JP2729269C - - Google Patents

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JP2729269C
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solar cell
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、建造物に設置する太陽電池発電装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、住宅などの建造物に傾斜する屋根下地面(野地板)に太陽
電池発電装置を設置して、この装置自体を屋根材として利用すると共に、その発
電電力を住宅へ供給している。 【0003】この太陽電池発電装置を屋根材として設置するには、図5に示した
ように野地板21に屋根の傾斜面に沿って平行に複数の縦用部材22、22、・
・・を配置し、この縦用部材22、22、・・・上に多数枚の太陽電池パネル2
3、 23、・・・を取り付けている。 【0004】この複数の縦用部材22、22、・・・は金属材料を用いた断面矩
形の筒状体として構成され、太陽電池パネル23、23、・・・の架台として利
用すると共に太陽電池パネル23、23、・・・の隙間から漏れてくる雨滴を集
めて傾斜屋根の下方に導く樋の役割をしている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】一方、上記した太陽電池発電装置の多数枚の太
陽電池パネル23、23、・・・はそれぞれ縦横に配線する必要がある。ところ
が、棟から軒までの縦方向の配線は縦用部材22、22、・・・に沿って配線す
るだけで容易に行えるが、縦用部材22、22、・・・を横切る横方向の配線は
、この縦用部材22、22、・・・を切削すれば樋の働きを失ってしまうことか
ら容易に行えない。 【0006】 【課題を解決するための手段】 本発明は、このような問題を解決するために為
されたものであり、表面側の長手方向に開口部を有する筒状体であって内部に溝
が形成された縦用部材の裏面側の長手方向に沿って、縦用部材を支持する支持板
を付設し、前記溝の下方においてこの支持板の長手方向に対して垂直方向に切削
部を設け、この切削部に上記太陽電池パネルから導出されたリード線を貫通させ
、多数枚の太陽電池パネル間の配線を行わしめている。またさらに、表面側の長
手方向に開口部を有する筒状体であって内部に溝が形成された縦用部材の裏面側
に各々が隔離された複数の固定片を配置し、前記溝の下方において固定片間の間
に、太陽電池パネルから導出されたリード線を貫通させ、多数枚の太陽電池パ
ネル間の配線を行わしめている。 【0007】 【作用】本発明によれば、溝の下方において支持板の切削部または固定片間の間
隙にリード線を貫通させるために、屋根の横方向に配置された多数の太陽電池パ
ネル間の配線を容易に行うことができる。 【0008】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明 太陽電池発電装置を屋根の傾斜面に設けた場合の外観斜視図を示している。1は
野地板であって、この野地板1の下には所定間隔を設けて垂木2、2、・・・が
設けられている。3、3、・・・はアルミ合金等からなる縦用部材である。4、
4、・・・は縦用部材3、3、・・・の裏面側の長手方向に沿って、縦用部材3
、3、・・・を支持する支持板であって、縦用部材3、3、・・・と一体的に押
出し成形されている。5、5、・・・は隣接する2本の縦用部材3、3、・・・
に跨って取り付けられた板状の太陽電池パネルであって、大きさはおよそ縦10
0cm、横100cmの正方形であって、単結晶、多結晶あるいはアモルファス
シリコンにて形成され、太陽電池パネル5、5、・・・の裏面側の端部からはリ
ード線6、6、・・・が導出されている。 【0009】ここで、図2にて縦用部材3、3、・・・、支持板4、4、・・・
並びにその取り付け状態について、さらに詳しく説明する。 【0010】この縦用部材3は表面側の長手方向に開口部7を有する断面矩形の
筒状体で、内部に溝8が形成され、裏面側の長手方向に沿って両端には、この縦
用部材3を支持する支持板4、4が一体的に付設されている。この支持板4、4
の長手方向に対して垂直方向には、太陽電池パネル5から導出されたリード線6
を貫通させるための切削部9を設けている。この縦用部材3及び支持板4、4は
、例えば100cmの間隔を持って、支持板4、4に形成されたボルト穴を用い
てボルトで締め付け野地板1及び垂木2に固定されている。 【0011】次に、このように構成された太陽電池発電装置において、太陽電池
パネル5を配置する際の手順について説明する。 【0012】先ず、野地板1に複数本の縦用部材3、3、・・・を例えば100
cmの所定間隔で平行に置き、野地板1或るいは垂木2、2、・・・に固定させ
る。このように所定間隔でしかも互いに平行に設置された縦用部材3、3に跨っ
て、太陽電池パネル5、5、・・・を順次取り付ける。 【0013】次に、縦用部材3、3、・・・を挟んだ横方向に取り付けた太陽電
池パネル5、5、・・・の配線する際には、太陽電池パネル5、5、・・・から
導出されたリード線6、6、・・・を支持板4、4、・・・の切削部9、9、・
・・に貫通させ、繋ぎ合わせることによって行い、棟軒間の縦方向に設けられた
太陽 電池パネル5、5、・・・の配線には隣接した太陽電池パネル5、5、・・・か
ら導出されたリード線6、6、・・・を繋ぎ合わせることによって行うことがで
きる。 【0014】このように、太陽電池パネル5、5、・・・を屋根全面に敷き詰め
、適宜直列、並列に配線を行うことによってよって、太陽電池発電装置を完成す
る。 【0015】図3は本発明太陽電池発電装置の他の実施例の要部を構成する縦用
部材を示しており、上記実施例と同様の機能を有する構成部分については同一番
号を付して説明を省略する。10は縦用部材3の裏面側の長手方向に沿って、縦
