JP2730557B2 - たわみ可能な中間ばら荷コンテナ - Google Patents

たわみ可能な中間ばら荷コンテナ

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JP2730557B2
JP2730557B2 JP63503106A JP50310688A JP2730557B2 JP 2730557 B2 JP2730557 B2 JP 2730557B2 JP 63503106 A JP63503106 A JP 63503106A JP 50310688 A JP50310688 A JP 50310688A JP 2730557 B2 JP2730557 B2 JP 2730557B2
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fibc
bulk container
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、粒状、粉状、又は、ペースト状のばら荷製
品の貯蔵及び輸送に使用されるたわみ可能な中間ばら荷
コンテナ(以下、「FIBC」という。)に関するものであ
る。
FIBCは一体の持上げ手段を有し、このような持上げ手
段は、側壁構造の延長部である。持上げ手段全体の幅
は、FIBCの側壁構造の周囲の少なくとも25%であり、ま
た、FIBCが持ち上げられる時には、側壁構造の長手方向
の繊維の少なくとも50%が直接的に関係するものであ
る。
一般的に言って、FIBCは、織られた布帛、特に、ポリ
プロピレン、又は、他の適当な合成樹脂材料から作られ
た織物の少なくとも一つの片から作られ、また、50kg又
はそれ以上の荷重を、大きな安全度で支持できることを
要求されている。
このようなFIBCの構造のために幾つかの提案が行われ
ている。典型的な提案の共通の特徴は、次のようなもの
である。すなわち、 − 側壁構造が、筒を形成するように縫合された、織ら
れた布帛の一つ又はそれ以上のパネルからか、又は、側
部継ぎ目のない一つの筒状の織(編)物から形成される
こと、 − 側壁構造の下端、すなわちFIBCの開放端部を閉鎖す
るための基部構造が形成されること、 − フォークリフトトラックのフック又はフォークのよ
うな適当な持上げ機構と係合される時に、荷重を持ち上
げることのできる持上げ手段が側壁構造の上端部に形成
されること、 − しばしば、柔軟な材料のふたの形状の閉鎖手段が、
側壁構造の上端部に形成され、または、側壁構造の上部
周辺に縫合されること、なお、ふたには、柔かな材料の
充填用口が設けられる。
この持上げ手段は、側壁構造に縫合された別の持上げ
ループであることも、あるいは、側壁構造を延長するこ
とによって一体に形成された持上げループであることも
できる。
本出願人の所有する英国特許第1,475,019号には、FIB
Cの周囲の50%に相当している幅の2個の持上げループ
の組合わせが開示されている。すなわち、FIBCが持上げ
られる時には、側壁構造のすべての長手方向の繊維が関
係するようになっている。
上記特許によるFIBCは、多くのばら荷製品の貯蔵及び
運搬に対して、非常に成功であることが証明されてい
る。この成功の主な理由は、簡単な構造と大きな持上げ
能力にある。しかしながら、このFIBCの使用については
制限があり、例えば、閉鎖されたコンテナ、又は、鉄道
貨車の中への積込みのように、制限された頭上すきまを
有する領域において利用される時に、特に制限を有して
いる。なぜならば、持上げられる時の全高さが、収容さ
れている製品の充填高さに比較して余りにも大きいから
である。
側壁構造の上部に縫いとじられた4個の持ち上げルー
プを有しているFIBCにあっては、このような制限された
頭上すきまは、何らの問題をも構成しないものである。
側壁構造に縫いとじられ、又は、それと一体の2個の
トンネル状の持上げループを有しているFIBCも既に知ら
れている。
英国特許第1,549,448号から、側壁構造の2個の隣接
する側壁の上に縫いとじられている2個のトンネル状の
持ち上げループを有しているFIBCが知られているが、こ
のFIBCにおいては、FIBCが持ち上げられる時に、側壁構
造の長手方向の繊維の単に50%が関係するだけである。
更に、米国特許第4、300、608号から、側壁構造の対
向する側の一体部分である2個の持上げループを使用す
ることも知られているが、これも、FIBCが持ち上げられ
る時に、側壁構造の単に50%の繊維が関係するだけであ
る。
この点において、上記各例は同一である。しかしなが
ら、後者は、持上げループへの挿入物によって、上方に
立上げた状態で開放されている持上げループの利点を有
し、適当な持上げ機構、特に、フォークリフトのフォー
クとの係合が容易である。挿入物が別個の部材であるの
で、この解決方法は一層高価なものである。本出願人の
欧州特許第0、050、845号は、織られた布帛の2個又は
