JP2730655B2 - ネットワーク通信システム - Google Patents

ネットワーク通信システム

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JP2730655B2
JP2730655B2 JP6004192A JP6004192A JP2730655B2 JP 2730655 B2 JP2730655 B2 JP 2730655B2 JP 6004192 A JP6004192 A JP 6004192A JP 6004192 A JP6004192 A JP 6004192A JP 2730655 B2 JP2730655 B2 JP 2730655B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ端末を電
話網で接続したファクシミリ通信システムに係わり、特
に中央に画像蓄積装置を備えて各ファクシミリ端末から
の画像の蓄積、読み出しを行うネットワーク通信システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年ファクシミリの利用が急速に増加し
ており、大きなファクシミリネットワークも構成されて
いる。このようなネットワークはファクシミリ端末を電
話網に接続しファクシミリ蓄積変換装置を設け1つのフ
ァクシミリ端末から多数のファクシミリ端末へ同一の電
文を指定時間に電送する一斉同時通信とか、1つのファ
クシミリ端末が所定のID番号で電文を蓄積変換装置に
登録しておき、他のファクシミリ端末より同じID番号
を使用して登録した電文を取り出すメールボックス通信
などの利用法が開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の通信システムでは、効率良く通信を行なうため
の様々な機能を有していなかった。特に、画情報の取り
出しの際には取り出し利用者に対して単に指定された画
情報を送出するのみでこれに付随するサービスについて
は何等行われていなかった。一般的に、画情報の取り出
しは画情報の入力に比較して利用者は回線が接続された
状態で長く待たされることになる。本発明は上記の課題
を解決するもので、画情報の取り出しを行う際に効率良
く通信を行なうととも、利用者に対しても種々のサービ
スを行うことが可能なネットワークを構築することを目
的とする。具体的には、本発明では指定された画情報を
取り出す間、受信端末に保留音を送出させて使用者に不
快感を与えないようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、複数の画情報を蓄積するセンターと、該
センターに蓄積された画情報を指定して、これを受信す
る受信端末と、該受信端末と前記センターの双方に接続
された音声応答装置と、該音声応答装置と前記センター
の双方に接続された蓄積装置とを備え,前記音声応答装
置は前記受信端末からの画情報出力を指示する旨の信号
を受信するとこれを前記センターに送出するとともに前
記受信端末に対して保留音を送出し、前記センターは前
記指示する旨の信号を受信すると指定された画情報の検
索を行い,検索された画情報を前記蓄積装置の転送し、
されに、この転送終了後,前記音声応答装置にその旨を
通知する一方、前記音声応答装置では前記保留音を停止
させて前記蓄積装置と前記受信端末とを接続させて指定
された画情報を送出させるようにしたものである。
【0005】
【作用】本発明は上述の構成によって、利用者はセンタ
ーの画情報の検索期間及びセンターから蓄積装置への画
情報の転送期間には保留音により不快感鳴く待機できる
とともに、その間、蓄積装置と音声応答装置とは回線接
続されていないために、ネットワーク全体の回線効率を
向上させることができる(当然の事ながら、音声応答装
置はその他のファクシミリ装置と接続可能な状態であ
る)。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の実施例の構成を示す図である。図
1において、1はシステム全体の制御及び画像蓄積、課
金算出、課金集計、統計集計を行うメインコントロール
ブロセッサ(以下MCPと称す)である。2はFAX端
末及びMCP1からの電文を格納し、PBトーン(プッ
シュボタン式電話器のトーン)の電話機能を有し、MC
P1の指示によりFAX端末より送信された電文の格納
及び要求してきたFAX端末への格納した電文の伝送を
行うFAXサーバとして機能する蓄積装置、3はFAX
端末からMCPIへの各種指示情報をPBトーンにより
認識し、MCP1に通知し、MCP1からの指示をPB
トーンに変換してFAX端末に送出すると共にFAX操
作者への指示を音声で行い蓄積装置2とFAX端末との
接続の切断を制御する音声応答装置(以下VRUと称
す)、4はインテリジェントモデムであり以降はITD
M(Intelligence Time Division Multiplexer)と称す
る。5は公衆電話網、6は後続するファクシミリ(以下
FAXと称す)7が電話網5と音声応答装置(VRU)
3ヘアクセスするためのダイヤル機能とFAX7の通信
に対する課金をMCP1より通知を受け、この課金をプ
リントアウトする端末アダプタ(以下ADPと称す)で
ある。8はFAX7と異なり、ADP6を介さず直接電
話網5を通じてVRU3と接続して交信する一般FA
X、9は電話網5を介してVRUと交信するプッシュボ
タン式電話器(以下PB電話と称する)である。なお、
上述のFAX端末とはADP6と、FAX7、一般FA
X8を総称した名称を表す。
【0007】図2は音声応答装置の構成を示すブロック
図である。VRU3は通信管理系と音声応答系より構成
され、通信管理系は交換制御CPU31により制御され、
電話網5と接続する局線回路32と、蓄積装置2と接続す
る内線回路33と、局線回路32と内線回路33とを接続また
は接続する通話回路スイッチ34及びMCP1と接続する
RS−232Cインタフェース35とからなる。
【0008】音声応答系は音声制御CPU36により制御
され、RS−232Cインタフェース35より入力するMC
