JP2729466B2 - ブランク欠け検出装置 - Google Patents

ブランク欠け検出装置

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JP2729466B2
JP2729466B2 JP15409894A JP15409894A JP2729466B2 JP 2729466 B2 JP2729466 B2 JP 2729466B2 JP 15409894 A JP15409894 A JP 15409894A JP 15409894 A JP15409894 A JP 15409894A JP 2729466 B2 JP2729466 B2 JP 2729466B2
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press
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正敏 清水
露夫 山本
稔 寺田
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Nissin Kogyo Co Ltd
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Nissin Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、素材(フープ材)を一
列あるいは多列にブランク抜きプレス加工する際のブラ
ンク欠けを検出するブランク欠け検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一定の送り長さで間歇的に送り出されて
くる素材をプレス機械によりブランク抜き加工すること
が行なわれている。この加工工程の概略を図6によって
説明すると、リールRから繰り出されてくる素材Mは、
素材繰り出し用のスイッチS1とS2の間を通り、プレ
ス機械のローラーフィードFによって一定の送り長さで
間歇的に送られてから、プレス機械に取り付けられたブ
ランキング加工用のプレス金型Pによりブランキング加
工される。この加工の後、スクラップとされた素材Mは
切断機Cにより適宜の長さに切断される。Kは切断され
たスクラップを示す。
【0003】図6は素材Mの長さ方向に沿って二列にブ
ランキング加工する例を示しているが、一列に加工する
の場合もある。二列に加工する場合は、素材Mをその長
さ方向に対して左右に振らせて、各列が一定位置にある
プレス金型Pのパンチとダイとの間に交互に位置するよ
うにしてある。
【0004】このようなブランク抜き加工において、素
材Mが所定の送り長さで送り出されている場合、図7
(加工列が二列の場合)、図8(加工列が一列の場合)
に示すように、ブランク抜き加工部Bが隣同志互いに交
わることのないように考慮されている。しかしたとえば
素材MとローラーフィードFとの間のスリップなどによ
って、素材Mの送り長さが所定の送り長さよりも短くな
ったとすると、ブランク抜き加工部Bが図9、図10に
示すように隣同志交わるようになる。そのため打ち抜か
れたブランクの周囲は局部的に欠損する。このような欠
損部分のあるブランクは商品価値がなく不良品となる。
【0005】このような不良品の発生を回避するため、
従来では前記のようなスリップなどによる素材の送り長
さの誤差を見越して、これが十分に許容し得るだけの送
り長さに設定している。しかしこのように送り長さを設
定した場合は、スリップが生じないときはブランク抜き
加工部分同志の間隔が広くなり、それだけ素材の利用率
が悪くなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、素材をブラ
ンク抜きプレス加工するにあたり、ブランク欠けが発生
した場合に、これを速やかに検出することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ブランキング
パンチと連動して昇降するプッシュピンにより、ブラン
ク抜き加工されてきた素材の、ブランク抜き加工部分の
境界部分の近辺を、プッシュピンの直下にある感知板に
向けて押し下げるようにし、ブランク欠けのある境界部
分が垂れ下がるように押し曲げることにより感知板に接
触させて、検出器を動作させるようにしたことを特徴と
する。
【0008】
【作用】ブランク抜き加工部分にブランク欠けが存在し
ない場合は、隣合うブランク抜き加工部分同志は、その
境界部分を介して互いに連結し合っている。したがって
境界部分の機械的強度は大きいので、プッシュピンが境
界部分を押し付けても、境界部分はそのまま、あるいは
わん曲する程度あり、下方にある感知板に接することは
ない。
【0009】しかしブランク抜き加工部分にブランク欠
けが存在したとすると、隣合うブランク抜き加工部分同
志は互いに連通し合う。そのため境界部分はその中間で
切り離されてしまい、その境界部分の機械的強度は極度
に低下する。このときプッシュピンが境界部分を押し付
けると、その境界部分は下方に垂れ下がるように変形し
て感知板に接する。
【0010】常時はプッシュピンと感知板とは電気的に
絶縁された状態にあるが、前記のように境界部分が感知
板に接すると、これがスイッチ作用を果たし、プッシュ
ピンと感知板との間は導電状態となる。プッシュピンと
感知板との間に検出器を接続しておけば、この検出器が
動作する。この検出器の動作をもって素材の送り、プレ
ス機械によるプレス加工を停止する。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図によって説明する。図5
において、1はプレス機械のプレスラム、2はプレスラ
ム1に取り付けられている上ダイセット、3は上ダイセ
ット2に支持されているブランキングパンチである。4
はプレスベットに取り付けられている下ダイセットで、
これにダイホルダー5が取り付けられてあり、このダイ
ホルダー5にブランキングダイ6が支持されている。
【0012】プレスラム1の上下方向に沿う昇降によっ
て、ブランキングパンチ3とブランキングダイ6との間
に送られてくる素材Mがブランキング加工される。7は
打ち抜かれたブランクを取り出すためのスライダーであ
る。以上の構成は通常のブランク抜き加工のためのプレ
ス機械と特に相違するものでない。
【0013】本発明の実施例では、プレス機械によって
ブランキング加工された直後の素材の表面に向かい合
