JP2731398B2 - メーキァップ化粧料 - Google Patents
メーキァップ化粧料Info
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- A61K8/72—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はファンデーション、おしろい、口紅、アイシ
ャドーなどのメーキァップ化粧料に関する。
ャドーなどのメーキァップ化粧料に関する。
［従来の技術］ 従来、この種のメーキァップ化粧料の粉末原料として
は、有色顔料や酸化チタンなどのカオリン、マイカなど
が使用されている。またこの化粧料には粉末原料の他に
セレシン、スクアランなどの油相成分とグリセリン、水
などの水相成分が含まれている。
は、有色顔料や酸化チタンなどのカオリン、マイカなど
が使用されている。またこの化粧料には粉末原料の他に
セレシン、スクアランなどの油相成分とグリセリン、水
などの水相成分が含まれている。
［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、これらの顔料と油相、水相の配合比か
ら適切な塗布色と同時に良い使用感を得ることは難しか
った。また、顔料部分が、皮膚からの油分を吸収するな
どして色調が経時で変化してくる。
ら適切な塗布色と同時に良い使用感を得ることは難しか
った。また、顔料部分が、皮膚からの油分を吸収するな
どして色調が経時で変化してくる。
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、その目
的とするところは、色調につき経時変化が少なく、伸び
や滑らかさ等の使用感に優れたメーキァップ化粧料を提
供するにある。
的とするところは、色調につき経時変化が少なく、伸び
や滑らかさ等の使用感に優れたメーキァップ化粧料を提
供するにある。
［課題を解決するための手段］ 本発明者らは、この目的を達成するために鋭意検討し
た結果、本発明に至ったものである。
た結果、本発明に至ったものである。
即ち、本発明は真球微粒子で粒径0.4〜300ミクロンの
範囲の低密度ポリエチレンの表面に真球微粒子で平均粒
径0.1〜30ミクロンのポリメチルメタアクリレートを整
列固定化した複合粉体をメーキァップ化粧料に添加する
ことによるものである。
範囲の低密度ポリエチレンの表面に真球微粒子で平均粒
径0.1〜30ミクロンのポリメチルメタアクリレートを整
列固定化した複合粉体をメーキァップ化粧料に添加する
ことによるものである。
粉体表面にメカノケミカル反応を利用するなどして微
粒子粉体を固定化した例は数多く報告されているが、発
明者らは、ブローオフ電化が−500μC/g（マイクロクー
ロン／グラム）のポリエチレン（以下PEという）真球微
粒子とポリメチルメタアクリレート（以下PMMAという）
真球微粒子を高速気流中衝撃法により“interactive mi
xture"（相互作用混合）状態の粉末粒子に加工し、複合
化できることを見出したのである。
粒子粉体を固定化した例は数多く報告されているが、発
明者らは、ブローオフ電化が−500μC/g（マイクロクー
ロン／グラム）のポリエチレン（以下PEという）真球微
粒子とポリメチルメタアクリレート（以下PMMAという）
真球微粒子を高速気流中衝撃法により“interactive mi
xture"（相互作用混合）状態の粉末粒子に加工し、複合
化できることを見出したのである。
PEに対するPMMAの比は60から1wt％が好適であり、ま
ずこれらの混合粉体を自動乳鉢、メカノミルまたはヘン
シェル・ミキサーなどで予備混合した後ハイブリダイザ
ーで処理する。PEに対するPMMAの比を30wt％としたPMMA
（−）/PE（−）系カプセルの複合粉体の電子顕微鏡写
真は第１、２図のとおりである。
ずこれらの混合粉体を自動乳鉢、メカノミルまたはヘン
シェル・ミキサーなどで予備混合した後ハイブリダイザ
ーで処理する。PEに対するPMMAの比を30wt％としたPMMA
（−）/PE（−）系カプセルの複合粉体の電子顕微鏡写
真は第１、２図のとおりである。
これら図のようにPEの表面上にPMMAが単粒子層として
複合しているので、非常に展性がよく、しかもこの単粒
子層間に油性分を包み込むことができ、滑らかさを出し
経時でくすまず、しかも透明感のある仕上り感の良いメ
ーキァップ化粧料が得られた。
複合しているので、非常に展性がよく、しかもこの単粒
子層間に油性分を包み込むことができ、滑らかさを出し
経時でくすまず、しかも透明感のある仕上り感の良いメ
ーキァップ化粧料が得られた。
なお、ポリメチルメタアクリレート真球微粒子（PMM
