JP2726005B2 - 成膜装置および成膜方法 - Google Patents

成膜装置および成膜方法

Info

Publication number
JP2726005B2
JP2726005B2 JP6168437A JP16843794A JP2726005B2 JP 2726005 B2 JP2726005 B2 JP 2726005B2 JP 6168437 A JP6168437 A JP 6168437A JP 16843794 A JP16843794 A JP 16843794A JP 2726005 B2 JP2726005 B2 JP 2726005B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
shower
gas
compartment
film forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6168437A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0835067A (ja
Inventor
公秀 綿谷
秀雄 井澤
弘 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JII TEI SHII KK
Original Assignee
JII TEI SHII KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JII TEI SHII KK filed Critical JII TEI SHII KK
Priority to JP6168437A priority Critical patent/JP2726005B2/ja
Publication of JPH0835067A publication Critical patent/JPH0835067A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2726005B2 publication Critical patent/JP2726005B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置などを製造す
る際に適用される成膜装置および成膜方法に係り、特に
膜質が均一な薄膜が効率よく得られ、半導体集積回路、
多層金属配線間絶縁膜、ゲート絶縁膜などの成膜に有効
な成膜装置および成膜方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガラスなどの低融点基板上に薄
膜トランジスタなどを作製する際には、多層金属配線層
間絶縁膜、ゲート絶縁膜などが形成され、その場合、S
iH4もしくは有機シラン材料を用いたプラズマCVD
(Cemical Vapor Deposition)法あるいは常圧CVD法
などを用いてSiO2が形成される。
【0003】図6は従来の、プラズマCVDを用いて絶
縁膜等を成膜するための成膜装置の内部構造を示した概
略断面図である。反応炉壁1で囲まれた反応炉室2中に
おいて、サセプター3に基板4が支持されている。サセ
プター3は、その背面に設けられたヒーター5で加熱さ
れている。符号6はソースガスを基板4に供給するため
のシャワーを示す。シャワー6は、シャワー室17と、
このシャワー室17と反応炉室2の外部とに連通するガ
ス供給管8と、基板4に対向して多数の噴き出し孔7を
有する噴き出し面6aとからなる。そしてガス供給管8
からシャワー室17内へ供給されたガスが、噴き出し孔
7から基板4に向かって噴き出されるようになってい
る。またシャワー6は、反応炉室2の外部においてRF
(高周波)電源に接続されている。さらにシャワー6の
噴き出し孔7は、図7に示すように、その大きさ、およ
びシャワーの噴き出し面6aにおける面内分布密度が均
一に設けられており、これによって基板4に噴き付けら
れるガスの量が基板4の面内で均一になるように構成さ
れている。そして成膜を行なう際には、シャワー6から
基板4にソースガスを供給しつつ、シャワー6にRFを
印加して電極を兼ねたシャワー6と基板4との間で放電
を起こさせる。このことにより基板4上にはプラズマC
VDによって成膜された薄膜ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の装置を用いてCVDを行なう際には、基板の
中央部では供給されたガスの反応が不十分となり中間成
生物が多く存在する。そのため、基板上、特に基板中央
には上記中間成生物が多く残留し、これが膜中に取り込
まれることになる。その結果、基板中央部で膜中欠陥が
