JP3078721B2 - ファクシミリ蓄積交換装置 - Google Patents

ファクシミリ蓄積交換装置

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JP3078721B2 JP33755894A JP33755894A JP3078721B2 JP 3078721 B2 JP3078721 B2 JP 3078721B2 JP 33755894 A JP33755894 A JP 33755894A JP 33755894 A JP33755894 A JP 33755894A JP 3078721 B2 JP3078721 B2 JP 3078721B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ情報サー
ビスを提供するファクシミリ蓄積交換装置に関し、特
に、提供するサービスの情報料を的確に徴収できるよう
に構成したものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報の取り出し及び登録の端末と
してファクシミリ装置を利用するファクシミリ情報サー
ビスが普及拡大している。このファクシミリ情報サービ
スの典型的な従来の利用方法は、手近のファクシミリ装
置よりファクシミリ情報サービスセンターへ電話をか
け、センター側のガイダンスメッセージに従ってファク
シミリ装置のテンキーなどを押して取り出す情報を指定
し、スタートボタンを押すことによりファクシミリ通信
モードに切替えると、その後は自動的にセンター側から
指定した情報がファクシミリで送られてくるというもの
である。
【0003】このファクシミリ情報サービスには、情報
の提供が有料のものと、無料のものとが存在する。有料
のファクシミリ情報サービスの多くは、センター側のフ
ァクシミリ蓄積交換装置の構成は無料の場合と同じであ
って、ただ、着信する通信回線を、通常の電話回線か
ら、通信事業者の通信回線における回収代行サービス
(例えば、NTTのダイヤルQ2(登録商標))の着信
回線に代えるだけで対応している。
【0004】この回収代行サービスは、情報提供者が着
信回線の番号ごとに単位料金ごとの通信秒数を数段階の
中からあらかじめ選択し、通信事業者と契約しておくも
ので、通信事業者が情報提供者に代わって利用者から利
用料金を回収し、この利用料金の内、通信料と手数料を
差し引いたものが通信事業者から情報提供者に支払われ
る仕組みになっている。
【0005】現存するファクシミリ情報サービスには、
有料と無料のそれぞれに、さらに会員制と非会員制の両
者が存在する。
【0006】また、ファクシミリ蓄積交換装置を画像情
報も扱える電子メールと接続したシステムも開発されて
いる。このシステムでは、作成した文章や図形を電子メ
ールの転送機能を利用してファクシミリ蓄積交換装置へ
送り、ファクシミリ蓄積交換装置から宛先のファクシミ
リ装置へファクシミリ送信することや、逆にファクシミ
リ装置から電子メール利用者宛に送ったファクシミリ
を、宛先利用者に電子メールとして届けるという機能が
実現されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のファク
シミリ蓄積交換装置では、回収代行サービスを利用して
ファクシミリ情報サービスの情報料を徴収しているた
め、徴収される情報料の金額が通信時間により決定さ
れ、同一の情報を取り出す場合でも、その情報を取り出
す時間帯や、端末として使用するファクシミリ装置の伝
送速度の性能などによって情報料が違ってくる。また、
回線ごとに単位料金に応じた通信秒数が設定されてはい
るが、伝送データ量が多ければ、通信時間が長くなるた
め、単価の安い回線であっても情報料が高価になる。従
って、この装置では、純粋にサービスする情報の価値に
応じた情報料を設定することができないという問題点が
ある。
【0008】また、ファクシミリ情報サービスは、一般
のファクシミリ装置では、通常のファクシミリの送受信
に次いで高い頻度で利用されているが、従来のファクシ
ミリ蓄積交換装置を電子メールと接続したシステムで
は、電子メールからファクシミリ情報サービスにアクセ
スする態勢が整えられていないため、電子メールの利用
者は、このシステムを通じてファクシミリ情報サービス
を利用することができないという問題点を有している。
【0009】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、サービスする情報の価値に基づいて情報
料を徴収することができるファクシミリ蓄積交換装置を
提供し、また、電子メール利用者がファクシミリ情報サ
ービスにアクセスできるファクシミリ蓄積交換装置を提
供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、端
末からの要求に基づいて、指定されたファクシミリ情報
を提供し、または、端末が出力した情報を登録するファ
クシミリ蓄積交換装置において、呼の接続からの経過時
間を計測する通信計測手段と、指定された情報を各種通
信パラメータによってファクシミリ送信する場合の所要
送信時間を予測する送信時間演算手段とを設け、回収代
行サービス回線を用いてファクシミリ情報の提供を要求
する利用者に対して、経過時間と所要送信時間とを加え
た通信時間が、徴収すべき情報料に相当する回収代行サ
ービス回線の通信時間に最も近づくように通信パラメー
タを選択して、ファクシミリ情報を送信するように構成
