JP2732978B2 - 粉体充填装置 - Google Patents

粉体充填装置

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JP2732978B2
JP2732978B2 JP4033721A JP3372192A JP2732978B2 JP 2732978 B2 JP2732978 B2 JP 2732978B2 JP 4033721 A JP4033721 A JP 4033721A JP 3372192 A JP3372192 A JP 3372192A JP 2732978 B2 JP2732978 B2 JP 2732978B2
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unit
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capsule
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西山  茂
泰弘 林
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
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Mita Industrial Co Ltd
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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば画像形成装置に
使用されるトナー等の粉体を、所定の容器内に高速でか
つ高密度に充填し得る粉体充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機等の画像形成装置に使用
されるトナーは、通常、ボトル状、あるいは円筒状、角
筒状などの容器に充填されて、運搬や保管等が行われ
る。このような容器内へのトナーの充填は、従来、該容
器をトナー供給器の下方に位置させて、トナー供給器内
のトナーを容器内に自然落下させることにより行われて
いた。
【0003】このような方法では、容器内に存在する空
気のためにトナーは高速で容器内へ落下されず、しかも
容器内へ落入されるトナーは容器内の空気と混合される
ため、嵩密度が小さくなり、高密度に充填されない。こ
のため所定量のトナーを一度の自然落下により容器内へ
充填することはできず、例えば、容器内に充填すべきト
ナー量の半分程度のトナーを、自然落下により一旦充填
して、トナーが沈静する所定時間経過後に残りのトナー
を充填するという方法が採用されている。このような方
法では、トナーを効率よく容器内に充填することができ
ず、作業効率が非常に悪い。
【0004】このような方法に対して、例えば、特開平
1−124503号公報には、粉体が充填される容器内
を減圧状態とし、容器内と粉体供給器との間に生じた圧
力差を利用して、粉体供給器から高密度の粉体を一度に
容器内へ充填できるようにした装置が開示されている。
この粉体充填装置は、減圧ケース内に設置された容器の
内部と外部とを同時に減圧した状態で、トナーが貯留さ
れたホッパーの下端部にノズル部が設けられており、該
ノズル部の下端開口部が、上側になるにつれて順次縮径
した円錐状の弁体を昇降させることにより開閉されるよ
うになっている。該ノズル部の下端部は、トナーが充填
される容器が内部に配置されて減圧状態とされる減圧ケ
ース内に位置している。容器内にトナーを充填する場合
には、減圧ケース内に配置された容器の内部と外部とを
同時に減圧した後に、該容器のトナー投入口をノズル部
下端部に嵌合させる。そして、弁体を下方へ移動させる
ことによりノズル部の下端開口部を開放する。これによ
り、ホッパー内に貯留されていたトナーが、ノズル部を
介して、容器内に高速で流下され、該容器内にトナーが
充填される。このとき、同時に減圧ケース内は大気圧に
復帰されるために、容器が高速で充填されるトナーによ
って破損されないようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような粉体充填装
置では、粉体供給器から容器内へ落入される粉体は、容
器内が予め減圧状態とされているために、容器内に落下
した粉体は、空気を含まず、その嵩密度が減少するおそ
れがないという利点を有している。
【0006】しかし、その反面、弁体によりノズル部を
開放した状態で、容器を減圧ケース内へ収容し、次い
で、容器内を減圧状態とするために、容器内へ粉体を充
填する工程に先だって減圧ケース内を減圧し、その後に
弁体によりノズル部を開放して容器へ粉体を充填する複
雑な作業工程を経る必要があり、1個の容器への充填作
業に長時間を要し、作業能率が低下するという問題があ
る。
【0007】本発明はこのような問題点を解決するもの
であり、その目的は、容器内を減圧状態にして粉体を高
密度で充填しながら、短時間で充填作業を行い作業能率
を向上させることができる粉体充填装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の粉体充填装置
は、下端開口部が開閉可能であって容器内に流下される
所定量の粉体が流下するノズル部と、容器載置部と、容
器と該ノズル部とを気密に囲うカプセルと、容器の粉体
投入口と該ノズル部とを嵌合または嵌合解除させるよう
に該ノズル部と該容器載置部とを相対的に移動させる移
動機構とを具備する複数の作業ユニットを有すると共
に、該カプセル内を減圧する減圧機構及び昇圧する昇圧
機構を有し、各作業ユニットにて、カプセル内で容器の
内部と外部とを平衡に減圧し、その後に該容器の粉体投
入口と該ノズル部とを嵌合させ、該容器の内部に粉体を
流下させると同時に該容器の外部を昇圧することにより
粉体を容器内に充填する粉体充填装置であって、 各作業
ユニットがそれぞれ同一の円周上を周回移動するように
配置されており、充填に必要な動作を行う複数の作業ス
テーションに順次各作業ユニットを移動させる割付手段
と、それぞれの作業ユニットを特定し得るように、各作
業ユニットにおける異なる位置にそれぞれ設けられた被
検出手段と、いずれか一つの作業ステーションに、各作
業ユニットに設けられたそれぞれの被検出手段を検出し
得るように設けられた検出手段とを有してなり、そのこ
とにより、上記目的が達成される。好ましくは、前記各
作業ユニットは、周回移動域の軸心部に設けられた回転
軸に連結されており、該回転駆動軸に同軸状態で回転駆
動源が連結される構成とする。 また、好ましくは、前記
各作業ユニットは、周回移動される円周上に等しい間隔
をあけて配置されており、それぞれが前記回転軸に着脱
可能な構成とする。 また、好ましくは、前記各作業ユニ
ットは6個設けられており、それぞれの作業ユニットが
等しい間隔をあけて配置する構成とする。 また、好まし
くは、前記複数の作業ステーションが、各作業ユニット
の内部に搬入装置によって容器が前記容器載置部上に搬
入される第1作業ステーションと、搬入された容器の内
部と外部を前記減圧機構により一次減圧する第2作業ス
テーションと、一次減圧された容器の内部と外部とを前
記減圧機構により二次減圧 する第3作業ステーション
と、前記移動機構により容器の前記粉体投入口を前記ノ
ズル部に嵌合させ、減圧された容器内に粉体を流下させ
るとともに、容器の外部を昇圧して粉体を容器内に充填
する第4作業ステーションと、前記移動機構により、粉
体が充填された容器を搬出し得る状態とする第5作業ス
テーションと、各作業ユニット内部の容器が搬出装置に
よって各作業ステーションから搬出される第6作業ステ
ーションとからなる構成とする。 また、好ましくは、前
記各作業ユニットには、計量装置により計量されて供給
される所定量の粉体が貯留されるホッパーが設けられて
おり、前記第4作業ステーションには、該ホッパーから
上方へ飛散する粉体を集塵する集塵手段を設ける構成と
する。 また、好ましくは、前記第4作業ステーション及
び前記第5作業ステーションの少なくともいずれか一方
に、各作業ユニットに設けられた前記ホッパーを振動さ
せる振動手段を設ける構成とする。 また、好ましくは、
前記各作業ユニットにおける粉体が流下する部分を清掃
する手段が、前記第6作業ステーションに位置する作業
ユニットの内部へ進入し得るように配置されており、該
清掃手段は、第6作業ステーションに位置する作業ユニ
ットから前記搬出装置によって容器が所定位置まで移動
された後に、該第6作業ステーションに位置する作業ユ
ニット内へと進入する構成とする。 また、好ましくは、
前記第1作業ステーションに位置する作業ユニットに容
器が所定時間にわたって搬入されない場合にその作業ユ
ニットを特定して記憶する記憶手段と、該記憶手段によ
って作業ユニットが記憶された場合に、前記割付手段の
動作を実施する手段と、記憶された作業ユニットを第1
作業ステーションを除く各作業ステーションにおいて動
作させることなく、その作業ユニット以外の各作業ユニ
ットを各作業ステーションにて動作させる手段とを有す
る構成とする。 また、好ましくは、前記作業ステーショ
ンのいずれか1つに配設された第2の検出手段と、該第
2の検出手段によって検出されるように全ての作業ユニ
ットにそれぞれ配置された第2の被検出手段とを有する
構成とする。
【0009】また、本発明の粉体充填装置は、それぞれ
が同一の円周上を周回移動するように配置されており、
内部に搬入される容器の周囲を気密状態とするカプセル
および気密状態とされたカプセルの内部に連通する減圧
器を有する複数の作業ユニットと、各作業ユニットの内
部に、容器が搬入される第1作業ステーション、搬入さ
れた容器の周囲をカプセルによって気密状態として該容
器の内部と外部とを同時に一次減圧するべく減圧器が動
