JP2731420B2 - 磁気ディスク体 - Google Patents

磁気ディスク体

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JP2731420B2
JP2731420B2 JP14630089A JP14630089A JP2731420B2 JP 2731420 B2 JP2731420 B2 JP 2731420B2 JP 14630089 A JP14630089 A JP 14630089A JP 14630089 A JP14630089 A JP 14630089A JP 2731420 B2 JP2731420 B2 JP 2731420B2
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magnetic disk
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flange portion
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敬蔵 ▲高▼橋
秀樹 藤井
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Kao Corp
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ディスクカートリッジに収納された磁気デ
ィスク体、より詳しくは、ハブと磁気ディスクとを接着
する接着剤に特徴を有する磁気ディスク体に関する。
〔従来の技術〕
従来の磁気ディスク体としては、実開昭61−86870号
公報及び特開昭63−69081号公報等に記載されたものが
知られている。
実開昭61−86870号公報に記載の磁気ディスク体は、
ハブのフランジ部と磁気ディスクの内周部とを該フラン
ジ部の全周に亘って配置された合成樹脂帯を介して接着
することによって接着部分から発生する歪を緩和したも
のである。
また、特開昭63−69081号公報に記載の磁気ディスク
体は、ハブのフランジ部に該フランジ部の色とは異なっ
た色に着色した接着剤を塗布して接着剤の塗布状態を検
出し易くすることによってハブのフランジ部と磁気ディ
スクの内周部とを確実に接着して不良品の発生を軽減し
たものである。
また、上述した磁気ディスク体の他、ハブのフランジ
部に両面粘着性リングによって接着した後ハブのフラン
ジ部と磁気ディスクの内周部を接着してこれら両者を一
体化した磁気ディスク体が知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、実開昭61−86870号公報及び特開昭63
−69081号公報に記載の各磁気ディスク体は、アルキル
アクリレート等の接着剤を用いているため、接着剤が供
給時における安定性を欠き、接着剤を供給する場合等の
作業性が悪く、接着工程上好ましくなかった。更に、上
記接着剤は湿度膨張が大きいが、金属等からなるハブは
湿度膨張がないため、これらの接着部におけるハブと磁
気ディスクとの膨張の大きさに差が生じて磁気ディスク
に変形をもたらす虞れがあった。
また、両面粘着性リングを用いて接着した磁気ディス
ク体は、使用前の両面粘着性リングがその両面に制御紙
及び剥離紙を有するため、ハブに磁気ディスクを接着す
る際に、制御紙及び剥離紙を剥離する必要があり、その
接着工程が複雑になる。また、両面粘着性リングは、そ
の歩留りが低く、また、不織布、PET等の基材が必要な
ため、コストが高いという課題があった。更に、磁気デ
ィスク体が高温と低温との間で温度変化を繰り返す間
に、両面粘着性リングの高温時におけるクリープ特性が
劣化し、磁気ディスクがハブのフランジ部において位置
ずれを生じるという課題があった。
従って、本発明の目的は、接着剤の供給作業の利便性
を向上させることができ、且つ温度及び湿度に対して安
定な磁気ディスク体を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等は、供給時に安定しており且つ接着後に温
度及び湿度に対して安定している接着剤について種々検
討した結果、特定の2液硬化型の接着剤を用いることに
よって上記課題を解決し得ることを知見した。
本発明は、上記知見に基づいてなされたもので、フラ
ンジ部を有するハブと、該ハブのフランジ部に内周部で
接着された磁気ディスクとを備えた磁気ディスク体にお
いて、上記フランジ部と上記内周部とを非溶剤系で2液
硬化型のウレタン系接着剤によって接着したことを特徴
とする磁気ディスク体を提供するものである。
本発明の磁気ディスク体に用いられる接着剤は、2液
硬化型のウレタン系接着剤で、第1液と第2液とからな
っている。
上記2液硬化型のウレタン系接着剤は、その第1液と
その第2液とが反応してウレタン系化合物を生成して硬
化する接着剤で、該接着剤としては公知のものを用いる
ことができる。
上記第1液はイソシアナート基(−NCO)を有する有
機化合物であり、該第1液としては、例えば、2,4−ト
リレンジイソシアナート、4,4′−ジフェニルメタンジ
イソシアナート、2,4−トリレンジイソシアナートそれ
ぞれとトリメチロールプロパンとの反応物等が挙げられ
る。
また、上記第2液は水酸基、カルボキシル基、アミノ
