JP2733511B2 - 新規アミノアルカン誘導体 - Google Patents

新規アミノアルカン誘導体

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JP2733511B2
JP2733511B2 JP63266762A JP26676288A JP2733511B2 JP 2733511 B2 JP2733511 B2 JP 2733511B2 JP 63266762 A JP63266762 A JP 63266762A JP 26676288 A JP26676288 A JP 26676288A JP 2733511 B2 JP2733511 B2 JP 2733511B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規アミノアルカン誘導体及びその薬学的に
許容される塩に関する。
(従来の技術) アミノ酸のカルボキシル基にあたる部分がスルホ基で
あるタウリン等のアミノ酸類縁体は、医薬、化粧品など
種々の用途に有用な化合物として知られている。本発明
者らは、これらアミノ酸類縁体に関して研究を行った結
果、植物生長調整作用を有する新規アミノアルカン誘導
体並びに該化合物を製造する際に合成中間体として有用
な新規化合物を見出し、本発明を完成した。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は、植物生長調整作用を有する新規アミ
ノアルカン誘導体及びその合成中間体を提供することに
ある。
(問題点を解決するための手段) 本発明化合物は、下記一般式(I)で表される新規ア
ミノアルカン誘導体である。
〔式中、Rは水素又はアミノ基の保護基、Yは低級アル
キル基、フェニル基、フェニルアルキル基、ヒドロキシ
アルキル基又はフェニルアルキルオキシアルキル基、X
はスルホ基を表す。〕 上記一般式(I)において、Rの表すアミノ基の保護
基としては、ペプチド合成化学の分野で用いられている
通常の保護基が利用でき、即ち、t−ブトキシカルボニ
ル、t−ペントキシカルボニル基等の低級アルコキシカ
ルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、o−クロロ
ベンジルオキシカルボニル基、p−ニトロベンジルオキ
シカルボニル、p−メトキシベンジルオキシカルボニル
基等の置換基を有するベンジルオキシカルボニル基、ト
シル基、トリチル基、ホルミル基、フタロイル基、o−
ニトロフェニルスルフェニル基、9−フルオレニルメチ
ルオキシカルボニル基などが挙げられる。
Yは水素、低級アルキル基、好ましくはメチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、se
c−ブチル、tert−ブチル基等の直鎖又は分枝状の炭素
数1乃至4のアルキル基、フェニル基、フェニルアルキ
ル基、好ましくはメチル、エチル、プロピル基等の炭素
数1乃至3のアルキル基にフェニル基が結合したフェニ
ルアルキル基、ヒドロキシアルキル基、好ましくはヒド
ロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル
基等の炭素数1乃至3のヒドロキシアルキル基或いはフ
ェニルアルキルオキシアルキル基、好ましくはメチル、
エチル、プロピル基等の炭素数1乃至3のアルキル基に
フェニル基が結合したフェニルアルキル基を有するフェ
ニルアルキルオキシメチル、フェニルアルキルオキシエ
チル、フェニルアルキルオキシプロピル基等を表す。
Xはスルホ基を表す。
本発明アミノアルカン誘導体はその薬学的に許容され
る塩を包含し、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、臭化水素
酸、リン酸、過塩素酸、チオシアン酸、ホウ酸等の無機
酸、ギ酸、酢酸、ハロ酢酸、プロピオン酸、グリコール
酸、クエン酸、酒石酸、コハク酸、グルコン酸、乳酸、
マロン酸、フマール酸、アントラニル酸、安息香酸、ケ
イ皮酸、p−トルエンスルホン酸、ナフタレンスルホン
