JP2730542B2 - ダイヤモンドバイト - Google Patents

ダイヤモンドバイト

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JP2730542B2
JP2730542B2 JP5283296A JP5283296A JP2730542B2 JP 2730542 B2 JP2730542 B2 JP 2730542B2 JP 5283296 A JP5283296 A JP 5283296A JP 5283296 A JP5283296 A JP 5283296A JP 2730542 B2 JP2730542 B2 JP 2730542B2
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JP
Japan
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diamond
cutting
polishing
tool
cutting edge
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JP5283296A
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隆 西口
正美 桝田
周平 高巣
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ダイヤモンドバイ
トに係り、特に、切削稜部の微小なうねりによる仕上げ
面の面粗さへの影響を低減させたダイヤモンドバイトに
関する。 【0002】 【従来の技術】従来のダイヤモンドバイトでは、能率良
く研磨し、刃付けを行うため、すくい面、逃げ面とも研
磨容易方向に研磨仕上げされている。このため、図1に
示す例のように、シャンク2と押え3により保持されて
いるダイヤモンドチップ1のすくい面Bと逃げ面Aに
は、図示した研磨痕の方向に研磨されている場合、刃先
稜線Cにうねりが生じることになる。この研磨痕は、通
常のバイト固定、研磨皿回転による研磨法では避けられ
ず、ほとんどのダイヤモンドバイトに生じている。従っ
て、稜線C上に0.01〜0.04μm程度の微小うねりが生じ
ている。上記した従来のバイトを用いて鏡面切削加工を
行った例を図2に示す。図において、Eは被加工物1回
転あたりの工具の送り量に相当し、Dはバイトの切刃稜
Cに相当している。このDの領域内部の面粗さFは切刃
稜Cのうねりに相当していることにある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、要
求される加工面の面粗さが0.1〜0.3μmRmaxの場合に
は、この切刃稜のうねりは問題とならないが、仕上げ面
粗さが0.01Rmax程度になると、この切刃稜のうねりが表
面粗さを劣化させるため問題となる。 【0004】本発明の目的は、切刃稜部のうねりをなく
し仕上げ面粗さを低減することができるダイヤモンドバ
イトを提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、切削加工をするための鋭利な切削稜を有する単結晶
ダイヤモンドチップと、該単結晶ダイヤモンドチップを
保持するためのシャンクとを備えたダイヤモンドバイト
を、前記単結晶ダイヤモンドチップが、研磨痕のない状
態に研磨された逃げ面と、研磨痕が残り刃付けされたす
くい面とを有し、前記切削稜を曲線状に形成して構成し
た。 【0006】 【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図面を用いて
説明する。図3は該実施例のダイヤモンドバイトの研磨
に用いる研磨機の概略側面図である。従来のダイヤモン
ドバイトでは、刃を付けるため、回転している研磨皿9
にバイトを押しつけ、送りをかけないで研磨しているた
め、上記したように切刃稜にうねりが生じた。本発明に
よるとダイヤモンドバイトを研磨するには、図3の送り
装置6上に設置した保持具7にバイト8を取り付け、逃
げ面を研磨皿9上で送りをかけながら研磨痕が残らない
ように研磨した後、すくい面を刃付けができるよう送り
をかけずに研磨する。この研磨法で仕上げた本実施例の
ダイヤモンドバイトを図4に示す。図4に示すように、
逃げ面Aは研磨痕がないため、うねりがほとんどなく、
すくい面Bは刃付けのための送りをかけないで研磨して
いるため、研磨痕が生じる。その結果として、切刃稜線
Cの部分は、すくい面Bの面内でうねりを有している
が、逃げ面Aの面内ではうねりがほぼ皆無の状態とな
る。逃げ面A内でうねりが無ければ、切削鏡面の面粗さ
に何ら影響も与えないことになる。 【0007】図5は、本発明による切刃が円弧状のダイ
ヤモンドバイトを用いて鏡面切削した例を示したもので
ある。同図は一刃あたりの断面形状を示しているが、う
ねりがほとんどないことがわかる。 【0008】以上のように、本実施例によれば、一刃あ
たりの切削鏡面の面粗さを向上させることができる。 【0009】なお、すくい面の研磨容易方向が切刃稜と
平行な方向であるように結晶方位が選定されたバイトで
は、本発明の効果は一層大きなものとなる。 【0010】 【発明の効果】本発明のダイヤモンドバイトによれば、
切刃稜部の逃げ面内でのうねりを小さくすることができ
るので切削鏡面の面粗さを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】従来のダイヤモンドバイトを示す見取図であ
る。 【図2】従来のダイヤモンドバイトを用いて切削した加
工面の断面曲線の例を示す特性図である。 【図3】本発明の実施に用いる研磨機の概略側面図であ
る。 【図4】本発明によるダイヤモンドバイトの一実施例を
示す見取図である。 【図5】本発明によるダイヤモンドバイトを用いて切削
した加工面の断面曲線の例を示す特性図である。 【符号の説明】 1……ダイヤモンドチップ、 2……シャンク、
3……押え、

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.切削加工をするための鋭利な切削稜を有する単結晶
    ダイヤモンドチップと、該単結晶ダイヤモンドチップを
    保持するためのシャンクとを備えたダイヤモンドバイト
    であって、前記単結晶ダイヤモンドチップが、研磨痕の
    ない状態に研磨された逃げ面と、研磨痕が残り刃付けさ
    れたすくい面とを有し、前記切削稜が曲線状に形成され
    たことを特徴とするダイヤモンドバイト。
JP5283296A 1996-03-11 1996-03-11 ダイヤモンドバイト Expired - Lifetime JP2730542B2 (ja)

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JPH08243809A JPH08243809A (ja) 1996-09-24
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