JP2729048B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2729048B2
JP2729048B2 JP8215596A JP21559696A JP2729048B2 JP 2729048 B2 JP2729048 B2 JP 2729048B2 JP 8215596 A JP8215596 A JP 8215596A JP 21559696 A JP21559696 A JP 21559696A JP 2729048 B2 JP2729048 B2 JP 2729048B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機の記
録ユニットのように所定幅の1ライン分の記録処理を実
質上一度に行なうラインプリンタに関し、特に最大記録
可能サイズに比べて小サイズの像の複数記録を行なう場
合の処理の高速化に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば複写機においては、一般に、感光
体ドラム上にその軸方向即ち幅方向に線状の記録(ライ
ン記録)を行ないながら、感光体ドラムを回転すること
により幅方向と直交する長さ方向に記録位置をずらし、
これにより感光体ドラム上に二次元の像を形成する。こ
の種の記録装置は、一般にラインプリンタと呼ばれる。
ラインプリンタにおいては、一度に幅方向全体の記録を
行なうので、記録幅が変化しても装置の記録速度(ライ
ン記録の繰返し速度)は変化しない。 【0003】なお、複写機等においては、感光体上に記
録を行なう書込手段としてレーザ装置を用いるものがあ
り、これにおいてはレーザビームを感光体の幅方向に走
査することにより線状の記録を行なう。この種のライン
プリンタにおいては、感光体の回動速度,レーザビーム
走査速度及びレーザビームの走査長を変えるのが困難な
ため、記録幅が小さくなっても、記録速度は速くならな
い。 【0004】ところで、最近のラインプリンタにおいて
は、幅広の感光体及び書込み装置を備えて、A0サイズ
のような、幅広の記録が可能なものが増えている。この
種の記録装置は、従来は幅広の図面の原図作成専用に使
われていた。しかし、最近ではCAD装置等々の普及に
より、1つの記録装置で様々な像サイズの記録を高速で
行なう必要が生じている。しかし、広幅ラインプリンタ
で小サイズ(幅狭)の像を記録する場合であっても、装
置の記録速度は一定であり、多数枚の記録を行なう場合
には、その枚数に応じた時間を要する。 【0005】記録装置の最大記録可能幅の1/2以下の
サイズの像を記録する場合には、複数の像の情報を予め
ビットマップメモリ上にライン方向に並べて記憶し、そ
の記憶した情報に応じた記録付勢を行ない、同時に複数
の像を記録することにより、記録装置が記録可能な最大
記録像のライン方向の幅の1/2以下のライン方向の幅
をもつ像を複数記録する場合に、記録所要時間が短縮す
る。例えば、最大記録可能幅がA0幅サイズの場合に
は、A2サイズの像を幅方向に2つ並べて密着配置する
とA0幅に一致するので、A2サイズの縦向きの像を同
時に2枚分記録できる。その場合には、記録速度が実質
上2倍になる。また、A0サイズに対応するビットマッ
プメモリ上にはA2サイズの像を4枚分配置できるの
で、ビットマップメモリの全体を利用すれば、1回の記
録動作で、A2サイズの像を4枚分記録できる。 【0006】ところで、記録シートがA0サイズのみで
ある場合には、それよりも小さい像を記録した場合に
は、記録シートを送り方向及びそれと直交する方向にそ
れぞれ切断する必要がある。しかし、それを実現する切
断機構は、構成が非常に複雑になり、しかも切断精度が
低く、また記録に利用されない余分の紙が生じる。最大
記録幅の記録シ−ト、及び最大記録幅の1/2以下の所
定幅の記録シ−ト複数を記録装置に備えて、小サイズの
記録を行なう場合には、幅の小さい複数の記録シ−トを
選択的に給紙することにより、シ−ト送り方向の切断が
不要となる。記録シ−トをロ−ル紙にして、その送り方
向と直交する方向の切断装置を備えるだけで、様々なサ
イズの記録に対応じき、構成も簡単になる。 【0007】記録する原稿像が1つだけの場合には、そ
の像デ−タをビットマップメモリ上に複数コピ−して、