多くなり膜質が悪くなるといった問題が生じていた。ま
た、このようにして作製された基板は基板面内の電気的
特性など、面内特性のばらつきがあり、これを用いて半
導体集積回路、特に液晶ディスプレイのような大面積の
製品を製造するのは困難であった。本発明は前記事情に
鑑みてなされたもので、成膜時の中間生成物の生成を低
減せしめ、基板面内における膜質が均一な膜が得られる
ようにした成膜装置および成膜方法の提供を目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1〜3に記載の発明は、化学気相析出法によ
り基板上に薄膜を成膜する装置であって、シャワー室
と、該シャワー室にソースガスを供給するガス供給管
と、上記基板に対向し上記シャワー室内のガスを該基板
に向かって噴き出す多数の噴き出し孔が形成された噴き
出し面とからなるシャワーを備えてなり、上記噴き出し
面内における上記噴き出し孔の分布密度が、上記噴き出
し面の周辺部よりも中央部のほうが高くなっている、あ
るいは上記噴き出し孔の大きさが上記噴き出し面の周辺
部よりも中央部のほうが大きくなっていることを特徴と
する成膜装置である。また、請求項4〜6に記載の発明
は、化学気相析出法により基板上に薄膜を成膜する装置
であって、シャワー室と、該シャワー室内を隔壁で仕切
って設けられた隔室と、上記シャワー室にソースガスを
供給するシャワー室ガス供給管と、上記隔室にこれとは
別のソースガスを供給する隔室ガス供給管と、上記基板
に対向し、上記シャワー室内のソースガスを該基板に向
かって噴き出す多数のシャワー室噴き出し孔および上記
隔室内のソースのガスを該基板に向かって噴き出す多数
の隔室噴き出し孔が形成された噴き出し面とからなるシ
ャワーを備えてなり、上記噴き出し面内において、上記
シャワー室噴き出し孔および隔室噴き出し孔の少なくと
も一方の分布密度が上記噴き出し面の周辺部よりも中央
部のほうが高くなっている、あるいは上記シャワー室噴
き出し孔および隔室噴き出し孔の少なくとも一方の大き
さが上記噴き出し面の周辺部よりも中央部のほうが大き
くなっていることを特徴とする成膜装置である。また、
請求項7記載の成膜方法は、請求項1〜3のいずれか一
項に記載の成膜装置を用い、基板に対してソースガスを
供給し、化学気相析出法により該基板上に薄膜を成膜す
る方法であって、上記ソースガスを、上記基板の成膜面
内において、周辺部よりも中央付近に多量に供給する
とを特徴とするものである。また、請求項8または請求
項9に記載の成膜方法は、請求項4〜6のいずれか一項
に記載の成膜装置を用い、基板に対して第1のソースガ
スおよびこれとは別の第2のソースガスをそれぞれ供給
して該基板上でこれらを反応せしめ、化学気相析出法に
より該基板上に薄膜を成膜する方法であって、上記第1
のソースガスおよび第2のソースガスの少なくとも一方
のガスを、上記基板の成膜面内において、周辺部よりも
中央付近に多量に供給することを特徴とするものであ
る。
【0006】
【作用】本発明によれば、成膜装置のシャワー噴き出し
面内における、噴き出し孔の分布密度を不均一にする、
あるいは噴き出し孔の大きさを不均一にして、基板に供
給されるガスの量を、その成膜面内において不均一に制
御することによって、成膜時の中間生成物の生成を制御
することができる。その結果、成膜状態、膜質などの制
御が可能となる。特に、成膜装置のシャワー噴き出し孔
の分布密度が噴き出し面の周辺部より中央部のほうが高
くなるようにする、あるいは噴き出し孔の大きさが噴き
出し面の周辺部より中央部のほうが大きくなるようにし
て、基板中央部へのガスの供給量が周辺部への供給量よ
りも多くなるようにすることによって、基板中央部での
反応を促進させて中間生成物の生成を低減させることが
できる。
【0007】また2種類のガスを反応させて薄膜を成膜
する際に、シャワー室内に、隔壁で仕切られた隔室を設
け、それぞれにガスを供給する管を設けるとともに、シ
ャワーの噴き出し面には、シャワー室内のガスが噴き出
されるシャワー室噴き出し孔と隔室内のガスが噴き出さ
れる隔室噴き出し孔とをそれぞれ形成し、かつこれらシ
ャワー室噴き出し孔と隔室噴き出し孔の少なくとも一方
の分布密度あるいは大きさを不均一にして、2つのガス
がシャワー室内で分離した状態とされ、それぞれが基板
に供給されるようにすることによって、2つのガスの供
給条件をそれぞれ制御することが可能となり、成膜条件
を細かく制御することができる。その結果、高品質で膜
質のばらつきが少ない膜を成膜することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を詳しく説明する。図1は本発
明の成膜装置の第1の例におけるシャワー噴き出し面を
