JP2726238B2 - エキスパンションジョイント - Google Patents

エキスパンションジョイント

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JP2726238B2 JP6178859A JP17885994A JP2726238B2 JP 2726238 B2 JP2726238 B2 JP 2726238B2 JP 6178859 A JP6178859 A JP 6178859A JP 17885994 A JP17885994 A JP 17885994A JP 2726238 B2 JP2726238 B2 JP 2726238B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建造物の隣接する躯体
間隙を閉塞し、両躯体変動に対応してこれを吸収できる
ようにしたエキスパンションジョイントに関する。
【0002】
【従来の技術】建造物の躯体間隙、例えば、壁と壁、屋
根と屋根、その他の隣接平行状面間、或いは隣接交叉状
面間の間隙を、剛体を直接固定することによって被閉す
るようにした場合、建造物の膨張や収縮、地盤変化など
による躯体の変動(ずれ)に対応できなくなってしま
う。このような点を考慮して、例えば、両躯体端部に支
持部材を固着させ、両躯体間に配設する断面略W字状の
ばね部材の両端部をそれぞれ支持部材の先端部に係止さ
せ、ばね部材のW形中間部に形成した受け孔にカバ−部
材の裏面側に突出させた係止突起を嵌合止着させ、ばね
圧を利用してカバ−部材が躯体側に圧接できるようにす
ると共に、躯体間の変動をばね部材で吸収しようとする
エキスパンションジョイントが使用されている。
【0003】上記の如きエキスパンションジョイントに
おいて、支持部材は、両躯体に固着する各支持部材本体
部分からW字状ばね部材端部を係止する係止部をそれぞ
れ躯体間隙内に突出させると共に、この各突出部の先端
内側(躯体間隙の奥側)に防水シート係止溝を並設した
ものが使用されており、従って防水シートはこの両支持
部材の先端の係止溝間に張りわたされているものであ
る。
【0004】また、上記とは異なる支持部材も使用され
ている。即ち、支持部材の裏側中間部に防水シート係止
溝を突出して成形し、この係止溝形成部分が躯体の角部
に当接するようにし、この係止溝の外側において上記ば
ね部材端部を係止する係止部が躯体間隙内に突出した構
成であり、これによれば、係止溝が躯体角部に当接して
いるので、防水シートの端部が両躯体に沿うように張り
わたすことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、支持部
材を前者の構成とした場合、躯体間隙内に突出した先端
部に防水シート端が止着するので、突出部分の接続部か
ら雨水が浸入した場合、雨水は防水シートの張りわたし
外側から躯体間隙奥方にそのまま浸入してしまうことに
なり、防水効果が損なわれるおそれがあった。
【0006】一方、後者の構成とした場合、突出した係
止部の裏側内方に防水シート係止溝があるので、支持部
材を両躯体にそれぞれ固着した後に躯体間隙内に突出し
た両支持部材間から内方を覗いてみても、支持部材裏側
の係止溝は見えないので、防水シートを張設する場合に
は両支持部材間の間隙から躯体間隙内方に手を入れつ
つ、防水シート端を見えない係止溝に手探りで係止させ
なければならず、係止作業が面倒であるのみならず、係
止が確実に行えたかどうかの確認も行い難いものであっ
た。
【0007】本発明は、上記のような問題点に着眼して
なしたものであり、設置が簡便であると同時に、支持部
材への防水シートの張りわたしも簡便かつ確実に行うこ
とができ、しかも雨水の浸入を防止することができるエ
キスパンションジョイントを提供せんとするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、隣接躯体部に固着した各支持部材に連結部
材を配設すると共に、この連結部材にカバー体を被着す
るようにしたエキスパンションジョイントにおいて、支
持部材を支持部材本体と連結子との係合構成とし、支持
部材本体は躯体端部に接合する適宜長尺状の固定面の一
端側に連結子用の係止部と防水シート用係止部とを形成
した構成を具備するものとし、連結子は連結部材連結用