P1からの指示により音声応答ROM37に格納された音
声を局線回路32と電話網5を介してFAX7、一般FA
X8、またはPB電話9に送信する。音声処理PBトー
ン処理部38は、FAX7との通信をPBトーン(0〜9
の数字、#、*、A〜Dの英文字よりなる信号)で行
い、MCP1との通信はアスキーコードで行うのでPB
トーンとアスキーコードとの変換が必要となるため、こ
の変換処理を行う。なお、局線回路32、内線回路33、通
話路スイッチ34及び音声処理PBトーン処理部38は4回
線設けられている。
【0009】VRU3は、MCP1とともに次のような
動作も行う。音声ガイダンス送出後、FAX7側から送
出されるPBトーンの1音毎の間隔を一定のタイマー値
で監視し、このタイマー値内に次のPBトーンが検出さ
れない場合、MCP1にエラー通知をし、その指示に従
う。このタイマー値は所定の値に設定可能であるが、送
出されるPBトーンがADP6で生成されたものである
か、FAX7、すなわち、操作者によって生成されたも
のであるかにより、タイマー値を異ならせるようにする
のが望ましい。具体的には、ADP6で生成されたPB
トーンはT1、FAX7で生成されたPBトーンはT2
とすると、T1<T2とする。これは、ADP6からの
応答はFAX7(操作者)からの応答より迅速に実行さ
れるため、T1を短くして効率良く通信を行うためであ
る。
【0010】以下、このPBトーンの検出におけるVR
U3及びMCP1の動作を図3を用いて説明する。図3
はVRU3及びMCP1のPBトーン検出時における動
作を示すフロー図であるが、まず、VRU3はADP6
あるいはFAX7から送出されたPBトーンを受信する
と(ST1)、これをMCP1側に直ちに知らせる(S
T2)。一方、MCP1はVRU3からPBトーンを受
信したことを知らせる信号を受信すると(ST3)、こ
のPBトーンがADP6から送信されたものであるか、
FAX7から送信されたものであるかを判別し(ST
4)、ADP6からの場合はタイマー値T1を、FAX
7からの場合はタイマー値T2をそれぞれセットする
(ST5)。ADP6からのPBトーンの場合には、V
RU3にPB検出指示とタイマー値T1のセットを指示
する旨の信号を送出するとともにMCP1での検出用タ
イマー値をセットする(ST6)。また、FAX7から
のPBトーンの場合にも同様にMCP1での検出用タイ
マー値をセットする(ST7)が、この動作については
後述する。
【0011】なお、このMCP1での検出用タイマー値
はFAX7あるいはADP6から送出される全てのPB
トーンが検出されるまでの監視時間であり、上記のケタ
間タイマー(T1あるいはT2)と上記PBトーンのケ
タ数との乗算した値に略一致する。ST4でPBトーン
がADP6から送信されたものであると判別した場合、
VRU3はMCP1からのPB検出指示信号を受信する
と(ST8)、上記タイマー値T1をセットし(ST
9)、ADP6からその後に送出されるPBトーン(こ
のPBトーンは登録あるいは取り出し、依頼元の端末番
号等を示すものであり、ADP6で生成される)を受信
状態で待機する。そして、ADP6からのその後のPB
トーン(その後に続く1音)を受信したか否かを判別し
(ST10)、PBトーンが受信されたことを判別した場
合、このPBトーンが終了符号を示すものであるか否か
を判別する。終了符号でない場合は、再びST10の上流
に戻り、上述の動作と同様にその後にADP6から送出
されるPBトーンを受信状態で待機し、終了符号である
場合は、直ちにPBトーンの受信を終了したことをMC
P1に知らせる(ST11)。
【0012】また、ST10でその後のPBトーンが受信
されない場合には受信の休止時間が上記タイマー値T1
に達したか否かを判別し(ST12)、T1に達していな
い場合には依然受信状態で待機状態とするが、達してい
る場合(タイムアウト)にはMCP1にタイムアウト通
知を行う(ST13)。一方、MCP1ではST11により
全てのPBトーンが正常に受信されたことを知らせる信
号を受信状態で待機しており(ST14)、この信号がS
T6でセットされたタイマー値を越えても依然受信され
ない場合には(ST15)、エラー処理を実行する(ST
16)。
【0013】また、ST1で受信されたPBトーンがF
AX7からのPBトーンの場合、MCP1は上述したよ
うにST5でタイマー値T2をセットし、上述したAD
P6からのPBトーンの検出の動作と同様にVRU3に
PB検出指示とタイマー値T2のセットを指示する旨の
信号を送出する。その後、MCP1での検出用タイマー
値をセットし、VRU3から送出される全てのPBトー
ンが正常に受信された事を通知する信号を受信状態で待
機する(ST14)。
【0014】なお、T2セット指示信号を受信してから
全てのPBトーンが正常に受信された事を通知する信号
を送出するまでのVRU3の動作は上述したADP6か
らのPBトーン検出時における動作と同様である。この
ように、PBトーンの1音毎の間隔を監視するタイマー
値をADP6からのPBトーンの場合とFAX7からの
PBトーンの場合とで異ならせれば、ADP6から送出
されるPBトーンがFAX7から送出されるPBトーン
よりもその応答が速いため、効率よいPBトーンの監視
を実行することができる。
【0015】また、VRU3はVRU3とMCP1間の
回線切断等によりMCP1との通信が切断されたり、M
CP1からの指示により通常処理可能状態となっていな
いときは、本通信システムが現在利用できない旨のメッ
セージを出力する。さらに、FAX端末より登録された
電文の読みだし要求があり、この電文の送出準備をして
いるときなど音楽をFAX端末に送出する。この音楽応
答はMCP1よりVRU3が次のコマンドを受けた時自
動的にストップするが、以下この動作について図4の動
作フロー図によりさらに詳しく説明する。
【0016】図4において、VRU3がFAX7から画
像を出力する旨を指示する信号を受信すると、これを直
ちにMCP1に送出する(ST1)。MCP1ではこの
信号を受信すると(ST2)、音楽を再生する旨を指示