4個のパネルから作られたFIBCに関するものであるが、
これは、一緒に縫合された時に、単一の層又は二重の層
の基部及ぴ4個の一体の持上げループを有しているFIBC
を形成する。持上げ手段は、側壁構造を構成している前
記パネルの直接的な延長である。これらの組合わされた
側壁構造の幅は、その周囲の50%に相当し、かくして、
FIBCが持ち上げられる時には、すべての長手方向の繊維
が関係する。
この欧州特許によるFIBCは、制限された頭上すきまを
有する領域における取り扱いは可能であるが、持上げ能
力は、4個の側壁パネルのそれぞれの頂部中心における
フープ応力(周応力)の集中により減少される。
これらのFIBCの他の不利な点は、持上げループの明白
な変形で、通常の持上げ機構との直接的な係合を困難と
させることにある。例えば、フォークリフトトラックの
運転者は、フォークを持ち上げループに係合させるため
に、助手を必要とし、各取扱い作業に費用を追加するこ
ととなる。両方の不利は、持上げループの長さを増加さ
せることにより、ある程度減少させることはできるが、
しかしながら、その時には、頭上すきまについての要求
を増加させる。この型式のFIBCは、明らんかに妥協の産
物であり、それ故、その使用は制限される。
この型式のFIBC,すなわち、低い持上げ高さ及び複数
の一体の持上げループを有しているFIBCについての継続
的な研究及び開発において、本発明者は、改善された持
上げ能力、信頼性及び取り扱いの容易さの要求が満たさ
れるように努力してきた。
本発明の主な目的は、持上げループを、好適には、2
個又は4個有し、適当な持上げ機構、特に、フォークリ
フトトラックのフォークにより容易に係合されることが
でき、同時に、制限された頭上すきまの範囲内における
容易な取り扱い及び大きな持上げ能力を有するという要
求を満足させる改良されたFIBCを得ることにあるもので
ある。
他の目的は、持上げられた時の全高さと収容された製
品の充填高さとの間の差を小さくし、制限された頭上す
きまの範囲内における積み重ねを可能とし、閉鎖された
車両及ぴコンテナの輸送能力の増加を可能とすることに
あるものである。
さらに、他の目的は、FIBCをその持上げループだけに
より吊り下げ、例えば、フォークリフトトラックのフォ
ークに掛けながら、FIBCへの充填を可能とすることにあ
るものである。
上述の目的を満たすために、本発明者は4個の側壁パ
ネルのそれぞれの頂部中心におけるフープ応力の集中の
影響を減少し、又は、補償する方法を発見しなければな
らなかった。
ループ応力の形成には、二つの根拠がある。
a.各持上げループからの各部分荷重が側壁パネルの中心
に無い時には、側壁パネルに対して直角な、水平の荷重
分力がフープ応力としてもたらされるものである。かく
して、持上げループが長ければ長い程、角度は益々小さ
くなり、フープ応力の分力も益々小さくなる。
b.FIBCの周辺の1/4までである持上げループの幅による
純粋に幾何学的な問題。上述の欧州特許によるFIBCにお
いては、一つの壁パネルの延長は、2個の半体に分割さ
れ、それぞれの半体が隣接する側壁パネルの半体と持上
げループを形成している。ある側壁パネルの頂部中心か
らそれと隣接する側壁パネルの頂部中心にまで達してい
る持上げループの端縁は、他の持上げループの端縁より
も短い持上げ高さを有している。なお、この持上げルー
プの長さは、2個の側壁パネルの上方角部から上方角部
までである。それ故、持上げループの内側の端縁では、
FIBCがフォークリフトトラックのフォークに持ち上げら
れた時に、より大きな荷重を受けるだろう。
本発明は、今や、もしも、前記側壁延長部の各半体
が、側壁構造の角部継ぎ目に縫いとじられる前に、一方
の端部が、一つの側壁パネルの頂部中心から、同じ側壁
パネルの角部まで達し、また、他方の端部が、同じ角部
から、他の隣接する側壁パネルの頂部中心にまで到達す
るうようにねじられるならば、持上げループの両方の端
縁の持上げ高さが、等しくされることを発見した。
持上げループの両方の端縁が等しくされるだけで無
く、それらの間のすべての繊維も等しくされ、改善され
たFIBCの持上げ能力は増加する。このことは、持ち上げ
ループの長手方向におけるすべての繊維が、応力を加え
られない状態において、実質的に同一の持ち上げ高さを
有することを意味するものである。この欧州特許のFIBC
の基本構造におけるこの改良の他の驚くべき効果は、持
上げループの明らかな変形が消失し、持ち上げループの
フォークリフトトラックのフォークによる直接的な係合
を容易にすることである。
しかしながら、各側壁パネルの頂部中心において残留
しているフープ応力は、中心外れの持上げループにおけ
る荷重により、依然として、大きなものであり、従っ
て、FIBCの持上げ能力は減少する。持上げループを形成
している側壁構造の延長部の長さの増加はフープ応力を
減少するが、しかしながら、FIBCの持上げ高さに望まし
くない増加を生じさせる。