作される第2作業ステーション、一次減圧されたカプセ
ルの内部を二次減圧するように減圧器が動作される第3
作業ステーション、減圧された容器内に粉体を流下させ
るとともに、容器の外部を昇圧する第4作業ステーショ
ン、粉体が充填された容器を各作業ユニットから搬出し
得る状態とする第5作業ステーション、作業ユニット内
の容器が搬出される第6作業ステーション、の各作業ス
テーションに各作業ユニットを順次位置させる割付手段
と、各作業ステーションに位置された作業ユニットのい
ずれかに異常が発生した場合に、各作業ユニットの周回
移動を禁止する異常停止手段と、各作業ユニットが周回
移動している間にいずれかの作業ユニットに異常が発生
した場合に、一旦、作業ユニットの周回移動を停止させ
た後に、各作業ユニットを通常の周回移動方向とは反対
方向へと周回移動させて、各作業ユニットを近接した作
業ステーションに位置させる再割付手段と、異常の発生
により各作業ユニットがそれぞれの作業ステーションに
位置されて停止された状態で、前記第4作業ステーショ
ンに位置する作業ユニットが内部に位置する容器内に粉
体を充填し得る状態であれば、継続して粉体充填動作を
実施する充填動作継続手段とを有してなり、そのことに
より、上記目的が達成される。また、本発明の粉体充填
装置は、それぞれが同一の円周上を周回移動するように
配置されており、内部に搬入される容器の周囲を気密状
態とするカプセルおよび気密状態とされたカプセルの内
部に連通する減圧器を有する複数の作業ユニットと、各
作業ユニットの内部に、容器が搬入される第1作業ステ
ーション、搬入された容器の周囲をカプセルによって気
密状態として該容器の内部と外部とを同時に一次減圧す
るべく減圧器が動作される第2作業ステーション、一次
減圧されたカプセルの内部を二次減圧するように減圧器
が動作される第3作業ステーショ ン、減圧された容器内
に粉体を流下させるとともに、容器の外部を昇圧する第
4作業ステーション、粉体が充填された容器を各作業ユ
ニットから搬出し得る状態とする第5作業ステーショ
ン、作業ユニット内の容器が搬出される第6作業ステー
ション、の各作業ステーションに各作業ユニットを順次
位置させる割付手段と、各作業ステーションに位置され
た作業ユニットのいずれかに異常が発生した場合に、各
作業ユニットの周回移動を禁止する異常停止手段と、各
作業ユニットが周回移動している間にいずれかの作業ユ
ニットに異常が発生した場合に、一旦、作業ユニットの
周回移動を停止させた後に、各作業ユニットを通常の周
回移動方向とは反対方向へと周回移動させて、各作業ユ
ニットを近接した作業ステーションに位置させる再割付
手段と、前記第1作業ステーションに位置する作業ユニ
ットの内部に容器を搬入する搬入装置をさらに有してお
り、異常の発生により各作業ユニットがそれぞれの作業
ステーションに位置されて停止された状態で、前記搬入
装置が前記第1作業ステーションに位置する作業ユニッ
ト内に容器を搬入する動作が開始されている場合には、
その容器を搬入開始当初の状態にまで戻す容器搬入禁止
手段とを有してなり、そのことにより、上記目的が達成
される。 また、本発明の粉体充填装置は、それぞれが同
一の円周上を周回移動するように配置されており、内部
に搬入される容器の周囲を気密状態とするカプセルおよ
び気密状態とされたカプセルの内部に連通する減圧器を
有する複数の作業ユニットと、各作業ユニットの内部
に、容器が搬入される第1作業ステーション、搬入され
た容器の周囲をカプセルによって気密状態として該容器
の内部と外部とを同時に一次減圧するべく減圧器が動作
される第2作業ステーション、一次減圧されたカプセル
の内部を二次減圧するように減圧器が動作される第3作
業ステーション、減圧された容器内に粉体を流下させる
とともに、容器の外部を昇圧する第4作業ステーショ
ン、粉体が充填された容器を各作業ユニットから搬出し
得る状態とする第5作業ステーション、作業ユニット内
の容器が搬出される第6作業ステーション、の各作業ス
テーションに各作業ユニットを順次位置させる割付手段
と、各作業ステーションに位置された作業ユニットのい
ずれかに異常が発生した場合に、各作業ユニットの周回
移動を禁止する異常停止手段と、各作業ユニットが周回
移動している間にいずれかの作業ユニットに異常が発生
した場合に、一旦、 作業ユニットの周回移動を停止させ
た後に、各作業ユニットを通常の周回移動方向とは反対
方向へと周回移動させて、各作業ユニットを近接した作
業ステーションに位置させる再割付手段と、前記第6作
業ステーションに位置する作業ユニットの内部から容器
を搬出する搬出装置をさらに有しており、異常の発生に
より各作業ユニットがそれぞれの作業ステーションに位
置されて停止された場合に、前記第6作業ステーション
に位置する作業ユニット内の容器が搬出可能であれば、
前記搬出装置による容器の搬出動作を実施する搬出動作
継続手段とを有してなり、そのことにより、上記目的が
達成される。 また、本発明の粉体充填装置は、それぞれ
が同一の円周上を周回移動するように配置されており、
内部に搬入される容器の周囲を気密状態とするカプセル
および気密状態とされたカプセルの内部に連通する減圧
器を有する複数の作業ユニットと、各作業ユニットの内
部に、容器が搬入される第1作業ステーション、搬入さ
れた容器の周囲をカプセルによって気密状態として該容
器の内部と外部とを同時に一次減圧するべく減圧器が動
作される第2作業ステーション、一次減圧されたカプセ
ルの内部を二次減圧するように減圧器が動作される第3
作業ステーション、減圧された容器内に粉体を流下させ
るとともに、容器の外部を昇圧する第4作業ステーショ
ン、粉体が充填された容器を各作業ユニットから搬出し
得る状態とする第5作業ステーション、作業ユニット内
の容器が搬出される第6作業ステーション、の各作業ス
テーションに各作業ユニットを順次位置させる割付手段
と、各作業ステーションに位置された作業ユニットのい
ずれかに異常が発生した場合に、各作業ユニットの周回
移動を禁止する異常停止手段と、各作業ユニットが周回
移動している間にいずれかの作業ユニットに異常が発生
した場合に、一旦、作業ユニットの周回移動を停止させ
た後に、各作業ユニットを通常の周回移動方向とは反対
方向へと周回移動させて、各作業ユニットを近接した作
業ステーションに位置させる再割付手段と、異常の発生
により各作業ユニットがそれぞれの作業ステーションに
位置されて停止された場合に、各作業ユニットにおける
前記カプセルの内部が減圧された状態であれば、該カプ
セルの内部と減圧器との連通状態を解消した後に、該カ
プセル内を昇圧する減圧器保護手段とを有してなり、そ
のことにより、上記目的が達成される。 また、本発明の
粉体充填装置は、それぞれが同一の円周上を周回移動す
るように配置されており、内部に搬入される容器の周囲
を気密状態とするカプセルおよび気密状態とされたカプ
セルの内部に連通する減圧器を有する複数の作業ユニッ
トと、各作業ユニットの内部に、容器が搬入される第1
作業ステーション、搬入された容器の周囲を前記カプセ
ルによって気密状態として該容器の内部と外部とを同時
に一次減圧するべく減圧器が動作される第2作業ステー
ション、一次減圧された容器の内部と外部とを二次減圧
するべく減圧器が動作される第3作業ステーション、減
圧された容器内に粉体を流下させるとともに、容器の外
部を昇圧する第4作業ステーション、粉体が充填された
容器を各作業ユニットから搬出し得る状態とする第5作
業ステーション、作業ユニット内の容器が搬出される第
6作業ステーション、の各作業ステーションそれぞれに
各作業ユニットを順次位置させる割付手段と、前記第2
作業ステーションに位置する作業ユニットのカプセル内
が気密状態であることを確認するために、前記減圧器が
動作された後に設定圧力に到達するまでの所要時間を計
時し、該所要時間と設定時間とを比較することにより気
密状態の確認をする気密状態確認手段とを有してなり、
そのことにより、上記目的が達成される。 好ましくは、
前記作業ユニットにおけるカプセルが、予め設定した回
数だけ連続して所定の減圧状態にならない減圧不良が確
認された場合に警報を発する警報発生手段と、減圧不良
が発生した作業ユニットを特定して記憶する記憶手段
と、該記憶手段によって記憶された作業ユニットが、そ
の後に位置される各作業ステーションでの動作を禁じる
粉体充填動作禁止手段と、各作業ユニットへの容器の搬
入を禁止する容器搬入禁止手段と、前記記憶手段により
記憶された作業ユニット以外の作業ユニットが、充填動
作が実施される各作業ステーションにおいてその充填動
作を実施するようにされる充填動作継続手段と、すべて
の作業ユニット内の容器が各作業ユニットから搬出され
た後に前記記憶手段によって記憶された作業ユニットを
減圧不良が発生した作業ステーションへと周回移動させ
て停止させる減圧不良ユニット割付手段とを有する構成
とする。 また、好ましくは、減圧不良が確認された作業
ユニットは、前記カプセル内と減圧器との連通部を閉塞
した後に、該カプセル内が昇圧される構成とする。
【0010】
【作用】本発明の粉体充填装置では、搬入装置によって
順次各作業ユニットに容器が搬入され、各作業ユニット
が円周上を周回移動する間に、所定量の粉体が容器内に
順次高速で充填される。充填された容器は、搬出装置に
よって、順次、搬出される。
【0011】
【実施例】本発明の実施例について以下に説明する。本
発明の粉体充填装置であるトナー充填装置は、図1に示
すように、周方向に等しい間隔をあけて配置されてそれ
ぞれが一体的に矢印A方向に周回移動される6個の作業
ユニット20を有するロータリ充填器10と、粉体を充填す
べき容器であるボトル81をロータリ充填器10へ搬送し、
その終端部が該ロータリ充填器10に近接して配置された