の受け部の一端側に上記連結子用の係止部と係合する本
体係合部を形成した構成を具備するピース形の如き短幅
体としてなり、上記支持部材本体と連結子の一方又は両
方の外側面に連結部材と当接可能な突部を形成してエキ
スパンションジョイントを構成したことを特徴とするも
のである。
【0009】上記支持部材本体の連結子用の係止部と連
結子の本体係合部とは互いに躯体間隙方向には離脱しな
い蟻結合の如き係合構成とし、かつ上記連結子用の係止
部と防水シート用係止部とはいずれも躯体間隙連続方向
に連続する溝又は突起、特に好ましくは溝として形成す
るのがよい。
【0010】上記連結子の受け部にはボルト挿通孔を形
成し、或いはばね体を係止可能とすることができる。
【0011】
【作用】支持部材本体を躯体に固定し、躯体端部に位置
させた連結子用の係止部に連結子を係合して連結するの
で、所定箇所においてのみ躯体間隙内に連結子が突出す
るが、各連結子の間は連結子分の突出がない。このため
両支持部材間の間隙をその分広く取ることができ、防水
シート装着等の作業を簡便にする。また、上記係止部に
並設して防水シート用係止部が躯体面に沿って位置する
ので、防水シート端を係止して躯体間にわたって防水シ
ートが張設され、雨水の浸入のおそれを排除できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面によって説明
する。図1は一例としてのエキスパンションジョイント
の全体構成を、図2は本発明の要部を部分斜視図とし
て、図3は同じく側面図として示してある。
【0013】図1のエキスパンションジョイントは、隣
接躯体A,Bの外側面の躯体間隙縁部にそれぞれ固着す
る支持部材本体11と連結子12とからなる支持部材
1,1、両支持部材1,1に跨がって連結される適宜幅
の連結部材2、支持部材1,1と連結部材2の両側部と
をばね体4,4及びばね部材5,5を介装してそれぞれ
変動可能に連結するボルト3,3、連結部材2に被着し
て躯体間隙を被閉する長尺状のカバー体6、連結部材2
とカバー体6とをばね体を介装して変動可能に連結する
ボルト7を主たる構成部材としてなっている。
【0014】支持部材1,1は、図2,3にも示す如
く、それぞれアンカーボルトなどで隣接躯体に固着する
同形状部材であって、アルミニウム、ステンレス、その
他の適宜金属材からなり、いずれも支持部材本体11と
これらの先端部分即ち躯体間隙内に突出して係止する連
結子12とを組み合わせて形成してある。支持部材本体
11は、躯体へアンカーボルト等で固定する板部11a
の躯体間隙側端部を躯体の角部に沿う折曲端部11bと
し、この折曲端部の躯体間隙側部分を連結子用係止部の
構成としてある。即ち、折曲端部の躯体間隙側面に溝断
面が中膨らみ等の蟻溝状としてなる溝状係止部11cを
形成し、溝状係止部11cの折曲端部先端側の溝面を適
度に外方に張り出して後述する本体係合部12aの側面
部分に接合する顎状面部11dとし、その折曲端部先端
側に防水シートSの縁部を係合する防水シート係止部1
1eを形成し、さらに板部11aの折曲端部形成部分付
近から躯体外方に向かって若干長さの突起11fを形成
してある。
【0015】連結子12は、上記溝状係止部11cにス
ライド係合し、かつ躯体間隙幅方向(図1において左右
方向)への引っ張りに対しては係合が離脱しないような
断面先膨らみ等の蟻形状としてなる凸状の本体係合部1
2aを元端に形成し、この係合状態において板部11a
の先端部に当接する角部12bを有して板部11aの延
長方向に若干長さを有する受け部12cを形成し、連結
部材連結用の板状の受け部12cの先端部から折曲し上
記突起11fと同長で平行状の突起12dを形成し、受
け部12c内にボルト挿通孔12eを穿設してある。
【0016】上記支持部材本体11は、躯体間隙連続方
向(図1において紙面と直交する前後方向)に長い長尺
体例えば適宜な長さとする一方、連結子12は、連結部
材2を適当間隔ごとに配設する取付け箇所にのみ突設し
てあればよく、従って躯体間隙連続方向の幅が若干幅の
ピース部材として形成してあればよい。
【0017】上記構成の支持部材本体11は、その折曲
端部11bを躯体A(B)の端部に合わせるようにして
該躯体にアンカーボルト等で固定し、事前に或いは事後
に溝状係止部11cに凸状の本体係合部12aを溝方向