示したものである。この第1の例の成膜装置は、従来の
成膜装置においてシャワー6の噴き出し孔7の分布密度
が不均一になるようにしたものである。この例のシャワ
ー6はその噴き出し面6a内において、噴き出し孔7の
面内分布密度が周辺部よりも中央部のほうが高くなるよ
うに形成されたものである。このように噴き出し孔7の
分布密度を不均一にすることによって、成膜を行なう際
には、基板4に対して供給されるソースガスの量が基板
4の周辺部よりも中央付近で多くなる。その結果、基板
4の中央部分での反応が周辺部に比べて促進されことに
より、中間成生物の生成が低減されて均一な膜質の薄膜
を得ることができる。また噴き出し孔7の分布状態はこ
の例に限らず、所望の成膜条件によって適宜変えること
ができる。
【0009】図2は本発明の成膜装置の第2の例におけ
るシャワー噴き出し面を示したものである。この第2の
例の成膜装置は、従来の成膜装置においてシャワー6の
噴き出し孔7の大きさが不均一になるようにしたもので
ある。この例のシャワー6はその噴き出し面6a内にお
いて、噴き出し孔7の大きさが周辺部よりも中央部のほ
うが大きくなるように形成されたものである。このよう
に噴き出し孔7の大きさを不均一にすることによって、
成膜を行なう際には、基板4に対して供給されるソース
ガスの量が基板4の周辺部よりも中央付近で多くなる。
その結果、基板4の中央部分での反応が周辺部に比べて
促進されることにより、中間成生物の生成が低減されて
均一な膜質の薄膜を得ることができる。また噴き出し孔
7の大きさはこの例に限らず、所望の成膜条件によって
適宜変えることができる。
【0010】図3は本発明の成膜装置の第3の例を示し
たもので、(a)は装置の概略断面図、(b)はシャワ
ー機構の要部断面図である。図3の構成要素において、
図6と同一の構成要素については同一符号を付してその
説明を省略する。この第3の例の装置は、シャワー室1
7内に隔壁で仕切られた隔室10が設けられており、こ
れらシャワー室17および隔室10には、それぞれシャ
ワー室ガス供給管13および隔室ガス供給管12からソ
ースガスが供給されるようになっている。そして、シャ
ワー噴き出し面6aにおいては、シャワー室17に連通
するシャワー室噴き出し孔27および隔室10に連通す
る隔室噴き出し孔11が設けられている。また、シャワ
ー室ガス供給管13および隔室ガス供給管12は反応炉
壁1に設けられた貫通孔1a,1aに挿通されて設けら
れ、この貫通孔1aとシャワー室ガス供給管13外壁お
よび隔室ガス供給管12外壁との隙間は真空絶縁シール
16によってそれぞれ気密状態に封止されている。ここ
で隔室10は管状に形成することもできる。また隔室1
0内と隔室ガス噴き出し口11とが管路14で連絡して
いる構成とすることができる。
【0011】図4は上記第3の例のシャワー噴き出し面
6aを示したものである。この例において、シャワー室
ガス噴き出し孔27は噴き出し面6a全体にわたって均
一な分布密度で設けられており、一方隔室噴き出し孔1
1は噴き出し面6aの中央部分での分布密度が周辺部分
よりも高くなるように設けられている。また、これら隔
室噴き出し孔11の分布とシャワー室噴き出し孔27の
分布とが反対になるように構成することも可能である。
またこれら噴き出し孔の分布状態はこの例に限らず、所
望の成膜条件によって適宜変えることができる。
【0012】このような装置を用いて成膜を行なう際に
は、シャワー室17と隔室10には、成膜のための2つ
のソースガスがそれぞれ供給され、それらが混合される
ことなく基板4へ噴き出される。すなわち、第1のソー
スガスはシャワー室ガス供給管13からシャワー室17
へ供給され、シャワー室噴き出し孔27から噴き出され
る。一方第2のソースガスは隔室ガス供給管12から隔
室10へ供給され、隔室噴き出し孔11から噴き出され
る。例えば、TEOS(正ケイ酸エチル)ガスと酸素ガ
スを用いてSiO2膜を成膜する場合、基板中央部にお
ける酸素ガスの流量がTEOSガスの流量よりも多くな
るように、ガスを供給することによって、基板中央部で
の中間生成物の生成を低減することができる。このこと
は、図3および図4に示した装置においては、シャワー
室17にTEOSガスを供給し、隔室10に酸素ガスを
供給することによって達成できる。特に2つのソースガ
スのうちの一方のガスに有機シランガス等を用いる場合
は、反応する有機シランガスの基板上へのガス供給量を
変化させずに、中央部での反応をより促進するためにも
う一方のガスの基板上への供給量を変化させて膜質の面
内不均一を小さくすることができる。
【0013】図5は本発明の装置の第4の例を示したも
のである。この例の装置は上記第3の例の装置におい