している。
【0011】また、呼の接続からの経過時間を計測する
通信計測手段と、指定された情報をファクシミリ送信す
る場合の所要送信時間を予測する送信時間演算手段とを
設け、回収代行サービス回線を用いてファクシミリ情報
の提供を要求する利用者に対して、経過時間と所要送信
時間とを加えた通信時間が、徴収すべき情報料に相当す
る回収代行サービス回線の通信時間に等しくなるように
ファクシミリ情報の送信のタイミングを調整するように
構成している。
【0012】また、呼の接続からの経過時間を計測する
通信計測手段と、回収代行サービス回線及び一般回線を
通じて通信を行なう通信手段と、各会員の納めた情報料
の残高を記憶する会員情報記憶手段とを設け、利用者が
情報へアクセスしたとき、情報料の残高から情報料を控
除するとともに、利用者の用いた回線が回収代行サービ
ス回線であるときは、この通信に要した回収代行サービ
スの料金を情報料の残高に加算するように構成してい
る。
【0013】また、呼の接続からの経過時間を計測する
通信計測手段と、回収代行サービス回線及び一般回線を
通じて通信を行なう通信手段と、利用者が指定した情報
の種別とこの情報の送出先のファクシミリ番号とを記憶
する宛先記憶手段とを設け、利用者が回収代行サービス
回線を用いてファクシミリ情報の取り出しまたは登録を
要求したとき、この情報の種別と情報の送受信先とを宛
先記憶手段に記憶するとともに、この回収代行サービス
回線による通信の通信時間が指定された情報の情報料に
達するまで通信を継続し、その後、改めて一般回線を通
じて、指定された送受信先に指定された情報を送信また
は指定されたボックスに情報を受信するように構成して
いる。
【0014】また、呼の接続からの経過時間を計測する
通信計測手段と、電子メールの送受信を行なうメール送
受信手段と、受信した電子メールから、電子メール端末
の指定するファクシミリ情報の種別、このファクシミリ
情報の要求先、及び、この電子メール端末のアドレスを
解析するメール解析手段と、要求先に発呼して、指定さ
れたファクシミリ情報を入手する通信手段と、要求先へ
の発呼からファクシミリ情報の入手までの経過時間と電
子メール端末のアドレスとを対応付けて記録する利用状
況記憶手段とを設け、要求先から入手したファクシミリ
情報を電子メール端末に電子メールで提供するように構
成している。
【0015】また、この電子メール端末が情報の登録を
要求したときは、通信手段が、要求先を発呼して、電子
メールに同封された情報を登録するように構成してい
る。
【0016】
【作用】そのため、通信パラメータを種々変えたときの
情報の所要送信時間を予測する送信時間演算手段を設け
た装置では、送信する情報の価値に応じた情報料が回収
代行サービスを通じて徴収されるように、情報送信時の
通信パラメータが選択され、その通信時間が調整され
る。
【0017】また、送信時に使用される通信パラメータ
を用いて指定情報の所要送信時間を予測する送信時間演
算手段を設けた装置では、送信する情報の価値に応じた
情報料が回収代行サービスを通じて徴収されるように、
情報送信の開始時刻が調整される。
【0018】また、会員の納めた情報料の残高を記憶す
る会員情報記憶手段を設けた装置では、会員が回収代行
サービス回線または一般回線のいずれを利用して情報を
要求したときでも、その情報の価値に応じた情報料を会
員の情報料残高から引去る。ただし、会員が回収代行サ
ービス回線を利用している場合には、その会員が回収代
行サービスに支払うことになる料金を会員の情報料残高
に加算して、二重払いになることを防いでいる。
【0019】また、利用者が指定した情報の種別と情報
の送出先のファクシミリ番号とを記憶する宛先記憶手段
を設けた装置では、利用者は回収代行サービス回線を利
用して情報の取り出しまたは登録を要求し、情報の取り
出しは、一旦、呼が切断された後、一般回線を通じて利
用者に提供される。この回収代行サービス回線での通信
では、提供する情報の価値に応じた情報料に達するまで
呼の切断が行なわれない。従って、利用者は、回収代行
サービスを通じて、情報の価値に応じた情報料を支払う
ことになる。この場合には、情報の所要送信時間を予測
して回収代行サービス回線の通信時間を調整する必要が
ないから、徴収する情報料を正確に情報の価値に対応さ
せることができる。
【0020】また、電子メールの送受信を行なうメール
送受信手段を設けた装置では、電子メール端末から要求
されたファクシミリ情報を要求先から入手し、電子メー
ルで電子メール端末に送信することができる。このと
き、ファクシミリ情報へのアクセスは利用状況記憶手段
に記憶され、厳格な課金管理を行なうことができる。
【0021】
【実施例】
(第1実施例)第1実施例のファクシミリ蓄積交換装置
は、サービスする情報を、回収代行サービス回線を用い
て、その情報の価値に応じて設定した時間をかけて送信
する。その結果、情報の価値に応じた情報料の徴収が可
能になる。
【0022】図1は、このファクシミリ蓄積交換装置13
を含むシステムを示しており、ファクシミリ蓄積交換装
置13が、回収代行サービス機能を有する通信網12を介し
て、ファクシミリ装置11と接続している。
【0023】ファクシミリ蓄積交換装置13は、通信網12
から回収代行サービスの着信番号で呼び出される回線に
接続された通信部14と、呼の接続からの時間を計測する
通信計測部15と、送信情報のデータ量と通信パラメータ
とからファクシミリ送信に要する時間を予測演算する送