搬入コンベア50と、ロータリ充填器10の各作業ユニット
20に所定量のトナーを計量して供給するトナー計量器70
と、を有している。搬入コンベア50によって順次搬送さ
れる各ボトル81は、上部に上方へと突出するトナー投入
口81a(図2参照)を有しており、例えば、リテーナに
て支持されて、ラベルが貼付される側面が所定の方向に
向けられた状態で、搬入コンベア50上を搬送される。該
搬入コンベア50の終端部とロータリ充填器10との間に配
置された容器搬入装置60によって、ロータリ充填器10の
各作業ユニット20へと順次搬入される。
【0012】容器搬入装置60は、90度にわたって水平方
向へ回動するアーム部60aの先端部に、チャッキング爪6
0bが設けられており、該チャッキング爪60bによって、
搬入コンベア50上のボトル81を支持するリテーナ30(図
4参照)をチャックして、アーム部61が90度にわたって
旋回することにより、各作業ユニット20上に搬入され
る。
【0013】ロータリ充填器10の各作業ユニット20は、
各作業ユニット20の周回移動域に沿って等しい間隔をあ
けて配置された6つの作業ステーションST1〜ST6
へと間欠的に周回移動され、各作業ステーションST1
〜ST6にて、ボトル81内にトナーを充填すべく、トナ
ー充填作業の各工程が順次行われる。トナーが充填され
た作業ユニット20内のボトル81は、作業ステーションS
T6から搬出装置80によって搬出コンベア90上へ移載さ
れる。搬入コンベア50および搬出コンベア90はそれぞれ
一本の直線に沿って延びている。
【0014】ロータリ充填器10は、図2に示すように、
中央部に円筒状の架台13を有しており、該架台13内に
は、例えばダイレクトドライブモーター(図示せず)が
内蔵されている。架台13の上端面からは、該架台13内に
設けられたダイレクトドライブモーターの出力軸に連結
された中空の回転軸12が上方へと延出している。該回転
軸12の上端部には、中空の連結軸11が連結されており、
該連結軸11の先端部には、水平状になった中空の水平連
結軸14の一方の端部が連結されている。水平連結軸14の
他方の端部は、各作業ステーションST1〜6の外側に
て立設された中空のベース支柱15に連結されている。
【0015】回転軸12の上端部および下端部には、6角
形状の支持板12aおよび12bが水平状態で固定されてお
り、各支持板12aおよび12bの外周縁部に、各作業ユニッ
ト20がそれぞれ取り付けられている。各作業ユニット20
は、上部に、ボトル81に充填すべきトナーが貯留される
トナー供給機構25をそれぞれ有している。各トナー供給
機構25は、所定量のトナーが貯留されるホッパー25aと
該ホッパー25aに連結されたノズル部26と、該ノズル部2
6の下端部に対して昇降可能に配置された弁体27とを有
している。また、各作業ユニット20の下部には、ボトル
81が載置されて水平状態で昇降可能に配置されたテーブ
ル24cと、該テーブル24cを昇降するテーブル昇降機構24
と、該テーブル24cの外周面とは気密状態で昇降して内
部が減圧状態とされる円筒状のカプセル23と、該カプセ
ル23を昇降させるカプセル昇降機構30とが設けられてい
る。カプセル23が上昇されると、該カプセル23はテーブ
ル24c上に載置されたボトル81の周囲を取り囲んだ状態
になり、該カプセル23上端面が、トナー供給機構25の下
方に水平状態で設けられた蓋体22aと気密状態で接合さ
れる。これにより、カプセル23内は気密状態とされる。
【0016】なお、支持柱11の上部には、ブラシを使用
した電源供給部(図示せず)が設けられており、この電
源供給部から、周回移動する各作業ユニット20に電気が
供給される。
【0017】ロータリ充填器10は、図1に示すように、
回転軸12の回転によって、各作業ユニット20を、順次、
各作業ステーションST1〜6に位置するように間欠的
に移動させるようになっている。搬入コンベア50の終端
部に近接した作業ステーションST1では、搬入コンベ
ア50の終端部から作業ユニット20のテーブル24c上にボ
トル81が移載される。作業ステーションST2では、カ
プセル23が上昇されて、蓋体22aにカプセル23上端面が
気密状態で当接される。これにより、カプセル23内を気
密状態とされ、その後に、カプセル23内が一次減圧され
る。このとき、カプセル23内に位置するボトル81内も同
時に減圧される。作業ステーションST3では、その上
方に配置されたトナー計量器70から所定量のトナーが作
業ユニット20におけるトナー供給機構25のホッパー25a
内に切り出されるとともに、カプセル23の内部に位置し
ているテーブル24cが上昇されて、該テーブル24c上に載
置されたボトル81のトナー投入口81aが、ノズル部26の
近傍に位置される。このような状態で、カプセル23内が
二次減圧され、該カプセル23内に位置するボトル81内も
同時に減圧される。作業ステーションST4では、テー
ブル24cがさらに上昇されて、ボトル81のトナー投入口8
1aがノズル部26に嵌合される。そして、弁体27が下降さ
れてノズル部26が開放されることにより、トナー供給機
構25におけるホッパー25a内に切り出されたトナーがボ
トル81内へと流下される。このとき、同時にカプセル23
内が昇圧されて、ボトル81の周囲が大気圧とされる。そ
して、作業ステーションST5において、カプセル23お
よびテーブル23cが下降されて、作業ステーションST
6にて、トナーが充填されたボトル81が搬出装置80によ
って搬出コンベア90上に移載される。
【0018】各作業ユニット20上のボトル81は、各作業
ユニット20が周回移動する間も、その向きは変化され
ず、従って、作業ステーションST6では、作業ステー
ションST1に載置された状態から300度にわたってそ
の向きが変更された状態になっている。そして、作業ス
テーションST6上のボトル81が、容器搬出装置80によ
って、搬出コンベア90上へと移載される。該容器搬出装
置80は、前記容器搬入装置60と同様に、90度にわたって
水平方向へ往復回動するアーム部80aの先端部に、チャ
ッキング爪80bが設けられており、該チャッキング爪80b
によって、作業ユニット20上のボトル81を支持するリテ
ーナをチャックして、アーム部80aが90度にわたって旋
回することにより、搬出コンベア90の始端部に設けられ
た旋回テーブル91上に移載される。
【0019】搬出コンベア90の始端部に設けられた旋回
テーブル91は、例えばロータリータイプのエアーシリン
ダにより水平状態で120度にわたって往復回動するよう
になっている。従って、作業ステーションST6上のボ
トル81は、容器搬出装置80によって、90度にわたって旋
回された後に、旋回テーブル91によって120度にわたっ
て旋回される。そして、旋回テーブル91によって120度
にわたって旋回されたボトル81が、搬出コンベア90によ
って搬出される。その結果、搬出コンベア90上を搬送さ
れるボトルは、該搬出コンベア90と直線状態となった搬
出コンベア50上を搬送される際の向きと同様の向きとな
る。従って、ボトル81にラベルを貼付したり、該ラベル
に印字するために搬送コンベア50に配列された状態と同
じ向きに整列された状態で、搬出コンベア90で搬出され
るようになっている。
【0020】ボトル81を支持するリテーナ30は、図4に
示すように、直方体状をしており、上端面にボトル81の
低部が嵌入する凹部31が形成されている。また、リテー
ナ30の下端部には、該凹部31の形状に拘らず、一定の寸
法の全周にわたって連続した環状のチャッキング溝32が
形成されており、該チャッキング溝32に搬入装置60のチ
ャッキング爪60bおよび搬出装置80のチャッキング爪80b
が嵌入して、該リテーナ30をチャッキングするようにな
っている。従って、ボトル81の形状等が変更されても、
リテーナ30内にボトルが嵌合し得るようになっていれ
ば、搬入装置60および搬出装置80のチャッキング爪60b
および80bを取り替える必要がなく、多品種のボトル等
の容器に搬入装置および搬出装置が対応できる。
【0021】各作業ユニット20は、図3に示すように、
回転軸12に取り付けられた支持板12aおよび12bに対して
着脱可能に支持されており、粉体充填装置の組立、移設
およびメンテナンスを容易に行えるようになっている。
各作業ユニット20は、鉛直状態となった中空円筒状の一
対の支柱21および21を有しており、各支柱21が各支持板
12aおよび12bの外周部に設けられた一対の切り欠き部16
aおよび16a内を挿通して鉛直状態で支持されている。各
支柱21の下端部には底板21aが水平状態で支持されてい
る。該底板21aの上方には該底板21aに近接して下部固定
板21bが設けられており、該下部固定板21bのさらに上方
には、適当な間隔をあけて上部固定板21cが水平状態で
支持されている。
【0022】下部固定板21bはほぼ正方形状になってお
り、その上面の中央部には、ボトル81を支持したリテー
ナ30が載置されるテーブル24cを昇降駆動するテーブル
昇降機構24が設けられている。また、該下部固定板21b
の上面における各支柱21間には、該テーブル24c上に載
置されたボトル81の周囲を取り囲むように上昇される鉛
直状態の円筒状カプセル23を昇降させるカプセル昇降機
構24も設けられている。カプセル23は、透明樹脂によっ
て構成された上部カプセル23aと下部カプセル23bとに2
分割されるようになっており、上部カプセル23aと下部
カプセル23bとが気密状態で接合されている。
【0023】作業ユニット20の上部に設けられたトナー
供給機構25のホッパー25aは、各支柱21の上端部に水平
状態で支持された上部支持板22bに、該上部支持板22bに
設けられた切り欠き部22d内に嵌入された状態で支持さ
