JP2729466B2 - ブランク欠け検出装置 - Google Patents
ブランク欠け検出装置Info
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- JP2729466B2 JP2729466B2 JP15409894A JP15409894A JP2729466B2 JP 2729466 B2 JP2729466 B2 JP 2729466B2 JP 15409894 A JP15409894 A JP 15409894A JP 15409894 A JP15409894 A JP 15409894A JP 2729466 B2 JP2729466 B2 JP 2729466B2
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- Japan
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- blank
- blanking
- sensing plate
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Punching Or Piercing (AREA)
Description
列あるいは多列にブランク抜きプレス加工する際のブラ
ンク欠けを検出するブランク欠け検出装置に関する。
くる素材をプレス機械によりブランク抜き加工すること
が行なわれている。この加工工程の概略を図6によって
説明すると、リールRから繰り出されてくる素材Mは、
素材繰り出し用のスイッチS1とS2の間を通り、プレ
ス機械のローラーフィードFによって一定の送り長さで
間歇的に送られてから、プレス機械に取り付けられたブ
ランキング加工用のプレス金型Pによりブランキング加
工される。この加工の後、スクラップとされた素材Mは
切断機Cにより適宜の長さに切断される。Kは切断され
たスクラップを示す。
ランキング加工する例を示しているが、一列に加工する
の場合もある。二列に加工する場合は、素材Mをその長
さ方向に対して左右に振らせて、各列が一定位置にある
プレス金型Pのパンチとダイとの間に交互に位置するよ
うにしてある。
材Mが所定の送り長さで送り出されている場合、図7
(加工列が二列の場合)、図8(加工列が一列の場合)
に示すように、ブランク抜き加工部Bが隣同志互いに交
わることのないように考慮されている。しかしたとえば
素材MとローラーフィードFとの間のスリップなどによ
って、素材Mの送り長さが所定の送り長さよりも短くな
ったとすると、ブランク抜き加工部Bが図9、図10に
示すように隣同志交わるようになる。そのため打ち抜か
れたブランクの周囲は局部的に欠損する。このような欠
損部分のあるブランクは商品価値がなく不良品となる。
従来では前記のようなスリップなどによる素材の送り長
さの誤差を見越して、これが十分に許容し得るだけの送
り長さに設定している。しかしこのように送り長さを設
定した場合は、スリップが生じないときはブランク抜き
加工部分同志の間隔が広くなり、それだけ素材の利用率
が悪くなる。
ンク抜きプレス加工するにあたり、ブランク欠けが発生
した場合に、これを速やかに検出することを目的とす
る。
パンチと連動して昇降するプッシュピンにより、ブラン
ク抜き加工されてきた素材の、ブランク抜き加工部分の
境界部分の近辺を、プッシュピンの直下にある感知板に
向けて押し下げるようにし、ブランク欠けのある境界部
分が垂れ下がるように押し曲げることにより感知板に接
触させて、検出器を動作させるようにしたことを特徴と
する。
ない場合は、隣合うブランク抜き加工部分同志は、その
境界部分を介して互いに連結し合っている。したがって
境界部分の機械的強度は大きいので、プッシュピンが境
界部分を押し付けても、境界部分はそのまま、あるいは
わん曲する程度あり、下方にある感知板に接することは
ない。
けが存在したとすると、隣合うブランク抜き加工部分同
志は互いに連通し合う。そのため境界部分はその中間で
切り離されてしまい、その境界部分の機械的強度は極度
に低下する。このときプッシュピンが境界部分を押し付
けると、その境界部分は下方に垂れ下がるように変形し
て感知板に接する。
絶縁された状態にあるが、前記のように境界部分が感知
板に接すると、これがスイッチ作用を果たし、プッシュ
ピンと感知板との間は導電状態となる。プッシュピンと
感知板との間に検出器を接続しておけば、この検出器が
動作する。この検出器の動作をもって素材の送り、プレ
ス機械によるプレス加工を停止する。
において、1はプレス機械のプレスラム、2はプレスラ
ム1に取り付けられている上ダイセット、3は上ダイセ
ット2に支持されているブランキングパンチである。4
はプレスベットに取り付けられている下ダイセットで、
これにダイホルダー5が取り付けられてあり、このダイ
ホルダー5にブランキングダイ6が支持されている。
て、ブランキングパンチ3とブランキングダイ6との間
に送られてくる素材Mがブランキング加工される。7は
打ち抜かれたブランクを取り出すためのスライダーであ
る。以上の構成は通常のブランク抜き加工のためのプレ
ス機械と特に相違するものでない。
ブランキング加工された直後の素材の表面に向かい合
い、かつブランキングパンチ3と連動して昇降する一対
のプッシュピン8、9を用意する。そのためにプッシュ
ピン8、9をピンホルダー10により支持するととも
に、ピンホルダー10を連結棒11により上ダイセット
2に連結する。
いて受け台12の表面をガイド13によりガイドされ
て、プッシュピン8、9の直下に送られてくる(たとえ
ば図1参照。)。受け台12の下面には導電性の感知板
14が設置されてある。感知板14は受け台12に対し
て電気的に絶縁されている。
