JP2727321B2 - 棒状化粧品の成形組付け方法と装置 - Google Patents

棒状化粧品の成形組付け方法と装置

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JP2727321B2 JP63071309A JP7130988A JP2727321B2 JP 2727321 B2 JP2727321 B2 JP 2727321B2 JP 63071309 A JP63071309 A JP 63071309A JP 7130988 A JP7130988 A JP 7130988A JP 2727321 B2 JP2727321 B2 JP 2727321B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、口紅等の棒状化粧品を所定形状に成形する
と共に、目的とする繰り出し容器に組付ける方法および
その装置に関するもので、さらに詳言すれば、棒状化粧
品を消耗品となる合成樹脂製の成形型であるオジーブを
使用することなしに、反復使用することのできる金属製
成形型を使用して一定形状に成形すると共に、この金属
製成形型を利用して目的とする繰り出し容器への化粧品
の組付けを達成する技術に関するものである。
〔従来の技術〕 口紅等の棒状化粧品は、繰り出し容器の受皿に組付け
られ、繰り出し容器の操作により受皿と一緒に昇降変位
して使用に供されるが、この棒状化粧品の成形と受皿へ
の組付けは、大別して棒状化粧品の成形と同時にこの化
粧品の受皿への組付けを達成する手法と、化粧品を一定
形状に成形してから受皿に組付ける手法とがある。
前者の、化粧品の成形と同時に受皿への組付けを達成
する手法は、予め化粧品成形型体である消耗品としての
合成樹脂製のオヂーブを受皿に組付け、このオヂーブと
受皿との組合せ物内に溶融状態となっている化粧品材料
を注入充填した後、冷却硬化して化粧品の成形と受皿へ
の組付けとを同時に達成するものとなっている。
これに対して、後者の、化粧品を一定形状に成形して
から受皿に組付ける手法は、金属製の型枠体を利用して
化粧品を冷却硬化により一定形状に成形し、この成形さ
れた化粧品を型枠体から取出して、または型枠体に組付
けたまま受皿に嵌入して組付けるのである。
前者の手法は、後者の手法に比べて、化粧品の成形と
同時に受皿への組付けが達成できるので、柔らかいため
に表面に傷の付き易い化粧品の取扱が容易であると云う
重大な利点を有していることから、現在はほとんどこの
前者の手法により棒状化粧品の成形と繰り出し容器への
組付けとを行っている。
〔発明が解決しようとする課題〕
確かに、前者の手法は、後者の手法に比べて、成形さ
れた化粧品の取扱を安全に達成できる利点があるのであ
るが、消耗品となるオヂーブを使用することから、オヂ
ーブに要する費用分だけ化粧品の単価が割高となり、ま
た化粧品の冷却硬化による成形時には、その硬化形態を
良好なものとするために、冷却→再加熱→冷却と云う相
反する熱制御を与える必要があるが、化粧品材料が合成
樹脂製のオヂーブと受皿との組合せ物内に位置している
ので、この外部からの制御された熱が熱伝達率の悪い合
成樹脂製品部分に遮られて効率良く伝達されず、このた
め化粧品の成形そのものに長い熱制御時間を必要とする
ことになっていた。
このことは、製品である一つの化粧品を製造するの
に、長い時間と大きな熱エネルギーとそして大規模な成
形装置とを必要とすることを意味し、棒状化粧品の価格
を低減させるのに大きな障害となっていた。
そこで、本発明は、上記した従来技術における問題点
を解消すべく創案されたもので、化粧品を一定形状に成
形してから受皿に組付ける手法と、化粧品の成形と同時
に受皿への組付けを達成する手法とを組合せることによ
り、棒状化粧品を熱効率良く成形すると共に、成形され
た化粧品の受皿への組付けを簡単にかつ安全に達成する
ことができるようにすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成する本発明による成形組付け方法の手