れている。そして、該上部支持板22aの下方には、カプ
セル23の上端面に当接される蓋体22aが水平状態で支持
されている。該蓋体22aと上部支持板22bとは、各支柱21
の上端部にそれぞれ外嵌された円筒状の連結パイプ22c
および22cによって、所定の間隔をあけて連結されてい
る。該ホッパー25aの下端部には円筒状の連結管25bが連
結されている。蓋体22aには、ホッパー25aの下端部に連
結された連結管25bが挿通する貫通孔22eが設けられてい
る。また、該蓋板22aには、該貫通孔22eを挟んで一対の
減圧孔22fおよび大気導入孔22gもそれぞれ設けられてい
る。中央の貫通孔22eを挿通した連結管25bには、下方か
ら締付ナット25dがネジ結合される。これにより、ホッ
パー25aおよび連結管25bが上部支持板22bおよび蓋体22a
に固定されるようになっている。連結管25bの内部に
は、ホッパー25a内のトナーを、テーブル25c上に載置さ
れたボトル81へ流下させるためのノズル部26がネジ結合
されており、このノズル部26の下方に、該ノズル部26の
下端開口部を開閉する弁体27が昇降可能に配置されてい
る。弁体27は、連結管25bおよびホッパー25aの軸心部を
挿通する弁体駆動軸28の下端部に取り付けられている。
【0024】作業ユニット20の上部に設けられたトナー
供給機構25は、上部支持板22bに支持されたホッパー25a
を有しており、該ホッパー25a内の軸心部には、弁体駆
動軸28が挿通している。該弁体駆動軸28は、ホッパー25
aの下端部に連結された連結管25bの軸心部、および該連
結管25bの下端部に連結されたノズル部26の軸心部も挿
通しており、該弁体駆動軸28の下端部に、弁体27が取り
付けられている。蓋体22aの貫通孔22eを通過する連結管
25bの下端部は、締め付けナット25dによって蓋板22aに
固定されており、ノズル部26は、該該連結管25bの下端
部内周面に着脱可能にネジ結合されている。
【0025】弁体駆動軸28の上端部は、図5に示すよう
に、ホッパー25aの上端面を閉塞する蓋部25gを貫通して
上方へ延出しており、該弁体駆動軸28の上端部が、連結
ロッド61を介して、蓋部25g上に取り付けられたエアー
シリンダ62に連結されている。連結ロッド61と弁体駆動
軸28の上端部とは、着脱自在な連結ピン(図示せず)に
よって連結されている。従って、連結ロッド61と弁体駆
動軸28とは、容易に分離させることができる。蓋部25g
には、ホッパー25a内へトナーを流入させるための円筒
状の導入管部25hが設けられており、作業ユニット20が
ステーションST3に位置されると、該導入管部25hが
ステーションST3の上方に設けられたトナー計量器70
の流出口下方に、整合状態で位置される。
【0026】カプセル23の上端面に気密状態で当接する
蓋体22aの減圧孔22fには、図6に示すように、電磁式の
開閉弁93が設けられており、該開閉弁93に、排気型の減
圧器94がそれぞれ接続されている。該開閉弁93は、減圧
孔22fに気密に圧接される弁体93aが、該減圧孔22fを気
密で覆うシリンダー93b内に配置されている。該弁体93a
は、該シリンダー93bの外部に配置されたソレノイド93c
にて駆動されるようになっている。シリンダー93b内
は、排気型の減圧器94に接続されている。
【0027】排気型の減圧器94は、図7に示すように、
高圧エアーが通流する主通路96と、該主通路96内を通流
する高圧エアーによって減圧されるように該主通路96に
連通するサブ通路97とを有しており、各サブ通路97が、
前述の電磁式の開閉弁93を介して、蓋体22aに設けられ
た減圧孔22fに接続されている。従って、蓋体22aにカプ
セル23が圧接された状態で、減圧器94の主通路96内を高
圧エアーが通流すると、サブ通路97が減圧されて、開閉
弁93が開放されていることにより蓋体22aの貫通孔22eを
通してカプセル23内が減圧される。
【0028】各作業ユニット20に設けられる各排気型減
圧器94の主通路96には、電磁式の開閉弁92がそれぞれ接
続されており、さらに、2つの開閉弁92が1つのマニホ
ールド98を介して単一の高圧エアー供給源95にそれぞれ
接続されている。1つのマニホールド98には、相互に対
向する位置に配置された一対の作業ユニット20における
カプセル23を減圧する際に使用される2つの開閉弁92が
それぞれ接続されている。各作業ユニット20は、作業ス
テーションST2、ST3、およびST4にてカプセル
23内が減圧されるようになっており、また、これらの各
作業ステーションST2、ST3、およびST4と対向
した作業ステーションST5、ST6、およびST1で
は、カプセル23内が減圧されない。従って、各マニホー
ルド98に接続される電磁式の開閉弁92は、同時に駆動さ
れることがない。このように、マニホールド98を使用す
ることにより、配管を簡素化することができ、しかも、
各マニホールド98に接続される減圧器94が同時に動作さ
れないために、各マニホールド98に接続される配管を大
径化する必要がない。
【0029】高圧エアー供給源95から供給される高圧エ
アーは、図2に示す中空の連結軸11の上端部から該連結
軸11内へ送給されて、図示しない3本の配管から3つの
マニホールド98へと送給される。そして、各マニホール
ド98からフレキシブルな連結パイプによって各蓋体22a
に取り付けられた減圧器94へ開閉弁92を介して送給され
る。各減圧器94から排気されるエアーは、各作業ユニッ
ト20が取り付けられる一対の支柱21の中空となった一方
を通って、中空の回転軸12、および該回転軸12が連結さ
れたダイレクトドライブモーターの中空の出力軸内を通
って排出されるようになっている。各排気型の減圧器94
は、内部の通路96および97内を高圧エアーが通流するた
めに、各通路96および97内にトナー等の微粉塵が滞留す
るおそれがない。
【0030】蓋体22aの大気導入孔22gは、減圧状態のカ
プセル23内を常圧に復帰させる際に利用されるように設
けられており、該大気導入孔22gには、例えば、図6に
示す電磁式の開閉弁93と同様の構成の電磁式開閉弁が設
けられており、該開閉弁によって開閉されるようになっ
ている。
【0031】各作業ステーションST4およびST5に
は、図5に示すように、導入管部25hの上方に、ロータ
リ充填器10のベース支柱15に連結ロッド67で連結された
集塵フード65が設けられており、集塵フード65の上面に
は、集塵パイプ66が一端部が接続されており、集塵パイ
プ66を通じて導入管部25hから吸引したトナーの粉塵を
外部へ排出し、導入管部25hから漏出するトナーが周囲
に飛散することを防止するようになっている。また、上
記ベース支柱15には、ノッカ用シリンダ68が設けられて
おり、このシリンダ68に連結されたアーム69の先端部に
は、ホッパー25aを打撃して振動を与えるノッカ29が接
続されている。このノッカ29による振動でボトル81への
トナー充填が一層促進され、充填作業が安定化されるよ
うになっている。
【0032】トナー充填作業が自動的に実施されている
場合において、6つの作業ユニット20におけるいずれの
作業ユニット20が、作業ステーションST1〜ST6の
いずれに位置しているかを特定する必要がある。このた
めに、本発明のトナー充填装置では、図8に示すよう
に、例えば作業ステーションST2には、作業ユニット
の周回移動域に近接して、例えば磁気センサーである6
つのユニットセンサーMS1〜MS6が、適当な間隔を
あけて並設されているのに対して、各作業ユニット20に
は、これらのユニットセンサーMS1〜MS6が配置さ
れた作業ステーションST2に位置された場合に、いず
れかの1つのユニットセンサーに最も近接した位置に、
1つの被検出物MK1〜MK6がそれぞれ設けられてい
る。従って、ユニットセンサーが配置された作業ステー
ションST2において、ユニットセンサーMS1〜6の
いずれが被検出物を検出しているかによって、該作業ス
テーションSTにいずれの作業ユニット20が位置してい
るかが確認できる。
【0033】また、充填作業を開始するにあたり、各作
業ユニット20を、それぞれの作業ステーションST1〜
ST6の所定位置に割り付ける必要がある。このため
に、各作業ユニット20における同一位置に割付用の被検
出物が、それぞれ設けられており、また、任意の作業ス
テーション(例えば作業ステーションST5)に、各作
業ユニット20が該作業ステーションの所定の位置に達し
た場合にその作業ユニット20における被検出物を検出す
る割付センサーが配置されている。従って、充填作業を
開始するにあたり、割付センサーが設けられた作業ステ
ーションに近接するいずれかの作業ユニット20が、該作
業ステーションの所定位置に達したことを該割付センサ
ーによって確認されると、その時点から充填作業が開始
される。
【0034】このような構成の粉体充填装置によるトナ
ー充填作業を、図9の動作説明図および図10〜15の
フローチャートに基づいて説明する。上述のように、ト
ナー充填作業を開始するにあたり、各作業ステーション
ST1〜ST6に、それぞれの作業ユニット20が割り付
けられる。作業ステーションST1において、図9
(a)に示すように、所定の位置に作業ユニット20が停
止された状態では、カプセル23は最下側に下降してお
り、従って、テーブル24cがカプセル23の上端面よりも
上方に位置されている。また、作業ユニット20の上部に
設けられたトナー供給器25の下端部に位置するノズル部
26は、上方へ移動された弁体27によって閉塞されてい
る。
【0035】このような状態になると、作業ステーショ
ンST1では、図10のフローチャートに示すように、
ステップS11から、タイマーによる計時が開始されるス
テップS12へと進み、搬入コンベア50の終端部位置にボ