を填め込み、これに取付用のボルト16を差し込み、ま
た感知板14と受け台12との間に絶縁ライナー17を
はさみ込む。ボルト16の先端をガイド13にねじ込
む。これにより感知板14はガイド13に絶縁して取り
付けられる。受け台12、ガイド13はスタンド18に
支持されている。このスタンド18はプレス機械のプレ
スベッドにブラケットを介して取り付けられている。
れてあり、このリード19とプッシュピン8、9(また
はガイド13、受け台12または素材M)との間に検出
器20が接続されている。
た素材は、引き続いてガイド13にガイドされて、受け
台12の表面に送られてくる。そして隣合っているブラ
ンク抜き加工部分Bの境界部分21の近辺がプッシュピ
ン8、9の下方に到達するようにしてある。ピンホルダ
ー10がブランキングパンチ3に連動して下降すると、
その先端が境界部分21の近辺を下方に向けて押し付け
る。図2、図4において22、23はプッシュピン8、
9によって押し付けられる箇所を示す。なお図2、図4
の例はブランキング加工を2列に行なう場合を示してい
るが、これが1列の場合も同様である。
ない状態で加工される場合を示している。このときはプ
ッシュピン8、9が下降して境界部分21の近辺を押し
付けても、境界部分21は連続していることにより、そ
の機械的強度は十分に大きいので、境界部分21は平面
状にそのまま維持されるか、または図に示すように下方
に向かってわん曲する程度であって、境界部分21は感
知板14に接することはない。
ンク欠けを生じた状態で加工されたとすると、境界部分
21は途切れた状態となり、その部分の機械的強度が極
度に低下する。そのため境界部分21にプッシュピン
8、9が押し付けられると、その近辺が図1に示すよう
に垂れ下がるように押し曲げられ、その先端が感知板1
4に接するようになる。
4との間が、導電性である素材Mの押し曲げられた部分
を介して導電状態となり、この接触がスイッチ作用を呈
することにより、検出器20に信号を与える。検出器2
0はこの信号を受けて動作して、ブランク欠け発生の信
号を出力する。この信号に基づき素材の送り、プレス機
械の動作を停止してブランク加工の動作を中断する。こ
のあと送り長さを調整するなりして、加工を再開すれば
よい。
0が動作する直前の送り長さに設定しておけば、ブラン
ク抜き加工部分Bの境界部分21の幅が十分狭い状態で
加工することができ、素材の利用率を高めることができ
る。そしてブランク欠けが発生した場合は、直ちにその
加工を停止することにより、ブランク欠けを起こしたブ
ランクの発生を極力少なくすることができる。またブラ
ンク欠けを起こしたブランクが確実に発見できることに
より、顧客に対する信頼性が向上する。
して、境界部分21の両側から押し付けるようにしてい
るが、プッシュピン9を省略し、境界部分21の一方の
箇所22をプッシュピン8により押し付けるようにして
もよい。
材をブランキング加工するにあたり、ブランク欠けの発
生をプッシュピンを利用して検出することにより、素材
の利用率を高めることができるとともに、ブランク欠け
の発生を少なくすることができるといった効果を奏す
る。
加工状態をあらわす断面図である。
である。
面図である。
る。
る。
素材の平面図である。
る素材の平面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ブランキングパンチと連動して昇降し、
その下降の際にブランク抜き加工されてきた素材の、ブ
ランク抜き加工部分の境界部分の近辺を押し下げるプッ
シュピンと、前記プッシュピンにより押し下げられた前
記境界部分のブランク欠けの垂れ下がりによる変形部分
が接する感知板と、前記変形部分と感知板との接触によ
り動作する、ブランク欠け検出用の検出器とを備えたブ
ランク欠け検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15409894A JP2729466B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | ブランク欠け検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15409894A JP2729466B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | ブランク欠け検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07323341A JPH07323341A (ja) | 1995-12-12 |
JP2729466B2 true JP2729466B2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=15576876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15409894A Expired - Lifetime JP2729466B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | ブランク欠け検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2729466B2 (ja) |
-
1994
- 1994-05-31 JP JP15409894A patent/JP2729466B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07323341A (ja) | 1995-12-12 |
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