製品の充てんレベル、又は、その上部において、側壁
構造の周囲に沿って縫いとじられた、織られた柔軟な材
料製のふたにより、その頂部においてFIBCを閉鎖するこ
とは、公知である。このようなふたは、その中心にたわ
み可能な材料の充填用口を有することができる。FIBCへ
の充填と後に、充填用口は結合され、FIBCが倒れた場合
にも、製品が流れ出すことを阻止する。
本発明者は、今や、もしも、下方に延びる側壁構造を
有するFIBCの内側に置かれた、開放下端部を有している
ふたを提供したならば、二重壁構造がFIBCの上部部分に
形成されることを発見した。
この配置は、持上げループを形成している外壁延長部
が、FIBCの製品が漏れ出すことなく、組合わされた内壁
構造に開口を作ることなしに、製品充てん高さ以下から
出発することを可能とする。このようにして、持上げル
ープの長さは増加され、外壁構造のフープ応力は減少さ
れ、FIBCの持ち上げ能力は、その全持上げ高さを増加す
ること無しに、増加させることができる。
ふたは、その内壁構造と共に軽い、低廉な材料から作
ることができる。なぜならば、その機能は、単にばら荷
製品をFIBCの内側に保持することにあるだけであるから
である。ふたは、その内壁構造と共に外壁に適当な固着
手段、例えば、縫いとじ、接着などにより固着される。
ふたの位置は、製品充てん高さ又はそれ以上の高さに決
められる。
内壁構造は、外壁構造に、適当な余裕を有して重な
る。内壁構造の外壁構造への固着は、FIBCが充填される
まで、所定位置に維持するのに十分な強さを必要とする
だけである。なぜならば、内容物からの圧力が、内壁構
造を外壁構造に対して押圧するからである。
好適には、ふたは正方形状を与えられ、その角部が、
持上げループの開放口に臨み、そこから突出するように
し、持上げループが、開放され、直立し、適当な持上げ
機構への係合を一層容易とさせることが望ましい。
もしも、隣接する2個の側壁パネルの上の外壁延長部
を形成する切込みが、ほぼ持上げループの頂部領域にお
いて停止されるならば、持上げループの各対は、「トン
ネル」となり、2個のトンネル状の持ち上げループが形
成される。
通常は、側壁構造に沿う均一な荷重分布が持上げ能力
を増加する。しかしながら、各側壁パネルの頂部中心に
おける応力集中が、依然として、原型のあるものには生
じる。それ故、荷重分布を改善する代わりに、本発明者
は、不利なフープ応力の結果を回避するために、持上げ
応力の側壁パネルの頂部中心の回りの領域への集中を緩
和することを試みた。
これは、各側壁パネルの各側壁の中心からのある距離
における側壁の織物の強化部分により得られた。持上げ
ループに連続し、その部分となる側壁の補強された部分
は、基礎織物だけで構成されている側壁及び持ち上げル
ープの部分よりも、持上げ応力のより大きな部分を受け
持つことになる。この場合には、側壁パネルの頂部中心
領域で、持上げ及びフープ応力の両方が緩和され、FIBC
の持ち上げ能力は増加される。驚くべきことに、側壁の
中心と側壁の織物の強化部分との間の距離は、持上げ能
力に何ら意味のある影響をも有していない。このような
基礎織物の強化部分は、従来の織成技術を使用して一体
に織られた補強帯によって、例えば、2本のタテ糸をあ
る位置において通すことによってか、又は、単に、補強
帯を基礎織物に縫いとじることによって達成することが
できる。
本発明によるFIBCは、かくして、種々の方法により作
ることができる。推奨される実施例は、単一の層の織物
から作られ、これは、側壁パネルの高さの4個の持上げ
ループを有するFIBCを構成するために、持上げループの
ほぼ希望される長さ、あるいは、単に2個の持ち上げル
ープを有しているものを構成するための希望される持上
げループの長さのほぼ半分に相当する長さまで、各側壁
において中心に沿って切り裂かれる。切り裂かれなかっ
た織物の部分は、基部及ぴ2個の対向する側壁パネルを
形成するために利用される。
他の配置が、2個の同一の部材から作られ、それぞれ
が、その全長のほぼ半分において半体に切り裂かれる。
切り裂かれない部材は、2個の対向する側壁パネルを形
成する。切り裂かれた長さのそれぞれを、折り曲げてね
じり、角部継ぎ目に縫いとじ、隣接する側壁パネルの2
個の半体を連結する継ぎ目を縫い合わせ、一方では、2
個、又は、4個の持ち上げループを有している同一の頂
部を形成するが、しかしながら、側壁構造の下端部は開
放されている。
他の推奨実施例は、特に、筒状に織られた織物の使用
に基づいており、又は、希望される形状を与えるように
側縁を一緒に縫いとじられたたわみ可能な織物の適当な
パネルから作られる。この筒状に織られた織物は補強帯
を有することができる。
筒状の織物の上縁に沿って、等距離のスリットが、側
壁構造の一体の延長部を形成するように作られる。一体
の延長部のそれぞれは、それから、一緒に対に縫いとじ
られ、一体の持ち上げループを形成する。持上げループ
の幅にわたって一定の持上げ高さを有している持上げル