同一の像を同時に記録すればよいし、サイズが同一で互
いに異なる原稿像が存在する場合には、互いに異なる像
を一度にビットマップメモリ上の異なる位置に配置し
て、それらを同時に記録してもよい。いずれにしても高
速記録が可能となる。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】上述の、最大サイズに
小サイズの像を並べて形成して、記録シートを送り方向
に切断して並べた各像を分離する場合、ならびに、最大
記録幅の記録シ−トに加えて最大記録幅の1/2以下の
所定幅の記録シ−ト複数を備えて、小サイズの記録を同
時に最大記録幅の1/2以下の小幅記録シ−トのそれぞ
れに記録する場合のいずれにおいても、ビットマップメ
モリに最大記録幅に対応するメモリ領域しか備わってい
ない場合には、切断線あるいは小幅記録シ−ト間空隙を
合計すると幅方向は最大記録幅よりも大きくなる。つま
り、ビットマップメモリに最大記録幅よりも大きな領域
に複数の像を形成しなければならず、この領域にビット
マップメモリの各画素デ−タを対応付けると、メモリ容
量が足りなくなる。換言すれば、ビットマップメモリの
メモリ容量を最大記録幅相当よりも大きくしなければな
らない。 【0009】本発明はビットマップメモリのメモリ容量
が足りなくなるのを回避することを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明の記録装置は、ラ
イン方向の記録をレーザビームの走査により行うライン
プリント手段(10,30)を有する記録装置において、記録
が可能な最大記録像の記録情報を単位記録領域毎に記憶
するビットマップメモリ手段(160)と、記録すべき像の
記録情報のライン方向の幅(W2/W3)が前記最大記録像の
ライン方向の幅(W0)の1/2以下であるとき、前記ビッ
トマップメモリ手段(160)におけるライン方向に少なく
とも2組の前記記録すべき像の記録情報を並べて記憶さ
せ、前記ライン方向に並べて記憶された前記少なくとも
2組の記録すべき像の記録情報を読み出して記録すると
き、前記レーザビームの走査位置とデータ読み出しタイ
ミングとの対応をライン方向でずらすべく、1つの記録
すべき像の記録情報のデータ読み出し時間(T2/T3)を経
過したときから所定時間(TB/TD)データ読み出しを中断
し、所定時間(TB/TD)を経過したら再びデータ読み出し
を開始するよう制御する制御手段(170)と、を備えるこ
とを特徴とする。なお、理解を容易にするためにカッコ
内には、図面に示し後述する実施例の対応要素又は対応
事項の符号を、参考までに付記した。これによれば、す
でに説明したが、記録装置の最大記録可能幅(W0)の1/
2以下のサイズの像を記録する場合には、複数の像の情
報を予めビットマップメモリ手段(160)上にライン方向
に並べて記憶し、その記憶した情報に応じた記録付勢を
行ない、同時に複数の像を記録することにより、記録装
置が記録可能な最大記録像のライン方向の幅(W0)の1/
2以下のライン方向の幅(W2/W3)をもつ像を複数記録す
ることにより、記録所要時間が短縮する。 【0011】最大サイズ(W0)に小サイズ(W2/W3)の像を
並べて形成して、記録シートを送り方向に切断して並べ
た各像を分離する場合、ならびに、最大記録幅(W0)の記
録シ−トに加えて最大記録幅の1/2以下の所定幅(W2/
W3)の小幅記録シ−ト複数を備えて、小サイズの記録を
同時に小幅記録シ−トのそれぞれに記録する場合のいず
れにおいても、ビットマップメモリ手段(160)に最大記
録幅(W0)に対応するメモリ領域しか備わっていない場合
には、切断線あるいは小幅記録シ−ト間空隙を合計する
と幅方向は最大記録幅(W0)よりも大きくなるが、本発明
によれば、制御手段(170)が、レーザビームの走査位置
とビットマップメモリ手段(160)からのデータ読み出し
タイミングとの対応をライン方向でずらすべく、1つの
記録すべき像の記録情報のデータ読み出し時間(T2/T3)
を経過したときから所定時間(TB/TD)データ読み出しを
中断し、所定時間(TB/TD)を経過したら再びデータ読み
出しを開始するので、ビットマップメモリ手段(160)上
で複数の小サイズの像の画像デ−タがライン方向に実質
上連続していても、記録像は像間に所定時間(TB/TD)の