にスライドさせて係合することにより連結子12を連結
させて、支持部材1を形成するものである。
【0018】支持部材本体11と連結子12とは、上記
係合と共に、角部12bが板部11a端に当接し、本体
係合部12aの下面が顎状面部11dに当接することに
より、がたつきなく一体的に連結し、躯体間隙幅方向に
は離脱しないが、溝状係止部11cの溝方向にはスライ
ド可能である。そのため、支持部材本体11が長尺材で
ある場合に、所望複数個の連結子12を装着しておい
て、ベース体2を連結する際に個々の連結子12を所定
位置に自由にスライド位置させることができる。
【0019】支持部材本体11と連結子12との係合部
の接合端を、図3に三角矢視で示す如くかしめ付けて変
形させ、或いは係合部の接合面間に図3に点線で示す如
くクサビを打ち込み、或いはまた係合部の両部分を挿通
するようにピンを挿入してカシメ付けて固定する等する
ことにより、支持部材本体11と連結子12との連結を
一層堅固にすることができる。
【0020】なお、支持部材本体11と連結子12との
係合面は、図2では溝11cの下側を若干張出して顎状
面部11dを形成してあるが、図3の如く溝11cの上
側を若干張出して顎状面部11dを形成し、かつこの端
面に角部12bを当接させるようにし、溝11cの下側
面に本体係合部12aの下側部分に若干突設した端部を
当接させるように形成してもよい。さらに、支持部材本
体11と連結子12との係合部の構成は上記実施例に限
定されない。
【0021】上記の如き支持部材1,1に対して、防水
シートSを張設するには、支持部材本体11の溝11c
に並設してある係止部11eに防水シートの縁部を挿着
すればよく、この止着は図3に示す如く止め材8の先端
部を圧入させ、或いはその他の任意手段を用い、或いは
防水シートの端部をそのまま係合しさらには接着して止
着してもよく、任意方法で行えばよい。連結子12は短
幅であるので、各連結子12の間は、支持部材本体11
の折曲端部11bが僅かに突出しているが、防水シート
係止部11eはこの折曲端部の躯体間隙内側に形成され
ており、支持部材1を固着した後の躯体間隙幅も広く残
り、かつ防水シート係止部11eが外側から直視するこ
とができるので、防水シートの止着作業は簡便、かつ確
実に行えることになる。
【0022】上記いずれの例においても、支持部材本体
9と連結子10との連結構成は上記例に限定されること
はない。突起11fと12dはいずれか一方のみ形成さ
れていてもよい。また、突起11fと12dは突出面と
して形成することができ、この場合は両突起が一つの連
続した突出面に代わることもできる。これら突起乃至突
出面の突出程度、及び受け部12cの躯体間隙内への張
り出し程度は、躯体A,Bが変動した時に変位する連結
部材2の変位角度が大きく取れるように適宜設定するこ
とができる。
【0023】連結部材2は、図1に示す如く、適宜金属
材からなり、両躯体A,Bに固着した支持部材1,1の
各突起11f,12dに跨がって設置可能な適宜長さの
底面2aと、躯体間隙連続方向の両側に立ち上げた側面
と、支持部材1,1のボルト挿通孔12eと対向する底
面2a部位にボルト3を挿通可能でかつ躯体間隙幅方向
に長く穿設したボルト挿通長孔とを具備して形成してあ
る。
【0024】ボルト3は適宜長さの通常のボルトでもよ
いが、図1に示す如く、ボルト頭を有したボルトの先端
部分を二股部とすると共に、この二股部に跨がって軸止
部を設け、この軸止部に棒状乃至細長板状の止め羽根3
aを回転自在に軸止させたもの等とすることもできる。
上記止め羽根3aは、ボルトと同軸方向に位置させた場
合にはその一端部が二股部の先端から適度な長さで突出
し、ボルト軸方向と直交方向に回転させた場合にはT字
乃至十字状に両端部が突出し、後述するばね体4の一端
部を突出した両端部で係止できる長さに設定し、さらに
操作がしやすいように、上記一端部の方を他端部よりも
適度に長く突出するように形成し、この一端部の先端付
近に孔を穿孔して形成したものとすることができる。
【0025】ばね体4は、図1に示す如く、コイル状の
圧縮ばねであって、ボルト3を支持部材1と連結部材2
とに挿通させ、その一端を連結部材2側において断面W
字形状の中間部をボルト挿通孔を有した中間平坦面とし
てなる如きばね部材5を介在の上で係止させ、支持部材