段は、 棒状化粧品の本体部分の成形型面を形成する有底筒形
状の金属薄板製型枠体の成形型面の上端開口部から、化
粧品の本体部分を上方に延出させた形態で組付け部分を
露出した状態で一体に突出させて化粧品を冷却硬化によ
り成形してから、化粧品の組付け部分に対して繰り出し
容器の受皿を相互位置出しした状態で、型枠体の上端部
分に繰り出し容器を組付けると共に、型枠体で化粧品を
不動に保持した状態で化粧品の組付け部分を受皿に嵌入
組付けた化粧品を型枠体内から抜き出すと共に、繰り出
し容器を型枠体上端部分から取外す、ことにある。
一定形状に成形された化粧品の組付け部分の受皿への
嵌入組付けは、型枠体の上端部分に一定位置出しした状
態で繰り出し容器を組付け、この型枠体に対して不動に
組付け保持された繰り出し容器内から受皿を繰り出し、
この受皿の繰り出し動作そのものを利用して達成するの
が良く、同様に、受皿に組付けられた化粧品の型枠体内
からの抜き出しは、型枠体上端部分に相互位置出しした
状態で不動に組付け保持された繰り出し容器内への受皿
の繰り入れ操作により達成するのが良い。
また、本発明による成形組付け装置の手段は、棒状化
粧品の本体部分の成形型面を形成する有底筒形状をした
金属薄板製の型枠体を有すること、型枠体の上端開口部
に着脱自在に組付けられ、型枠体が形成する化粧品の本
体部分の成形型面をそのまま上方に延長した形態で、化
粧品の組付け部分の成形型面を形成する成形ホルダを有
すること、成形ホルダが除去された後の型枠体の上端部
分に着脱自在に組付けられ、型枠体内から上方に突出し
た化粧品の組付け部分に対する受皿の位置出しを達成し
た状態で繰り出し容器を不動に嵌込み組付けする組付け
ホルダを有すること、 にある。
型枠体は、化粧品の本体部分の成形型面を形成する有
底筒形状の型面筒の上端に、外鍔片を介して短筒形状の
組付け筒を起立連設し、この組付け筒の上端から外鍔状
の搭載フランジを連設して構成することが望ましく、こ
の型枠体に対して、成形ホルダは、型枠体の型面筒の上
端開口部に組付けられて、この型面筒が形成する成形型
面をそのまま上方に延長して化粧品の組付け部分の成形
型面を形成する短筒形状の型筒片の上端から、外鍔状の
支持フランジを連設し、型筒片の外周面に、外周面を型
枠体の組付け筒内周面に弾接させる短筒形状をした弾性
材料製の押さえ体を嵌装組付けした構成とするのが良
く、同様に、組付けホルダは、型枠体の組付け筒内にガ
タツクことなしに嵌入することにより、繰り出し容器の
先端部分を型枠体の型面筒に対して位置出しした状態で
嵌入組付けする嵌合筒の内周面下端に、内径が受皿外径
よりも大きいが、組付けられた繰り出し容器の先端端面
が係止する内鍔を周設し、嵌合筒の外周面にこの嵌合筒
の型枠体の組付け筒内への組付き位置を規制設定する外
鍔状の外フランジを周設した構成とするのが良い。
〔作用〕
本発明における棒状化粧品の成形組付け方法によれ
ば、、棒状化粧品を受皿に組付けるための組付け部分を
化粧品の主体部分である本体部分と一体に成形し、この
組付け部分を型枠体の上端開口部から上方に突出位置さ
せているので、この型枠体から上方に突出位置した組付
け部分に対する受皿の組付け操作が達成し易い状態とな
る。
この型枠体から上方に突出した組付け部分の受皿への
組付けは、この組付け部分に対する受皿の位置出しを達
成した状態で、繰り出し容器を型枠体上端部分に組付け
ることにより達成するので、繰り出し容器の型枠体への
組付けにより化粧品の組付け部分に対する受皿の位置出
しが正確に達成されることになり、化粧品の組付け部分
の受皿内への嵌入組付けは、繰り出し容器の型枠体上端
部分への上方からの組付け、もしくは型枠体上端部分に
組付けられた繰り出し容器内からの受皿の繰り出し操作
により正確にかつ簡単に達成されることになる。この場
合、繰り出し容器を姿勢を一定に規制した状態で、この
繰り出し容器を型枠体の上端部分に組付けるのは、専用
