第6図(a)のように、作業者が手で繊維ウエ
ブ10の先端部を波状に少なくとも1回折り曲げ、その先
端部に錘90を載置しておく。この錘90は、繊維ウエブ10
の屈曲部分10aが供給方向A1に型崩れするのを防止する
ためのものである。このような状態で、第1図のシリン
ダ22,23,32,33を駆動して、第6図(b)ないし第6図
(h)に示す動作を行なう。
つまり、折曲げ部材21を繊維ウエブ10に接触させた第
6図(b)の状態から、折曲げ部材21を前進させて、第
6図(c)のように、1つの波Rを形成する。これに伴
なつて、第6図(d)ないし第6図(f)のように、押
込み部材31を波Rの前方側から波Rの後方側に迂回させ
るとともに、第6図(g)のように、折曲げ部材21を上
昇させてウエブ10から離した後、第6図(h)のよう
に、押込み部材31を前進させて波Rをくし形ガイド41と
テーブル11の隙間に押し込み、新しい波を形成させる。
上記一連の動作を繰り返すことにより、繊維ウエブ10
を連続した波状に屈曲させることができ、たとえば、10
mmの厚みの繊維ウエブ10から、30mm以上の厚みの繊維ウ
エブ10を得ることができる。
その後、繊維ウエブ10の屈曲部分10aは、第1図のウ
エブ搬送通路60内を圧縮された状態で搬送され、加熱炉
80で熱風により溶かされ、さらに冷却されて固められた
後、製品ウエブ10cとして取り出される。
上記構成によれば、折曲げ部材21で屈曲された繊維ウ
エブ10の屈曲部分10aをかき込み片31aでくし形ガイド41
の下面にかき込みながら、テーブル11の上面とで保持す
るために、屈曲部分10aの折目を明確に形成しにくい厚
みと弾性のある繊維ウエブ10においても、ウエブ搬送通
路60への搬入に際して、上記屈曲部分10aを型崩れさせ
ることなく均質に形成して、高品質の製品ウエブ10cを
容易に得ることができる。
また、押込み部材31と折曲げ部材21の間の距離を長く
することにより、繊維ウエブ10の送り込み量を調整し
て、上記繊維ウエブ10の波を高くすることができる。こ
れにより、高いループの屈曲が可能となる。したがつ
て、厚みのある製品ウエブ10cを容易に得ることができ
る。
しかも、上記のようにウエブを波状に屈曲させること
により、厚み方向に対する圧縮に対して強い構造になる
とともに、繊維方向の配列が縦横方向から厚み方向に変
化するので、弾性のある厚いウエブの製造が可能にな
る。
また、上記繊維ウエブ10を屈曲させる以前の繊維ウエ
ブの製造段階では、繊維ウエブ10自体に厚みをもたせる
必要がないので、繊維ウエブの製造設備が大型化するの
を防止できる。
さらに、上記ウエブ搬送通路60に、繊維ウエブの屈曲
部分10aに上方および側方から圧縮力を付加するように
したから、上記搬送通路60内において屈曲部分10aが型
崩れせず、製品ウエブ10cの波の形状が不揃いになるの
を防止できる。
また、この実施例では、第5図のように、隙間dおよ
び押込み部材31による押込み圧を調整することによつ
て、上記繊維ウエブ10の屈曲部分10aに対する押込みの
圧縮力を調整できる。したがつて、加熱炉80(第1図)
で固められるまでの間において屈曲部分10aの型崩れを
一層防止し、繊維ウエブの流れる方向の繊維密度を調整
できる。
上記実施例では、1層構造の繊維ウエブ10を用いたけ
れども、これに限らず、2層あるいは3層構造の繊維ウ
エブを用いてもよい。また、この多層構造の繊維ウエブ
を、たとえばエアーフイルタとして用いた場合には、各
層の繊維の太さを異ならせることにより、大きなゴミを
太い繊維で除去し、小さなゴミを細い繊維で除去でき、
これにより、フイルタ機能が高まるという利点が得られ
る。
この発明に係る製品ウエブでは、空気中のゴミなどを
取り除くエアーフイルタとして用いられるだけでなく、
泥水から泥だけを除く土木用の水フイルタとして、ある
いは、プールの水を清浄化する水フイルタとして用いる
ことができる。さらに、家具などの各種クツシヨン材と
して、また、ベツドのクツシヨンとしても用いることが
できる。さらに、製品ウエブ全体を綿で覆うことによ
り、敷き布団として使用できる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、折曲げ部材
で屈曲された繊維ウエブの屈曲部分をかき込み片でくし
形ガイドの下面にかき込みながら、テーブルの上面とで
保持するために、屈曲部分の折目を明確に形成しにくい
厚みと弾性のある繊維ウエブにおいても、ウエブ搬送通
路への搬入に際して、上記屈曲部分を型崩れさせること
なく均質に形成して、高品質の製品ウエブを容易に得る
ことができる。
しかも、上記ウエブを波状に屈曲させることにより、
厚み方向に対する圧縮に対して強い構造になるととも
に、繊維方向の配列が縦横方向から厚み方向に変化する
ので、弾性のある厚いウエブを得ることができる。
また、上記繊維ウエブを屈曲させる以前の繊維ウエブ
の製造段階では、繊維ウエブ自体に必要以上の厚みをも
たせる必要がないので、繊維ウエブの製造設備が大型化
するのを防止できる。
さらに、上記ウエブ搬送通路に、繊維ウエブの屈曲部
分に上方および側方から圧縮力を付加するようにしたか
ら、製品ウエブの波の形状が不揃いになるのを防止で
き、製品ウエブの品質向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る繊維ウエブの屈曲装置を示す全
体構成図、第2図は繊維ウエブから製品ウエブまでの変
化を示す一部断面側面図、第3図は繊維ウエブの屈曲動
作を示す斜視図、第4図は第1図のIV−IV線断面図、第
5図は押え板およびテーブルの傾斜状態を示す側面図、
第6図は繊維ウエブの屈曲動作を示す工程図、第7図な
いし第9図は従来の繊維ウエブの配列状態を示す概略図
である。 10……繊維ウエブ、10a……屈曲部分、11……テーブ
ル、21……折曲げ部材、31……押込み部材、31a……か
き込み片、41……くし形ガイド、60……ウエブ搬送通
路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状の繊維ウエブが供給されるテーブ
    ルと、このテーブルの上方に配設されてテーブルとの間
    で上記繊維ウエブを波状に屈曲させる折曲げ部材と、こ
    の折曲げ部材に対向する複数本のかき込み片を突設して
    上記繊維ウエブの屈曲部分を上記テーブルの下流に設け
    たウエブ搬送通路に押し込む押込み部材と、上記ウエブ
    搬送通路の前端部に設けられかつ上記押込み部材の各か
    き込み片を移動可能に受け入れる複数本のくし歯を突設
    したくし形ガイドとを具備し、上記折曲げ部材で屈曲さ
    れた繊維ウエブの屈曲部分を上記かき込み片でくし形ガ
    イドの下面にかき込みながら上記テーブルの上面とで保
    持するように構成したことを特徴とする繊維ウエブの屈
    曲装置。
JP1164563A 1989-06-27 1989-06-27 繊維ウエブの屈曲装置 Expired - Lifetime JP2733587B2 (ja)

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