トル81が搬送されているかが確認される(S13)。そし
て、搬入コンベア50の終端部にボトル81が搬送されてい
る場合には、搬入装置60によってボトル81が、作業ステ
ーションST1におけるテーブル24c上に載置されるに
要する所定時間が経過するのを待って(S15)、フラグ
Fがセットされ(S17)、その後に回転軸12が回転され
て各作業ユニット20が一体的に周回移動し、作業ステー
ションST1内に位置する作業ユニット20は、作業ステ
ーションST2内に位置される(S19)。また、搬入コ
ンベア50の終端部上にボトル81が存在しない場合には、
タイマーの計時を停止して(S14)、直ちに、作業ステ
ーションST1におけるテーブル24c上にボトルが移載
されているかを確認する(S16)。そして、テーブル24
c上にボトル81が移載されていない場合には、以後、各
作業ステーションにおいて、ボトル81へトナーを充填す
るために実施される各作業を実施させないために、非常
停止される。これに対して、テーブル24c上に、ボトル8
1が移載された状態になっている場合には、カプセル昇
降機構30が駆動されてカプセル23が上昇されるとともに
(S18)、回転軸12が回転されて各作業ユニット20が一
体的に周回移動し、作業ステーションST1内に位置す
る作業ユニット20は、作業ステーションST2内に位置
される(S19)。
【0036】作業ユニット20が作業ステーションST2
に位置されると、図11のフローチャートに示すよう
に、まず、ボトル81がテーブル24c上に載置されている
ことを確認するために、フラグFがセットされているか
を確認する(S20)。そして、ボトル81がテーブル24c
上に載置されていずにフラグFがセットされている場合
には、この作業ステーションST2では、以下の一連の
動作が実施されないようになっている。これに対して、
ボトル81がテーブル24c上に載置されていてフラグFが
セットされていない場合には、図9(b)に示すよう
に、カプセル23は、その上端が蓋体22aの下端面に密着
するまで上昇され、蓋体22aによってカプセル上端面が
気密状態に閉止される(S21)。これにより、カプセル
23の上昇が停止される。このような状態になると、蓋体
22aによってカプセル23の上端面が気密に封止されたこ
とを確認するために、作業ユニット20に設けられた減圧
器94によりカプセル23内が減圧されるように、開閉弁93
が開放されて蓋体22aの減圧孔22fが開放されるととも
に、大気導入孔22gが閉塞される。そして、減圧器94が
動作されることにより(S22)、該カプセル23内の圧力
が、例えば-300mmHgにまで減圧されることを確認する
(S23)。カプセル23内に位置するボトル81は、そのト
ナー投入口81aが開放されているために、カプセル23内
の減圧と同時に該ボトル81内も減圧される。
【0037】このような確認作業によって、カプセル23
の上端面が密閉されていることが確認されると、ロータ
リトナー充填器10の回転軸12が回転されて、作業ユニッ
ト20は作業ステーションST3へと周回移動される(S
24)。
【0038】作業ステーションST3では、前述の作業
ステーションST2と同様に、最初に、ボトル81がテー
ブル24c上に載置されていることを確認するために、フ
ラグFがセットされているかを確認する(S25)。そし
て、ボトル81がテーブル24c上に載置されていずにフラ
グFがセットされている場合には、この作業ステーショ
ンST2では、以下の一連の動作が実施されないように
なっている。これに対して、ボトル81がテーブル24c上
に載置されていてフラグFがセットされていない場合に
は、図9(c)に示すように、弁体27にてノズル部26の
下端開口部が閉塞されているトナー供給器25に、該トナ
ー供給器25の上方に位置するトナー計量器70から所定量
のトナーが供給される(S26)。このとき、カプセル23
内の減圧が継続されており、該カプセル23内の減圧値
が、ー500mmHgに到達した時点で(S27)、テーブル昇降
用のエアーシリンダ24sが駆動されて、ボトル81を上昇
させるべくテーブル24cが上昇される(S28)。このと
きの減圧によって、同時に、ボトル81内も同様に減圧さ
れる。そして、ボトル81がカプセル23内を上昇するとと
もに、該カプセル23内に、該エアーシリンダ24sのピス
トンロッド24pを覆うカバー部材24bが進入する。このよ
うにして、ボトル81のトナー投入口81aがノズル26に近
接した所定位置に達すると、エアーシリンダ24sの駆動
が停止される(S29)。
【0039】このとき、カプセル23内に円筒状のカバー
部材24bが順次進入するために、該カプセル23内の減圧
度が変化する。このため、ボトル81のトナー投入口81a
がノズル26に嵌合される直前の該ノズル26に近接した状
態になると、一旦、テーブル24cの上昇が停止される。
ボトル81がノズル26に近接した所定位置になったことを
確認するために、透明なカプセル23を挟んで発光部と受
光部が水平に配置された光電スイッチが設けられてい
る。これにより、ボトル81の上端部がノズル部26内に進
入しない所定の状態とされる。
【0040】ボトル81のトナー投入口81aがノズル26に
近接した状態になって、該ボトル81の上昇が停止される
と、エアーシリンダ24sには、ピストンロッド24pを下降
させる方向へ、比較的高いエアー圧力が加えられる。こ
のエアー圧力は、カプセル23内が減圧されていることに
よってテーブル24cに加わるが上方への力と釣り合うよ
うに設定されており、これにより、テーブル24cは所定
の高さ位置に確実に停止される。
【0041】このように、ボトル81のトナー投入口81a
がノズル部26近傍の所定位置に停止された状態になり、
カプセル23内が減圧器94による減圧によって、カプセル
23内およびボトル81内が、設定減圧値の98%に達するま
で減圧される(S30)と、開閉弁93が動作されて、蓋体
22aの減圧孔22fが閉塞され、減圧器94によるカプセル23
内の減圧が停止される(S31)。そして、すでに、トナ
ーホッパー25a内への所定量のトナーがすでに計量され
て充填されていることが確認される(S32)と、カプセ
ル23およびボトル81内がその減圧状態を保持して、ロー
タリ充填器10の回転器12が回転されて、次の作業ステー
ションST4へと作業ユニット20が周回移動される(S
33)。
【0042】作業ステーションST4では、図13に示
すように、最初にフラグFがセットされているかを確認
して(S34)、ボトル81がテーブル24cに載置されてい
ることを確認する(S34)。そして、フラグFがセット
されていない場合には、図9(d)に示すように、減圧
孔22fを開放すべく開閉弁93が開放されて、カプセル23
内の減圧が再開され(S35)、カプセル23内およびボト
ル81内が設定圧力となるまで減圧される(S36)。この
ように、作業ステーションST3にて、ボトル81を所定
の高さ位置に上昇させるために、カプセル23内に進入す
るカバー部材24bによるカプセル23内の減圧度が変更さ
れるが、ボトル81がノズル部26に近接した位置まで上昇
させて、最終的にカプセル23内に進入されるカバー部材
24b量の大部分が進入した状態になると、テーブル24cの
上昇を一旦停止し、その後に、さらに、カプセル23内を
減圧して設定圧力となるように減圧するようにしている
ために、カプセル23内は正確に設定値にまで減圧され
る。
【0043】カプセル23が設定圧にまで減圧されると、
減圧孔22fを閉塞するべく、開閉弁93が駆動されて、カ
プセル23内の減圧が終了されるとともに、ボトル81のト
ナー投入口81aがノズル部26に嵌合するように、テーブ
ル24cがさらに上昇される(S37)。そして、ボトル81
のトナー投入口81aに弁体27が進入して、該トナー投入
口81aが、ノズル部26に嵌合されたパッキン26cの下端面
に気密に圧接される。
【0044】このような状態になると、減圧器94が停止
されるとともに、大気導入孔22gが開放され、さらに同
時にタイマーによる経時が開始される(S38)。そし
て、タイマーが所定時間になると(S39)、トナーホッ
パー25aの蓋部25g上に取り付けられたエアーシリンダ62
が駆動されて、弁体27に連結された弁体駆動軸28が下方
へと移動される。これにより、弁体27が下降されて、ノ
ズル部26の下端開口部が開放され、ホッパー25a内のト
ナーが、減圧状態になったボトル81内へと高速で流下さ
れる(S40)。
【0045】このとき、カプセル23の上端面に圧接され
た蓋体22cの大気導入孔22gは、トナーが充填される前に
時間差を設けて開放されるようになっているために、ト
ナーが充填される際のボトル81の内部と外部との圧力差
が小さくなっているために、該ボトル81が、高速で流入
するトナーによって破損するおそれがない。ノズル部26
の下端開口部が開放される際には、ホッパー25aを振動
させるノッカー29を駆動させるためのタイマーが経時を
開始する(S40)。そして、該タイマーに設定された所
定時間が経過すると(S41)、ノッカー29が所定時間に
わたって駆動され、トナーホッパー25aが振動される
(S42)。その結果、トナーホッパー25a内のトナー
が、滞留することなく、確実にボトル81内に流下する。
その後に、回転軸12が回転されて、作業ユニット20が作
業ステーションST5へ周回移動される(ST43)。
【0046】作業ステーションST5では、図14のフ
ローチャートに示すように、まず、フラグFがセットさ
れていないことを確認して(S45)、ボトル81が昇降テ
ーブル上に載置されている場合には、図9(e)示すよ
うに、該作業ステーションST5に設けられたノッカー
29が駆動されてホッパー25aが振動され、該ホッパー25a
内に残留するトナーが確実にボトル81内へと排出され