1の躯体間隙内方にボルト他端側を突出させた状態にお
いて、この突出したボルト部分に適度な圧縮状態で装着
し、ボルト他端に係止可能なものとしてある。このボル
トは逆向きに使用してもよく、この場合にはボルト頭と
支持部材1との間にボルト部分にばね体4を介装させ、
ボルト先端部を連結部材2の底面2aの内側においてワ
ッシャー等を介装させて係止させればよい。ばね部材5
は使用しなくてもよい。
【0026】また、カバー体6は、図1に示す如く、躯
体間隙を被閉するに十分な幅と長尺状の長さを有する表
面板6aと、その躯体間隙幅方向の両端部を折曲形成し
た躯体面A,Bとの間隙を被閉する側板6b,6bと、
該側板の端部に一端部が固着され他端部が躯体A,B面
に圧接し、かつ側板と躯体面との距離が変動しても追従
して隙間を明けないように形成されたシール部材6c,
6cとを具備して形成してある。上記カバー体6を連結
部材2に連結する構成は、カバー体6の表面板6aの裏
面部分にビス、リベットその他適宜手段で固着し得る断
面コの字状の取付部材9を、連結部材2に両部材の断面
コの字が嵌合し合うように、かつ両部材の各両側面に間
隙を保って被着し、両部材の側面に貫通してボルト7を
挿通し、前記ボルト3とばね体4と同様にして両部材の
側面間にばね体を介装させる等して、両部材を互いに摺
動自在な状態を連結すればよい。
【0027】上記構成によれば、固定した支持部材1,
1に跨がるように連結部材2を設置すると共に、連結部
材2の底面2a内のボルト挿通孔と支持部材1のボルト
挿通孔12eとにボルト3を挿通し、ばね体4等を介在
させて連結するので、躯体A,Bが躯体面が食い違うよ
うにずれて変動した場合、連結部材2は斜めとなるがば
ね体4がそのずれを吸収し、ボルト3が軸方向にずれて
両者の連結を確実に維持する。また、躯体間隙幅方向へ
の変動に対しても、ボルト3が連結部材2の底面2aの
長孔に対して摺動乃至回転自在であるので、そのずれを
吸収し、連結部材2の連結を確実に維持する。躯体間隙
連続方向へのずれは上記ボルト3と長孔の回転と共に、
連結部材2とカバー体6との摺動によって吸収できる。
いずれにしても躯体の変動を吸収してカバー体6の被着
を安定して維持する。
【0028】次ぎに、図4,5は、交叉状に位置する躯
体外面間の間隙を閉塞するエキスパンションジョイント
の例を示すものであるが、本発明のエキスパンションジ
ョイントはこのように取付け面が異なっている場合にも
適用されるものである。図において、躯体Bの外面は躯
体Aの外面に対して直交状に設置され、躯体Aの面と躯
体Bの角部内に間隙が形成されている。
【0029】この場合、躯体Bに対しては前記実施例と
同様の支持部材1を固着し、躯体Aに対しては、前記支
持部材本体111の折曲端部111bを折曲させること
なく板部111aと同一面で延長形成した如き構成の支
持部材本体111を固着する。即ち、支持部材本体11
1を躯体固着部である本体部111aと連結部である延
長部111bとにより形成し、延長部111bの外側面
に溝断面が中膨らみ等の蟻溝状としてなる溝状の係止部
111cを形成し、この係止部111cの本体部側(逆
に先端側でもよい)の溝面を適度に外方に張り出して顎
状面部111dとし、さらにこれよりも先端外側に若干
の突出部(顎状面部を形成した突出部でもよい)を介し
て防水シートSの縁部を係合する防水シート係止部11
1eを形成してなっている。この支持部材本体111に
結合する連結子12は前記と同じ構成でよい。
【0030】この場合、カバー体61は、前記カバー体
6と同様な構成であるが、表面板61aの片側の側板6
1b寄り位置を外側に直角状に折曲し、両躯体A,Bに
跨がって被閉できる形態とした構成のものとしてある。
施工方法は取付け面の向きが変わるだけで前記実施例と
同様でよい。
【0031】なお、連結部材として従来使用されている
両躯体間に亘るW形のばね体を使用することもでき、そ
の他の構成のものを使用することもできる。この場合、
連結子12のボルト挿通孔12eを形成した受け部12
cは、連結部材の係合部を直接係止し得る係止部とし、
或いはボルト以外の連結具を連結できる適宜構成の連結
部材連結用の受け部とすることができることは当然であ
り、本発明はこれを含むものである。
【0032】
【発明の効果】本発明のエキスパンションジョイント
は、両躯体に固着した両支持部材に連結部材を変動自在