間のレーザビームの走査幅相当の記録なし領域を生ず
る。この領域が前述の切断線あるいは小幅記録シ−ト間
空隙に実質上合致するように所定時間(TB/TD)を設定す
ることにより、ビットマップメモリ手段(160)のメモリ
領域が最大記録幅(W0)に対応するものであっても、記録
像(小サイズの複数の記録)の間に、前述の切断線ある
いは小幅記録シ−ト間空隙相当の余白が生まれ、各記録
像は記録シ−トに漏れなく記録される。換言すると、ビ
ットマップメモリ手段(160)のメモリ容量を最大記録幅
相当よりも大きくする必要はなく、ビットマップメモリ
手段(160)のメモリ容量が足りなくなるのを回避するこ
とができる。 【0012】 【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施例において
は、最大記録幅の記録シート、及び最大記録幅の1/2
以下の所定幅の記録シート複数を備え、小サイズの記録
を行なう場合には、幅の小さい複数の記録シートを選択
的に給紙して、シート送り方向の切断を不要にする。後
述する実施例では、記録シートをロール紙にして、その
送り方向と直交する方向の切断装置を備えている。この
ようにすれば、最小限の種類のロール紙を備えるだけ
で、様々なサイズの記録に対応でき、構成も簡単にな
る。なお、記録する原稿像が1つだけの場合には、その
像データをビットマップメモリ上に複数コピーして、同
一の像を同時に記録すればよいし、サイズが同一で互い
に異なる原稿像が存在する場合には、互いに異なる像を
一度にビットマップメモリ上の異なる位置に配置して、
それらを同時に記録してもよい。いずれにしても高速記
録が可能になる。 【0013】本発明の他の目的及び特徴は、以下の図面
を参照した実施例の説明によって明らかになろう。 【0014】 【実施例】図1に、本発明の一実施例の機構部を示す。
図1を参照すると、このプリンタは大きく分けて、給紙
ユニット10と記録ユニット30でなっている。記録ユ
ニット30は、デジタル複写機の記録部と同様の構成に
なっている。即ち、記録手段として感光体ドラム31,
レーザ書込ユニット32,帯電チャージャ33,現像器
34,転写チャージャ35,分離チャージャ36,クリ
ーニングユニット37等々が備わっており、記録データ
に応じた静電潜像が感光体ドラム31上に形成され、そ
の潜像が現像器34によって現像され、その可視像が、
給紙ユニット10から給紙される記録紙に転写される。 【0015】像が転写された記録紙は、搬送ベルト38
及び39で送られて定着器40に達し、そこで転写像は
記録紙上に熱定着される。定着を終えた記録紙45は、
排紙トレイ43上に排紙される。なお、この例では排紙
トレイ43の上方に、記録紙搬送用のバキュームバック
コンベア42が備わっており、これによって、出口44
から図示しない後処理機に記録紙を送ることが可能にな
っている。 【0016】給紙ユニット10には、この例では上下方
向に3段の給紙部11,12及び13が備わっている。
図2に示すように、上段の給紙部13には幅の広いA0
幅サイズの1つのロール紙13aが備わっており、中段
の給紙部12には比較的幅の小さいA3幅サイズの2つ
のロール紙12a及び12bが備わっており、下段の給
紙部11には比較的幅の小さいA2幅サイズの2つのロ
ール紙11a及び11bが備わっている。なお、一般
に、軽いロールが操作性上好ましい。 【0017】ロール紙12aと12bは同一軸上の異な
る位置に支持されており、それらの間には小さい間隙が
形成されている。同様にロール紙11aと11bは同一
軸上に支持され、それらの間には、小さい間隙が設けて
ある。上段,中段及び下段の給紙部13,12及び11
の各近傍には、給紙駆動機構16,15及び14が備わ
っている。 【0018】図3に、下段の給紙駆動機構14の一部を
示す。図3を参照すると、53及び61が給紙ローラ
(駆動ローラ)であり、59及び62がピンチローラ
(従動ローラ)である。給紙ローラ53とピンチローラ
59との間に、ロール紙11aの一端(先端)が挾ま
れ、給紙ローラ61及びピンチローラ62の間に、ロー
ル紙11bの一端が挾まれる。給紙ローラ53は、一端
がローラ支持ブラケット56で支持され、その他端に形
成されたシャフト54が、フレーム55の軸受けに支持