酸、スルファニル酸等の有機酸との酸付加塩、或いはナ
トリウム、カリウム等のアルカリ金属、カルシウム、バ
リウム等のアルカリ土類金属、その他のアルミニウム等
の金属との塩、又はアンモニウム、有機アミンとの塩な
どが挙げられる。
又、本発明化合物はその金属錯化合物を包含し、例え
ば亜鉛、ニッケル、コバルト、銅、鉄等との錯化合物が
挙げられる。
これらの塩並びに金属錯化合物は公知の方法により遊
離の本発明アミノアルカン誘導体より製造でき、或いは
相互に変換することができる。
本発明化合物において光学異性体が存在する場合に
は、本発明はそのいずれをも包含する。
次に、本発明化合物の製造方法の一例を述べる。
(1)原料物質として、前記一般式(I)中のXが水酸
基である化合物を用いる。該原料物質は、試薬として入
手可能なものも多く、又、アラニン、バリン、ロイシ
ン、イソロイシン、フェニルアラニン、セリン等のアミ
ノ酸を通常の方法により還元して得ることもできる。こ
れらアミノ酸類はD体、L体の分割された光学異性体が
多く製造されており、本発明化合物の各々の異性体を得
る際には便利である。
まず、出発物質アミノアルコール化合物のメシル化、
トシル化、ハロゲン化を行う。例えば、塩化メチレン等
の反応を阻害しない適当な溶媒中、トリエチルアミン等
の塩基の存在下、塩化メタンスルホン酸を反応させるこ
とによりメチル化反応を行うことができ、又、塩化トル
エンスルホン酸等の試薬を用いることにより、トシル化
することができる。
ハロゲン化法としては、テトラブロモメタンとトリフ
ェニルホスフィンを反応させる方法や臭化水素等でハロ
ゲン化する方法などが挙げられ、又、メシル化した化合
物を臭化リチウム等の試薬によりハロゲン化する方法も
利用できる。これらのメシル化、トシル化、ハロゲン化
に際しては、出発物質のアミノ基は上述したアミノ基の
保護基により保護しておくのが好ましいが、反応の種類
に応じて保護する必要のない場合もある。
(2)次に、上記(1)で得られたアミノアルカン化合
物のメシルオキシ、トシルオキシ、ハロゲン誘導体のス
ルホン化を行う。
スルホン化反応の前に、t−ブトキシカルボニル等で
アミノ基を保護されている化合物に関しては、該保護基
を除去しておくのが好ましい。保護基の種類によってそ
れぞれ好ましい脱保護基反応が適用できるが、ペプチド
合成化学で用いられる接触還元、酸分解等の通常の方法
により行うことができる。
スルホン化反応は、水等の反応を阻害しない適当な溶
媒中、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸アンモニウム等と室温
で数時間乃至数十時間反応させることにより実施でき、
一般式(I)中のXがスルホ基である本発明化合物を得
ることができる。
上述した本発明化合物の製造方法に従えば、分割され
た光学異性体を出発物質として使用することにより、ラ
セミ化することなく最終のアミノアルカンスルホン酸誘
導体の光学異性体を各々製造することができる。
得られた本発明化合物は、クロマトグラフィー、再結
晶等の通常の手段により精製し、元素分析、融点、IR、
NMR、UV、マススペクトル等により同定を行った。尚、
比旋光度はナトリウムのD線を用いて測定した。
以下に、本発明製造方法の実施例を示す。
(実施例) 実施例1. (1)18.9gの(S)−2−(N−ブトキシカルボニ
ル)アミノプロピオン酸と20gの炭酸水素カリウムをジ
メチルホルムアミドに溶かし、10mlのヨウ化メチルを室
温で加えた。20時間かき混ぜた後、水300mlに反応混合
物を加え、ベンゼン−酢酸エチルの混合溶媒で抽出し
た。抽出液を水、5%炭酸水素ナトリウム水溶液、10%
クエン酸水溶液、飽和食塩水で順次洗浄した後、無水硫
酸ナトリウム上で乾燥した。溶媒を減圧下に溜去して、
(S)−2−(N−t−ブトキシカルボニル)アミノプ
ロピオン酸メチルエステルを油状物として得た。
(2)(S)−2−(N−t−ブトキシカルボニル)ア
ミノプロピオン酸メチルエステルと8.48gの塩化リチウ
ムをテトラヒドロフラン140mlに溶かし、7.57gの水素化
ホウ素ナトリウムを加えた。室温でさらに280mlのエタ