に連結し、この連結部材を介してカバー体を被着して躯
体間隙を被閉するものであり、この支持部材を長尺状の
支持部材本体とピース状の連結子の係合構成とし、支持
部材本体を躯体に固着し、この躯体間隙側の端部に形成
した連結子用の係止部に連結子を係合させて一体化する
ので、係合が簡便かつ確実であると同時に、連結部材を
連結する箇所にのみ連結子を配設することができ、その
他の部分は躯体間隙内に連結子分の突出のない構成とす
ることができる。また、連結子用の係止部のすぐ内方に
防水シート用係止部を並設し、しかもこれらは角部付近
の躯体面に密接して位置し得るので、防水性能を損なわ
しめるおそれがなく防水シートを止着でき、かつ雨水の
躯体間隙奥方への浸入を防止することができると共に、
防水シートの止着状態を目視して確認することもでき
る。しかも、防水シートの止着は連結子のない部分では
躯体間隙内への突出がほとんどなく、躯体間隙が広く維
持できるので、防水シートの止着作業を簡便かつ確実に
する。
【0033】支持部材本体と連結子の互いの係止部と係
合部とを躯体間隙方向には離脱しない蟻結合の如き溝と
突起の係合構成とすれば、連結子が離脱するおそれがな
いのみならず、支持部材本体の連結子用の係止部と防水
シート用係止部とをいずれも躯体間隙連続方向に連続す
ることにより、連結子を支持部材本体に対してスライド
させて簡単に所定位置に設定することができ、防水シー
トの止着もより確実となる。
【0034】支持部材本体と連結子の一方又は両方の外
側面に連結部材と当接可能な突部を形成してあれば、連
結部材を変動自在に配設した場合に、連結部材の変動自
由性を一層高く保持し得る。連結子の受け部にはボルト
挿通孔を形成して連結部材と摺動自在にボルト連結する
ことができ、また、連結子の受け部にはばね体を係止可
能としてあれば、ばね体により変動吸収が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るエキスパンションジョ
イントの取付け状態を示す一部を断面視した側面図であ
る。
【図2】本発明の要部としての支持部材の部分斜視図で
ある。
【図3】支持部材の側面図である。
【図4】図1とは一部構成を変形した実施例のエキスパ
ンションジョイントの取付け状態を示す一部を断面視し
た側面図である。
【図5】図4の場合に使用された変形例としての支持部
材の側面図である。
【符号の説明】
1 支持部材 2 連結部材 3 ボルト 4 ばね体 5 ばね部材 6 カバー体 7 ボルト 9 取付部材 11 支持部材本体 12 連結子

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接躯体部に固着した各支持部材に連結
    部材を配設すると共に、この連結部材にカバー体を被着
    するようにしたエキスパンションジョイントにおいて、
    支持部材を支持部材本体と連結子との係合構成とし、支
    持部材本体は躯体端部に接合する適宜長尺状の固定面の
    一端側に連結子用の係止部と防水シート用係止部とを形
    成した構成を具備するものとし、連結子は連結部材連結
    用の受け部の一端側に上記連結子用の係止部と係合する
    本体係合部を形成した構成を具備するピース形の如き短
    幅体としてなり、上記支持部材本体と連結子の一方又は
    両方の外側面に連結部材と当接可能な突部を形成してな
    ることを特徴とするエキスパンションジョイント。
  2. 【請求項2】 支持部材本体の連結子用の係止部と連結
    子の本体係合部とを互いに躯体間隙方向には離脱しない
    蟻結合の如き係合構成とし、かつ上記連結子用の係止部
    と防水シート用係止部とをいずれも躯体間隙連続方向に
    連続する溝又は突起として形成してなる請求項1に記載
    のエキスパンションジョイント。
  3. 【請求項3】 上記連結子の受け部にはボルト挿通孔が
    形成してある請求項1または2に記載のエキスパンショ
    ンジョイント。
  4. 【請求項4】 上記連結子の受け部にはばね体が係止可
    能となっている請求項1乃至3のいずれかに記載のエキ
    スパンションジョイント。
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