する信号をVRU3に送出し(ST3)、指定された画
像の検索を行う(ST4)。そして、検索された画像を
蓄積装置に転送し(ST5)、この転送が終了したとき
に(ST6)VRU3にFAX7に送信する旨を指示す
る(ST7)。
【0017】一方、VRU3ではST3の音楽再生指示
信号を受信すると(ST8)、音楽の再生を行い、FA
X7に音楽を送出する(ST9)。そして、ST7によ
りMCP1から送出されるFAX送信指示信号を受信す
ると(ST10)、再生した音楽をストップさせ(ST1
1)、指定された画像を送出するための蓄積装置2とF
AX7との回線を接続する(ST13)。また、FAX送
信指示信号が受信されない場合には他コマンド受信があ
るか否かを判断し(ST12)、ない場合にはさらに音楽
の再生を実行する。
【0018】以上のように、MCP1で指定された画像
情報を検索し、これを蓄積装置に転送されている間、V
RU3は音楽を再生し、これをFAX7に送出するた
め、操作者は上記検索、転送されている時間不快に感じ
ることなく、待機することができる。なお、この検索、
転送される時間は全体の通信時間のなかでも多大な時間
を要し、上記効果は顕著なものとなる。
【0019】図5はアダプタ(ADP)6の構成を示す
ブロック図であり、図6は図5の詳細説明図である。図
5において通信部62はFAX7及び電話網5を介してV
RU3との通信を行う。通信部62は図6に示すようにダ
イヤル編集機能と着信時処理機能を有し、ダイヤル編集
機能はFAX7から送出されるダイヤルの内容に従い、
次のダイヤル操作を行う。
【0020】 1 蓄積装置2への電文の登録又は蓄積装置2からの電
文の読み出し 2 ダイヤル発信規制 3 FAX7のID(識別信号)送出 4 FAX7が他のFAX7又は一般FAX8と直接交
信するダイレクト通信
【0021】なお、ADP6本体にはFAX使用開始ボ
タンがあり、このボタンを押すことによりFAX7とA
DP6間の回線を接続する。
【0022】着信時処理機能は、電話網5からの着信に
対してADP6はスルーとなり何の処理もしない。ただ
しADP6使用中及び電源断時には着信を無視する。
【0023】料金管理部63は図6に示すように利用料金
算出をMCP1へ依頼しその結果を受信する機能とダイ
レクト通信料金算出機能と利用料金累計機能とを有す
る。FAX7が蓄積装置2に電文の登録又は登録された
電文の電文の読み出しを行った後、VRU3を介してM
CP1に利用料金の算出を依頼し、MCP1より利用料
金と利用時間を受信し利用料金をLCD(Llquid Cryst
al Display)66に表示し、利用料金及び利用時間の清算
書を記録部65よりプリントアウトする。また、FAX7
が他のFAX7または一般FAX8とダイレクト通信し
た場合はダイレクト通信コマンド受付後、通信時間を監
視し、料金を計算して上記と同じLCD66による表示及
びプリントアウトをする。このプリントアウトは次の利
用料金データの着信まで、図示しないメモリに保持され
ており、保持されている間、いつでも利用者の操作によ
り再プリント可能である。また、所定時間つまり何時か
ら何時まで、または1日間、1ケ月間等の利用料金の集
計機能を有し、記録部65よりプリントアウトするととも
に所定の期間(例えば1ケ月間)集計データをMCP1
に送信する。利用料金のプリントアウトに当たっては料
金を数字で示すのみならずバーコード表示を行う。
【0024】バーコードには、FAX7が設置されてい
る場所を示す事項、FAX通信であることを示す事項、
通信料金を示す事項などが含まれている。これにより、
FAX7をスーパーストアなどに設置した場合、この利
用料金を購入した商品の精算と一緒にバーコード読み取
り機によって処理することができる。上述した利用料金
算出依頼・受信機能及びダイレクト通信料金算出につい
て以下その動作フロー図を用いて、さらに、詳しく説明
する。
【0025】図7は利用料金算出依頼・受信機能を実行
するADP6の動作フロー図である。図7において、ま
ず、ADP6はFAX7からのOff Hookを示す信号を受
信し(ST1)、次に、FAX7からのコマンドを受信
する(ST2)。このコマンドは蓄積された画像の登
録、あるいは取り出しを指示するコマンドである。この
コマンドを受信するとADP6は端末IDを含むセンタ
ー(MCP1)アクセス用のコマンドを生成し、蓄積す
るとともに(ST3)電話網を介してMCP1にFAX
7からの登録あるいは取り出し要求があった旨を知らせ
るベく発呼を行う(ST4)。その後、MCP1から一
定時間以内に着信許可を示す信号を受信すると(ST
5)、FAX7との回線をいったん切断する(ST
6)。これは、ADP6がその後に行う蓄積編集した端
末ID等を送出する際において発生するPBトーンの音
を利用者に知られないようにするために、FAX7との
回線を切断するものである。また、一定時間内にMCP
1から着信許可信号を受信しない場合にはエラーレポー
トを編集して(ST7)、このレポートを出力する(S
T8)。FAX7との回線切断処理終了後、MCP1に
センターアクセスコマンドを示すPBトーンを送出し
(ST9)、その後、MCP1との回線が接続された旨
を示す信号を受信すると(ST10)、ST6で切断して
いたFAX7との回線を再び接続する(ST11)。そし
て、FAX7から指定したBOX番号へ画像情報の登録
あるいは指定したBOX番号から画像情報の取り出し処
理を実行する。この処理の実行後、ADP6はFAX7
からのOn Hookを示す信号を受信し(ST12)、MCP
1に料金通知を依頼する旨の信号を送出する(ST1
3)。そして、MCP1から返送されるこの通信にかか
った料金を通知する旨の信号を受信すると(ST14)、
この通知データをチェックし(ST15)、正しければこ
れをバーコードに編集する(ST16)。編集したものを
料金精算書としてバーコード出力を行い(ST17)、こ
れを、さらに、集計データに加算する(ST18)。この
集計データは前述した所定時間つまり何時から何時ま
で、または1日間、1ケ月間等の利用料金の集計を行う