ノールを加え、20時間かき混ぜた。反応混合物に10%ク
エン酸水溶液を加えて約pH4とした後、有機溶媒を減圧
下に溜去した。残渣水層を塩化メチレンで抽出処理を行
い、水、10%クエン酸水溶液、飽和食塩水で順次洗浄
し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。溶媒を減圧下に
溜去し、析出した白色結晶をエーテル、石油エーテルか
ら濾取して、16.3gの(S)−2−(N−t−ブトキシ
カルボニル)アミノプロパン−1−オールを得た。
収 率:93% 融 点:56−57℃ 〔α〕24=−10.5(c=1,CHCl3) (1)及び(2)の方法と同様にして、以下の化合物
を得た。
(R)−2−(N−t−ブトキシカルボニル)アミノプ
ロパン−1−オール 収 率:95% 融 点:60−61℃ 〔α〕24=+10.6(c=1,CHCl3) (S)−2−(N−t−ブトキシカルボニル)アミノ−
3−メチルブタン−1−オール (R)−2−(N−t−ブトキシカルボニル)アミノ−
3−メチルブタン−1−オール (S)−2−(N−t−ブトキシカルボニル)アミノ−
3−フェニルプロパン−1−オール (R)−2−(N−t−ブトキシカルボニル)アミノ−
3−フェニルプロパン−1−オール (R)−2−(N−t−ブトキシカルボニル)アミノ−
2−フェニルエタノール (S)−3−ベンジルオキシ−2−(N−t−ブトキシ
カルボニル)アミノプロパン−1−オール (3)14.9gの(S)−2−(N−t−ブトキシカルボ
ニル)アミノプロパン−1−オールと9.11gのトリエチ
ルアミンを300mlの塩化メチレンに溶かし、−5℃にて9
0mmolの塩化メタンスルホン酸の塩化メチレン溶液を徐
々に滴下して加えた。溶媒を減圧下に溜去した後、残渣
を酢酸エチルと水に溶かした。有機層を分離して水と飽
和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥
し、溶媒を減圧下に溜去して20.6gの(S)−2−(N
−t−ブトキシカルボニル)アミノ−1−(メタンスル
ホニル)オキシプロパンを得た。
収 率:96% 融 点:75−76℃ 〔α〕24=−30.2(c=1,CHCl3) NMR(DMSO−d6):1.06(3H,d,J=7Hz),1.39(9H,s),
3.16(3H,s),3.69−3.80(1H,m),4.04(2H,d,J=6H
z),6.93(1H,d,J=8Hz) 同様にして、以下の化合物を得た。
(R)−2−(N−t−ブトキシカルボニル)アミノ−
1−(メタンスルホニル)オキシプロパン 収 率:98% 融 点:75−76℃(分解) 〔α〕24=+29.9(c=1,CHCl3) (S)−2−(N−t−ブトキシカルボニル)アミノ−
1−(メタンスルホニル)オキシ−3−メチルブタン 収 率:89% 融 点:75−77℃(分解) 〔α〕25=−34.9(c=1,CHCl3) NMR(DMSO−d6):0.84(3H,d,J=7Hz),0.87(3H,d,J=
7Hz),1.39(9H,s),1.75(1H,dqq,J=7,7,7Hz),3.16
(3H,s),3.50(1H,dddd,J=4,7,7,9Hz),4.07(1H,dd,
J=7,10Hz),4.18(1H,dd,J=4,19Hz),6.91(1H,d,J=
9Hz) (R)−2−(N−t−ブトキシカルボニル)アミノ−
1−(メタンスルホニル)オキシ−3−メチルブタン 収 率:90% 融 点:73−75℃(分解) 〔α〕25=+33.0(c=1,CHCl3) (S)−2−(N−t−ブトキシカルボニル)アミノ−
1−(メタンスルホニル)オキシ−3−フェニルプロパ
ン 収 率:93% 融 点:116−117℃(分解) 〔α〕24=−17.4(c=1,CHCl3) NMR(DMSO−d6):1.31(9H,s),2.67(1H,dd,J=9,14H
z),2.79(1H,dd,J=5,14Hz),3.17(3H,s),3.84−3.9
3(1H,m),4.08(1H,dd,J=6,10Hz),4.15(1H,dd,J=