基、チオール基等の官能基を有する有機化合物であっ
て、上記イソシアナート基と反応する官能基を有する有
機化合物であり、該第2液としては、例えば、エチレン
オキサイド、プロピレンオキサイド等を開環重合して得
られるポリエーテルポリオールまたはエチレングリコー
ル、ブタンジオール等の多価アルコールとアジピン酸、
セバシン酸等の多価カルボン酸との反応から得られるポ
リエステルポリオール、末端をアミノ基またはチオール
基等で変性したポリアミド等が挙げられる。
また、上記接着剤は、非溶剤系の接着剤であり、この
ように非溶剤タイプであるため、溶剤を乾燥させる設備
が必要でなく、また、速乾性を得ることができる。
〔実施例〕
以下、第1図、第2図及び第3図に示す実施例に基づ
いて本発明の磁気ディスクについて説明する。各図中、
第1図は磁気ディスクカートリッジを示す平面図、第2
図は磁気ディスクカートリッジから磁気ディスク体を取
り出して示す平面図、第3図は本発明の磁気ディスク体
におけるハブに磁気ディスクを押圧してこれら両者を接
着する状態を示す図で第2図のIII−III線方向の断面に
相当する部分拡大図である。
本実施例の磁気ディスク体1は、ハブ11と該ハブ11に
接着剤によって接着された磁気ディスク12とから構成さ
れ、第1図に示す如く、磁気ディスクジャケット2内に
回転自在に収納され、記録、再生に用いられる。
上記ハブ11は、第2図に示す如く周囲にフランジ部11
Aが形成され、該フランジ部11Aにおいて上記磁気の内周
部12Aとが上述の如く接着剤によって接着されている。
而して、接着剤を用いて上記ハブ11と上記磁気ディス
ク12とを接着するには、第3図に示す如く、ハブ11のフ
ランジ部11Aにおける上記磁気ディスク12の内周部12Aに
当接する側の全周に亘り第1液3Aを塗布し、また、上記
磁気ディスク12の内周部12Aにおける上記フランジ部11A
に当接する側の全周に亘り第2液3Bを塗布した後、上記
ハブ11のフランジ部11Aの位置に上記磁気ディスク12の
内周部12Aの位置に合わせて室温下で約2kg/cm2の圧力で
数秒間押圧する。その間に上記第1液3Aと上記第2液3B
とが反応してウレタン系有機化合物を生成して上記ハブ
11と上記磁気ディスク12とが接着する。尚、接着に際
し、接着剤として、例えば電化ハードロックUX2000Rを
用いることができ、その第1液3A及び第2液3Bの塗布量
は略等量、具体的にはそれぞれ約2mgずつ塗布すること
が好ましい。
本実施例の磁気ディスク体1に用いられる2液硬化型
の接着剤の第1液3A及び第2液3Bは共に溶剤を含有して
おらず、また、それぞれは長時間安定しているため各液
3A、3Bの供給が簡便で、接着作業性を向上させることが
でき、また、上述の如く溶剤を含有していないため乾燥
設備が不要で設備を簡素化することができる。
また、硬化した上記接着剤3は、高温、高湿時におい
て温度、湿度に対して安定で膨張し難く、また高温時に
おけるクリープ特性が劣化し難く、ハブ11と磁気ディス
ク12の位置ずれが極めて小さく、記録、再生の安定性が
向上する。
尚、上記実施例では、第1液3Aをハブ11のフランジ部
11Aに、第2液3Bを磁気ディスク12の内周部12Aにそれぞ
れ塗布する場合について説明したが、本発明の磁気ディ
スク体は、上記実施例における第1液3A、第2液3Bの塗
布部位を逆にして、第1液3Aを磁気ディスク12の内周部
12Aに、第2液3Bをハブ11のフランジ部11Aに塗布しても
よいことは明白である。
また、第1液3Aと第2液3Bを、磁気ディスクあるいは
ハブのいずれかに重ね合わせて塗布してもよい。
〔発明の効果〕
本発明の磁気ディスク体は、接着剤の供給作業の利便
性を向上させることができ、且つ温度及び湿度に対して
安定なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は磁気ディスクカートリッジを示す平面図、第2
図は磁気ディスクカートリッジから磁気ディスク体を取
り出して示す平面図、第3図は本発明の磁気ディスク体
におけるハブに磁気ディスクを押圧してこれら両者を接
着する状態を示す図で第2図のIII−III線方向の断面図
に相当する図の部分拡大図である。 1;磁気ディスク体 3A;第1液、3B;第2液 11;ハブ、11A;フランジ部 12;磁気ディスク、12A;内周部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フランジ部を有するハブと、該ハブのフラ
    ンジ部に内周部で接着された磁気ディスクとを備えた磁
    気ディスク体において、上記フランジ部と上記内周部と
    を非溶剤系で2液硬化型のウレタン系接着剤によって接
    着したことを特徴とする磁気ディスク体。
JP14630089A 1989-06-08 1989-06-08 磁気ディスク体 Expired - Lifetime JP2731420B2 (ja)

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JPH0312084A JPH0312084A (ja) 1991-01-21
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