際に利用されるものである。なお、ST17で出力される
料金精算書はADP6内の図示しないメモリに次の通信
による料金精算データの着信まで保持されており、保持
されている間は利用者の操作によりいつでも出力可能で
ある。
【0026】図8に、上記動作によって算出されたバー
コードによる料金精算書の出力例を示す。バーコードで
出力することにより、通信にかかった料金を購入した商
品の精算と一緒にバーコード読み取り機によって処理す
ることができ、通信料金のみを個別に精算する必要がな
く、使用者にとってはいたって便利なものとなる。
【0027】具体的に説明する。8図(a)は、センタ
ーに情報を登録した場合の出力例であり、1枚50円の
文字表示とそれに対応するバーコードとが印字されてい
る。これにより、利用者は精算書として端末提供者は金
額入力用としてこの出力用紙を利用できる。更に、その
下部には端末ID番号が印字されている。これにより、
端末提供者は事後的にこの出力用紙をセンターとの料金
確認等に利用できる。図8(b)は、ダイレクト通信時
に時間課金を行った場合の出力例であり、通信時間が表
示されているため、次回以降の利用の目安となる。図8
(c)は、利用料金が0円であった場合の出力例である
が、バーコードの内容が0円を表す一方、文字表示を0
円とせずにこれを編集して「無料」と表示することで視
認性が向上することとなる。図8(d)は、エラーレポ
ートの出力例であり、ID番号表示により出力用紙をセ
ンターとの料金確認等に利用できることとなる。
【0028】また、図8(e)は、バーコードの配列規
則である。端末提供者等を示すインストアコード、端末
利用サービスであること等を示す商品アイテムコード、
サービス料金を示す価格コード、金額等のチェックのた
めのプライスチェックコード及びチェックディジットか
ら構成されている。特に、商品アイテムコードは端末利
用サービスであることを示し価格コードはその利用料金
を示すものであるが、この金額は同一の端末利用サービ
スでありながらも、通信の度毎に金額が異なる点に特徴
がある。つまり、一般的にはバーコードは商品種別に対
応して金額が固定であり、しかも、その金額は通常レジ
スター側のメモリに記憶されておりバーコードは直接金
額を表すものではない。つまり、バーコード中に商品ア
イテムコードとその利用料金を直接表示する価格コード
とを含めることにより小売店での商品購入と全く同様に
バーコードにより料金の精算をすることができることと
なる。
【0029】次に、ダイレクト通信料金算出におけるA
DP6の動作について説明する。ここで、ダイレクト通
信においては使用者の間違い電話等の間違った操作に対
応すべく、以下のような課金処理を行っているので、A
DP6の動作の説明の前にその課金処理について説明す
る。この課金処理は以下に示すようにケース1からケー
ス6の場合についてそれぞれ対応している。
【0030】1 ケース1 (FAX7のOff Hookの後
に極性反転1、その後60秒以内に2100Hzを検知、さら
に、その後10秒を越えてOn Hookまたは極性反転2を検
知) この場合、通常のダイレクト通信が行われたものとして
通信時間、通信距離に基づいて課金を行う。
【0031】2 ケース2 (FAX7のOn Hookの後
に極性反転1、その後60秒以内に2100Hzを検知、さら
に、その後10秒以内にOn Hookまたは極性反転2を検
知) この場合、送信開始直後に使用者がダイヤルあるいは原
稿等の誤りに気づいて送信を中止したものとして、課金
を行わない。
【0032】3 ケース3 (FAX7のOff Hookの後
に極性反転1、その後60秒以内にOnHook又は極性反転2
を検知) この場合、使用者が電話に誤ってかけたことに気づいて
送信を中止したものとして、課金を行わない。
【0033】4 ケース4 (FAX7のOff Hookの後
に極性反転1、その後60秒を越えても2100Hzを検知しな
い) この場合、何等かの障害が発生したものとして課金を行
わずにエラーレポートを出力する。
【0034】5 ケース5 (FAX7のOff Hookの後
に極性反転を検出せずに2100Hzを検知、その後10秒を越
えてOn Hookを検知) この場合、2100Hz検知からOn Hookまでを「フリーダイ
ヤル通信」として情報提供者側に課金処理を行う。
【0035】6 ケース6 (FAX7のOff Hookの後
に極性反転を検出せずに2100Hzを検知、その後10秒以内
にOn Hookを検知) この場合、「フリーダイヤル通信」において送信開始直
後に使用者がダイヤル操作等の誤りに気づいて送信を中
止したものとして、課金を行わない。
【0036】このように、各状況に対応した課金処理を
行うことによって、使用者に不当な料金を請求すること
のない優れた通信システムを実現することができる。
【0037】以下にダイレクト通信料金算出時における
ADP6の動作を図9を用いて説明する。
【0038】図9において、まず、ADP6はFAX7
からのOff Hookを示す信号を受信し(ST1)、次に、
FAX7からのダイヤル番号を示すPBトーンを受信す
る(ST2)。このPBトーンによる番号を精査して
(ST3)、NGならばFAX7へアラーム音を送出し
(ST4)、課金処理を行わない。番号精査の結果、N
Gがないと判別された場合に入力されたダイヤル番号に
発呼を行い(ST5)、その後に受信側からの着信を示
す極性反転の有無を検出する(ST6)。極性反転を検
出した場合には、極性反転検出後、60秒以内に2100Hzの
信号を検出したか否かを検知する(ST7)。2100Hzの
信号を検出したと判別された場合にはFAX7との回線
を接続し(ST8)、課金処理を開始する(ST9)。
その後、FAX7のOn Hookを検出するまで時間課金を
実行し(ST10)、検出された場合、課金処理を終了さ
せる(ST11)。そして、ST7で2100Hzの信号を検出
してからST10のOn Hookを検出するまでの時間がT3
(10秒)を越えるものか否かを判別する(ST12)。こ
こで、越えているものと判別された場合には上述のケー