5,10Hz),7.01(1H,d,J=9Hz),7.17−7.31(5H,m) (R)−2−(N−t−ブトキシカルボニル)アミノ−
1−(メタンスルホニル)オキシ−3−フェニルプロパ
ン 収 率:95% 融 点:116−117℃(分解) 〔α〕24=+18.0(c=1,CHCl3) (R)−2−(N−t−ブトキシカルボニル)アミノ−
2−フェニル−1−(メタンスルホニル)オキシエタン 収 率:98% 融 点:107−109℃ 〔α〕25=−11.2(c=1,CHCl3) NMR(DMSO−d6):1.38(9H,s),3.15(3H,s),4.24(1
H,dd,J=8,10Hz),4.27(1H,dd,J=5.5,10Hz),4.85−
4.91(1H,m),7.26−7.40(5H,m),7.65(1H,d,J=9H
z) (S)−3−ベンジルオキシ2−(N−t−ブトキシカ
ルボニル)アミノ−1−(メタンスルホニル)オキシプ
ロパン (4)20.6gの(S)−2−(N−t−ブトキシカルボ
ニル)アミノ−1−(メタンスルホニル)オキシプロパ
ンを300mlの4N塩化水素/ジオキサンで室温にて1時間
処理した。減圧下に溶媒を溜去した後、残渣結晶状物を
エーテルより濾取し、水酸化ナトリウム上減圧下に乾燥
して、14.2gの(S)−2−アミノ−1−(メタンスル
ホニル)オキシプロパン塩酸塩を得た。
収 率:100% 融 点:132−133℃ 〔α〕24=+10.3(c=1,DMF) NMR(DMSO−d6):1.25(3H,d,J=7Hz),3.30(3H,s),
3.49−3.58(1H,m),4.31(1H,dd,J=7,11Hz),8.53(3
H,brs) 同様にして、以下の化合物を得た。
(S)−2−アミノ−1−(メタンスルホニル)オキシ
プロパン塩酸塩 収 率:99% 融 点:135−136℃ 〔α〕24=−10.3(c=1,DMF) (S)−2−アミノ−1−(メタンスルホニル)オキシ
−3−メチルブタン塩酸塩 収 率:99% 融 点:126−128℃ 〔α〕24=+6.6(c=1,DMF) NMR(DMSO−d6):0.97(3H,d,J=7Hz),0.99(3H,d,J=
7Hz),1.99(1H,dqq,J=7,7,7Hz),3.23(−3.28(1H,
m),3.31(3H,s),4.34(1H,dd,J=6,11Hz),4.46(1H,
dd,J=3,11Hz),8.45(3H,brs) (R)−2−アミノ−1−(メタンスルホニル)オキシ
−3−メチルブタン塩酸塩 収 率:98% 融 点:129−131℃ 〔α〕24=−6.7(c=1,DMF) (S)−2−アミノ−1−(メタンスルホニル)オキシ
−3−フェニルプロパン塩酸塩 収 率:100% 融 点:133−134℃ 〔α〕24=+7.7(c=1,DMF) NMR(DMSO−d6):2.89(1H,dd,J=9,14Hz),3.10(1H,d
d,J=6,14Hz),3.28(3H,s),3.72−3.78(1H,m),4.19
(3H,dd,J=5.5,11Hz),4.34(1H,dd,J=3,11Hz),7.26
−7.39(5H,m),8.69(3H,brs) (R)−2−アミノ−1−(メタンスルホニル)オキシ
−3−フェニルプロパン塩酸塩 収 率:100% 融 点:128−130℃ 〔α〕24=−7.4(c=1,DMF) (R)−2−アミノ−2−フェニル−1−(メタンスル
ホニル)オキシエタン塩酸塩 収 率:100% 融 点:144−146℃ 〔α〕24=−9.4(c=1,DMF) NMR(DMSO−d6):3.56(3H,s),4.53(1H,dd,J=4.5,1
1.5Hz),4.62(1H,dd,J=7.5,11.5Hz),4.71(1H,dd,J
=4.5,7.5Hz),7.40−7.49(3H,m),7.61−7.65(2H,
m),9.09(3H,brs) (S)−2−アミノ−3−ベンジルオキシ−1−(メタ
ンスルホニル)オキシプロパン塩酸塩 収 率:97% 融 点:112−114℃ 〔α〕24=+3.1(c=1,DMF) NMR(DMSO,TMS):3.28(3H,s),3.63−3.74(3H,m),4.
