JP2733536B2 - 梁筋先組み工法および梁筋の吊り装置 - Google Patents

梁筋先組み工法および梁筋の吊り装置

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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、鉄筋コンクリート造の構造物の躯体工事を
行う場合に用いられる梁筋先組み工法、および該工法を
実施する際に用いる梁筋の吊り装置に関する。
「従来の技術」 鉄筋コンクリート造の構造物の躯体工事を行う場合
に、型枠の前に梁筋を先組みする工法は従来から知られ
ている。
第5図(イ)〜(ニ)は従来の梁筋先組み工法の手順
を示す図である。
図を参照しながらこの工法について簡単に説明する
と、まず、コンクリート梁1上に突設するサシ筋2に単
管パイプ3を嵌合させて、該パイプをコンクリート梁1
上に立設する。
次に、単管パイプ3に直交クランプ4を介して梁筋支
持部材5を支持させる。梁筋支持部材5は組み立てよう
とする梁筋6の幅より若干長い値に設定した角パイプ7
と、その両端に溶接により接合した鉄筋ズレ防止用の板
材8,8とから成る。
このように支持させた梁筋支持部材5に複数の主筋9
を支持させ、その回りにあばら筋等の補強筋10等を配設
して梁筋6を組み立てる(第5図(ハ)参照)。
このように事前に梁筋6を組み立てておき、その回り
に型枠11を建込んだ後、直交クランプ4から梁筋支持部
材を外して梁筋6を型枠11内にセットする。その後、単
パイプ3等不要なものを撤去し、型枠11内にコンクリー
トを打設する。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、上記した従来の梁筋先組み工法では、壁に
窓開口等がある場合は単管パイプ3を所望位置に配する
ことができないことから、単管パイプ3同士の間隔が広
く成りすぎ、その間で梁筋6が垂れ下がってしまう欠点
を伴なう。
このような欠点を補うために、第6図に示すように、
梁筋6の支持を取りたい箇所の両側にサポート12,12を
立て、該サポート12の上部にカンザシ筋13を渡して梁筋
6の一部分を支持する方法を採る場合がある。
しかしながら、このような方法では、サポート12はそ
れ自体では起立することができず、安定性に欠ける。サ
ポート12が梁筋6の両側に起立することとなり、型枠11
の建込作業が行いづらいなど別の新たな欠点が生じる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、梁間、桁
行方向共、大きな開口の有無に拘わらず、大梁の梁筋先
組み作業が行え、かつ、型枠の建込作業の支承も少ない
梁筋先組み工法および該工法の実施に用いる梁筋の吊り
装置を提供することを目的とするものである。
「課題を解決するための手段」 本発明工法では、係る目的を達成するために、コンク
リート梁上に間隔をおいて突設する複数の棒状部材にそ
れぞれ長尺部材を嵌合させて前記コンクリート梁上に立
設させ、該複数の長尺部材の上部で他の長尺部材を略水
平状に支持し、 該他の長尺部材に長さ方向所定間隔置きに上下方向長
さ調整可能な吊り具を介して梁筋支持部材を支持し、該
梁筋支持部材に吊り支持させた状態で梁筋を組み立て、
該梁筋の回りに型枠を組み込み、前記吊り具を長さ調整
して型枠内に前記先組みした梁筋を組み付けることを特
徴としている。
また、本発明装置では、コンクリート梁上に突設する
棒状部材に嵌合される長尺部材と、該長尺部材の上部に
略水平状に支持される他の長尺部材と、該他の長尺部材
に所定間隔置きに取り付けられた長さ調整可能な吊り具
と、該吊り具の下端に取り付けられた梁筋支持部材とを
具備してなることを特徴としている。
「作用」 本発明工法によれば、梁間、桁行方向共大きな開口の
有無に拘わらず、任意の位置で梁筋を支持することがで
き、大梁筋の先組みが行える。
また、支柱となる長尺部材が型枠内に収まるので、作
業スペースが広くとれ、作業効率のアップが図れ、さら
に足元が整理されるので安全性の面においても優れる。
また、本発明に係る梁筋の吊り装置によれば、本発明
工法を実施できる。
「実施例」 以下、本発明の実施例を第1図ないし第4図を参照し
ながら工程順に説明する。なお、本発明に係る梁筋の吊
り装置Tは、工法を説明する際おのずと明らかになるた
め、それ単独の説明は省略する。
本発明工法を実施するには、まず、第1図(イ)に示
すように、コンクリート梁1上に突設する複数のサシ筋
(棒状部材)21の外周に単管パイプ(長尺部材)22の下
端を嵌合させて該端管パイプ22をコンクリート梁1上に
立設させる。
次に、左右の単管パイプ22の上部にサイドバー(他の
長尺部材)23を略水平状に渡す。その際、第2図に示す
ように、単管パイプ22の上端に嵌入される円柱状突部24
aと、該突部24aの上部に固着されたコ字状の角パイプ受
け24bとから成る連結部材24が用いられる。また、サイ
ドバー23は上記図示例では、角パイプを用いたが、これ
に限られることなく丸パイプでもよい。ただし、後述す
るように、サイドバー23の回転を押さえて吊り具25を支
持させるためには、角パイプを用いた方が好ましい。
次に、第1図(ハ)および第3図に示すように、サイ