されている。シャフト54の一端に、電磁クラッチ51
が結合され、電磁クラッチ51の一端に、駆動プーリ5
2が結合されている。駆動プーリ52は、シャフト54
上に、空転するように支持されている。駆動プーリ52
には、図示しないベルトを介して電気モータの回転が伝
達される。従って、電磁クラッチ51が「断」であると
給紙ローラ53は停止し、電磁クラッチ51が付勢され
て「接」になると給紙ローラ53が回動する。ピンチロ
ーラ59は、シャフト57上に支持されている。シャフ
ト57の一端に設けられた加圧レバー58の操作によっ
て、シャフト57は上下動する。これによって、ローラ
の偏心及び紙厚の変化に対しても、常に一定の圧力で給
紙ローラに紙を押圧できる。シャフト57の中央部に、
支持アーム60が備わっている。 【0019】なお、図示しないが、給紙ローラ61及び
ピンチローラ62の右側には、それらを駆動するため
の、給紙ローラ53及びピンチローラ59の駆動機構と
同様の駆動機構が備わっている。従って、ロール紙11
aとロール紙11bは、それぞれ独立に駆動できる。 【0020】再び図1を参照する。給紙駆動機構14,
15及び16の下流側には、各種ローラ17,18及び
19が備わっており、その更に下流側に、ロータリーナ
イフ22が備わっている。このロータリーナイフ22
は、各ロール紙の給紙方向と直交する方向の全幅に沿っ
て配置されている。従って、このロータリーナイフ22
を付勢することにより、その位置で全てのロール紙を切
断することができる。つまり、ロータリーナイフ22を
所定のタイミングで付勢することにより、任意の長さの
シートが得られる。 【0021】なお、この実施例では手差し給紙も可能に
なっている。手差し給紙の場合には、給紙台23上から
図面の右側に向ってシートを給紙する。この場合、差し
込まれたシートは、給紙ローラ20及び21を通って、
ロータリーナイフ22よりも下流側に導かれる。 【0022】図4に、図1のプリンタの操作パネルを示
す。図4を参照すると、この操作パネルには、プリント
キースイッチ71,読込みキースイッチ72,枚数表示
器73,テンキースイッチ74,クリアキースイッチ7
5,サイズ指定キースイッチ76,77,78,79,
80及び81,及び指定サイズ表示器82が備わってい
る。 【0023】図5に、図1のプリンタの電気回路構成を
示す。図5を参照すると、この装置には、インターフェ
ースユニット120,信号処理回路130,センサユニ
ット140,キースイッチユニット150,ビットマッ
プメモリ160,制御ユニット170,レーザドライバ
180,定着制御ユニット190,高圧電源ユニット2
00,ドライバユニット210,レーザユニット22
0,定着ヒータ230,チャージャユニット240,ク
ラッチユニット250,ソレノイドユニット260,モ
ータユニット270及び表示ユニット280が備わって
いる。 【0024】この装置には、インターフェースユニット
120を介して、イメージスキャナ100又はCADシ
ステムが接続される。記録する像のデータが、イメージ
スキャナ100又はCADシステムから転送される。転
送されたデータは、ビットマップメモリ160に記憶さ
れる。この例では、ビットマップメモリ160は1mmあ
たり16ビットの解像度で、A0サイズの画像全てを記憶
できるメモリ容量を備えている。 【0025】なお、図1に示す感光体ドラム31は、A
0幅サイズよりも、ロール紙11aと11bとの間隙の
分だけ長い幅に渡って、記録が可能になっている。 【0026】この実施例では、A0幅,A2幅及びA3
幅の各ロール紙を備えているので、様々なサイズ及び向
きの記録が可能である。A0サイズよりも小さい像(1
/2以下)の記録を行なう場合には、複数の像が一度に
記録できる。その場合,ビットマップメモリ160上の
領域を分割して、各領域にそれぞれ像データを記録する
ことになる。 【0027】具体的には、図6,図7及び図8に示すよ
うな分割が可能である。即ち、A0幅(W0)のロール
紙を利用する場合には、図6に示すように、A0縦向き
1枚又はA1横向き2枚の配置ができ、A2幅(W2)
のロール紙を利用する場合には、図7に示すように、A
2縦向き4枚又はA3横向き8枚の配置ができ、A3幅
(W3)のロール紙を利用する場合には、図8に示すよ