の姿勢規制機能部分を必要とすることから、型枠体の上
端部分に一定姿勢で組付け保持された繰り出し容器を操
作して受皿を繰り出し、この繰り出し操作により化粧品
の組付け部分の受皿内への嵌入組付けを達成するのが有
利である。
型枠体により一定形状に成形された化粧品の型枠体か
らの抜き出しは、この化粧品の繰り出し容器への組付け
を利用して達成する。すなわち、組付け部分の受皿への
嵌入組付き力を利用して、繰り出し容器の型枠体からの
取外し力または受皿の繰り入れ力により、化粧品の本体
部分の型枠体内からの抜き出しを達成するのである。こ
の場合、受皿の繰り出し容器内への繰り入れ操作を利用
して化粧品の本体部分の型枠体内からの抜き出しを達成
するのが、受皿が繰り出し容器本体によりその昇降動作
の姿勢を正確に規制されていることから、より良好にか
つ簡単に達成できる。
また、本発明による棒状化粧品の成形組付け装置にお
いては、化粧品の本体部分を成形する型枠体の上端開口
部に、この型枠体とは別体物である成形ホルダを組付け
て化粧品の本体部分と一体に組付け部分を成形するの
で、この成形ホルダを型枠体から離脱させることにより
化粧品の組付け部分が型枠体から上方に突出した状態と
することができる。
組付けホルダは、成形ホルダとは別体物となってお
り、かつ成形ホルダが取り外された型枠体の上端部分に
組付けられるものとなっているので、型枠体から上方に
突出した化粧品の組付け部分に対向位置することがで
き、これにより組付けられる繰り出し容器の受皿を、こ
の化粧品の組付け部分に確実にかつ正確に位置出し位置
させる。
型枠体を、その型面筒の上端部分に組付け筒を一体に
設けた構成としているので、この型枠体に着脱自在に組
付けられる成形ホルダおよび組付けホルダは、この組付
け筒を組付き部分および位置出し部分として組付けられ
る。
型枠体に対する成形ホルダの位置出しした状態での組
付けは、型枠体の組付け筒を位置出し基準部分として型
筒片の組付け位置出しを達成し、支持フランジが型枠体
の搭載フランジ上に載置し、押さえ体が組付け筒内周面
に弾接することによって、この型枠体に対する成形ホル
ダの組付き姿勢を不動に維持することになる。
同様に、型枠体に対する組付けホルダの位置出しした
状態での組付けは、嵌合筒を組付け筒内にガタツクこと
なしに嵌入組付けすることにより達成されるが、嵌合筒
は、予めその内径が繰り出し容器の先端部分の径寸法に
適応して設定されているので、その組付け筒内への嵌入
組付きにより、組付けられる繰り出し容器の受皿の型枠
体に対する位置出し、すなわち型枠体から上方に突出し
た化粧品の組付け部分に対する位置出しを達成すること
になる。
さらに、型枠体は、その全体を熱伝導性に優れた金属
薄板により成形しているので、溶融状態で充填された化
粧品材料に外部から作用する熱を効率良く伝達作用させ
ることができる。また、この化粧品材料に対する外部か
らの熱作用に関して、成形ホルダに熱伝導性の悪い弾性
材料製の押さえ体を組付けて、化粧品の本体部分に比べ
て組付け部分に対する外部からの熱の作用力を弱いもの
としているため、化粧品の本体部分に比べて組付け部分
の冷却硬化が遅れることになるが、このように本体部分
に対して組付け部分の冷却硬化を遅らせることにより、
化粧品を極めて良好な状態および形態で成形することが
できることになる。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面を参照して説明する。
型枠体1は、底部を半球殻状に膨出させた有底円筒形
状をした型面筒2の上端開口部外周に、リング板形状を
した外鍔片3を連設し、この外鍔片3の上面周縁から成
形しようとする化粧品Aの組付け部分a′よりもわずか
に大きい高さの短円筒形状をした組付け筒4を起立連設
し、この組付け筒4上端から外鍔状に平面形状が正四角
板状となった搭載フランジ5を連設して構成されてい
る。この型枠体1の型面筒2の内周面上端、すなわち上
端開口部には、成形ホルダ6組付け用の段部2′が形成
されており、型枠体1に対する成形ホルダ6の組付き姿