て、シャワー噴き出し面6aにおける隔室噴き出し孔1
1の分布密度を均一にし、その大きさを不均一に形成し
たものである。この例のシャワー6は、シャワー室噴き
出し孔27は均一な大きさで形成され、一方、隔室噴き
出し孔11の大きさが噴き出し面の周辺部よりも中央部
のほうが大きくなるように形成されている。またこれら
隔室噴き出し孔11の大きさとシャワー室噴き出し孔2
7の大きさとが反対になるように構成することも可能で
ある。またこれら噴き出し孔の大きさはこの例に限ら
ず、所望の成膜条件によって適宜変えることができる。
【0014】例えば、TEOSガスと酸素ガスを用いて
SiO2膜を成膜する場合、基板中央部における酸素ガ
スの流量がTEOSガスの流量よりも多くなるように、
ガスを供給することによって、基板中央部での中間生成
物の生成を低減することができる。このことは、図3お
よび図5に示した装置においては、シャワー室17にT
EOSガスを供給し、隔室10に酸素ガスを供給ことに
よって達成できる。さらに、特に2つのソースガスのう
ちの一方のガスに有機シランガス等を用いる場合は、反
応する有機シランガスの基板上へのガス供給量を変化さ
せずに、中央部での反応をより促進するためにもう一方
のガスの基板上への供給量を変化させて膜質の面内不均
一を小さくすることができる。
【0015】(実施例1)上記第3の例の装置を用いて
成膜を行った。5”角基板をサセプター3にセットし、
シャワー室ガス供給管13からTEOSガスを供給し、
隔室ガス供給管12からO2ガスを供給した。13.5
6MHz、300W以下のRFを印加し、プラズマCV
Dにより基板上にSiO2膜を成膜した。得られたSi
2膜についてその基板内の25点での屈折率の分布を
測定したところ、1.46±0.01であった。また成
膜したSiO2を用いてMOSキャパシタを作製し、こ
のキャパシタ50個の絶縁耐圧の度数分布を調べた。そ
の結果を図8に示す。得られたキャパシタの絶縁耐圧の
平均値は7.95(MV/cm)、分散値は1.76
(MV/cm)であった。
【0016】(比較例1)図6に示した従来の装置を用
いて成膜を行った。TEOSガスおよびO2ガスを混合
した状態でガス供給管8からシャワー室17に供給した
他は、上記実施例1と同様にしてSiO2膜を成膜し
た。得られたSiO2膜についてその基板内の25点で
の屈折率の分布を測定したところ、1.45±0.04
であった。また成膜したSiO2を用いてMOSキャパ
シタを作製し、このキャパシタ50個の絶縁耐圧の度数
分布を調べた。その結果を図9に示す。得られたキャパ
シタの絶縁耐圧の平均値は6.99(MV/cm)、分
散値は1.93(MV/cm)であった。これら実施例
1および比較例1の結果より、本発明によれば、従来の
ものに比べて、屈折率の面内均一性が大幅に改善された
SiO2膜が得られ、そのSiO2膜を用いたMOSキャ
パシタは、絶縁耐圧の平均値が向上され、分散値も大幅
に改善されることが認められた。
【0017】上記実施例においてはプラズマCVD法を
用いた成膜方法について説明したが、本発明はこれに限
らず、他のCVD法にも適用が可能である。また、上記
の実施例においてソースガスの例としてTEOSガスお
よびO2を例に挙げて説明したが、本発明はこれらに限
られるものではなく、2種類の異なるガスを反応させて
成膜を行なうものであれば、広く適用可能である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、成
膜装置のシャワー噴き出し面内における、噴き出し孔の
分布密度を不均一にする、あるいは噴き出し孔の大きさ
を不均一にして、基板に供給されるガスの量を、その成
膜面内において不均一に制御することによって、成膜時
の中間生成物の生成を制御することができる。その結
果、成膜を効率的に行なうことができる。特に、成膜装
置のシャワー噴き出し孔の分布密度が噴き出し面の周辺
部より中央部のほうが高くなるようにする、あるいは噴
き出し孔の大きさが噴き出し面の周辺部より中央部のほ
うが大きくなるようにして、基板中央部へのガスの供給
量が周辺部への供給量よりも多くなるようにすることに
よって、基板中央部での反応を促進させて中間生成物の
生成を低減させることができる。その結果、膜質が均一
で高品質の膜を得ることができ、良好な半導体集積回
路、特に液晶ディスプレイのような大面積のものの作製
も可能となる。
【0019】また2種類のガスを反応させて薄膜を成膜
する際に、シャワー室内に、隔壁で仕切られた隔室を設
け、それぞれにガスを供給する管を設けるとともに、シ
ャワーの噴き出し面には、シャワー室内のガスが噴き出
されるシャワー室噴き出し孔と隔室内のガスが噴き出さ