信時間演算部16と、ファクシミリ送信される情報と各種
の管理情報を蓄積した情報蓄積部17とを備えている。
【0024】このファクシミリ蓄積交換装置の動作を、
図6に示すフローチャートを用いて説明する。
【0025】ステップ101:ファクシミリ蓄積交換装
置13は、利用者がファクシミリ装置11から回収代行サー
ビスを利用して通信部14へ発呼してくるのを待つ。
【0026】ステップ102:通信部14に着呼があった
場合は、提供情報の整理番号であるボックス番号の入力
を促すガイダンスメッセージを送信し、 ステップ103:利用者が入力したボックス番号を受信
する。
【0027】ステップ104:通信計測部15より、呼の
接続から現在までの時間である経過時間を取得する。
【0028】ステップ105:情報蓄積部17より、受信
したボックス番号の情報料に相当する回収代行サービス
回線での通信時間(以下、「情報料通信時間」と呼ぶ。
この情報料通信時間がサービスする情報の価値に応じて
設定されている)及び送信データ量を取得する。
【0029】ステップ106:送信時間演算部16は、通
信パラメータを色々組合せて設定したときに、この送信
データ量を送信するためのファクシミリ予測送信時間が
どの程度になるかを、その組合せの設定ごとに算出す
る。
【0030】ステップ107:送信時間演算部16が各種
の通信パラメータの組合せに対応して算出したファクシ
ミリ予測送信時間の中より、情報料通信時間から経過時
間を引いた時間に最も近い予測送信時間を探し、その通
信パラメータの組合せをファクシミリ通信における通信
パラメータとして選択する。
【0031】ステップ108:通信部14から利用者に、
スタートボタンを押すようにガイダンスメッセージを送
信し、 ステップ109:ファクシミリ通信モードに切り替わっ
たならば、 ステップ110:選択した通信パラメータの組合せ設定
を用いて指定されたボックスの情報をファクシミリ送信
する。
【0032】ステップ111:送信完了後、呼切断を行
ない処理を終了する。
【0033】なお、該当するボックスが無いなど、利用
者が不適切な操作を行なった場合には、もう一度操作を
やり直すようにガイダンスを行なう。さらに、繰り返し
不適切な操作を行なった場合には、呼切断を行なうよう
にしても良いことは、従来の装置と同様である。
【0034】このフローチャートでは、ボックス番号の
入力ガイダンスのみを行なうことにしているが、会員制
の情報サービスの場合、会員番号の入力や暗証番号の入
力を求めても良いことは言うまでもない。
【0035】なお、ファクシミリ送信に使用する通信パ
ラメータは、送信側のファクシミリ蓄積交換装置と受信
側のファクシミリ装置との両者がともに対応して選択し
たものでなければならないから、ステップ107で選択
した通信パラメータが最終的に決定されるとは限らな
い。この通信パラメータの最終的な決定は、次のように
行なわれる。
【0036】ステップ109でファクシミリ通信モード
に切り変わった後に、ファクシミリ装置11から使用可能
な全通信パラメータの通知を受ける。この通知に、選択
した通信パラメータの組合せ設定の要素がすべて含まれ
ていれば選択した通信パラメータの組合せが最終決定と
なる。しかし、そうでない場合は、通知された通信パラ
メータの中で最も予測送信時間に近くなる通信パラメー
タに最終決定する。
【0037】また、計算能力が十分あるファクシミリ蓄
積交換装置の場合には、ファクシミリ通信モードに切り
替えて、ファクシミリ装置から使用可能な全通信パラメ
ータの通知を受け取った後に、ファクシミリ送信に使用
する通信パラメータの組合せ設定の選択処理を行なって
も良い。
【0038】上記の理由により、通信パラメータの組合
せ設定については、図11に示すように、市中のファク
シミリ装置に広く普及している通信パラメータを選択し
て設定しておくことが重要となる。
【0039】また、送信データ量からの送信時間の予測
には、伝送速度など送信データ量に比例する時間のデー
タと前後処理時間などの固定時間のデータとを事前に設
定しておく方法と、予測時ごとに送信データを送信シュ
ミレーションして求める方法との二つが考えられる。さ
らに、前者のデータについては、理論値より計算で算出
する方法と、ファクシミリ装置による実測で算出する方
法とが考えられる。
【0040】なお、情報サービスにおいて、用紙サイズ
や副走査密度、データ圧縮方式、中間調などについて複
数の種類を提供する場合には、それぞれの通信パラメー
タの組合せごとのデータを持つ必要がある。
【0041】このように、第1実施例のファクシミリ蓄
積交換装置は、ファクシミリ情報サービスから情報を得
るための通信時間を、情報の価値に基づいて設定した情
報料通信時間に合わせるように調整する。従って、利用
者は、回収代行サービスを通じて、情報の価値に応じた
情報料を支払うことになる。このときの利用者側の操作
方法は従来と何ら変わらない。
【0042】(第2実施例)第2実施例のファクシミリ
蓄積交換装置は、サービスする情報を標準通信パラメー
タで送信するとともに、その通信時間が情報料通信時間
と一致するように、その情報の送信開始時間を調整す
る。
【0043】図2は、このファクシミリ蓄積交換装置23
を含むシステムを示しており、ファクシミリ蓄積交換装
置23が、回収代行サービス機能を有する通信網22を介し
て、ファクシミリ装置21と接続している。
【0044】ファクシミリ蓄積交換装置23は、通信網22
から回収代行サービスの着信番号で呼び出される回線に
接続された通信部24と、呼の接続からの時間を計測する
通信計測部25と、送信情報のデータ量を標準通信パラメ
ータで送信するときのファクシミリ送信に要する時間を
予測演算する送信時間演算部16と、ファクシミリ送信さ
れる情報と各種の管理情報とを蓄積した情報蓄積部17
と、設定時刻から所定時間を計時するタイマー部28とを
備えている。
【0045】このファクシミリ蓄積交換装置の動作を、
図7に示すフローチャートを用いて説明する。
【0046】ステップ201:ファクシミリ蓄積交換装
置23は、利用者がファクシミリ装置21から回収代行サー
ビスを利用して通信部24へ発呼してくるのを待つ。
【0047】ステップ202:通信部24が着呼した場合
は、提供情報の整理番号であるボックス番号の入力を促
すガイダンスメッセージを送信し、 ステップ203:利用者が入力したボックス番号を受信
する。
【0048】ステップ204:通信計測部25より、呼の
接続から現在までの時間である経過時間を取得する。
【0049】ステップ205:情報蓄積部27より、受信
したボックス番号の情報料に相当する情報料通信時間及
び送信データ量を取得する。
【0050】ステップ206:送信時間演算部26は、取
得した送信データ量を標準通信パラメータで送信すると
きのファクシミリ予測送信時間を算出する。
【0051】ステップ207:情報料通信時間から経過
時間と予測送信時間とを差し引いた時間をタイマー部28
に設定し、しばらく待ってもらう趣旨のガイダンスメッ
セージを流し続ける。ただし、タイマー部28に設定する
時間がマイナスの場合は、タイマーの設定を行なわず
に、ステップ208に移る。
【0052】ステップ208:タイマー部28から所定の
時間が経過したことを知らせる通知を受けると、しばら
く待ってもらう趣旨のガイダンスメッセージの送信を止
めて、通信部14から利用者に、スタートボタンを押すよ
うにガイダンスメッセージを送信する。
【0053】ステップ209:ファクシミリ通信モード
に切り替わったならば、 ステップ210:標準の通信パラメータの組合せ設定を
用いて指定されたボックスの情報をファクシミリ送信す
る。
【0054】ステップ211:送信完了後、呼切断を行
ない処理を終了する。
【0055】なお、該当するボックスがないなど、利用
者が不適切な操作を行なった場合には、もう一度操作を
やり直すようにガイダンスを行なう。
【0056】なお、しばらく待ってもらう趣旨のガイダ
ンスメッセージには、「あと何秒お待ちください」と
か、「ただいま何秒経過」等のメッセージを併用するこ
とも考えられる。
【0057】また、標準の通信パラメータの組合せ設定
については、市中のファクシミリ装置が広く普及してい
る通信パラメータから選択して設定しておくことが重要
である。なぜなら、選択した通信パラメータに送信先の
ファクシミリ装置が未対応の場合は、他の通信パラメー
タで送信せざるを得なくなり、この場合、予測送信時間
と実際の送信時間が大きく異なる原因になるからであ
る。
【0058】また、情報料を正確に徴収するためには、
ボックス番号が設定された時点で、情報料通信時間から
経過時間と予測送信時間とを差し引いた時間がマイナス
になることがないように回収代行サービスの料金設定
(単位料金の通信秒数の設定)を適切に選択しておく必
要がある。
【0059】また、情報サービスにおいて、用紙サイズ
や副走査密度、データ圧縮方式、中間調などについて複
数の種類を提供する場合には、それぞれの通信パラメー
タの組合せごとのデータを持つ必要がある。
【0060】このように、第2実施例のファクシミリ蓄
積交換装置では、ファクシミリ情報サービスから提供す
る情報に対して、その価値に応じた適正な情報料を徴収
することが可能となる。
【0061】(第3実施例)第3実施例のファクシミリ
蓄積交換装置は、会員に対して、情報価値に応じた適正
な情報料でファクシミリ情報をサービスする。
【0062】図3は、このファクシミリ蓄積交換装置33
を含むシステムを示しており、ファクシミリ蓄積交換装
置33が、回収代行サービス機能を有する通信網32を介し
て、ファクシミリ装置31と接続している。
【0063】ファクシミリ蓄積交換装置33は、通信網32
から回収代行サービスの着信番号で呼び出される回線と
一般の電話回線の二つの回線に接続された通信部34と、
呼の接続から呼切断までの時間を計測する通信計測部35
と、会員の情報を記憶する会員情報記憶部36と、ファク
シミリ送信される情報と各種の管理情報とを蓄積する情
報蓄積部37とを備えている。会員情報記憶部36には、図
12に示すように、会員情報として、会員番号、暗証番
号、情報料残高、ファクシミリ番号などが記憶される。
【0064】このファクシミリ蓄積交換装置の動作を、
図8に示すフローチャートを用いて説明する。
【0065】ステップ301:ファクシミリ蓄積交換装
置33は、利用者がファクシミリ装置31から通信部34へ発
呼してくるのを待つ。
【0066】ステップ302:通信部34に着呼した場合
は、まず着信回線の種別を記憶し、次いで会員番号の入
力を促すガイダンスメッセージを送信し、 ステップ303:入力された会員番号が正しい場合に
は、 ステップ304:暗証番号の入力を促すガイダンスメッ
セージを送信し、 ステップ305:暗証番号が正しく入力された場合に
は、 ステップ306:提供情報の整理番号であるボックス番
号の入力を促すガイダンスメッセージを送信し、 ステップ307:利用者が入力したボックス番号を受信
する。
【0067】ステップ308:会員情報記憶部36より、
利用者の情報料残高を取得し、また、情報蓄積部37よ
り、指定されたボックス番号の情報料を取得する。情報
料残高が、この情報料を減額したときに一定額以下にな
る場合には、処理を中断しステップ313の呼切断に移
行する。
【0068】ステップ309:情報料残高が、この情報
料を減額しても一定額以下にならない場合には、情報料
残高から情報料を減額する。
【0069】ステップ310:通信部34から利用者に、
スタートボタンを押すようにガイダンスメッセージを送
信する。
【0070】ステップ311:ファクシミリ通信モード
に切り替わったならば、 ステップ312:指定されたボックスの情報をファクシ
ミリ送信する。
【0071】ステップ313:送信完了後、呼切断を行
なう。
【0072】ステップ314:利用者が回収代行サービ
スを利用して通信部34へ発呼している場合(つまり、ス
テップ302で記憶した着信回線の種別が回収代行サー
ビス回線である場合)には、 ステップ315:通信計測部35より、呼の接続からの呼
切断までの通信時間を取得する。
【0073】ステップ316:通信時間を回収代行サー
ビスの情報料に換算し直して、会員情報記憶部36の情報
料残高に加算する。
【0074】なお、入力された会員番号や暗証番号、ボ
ックス番号が正しくないなど、利用者が不適切な操作を
行なった場合には、呼切断または、もう一度操作をやり
直すようにガイダンスを行なう。また、会員から送信さ
れた情報を登録する場合には、ステップ312におい
て、ファクシミリ送信の代わりにファクシミリ受信を行
なうことによって、それが可能となる。
【0075】このように、第3実施例のファクシミリ蓄
積交換装置では、会員制のファクシミリ情報サービスへ
の情報アクセスが、回収代行サービス回線でも、一般回
線でも可能となる。一般回線を利用してアクセスした場
合には、会員の情報料残高から情報の価値に応じた情報
料が徴収される。また、会員が回収代行サービス回線を
利用してアクセスした場合には、回収代行サービスに情
報料を支払う形となるが、その情報料は、会員の情報料
残高に補填されるため、結局、徴収される情報料の額
は、一般回線を利用した場合と同じになる。
【0076】このシステムでは、呼切断後に通信時間の
実績で情報料を計算しているため、誤差の発生する余地
がほとんどない。
【0077】なお、情報料の徴収のみを考えるのであれ
ば、回収代行サービスを利用して着信した場合には、暗
証番号の入力処理を省くことができる。なぜなら、利用
者が会員番号の会員でなくても、回収代行サービスによ
って利用者から情報料が徴収されるからである。このと
きには、サービス提供者は、サービスする情報に見合う
情報料が回収できるように回収代行サービス回線の料金
設定(単位料金の通信秒数の設定)を行なう必要があ
る。
【0078】(第4実施例)第4実施例のファクシミリ
蓄積交換装置は、サービスの受付(登録)と、受付けた
情報の送信とを分けて行なっている。また、サービスの
受付時間が、提供する情報の価値に応じた情報料通信時
間と一致するように調整している。
【0079】図4は、このファクシミリ蓄積交換装置43
を含むシステムを示しており、ファクシミリ蓄積交換装
置43が、回収代行サービス機能を有する通信網42を介し
て、ファクシミリ装置41と接続している。
【0080】ファクシミリ蓄積交換装置43は、通信網42
から回収代行サービスの着信回線と一般の発信回線とに
接続された通信部44と、呼の接続からの時間を計測する
通信計測部45と、ファクシミリ送信宛先と送信情報のボ
ックス番号とを記憶する宛先記憶部46と、ファクシミリ
送信される情報と各種の管理情報とを蓄積する情報蓄積
部47と、設定時刻から計時を行なうタイマー部48とを備
えている。
【0081】このファクシミリ蓄積交換装置の動作を、
図9に示すフローチャートを用いて説明する。
【0082】ステップ401:ファクシミリ蓄積交換装
置43では、利用者がファクシミリ装置41から回収代行サ
ービスを利用して通信部44へ発呼してくるのを待つ。
【0083】ステップ402:通信部44に着信があった
場合は、提供情報の整理番号であるボックス番号の入力
を促すガイダンスメッセージを送信し、 ステップ403:利用者が正しくボックス番号を入力し
たら、 ステップ404:入力されたボックス番号を宛先記憶部
46に記憶する。
【0084】ステップ405:情報を送信する宛先のフ
ァクシミリ番号の入力を促すガイダンスメッセージを送
信し、 ステップ406:利用者が正しく宛先のファクシミリ番
号を入力したら、 ステップ407:入力されたファクシミリ番号を宛先記
憶部46に記憶する。
【0085】ステップ408:通信計測部45より、呼の
接続から現在までの時間である経過時間を取得する。
【0086】ステップ409:情報蓄積部47より、受信
したボックス番号の情報料に相当する情報料通信時間を
取得する。
【0087】ステップ410:情報料通信時間から経過
時間を差し引いた時間をタイマー部48に設定し、しばら
く待ってもらう趣旨のガイダンスメッセージを流し続け
る。ただし、タイマー部48に設定する時間がマイナスの
場合は、タイマーの設定を行なわずに、ステップ411
の処理に移る。
【0088】ステップ411:設定した時間が経過した
ことを知らせるタイマー部48から通知を受けると、呼切
断を行なう。
【0089】ステップ412:宛先記憶部46に記憶した
ファクシミリ番号を取り出し、 ステップ413:通信部44から一般回線で、取り出した