る。同時に、ノズル部26閉塞用のタイマーが経時を開始
する(S46)。そして、所定時間にわたってノッカー29
が駆動されて、該タイマーに設定された所定時間が経過
すると(S47)、弁体27が上昇されて、ノズル部26の下
端開口部が閉塞される(S48)。同時にノッカー29の駆
動が終了される(S49)。その後に、ボトル81を下降さ
せるべく、テーブル24cが下降されるとともに、カプセ
ル23が下降される。ボトル81およびカプセル23が下降さ
れると、ボトル81およびカプセル23を下降させるために
要する所定時間が設定された下降用タイマーが経時を開
始する(S50)。そのタイマーに設定された所定時間が
経過すると(S51)、ロータリトナー充填器10の回転軸
が回転されて(S52)、作業ユニット20は、最後の作業
ステーションST6に周回移動される。
【0047】最後の作業ステーションST6では、図1
5のフローチャートに示すように、フラグFがセットさ
れていないことを確認して(S53)、図9(f)に示す
ように、搬出装置80が起動されて(S54)、テーブル24
c上に載置されたトナーが充填されているボトル81が搬
出装置80のチャッキング爪80bによってチャッキングさ
れる(S55)。そして、搬出装置のアーム部80aが旋回
される(S56)。その後、ボトル81がノズル部26の下方
領域から退出されてクリーナ71と接触しないことが確認
されると(S57)、クリーナ71が起動されて、ノズル部
26の下方領域へと進出する。そして、クリーナー71が、
ノズル部26に嵌合され、該クリーナ71の内部を吸引し
て、弁体27、ノズル26内周面、ホッパー25a内周面等に
付着したトナーが除去される。このように、クリーナ71
は、搬出されるボトル81と干渉しないように設定されて
いるために、クリーナ71の移動域を低減させることがで
き、装置全体をコンパクト化できる。
【0048】クリーナの起動時にはクリーナ用のタイマ
ーによって経時が開始され(S58)、そのタイマーによ
って設定された所定時間になると(S59)、クリーナ71
は、ノズル部26との嵌合が外されて、当初の位置へと復
帰される(S60)。そして、搬出装置80によってボトル
81が、搬出コンベア90の旋回テーブル91上に載置された
ことが確認されると(S61)、ロータリ充填器10の回転
軸12が回転されて(S62)、作業ユニット20は、ステー
ションST1へと周回移動される。その後、作業ステー
ションST1〜ST6にて、前述の動作と同様の動作が
繰り返されて、ボトル81内にトナーが充填される。
【0049】このように、本発明のトナー充填装置で
は、各作業ステーションST1〜ST6が円周方向に等
しい間隔を隔てた円周上に配置されており、各作業ステ
ーションST1〜ST6にて、トナーを容器内に高速お
よび高密度で充填するために必要な各工程が実施される
ために、トナー充填作業を小スペースで実施することが
できる。しかも、各作業ステーションにて、同時に、必
要な各工程が実施されるために、トナー充填が高効率で
実施される。
【0050】本発明のトナー充填装置では、トナーが正
常に充填されない非常時、あるいは、メンテナンス時
に、手動によって運転されるようになっており、その手
動操作のための制御盤が設けられている。この制御盤に
は、図16に示すように、6個の各作業ユニット20をそ
れぞれ動作させるための6つの選択スイッチ105が設け
られている。これらの選択スイッチ105は、複数を選択
することが可能になっている。また、該電気制御盤に
は、各作業ユニット20における所定動作を指示する複数
の動作指示スイッチ106も設けられており、選択スイッ
チ105によって選択された作業ユニット20が、動作指示
スイッチ106によって選択された動作を実行するように
なっている。選択スイッチ105によって複数の作業ユニ
ット20が選択されると、動作指示スイッチ106にて選択
された動作が、各作業ユニット20にて同時に実施され
る。従って、非常時における充填作業の再開、メンテナ
ンス等が容易に行えるようになっている。
【0051】次に、トナー充填作業が自動運転されてい
る場合における異常発生時の制御について説明する。ト
ナー充填作業中に、何らかの異常が発生すると、図17
のフローチャートに示すように、ロータリ充填器10は停
止状態とされる(S71)。このような停止状態になる
と、図16に示す制御盤に設けられた手動スイッチ107
が動作されることにより(S72)、前述の任意の作業ス
テーションに配置された割付センサーによって、その作
業ステーションの所定位置に任意の作業ユニット20が停
止しているかを確認する(S73)。そして、作業ユニッ
ト20が作業ステーションに停止されていない状態であれ
ば、割付センサーがオンするまで、ロータリ充填器10の
回転軸12が、通常の充填作業時とき逆方向へと回転され
る(S74)。これにより、各作業ユニット20は、それぞ
れ、近接した各作業ステーションST1〜ST6に割り
付けられた状態になる。
【0052】このような状態になると、作業ステーショ
ンST1近傍に配置された搬入装置60において、ボトル
81がチャッキング爪60bにてチャッキングされているか
を確認する(S75)。このとき、すでに、ボトル81が搬
入装置60のチャッキング爪60bにチャッキングされてい
る状態になっている場合には、チャッキングされたボト
ル81を搬送コンベア50上に戻すようになっている(S7
6)。そして、搬入装置60を初期状態に復帰させること
により(S77)、作業ユニット20内へのボトル81の搬入
が停止される。
【0053】また、作業ステーションST6では、すで
に搬出装置が起動可能であるかを確認し(S78)、も
し、起動可能な状態であれば、搬出装置80が駆動され
て、テーブル24c上に載置されているトナーが充填され
たボトル81が、搬出コンベア90上へ移載される(S7
9)。このような一連の作業が終了すると、トナー充填
装置は自動運転が禁じられて、前述の制御盤により手動
操作される状態になる(S80)。このように、異常の発
生によって停止された状態になって、自動運転を解除し
て手動操作に切り換える場合には、各作業ユニット20
は、それぞれの作業ステーションST1〜ST6におけ
る作業が終了して、次の作業ステーションへ到達してい
ない状態では、その前の作業が終了した作業ステーショ
ンに割り付けられた状態になる。従って、自動運転を再
開させるに際して、例えば、各作業ステーションST3
およびST4にてトナーホッパー25aに充填されたトナ
ーを除去して初期状態に復帰させるために、作業ステー
ションST5において、前述の操作盤における所定の動
作スイッチ106を操作して、全トナー充填工程を手動で
行うことによって、ホッパー25a内のトナーをボトル81
へ排出することができる。
【0054】さらに、このような非常停止時において、
作業ユニット20におけるカプセル23内がすでに減圧され
ている場合には、大気導入孔22gから減圧室23c内に大気
を導入するようになっている。このとき、大気をカプセ
ル23内へ導入する前に、減圧孔22fに取り付けられた開
閉弁93がソレノイド93cによって駆動されて開放状態と
される。これにより、カプセル23内に進入したトナーが
開閉弁93のシリンダー93b内に侵入されない。そして、
開閉弁93の弁体93aが減圧孔22fが確実に閉塞しているこ
とを確認した後に、大気導入孔22gが開放される。この
ようにすることにより、カプセル23内から開閉弁93のシ
リンダ93bおよび減圧器94内にトナー等が進入すること
が防止される。
【0055】また、非常停止される際に、作業ステーシ
ョンST4において、作業ユニット20が割り付けられ
て、図13のフローチャートにおけるステップS38の大
気導入孔22gがすでに開放された状態になっている場合
には、その後のステップS40におけるノズル部26が開放
されるまでの動作が実行されるようになっている。その
結果、ボトル81内にはトナーが充填された状態となり、
従って、非常停止によってカプセル23内を大気圧に復帰
させる動作が遅延した場合にも、ボトル81の破損や、カ
プセル23内でのトナー飛散が防止される。
【0056】さらにまた、本発明のトナー充填装置で
は、いずれかの作業ユニット20において、カプセル23内
が減圧できなくなった場合にも、残り作業ユニット20に
よる充填作業の自動運転が可能になっている。すなわ
ち、図18のフローチャートに示すように、自動運転時
において(S102)、作業ステーションST2にてカプ
セル23内が所定の減圧値にならない場合(図11のステ
ップS23に相当、図18のステップS103)には、内部
が減圧されないカプセル23を有する作業ユニット20が特
定されて記憶される(S104)。そして、記憶された作
業ユニット20のカプセル23が連続して減圧不良になって
いるかを確認する(S105)。このとき、同一のカプセ
ル23が連続して減圧不良になっていない場合には、自動
運転が再開される。しかしながら、同一のカプセル23が
連続して不良になっている場合には、例えば、前述の制
御盤に設けられた警報ランプが点灯されて、カプセル23
の不良が報知されると同時に、フラグFcがセットされ
る(S106)。
【0057】このような状態で、自動運転が再開される
と(S106)、前述したように、フラグFcがセットされ
た作業ユニット20が各作業ステーションへ移動しても、
それぞれの作業ステーションでは、その作業ユニットは
動作されない。従って、他の5つの作業ユニット20によ
って、ボトル81内へのトナーの充填作業が実施される。
【0058】これに対して、自動運転が再開されること
なく、自動運転が終了する場合、あるいは、自動運転時
に自動運転が終了される場合には(S101)、警報ラン
プがオフされて(S107)、ロータリ充填器10へのトナ