れる隔室噴き出し孔とをそれぞれ形成し、かつこれらシ
ャワー室噴き出し孔と隔室噴き出し孔の少なくとも一方
の分布密度あるいは大きさを不均一にして、2つのガス
がシャワー室内で分離した状態とされ、それぞれが基板
に供給されるようにすることによって、2つのガスの供
給条件をそれぞれ制御することが可能となり、成膜条件
を精密に制御することができる。その結果、高品質で膜
質のばらつきが少ない膜を成膜することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の成膜装置の第1の例におけるシャワ
ー噴き出し面の平面図である。
【図2】 本発明の成膜装置の第2の例におけるシャワ
ー噴き出し面の平面図である。
【図3】 本発明の成膜装置の第3の例を示したもの
で、(a)は装置の概略断面図、(b)はシャワー機構
の要部断面図である。
【図4】 本発明の成膜装置の第3の例におけるシャワ
ー噴き出し面の平面図である。
【図5】 本発明の成膜装置の第4の例におけるシャワ
ー噴き出し面の平面図である。
【図6】 従来の成膜装置を示した概略断面図である。
【図7】 従来の成膜装置におけるシャワー噴き出し面
の平面図である。
【図8】 本発明によるMOSキャパシタの絶縁耐圧を
示すグラフである。
【図9】 従来例によるMOSキャパシタの絶縁耐圧を
示すグラフである。
【符号の説明】
4 基板 6 シャワー 6a 噴き出し面 7 噴き出し孔 8 ガス供給管 10 隔室 11 隔室噴き出し孔 12 隔室ガス供給管 13 シャワー室ガス供給管 17 シャワー室 27 シャワー室噴き出し孔
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−60875(JP,A) 特開 昭62−13573(JP,A) 特開 平5−144753(JP,A) 特開 平5−90169(JP,A) 特開 平7−312346(JP,A) 特開 平7−6961(JP,A) 特開 平4−654(JP,A) 特公 平4−31023(JP,B2)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化学気相析出法により基板上に薄膜を成
    膜する装置であって、シャワー室と、該シャワー室にソ
    ースガスを供給するガス供給管と、上記基板に対向し上
    記シャワー室内のガスを該基板に向かって噴き出す多数
    の噴き出し孔が形成された噴き出し面とからなるシャワ
    ーを備えてなり、上記噴き出し面内における上記噴き出
    し孔の分布密度が、上記噴き出し面の周辺部よりも中央
    部のほうが高くなっていることを特徴とする成膜装置。
  2. 【請求項2】 化学気相析出法により基板上に薄膜を成
    膜する装置であって、シャワー室と、該シャワー室にソ
    ースガスを供給するガス供給管と、上記基板に対向し上
    記シャワー室内のガスを該基板に向かって噴き出す多数
    の噴き出し孔が形成された噴き出し面とからなるシャワ
    ーを備えてなり、上記噴き出し孔の大きさが上記噴き出
    し面の周辺部よりも中央部のほうが大きくなっているこ
    とを特徴とする成膜装置。
  3. 【請求項3】 上記シャワーが高周波電源に接続され、
    該シャワーと上記基板間の放電によって、該基板上にプ
    ラズマ化学気相析出法による薄膜が形成されることを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の成膜装置。
  4. 【請求項4】 化学気相析出法により基板上に薄膜を成
    膜する装置であって、シャワー室と、 該シャワー室内を隔壁で仕切って設けられた隔室と、 上記シャワー室にソースガスを供給するシャワー室ガス
    供給管と、 上記隔室にこれとは別のソースガスを供給する隔室ガス
    供給管と、 上記基板に対向し、上記シャワー室内のソースガスを該
    基板に向かって噴き出す多数のシャワー室噴き出し孔お
    よび上記隔室内のソースのガスを該基板に向かって噴き
    出す多数の隔室噴き出し孔が形成された噴き出し面とか
    らなるシャワーを備えてなり、 上記噴き出し面内において、上記シャワー室噴き出し孔
    および隔室噴き出し孔の少なくとも一方の分布密度が、
    上記噴き出し面の周辺部よりも中央部のほうが高くなっ
    ていることを特徴とする成膜装置。
  5. 【請求項5】 化学気相析出法により基板上に薄膜を成
    膜する装置であって、シャワー室と、 該シャワー室内を隔壁で仕切って設けられた隔室と、 上記シャワー室にソースガスを供給するシャワー室ガス
    供給管と、 上記隔室にこれとは別のソースガスを供給する隔室ガス