勢をより安定するようにしている。
成形ホルダ6は、型面筒2と同じ内径を有する円筒形
状をした型筒片7の上端に外鍔状に平面形状が円板状と
なった支持フランジ8を連設し、型筒片7の内周面下端
には、型枠体1の段部2′に係合する係止筒片7′が垂
下設されている。この成形ホルダ6の型枠体1に対する
組付きは、支持フランジ8の搭載フランジ5上への載置
と、押さえ体9の組付け筒4内周面への弾接とにより達
成維持されるのであるが、係止筒片7′の段部2′に対
する係合により、型面筒2に対する型筒片7のより正確
な位置出しされた状態での組付きが達成維持される。な
お、押さえ体9は、その組付け筒4への弾接により、型
枠体1と成形ホルダ6との組合せ物が移動している際
に、外部から作用する振動により、型枠体1に対する成
形ホルダ6の組付き姿勢がずれるのを防止すべく作用す
る。
組付けホルダ11の嵌合筒12は、組付け筒4内径と等し
い外径を有し、組付けられる繰り出し容器16の先端部分
外径と等しい内径を有する円筒形状をしており、内周面
上端には、この嵌合筒12内への繰り出し容器16の挿入組
付けを円滑に達成するための上方に拡がったテーパー面
状となった案内面15が形成されている。嵌合筒12の外周
面の途中に設けられた外フランジ13は、その平面形状が
円板形状をしていて、その周設高さ位置は、嵌合筒12の
組付け筒4内への嵌入組付け限位置を、嵌合筒12の内周
面下端に周設された内鍔14が外鍔片3上面よりもわずか
に上方となる位置に設定されている。これは、組付けホ
ルダ11に組付けられた繰り出し容器16本体内から受皿17
を充分に突出させることにより、この受皿17に対する化
粧品Aの組付け部分a′の組付きをより強固なものとす
るためである。
次に、この型枠体1および成形ホルダ6そして組付け
ホルダ11を使用しての化粧品Aの成形および繰り出し容
器16への組付け操作の一例を第2図を参照して説明す
る。
多数の型枠体1をエンドレスチェーンに一定間隔で取
付け、各型枠体1をその相互間隔と等しい移動距離で、
設定された一定の化粧品成形および組付けラインに沿っ
て間歇移動させるように配置する。この型枠体1の移動
ラインの一部に、この移動ラインに沿って成形ホルダ6
の型枠体1への組付け取外しを達成するための成形ホル
ダ保持装置10が、各成形ホルダ6を型枠体1と等しい距
離およびタンミングで間歇移動させながら位置してお
り、この成形ホルダ保持装置10に型枠体1の移動ライン
を挟んで対向して組付けホルダ11の型枠体1への組付け
取外しを達成するための組付けホルダ保持装置18が、各
組付けホルダ11を型枠体1と等しい距離およびタイミン
グで間歇移動させながら位置している。
空の型枠体1がP点に停止すると、成形ホルダ保持装
置10から成形ホルダ6がこの空の型枠体1に組付けら
れ、化粧品成形および組付けラインに沿って間歇移動
し、化粧品Aを一定形状に成形した状態(第1図(a)
参照)でQ点に復帰してくる。
成形された化粧品Aを有する型枠体1がQ点に停止す
ると、この型枠体1から成形ホルダ6が取外され、成形
ホルダ保持装置10に格納され、型枠体1は第1図(b)
図示状態となる。
成形ホルダ6を取外された型枠体1が次の停止位置で
あるR点に移動停止すると、組付けホルダ保持装置18か
ら組付けホルダ11が供給されて、この型枠体1に組付け
ホルダ11が、第1図(c)図示状態のように組付けられ
る。組付けホルダ11を組付けた型枠体1がS点に停止す
ると、この型枠体1に組付けられた組付けホルダ11に繰
り出し容器16が、第1図(d)図示のように挿入組付け
される。繰り出し容器16を組付けた型枠体1が次の停止
位置であるT点に停止すると、適当なツイスト手段19に
より繰り出し容器16を操作して、繰り出し容器16本体部
分内から受皿17を繰り出し(第1図(e)図示状態)
て、化粧品Aの組付け部分a′の受皿17への嵌入組付け
を達成し、引き続き繰り出し容器16を逆方向に操作して
受皿17を繰り出し容器16本体内に繰り入れることによ
