JP2728248B2 - 投写型液晶表示装置 - Google Patents
投写型液晶表示装置Info
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- JP2728248B2 JP2728248B2 JP62183697A JP18369787A JP2728248B2 JP 2728248 B2 JP2728248 B2 JP 2728248B2 JP 62183697 A JP62183697 A JP 62183697A JP 18369787 A JP18369787 A JP 18369787A JP 2728248 B2 JP2728248 B2 JP 2728248B2
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- liquid crystal
- crystal display
- type liquid
- display device
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B21/00—Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
- G03B21/132—Overhead projectors, i.e. capable of projecting hand-writing or drawing during action
Description
【発明の詳細な説明】
〔概要〕
液晶表示素子上の画像をスクリーンに投写する投写型
液晶表示装置に関し、 液晶表示素子の双安定表示寿命を向上させることを目
的とし、 ネマテック−コレステリック相転移型液晶を含む液晶
表示素子に光源からの光を照射し、次いでこれをスクリ
ーンに投写して、スクリーン上に画像表示する投写型液
晶表示装置において、前記光源と液晶表示素子との間に
紫外線吸収性の層を配置して構成する。 〔産業上の利用分野〕 本発明は、投写型液晶表示装置に関し、さらに詳しく
述べるならば、液晶表示素子上の画像をスクリーンに投
写する投写型液晶表示装置に関する。 〔従来の技術〕 液晶表示素子を試用した投写型表示装置が各種開発さ
れており、その1つとして、既存のオーバーヘッドプロ
ジェクタ(OHP)の上に液晶パネル(TN型やスーパーTN
型など)を載せ、液晶表示素子(液晶パネル)に表示さ
せた画像をOHPの光学系を用いて表示する装置が市販さ
れている。 我々は、先に、光の透過・散乱を利用して表示を行う
双安定駆動方式のネマテイック−コレステリック相転移
型液晶表示方式を開発した。この表示方式では、偏光板
を使用しないためTN型やスーパTN型に比べ表示が明る
く、また双安定性を利用するため大容量表示が可能であ
る。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、OHP上に相転移型液晶パネルを載せ、投写表
示を行うと約100時間後には双安定表示が不可能となる
という問題がある。従って、本発明は、相転移型液晶表
示素子を用いた投写型液晶表示装置において、液晶表示
素子の双安定表示寿命を向上させることを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明によれば、ネマテイック−コレステリック相転
移型液晶を含む液晶表示素子に光源からの光を照射し、
次いでこれをスクリーンに投写して、スクリーン上に画
像表示する投写型液晶表示装置が提供されるのであっ
て、この装置は、前記光源と液晶表示素子との間に紫外
線吸収性の層を配置したことを特徴とする。 〔作用〕 本発明者らは、相転移型液晶を用いた投写型液晶表示
装置において、投写表示100時間後に双安定表示が不可
能になることから、光照射前と後の液晶材料について分
析した。第2図に液晶材料のクロマトグラムを示す。こ
れにより、光照射100時間後には新たに第3のピークが
生じていることがわかる。このクロマトグラムの面積比
を第1表に示す。これから第2のピークが光照射によっ
て分解し、第2と第3のピークに分解していることがわ
かる。これは、ハロゲンランプから出る紫外線(420nm
以下の光)によって液晶材料が分解しているためである
と考えることができる。 本発明における前記問題点は、液晶パネルと光源、例
えばハロゲンランプとの間に紫外線をカットする層を設
けることによって解決できる。しかし、液晶パネルと光
源との間に独立して紫外線をカットする層を設けるとコ
ストが高くなるため、OHPを構成する際に用いているフ
レネルレンズの中に紫外線吸収剤を練り込むことによっ
ても解決できる。 〔実施例〕 本発明の一例をさらに具体的に説明する。 メタクリル樹脂に紫外線吸収剤(例えば、2,2′−ジ
ヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾフェノン)を混
合し、これを用いてフレネルレンズを成形した。このフ
レネルレンズを第1図に示す装置に組み込み、OHP型の
投写型液晶表示装置を構成した。図において、1はネマ
テック−コレステリック相転移型液晶パネル、2はフレ
ネルレンズ、3はハロゲンランプ、4はハウジング、5
は結像レンズ、6はスクリーン、7はミラーである。 表2に紫外線吸収剤として使用可能な材料の一例を示
す。相転移型液晶パネル1と650Wのハロゲンランプ3の
間にフレネルレンズ2を設置し、光照射時間に対する相
転移型液晶の駆動特性変化を測定した。相転移型液晶材
料として、ら施ピッチ1.1μm、屈折率異方性0.157のも
のを用いた。 第3図に相転移型液晶の駆動電圧マージンおよび駆動