A）は、ブローオフ帯電量が＋500μC/g（マイクロクー
ロン／グラム）のものを用いても前述の高速気流中衝撃
法によって複合微粒子を作ることができた。すなわち、
複合粒体はその摩擦・接触帯電特性が負電荷であっても
正電荷であっても良い。
A）は、ブローオフ帯電量が＋500μC/g（マイクロクー
ロン／グラム）のものを用いても前述の高速気流中衝撃
法によって複合微粒子を作ることができた。すなわち、
複合粒体はその摩擦・接触帯電特性が負電荷であっても
正電荷であっても良い。
本発明のメーキァップ化粧料は、皮膚に塗布して、色
彩を施すことにより魅力的な容貌を作るために用いられ
る化粧料であって艶や伸びも重要なものであり必要に応
じて、各種オイル、粉末、色素、界面活性剤、保湿剤、
高分子、薬剤、香料、防腐剤、水等の化粧品に配合され
る原料を添加することができる。
彩を施すことにより魅力的な容貌を作るために用いられ
る化粧料であって艶や伸びも重要なものであり必要に応
じて、各種オイル、粉末、色素、界面活性剤、保湿剤、
高分子、薬剤、香料、防腐剤、水等の化粧品に配合され
る原料を添加することができる。
例えばオイルとしては、流動パラフィン、スクワラ
ン、ワセリン、固形パラフィン、みつろう、高級アルコ
ール、高級アルコールと脂肪酸のエステル等が用いら
れ、粉末としてはタルク、セリサイト、カオリン、炭酸
カルシウム等の体質顔料、二酸化チタン、酸化亜鉛等の
白色顔料、ベンガラ、酸化鉄、水酸化クロム、群青等の
無機有色顔料や酸化チタンコーティッド雲母、オキシ塩
化ビスマス、魚鱗箔等のパール顔料、アルミニウム箔な
どの金属粉末、タール系色素などの有機顔料、ポリエチ
レン粉末、ナイロン粉末等が使用され、界面活性剤とし
ては、ポリオキシ脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エ
ステル等の非イオン界面活性剤、ステアリン酸トリエタ
ノールアミンやステアリン酸カリウム等のアニオン界面
活性剤の他に、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤が
使用され、保湿剤としては、グリセリン、プロプレング
リコールなどが使用され、高分子としてはメチルセルロ
ース、ポリビニルアルコール、デキストリン等が使用さ
れる。更にビタミンなどの薬剤や色素、パラベン類など
の防腐剤に、水が使用される。
ン、ワセリン、固形パラフィン、みつろう、高級アルコ
ール、高級アルコールと脂肪酸のエステル等が用いら
れ、粉末としてはタルク、セリサイト、カオリン、炭酸
カルシウム等の体質顔料、二酸化チタン、酸化亜鉛等の
白色顔料、ベンガラ、酸化鉄、水酸化クロム、群青等の
無機有色顔料や酸化チタンコーティッド雲母、オキシ塩
化ビスマス、魚鱗箔等のパール顔料、アルミニウム箔な
どの金属粉末、タール系色素などの有機顔料、ポリエチ
レン粉末、ナイロン粉末等が使用され、界面活性剤とし
ては、ポリオキシ脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エ
ステル等の非イオン界面活性剤、ステアリン酸トリエタ
ノールアミンやステアリン酸カリウム等のアニオン界面
活性剤の他に、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤が
使用され、保湿剤としては、グリセリン、プロプレング
リコールなどが使用され、高分子としてはメチルセルロ
ース、ポリビニルアルコール、デキストリン等が使用さ
れる。更にビタミンなどの薬剤や色素、パラベン類など
の防腐剤に、水が使用される。
［実施例］ 以下、本発明を実施例によって詳細に説明する。本発
明はこれによって限定されるものではない。配合量は重
量％である。
明はこれによって限定されるものではない。配合量は重
量％である。
実施例１ パウダーファンデーション （Ａ）PE−PMMA複合粉体 40 カオリン 10 雲母 20 タルク 23 酸化チタン ３ 赤色酸化鉄 ３ 黄色酸化鉄 １ （Ｂ）スクワラン ８ ソルビタンセスキオレエート １ 防腐剤 適量 香料 適量 （製法） （Ａ）部分を攪拌混合し、これに（Ｂ）部分を加熱溶解
混合したものを添加し、混合粉砕し、これを中皿に入れ
成型した。
混合したものを添加し、混合粉砕し、これを中皿に入れ
成型した。
比較例１ （Ａ）カリオン 10 雲母 40 タルク 43 酸化チタン ３ 赤色酸化鉄 ３ 黄色酸化鉄 １ （Ｂ）スクワラン ８ ソルビタンセスキオレエート １ 防腐剤 適量 香料 適量 （製法） 実施例１と同様にして行なった。
実施例１及び比較例１をパネル８名で官能評価した結
果、以下の表１、２に示すように実施例１は比較例１に