40(1H,dd,J=5,11Hz),4.48(1H,dd,J=3.5,11Hz),4.
55,4.56(2H,ABq,J=12Hz),7.28−7.41(5H,m),8.63
(3H,bs) (5)7.59gの(S)−2−アミノ−1−(メタンスル
ホニル)オキシプロパン塩酸塩と7.56gの亜硫酸ナトリ
ウムを水に溶かし、室温で20時間かき混ぜた。反応混合
物を強酸性イオン交換樹脂に通し、溶出液を減圧下に溜
去して析出した結晶を再び水に溶かした。これを強塩基
性イオン交換樹脂に通した後、減圧下に水を溜去して析
出した白色結晶にエタノールを加えて濾取し、4.56gの
(S)−2−アミノプロパン−1−スルホン酸を得た。
収 率:82% 融 点:>330℃ 〔α〕25=+18.5(c=1,H2O) 元素分析:C3H9NO3Sとして C% H% N% 計算値: 25.89 6.52 10.16 実測値: 26.11 6.86 10.25 NMR(0.2NNaOD,t−BuOD):1.15(3H,d,J=6.5Hz),2.86
(1H,dd,J=8,14Hz),2.97(1H,dd,J=4,14Hz),3.31−
3.39(1H,m) 同様にして、以下の化合物を得た。
(R)−2−アミノプロパン−1−スルホン酸 収 率:67% 融 点:>330℃ 〔α〕25=−18.3(c=1,H2O) 元素分析:C3H9NO3Sとして C% H% N% 計算値: 25.89 6.52 10.16 実測値: 26.03 6.80 10.40 (S)−2−アミノ−3−メチルブタン−1−スルホン
酸 収 率:89% 融 点:325℃(分解) 〔α〕22=+29.8(c=1,H2O) 元素分析:C5H13NO3Sとして C% H% N% 計算値: 35.91 7.84 8.38 実測値: 35.94 7.98 8.19 NMR(0.2NNaOD,t−BuOD):0.89(3H,d,J=7Hz),0.90
(3H,d,J=7Hz),1.66−1.78(1H,m),2.76(1H,dd,J=
9.5,14.5Hz),3.03−3.09(2H,m) (R)−2−アミノ−3−メチルブタン−1−スルホン
酸 収 率:67% 融 点:325℃(分解) 〔α〕22=−29.7(c=1,H2O) 元素分析:C5H13NO3Sとして C% H% N% 計算値: 35.91 7.84 8.38 実測値: 35.96 7.91 8.70 (S)−2−アミノ−3−フェニルプロパン−1−スル
ホン酸 収 率:72% 融 点:>330℃ 〔α〕22=−3.5(c=1,H2O) 元素分析:C9H13NO3Sとして C% H% N% 計算値: 50.22 6.09 6.51 実測値: 50.44 6.30 6.30 NMR(0.2NNaOD,t−BuOD):2.68(1H,dd,J=8,13Hz),2.