ス1に相当し、通信時間に基づいて料金の計算を行い
(ST13)、計算結果に従って図7で説明したようなバ
ーコード編集、バーコードによる精算書出力を行う。ま
た、2100Hzの信号の検出(ST7)からOn Hookの検出
(ST10)までの時間T3が10秒以内と判別された場合
には(ST12)、上述ケース2に相当するものとして課
金処理をキャンセルする(ST14)。また、ST7で21
00Hzの信号が検出されない場合、検出されない期間が極
性反転を検出してから一定時間T4(60秒)を超過する
ものか否かを判別する(ST15)。この判別した結果、
T4(60秒)を超過せずに、かつOn Hookを検出した場
合には(ST16)、上述ケース3に相当し、課金処理は
行わない。60秒を超過しても依然2100Hzの信号が検出さ
れない場合には、ケース4に相当するものとして図7で
説明したようなエラーレポート編集、エラーレポート出
力処理を行う。
【0039】また、ST6で極性反転の検出が行われず
に2100Hzの信号を検出した場合には(ST17)、フリー
ダイヤル通信として処理するが、FAX7との回線接続
処理(ST8)等、その後に続く課金処理のST12まで
のステップは上述ケース1と同様である。そして、この
場合にはST12でケース1と同様、2100Hzの信号検出か
らOn Hook検出までの時間が10秒を超過するものか否か
を判別し、10秒を越えるものと判別された場合には上述
ケース5、すなわち「フリーダイヤル通信」が行われた
ものとして情報提供者側に課金処理を実行するととも
に、利用者に低額の端末使用料金を課金して(ST1
8)、バーコード出力する。
【0040】また、ケース5と同様にST6で極性反転
の検出が行われずにST17で2100Hzの信号が検出され
て、かつST12で10秒以内にOn Hookを検出した場合に
は上述のケース6に相当するものとして課金処理をキャ
ンセルする(ST14)。また、一定時間以内に極性反転
もなく、かつ2100Hzの信号も検出されない場合には、上
述したようにエラー処理を行う。
【0041】このように、ダイレクト通信料金算出時に
おいては、いろいろな状況に応じて課金処理を実行する
か否かを定めているため、使用者に不当な課金処理、例
えば、使用者が誤った原稿を送信しようとして、送信直
後に気づいて送信を中止させた場合等の課金を防止する
ことができる。以上が料金管理部63の主な機能である。
【0042】次に、エラー管理部64は図6に示すように
電源喪失、記録紙ぎれ処理機能、通信エラー時料金処理
機能及びエラー集計機能を有する。停電やコンセントが
外れたなどのため、電源が断となったときはFAX7と
電話網5との間を切断状態とする。また、記録部65の記
録紙がない場合も紙切れを検知の上、切断状態を保持す
る。また、VRU3よりPBトーンにて通知されるエセ
ーコマンドを認識し、エラーレポートの出力を行う。エ
ラーコマンドを受信せずに以上終了した場合や、手順途
中でFAX7側が受話器をおいてしまった場合もエラー
レポートを出力する。また、ダイレクト通信時に通信エ
ラーが発生した場合もエラーレポートを出力し無料精算
を行う。これらエラーレポートは所定期間で集計され、
記録部65よりプリントアウトされる。
【0043】キーボード67からは所定期間の料金のプリ
ントアウトなどの指示を入力する。また制御部61は上記
各装置を制御する。以上がADP6の各部分の構成及び
動作の説明であるが、ここで、上記の利用料金算出につ
いて一層詳しく説明するために画像情報の登録及び取り
出しを正常時、異常時に分けてADP6、VRU3、M
CP1の各動作をそれぞれ説明する。
【0044】図10は画像情報の登録及び取り出しが正常
に行われた場合のこれらの各装置の課金処理の動作を示
す動作フロー図である。図10において、ADP6はFA
X7のOn Hookを検出すると(ST1)、VRU3に料
金通知を依頼する信号を送出する(ST2)。一方、V
RU3はFAX7との接続中は常にMCP1に接続状態
信号を送出しており(ST3)、蓄積装置2からのOn
-Hookを示す信号からFAX通信終了を検知し(S
T4)、FAX終了通知をMCP1に送出する(ST
5)。その後、上記ADP6からの料金通知を依頼する
旨の信号を受信状態で待機し、この信号を受信したと検
知したときには(ST6)、直ちにMCP1に料金依頼
通知がされたことを知らせるPB通知を送出する(ST
7)。
【0045】また、MCP1では通信状況すなわち画像
情報の登録もしくは取り出し動作の監視(ST8)をS
T3の信号受信により行う。VRU3からのFAX終了
通知信号を検出(ST9)すると、通信枚数をカウント
し(ST10)、通信枚数に従って料金計算(ST11)を
行う。そして、この動作終了後、前記VRU3からのP
B通知(ST7により送出された信号)を受信状態で待
機し、この信号を検出したときには(ST12)、ST11
で算出された通信料金データをVRU3に送出する(S
T13)。VRU3はこの通信料金データを受信すると
(ST14)、さらに、これをADP6へ送出する(ST
15)。ADP6ではこのMCP1、VRU3からの通信
料金データを受信すると(ST16)、図7と同様にこの
通信料金データをチェックし(ST17)、バーコードデ
ータとして編集し(ST18)、バーコードによる料金精
算書を出力する(ST19)。また、図11は画像情報の登
録時に異常があった場合の上記各装置の課金処理の動作
を示す動作フロー図である。この場合には、後述するよ
うに全ての画像が登録されない限り課金を行っていな
い。
【0046】すなわち、ADP6は図10と同様にVRU
3へ料金通知依頼を指示する信号を送出すると、VRU
3ではこれを受けて(ST6)、直ちにMCP1に料金
依頼通知がされたことを知らせるPB通知を送出する
(ST7)(この動作も図10で説明した動作と同様であ
る。)。一方、MCP1は画像情報の登録動作の監視
(ST8)の際に異常と判別した時には、その後のVR
U3からのFAX終了通知信号の検出後(ST9)、エ
ラー内容のチェックを行う(ST10)。このエラー内容