    供給管と、 上記基板に対向し、上記シャワー室内のソースガスを該
    基板に向かって噴き出す多数のシャワー室噴き出し孔お
    よび上記隔室内のソースガスを該基板に向かって噴き出
    す多数の隔室噴き出し孔が形成された噴き出し面とから
    なるシャワーを備えてなり、 上記シャワー室噴き出し孔および隔室噴き出し孔の少な
    くとも一方の大きさが上記噴き出し面の周辺部よりも中
    央部のほうが大きくなっていることを特徴とする成膜装
    置。
  6. 【請求項6】 上記シャワーが高周波電源に接続され、
    該シャワーと上記基板間の放電によって、該基板上にプ
    ラズマ化学気相析出法による薄膜が形成されることを特
    徴とする請求項4または請求項5に記載の成膜装置。
  7. 【請求項7】 基板に対してソースガスを供給し、化学
    気相析出法により該基板上に薄膜を成膜する方法であっ
    て、 上記ソースガスを、上記基板の成膜面内において、周辺
    部よりも中央付近に多量に供給することを特徴とするこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の成膜装
    置を用いた成膜方法。
  8. 【請求項8】 基板に対して第1のソースガスおよびこ
    れとは別の第2のソースガスをそれぞれ供給して該基板
    上でこれらを反応せしめ、化学気相析出法により該基板
    上に薄膜を成膜する方法であって、上記第1のソースガ
    スおよび第2のソースガスの少なくとも一方のガスを、
    上記基板の成膜面内において、周辺部よりも中央付近に
    多量に供給することを特徴とする請求項4〜6のいずれ
    かに記載の成膜装置を用いた成膜方法。
  9. 【請求項9】 上記第1のガスとして有機シランガスを
    用い、上記第2のガスとして酸素ガスを用い、 有機シランガスを上記基板の成膜面内において、周辺部
    よりも中央付近に多量に供給し、 かつ酸素ガスを上記基板の成膜面内において、周辺部よ
    りも中央付近に多量ことを特徴とする請求項8記載の成
    膜方法。
JP6168437A 1994-07-20 1994-07-20 成膜装置および成膜方法 Expired - Fee Related JP2726005B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6168437A JP2726005B2 (ja) 1994-07-20 1994-07-20 成膜装置および成膜方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6168437A JP2726005B2 (ja) 1994-07-20 1994-07-20 成膜装置および成膜方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0835067A JPH0835067A (ja) 1996-02-06
JP2726005B2 true JP2726005B2 (ja) 1998-03-11

Family

ID=15868108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6168437A Expired - Fee Related JP2726005B2 (ja) 1994-07-20 1994-07-20 成膜装置および成膜方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2726005B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100466867B1 (ko) * 1997-07-03 2005-04-19 삼성전자주식회사 증착속도가일정한플라즈마인헨스드화학기상증착장치
JP4147608B2 (ja) * 1998-03-06 2008-09-10 東京エレクトロン株式会社 熱処理装置
US6942753B2 (en) * 2003-04-16 2005-09-13 Applied Materials, Inc. Gas distribution plate assembly for large area plasma enhanced chemical vapor deposition
JP4317120B2 (ja) * 2004-12-02 2009-08-19 キヤノンアネルバ株式会社 金属膜作製装置及び金属膜作製方法
JP5101029B2 (ja) * 2006-03-27 2012-12-19 三菱重工業株式会社 光電変換素子製造装置および光電変換素子製造方法