ープを形成するために、持上げループは、一緒にある角
度で縫合され、持上げループの内部側縁を、外部側縁よ
りもより長くする角度で一緒に縫合されるか、又は、延
長部の一方を、その対向部分に結合する前に、その軸の
回りに半分回転することによって作ることができる。
大きい持上げ応力に対して特に適している構造は、外
側壁と、外側壁の内部に置かれると共にそれに密接に接
している内側壁と、側壁構造の下部の開放端部を閉鎖し
ている基部と、側壁構造の上端部における複数の持ち上
げループとから成っている。各持上げループは、外側壁
に結合され、又は、それと一体である第一端部と、内側
壁に結合され、又は、それと一体である第二基部とを有
している。
本発明のこの実施例は、このようにして、2個の壁に
共通の基礎構造物によって閉鎖された二重壁FIBCと考え
ることができるものを構成する。各持上げループの第一
及び第二端部は、側壁構造のほぼ同一の周辺領域内にお
いて、側壁に結合、又は、それと一体であることができ
る。しかしながら、好適には、持上げループの第一端部
及び第二端部が、全体の応力分布を改善するために、FI
BCの周辺の回りに相互に変位されている。
特別に推奨される配置においては、4個の持上げルー
プが設けられ、各持上げループの2個の端部の間の周辺
方向の間隔が、隣接する持上げループの隣接する端部の
間の周辺方向の間隔にほぼ等しい。
本発明の範囲及び特徴は、添付の「請求の範囲」に記
載のとおりである。
本発明がより良く理解されるために、FIBCのある実施
例の製造を、単に、例示のために、添付図面に基づい
て、一層詳細に説明する。
第1図は、4個の持上げループ及び1層だけの基部を
有するFIBCを形成するために、折り曲げてねじられ、一
緒に縫いとじられる前における、中心線に沿って両端部
において切り裂かれた、ある長さの平らな織物の素材を
示すものである。
第2図は、底部を開放した、2個のトンネル状の持上
げループを有するFIBCの頂部を形成するために、折り曲
げてねじられ、一緒に縫いとじられる前における、中心
線に沿って両端部において切り裂かれた、ある長さの平
らな同じ大きさの織物の素材を示すものである。
第3図は、第1図の素材から作られた4個の持上げル
ープを有しているFIBCの斜視図を示すものである。
第4図は、8個の延長部が持上げループを有するFIBC
の頂部を形成するために一緒に縫いとじられる前におけ
る、側壁構造と一体の8個の延長部を形成するために、
頂部において切り裂かれた、ある長さの筒状に織られた
織物の素材を示す斜視図である。
第5図は、切断線に沿って中心領域において切り抜か
れた、ある長さの筒状に織られた織物の素材の斜視図を
示すものである。
第6図は、パネル13が折られ、持上げループに縫いと
じられた後における、第5図の素材の中心領域における
横断面図である。
第7図は、その下端部が開放され、二重壁構造を有し
ている4個の持上げループを有しているFIBCの斜視図を
示すものである。
第8図は、充填用口を有している頂部閉鎖部及びその
下端が開放されている側壁構造を示す斜視図である。
第1図は、ある長さを有している平らに織られた織物
1を示すものであるが、この織物1は、4個の一体の延
長部2(2a,2b,2c及び2d)を形成するように、中央線に
沿って両端部から切り裂かれており、それぞれの延長部
2は、第3図の持上げループ3(3a,3b,3c及び3d)と対
向する側壁パネルの半体を表している。なお、織物1の
ハッチングされた中心領域4は、FIBCの基部の構成部分
を示している。
最初に中心領域4の境界で折られ、一体の延長部2aと
2bは、折り曲げてねじり、角部5a,5b,5c及5dを、織物1
の側縁に沿う対応する点5a,5b,5c及び5d点に結合し、一
緒に共通の継ぎ目6bにより縫いとじられ、これにより、
一つの側壁パネルを形成する。次の段階は、一体の延長
部2c及び2dを折り曲げてねじり、角部5e,5f,5g及ぴ5h
を、織物1の他の側縁に沿う対応する点5e,5f,5g及び5h
に結合し、共通の継ぎ目6eを縫いとじ、これにより、第
一の側壁パネルに対向する他の側壁パネルを形成するこ
とができる。それから、基礎継ぎ目を5aから5dまで及び
5eから5hまで縫って閉鎖される。
壁構造を完全に閉鎖するための最後の段階は、角部継
ぎ目6a,6c,6d及ぴ6fを縫うことを含んでいる。この角部
継ぎ目は、延長部の中心側縁6aと織物の側縁6aとを縫い
とじて角部継ぎ目6aを形成し、以下同様に、側縁6cと側
縁6cを縫いとじて角部継ぎ目6c、側縁6d側縁6dを縫いと
じて角部継ぎ目6d、そして、側縁6fと側縁6fとを縫いと
じて角部継ぎ目6fをそれぞれ形成するものである。この
結果は、4個の一体の持上げループ及び単層の織物によ
り下端部において閉鎖された4個の側壁パネルを持つ1
層の側壁構造を有しているFIBCである(図3参照)。
単に2個の持上げループを有しているFIBCを形成する