のチェックは、特に、複数ページを登録する場合におい
て、途中ページで通信エラーとなった場合には正常受信
したページを破棄し、課金処理は行わずにエラー内容を
解析する。そして、VRU3から料金通知依頼を示す信
号を受信した場合には登録処理がエラーであった旨をV
RU3に送出する(ST11)。VRU3はこのエラー通
知を受信すると(ST12)、これをさらにADP6に送
出する(ST13)。そして、ADP6はこれを受信し
(ST14)、通知データをチェックし、エラーレポート
出力を行う。このように、登録処理時に異常が生じた際
には画像を破棄して料金は無料としている。
【0047】次に、取り出し処理時に異常が生じた場合
の課金処理を図12に示す。図12において、VRU3はA
DP6からの料金通知を依頼する旨の信号を受信すると
(ST6)、これを直ちにMCP1へ送出する(ST
7)。一方、MCP1では画像情報の取り出し動作の監
視(ST8)の際に異常と判別したときには、その後の
VRU3からのFAX終了通知信号の検出後(ST
9)、正常に送信した画像の枚数をカウントする(ST
10)(この動作は図11の登録異常時の動作と異なる)。
このカウントの動作は、例えば複数ページを取り出す際
に、途中ページで通信エラーとなった場合に正常に取り
出されたページまでは課金処理を行うためにカウントす
るものであり、当然のことながら1ページも取り出せな
かった場合にはカウントしない。
【0048】その後、このカウント値に基づいて通信料
金を算出し(ST11)、上述したVRU3からの料金依
頼を指示する信号を受信状態で待機する。その後、ST
7で送出される信号を受信すると(ST12)、ST11で
算出した通信料金データをVRU3へ送出する(ST1
3)。その後の動作は図10の動作と同様にVRU3を介
して(ST14、ST15)ADP6はこの通信料金データ
を受信し(ST16)、バーコード編集(ST18)、精算
書出力(ST19)を行う。つまり、取り出し異常時にお
いては登録異常時の場合と異なり、正常に取り出しが行
われた枚数の課金を行う。
【0049】図13は、本実施例の利用形態の1つである
FAX伝言板を説明する図である。利用者AとBは予め
伝言板NOを知っており、どちらか一方が伝言板に伝言
を登録しておく。すると他方がこの伝言NOに基づき登
録された電文を読み出す。この際他方はPB電話9によ
り伝言板NOの電文が登録されているか確認した上で電
文の読み出しを行うとよい。尚、上述したように登録
者、取り出し者とも課金される。また電文がMCP1に
登録されている期間は予め定められており、その期間が
経過すると登録された電文は消去される。それゆえ、P
B電話9で問い合わせの際は登録日時、取り出し期限を
確認できるようにしている。
【0050】以下この問い合わせの動作について図14を
用いて説明する。図14において、まず利用者はPB電話
9でセンター(MCP1)に問い合わせを依頼する信号
(ST1)及び問い合わせを行うBOX番号を指示する
信号(ST2)を送出する。
【0051】一方、センターでは電文の登録処理を終了
した(ST3)直後に、BOX管理データベースへこの
電文の登録日時、取り出し期限の書き込み(ST4)を
終了している。そして、ST1及びST2で送出された
信号を受信すると(ST5、ST6)、指定されたBO
X番号に関する情報を上記BOX管理データベースから
読み出す処理を行う(ST7)。そして、読み出された
データより指定されたBOX番号の登録日時、取り出し
期限をチェックし(ST8)、これを音声ガイダンスと
して編集する(ST9)。この編集された音声ガイダン
スを利用者(PB電話9)へ送出し(ST10)、PB電
話9との回線を切断する(ST11)。利用者はこの送出
された音声ガイダンスを聞くことにより(ST12)、簡
単に登録日時、取り出し期限を確認することができる。
【0052】このPB電話による問い合わせ処理につい
て、さらに、詳しく説明するために図15にその手順を表
すシーケンス図を示す。図15において、(a)でPB電話
9の受話器を上げ、テンキーを押下すると(b)、RBT
信号が電話網5より送られ(c)、次に(d)で公衆電話網か
らのこのサービスには料金がかかる旨のガイダンスが送
られてくる。次いで、(e)で電話網5よりVRU3へ16Hz
の信号が出され、VRU3は着信通知としてMCP1に
知らせる。MCP1より(f)で受信許可があると、VRU
3はメールBOX番号送信要領を音声で案内する。(g)
で、PB電話9はメールBOX番号をVRU3を介して
MCP1に通知すると、MCP1はこれをチェックして
OKであれば、(h)でそのメールBOX番号の電文が登
録されており、その登録日時、取り出し期限はいつまで
との案内を音声で行う。そして、(i)で通信を終了す
る。
【0053】次に、本実施例の一般的動作(電文の登
録、取り出し処理)についてその通信手順を用いて説明
する。図16はFAX7より電文を登録する場合の通信シ
ーケンスを示す。図16において(a)でFAX7に原稿を
セットし受話器を上げる。するとFAX7とADP6と
が接続され、(b)で電話網5より「ブーン」という400Hz
のDT(ダイヤルトーン)が返ってくる。次に、(c)で
FAX7側より電文登録ボタン(ダイヤル1)を押下す
るとADP6ではこの命令より端末ID番号を含む登録
要求コマンドを蓄積編集して電話網5を介してVRU3
と交信し、VRU3よりMCP1に着信通知を送出す
る。(d)でMCP1は着信許可するとVRU3を介して
ADP6に着信許可が伝えられる。するとADP6が
(e)で上述の蓄積編集した発信FAX7の識別(ID)
を含むコマンド(ダイヤル2)をVRU3を介してMC
P1に送ると、MCP1はこのIDをチェックし、(f)
で通信可をVRU3を介してADP6に通知する。この
通信可が出るとVRU3は(g)で音声1によりサービス
種別の入力を要求する。これを受けてFAX7は(h)で
サービス種別をテンキーにより入力する。さらに、VR
U3はこのサービス種別を示すPBトーンを受信する
と、これをMCP1に送出し、MCP1ではこれを精査