85(1H,dd,J=9,14Hz),2.86(1H,dd,J=5.5,13Hz),3.
05(1H,dd,J=3,14Hz),3.48−3.55(1H,m),7.28−7.4
1(5H,m) (R)−2−アミノ−3−フェニルプロパン−1−スル
ホン酸 収 率:83% 融 点:>330℃ 〔α〕22=+3.6(c=1,H2O) 元素分析:C9H13NO3Sとして C% H% N% 計算値: 50.22 6.09 6.51 実測値: 50.03 6.38 6.45 (R)−2−アミノ−2−フェニルエタン−1−スルホ
ン酸 収 率:79% 融 点:>330℃ 〔α〕25=+1.3(c=1,H2O) 元素分析:C8H11NO3Sとして C% H% N% 計算値: 47.75 5.51 6.96 実測値: 47.80 5.44 6.96 NMR(0.2NNaOD,t−BuOD):3.23(1H,dd,J=10,13Hz),
3.43(1H,dd,J=5.5,13Hz),4.08(1H,dd,J=5.5,10H
z),7.40−7.46(5H,m) (S)−2−アミノ−3−ベンジルオキシプロパン−1
−スルホン酸 収 率:76% 融 点:242−243℃ 〔α〕25=−8.4(c=1,H2O) 元素分析:C10H15NO4Sとして C% H% N% 計算値: 48.97 6.16 5.71 実測値: 48.95 5.88 5.78 NMR(0.2NNaOD,t−BuOD):2.83(1H,dd,J=8,14Hz),3.
05(1H,dd,J=3.5,14Hz),3.42−3.51(2H,m),3.55−
3.61(1H,m),4.59(2H,s),7.36−7.46(5H,m) 実施例2. 9.81gの(S)−2−アミノ−3−ベンジルオキシプ
ロパン−1−スルホン酸を水、酢酸、メタノールの混合
溶媒140mlに溶かし、1gの10%パラジウム−炭素の存在
下、常圧室温にて20時間接触還元を行った。触媒を濾去
した後、濾液を減圧下に溜去した。残渣にトルエンを加
えて減圧下で溜去することにより、残留する酢酸を共沸
除去した。析出した白色結晶をエタノールを加えて濾取
した。これをエタノール水より再結晶して4.39gの
(S)−2−アミノ−3−ヒドロキシプロパン−1−ス
ルホン酸を得た。
収 率:79% 融 点:279−281℃(分解) 〔α〕25=+7.5(c=1,H2O) 元素分析:C3H9NO4Sとして C% H% N% 計算値: 23.22 5.84 9.03 実測値: 23.50 6.14 8.91 NMR(0.2NNaOD,t−BuOD):2.83(1H,dd,J=9,14Hz),3.