には、切り込み8a及び8bの長さを、それらの中心線7
(7a及ぴ7b)により示される持ち上げループ3の頂部の
近くにまで、減少しなければならない。かくして、持上
げループ3aと3dと、持上げループ3bと3cとは連続し、2
個の持上げループが形成される。
FIBCは、また、一体の延長部2a〜2dを延ばすことによ
って、二重層基部を有している構造物とすることもでき
る。延長部を延ばす長さは、基部の幅の半分に対応すべ
きである。二重層基部は、FIBCの内側か、又は、外側の
いずれかに延ばした部分を接合することにより形成され
る。
第3図に斜視図により示されている第1図の単一の長
さの織物1から構成されるFIBCは、4個又は2個の持上
げループを有しており、これらの持上げループは、フォ
ークリフトトラックのフォークにより容易に係合され、
持上げ高さを減少し、また、その持上げループによって
支持されている間に、充填することができる。
FIBCは、また、第2図に示されるような平らな織られ
た織物の2個の同一の長さから作ることもでき、この場
合に、単に2個の持上げループを有しているFIBCを作る
ためには、切り込み8aの長さは減少されるべきである。
各長さの織物が、第1図に対して延べたところ同一の
方法により形成される時は、全部の側壁パネル及び隣接
する側壁パネルの2個の半分を構成するが、しかしなが
ら、このFIBCは、側壁構造の下端部において開放されて
いる。このFIBCは、この場合、これに適当な基部構造物
を追加することにより、完成することができる。その最
も簡単な形状において、基部は、側壁構造の下端部に、
単に縫いとじられた、別個に切断された織物の片の形状
を取ることができる。
第4図においては、所定長さに切断された、筒状に織
られた織物の頂部が、8個の部分となるように、周辺の
回りに等しい距離の箇所において切り裂かれている。切
り込み9は、それぞれ上縁角部aおよびbを有している
8個の延長部10a〜10hを形成している。
延長部10a〜10hをそれぞれ内側に折り曲げ、かつねじ
ることにより、隣接する延長部を対にし、例えば延長部
10aと10bにおいて、10aの角部aを10bの各部aに、ま
た、延長部10aの角部bを延長部10bの角部bに合致さ
せ、それらの延長部10a及び10bを上縁部の継ぎ目11によ
り結合することにより、結合した継ぎ目11を有する点を
除いては、第3図の持上げループ3a〜3dとほぼ同様な持
上げループを形成する。
このようにして完成した構造物は、4個の持上げルー
プを有する側壁構造から成り、それらの頂部に結合継ぎ
目を有している。しかし、側壁に継ぎ目(6a〜6d)を有
することが無く、側壁構造が、その下端部において開放
している点を除いては、第3図に示された構造物と同一
である。
第4図に仮想線で示されるように、一体の延長部10a
〜10hは、主軸に対してある角度を有してその上縁を切
断されることができる。隣接する延長部、例えば、10a
及び10bの対をそれぞれ折り曲げ、かつねじることによ
り、延長部10aの角部aを10bの角部aに、また、10aの
角部b′を10bの角部b′に合致させて、それらを傾斜
する上縁部の継ぎ目11により結合することにより、4個
の持上げループが形成される。各延長部の頂部の切断の
角度によって、持上げループの両方の縁及びそれらの間
におけるすべての繊維が、同じ持上げ高さとなるように
均等化されることができる。
同一の効果が、継ぎ目11を主軸とある角度をなして形
成する限りは、延長部10a〜10hの上縁を主軸に角度をつ
けて切断しなくても得られることは、自明なところであ
る。
第4図の所定長さに切断された素材は、筒状の織物か
ら作られている。しかしながら、このような素材を、平
らな織物の一つの片又は多数の片から2個又はそれ以上
の側部の継ぎ目により接合し、かくして筒を形成するこ
とにより作ることが、勿論可能である。
第4図の素材は、すべての切り込み9が等しい長さで
あり、4個の等しい長さの持ち上げループを有している
FIBCの頂部を形成するものとして示されている。しかし
ながら、任意の2個の対向する側壁パネルの中心切り込
み9を、それらの長さのほぼ半分に減少することによ
り、2個の持上げループを有しているFIBCの頂部を容易
に形成することができる。
側壁構造を形成する4個の上角部において、引張りフ
ープ応力の無いことのために、構造物の持ち上げ能力を
維持して、切り込みの長さを減少することができる。
以上は、持上げループの形成が、等しい長さを有する
一体の延長部の推奨配置を使用して説明された。しかし
ながら、一緒に結合される延長部の各対の合計長さが同
一である限りは、異なった長さの前記延長部を持つこと
も、本発明の要旨の中に入るものである。また、単に、
2個の対向する側壁パネルが一体の延長部を有してお
り、これらの延長部の端部を、隣接する側壁構造の側壁
パネルに、その上端部と下端部との間のどこかで結合し
て、FIBCの持上げの頂部を構成することも可能である。