比べて経時での色調変化が少なく、伸び、つき、滑らか
さ、透明感、粉っぽさについても優れていた。
果、以下の表１、２に示すように実施例１は比較例１に
比べて経時での色調変化が少なく、伸び、つき、滑らか
さ、透明感、粉っぽさについても優れていた。
なお、以下の表において、それぞれの観点につきメー
キァップの状態が◎は非常に良好、○はやや良好、△は
やや不良、×は不良を示している。
キァップの状態が◎は非常に良好、○はやや良好、△は
やや不良、×は不良を示している。
実施例２ ケーキファンデーション （Ａ）PE−PMMA複合体 30 カオリン 10 セリサイト 15 雲母 10 タルク 20 （Ｂ）スクワラン 10 ワセリン ３ セレシン ２ 防腐剤 適量 香料 適量 （製法） （Ａ）部分を攪拌し、これに（Ｂ）部分を加熱溶解混
合したものを添加し、混合粉砕し、これを金型中でプレ
ス成型した。
合したものを添加し、混合粉砕し、これを金型中でプレ
ス成型した。
比較例２ （Ａ）カオリン 20 セリサイト 20 雲母 10 タルク 35 （Ｂ）スクワラン 10 ワセリン ３ セレシン ２ 防腐剤 適量 香料 適量 （製法） 実施例２に同じ 実施例２及び比較例２をパネル８名で官能評価した結
果、表３、４に示すように、実施例２は比較例２に比べ
て経時での色調変化が少なく、伸び、つき、滑らかさ、
透明感、肌へのつきに優れていた。
果、表３、４に示すように、実施例２は比較例２に比べ
て経時での色調変化が少なく、伸び、つき、滑らかさ、
透明感、肌へのつきに優れていた。
第１および２図はPMMA（−）/PE（−）系カプセルの複
合粉体の粒子構造をそれぞれ倍率を変えて示す電子顕微
鏡写真である。
合粉体の粒子構造をそれぞれ倍率を変えて示す電子顕微
鏡写真である。
Claims (1)
- 【請求項１】真球微粒子で粒径0.4〜300ミクロンの低密
度ポリエチレンの表面に、真球微粒子で平均粒径0.1〜3
0ミクロンのポリメチルメタアクリレートを整列固定化
した摩擦・接触帯電特性が負電荷あるいは正電荷を有す
る複合粒体を添加することを特徴とするメーキァップ化
粧料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21233688A JP2731398B2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | メーキァップ化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21233688A JP2731398B2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | メーキァップ化粧料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0262816A JPH0262816A (ja) | 1990-03-02 |
| JP2731398B2 true JP2731398B2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=16620852
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21233688A Expired - Fee Related JP2731398B2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | メーキァップ化粧料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2731398B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2855043B1 (fr) | 2003-05-22 | 2006-08-11 | Oreal | Composition de maquillage pour la peau et plus particulierement une composition de type fond de teint fluide, dotee de qualites d'application optimisees |
-
1988
- 1988-08-26 JP JP21233688A patent/JP2731398B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0262816A (ja) | 1990-03-02 |
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