ファクシミリ番号へ発信し、 ステップ414:宛先記憶部46に記憶したボックス番号
を取り出し、 ステップ415:取り出したボックス番号の情報をファ
クシミリ送信する。
【0090】ステップ416:送信完了後、呼切断を行
なう。
【0091】なお、該当するボックスが無いなど、利用
者が不適切な操作を行なった場合には、もう一度操作を
やり直すようにガイダンスを行なう。また、繰り返し不
適切な操作を行なった場合には、呼切断を行なうように
しても良い。
【0092】なお、しばらく待ってもらう趣旨のガイダ
ンスメッセージには、「あと何秒お待ちください」と
か、「ただいま何秒経過」等のメッセージを併用するこ
とも考えられる。また、ステップ411の呼切断の方法
については、ガイダンスメッセージで利用者に通知し、
利用者側から切断させる方法も考えられる。
【0093】また、宛先ファクシミリ番号の解析によ
り、ファクシミリ送信の通信料を予測し、その分も情報
料通信時間に加えることも考えられる。
【0094】なお、会員制の場合、宛先のファクシミリ
番号の代わりに会員番号を入力させ、会員情報から宛先
ファクシミリ番号を知るという方法も考えられる。この
ようにした場合、取り出せるファクシミリ装置が限定さ
れるため、セキュリティを要する用途には適している。
【0095】また、ファクシミリ装置のポーリング送信
機能を利用すれば、同様な操作で、ファクシミリ情報サ
ービスへの情報の登録も実現できる。
【0096】また、言うまでもないことであるが、利用
者がファクシミリ情報サービスへ発呼する装置は、情報
を受信するファクシミリ装置でも、他のファクシミリ装
置でも、通常の電話機でも構わない。
【0097】このように第4実施例のファクシミリ蓄積
交換装置では、ファクシミリ情報サービスの受付に際し
て、情報料として必要な時間(情報料通信時間)だけ回
収代行サービス回線で通信し、呼切断後に、一般の回線
を通じてセンター側から発呼し直し、ファクシミリ送信
を行なっている。この場合には、情報料通信時間の中に
ファクシミリ送信の予測時間が含まれていない。この予
測時間は予測通りでない場合に誤差の原因となるが、第
4実施例では、この誤差の原因が除かれているため、回
収代行サービス回線での通信時間を極めて正確に制御で
き、したがって情報の価値に対して適切で極めて正確な
情報料の徴収が可能になる。
【0098】なお、図14には、従来例及び第1乃至第
4実施例の各システムにおいて、適合する利用形態、利
用者の操作における難易、情報の取出しと情報の登録と
ができるかどうか、情報の価値に応じた情報料徴収がど
の程度可能であるか、について一覧表に纏めて示してい
る。
【0099】(第5実施例)第5実施例のファクシミリ
蓄積交換装置は、電子メール利用者がファクシミリ情報
サービスにアクセスすることを可能にする。
【0100】図5は、このファクシミリ蓄積交換装置53
を含むシステムを示しており、画像情報を扱うことがで
きる電子メール端末51が、メールの配信を行なう電子メ
ール転送装置52を通じて、ファクシミリ蓄積交換装置53
に接続し、また、ファクシミリ蓄積交換装置53が、通信
網59を介して、ファクシミリ情報サービスセンター側の
ファクシミリ蓄積交換装置60と接続している。
【0101】ファクシミリ蓄積交換装置53は、画像電子
メールへの受送信を行なうメール送受信部54と、メール
の解析を行なうメール解析部55と、ファクシミリの送受
信などを行なう通信部56と、通信時間を計測する通信計
測部57と、ファクシミリ情報サービスの利用状況を記憶
する利用状況記憶部58とを備えている。
【0102】このファクシミリ蓄積交換装置と画像電子
メールとを接続したシステムの動作を、図10に示すフ
ローチャートを用いて説明する。
【0103】ステップ501:電子メール利用者は、電
子メール端末51より、ファクシミリ情報サービスセンタ
ーの電話番号とボックス番号とを指定して、情報取り出
しメールをファクシミリ蓄積交換装置53宛に送信する。
送信されたメールは、電子メール転送装置52によって、
ファクシミリ蓄積交換装置53のメール送受信部54へ転送
される。メール送受信部54がメールの受信を検出した場
合は、 ステップ502:受信したメールがメール解析部55に送
られ、メール解析部55は差出人のメール宛先とファクシ
ミリ情報サービスの電話番号とボックス番号とを解析す
る。
【0104】ステップ503:解析結果に基づいて、通
信部55よりファクシミリ情報サービスの電話番号へ発呼
する。
【0105】ステップ504:解析結果のボックス番号
を順次発信する。
【0106】ステップ505:アクセス目的が情報取り
出しであるので、 ステップ506:ファクシミリ通信モードに切替え、 ステップ507:ファクシミリ情報サービスセンターか
ら送信される情報をファクシミリ受信する。
【0107】ステップ508:受信完了後、呼切断を行
なう。
【0108】ステップ509:上記の通信の通信時間を
通信計測部57で計測し、 ステップ510:利用日時及び取得した経過時間、メー
ル送信者のアドレス、宛先番号などを利用状況記憶部58
に記録する(図13)。
【0109】ステップ511:受信したファクシミリ
は、メール送受信部54で、メールで送ることができる画
像形式に変え、宛先をメール解析部54で解析した差出人
のメール宛先として、メールを返信する。
【0110】また、ステップ505において、サービス
センターに情報を登録することを目的としてアクセスす
る場合は、 ステップ512:ファクシミリ通信モードに切替え、 ステップ513:メールに同封された登録情報をファク
シミリ情報サービスセンターへファクシミリを送信し、 ステップ514:送信完了後、呼切断を行なう。
【0111】ステップ515:上記の通信の通信時間を
通信計測部57で計測し、 ステップ516:利用日時及び取得した経過時間、メー
ル送信者のアドレス、宛先番号などを利用状況記憶部58
に記録する。
【0112】なお、ファクシミリ情報サービスの電話番
号やボックス番号等の記述に関しては、メールのヘッダ
ー内に項目を作成し記述する方法と、本文に記述する方
法とが考えられる。
【0113】また、ステップ504におけるボックス番
号の発信のタイミングを取るために、次の5つの方法が
考えられる。第一の方法では、適当にポーズを入れて順
次ボックス番号を発信する。第二の方法では、利用者が
ボックス番号の発信タイミングを指定する。第三の方法
では、情報サービスセンターから通知されるガイダンス
メッセージの切れ目(無音部分)を認識してボックス番
号を送信する。第四の方法では、情報サービスセンター
がボックス番号発信のタイミングを知らせる特定の周波
数を出力し、この周波数を認識してボックス番号を送信
する。第五の方法では、ファクシミリ蓄積交換装置53内
に、各情報サービスセンターに対するボックス番号発信
タイミングを記述したデータベースを持ち、このデータ
ベースに基づいてボックス番号を発信する。
【0114】ガイダンスメッセージ送信中に入力を許す
ファクシミリ情報サービスでは、第一の方法だけで十分
である。また、ガイダンス後発信音を出してから、入力
を受付けるファクシミリ情報サービスでは、第四の方法
が有効である。ただし、一般的には上記の方法を複数組
み合わせて利用するのが最も現実的である。
【0115】第5実施例のファクシミリ蓄積交換装置に
よって、電子メールの利用者がファクシミリ情報サービ
スへアクセスすることが可能となる。また、ファクシミ
リ情報サービスへのアクセス記録を、図13に示すよう
に、利用者のメールアドレスを含めて利用状況記録に残
すことができるので、一般のファクシミリ装置からの利
用よりも通信料金の課金管理を厳格に行なうことができ
る。
【0116】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明のファクシミリ蓄積交換装置は、呼の接続か
ら現在までの経過時間を計測する通信計測部と、指定さ
れた情報のデータ量と通信パラメータとからファクシミ
リ送信時間を予測する送信時間演算部とを設けることに
より、利用者の操作方法を変更することなしに、情報の
価値に基づく適正な情報料を利用者から徴収することが
できる。
【0117】また、会員毎の情報料の残高等を記憶する
会員情報記憶部を設けた装置では、会員は、回収代行サ
ービスの着信回線または一般の着信回線のいずれをも利
用して情報のサービスを求めることができ、そのいずれ
の場合でも、情報の価値に基づく適正な情報料を会員か
ら徴収することができる。
【0118】また、情報の提供先のファクシミリ番号を
記憶する宛先記憶部を具備し、情報サービスの受付けを
回収代行サービス回線で行ない、情報の提供を一般回線
で行なうファクシミリ蓄積交換装置では、回収代行サー
ビス回線での受付け時間を、提供する情報の価値に応じ
て正確に調整することことにより、情報の価値に基づく
情報料を誤差なく徴収することができる。また、この装
置では、電話機から、情報の提供を受けるファクシミリ
装置を別途指定して、情報サービスを申込むことができ
る。
【0119】また、電子メール情報の解析部を備えたフ
ァクシミリ蓄積交換装置では、電子メール利用者のファ
クシミリ情報サービスへのアクセスを可能にする。この
装置は、電子メールからのファクシミリ情報サービスの
利用状況を記憶する記憶部を設けることによって、ファ
クシミリ情報サービスを利用したときの課金管理を厳格
に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のファクシミリ蓄積交換装
置を含むシステムの構成図、
【図2】本発明の第2実施例のファクシミリ蓄積交換装
置を含むシステムの構成図、
【図3】本発明の第3実施例のファクシミリ蓄積交換装
置を含むシステムの構成図、
【図4】本発明の第4実施例のファクシミリ蓄積交換装
置を含むシステムの構成図、
【図5】本発明の第5実施例のファクシミリ蓄積交換装
置を含むシステムの構成図、
【図6】第1実施例のファクシミリ蓄積交換装置の動作
を示すフローチャート、
【図7】第2実施例のファクシミリ蓄積交換装置の動作
を示すフローチャート、
【図8】第3実施例のファクシミリ蓄積交換装置の動作
を示すフローチャート、
【図9】第4実施例のファクシミリ蓄積交換装置の動作
を示すフローチャート、
【図10】第5実施例のファクシミリ蓄積交換装置の動
作を示すフローチャート、
【図11】第1実施例のファクシミリ蓄積交換装置の送
信時間演算部が用いる算出基本データ表、
【図12】第3実施例のファクシミリ蓄積交換装置の会
員情報記憶部に記憶される会員情報、
【図13】第5実施例のファクシミリ蓄積交換装置の利
用状況記憶部に記憶される利用記録、
【図14】従来例及び各実施例のシステムにおける特性
や適する利用形態を纏めた一覧表である。
【符号の説明】