もしも、下端部において接合されるならば、構造物
は、二重層を有する2個の対向する側壁パネル及び単層
を有する2個の対向する側壁から構成される。延長部を
更に延ばすことにより、延長部は、壁構造物の下端部以
下において一緒に結合され、また、単層の基部構造物を
形成することさえできる。
第5図は、ある長さの筒状に織られた織物を示すもの
である。この織物は、筒の軸線に対して平行に延びる筒
状織物に接着され、又は、一体に織り込まれた補強帯
(図示されていない)を有することもできる。持上げル
ープを形成するために、筒の中央領域において、円周上
の等しい距離の箇所に、また、補強帯が使用されている
場合には、隣接する補強帯の間に、長手方向の切り抜き
がなされる。この切り抜きは1辺を残して3辺12(上、
下および1側辺)で行い、フラップ13を形成し、このフ
ラップ13は、残された辺12aに沿って開かれ、切り抜か
れなかった部分に、継ぎ目14(第6図)により結合され
る。
第6図は、フラップ13を開いて折り、接合した後にお
ける筒状織物の中央領域の横断面を概略的に示すもので
ある。フラップ13は、筒状織物の切り抜かれなかった部
分と同一の幅を有し、終局的に、これらは持上げループ
15となるものである。フラップ13は、例えば、持上げル
ープよりも、より幅広く切り抜かれ、接着剤、融接など
の適当な手段により、持ち上げループに結合される前
に、持上げループの回りに数回巻き付け、狭い幅の持上
げループとすることができる。補強帯は、持上げループ
の幅と同一、又は、それよりも、より狭くすことができ
る。
次の段階は、筒状織物の一端部をつかみ、これを筒の
内側に折り曲げて、筒状織物の残りの中に、それを貫い
て引っ張り、一端部と他端部とを一致させ、かつ折曲げ
を折り線12bと一致させて、二重壁の筒を形成する。こ
の結果、内側壁16及び外側壁17を有している側壁構造が
形成される。折り作業の間か、又は、その後に、内壁16
は外壁17に対して、例えば45゜回転され、第7図に示さ
れる構造物に到達する。この作業は、各持上げループの
第一端部及び第二端部を構造物の周辺の回りに45゜変位
させること及び隣接する持上げループの端部との間隔
も、また45゜とすることである。回転角度は自由である
が、しかしながら、持上げループの両方の端部及びその
間におけるすべての織物の部分の持上げ高さを均一にす
るために、各持上げループに180゜の回転を与える場合
にも、持上げループの幅は等しくしなければならない。
第7図に示される構造物が達成されたので、FIBCは、そ
れから、それに適当な基部構造物及び、恐らく、適当な
頂部構造物、例えば、第8図に示される形式の頂部構造
物を追加することにより完成される。基部は、内側壁か
外側壁、又は、両側壁の織物を延長することにより形成
することもできるが、すなわち、このような延長部を、
適当に切断し、折り曲げ、縫いとじて、必要な形状の基
部を形成することもできるが、あるいは、別個の織物の
切断片を、2個の側壁の下端部に縫いとじることにより
形成することもできる。
推奨される配置においては、第5図の筒状織物が、折
り線12bまで内側(又は外側)に折りまげられ、そし
て、折りまげられて結合されているフラップ13が、持上
げループの内側の保護層を形成し、本出願人による欧州
特許願第84102.195,9号に開示されるように、持上げル
ープの荷重を負荷する繊維の摩耗が、筒の折り曲げとね
じりにより保護される。上記の特許出願によると、フラ
ップ13は、また、持ち上げループに対する保護スリーブ
を形成するように使用することもできる。
本発明によるFIBCは、開放していることができ、ま
た、側壁構造の上部部分の回りに織物の切断された片に
よって閉鎖されることができ、前記の織物の片は、FIBC
に充填のための適当な充填用口を有するものである。
しかしながら、製品充填高さより上の持上げループの
高さを減少することが本発明の目的であるので、一層良
好な配置として、頂部織物に、FIBCとほぼ同一の胴回り
直径の側壁構造物をはめるべきであり、この側壁構造物
は開放下端を有している。
第8図に示された頂部側壁構造物は、ある長さの筒状
の織物18の片から作られているが、この織物18は、頂部
において、4個のフラップ19a〜19dを形成するように切
断されており、これらのフラップ19a〜19dは、継ぎ目、
又は、他の適当な手段により一緒に結合され、正方形状
の単一層の頂部を形成している。中心部には、織物20の
筒状体が取り付けられ、これは充てん用シュートとして
役立ち、また、ひもなどにより縛ることにより、閉鎖す
ることができる。この頂部構造物は、また、数個の織物
のパネルから一緒に縫いとじられ、それに第8図の形状
と同一の主要形状を与えることもできる。
第8図の頂部構造物は、本発明による任意のFIBCの内
側に置かれることができる。なお、任意の他のFIBCにお
いては、それ自身が側壁構造物のその上端部を閉鎖する