い、かつブランキングパンチ3と連動して昇降する一対
のプッシュピン8、9を用意する。そのためにプッシュ
ピン8、9をピンホルダー10により支持するととも
に、ピンホルダー10を連結棒11により上ダイセット
2に連結する。
【0014】プレス機械によって加工された素材は、続
いて受け台12の表面をガイド13によりガイドされ
て、プッシュピン8、9の直下に送られてくる(たとえ
ば図1参照。)。受け台12の下面には導電性の感知板
14が設置されてある。感知板14は受け台12に対し
て電気的に絶縁されている。
【0015】そのために感知板14に絶縁ブッシュ15
を填め込み、これに取付用のボルト16を差し込み、ま
た感知板14と受け台12との間に絶縁ライナー17を
はさみ込む。ボルト16の先端をガイド13にねじ込
む。これにより感知板14はガイド13に絶縁して取り
付けられる。受け台12、ガイド13はスタンド18に
支持されている。このスタンド18はプレス機械のプレ
スベッドにブラケットを介して取り付けられている。
【0016】感知板14の下面にはリード19が接続さ
れてあり、このリード19とプッシュピン8、9(また
はガイド13、受け台12または素材M)との間に検出
器20が接続されている。
【0017】プレス機械によってブランキング加工され
た素材は、引き続いてガイド13にガイドされて、受け
台12の表面に送られてくる。そして隣合っているブラ
ンク抜き加工部分Bの境界部分21の近辺がプッシュピ
ン8、9の下方に到達するようにしてある。ピンホルダ
ー10がブランキングパンチ3に連動して下降すると、
その先端が境界部分21の近辺を下方に向けて押し付け
る。図2、図4において22、23はプッシュピン8、
9によって押し付けられる箇所を示す。なお図2、図4
の例はブランキング加工を2列に行なう場合を示してい
るが、これが1列の場合も同様である。
【0018】図3、図4は素材Mがブランク欠けの生じ
ない状態で加工される場合を示している。このときはプ
ッシュピン8、9が下降して境界部分21の近辺を押し
付けても、境界部分21は連続していることにより、そ
の機械的強度は十分に大きいので、境界部分21は平面
状にそのまま維持されるか、または図に示すように下方
に向かってわん曲する程度であって、境界部分21は感
知板14に接することはない。
【0019】しかし、図2に示すように、素材Mがブラ
ンク欠けを生じた状態で加工されたとすると、境界部分
21は途切れた状態となり、その部分の機械的強度が極
度に低下する。そのため境界部分21にプッシュピン
8、9が押し付けられると、その近辺が図1に示すよう
に垂れ下がるように押し曲げられ、その先端が感知板1
4に接するようになる。
【0020】これによりプッシュピン8、9と感知板1
4との間が、導電性である素材Mの押し曲げられた部分
を介して導電状態となり、この接触がスイッチ作用を呈
することにより、検出器20に信号を与える。検出器2
0はこの信号を受けて動作して、ブランク欠け発生の信
号を出力する。この信号に基づき素材の送り、プレス機
械の動作を停止してブランク加工の動作を中断する。こ
のあと送り長さを調整するなりして、加工を再開すれば
よい。
【0021】ここで素材の送り長さを調整し、検出器2
0が動作する直前の送り長さに設定しておけば、ブラン
ク抜き加工部分Bの境界部分21の幅が十分狭い状態で
加工することができ、素材の利用率を高めることができ
る。そしてブランク欠けが発生した場合は、直ちにその
加工を停止することにより、ブランク欠けを起こしたブ
ランクの発生を極力少なくすることができる。またブラ
ンク欠けを起こしたブランクが確実に発見できることに
より、顧客に対する信頼性が向上する。
【0022】なお図の例ではプッシュピン8、9を対と
して、境界部分21の両側から押し付けるようにしてい
るが、プッシュピン9を省略し、境界部分21の一方の
箇所22をプッシュピン8により押し付けるようにして
もよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、素
材をブランキング加工するにあたり、ブランク欠けの発
生をプッシュピンを利用して検出することにより、素材
の利用率を高めることができるとともに、ブランク欠け
の発生を少なくすることができるといった効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すもので、ブランク欠けの
加工状態をあらわす断面図である。
【図2】ブランク欠けの素材の平面図である。
【図3】ブランク欠けのない加工状態をあらわす断面図
である。
【図4】ブランク欠けのない素材の平面図である。
【図5】本発明の実施例の全体を示す正面図である。
【図6】ブランク加工を説明するための平面図および側
面図である。
【図7】2列にブランク加工された素材の平面図であ
る。
【図8】1列にブランク加工された素材の平面図であ
る。
【図9】2列にブランク加工されたブランク欠けのある
素材の平面図である。
【図10】1列にブランク加工されたブランク欠けのあ
る素材の平面図である。
【符号の説明】
P プレス金型 M 素材 B ブランク抜き加工部 2 上ダイセット 3 ブランキングパンチ 6 ブランキングダイ 8、9 プッシュピン 14 感知板 20 検出器 21 境界部分

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブランキングパンチと連動して昇降し、
    その下降の際にブランク抜き加工されてきた素材の、ブ
    ランク抜き加工部分の境界部分の近辺を押し下げるプッ
    シュピンと、前記プッシュピンにより押し下げられた前
    記境界部分のブランク欠けの垂れ下がりによる変形部分
    が接する感知板と、前記変形部分と感知板との接触によ
    り動作する、ブランク欠け検出用の検出器とを備えたブ
    ランク欠け検出装置。
JP15409894A 1994-05-31 1994-05-31 ブランク欠け検出装置 Expired - Lifetime JP2729466B2 (ja)

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JPH07323341A JPH07323341A (ja) 1995-12-12
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