り、受皿17に組付けられた状態のまま化粧品Aの本体部
分aを型枠体1の型面筒2内から抜き出す。
次いで、型枠体1がU点に停止すると、組付けホルダ
11に組付け保持されている繰り出し容器16を、図示省略
した適当な搬出手段により、組付けホルダ11から引き抜
いて設定された箇所に搬出する(第1図(f)図示状
態)。繰り出し容器16を組付けホルダ11から取去った型
枠体1が次の停止位置であるV点に停止すると、型枠体
1に組付けられている組付けホルダ11が取外され、組付
けホルダ保持装置18に返還されるので、型枠体1は第1
図(g)に示すように全くの空の状態となり、再び停止
位置P点に移動復帰し、化粧品Aの成形および組付け操
作を繰り返すことになる。
〔発明の効果〕
本発明は、上記した構成となっているので、次に記載
する効果を発揮する。
化粧品の本体部分を成形する型枠体を熱伝導性の良い
金属薄板製としたので、この型枠体内に充填された化粧
品材料に対する外部からの熱作用を有効に作用させるこ
とができ、これにより化粧品を成形するのに必要とされ
る熱エネルギーを節約することができると共に、化粧品
成形の完了までの作業時間を短縮することができ、さら
に型枠体を反復使用することができて、化粧品成形のた
めに消耗品としてのオヂーブを利用することがないの
で、化粧品をより安価に製造することができると共に、
化粧品成形および組付けのための設備費を削減すること
ができる。
成形された化粧品の組付け部分が型枠体の上端開口部
から上方に突出位置しているので、繰り出し容器の受皿
に対する組付け部分の嵌入組付け操作を無理なくかつ簡
単に達成できる。
化粧品の組付け部分を、型枠体とは別体物である成形
ホルダにより成形するので、成形された化粧品の組付け
部分を無理なく型枠体から突出位置させることができ、
またこの成形ホルダを型枠体に比べて熱伝導性の低い材
料で成形することができるので、化粧品を極めて良好な
状態で成形することができる。
型枠体に組付いた状態にある化粧品の組付け部分に対
する繰り出し容器の位置出しを、専用の組付けホルダに
より達成するので、組付け部分に対する受皿の位置出し
を正確にかつ簡単に達成することができ、これにより組
付け部分の受皿への嵌入組付けが確実にかつ簡単に達成
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明装置における各構成部分の一実施例の
構造を縦断面で示すと共に、本発明方法の操作途中の状
態を示すもので、(a)は型枠体に成形ホルダを組付け
て化粧品材料を充填した状態を、(b)は化粧品を冷却
硬化による成形が完了して型枠体から成形ホルダを取外
した状態を、(c)は成形ホルダを取外した後の型枠体
に組付けホルダを組付けた状態を、(d)は組付けホル
ダに繰り出し容器を組付けた状態を、(e)は組付けホ
ルダに組付けられた繰り出し容器内から受皿を繰り出し
て化粧品の組付け部分を受皿に嵌入組付けした状態を、
(f)は繰り出し容器に組付けられた化粧品を繰り出し
容器と一緒に型枠体および組付けホルダから取外した状
態を、(g)は型枠体から組付けホルダを取外した状態
をそれぞれ示している。 第2図は、本発明の具体的な取扱操作例を示す化粧品成
形組付けラインの要部平面図である。 符号の説明 1;型枠体、2;型面筒、3;外鍔片、4;組付け筒、5;登載フ
ランジ、6;成形ホルダ、7;型筒片、8;支持フランジ、9;
押さえ体、 11;組付けホルダ、12;嵌合筒、13;外フランジ、14;内
鍔、16;繰り出し容器、 17;受皿、A;棒状化粧品、a;本体部分、 a′;組付け部分。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】棒状化粧品(A)の本体部分(a)の成形
    型面を形成する有底筒形状をした金属薄板製型枠体
    (1)の前記成形型面の上端開口部から、前記本体部分
    (a)を上方に延長した形態で組付け部分(a′)を露
    出した状態で一体に突出させて化粧品(A)を冷却硬化