ことが適当である場合に、前記FIBCの側壁構造の最も深
い下方に開放端部を有することもできる。これは、配置
の任意の端部開口を有効にシールするもので、さもない
と、FIBCの中の製品の充てん高さがその最高まで上げら
れる時に、端部開口が最も浅い場合には、この端部開口
を経て製品が流れ出ることがある。
一つの推奨する配置においては、第8図の頂部側壁構
造物が、第3図に示されるFIBCの内側に、角部21が、持
上げループ3a〜3dの開口に臨み、それらを拡開して開放
し、持上げ機構との係合を、より容易にするように置か
れる。
図示された本発明によるFIBCは、基本的には推奨形態
であり、推奨配置である。しかしながら、FIBCは、他の
方法、例えば、単一の所定長さの筒状に織られた織物か
ら作られた二重壁を有するFIBCが、2個の同様な筒状織
物の部分から構成されることができ、一方が、直立する
一体の延長部を形成するように一端部において切断され
ていることもできる。このような長さの長い織物は、そ
れから、延長部の幅に相当する最小の変位、例えば、2
個の長さの織物の間に45゜の変位を形成して他の長さの
織物の中に引き込まれる。
形成された外側壁の直立する延長部の自由端部は、内
側壁の隣接する直立する延長部の自由端部に縫合され
る。他の配置においては、内側及ぴ外側壁構造は、必要
とされる構造を与えるように一緒に縫いとじられた織物
の適当なパネルから構成されることもできる。
上述の例は、2個又は4個の持上げループを有するFI
BCのものであるが、本発明は、任意の個数の持上げルー
プを有するFIBCとして応用されることができるものであ
ること、補強帯が織り込まれ、又は、縫いとじられてい
る織物から構成される時には、それらの補強帯は、持上
げループの個数に応じて置かれることを理解されたい。
他の変形は、当業者には明らかなところである。
本発明のFIBCは、本出願人の欧州特許願第84102195,9
の中に記載されているような保護スリーブを装備させる
ことができる。
本発明により、側壁構造の中のすべての垂直繊維の少
なくとも50%を、荷重を負荷するように関係させること
ができるので、高い持上げ能力を有している複数の持上
げループを有しているFIBCが得られる。FIBCの持上げル
ープは、低い持上げ高さを有しており、この高さは、そ
の全幅にわたって均等にされ、通常の持上げ機構、例え
ば、フォークリフトトラックのフォークによって容易に
係合されることができる。それ故、特別の、あるいは、
複雑な持上げ装置に無関係である。FIBCは、その持上げ
ループだけによって懸垂している間に充填されることが
でき、これは、正方形状の基部構造と一緒に、その正方
形の形状に寄与することができる。
本発明により得られる本質的な利点は、FIBCの中の製
品が、実際の側壁構造以上の充てん高さを有することが
できることにある。これは、FIBCの頂部の内側に置かれ
た、充填用口を有するふた及び開放下端部を有する頂部
側壁構造物の挿入により可能とされるものである。充て
ん高さと、持上げループの頂部との間の間隔は、かなり
減少させることができる。このようなFIBCは、非常に小
さな頭上すきまを有する領域内において取り扱われるこ
とができ、また、閉鎖されたコンテナ、鉄道貨車などの
ような輸送手段の中に積み重ねられる時には、非常に小
さな空間が、不使用のままとなるだけである。
頂部側壁構造物は、FIBCが貯蔵及び輸送のために積み
重ねられた時に、その正方形の形状を保持することを助
ける。
本発明のFIBCには、多数の基部構造物を適用すること
が自由である。例えば、本出願人の英国特許第1、58
0、576及び欧州特許願第84110、404、5による基部構造
物を適用することができる。もしも、必要であるなら
ば、基部構造に、任意の適当な充填用口、又は、他の排
出装置を装備させることもできる。

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】柔軟な織られた材料の少なくとも一つの片
    から形成された側壁構造と、この側壁構造の底部の基部
    構造と、前記側壁構造の上部からの一体の延長部から形
    成される少なくとも2個の持上げループであって、前記
    側壁構造の周囲の少なくとも25%に等しい全組合わせ幅
    を有している持上げループとからなり、たわみ可能な中
    間ばら荷コンテナ(FIBC)において、 前記側壁構造が複数の側壁パネルを有し、 各側壁パネルが少なくとも1個の一体の延長部を有し、
    そして 各持上げループが、各側壁パネルに、隣接する側壁パネ
    ルの一体の延長部をそれぞれ折り曲げ、かつねじって結
    合することによって形成され、各持上げループが隣接す
    る側壁パネルの材料で構成され、それらの両端の間の全
    ての繊維が非応力状態において同じ持上げ高さにあるこ
    とを特徴とするばら荷コンテナ。
  2. 【請求項2】前記側壁構造が、4個の側壁パネルを有