うに、A3縦向き4枚又はA4横向き10枚の配置がで
きる。但し、図8の例では無駄が多くなるのであまり好
ましくない。また図8の例については、電気回路の構成
によっては実際の各像の配列位置等が図示のものとは異
なる場合もある。 【0028】A0縦向き,A1横向き,A2縦向き,A
3横向き,A3縦向き及びA4横向きの場合、それぞ
れ、所定のロール紙を選択的に給紙して、図に示す長さ
L0,L2,L2,L4,L3及びL5に対応する時間
毎に、図1に示すロータリーナイフ22を付勢すれば、
所定サイズの定型シートが得られる。給紙するロール紙
の選択を変更する場合には、選択中のロール紙を図1に
示すローラ18よりも少し上流側に後退させて、新しく
選択するロール紙の先端を、ローラ18で挾み駆動して
給紙を行なう。そのため、給紙駆動機構14,15及び
16は、逆転動作も可能になっている。 【0029】なお、この実施例の場合、ビットマップメ
モリ160にはA0サイズに対応するメモリ領域しか備
わっていないが、ロール紙11a及び11bを利用する
場合のそれらの幅及びそれらの間の間隙を合計すると、
幅方向はA0サイズよりも大きくなる。つまり、感光体
ドラム31上には、A0幅よりも大きな幅で潜像が形成
されるため、その像が形成される記録領域の一端から他
端までの間の各単位記録領域に、ビットマップメモリ1
60の各画素データを対応付けると、メモリ容量が足り
なくなる。 【0030】そこで、この実施例では、ビットマップメ
モリ160にデータを記憶する時には、図6,図7及び
図8に示すように、互いの画像データを密接した領域に
格納し、それらを読み出して記録する場合に、レーザビ
ームの走査位置とデータ読み出しタイミングとの対応を
ずらすようにしている。 【0031】即ち、図9に示すように、ロール紙11a
の一端を基準にすると、ロール紙13a(A0幅)を利
用する時には、時間TAを経過した時にデータ読み出し
を開始する。また、ロール紙11a及び11bを利用す
る時には、時間0からデータ読み出しを開始し、時間T
2を経過した時から時間TBの間、データ読み出しを一
時的に中断し、TBを経過したら再びデータ読み出しを
開始する。また、ロール紙12a及び12bを利用する
時には、時間TCを経過した時にデータ読み出しを開始
し、それから時間T3を経過したら、時間TDの間、デ
ータ読み出しを一時的に中断し、その時間TDが経過し
たら、再びデータ読み出しを開始する。図10に、図5
の制御ユニット170の概略動作を示し、図10中に示
す読込み処理の詳細を図11に示し、図10中に示すプ
リント処理の詳細を図12及び図13に示す。まず、図
10を参照して制御ユニット170の動作を説明する。
電源がオンすると、まず初期設定を行なう。初期設定が
終了したら、各種入力装置、即ちインターフェースユニ
ット120,センサユニット140,キースイッチユニ
ット150等々が出力する信号の状態を読み取り、それ
を記憶する。入力状態に変化がなければ、前記入力状態
読み取りを繰り返す。 【0032】テンキースイッチ74からの入力があった
ら、そのキーに対応付けられた数値をレジスタRnに格
納し、入力値を枚数表示器73に表示する。クリアキー
スイッチ75がオンしたら、レジスタRnに1をセット
し、レジスタRsを0にクリアし、枚数表示器73の表
示を1にセットする。サイズキースイッチ76〜81の
いずれかがオンしたら、そのキースイッチに予め割り当
てた数値をレジスタRsに格納する。この例では、サイ
ズキースイッチ76,77,78,79,80及び81
に、それぞれ数値1,2,3,4,5及び6を割り当て
てある。入力がない初期状態では、レジスタRsには0
がセットされる。 【0033】読込みキースイッチ72がオンしたら、読
込み処理を行なう。即ち、イメージスキャナ100又は
CADシステム110が出力するデータを、インターフ
ェースユニット120を介して読み込み、そのデータを
ベクタ/ラスタ変換した後、ビットマップメモリ160
上の所定位置に格納する。 【0034】図11を参照して、読込み処理を説明す
る。まず、レジスタRsの内容をチェックする。Rsが
0、即ち、プリンタ側でサイズ指定がない場合、変倍率
に1をセットし、データ送出側の画像サイズの値をレジ
スタRsにセットする。Rsが0でなければ、データ送