    により成形する工程と、 前記組付け部分(a′)に対して繰り出し容器(16)の
    受皿(17)を相互位置出しした状態で、前記型枠体
    (1)の上端部分に繰り出し容器(16)を組付けると共
    に、前記型枠体(1)で化粧品(A)を不動に保持した
    状態で、前記組付け部分(a′)を受皿(17)に嵌入組
    付けする工程と、 受皿(17)に組付け部分(a′)を嵌入組付けした化粧
    品(A)を型枠体(1)内から抜き出すと共に、前記繰
    り出し容器(16)を型枠体(1)上端部分から取外す工
    程と、 から成る棒状化粧品の成形組付け方法。
  2. 【請求項2】棒状化粧品(A)の組付け部分(a′)の
    受皿(17)への嵌入組付けを、型枠体(1)の上端部分
    に対して相互位置出しした状態で組付け固定された繰り
    出し容器(16)内からの受皿(17)の繰り出し操作によ
    り達成する請求項1記載の棒状化粧品の成形組付け方
    法。
  3. 【請求項3】棒状化粧品(A)の型枠体(1)内からの
    抜き出しを、型枠体(1)上端部分に相互位置出しした
    状態で組付け固定された繰り出し容器(16)内への受皿
    (17)の繰り入れ操作により達成する請求項1記載の棒
    状化粧品の成形組付け方法。
  4. 【請求項4】棒状化粧品(A)の本体部分(a)の成形
    型面を形成する有底筒形状をした金属薄板製型枠体
    (1)と、 該型枠体(1)の上端開口部に着脱自在に組付けられ、
    前記型枠体(1)が形成する本体部分(a)の成形型面
    をそのまま上方に延長した形態で、化粧品(A)の組付
    け部分(a′)の成形型面を形成する成形ホルダ(6)
    と、 該成形ホルダ(6)が除去された後の前記型枠体(1)
    の上端部分に着脱自在に組付けられ、型枠体(1)内か
    ら上方に突出した前記組付け部分(a′)に対する受皿
    (17)の位置出しを達成した状態で繰り出し容器(16)
    を不動に嵌込み組付けする組付けホルダ(11)と、 から成る棒状化粧品の成形組付け装置。
  5. 【請求項5】型枠体(1)を、化粧品(A)の本体部分
    (a)の成形型面を形成する有底筒形状の型面筒(2)
    の上端に、外鍔片(3)を介して短筒形状の組付け筒
    (4)を起立連設し、該組付け筒(4)の上端から外鍔
    状の搭載フランジ(5)を連設して構成した請求項4記
    載の棒状化粧品の成形組付け装置。
  6. 【請求項6】成形ホルダ(6)を、型枠体(1)の型面
    筒(6)の上端開口部に組付けられて、該型面筒(2)
    が形成する成形型面をそのまま上方に延長して棒状化粧
    品(A)の組付け部分(a′)の成形型面を形成する短
    筒形状の型筒片(7)の上端から外鍔状の支持フランジ
    (8)を連設し、前記型筒片(7)の外周面に、外周面
    を前記型枠体(1)の組付け筒(4)内周面に弾接させ
    る短筒形状をした弾性材料製の押さえ体(9)を嵌装組
    付けして構成した請求項5記載の棒状化粧品の成形組付
    け装置。
  7. 【請求項7】組付けホルダ(11)を、型枠体(1)の組
    付け筒(4)内にガタツクことなしに嵌入することによ
    り、繰り出し容器(16)の先端部分を型面筒(2)に対
    して位置出しした状態で嵌入組付けする嵌合筒(12)の
    内周面下端に、内径が受皿(17)の外径よりも大きい
    が、組付けられた繰り出し容器(16)の先端端面が係止
    する内鍔(14)を周設し、前記嵌合筒(12)の外周面に
    該嵌合筒(12)の組付け筒(4)内への組付き位置を規
    制設定する外鍔状の外フランジ(13)を周設して構成し
    た請求項5記載の棒状化粧品の成形組付け装置。
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