    し、それらの側壁パネルが、2個の一体の延長部を有し
    ているところの請求項1記載のばら荷コンテナ。
  3. 【請求項3】前記側壁パネルの2個の一体の延長部が、
    その側壁パネルに形成された長さ方向の切り込みによっ
    て分けられ、各持上げループが、隣接する側壁パネルの
    材料の半体によって形成されているところの請求項2記
    載のばら荷コンテナ。
  4. 【請求項4】前記各一体の延長部はその上縁が角度を有
    して切断され、各一体の延長部には長い側縁と短い側縁
    とが形成され、前記隣接する側壁パネルの一体の延長部
    をその長い側縁の角部を長い側縁の角部と、短い側縁の
    角部を短い側縁の角部と合致させて結合されているとこ
    ろの請求項1記載のばら荷コンテナ。
  5. 【請求項5】前記側壁パネルが、各一体の延長部からな
    る持上げループに沿って伸びる少なくとも1個の補強帯
    を有するところの請求項1記載のばら荷コンテナ。
  6. 【請求項6】前記各側壁パネルが、2個の持上げループ
    をそれぞれ形成する2個の一体の延長部を有するところ
    の請求項5記載のばら荷コンテナ。
  7. 【請求項7】前記柔軟な織られた材料が基礎織物からな
    り、前記補強帯がこの基礎織物に一体に織り込まれてい
    るところの請求項5記載のばら荷コンテナ。
  8. 【請求項8】前記柔軟な織られた材料が基礎織物からな
    り、前記補強帯がこの基礎織物に取り付けられていると
    ころの請求項5記載のばら荷コンテナ。
  9. 【請求項9】頂部側壁構造物が、コンテナ内にばら荷を
    充填するための充填用手段を有する頂部ふたを有する頂
    部構造と、このコンテナの側壁構造とほぼ同じ外側寸法
    の側壁であって、前記頂部ふたから下方に延び、コンテ
    ナの側壁構造の下端部の下方に位置する開放端を有する
    側壁とからなるところの請求項1記載のばら荷コンテ
    ナ。
  10. 【請求項10】前記充填用手段が充填用口を有するとこ
    ろの請求項9記載のばら荷コンテナ。
  11. 【請求項11】柔軟な織られた材料の少なくとも一つの
    片から形成された側壁構造と、この側壁構造の底部の基
    部構造と、前記側壁構造の上部からの一体の延長部から
    形成される少なくとも2個の持上げループであって、前
    記側壁構造の周囲の少なくとも25%に等しい全組合わせ
    幅を有している持上げループとからなる、たわみ可能な
    中間ばら荷コンテナ(FIBC)において、 側壁構造がたわみ可能な織られた材料の少なくとも一つ
    の筒状の片からなり、各持上げループが、二重の側壁に
    結合され、又は、それと一体であり、且つ各持上げルー
    プの第一端部及び第二端部が、側壁構造の周囲に、少な
    くとも持上げループの幅に等しい距離で相対的に変位さ
    れており、そして、前記持上げループの両方の端部及び
    それらの間のすべての繊維が、非応力状態において、実
    質的に同一の持上げ高さを有していることを特徴とする
    ばら荷コンテナ。
  12. 【請求項12】内側壁及び外側壁が所定長さの筒状部材
    から形成され、持上げループがフラップを形成する中央
    領域の切り抜きにより形成される構造物であって、フラ
    ップが、折られて筒状部材の切り抜きされていない部分
    に接合された後に、筒状部材が二重側壁構造を形成する
    ように筒内に折り曲げられ、内側壁を外側壁に関して回
    転し、持上げループの両端部を変位することによって、
    複数の持上げループが形成されているところの請求項11
    記載のばら荷コンテナ。
  13. 【請求項13】2個の同様な筒状の部分が使用され、そ
    れぞれが、一端部において、単一、又は、多層の一体の
    延長部を形成するように切り裂かれており、一方の織物
    のある長さを、他方の織物の中に、持上げループに等し
    い距離だけ引張り込み、各織物の対向する延長部の自由
    端部を持上げループを形成するように結合し、あるい
    は、一方の筒状部分のみに、前記延長部を形成するよう
    に切り裂いて折り返えし、側壁構造の一方の層から前記
    延長部の自由端部が、側壁構造の他方の層に、持上げル
    ープの幅に等しい最小変位を有して接合されているとこ
    ろの請求項12記載のばら荷コンテナ。
  14. 【請求項14】各側壁パネルが、少なくとも1個の補強
    帯を有し、この補強帯が持上げループとともに延びるよ
    うに置かれ、また、補強帯が、織物と一体に織られ、あ
    るいは、織物の上に縫いとじられている請求項11から13
    のいずれか1項に記載のばら荷コンテナ。
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