07(1H,dd,J=3.5,14Hz),3.23−3.34(1H,m),3.51(1
H,dd,J=6.5,11Hz),3.58(1H,dd,J=5.5,11Hz) 実施例3. 4.35gの(S)−2−アミノ−1−(メタンスルホニ
ル)オキシ−3−メチルブタンと4.02gの亜硫酸アンモ
ニウムを水に溶かし、室温で20時間かき混ぜた。反応混
合物を、強酸性イオン交換樹脂に通し、溶出液を減圧下
に溜去して析出した結晶を再び水に溶かした。これを強
塩基性イオン交換樹脂に通した後、減圧下に水を溜去し
て析出した白色結晶にエタノールを加えて濾取し、2.87
gの(S)−2−アミノ−3−メチルブタン−1−スル
ホン酸を得た。
収 率:86% 実施例4. (1)13.2gの(S)−2−(N−t−ブトキシカルボ
ニル)アミノ−1−(メタンスルホニル)オキシ−3−
メチルブタンとと12.3gの臭化リチウムを100mlの無水ア
セトンに溶かし、室温で20時間かき混ぜた。水、5%炭
酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄した
後、硫酸ナトリウム上で乾燥した。溶媒を減圧下で溜去
し、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製して7.19gの(S)−2−(N−t−ブト
キシカルボニル)アミノ−1−ブロモ−3−メチルブタ
ンを得た。
収 率:57% 融 点:70−71℃ 〔α〕25=−35.6(c=1,CHCl3) NMR(DMSO−d6):0.84(6H,t,J=7Hz),1,39(9H,s),
1.72−1,84(1H,m),3.40−3.49(2H,m),3.54(1H,
m),6,84(1H,d,J=8Hz) (2)6.12gの(S)−2−(N−t−ブトキシカルボ
ニル)アミノ−1−ブロモ−3−メチルブタンと4N塩化
水素/ジオキサンを室温で1時間かき混ぜた。溶媒を減
圧下に溜去し、析出した結晶をエタノールを加えて濾取
し、4.37gの(S)−2−アミノ−1−ブロモ−3−メ
チルブタン塩酸塩を得た。
収 率:94% 融 点:208−209℃(分解) 〔α〕25=+17.0(c=1,H2O) NMR(DMSO−d6):0.94(3H,d,J=7Hz),0,99(3H,d,J=
7Hz),1.95−2.07(1H,m),3.15−3.22(1H,m),3.75
(1H,dd,J=5,11Hz),3.89(1H,dd,J=4,11Hz),8.51
(3H,brs) (3)3.44gの(S)−2−アミノ−1−ブロモ−3−
メチルブタン塩酸塩と3.21gの亜硫酸ナトリウムを水に
溶かし、室温で20時間かき混ぜた。反応混合物を、強酸
性イオン交換樹脂に通し、溶出液を減圧下に溜去して析
出した結晶を再び水に溶かした。これを強塩基性イオン
交換樹脂に通した後、減圧下に水を溜去して析出した白
色結晶にエタノールを加えて濾取し、2.52gの(S)−
2−アミノ−3−メチルブタン−1−スルホン酸を得た
(収率:89%)。
同様にして、(R)−2−アミノ−3−メチルブタン
−1−スルホン酸を得た(収率:67%)。
(作用及び効果) 4℃で保存した稲(日本晴)を使用し、前記一般式
(I)中のXがスルホ基である本発明化合物の植物生育
調整作用を調べた。
被検薬水溶液(1×10-6M)で浸した濾紙をペトリ皿
中に入れて発芽床とし、供試種子を播種した。3日目に
発芽した種子を同濃度の被検薬水溶液を含む植物培養試
験管に移して生育試験を行った。移植後7日経過したも
のの地上部及び地下部の長さと重量を測定した。一群30
個体とし、試験は20℃の暗所で行った。
その結果、本発明化合物を含む培地で発芽させた群で
は、地上部の重量は変化させないが背丈を抑制する作用
が、対照群に比べ有意に認められた。即ち、本発明化合
物は植物の地上部を太く充実させる植物生育調整作用を
有し、農園芸用薬剤等として有用なものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−907(JP,A) 特開 昭60−215678(JP,A) 特開 昭58−118596(JP,A) 特開 昭58−79971(JP,A) 特開 昭58−965(JP,A) 特公 昭56−54314(JP,B2) 米国特許4513009(US,A) 英国公開3925360(GB,A) The Journal of Or gauic Chemistry Vo l.32 No.10(1967)p.3108− 3110

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(I): 〔式中、Rは水素又はアミノ基の保護基、Yは低級アル
    キル基、フェニル基、フェニルアルキル基、ヒドロキシ
    アルキル基又はフェニルアルキルオキシアルキル基、X
    はスルホ基を表す。〕 で表される化合物及びその薬学的に許容される塩。
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The Journal of Orgauic Chemistry Vol.32 No.10(1967)p.3108−3110

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