出側の画像サイズの値とレジスタRsの値とから変倍率
を演算する。そして、全てのデータの読込みを完了する
まで、データの読取りを行ない、そのデータに変倍率に
応じて補間又は間引きを行ない、その結果をビットマッ
プメモリ160に格納する、という処理を繰り返す。つ
まり、プリンタ側のサイズ指定が優先するので、例えば
プリンタ側のサイズ指定がA3でデータ送出側の画像サ
イズがA2なら、自動的に間引きを行なって、メモリ1
60に格納する像のサイズを縮小する。読込みが完了し
たら、フラグF1に1をセットする。なお、A0サイズ
よりも小さい画像のデータの場合には、図6,図7及び
図8に示すように、ビットマップメモリ160上の各サ
イズ毎に分割された領域の1つにデータが格納される。 【0035】プリントキースイッチ71がオンしたら、
プリント処理を行なう。図12及び図13を参照してプ
リント処理を説明する。まず、フラグF1をチェックす
る。F1が0なら、データの読込みが行なわれていない
ので、何もしないでメインルーチンに戻る。フラグF1
が1なら、次の処理を行なう。 【0036】まず、レジスタRsの内容に応じて、上
段,中段,又は下段の給紙系を選択する。即ちレジスタ
Rsの値が1,2,3,4,5及び6なら、それぞれ、
A0サイズ縦向き,A1サイズ横向き,A2サイズ縦向
き,A3サイズ横向き,A3サイズ縦向き及びA4サイ
ズ横向きの指定であるから、それぞれ、上段,上段,中
段,中段,下段及び下段を選択する。この時、選択外の
ロール紙が給紙位置にあれば、それを少し後退させた後
で、選択したロール紙を給紙位置まで前進させる。次
に、レーザ書込タイミングをセットし、シート切断タイ
ミングをセットする(図6,図7,図8及び図9参
照)。 【0037】次にレジスタRsの内容をチェックする。
レジスタRsの値が1なら、A0サイズ、即ち最大記録
サイズの指定であるから、分割記録はできない。その場
合、レジスタRmに1をセットし、フラグF2に0をセ
ットする。 【0038】レジスタRsが1以外なら、レジスタRs
の内容に応じた最大記録枚数の値をレジスタRmに格納
する。即ち、Rsの値が2,3,4,5,及び6なら、
図6,図7及び図8に示すように、レジスタRmにそれ
ぞれ2,4,8,4及び10を格納する。そして、ビッ
トマップメモリ上の分割された1つの領域に格納されて
いる、1画像分のデータを、メモリ160上のRm−1
個の残り領域にそれぞれコピーする。従って、ビットマ
ップメモリ160上には、レジスタRmの値と同一数の
画像が配置される。 【0039】次に、レジスタRnの値(設定記録枚数)
とレジスタRmの値(1回当り最大記録枚数)とを比較
しRn>Rmなら、フラグF2に1をセットしてレジス
タRnにRn−Rmの値を格納する。そうでなければ、
フラグF2に0をセットし、レジスタRmにレジスタR
nの値をセットする。 【0040】次にレジスタRmの内容をチェックする。
もしレジスタRmの内容が偶数なら、その内容の1/2
の値を、レジスタRr及びRlに各々格納し、奇数な
ら、(Rm+1)/2の値をレジスタRrに、(Rm−
1)/2の値をレジスタRlにそれぞれ格納する。レジ
スタRr及びRlの値は、右側及び左側のロール紙を切
断する回数、即ち右側及び左側の各々の記録シート枚数
に対応する。 【0041】次に、従来より知られている所定の記録プ
ロセス制御を行ないながら、タイミングのチェックを行
なう。記録紙供給タイミングになったら、選択したロー
ル紙の駆動をスタートする。記録紙切断タイミングにな
ったら、ロータリーナイフ22を付勢してロール紙を切
断する。そして、レジスタRlの内容を−1し、その結
果を判定する。Rlが0でなければ、上記動作を繰り返
す。レジスタRlが0になったら、左側ロール紙の駆動
を停止し、レジスタRrの内容を−1する。その結果、
レジスタRrの内容が0でなければ上記処理を繰り返
す。Rrが0になったら、右側のロール紙の駆動を停止
する。更に、排紙を完了するまで、所定の記録プロセス
制御を繰り返し行ない、排紙を完了したら、フラグF2
をチェックする。 【0042】フラグF2が0なら、それでプリント処理
サブルーチンを終了するが、F2が1なら、更に処理を
繰り返す。即ち、記録設定枚数(Rnの値)が記録プロ
セス1回当たりの最大記録可能枚数(Rmの値)よりも