ドバー23に長さ方向所定間隔置きに長さ調整可能な吊り
具25を介して梁筋支持部材26を支持させる。吊り具25
は、第3図に示すようにサイドバー23に係止される鈎部
27の先端にターンバックル28が固定されてなるもので、
ターンバックルのナット部材28aを回転することによ
り、サイドバー23と梁筋支持部材26との間の距離を調整
できるものである。ターンバックル28の下端部と梁筋支
持部材26とは、ボルト29aとナット29bによって取り外し
可能に固定されている。
梁筋支持部材26は従来例で示したものと略同様な構成
である。すなわち、組み立てようとする梁筋6の幅より
若干長い値に設定したアングル材30aと、その両端に溶
接により接合した鉄筋ズレ防止用の板材30b,30bとから
成っている。
ここで、上記単管パイプ22、サイドバー23、吊り具25
および梁筋支持部材26によって、後述の先組み梁筋6を
支持する吊り装置Tが構成される。
上記梁筋支持部材26に複数の主筋9を互いに平行にか
つ所定間隔をあけて吊り支持させ、該主筋9の回りにあ
ばら筋等の補強筋10を配設して梁筋6を組み立てる。
このように事前に梁筋6を組み立てておき、その回り
に型枠31を建込む(第1図(ロ)参照)。型枠31の建込
みに際し、その下部に、従来例(第6図参照)で示した
ようなサポート12等が存することがなく、作業が容易と
なる。
次に、前記吊り具25を長さ調整して型枠31内に前記先
組みした梁筋6を正常な位置に取り付ける。取り付けに
は第1図(ニ)に示すような、型枠31に渡されるブリッ
ジ32を利用してもよい。
次いで、前記単管パイプ22、サイドバー23、および吊
り具25等を順次撤去する(第1図(ホ)参照)。
このとき、梁筋支持部材26は、吊り具25のボルト29a
からナット29bを取り外すことにより、吊り具25との固
定を解くことができ、その後下方へ移動させることで容
易に取り外すことができる。
以上の方法により、所望する梁筋の先組みが行える。
その後、型枠31内にコンクリートを打設する。
上記先組み工法では、吊り具25を、梁の長さ方向と同
じ方向に延びるサイドバー23から吊り下げるため、梁間
あるいは桁行方向の壁に大きな開口の有無に拘わらず、
任意の間隔で梁筋6を支持することができる。したがっ
て、支持間隔が広すぎて梁筋6がたわんだりするのを未
然に防止でき、上記した特別な条件下でも梁筋6の先組
み工法が実施できる。
加えて、梁筋支持用の単管パイプ22を型枠31内に収め
ることができるので、作業スペースが広くとれ、作業効
率を向上させる上で有利となる利点がある。
「発明の効果」 以上説明したように本発明工法によれば、梁間、桁行
方向共大きな開口(窓、出入り口等)の有無に拘わら
ず、任意の位置で梁筋を支持することができるため、大
梁筋の先組みが実施できる。
また、支柱となる長尺部材が型枠内に収まるので、作
業スペースが広くとれ、作業効率のアップになり、さら
に足元が整理されるので、安全性の面で優れる等の効果
が得られる。
また、コンクリート梁上に立設する長尺部材と、略水
平状に支持される他の長尺部材と、吊り具と、梁筋支持
部材からなる本発明に係る梁筋の吊り装置を用いること
により、上記工法を容易に実施できることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明を説明するための図であり、第
1図(イ)〜(ホ)は全体の施工手順を示す図、第2図
は第1図のII円部の拡大図、第3図は吊り装置の要部を
示す斜視図、第4図は同施工手順の一つを示すもので梁
筋を吊り支持している状態を示す図、第5図(イ)〜
(ニ)および第6図は従来の先組み工法を説明する図で
ある。 1……コンクリート梁、2……サシ筋(棒状部材)、6
……梁筋、22……単管パイプ(長尺部材)、23……サイ
ドバー(他の長尺部材)、25……吊り具、26……梁筋支
持部材、31……型枠、T……梁筋の吊り装置。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート梁上に間隔をおいて突設する
    複数の棒状部材にそれぞれ長尺部材を嵌合させて前記コ
    ンクリート梁上に立設させ、 該複数の長尺部材の上部で他の長尺部材を略水平状に支
    持し、 該他の長尺部材に長さ方向所定間隔置きに上下方向長さ
    調整可能な吊り具を介して梁筋支持部材を支持し、 該梁筋支持部材に吊り支持させた状態で梁筋を組み立
    て、 該梁筋の回りに型枠を組み込み、前記吊り具を長さ調整
    して型枠内に前記先組みした梁筋を組み付けることを特
    徴とする梁筋先組み工法。
  2. 【請求項2】コンクリート梁上に突設する棒状部材に嵌
    合される長尺部材と、該長尺部材の上部に略水平状に支
    持される他の長尺部材と、該他の長尺部材に所定間隔置
    きに取り付けられた長さ調整可能な吊り具と、該吊り具
    の下端に取り付けられた梁筋支持部材とを具備してなる
    ことを特徴とする梁筋の吊り装置。
JP2924989A 1989-02-08 1989-02-08 梁筋先組み工法および梁筋の吊り装置 Expired - Fee Related JP2733536B2 (ja)

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