用部材3を支持する支持板であって、表面側の長手方向に開口部11を有する断
面矩形の筒状体で、内部に溝12が形成され、この支持板10の長手方向に対し
て垂直方向には、太陽電池パネル5から導出されたリード線6を貫通させるため
の切削部13を設けている。 【0016】このように構成された太陽電池発電装置において、野地板1に複数
本の支持板10を例えば100cmの所定間隔で平行に置き、ネジ14、14に
て固定する。この支持板10上には、縦用部材3を配置し、縦用部材3と支持板
10が一体的になるように縦用部材3及び支持板10の長手方向の両端にネジ1
5、15、15、15にて固定する。このように所定間隔でしかも互いに平行に
設置された縦用部材3及び支持板10に跨って、太陽電池パネル5を順次取り付
ける。 【0017】次に、縦用部材3を挟んだ横方向に取り付けた太陽電池パネル5、
5、・・・の配線は、太陽電池パネル5、5、・・・から導出されたリード線6
、6、・・・を支持板10の切削部13、13に貫通させて繋ぎ合わせることに
よって行い、棟軒間の縦方向に設けられた太陽電池パネル5、5、・・・の配線
は隣接した太陽電池パネル5、5、・・・から導出されたリード線6、6、・・
・を繋ぎ合わせることによって行う。 【0018】このように、太陽電池パネル5を屋根全面に敷き詰め、配線を行う
ことによってよって、太陽電池発電装置を完成する。 【0019】図4は本発明太陽電池発電装置の更に他の実施例の要部を示してお
り、16、16は縦用部材3の裏面側に配置された複数の固定片であって、AB S樹脂などにより構成されており、太陽電池パネル5から導出されたリード線6
を貫通させるために固定片16、16間に間隙17を設けている。 【0020】このように構成された太陽電池発電装置において、野地板1に複数
個の固定片16、16、・・・を屋根の棟から軒の間の縦方向に間隙17、17
・・・を設けながら配置させる。さらに、この固定片16、16、・・・を例え
ば100cmの所定間隔で野地板1の横方向に平行に配置する。この固定片16
、16、・・・上には、縦用部材3、3、・・・を配置し、縦用部材3、3、・
・・と固定片16、16、・・・が一体的になるように縦用部材3及び固定片1
6の長手方向の両端にネジ18、18・・・にて固定する。このように所定間隔
でしかも互いに平行に設置された縦用部材3及び固定片16に跨って、太陽電池
パネル5を順次取り付ける。 【0021】次に、縦用部材3を挟んだ横方向に取り付けた太陽電池パネル5、
5、・・・の配線は、太陽電池パネル5、5、・・・から導出されたリード線6
を固定片16、16の間隙17に貫通させ繋ぎ合わせることによって行い、棟軒
間の縦方向に設けられた太陽電池パネル5、5、・・・の配線は隣接した太陽電
池パネル5、5、・・・から導出されたリード線6、6、・・・を繋ぎ合わせる
ことによって行うことができる。 【0022】このように、太陽電池パネル5を屋根全面に敷き詰め、配線を行う
ことによって、太陽電池発電装置を完成する。 【0023】 【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなように、表面側の長手方向に開
口部を有する筒状体であって内部に溝が形成された縦用部材の裏面側の長手方向
に沿って、縦用部材を支持する支持板を付設し、前記溝の下方においてこの支持
板の長手方向に対して垂直方向に切削部を設け、この切削部に上記太陽電池パネ
ルから導出されたリード線を貫通させ、またさらに、表面側の長手方向に開口部
を有する筒状体であって内部に溝が形成された縦用部材の裏面側に各々が隔離さ
れた複数の固定片を配置し、前記溝の下方において固定片間の間隙に、太陽電池
パネルから導出されたリード線を貫通させ、多数枚の太陽電池パネル間の配線を
行わしめているので、屋根の横方向に配置された多数の太陽電池パネル間の配線 を容易に行うことができると共に、水漏れが生じることがない。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明太陽電池発電装置の外観斜視図である。 【図2】本発明太陽電池発電装置の細部拡大斜視図である。 【図3】本発明太陽電池発電装置の他の実施例の要部を構成する縦用部材を示
した斜視図である。 【図4】本発明太陽電池発電装置の更に他の実施例の要部を示した斜視図であ
る。 【図5】従来の太陽電池発電装置を示した斜視図である。 【符号の説明】 3 縦用部材 4、10 支持板 5 太陽電池パネル 6 リード線 9、13 切削部 16 固定片 17 間隙

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 平行に配置された複数の、表面側の長手方向に開口部を有する
    筒状体であって内部に溝が形成された縦用部材、該部材の隣接する2本に跨って
    配置された多数枚の板状の太陽電池パネルから構成された太陽電池発電装置であ
    って、上記縦用部材の裏面側の長手方向に沿って、該縦用部材を支持する支持板
    を付設し、前記溝の下方においてこの支持板の長手方向に対して垂直方向に切削
    部を設け、この切削部に上記太陽電池パネルから導出されたリード線を貫通させ
    ることによって上記多数枚の太陽電池パネル間の配線を行わしめることを特徴と
    した太陽電池発電装置。 【請求項2】 平行に配置された複数の、表面側の長手方向に開口部を有する
    筒状体であって内部に溝が形成された縦用部材、該部材の隣接する2本に跨って
    配置された多数枚の板状の太陽電池パネルから構成された太陽電池発電装置であ
    って、上記縦用部材の裏面側に各々が隔離された複数の固定片を配置し、前記溝
    の下方において該固定片間の間隙に、上記太陽電池パネルから導出されたリード
    線を貫通させることによって、上記多数枚の太陽電池パネル間の配線を行わしめ
    ることを特徴とした太陽電池発電装置。

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