11、21、31、41 ファクシミリ装置 12、22、32、42、59 通信網 13、23、33、43、53、60 ファクシミリ蓄積交換装置 14、24、34、44、56 通信部 15、25、35、45、57 通信計測部 16、26 送信時間演算部 17、27、37、47 情報蓄積部 28、48 タイマー部 36 会員情報記憶部 46 宛先記憶部 51 電子メール端末 52 電子メール転送装置 54 メール送受信部 55 メール解析部 58 利用状況記憶部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/54 H04L 12/58 H04N 1/00 104 H04N 1/34 H04M 3/42 H04M 15/00 - 15/38

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末からの要求に基づいて、指定された
    ファクシミリ情報を提供し、または、端末が出力した情
    報を登録するファクシミリ蓄積交換装置において、 呼の接続からの経過時間を計測する通信計測手段と、 指定された前記情報を各種通信パラメータによってファ
    クシミリ送信する場合の所要送信時間を予測する送信時
    間演算手段とを設け、回収代行サービス回線を用いてフ
    ァクシミリ情報の提供を要求する利用者に対して、前記
    経過時間と前記所要送信時間とを加えた通信時間が、徴
    収すべき情報料に相当する回収代行サービス回線の通信
    時間に最も近づくように前記通信パラメータを選択し、
    前記ファクシミリ情報を送信することを特徴とするファ
    クシミリ蓄積交換装置。
  2. 【請求項2】 端末からの要求に基づいて、指定された
    ファクシミリ情報を提供し、または、端末が出力した情
    報を登録するファクシミリ蓄積交換装置において、 呼の接続からの経過時間を計測する通信計測手段と、 指定された前記情報をファクシミリ送信する場合の所要
    送信時間を予測する送信時間演算手段とを設け、回収代
    行サービス回線を用いてファクシミリ情報の提供を要求
    する利用者に対して、前記経過時間と前記所要送信時間
    とを加えた通信時間が、徴収すべき情報料に相当する回
    収代行サービス回線の通信時間に等しくなるように前記
    ファクシミリ情報の送信のタイミングを調整することを
    特徴とするファクシミリ蓄積交換装置。
  3. 【請求項3】 端末からの要求に基づいて、指定された
    ファクシミリ情報を提供し、または、端末が出力した情
    報を登録するファクシミリ蓄積交換装置において、 呼の接続からの経過時間を計測する通信計測手段と、 回収代行サービス回線及び一般回線を通じて通信を行な
    う通信手段と、 各会員の納めた情報料の残高を記憶する会員情報記憶手
    段とを設け、利用者が情報へアクセスしたとき、前記情
    報料の残高から情報料を控除するとともに、前記利用者
    の用いた回線が回収代行サービス回線であるときは、こ
    の通信に要した回収代行サービスの料金を前記情報料の
    残高に加算することを特徴とするファクシミリ蓄積交換
    装置。
  4. 【請求項4】 端末からの要求に基づいて、指定された
    ファクシミリ情報を提供し、または、端末が出力した情
    報を登録するファクシミリ蓄積交換装置において、 呼の接続からの経過時間を計測する通信計測手段と、 回収代行サービス回線及び一般回線を通じて通信を行な
    う通信手段と、 利用者が指定した情報の種別と前記情報の送出先のファ
    クシミリ番号とを記憶する宛先記憶手段とを設け、利用
    者が前記回収代行サービス回線を用いてファクシミリ情
    報の取り出しまたは登録を要求したとき、前記情報の種
    別と情報の送受信先とを前記宛先記憶手段に記憶すると
    ともに、この回収代行サービス回線による通信の通信時
    間が指定された情報の情報料に達するまで通信を継続
    し、その後、改めて前記一般回線を通じて、指定された
    送受信先に指定された情報を送信または指定されたボッ
    クスに情報を受信することを特徴とするファクシミリ蓄
    積交換装置。
  5. 【請求項5】 端末からの要求に基づいて、指定された
    ファクシミリ情報を提供し、または、端末が出力した情
    報を登録するファクシミリ蓄積交換装置において、 呼の接続からの経過時間を計測する通信計測手段と、 電子メールの送受信を行なうメール送受信手段と、 受信した電子メールから、電子メール端末の指定するフ
    ァクシミリ情報の種別、前記ファクシミリ情報の要求
    先、及び前記電子メール端末のアドレスを解析するメー
    ル解析手段と、 前記要求先に発呼して、指定された前記ファクシミリ情
    報を入手する通信手段と、 前記要求先への発呼からファクシミリ情報の入手までの
    経過時間と電子メール端末のアドレスとを対応付けて記
    録する利用状況記憶手段とを設け、前記要求先から入手
    したファクシミリ情報を前記電子メール端末に電子メー
    ルで提供することを特徴とするファクシミリ蓄積交換装
    置。
  6. 【請求項6】 前記電子メール端末が情報の登録を要求
    したとき、前記通信手段が、前記要求先を発呼して、前
    記電子メールに同封された情報を登録することを特徴と
    する請求項5に記載のファクシミリ蓄積交換装置。
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