ーの搬入が禁止される(S108)。さらに、全作業ユニ
ット20上のボトルが搬出コンベア90上に搬出される(S
109)。このような状態になると、フラグFcがセット状
態になっていることが確認される(S110)。このと
き、フラグFcがセットされていない場合には、直ちに
終了状態とされるのに対して、フラグFcがセットされ
ている場合には、作業ユニット上のボトルが搬出された
後も、作業ユニット20が周回移動されて、不良カプセル
を有する作業ユニット20が作業ステーションST2へと
移動される(S111)。このような状態になると、再
度、警報ランプが点灯されて、所定の作業ステーション
ST2に位置する作業ユニット20におけるカプセル23内
の減圧ができないことが報知される(S112)。そし
て、警報ランプがオフされることにより、トナー充填装
置は終了状態とされる(S113)。
【0059】
【発明の効果】本発明の粉体充填装置は、このように、
容器内に粉体の連続的に高効率で充填することができ
る。しかも、異常が発生した場合にも、容器の破損、粉
体の飛散等が抑制されて、安全に作業が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粉体充填装置の一例であるトナー充填
装置を示す概略平面図である。
【図2】そのトナー充填装置の概略側面図である。
【図3】そのトナー充填装置に設けられた作業ユニット
の分解斜視図である。
【図4】そのトナー充填装置に使用されるリテーナの側
面図である。
【図5】そのトナー充填装置に設けられた集塵機構およ
びノッカを示す斜視図である。
【図6】各作業ユニットにおける減圧孔およびその周辺
の断面図である。
【図7】各作業ユニットに設けられる減圧器とその配管
図である。
【図8】各作業ユニットを特定するために設けられるユ
ニットセンサーとその被検知物との関係を示す説明図で
ある。
【図9】(a)〜(f)は、それぞれトナー充填装置の
各作業ステーションでの動作を説明するための概略図で
ある。
【図10】第1作業ステーションにおける作業ユニット
の動作説明のためのフローチャートである。
【図11】第2作業ステーションにおける作業ユニット
の動作説明のためのフローチャートである。
【図12】第3作業ステーションにおける作業ユニット
の動作説明のためのフローチャートである。
【図13】第4作業ステーションにおける作業ユニット
の動作説明のためのフローチャートである。
【図14】第5作業ステーションにおける作業ユニット
の動作説明のためのフローチャートである。
【図15】第6作業ステーションにおける作業ユニット
の動作説明のためのフローチャートである。
【図16】制御盤の正面図である。
【図17】トナー充填装置の非常停止時における制御を
示すフローチャートである。
【図18】トナー充填装置における作業ユニットのカプ
セルの減圧不良が発生した場合の制御を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10 ロータリ充填器 20 作業ユニット 24 昇降機構 25 粉体供給器 25a ホッパー 25b 流下管 26 ノズル 27 弁体 60 搬入装置 80 搬出装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−287801(JP,A) 特開 平3−56202(JP,A) 実開 平3−78705(JP,U) 実開 昭62−25601(JP,U) 実開 昭61−35103(JP,U) 実開 昭60−38201(JP,U) 実開 平1−76600(JP,U) 実公 昭50−36042(JP,Y1) 特表 平1−500347(JP,A)

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端開口部が開閉可能であって容器内に
    流下される所定量の粉体が流下するノズル部と、容器載
    置部と、容器と該ノズル部とを気密に囲うカプセルと、
    容器の粉体投入口と該ノズル部とを嵌合または嵌合解除
    させるように該ノズル部と該容器載置部とを相対的に移
    動させる移動機構とを具備する複数の作業ユニットを有
    すると共に、該カプセル内を減圧する減圧機構及び昇圧
    する昇圧機構を有し、各作業ユニットにて、カプセル内
    で容器の内部と外部とを平衡に減圧し、その後に該容器
    の粉体投入口と該ノズル部とを嵌合させ、該容器の内部
    に粉体を流下させると同時に該容器の外部を昇圧するこ
    とにより粉体を容器内に充填する粉体充填装置であっ
    て、 各作業ユニットがそれぞれ同一の円周上を周回移動する
    ように配置されており、充填に必要な動作を行う複数の
    作業ステーションに順次各作業ユニットを移動させる割
    付手段と、 それぞれの作業ユニットを特定し得るように、各作業ユ
    ニットにおける異なる位置にそれぞれ設けられた被検出
    手段と、 いずれか一つの作業ステーションに、各作業ユニットに
    設けられたそれぞれの被検出手段を検出し得るように設
    けられた検出手段とを有する粉体充填装置
  2. 【請求項2】 前記各作業ユニットは、周回移動域の軸
    心部に設けられた回転軸に連結されており、該回転駆動
    軸に同軸状態で回転駆動源が連結されている請求項1記
    載の粉体充填装置
  3. 【請求項3】 前記各作業ユニットは、周回移動される
    円周上に等しい間隔をあけて配置されており、それぞれ
    が前記回転軸に着脱可能になっている請求項1記載の粉
    体充填装置
  4. 【請求項4】 前記各作業ユニットは6個設けられてお
    り、それぞれの作業ユニットが等しい間隔をあけて配置
    されている請求項1記載の粉体充填装置
  5. 【請求項5】 前記複数の作業ステーションが、 各作業ユニットの内部に搬入装置によって容器が前記容
    器載置部上に搬入される第1作業ステーションと、 搬入された容器の内部と外部を前記減圧機構により一次
    減圧する第2作業ステーションと、 一次減圧された容器の内部と外部とを前記減圧機構によ
    二次減圧する第3作業ステーションと、前記移動機構により容器の前記粉体投入口を前記ノズル
    部に嵌合させ、 減圧された容器内に粉体を流下させると
    ともに、容器の外部を昇圧して粉体を容器内に充填する
    第4作業ステーションと、前記移動機構により、 粉体が充填された容器を搬出し得
    る状態とする第5作業ステーションと、 各作業ユニット内部の容器が搬出装置によって各作業ス
    テーションから搬出される第6作業ステーションとから
    なる請求項1記載の粉体充填装置
  6. 【請求項6】 前記各作業ユニットには、計量装置によ
    り計量されて供給される所定量の粉体が貯留されるホッ
    パーが設けられており、前記第4作業ステーションに
    は、該ホッパーから上方へ飛散する粉体を集塵する集塵
    手段が設けられている請求項5記載の粉体充填装置
  7. 【請求項7】 前記第4作業ステーション及び前記第5
    作業ステーションの少なくともいずれか一方に、各作業
    ユニットに設けられたホッパーを振動させる振動手段が
    設けられている請求項5記載の粉体充填装置
  8. 【請求項8】 前記各作業ユニットにおける粉体が流下
    する部分を清掃する手段が、前記第6作業ステーション
    に位置する作業ユニットの内部へ進入し得るように配置
    されており、該清掃手段は、第6作業ステーションに位
    置する作業ユニットから前記搬出装置によって容器が所
    定位置まで移動された後に、該第6作業ステーションに
    位置する作業ユニット内へと進入する請求項5記載の粉
    体充填装置
  9. 【請求項9】 前記第1作業ステーションに位置する作
    業ユニットに容器が所定時間にわたって搬入されない場
    合にその作業ユニットを特定して記憶する記憶手段と、 該記憶手段によって作業ユニットが記憶された場合に、
    前記割付手段の動作を実施する手段と、 記憶された作業ユニットを第1作業ステーションを除く
    各作業ステーションにおいて動作させることなく、その
    作業ユニット以外の各作業ユニットを各作業ステーショ
    ンにて動作させる手段とを有する請求項5記載の粉体充
    装置
  10. 【請求項10】 前記作業ステーションのいずれか1つ
    に配設された第2の検出手段と、該第2の検出手段によ
    って検出されるように全ての作業ユニットにそれぞれ配
    置された第2の被検出手段とを有する請求項記載の粉
    体充填装置
  11. 【請求項11】 それぞれが同一の円周上を周回移動す
    るように配置されており、内部に搬入される容器の周囲
    を気密状態とするカプセルおよび気密状態とされたカプ
    セルの内部に連通する減圧器を有する複数の作業ユニッ
    トと、 各作業ユニットの内部に、容器が搬入される第1作業ス
    テーション、搬入された容器の周囲をカプセルによって
    気密状態として該容器の内部と外部とを同時に一次減圧
    するべく減圧器が動作される第2作業ステーション、一
    次減圧されたカプセルの内部を二次減圧するように減圧
    器が動作される第3作業ステーション、減圧された容器
    内に粉体を流下させるとともに、容器の外部を昇圧する
    第4作業ステーション、粉体が充填された容器を各作業
    ユニットから搬出し得る状態とする第5作業ステーショ
    ン、作業ユニット内の容器が搬出される第6作業ステー
    ション、の各作業ステーションに各作業ユニットを順次