電圧と光照射時間の変化を示す。第3図より、光照射10
00時間経過後も駆動電圧マージン、駆動電圧の変動は見
られないことがわかる。 なお、比較例として、フレネルレンズに紫外線吸収剤
を混合しない時の相転移型液晶の駆動電圧マージンおよ
び駆動電圧と光照射時間の変化を測定し、これを第4図
に示す。これより、光照射100時間後には駆動電圧マー
ジンが0.5V、駆動電圧が10Vとなり、双安定駆動が不可
能となることが分かる。 また、上記において、フレネルレンズに紫外線吸収剤
を練り込まなくても、液晶パネルに紫外線カットフィル
ムを張りつけてもよい。 〔発明の効果〕 本発明によれば、相転移型液晶を用いた投写型液晶表
示装置において、駆動電圧マージンおよび駆動電圧を長
時間にわたって低下させることがないため、安定に駆動
できる。
液晶表示装置に関し、 液晶表示素子の双安定表示寿命を向上させることを目
的とし、 ネマテック−コレステリック相転移型液晶を含む液晶
表示素子に光源からの光を照射し、次いでこれをスクリ
ーンに投写して、スクリーン上に画像表示する投写型液
晶表示装置において、前記光源と液晶表示素子との間に
紫外線吸収性の層を配置して構成する。 〔産業上の利用分野〕 本発明は、投写型液晶表示装置に関し、さらに詳しく
述べるならば、液晶表示素子上の画像をスクリーンに投
写する投写型液晶表示装置に関する。 〔従来の技術〕 液晶表示素子を試用した投写型表示装置が各種開発さ
れており、その1つとして、既存のオーバーヘッドプロ
ジェクタ(OHP)の上に液晶パネル(TN型やスーパーTN
型など)を載せ、液晶表示素子(液晶パネル)に表示さ
せた画像をOHPの光学系を用いて表示する装置が市販さ
れている。 我々は、先に、光の透過・散乱を利用して表示を行う
双安定駆動方式のネマテイック−コレステリック相転移
型液晶表示方式を開発した。この表示方式では、偏光板
を使用しないためTN型やスーパTN型に比べ表示が明る
く、また双安定性を利用するため大容量表示が可能であ
る。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、OHP上に相転移型液晶パネルを載せ、投写表
示を行うと約100時間後には双安定表示が不可能となる
という問題がある。従って、本発明は、相転移型液晶表
示素子を用いた投写型液晶表示装置において、液晶表示
素子の双安定表示寿命を向上させることを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明によれば、ネマテイック−コレステリック相転
移型液晶を含む液晶表示素子に光源からの光を照射し、
次いでこれをスクリーンに投写して、スクリーン上に画
像表示する投写型液晶表示装置が提供されるのであっ
て、この装置は、前記光源と液晶表示素子との間に紫外
線吸収性の層を配置したことを特徴とする。 〔作用〕 本発明者らは、相転移型液晶を用いた投写型液晶表示
装置において、投写表示100時間後に双安定表示が不可
能になることから、光照射前と後の液晶材料について分
析した。第2図に液晶材料のクロマトグラムを示す。こ
れにより、光照射100時間後には新たに第3のピークが
生じていることがわかる。このクロマトグラムの面積比
を第1表に示す。これから第2のピークが光照射によっ
て分解し、第2と第3のピークに分解していることがわ
かる。これは、ハロゲンランプから出る紫外線(420nm
以下の光)によって液晶材料が分解しているためである
と考えることができる。 本発明における前記問題点は、液晶パネルと光源、例
えばハロゲンランプとの間に紫外線をカットする層を設
けることによって解決できる。しかし、液晶パネルと光
源との間に独立して紫外線をカットする層を設けるとコ
ストが高くなるため、OHPを構成する際に用いているフ
レネルレンズの中に紫外線吸収剤を練り込むことによっ
ても解決できる。 〔実施例〕 本発明の一例をさらに具体的に説明する。 メタクリル樹脂に紫外線吸収剤(例えば、2,2′−ジ
ヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾフェノン)を混
合し、これを用いてフレネルレンズを成形した。このフ
レネルレンズを第1図に示す装置に組み込み、OHP型の
投写型液晶表示装置を構成した。図において、1はネマ
テック−コレステリック相転移型液晶パネル、2はフレ
ネルレンズ、3はハロゲンランプ、4はハウジング、5
は結像レンズ、6はスクリーン、7はミラーである。 表2に紫外線吸収剤として使用可能な材料の一例を示
す。相転移型液晶パネル1と650Wのハロゲンランプ3の
間にフレネルレンズ2を設置し、光照射時間に対する相
転移型液晶の駆動特性変化を測定した。相転移型液晶材
料として、ら施ピッチ1.1μm、屈折率異方性0.157のも
のを用いた。 第3図に相転移型液晶の駆動電圧マージンおよび駆動
電圧と光照射時間の変化を示す。第3図より、光照射10
00時間経過後も駆動電圧マージン、駆動電圧の変動は見
られないことがわかる。 なお、比較例として、フレネルレンズに紫外線吸収剤
を混合しない時の相転移型液晶の駆動電圧マージンおよ
び駆動電圧と光照射時間の変化を測定し、これを第4図
に示す。これより、光照射100時間後には駆動電圧マー
ジンが0.5V、駆動電圧が10Vとなり、双安定駆動が不可
能となることが分かる。 また、上記において、フレネルレンズに紫外線吸収剤
を練り込まなくても、液晶パネルに紫外線カットフィル
ムを張りつけてもよい。 〔発明の効果〕 本発明によれば、相転移型液晶を用いた投写型液晶表
示装置において、駆動電圧マージンおよび駆動電圧を長