しその結果OKである旨の信号をVRU3に返送する。
VRU3ではこれを受けて(i)で再びFAX7に音声2
によりBOX番号の入力を要求する。FAX7側が(j)
でテンキーによりメールBOX番号を入力するとVRU
3はこれを受けてMCP1に伝送する。(k)でMCP1
はこのメールBOX番号をチェックし、正しい値であれ
ばVRU3にチェックOKとの指示を出し、VRU3は
この指示に基づきBOX番号の確認をFAX7側に音声
3により要求する。正しいBOX番号である場合にはF
AX7は(i)で正しい番号であるとの回答をテンキーに
より入力する。VRU3はこれをMCP1に通知し、M
CP1が(m)で登録OKをVRU3に送信するとVRU
3は(n)で蓄積装置2に連絡し、蓄積装置2はMCP1
に動作準備がOKである旨連絡する。MCP1はこの連
絡を受けて(o)でFAX7と蓄積装置2との通信を許可
し、蓄積装置2はVRU3と接続を確立する。するとV
RU3はFAX7側へ登録開始の案内を音声4により行
う。VRU3は(p)でMCP1に蓄積装置2とFAX7
側とで接続ができた旨連絡する。(q)でMCP1が画像
受信許可(MID)を蓄積装置2に与えると蓄積装置2
はFAX7に被呼端末識別信号(CED)を出力する。
これによりFAX7は(r)で蓄積装置2に電文(原稿)
を送信すると蓄積装置2はMCP1にページ信号(PE
D)を送出しMCP1は受信を確認する。原稿の送信が
終わると(s)手順終了信号(EOP)がFAX7より蓄
積装置2を介しMCP1に送られる。次に(t)で蓄積装
置2よりメッセージ確認信号(MOF)がFAX7へ送
られ、FAX7より(U)で切断命令信号(DON)が蓄
積装置2に送られ、(v)でFAX7はADP6との接続
を切り、MCP1は蓄積装置2に送信終了の確認信号
(MCF)を送り、蓄積装置2はVRU3との接続を切
断する。(w)でVRU3は蓄積装置2との接続が切断さ
れたことをMCP1に通知する。次いで(x)でADP6
はVRU3を介してMCP1に通信料金を問い合わせる
と、MCP1は(y)で料金を計算してVRU3を介して
ADP6に料金を通知する。次に(z)、(A)で手順終了通
知とその確認を行い(B)でADP6とVRU3は電話網
5との接続を切り、ADP6は料金の精算書をプリント
アウトする。次に蓄積装置2に格納された画像は(c)で
MCP1に伝送され格納し管理される。
【0054】参考までに上述の音声によるガイダンスの
一例を以下に記す。 音声応答1……こちらはFAXセンターです。登録です
ね。原稿のセットをお確かめ下さい。「ピッ」という音
のあとに伝言板は1と#、私書箱は2と#、掲示板は3
と#、マークシート私書箱は4と#を押して下さい。
「ピッ」 音声応答2……「ピッ」という音のあとに、間違いの時
は、*と#を押して下さい。正しい時は1〜12ケタのB
OX Noを入れて#を押して下さい。「ピッ」 音声応答3……BOX Noは××××××ですね。原稿
は一度にn枚登録できます。正しい時は#、間違いの時
は*と#を押して下さい。「ピッ」 音声応答4……原稿の登録を始めます。「ピィー」とい
う音のあとにスタートボタンを押して受話器を元に戻し
て下さい。「ピィー」(CED信号)
【0055】次に、登録された電文の取り出し処理につ
いて説明する。図17はFAX7より電文を取り出す場合
の通信シーケンスを示す。図17において(a)でFAX7
に原稿の取り出しを要求するため受話器を上げる。する
とFAX7とADP6とが接続され、(b)で電話網5よ
り「ブーン」という400HzのDT(ダイヤルトーン)が
返ってくる。次に、(c)でFAX7側より電文取り出し
ボタン(ダイヤル1)を押下するとADP6ではこの命
令より端末ID番号を含む取り出し要求コマンド蓄積編
集して電話網5を介してVRU3と交信し、VRU3よ
りMCP1に着信通知をする。(d)でMCP1は着信許
可するとVRU3を介してADP6に着信許可が伝えら
れる。するとADP6が(e)で上述の蓄積編集した発信
FAX7の識別(ID)を含むコマンド(ダイヤル2)
をVRU3を介してMCP1に送ると、MCP1はこの
IDをチェックし、(f)で通信可をVRU3を介してA
DP6に通知する。この通信可が出るとVRU3は(g)
で音声1によりBOX番号の入力を要求する。FAX7
側が(h)でテンキーによりメールBOX番号を入力する
とVRU3はこれを受けてMCP1に伝送する。(i)で
MCP1はこのメールBOX番号をチェックし、正しい
値であればVRU3にチェックOKとの指示を送出し、
VRU3はこの指示に基づきBOX番号の確認をFAX
7側に音声2により要求する。正しいBOX番号である
場合にはFAX7は(j)で正しい番号であるとの回答を
テンキーにより入力する。VRU3はこれをMCP1に
通知し、これを受けてMCP1が(k)で音楽再生指示を
VRU3に送信するとVRU3は音声3により指定され
たBOX番号を検索中である旨を通知するとともにFA
X7へ音楽を送出する。ここから、MCP1は指定され
たBOX番号を検索し、この検索終了後、(l)で登録原
稿取り出しOKの信号をVRU3へ送出する。VRU3
ではこれをうけて取り出す原稿の枚数等を音声4により
FAX7に知らせる。
【0056】一方、MCP1が原稿取り出しの準備を終
了すると(m)でVRU3にその旨を通知し、VRU3は
FAX7へスタートボタンを押し受話器をおくよう音声
5で伝える。そして、(n)で蓄積装置より原稿がFAX
7に送信され、最後に(o)でMCP1より蓄積装置2に
対し伝送した画像の消去が出される。
【0057】参考までに上述の音声によるガイダンスの
一例を以下に示す。 音声応答1……こちらは伝言FAXセンターです。取出
しですね。「ピッ」という音のあとに1〜12ケタのBO
X Noを入れて#を押して下さい。「ピッ」 音声応答2……BOX NOは×××××ですね。間違い
の時は*と#を押して下さい。正しい時は#を押して下
さい。「ピッ」 音声応答3……ただいまお調べしております。 音声応答4……原稿は全部で△通×枚あります。その
内、ID付原稿は〇通□枚 あります。全て取出すときは#、ID指定をして取出す
時はIDNoと#を押して下さい。「ピッ」 音声応答5……原稿が取り出せます。取り出し料金は*
*円です。「ピィー」という音のあとにスタートボタン
を押して受話器を元に戻して下さい。「ピィー」
【0058】図18は一般FAX8から蓄積装置2への電
文登録の通信手順を記す。一般FAX8の場合ADP6
がないので一般FAX8と電話網5、VRU3との通信
が行われる。この点以外は図16に示す手順とほぼ同様な
手順となっている。図18中RBTはリングバックトーン
で相手呼び出し信号であり、電話をかけた時に聞こえる
「トゥルル…」という400Hzの信号である。
【0059】次に本実施例の他の利用形態について図1
9、図20を用いて説明する。図19は私書箱として利用す
る場合を示す。私書箱所有者になるには、所定期間有効
の私書箱番号を登録し、パスワードの付与を受ける。私
書箱への登録は、この私書箱番号をキーとして原稿の登
録を行う。図19におけるA,B,Cがこの登録者を表
す。原稿取り出し者Dは私書箱番号とパスワードにより
原稿を取り出す。この場合登録者、取り出し者共課金さ
れる。図20は掲示板として利用する場合を示す。掲示板
に登録するには、掲示板番号を登録しパスワードの付与
を受け、登録者はこの掲示板番号とパスワードをキーと
して原稿の登録を行い、取り出し者は掲示板番号により
原稿の取り出しを行う。図20においてAが登録者、B,
C,Dが取り出し者である。なお登録者、取り出し者と
も課金される。
【0060】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は上記の目的を達成するために、複数の画情報を蓄積す
るセンターと、該センターに蓄積された画情報を指定し
て、これを受信する受信端末と、該受信端末と前記セン
ターの双方に接続された音声応答装置と、該音声応答装
置と前記センターの双方に接続された蓄積装置とを備
え、前記音声応答装置は前記受信端末からの画情報出力
を指示する旨の信号を受信するとこれを前記センターに
送出するとともに前記受信端末に対して保留音を送出
し、前記センターは前記指示する旨の信号を受信すると
指定された画情報の検索を行い、検索された画情報を前
記蓄積装置に転送し、さらに、この転送終了後、前記音
声応答装置にその旨を通知する一方、前記音声応答装置
では前記保留を停止させて前記蓄積装置と前記受信端末
とを接続させて指定された画情報を送出させるようにし
たことにより、利用者はセンターの画情報の検索期間及
びセンターから蓄積装置への画情報の転送期間には保留
音により不快感なく待機できる。さらには、上記の期
間、蓄積装置と音声応答装置とは回線接続されていない
ために、ネットワーク全体の回線効率を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示すネットワークシス
テムの概略構成図
【図2】本発明に使用される音声応答装置の構成を示す
ブロック図
【図3】PBトーンの検出時におけるVRU及びMCP
の動作を示すフロー図
【図4】FAXへ音楽を送出するためのVRU及びMC
Pの動作を示すフロー図
【図5】本発明に使用されるアダプタの構成を示すブロ
ック図
【図6】図5の各構成の機能を示す図
【図7】利用料金算出依頼・受信機能を実行するADP
の動作フロー図
【図8】バーコードによる料金積算書の出力を示す図
【図9】ダイレクト通信料金算出時におけるADPの動
作フロー図
【図10】画像情報の登録及び取り出しが正常に行われた
場合のネットワークシステム全体の動作を示すフロー図
【図11】画像情報の登録時に異常があった場合のネット
ワークシステム全体の動作を示すフロー図
【図12】画像情報の取り出し時に異常があった場合のネ
ットワークシステム全体の動作を示すフロー図
【図13】本発明の利用形態を説明するための概略構成図
【図14】登録された画情報の登録日時、取り出し期限を
PB電話で確認するための動作フロー図
【図15】PB電話による問い合わせの手順を示す通信シ
ーケンス図
【図16】電文を登録する場合の通信シーケンス図
【図17】電文を取り出す場合の通信シーケンス図
【図18】一般FAXから蓄積装置へ電文を登録する場合
の通信シーケンス図
【図19】本発明を私書箱として利用する場合を示す概略
構成図
【図20】本発明を掲示板として利用する場合を示す概略
構成図
【符号の説明】
1 MCP 2 蓄積装置 3 VRU 4 ITDM 5 電話網 6 ADP 7 FAX 8 一般FAX 9 PB電話
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今西 正和 東京都目黒区下目黒2丁目3番8号 松 下電送株式会社内 (72)発明者 金森 洋介 東京都目黒区下目黒2丁目3番8号 松 下電送株式会社内 (56)参考文献 特開 昭52−29103(JP,A) 特開 平2−54660(JP,A) 特開 平2−100441(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画情報を蓄積するセンターと、該
    センターに蓄積された画情報を指定して、これを受信す
    る受信端末と、該受信端末と前記センターの双方に接続
    された音声応答装置と、該音声応答装置と前記センター
    の双方に接続された蓄積装置とを備え、前記音声応答装
    置は前記受信端末からの画情報出力を指示する旨の信号
    を受信するとこれを前記センターに送出するとともに前
    記受信端末に対して保留音を送出し、前記センターは前
    記指示する旨の信号を受信すると指定された画情報の検
    索を行い、検索された画情報を前記蓄積装置に転送し、
    さらに、この転送終了後、前記音声応答装置にその旨を
    通知する一方、前記音声応答装置では前記保留音を停止
    させて前記蓄積装置と前記受信端末とを接続させて指定
    された画情報を送出させるようにしたことを特徴とする
    ネットワーク通信システム。
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