    位置させる割付手段と、 各作業ステーションに位置された作業ユニットのいずれ
    かに異常が発生した場合に、各作業ユニットの周回移動
    を禁止する異常停止手段と、 各作業ユニットが周回移動している間にいずれかの作業
    ユニットに異常が発生した場合に、一旦、作業ユニット
    の周回移動を停止させた後に、各作業ユニットを通常の
    周回移動方向とは反対方向へと周回移動させて、各作業
    ユニットを近接した作業ステーションに位置させる再割
    付手段と、 異常の発生により各作業ユニットがそれぞれの作業ステ
    ーションに位置されて停止された状態で、前記第4作業
    ステーションに位置する作業ユニットが内部に位置する
    容器内に粉体を充填し得る状態であれば、継続して粉体
    充填動作を実施する充填動作継続手段とを有する粉体充
    填装置。
  12. 【請求項12】 それぞれが同一の円周上を周回移動す
    るように配置されており、内部に搬入される容器の周囲
    を気密状態とするカプセルおよび気密状態とされたカプ
    セルの内部に連通する減圧器を有する複数の作業ユニッ
    トと、 各作業ユニットの内部に、容器が搬入される第1作業ス
    テーション、搬入された容器の周囲をカプセルによって
    気密状態として該容器の内部と外部とを同時に一次減圧
    するべく減圧器が動作される第2作業ステーション、一
    次減圧されたカプセルの内部を二次減圧するように減圧
    器が動作される第3作業ステーション、減圧された容器
    内に粉体を流下させるとともに、容器の外部を昇圧する
    第4作業ステーション、粉体が充填された容器を各作業
    ユニットから搬出し得る状態とする第5作業ステーショ
    ン、作業ユニット内の容器が搬出される第6作業ステー
    ション、の各作業ステーションに各作業ユニットを順次
    位置させる割付手段と、 各作業ステーションに位置された作業ユニットのいずれ
    かに異常が発生した場合に、各作業ユニットの周回移動
    を禁止する異常停止手段と、 各作業ユニットが周回移動している間にいずれかの作業
    ユニットに異常が発生した場合に、一旦、作業ユニット
    の周回移動を停止させた後に、各作業ユニットを通常の
    周回移動方向とは反対方向へと周回移動させて、各作業
    ユニットを近接した作業ステーションに位置させる再割
    付手段と、 前記第1作業ステーションに位置する作業ユニットの内
    部に容器を搬入する搬入装置をさらに有しており、異常
    の発生により各作業ユニットがそれぞれの作業ステーシ
    ョンに位置されて停止された状態で、前記搬入装置が前
    記第1作業ステーションに位置する作業ユニット内に容
    器を搬入する動作が開始されている場合には、その容器
    を搬入開始当初の状態にまで戻す容器搬入禁止手段とを
    有する粉体充填装置。
  13. 【請求項13】 それぞれが同一の円周上を周回移動す
    るように配置されており、内部に搬入される容器の周囲
    を気密状態とするカプセルおよび気密状態とされたカプ
    セルの内部に連通する減圧器を有する複数の作業ユニッ
    トと、 各作業ユニットの内部に、容器が搬入される第1作業ス
    テーション、搬入され た容器の周囲をカプセルによって
    気密状態として該容器の内部と外部とを同時に一次減圧
    するべく減圧器が動作される第2作業ステーション、一
    次減圧されたカプセルの内部を二次減圧するように減圧
    器が動作される第3作業ステーション、減圧された容器
    内に粉体を流下させるとともに、容器の外部を昇圧する
    第4作業ステーション、粉体が充填された容器を各作業
    ユニットから搬出し得る状態とする第5作業ステーショ
    ン、作業ユニット内の容器が搬出される第6作業ステー
    ション、の各作業ステーションに各作業ユニットを順次
    位置させる割付手段と、 各作業ステーションに位置された作業ユニットのいずれ
    かに異常が発生した場合に、各作業ユニットの周回移動
    を禁止する異常停止手段と、 各作業ユニットが周回移動している間にいずれかの作業
    ユニットに異常が発生した場合に、一旦、作業ユニット
    の周回移動を停止させた後に、各作業ユニットを通常の
    周回移動方向とは反対方向へと周回移動させて、各作業
    ユニットを近接した作業ステーションに位置させる再割
    付手段と、 前記第6作業ステーションに位置する作業ユニットの内
    部から容器を搬出する搬出装置をさらに有しており、異
    常の発生により各作業ユニットがそれぞれの作業ステー
    ションに位置されて停止された場合に、前記第6作業
    テーションに位置する作業ユニット内の容器が搬出可能
    であれば、前記搬出装置による容器の搬出動作を実施す
    る搬出動作継続手段とを有する粉体充填装置。
  14. 【請求項14】 それぞれが同一の円周上を周回移動す
    るように配置されており、内部に搬入される容器の周囲
    を気密状態とするカプセルおよび気密状態とされたカプ
    セルの内部に連通する減圧器を有する複数の作業ユニッ
    トと、 各作業ユニットの内部に、容器が搬入される第1作業ス
    テーション、搬入された容器の周囲をカプセルによって
    気密状態として該容器の内部と外部とを同時に一次減圧
    するべく減圧器が動作される第2作業ステーション、一
    次減圧されたカプセルの内部を二次減圧するように減圧
    器が動作される第3作業ステーション、減圧された容器
    内に粉体を流下させるとともに、容器の外部を昇圧する
    第4作業ステーション、粉体が充填された容器を各作業
    ユニットから搬出し得る状態とする第5作業ステーショ
    ン、作業ユニット内の容器が搬出される第6作業ステー
    ョン、の各作業ステーションに各作業ユニットを順次
    位置させる割付手段と、 各作業ステーションに位置された作業ユニットのいずれ
    かに異常が発生した場合に、各作業ユニットの周回移動
    を禁止する異常停止手段と、 各作業ユニットが周回移動している間にいずれかの作業
    ユニットに異常が発生した場合に、一旦、作業ユニット
    の周回移動を停止させた後に、各作業ユニットを通常の
    周回移動方向とは反対方向へと周回移動させて、各作業
    ユニットを近接した作業ステーションに位置させる再割
    付手段と、 異常の発生により各作業ユニットがそれぞれの作業ステ
    ーションに位置されて停止された場合に、各作業ユニッ
    トにおける前記カプセルの内部が減圧された状態であれ
    ば、該カプセルの内部と減圧器との連通状態を解消した
    後に、該カプセル内を昇圧する減圧器保護手段とを有す
    る粉体充填装置。
  15. 【請求項15】 それぞれが同一の円周上を周回移動す
    るように配置されており、内部に搬入される容器の周囲
    を気密状態とするカプセルおよび気密状態とされたカプ
    セルの内部に連通する減圧器を有する複数の作業ユニッ
    トと、 各作業ユニットの内部に、容器が搬入される第1作業ス
    テーション、搬入された容器の周囲を前記カプセルによ
    って気密状態として該容器の内部と外部とを同時に一次
    減圧するべく減圧器が動作される第2作業ステーショ
    ン、一次減圧された容器の内部と外部とを二次減圧する
    べく減圧器が動作される第3作業ステーション、減圧さ
    れた容器内に粉体を流下させるとともに、容器の外部を
    昇圧する第4作業ステーション、粉体が充填された容器
    を各作業ユニットから搬出し得る状態とする第5作業ス
    テーション、作業ユニット内の容器が搬出される第6
    ステーション、の各作業ステーションそれぞれに各作
    業ユニットを順次位置させる割付手段と、 前記第2作業ステーションに位置する作業ユニットのカ
    プセル内が気密状態であることを確認するために、前記
    減圧器が動作された後に設定圧力に到達するまでの所要
    時間を計時し、該所要時間と設定時間とを比較すること
    により気密状態の確認をする気密状態確認手段とを有す
    る粉体充填装置。
  16. 【請求項16】 前記作業ユニットにおけるカプセル
    が、予め設定した回数だけ連続して所定の減圧状態にな
    らない減圧不良が確認された場合に警報を発する警報発
    生手段と、 減圧不良が発生した作業ユニットを特定して記憶する記
    憶手段と、 該記憶手段によって記憶された作業ユニットが、その後
    に位置される各作業ステーションでの動作を禁じる粉体
    充填動作禁止手段と、 各作業ユニットへの容器の搬入を禁止する容器搬入禁止
    手段と、 前記記憶手段により記憶された作業ユニット以外の作業
    ユニットが、充填動作が実施される各作業ステーション
    においてその充填動作を実施するようにされる充填動作
    継続手段と、 すべての作業ユニット内の容器が各作業ユニットから搬
    出された後に前記記憶手段によって記憶された作業ユニ
    ットを減圧不良が発生した作業ステーションへと周回移
    動させて停止させる減圧不良ユニット割付手段とを有す
    る請求項15記載の粉体充填装置。
  17. 【請求項17】 減圧不良が確認された作業ユニット
    は、前記カプセル内と減圧器との連通部を閉塞した後
    に、該カプセル内が昇圧される請求項16記載の粉体充
    填装置。
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