時間にわたって低下させることがないため、安定に駆動
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る投写型液晶表示装置の一例を示す
構成図、第2図は液晶材料のクロマトグラムを示す図、
第3図は紫外線吸収剤を練り込んだフレネルレンズを用
いた時の光照射時間と駆動電圧マージンおよび駆動電圧
の関係を示す図、そして第4図は紫外線吸収剤を練り込
まないフレネルレンズを用いた時の光照射時間と駆動電
圧マージンおよび駆動電圧の関係を示す図である。 1…液晶パネル、2…フレネルレンズ、3…光源、4…
ハウジング、5…結像レンズ、6…スクリーン、7…ミ
ラー。
構成図、第2図は液晶材料のクロマトグラムを示す図、
第3図は紫外線吸収剤を練り込んだフレネルレンズを用
いた時の光照射時間と駆動電圧マージンおよび駆動電圧
の関係を示す図、そして第4図は紫外線吸収剤を練り込
まないフレネルレンズを用いた時の光照射時間と駆動電
圧マージンおよび駆動電圧の関係を示す図である。 1…液晶パネル、2…フレネルレンズ、3…光源、4…
ハウジング、5…結像レンズ、6…スクリーン、7…ミ
ラー。
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フロントページの続き
(72)発明者 山岸 康男
神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地
富士通株式会社内
(56)参考文献 特開 昭59−19924(JP,A)
特開 昭61−18928(JP,A)
特開 昭59−78301(JP,A)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.液晶表示装置に光源からの光を照射し、次いでこれ
をスクリーンに投写して、スクリーン上に画像表示する
投写型液晶表示装置において、 前記光源と液晶表示装置との間に、紫外線吸収性を有す
るフレネルレンズを配置したことを特徴とする投写型液
晶表示装置。 2.前記紫外線吸収性を有するフレネルレンズは、紫外
線吸収剤を練り込んで形成されたフレネルレンズである
ことを特徴とする請求項1記載の投写型液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62183697A JP2728248B2 (ja) | 1987-07-24 | 1987-07-24 | 投写型液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62183697A JP2728248B2 (ja) | 1987-07-24 | 1987-07-24 | 投写型液晶表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6428617A JPS6428617A (en) | 1989-01-31 |
JP2728248B2 true JP2728248B2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=16140360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62183697A Expired - Fee Related JP2728248B2 (ja) | 1987-07-24 | 1987-07-24 | 投写型液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2728248B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08114765A (ja) * | 1994-10-15 | 1996-05-07 | Fujitsu Ltd | 偏光分離・変換素子並びにこれを用いた偏光照明装置及び投射型表示装置 |
JPH10239671A (ja) * | 1997-02-28 | 1998-09-11 | Sony Corp | プラズマアドレス液晶表示装置 |
US9581870B2 (en) | 2009-08-13 | 2017-02-28 | 3M Innovative Properties Company | Conducting film or electrode with improved optical and electrical performance for display and lighting devices and solar cells |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5919924A (ja) * | 1982-07-24 | 1984-02-01 | Aporon Ongaku Kogyo Kk | 投影装置 |
JPS5978301A (ja) * | 1982-10-28 | 1984-05-07 | Seiko Epson Corp | 合成樹脂製レンズ |
JPS6118928A (ja) * | 1984-07-05 | 1986-01-27 | Seiko Epson Corp | 液晶表示装置 |
-
1987
- 1987-07-24 JP JP62183697A patent/JP2728248B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6428617A (en) | 1989-01-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |