JP2726836B2 - 吊り下げ式回転飾り装置 - Google Patents
吊り下げ式回転飾り装置Info
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Description
れる吊り下げ式回転飾り装置に関するものである。
高級置時計として親しまれている。回転飾り付き置時計
としては、通常、その主要素をなす回転飾りは立設させ
た回転軸に水平方向へ回転可能に取り付けたものや、回
転軸をケースから垂下させ、その下端部に回転飾りを取
り付けたいわゆる吊り下げ式回転飾り装置を備えたもの
がある。回転飾りの駆動機構としては、駆動源にヒゲゼ
ンマイを用いたものやモータを用い、この回転力を伝達
輪列を介して回転軸に伝達し、回転飾りを一方向回転ま
たは往復回転させるものなどがある。
置に関する諸提案を行ってきた(例えば実開昭55−6
2977号)。いずれの場合においても置き時計等を出
荷する際には、回転飾りは回転軸から取り外した状態で
梱包し、使用時に顧客が取り付けている。
としては、一般に以下のような形式のものが採用されて
いる。その第1として、ケースから垂下した回転軸にス
リットを設けた円筒体を固着し、この円筒体を介して回
転飾りを嵌め込むようにしたものがある。その第2とし
て、下方の部分をテーパ状に形成した回転飾り支持体を
回転軸に固着し、回転飾りに設けられた4本の取付けア
ームの先端部に形成してある係止爪をこのテーパに沿っ
て押し込んで、支持体の上方で回転軸を弾性的に抱持す
ることによって回転飾りを保持するようにしてある(例
えば実公平3−39748)。
1例では、回転飾りの取付け部にスリットが入るため、
取付け具との接触面に段差ができてしまい、時計本体が
傾いたときに滑らかな回転ができない問題がある。
回転軸に合わせてから押し上げる際に、力を加える方向
がずれると回転軸に無理な力が加えられて、内部の機構
を損傷するおそれがある。また、回転飾りを取り付ける
ためにこれを押し上げたときに、爪部が振り子支持体の
上方位置で回転軸に弾接して降下せず、取付け部がケー
スに接触して回転飾りの円滑な回転を妨げるおそれがあ
る。
いた状態に置かれても、回転飾りの円滑な回転を妨げら
れず、かつ回転飾りの装着が容易な吊り下げ式回転飾り
装置を提供することにある。
めに、本発明は、駆動機構を内臓したケースから垂下し
ている回転軸の下端部に回転飾りを吊り下げてなる吊り
下げ式回転飾り装置であって、回転軸の下端部には、上
面に半球状の凸面を有する駒体が取り付けてあり、この
駒体の凸面に当接する半球状の凹面を有する係止体が、
駒体によって保持されており、係止体には、上記回転飾
りを着脱自在に係止する係止手段が形成してあるところ
に特徴がある。
れた回転飾りの重さに抗して磁気反発力によって浮上さ
せる磁気浮上装置を備えたものにすることが望ましい。
また上記した駆動機構は、磁気浮上装置を備え、係止体
の上面とこの係止体の上面が対向するケースの下面との
一方には位置決め突起が形成してあり、その他方にはこ
の位置決め突起が係合可能な位置決め溝がそれぞれ形成
してあり、これらの位置決め突起と位置決め溝とは、係
止体から回転飾りを外した状態で互いに係合可能であり
かつ、この係合状態が回転軸に作用する磁気浮上力によ
って維持されるとともに、係止体に回転飾りを係止した
状態では回転飾りの重さにより回転軸が沈降して離間す
るように構成してある。
体の内面に形成された半球状の凹面とが当接して球面運
動が可能になっているため、時計が傾いて置かれても、
回転飾りの重さによって駒体と係止体との間で球面運動
をすることにより係止体の姿勢が垂直に修正されるの
で、回転体は円滑な回転を維持する。回転飾りの駆動機
構に磁気浮上装置を備えていれば、回転飾りの回転運動
がより円滑に行われる。
軸は磁気浮上装置の磁気反発力によってケース内に引き
込まれた状態になるため、係止体もケースに引き寄せら
れて上面がケースの下面に当接する。このとき位置決め
突起と位置決め溝とを係合させると、係止体は回転飾り
を取付け容易な特定の位置に保持される。
て説明する。図1は、本実施例の要部を示すもので、上
ケース1と下ケース2とによって囲まれたケース内スペ
ースに回転飾りの駆動機構3が収容されている。駆動機
構3は、図示しないステップモーターおよびステップモ
ーターの回転力を回転軸4に伝達する伝達輪列を含んで
いる。伝達輪列の最終歯車としての駆動歯車5が回転軸
4と一体となって回転するように固着されている。
1aに支持され、下端部近傍が下ケース2の軸受部2a
に支持されているほか上端部近傍で中板6に支持されて
いる。駆動歯車5はその凹部5aが中板6の突出部6a
に嵌合することによって安定的な回転が可能となってい
る。中板6の下面に突設された円筒部6bの下方には、
回転軸4に遊合するスリーブ7が位置している。スリー
ブ7には回転飾りの磁気浮上装置8を構成する第1の永
久磁石9が固着してある。
4を遊合するスリーブ10が設けてある。スリーブ10
は、下ケース2の底面に形成された突起2bに支持され
ている。スリーブ10には磁気浮上装置8を構成する第
2の永久磁石11が固着されている。両永久磁石9,1
1の対向面はそれぞれ同一の磁極になるようにしてあ
り、磁気反発力によって回転軸4を浮上可能である。
を貫通して下方に垂下しており、下端部近傍は細径かつ
複数の段差に形成して駒体12の取付け部4aとなって
いる。駒体12は、後述する回転飾り14を係止する係
止体13を回転軸4に保持するために用いられるもので
あり、回転軸4と一体回転可能に固着してある。駒体1
2は独楽状の円錐体からなり、独楽を反転して広い方の
部分を下に位置させ、回転軸4の取付け部4aが上下に
貫通した状態で回転軸4の下端部に固着してある。駒体
12の上面は所定の曲率の半球状の凹面に形成してあ
る。取付け部4aには駒体12を介して係止体13が保
持されている。
篭の形に似た形状をしており、天井部13aは半球状に
形成してあり、正面は駒体12や後述の回転飾り14が
出入り可能に開口させてある。また両側壁部13c,1
3cには、回転飾り14の係止部14a,14aを支持
するための段差付き係止手段13d,13dが設けてあ
る。係止手段13d,13dは、吊り下げ式の回転飾り
14の係止部14a,14aを係止可能である。
2の上面と当接可能な半球状の凹面に形成されており、
駒体12と係止体13との間で摩擦力を越える回転方向
の外力が加わったときにスリップ運動可能な関係になっ
ている。天井部13aの上面は、天井部13aの裏面に
形成された半球状の凹面の曲率の中心と同一の中心で描
かれた半球状の凸面に形成されている。天井部13aの
中心部には貫通孔13eが設けてあり、回転軸の下端部
及び駒体12の細径部を収容可能である。
出させてなる厚肉部に形成されている。厚肉部の中心に
設けられた軸孔の下面周囲は、係止体13の天井部13
aが当接可能な球面の凹部が形成してある。この凹部の
外周の1か所には、係止体13用の位置決め突起2fが
形成してある。この位置決め突起2fに対応して、係止
体13の天井部13aの上面には、この突起と係合可能
な位置決め溝13fが形成してある。ところで、本発明
に係る吊り下げ式回転飾り装置を組み込んだ商品(時
計)は、商品輸送時の破損防止のために、回転飾り14
を係止体13から切り離した状態で梱包してあり、当該
商品を購入した顧客自身がこの梱包を解いて回転飾り1
4を係止体13に装着することになる。
すように、回転軸4の下端部に回転飾り14が取り付け
られておらず、この状態においては、回転軸4は磁気浮
上装置8によって、所定長さ分だけケース内に引き込ま
れた状態となっている。このときには、位置決め突起2
fと位置決め溝13fとを係合させることにより、係止
体13は回転飾り14を取り付け易い向きに位置決めさ
れる。そしてこの位置決めされた状態は磁気浮上装置8
が回転軸4をケース内に押し上げる力によって維持され
る。
た係止手段13d,13dに係止すると、図3に示すよ
うに、磁気浮上装置8の磁気反発力に抗して回転飾り1
4の重力によって回転軸4が沈降し、駒体12を介して
係止体13が下降してその上面が下ケース2から離間し
た状態となる。このような状態の下で駆動機構3のモー
ターを回転させると伝達輪列を介して駆動歯車5及び回
転軸4が回転し、これによって回転飾り14が回転す
る。
て浮上し、かつ下ケース2の下面と係止体13の上面と
は回転飾り14の重力によって離間しているため、回転
飾り14の回転に対する摩擦抵抗がきわめて小さいもの
となり円滑な回転運動が行われる。ここで駒体12と係
止体13の作用について説明すると、時計が水平に置か
れている場合には、図3に示すように駒体12が係止体
13の内部で垂直状態になっており、駒体12の半球状
の凸面の周囲の部分と係止体13の半球状の凹面の中心
部寄りの部分とが当接している。
ある角度だけ傾いた状態に置かれた場合には、回転軸4
と一体の駒体12も傾斜するが、係止体13は吊るされ
た回転飾り14の重力によって垂直方向の力を受けてい
るため、駒体12の上面の凸面と係止体13の天井部1
3aの裏面の凹面とは互いに当接した状態で球面運動
し、両者間で摺動が行われ、係止体13は垂直状態を維
持する。このため回転飾り14は鉛直姿勢を保って円滑
な回転運動を継続する。
7に示すように、上記した実施例と同様に下ケース22
の下面から回転軸24の下端部が垂下しており、この回
転軸の下端部に駒体32が固着してある。ケース、駆動
機構、磁気浮上装置等の構成は、上記した実施例と同様
であるので説明を省略する。
びその係止手段33d,33dが異なる構成となってい
ることである。すなわち係止体33の形状は断面アーチ
型をしており、両側壁部の下端部中央には回転飾り34
の係止手段33d,33dが横向きに突出形成してあ
る。天井部33aの上面は、下ケース22の下面に形成
された球面の凹部に当接可能な半球状の凸面に形成して
ある。天井部33aの中央部には回転軸24及び駒体3
2の細径部を収容する貫通孔33eが設けてある。駒体
32の上面は凸面の半球状に形成してあり、係止体33
の天井部33aの裏面は、この凸面と当接可能な凹面の
半球状に形成してあり、係止体33と駒体32とは球面
運動可能である点では、上記した実施例と同様である。
の両側面を挾むように二股になった状態で構成されてお
り、係止手段33d,33dに掛け止めするだけで、容
易に装着可能である。使用法及び動作については上記し
た実施例に同じである。係止手段33d,33dが係止
体33の外側に形成してあるので、回転飾り34の着脱
が一層容易となる。
と、この凸面に当接可能な半球状の凹面を有する係止体
とを介して、回転飾りを回転軸に取り付けてあるので、
時計が傾斜した状態に置かれた場合にも、回転飾りの重
力によって係止体が垂直状態に自動的に矯正され、正常
に回転飾りの回転運動が持続される。
で、回転軸の回転を円滑化することはもちろんのこと、
回転飾りが取り外されているときには係止体の上面に形
成された位置決め突起と、ケースの下面に形成された位
置決め凹部とが磁気浮上装置の磁気反発力により係合さ
れるので、係止体の方向が一定となり回転飾りの係止体
に対する取り付けがきわめて容易となる。なお、回転飾
りを取り付けた後は回転飾りの重さによって、回転軸が
磁気浮上装置の反発力に抗して沈降し、係止体がケース
から離間するので回転飾りの回転に支障を来たすことは
ない。
である。
である。
る。
る。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 駆動機構を内臓したケースから垂下して
いる回転軸の下端部に回転飾りを吊り下げてなる吊り下
げ式回転飾り装置であって、 上記回転軸の下端部には、上面に半球状の凸面を有する
駒体が取り付けてあり、 上記駒体の上記凸面に当接す
る半球状の凹面を有する係止体が、上記駒体によって保
持されており、 上記係止体には、上記回転飾りを着脱自在に係止する係
止手段が形成してあることを特徴とする吊り下げ式回転
飾り装置。 - 【請求項2】 上記駆動機構は、磁気反発力によって上
記回転軸を上記回転飾りの重さに抗して浮上させる磁気
浮上装置を備えていることを特徴とする請求項1に記載
の吊り下げ式回転飾り装置。 - 【請求項3】 上記駆動機構は、磁気反発力によって上
記回転軸を上記回転飾りの重さに抗して浮上させる磁気
浮上装置を備えており、上記係止体の上面と当該係止体
の上面が対向する上記ケースの下面との一方には位置決
め突起が、その他方には当該位置決め突起が係合可能な
位置決め溝がそれぞれ形成してあり、上記位置決め突起
と上記位置決め溝は、上記係止体から上記回転飾りを外
した状態で互いに係合可能でありかつこの係合状態が上
記回転軸に作用する上記磁気浮上力によって維持される
とともに、上記係止体に上記回転飾りを係止した状態で
は上記回転飾りの重さにより上記回転軸が沈降すること
により離間することを特徴とする請求項1に記載の吊り
下げ式回転飾り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP845094A JP2726836B2 (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | 吊り下げ式回転飾り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP845094A JP2726836B2 (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | 吊り下げ式回転飾り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07218654A JPH07218654A (ja) | 1995-08-18 |
JP2726836B2 true JP2726836B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=11693469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP845094A Expired - Fee Related JP2726836B2 (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | 吊り下げ式回転飾り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2726836B2 (ja) |
-
1994
- 1994-01-28 JP JP845094A patent/JP2726836B2/ja not_active Expired - Fee Related
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