大きい場合には、Rmの値だけ記録を行なっても、Rn
−Rm枚の記録の残りがあるので、その記録を行なうた
めに動作を繰り返す。残りの枚数はレジスタRnに入っ
ているので、その値に応じて動作を繰り返す。Rnの値
がRm以下になると、フラグF2が0にセットされ、そ
の回で記録を終了する。 【0043】なお、上記説明では規格サイズの像に対す
る動作のみ説明したが、原稿長さが規格サイズより大き
い場合には、スキャナにおける原稿後端検出に同期して
ロータリーナイフ22を付勢すればロール紙を任意の長
さで切断し、任意の長さの原稿に対応できる(これは一
般にシンクロカットと呼ばれる)。また、上記実施例で
は、メモリの各々が出力データと1対1に対応するビッ
トマップメモリを用いる場合を説明したが、データをコ
ード化して圧縮し、メモリ上に多数像のデータを同時に
記憶し、データを読出す時にデコードを行なうようにす
れば、電子ソーティングを行なうこともできる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の一実施例の機構部の構成を示す側面
図である。 【図2】 図1の給紙部10の一部を示す斜視図であ
る。 【図3】 図1に示す給紙駆動機構14の一部分の拡大
正面図であり、一部分は縦断面を示す。 【図4】 図1に示すプリンタの操作パネルを示す平面
図である。 【図5】 図1に示すプリンタの電気回路のシステム構
成を示ブロック図である。 【図6】 ビットマップメモリ160上の、記憶領域の
分割の一態様を、2次元平面対応で示す平面図である。 【図7】 ビットマップメモリ160上の、記憶領域の
分割のもう1つの態様を、2次元平面対応で示す平面図
である。 【図8】 ビットマップメモリ160上の、記憶領域の
分割の更にもう1つの態様を、2次元平面対応で示す平
面図である。 【図9】 図1に示す各ロール紙の相互位置関係とレー
ザビーム走査のタイミングを示す平面図である。 【図10】 図5の制御ユニット170の概略動作を示
すフローチャートである。 【図11】 図10に示す「読込み処理」の内容を示す
フローチャートである。 【図12】 図10に示す「プリント処理」の内容の一
部を示すフローチャートである。 【図13】 図10に示す「プリント処理」の内容の残
部を示すフローチャートである。 【符号の説明】 10:給紙ユニット 11,12,
13:給紙部 11a,11b,112a,12b,13a:ロール紙 14,15,16:給紙駆動機構 22:ロータ
リーナイフ 30:記録ユニット 31:感光体
ドラム 32:レーザ書込ユニット 33:帯電チ
ャージャ 34:現像器 35:転写チ
ャージャ 36:分離チャージャ 40:定着器 45:記録紙 51:電磁ク
ラッチ 52:駆動プーリ 53,61:
給紙ローラ 59,62:ピンチローラ 54,57:
シャフト 58:加圧レバー 71:プリン
トキースイッチ 72:読込みキースイッチ 74:テンキ
ースイッチ 76〜81:サイズ指定キースイッチ 160:ビッ
トマップメモリ 170:制御ユニット

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.ライン方向の記録をレーザビームの走査により行う
    ラインプリント手段を有する記録装置において、 記録が可能な最大記録像の記録情報を単位記録領域毎に
    記憶するビットマップメモリ手段と、 記録すべき像の記録情報のライン方向の幅が前記最大記
    録像のライン方向の幅の1/2以下であるとき、前記ビ
    ットマップメモリ手段におけるライン方向に少なくとも
    2組の前記記録すべき像の記録情報を並べて記憶させ、
    前記ライン方向に並べて記憶された前記少なくとも2組
    の記録すべき像の記録情報を読み出して記録するとき、
    前記レーザビームの走査位置とデータ読み出しタイミン
    グとの対応をライン方向でずらすべく、1つの記録すべ
    き像の記録情報のデータ読み出し時間を経過したときか
    ら所定時間データ読み出しを中断し、所定時間を経過し
    たら再びデータ読み出しを開始するよう制御する制御手
    段と、を備えることを特徴とする記録装置。
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