KR20090078538A (ko) * 2008-01-15 2009-07-20 삼성전기주식회사 샤워 헤드와 이를 구비하는 화학 기상 증착 장치
JP5026373B2 (ja) * 2008-09-04 2012-09-12 シャープ株式会社 気相成長装置及び気相成長方法
JP2009191365A (ja) * 2009-03-19 2009-08-27 Canon Anelva Corp 金属膜作製装置及び金属膜作製方法
US20120312234A1 (en) * 2011-06-11 2012-12-13 Tokyo Electron Limited Process gas diffuser assembly for vapor deposition system
JP6485270B2 (ja) * 2015-07-28 2019-03-20 三菱マテリアル株式会社 プラズマ処理装置用電極板

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6213573A (ja) * 1985-07-10 1987-01-22 Fujitsu Ltd Cvd装置
JPS6260875A (ja) * 1985-09-10 1987-03-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマcvd装置
JPH04654A (ja) * 1990-04-18 1992-01-06 Nec Corp バス制御方式
JP2926353B2 (ja) * 1990-05-29 1999-07-28 東芝機械株式会社 射出成形機のノズル後退量制御方法
JPH0590169A (ja) * 1991-09-25 1993-04-09 Hitachi Ltd ガス供給装置およびそれを備えたマイクロ波プラズマ成膜装置
JPH05144753A (ja) * 1991-11-21 1993-06-11 Nissin Electric Co Ltd 薄膜気相成長装置
JPH076961A (ja) * 1993-06-16 1995-01-10 Nec Yamaguchi Ltd プラズマ気相成長装置
JPH07312346A (ja) * 1994-05-18 1995-11-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマ処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0835067A (ja) 1996-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5863338A (en) Apparatus and method for forming thin film
JP5274229B2 (ja) プラズマcvd装置及びその方法
KR100272849B1 (ko) Cvd장치
JP4666912B2 (ja) プラズマで補強した原子層蒸着装置及びこれを利用した薄膜形成方法
KR100767294B1 (ko) Cvd장치
US6235112B1 (en) Apparatus and method for forming thin film
US5015330A (en) Film forming method and film forming device
EP1592051A1 (en) Cvd method for forming silicon nitride film on target substrate
US20100240216A1 (en) Film formation method and apparatus utilizing plasma cvd
JPS6318079A (ja) 薄膜形成方法及び装置
US10483135B2 (en) Etching method
KR20060007375A (ko) 플라즈마 처리 장치
JPH09148322A (ja) シリコン酸化膜の成膜方法及びプラズマcvd成膜装置
KR101246443B1 (ko) 금속계막의 성막 방법 및 기억 매체
JP2726005B2 (ja) 成膜装置および成膜方法
US7217326B2 (en) Chemical vapor deposition apparatus
US20240084450A1 (en) Shower head structure and plasma processing apparatus using the same
JP4151308B2 (ja) 処理装置のガス導入方法
JP2001262351A (ja) シャワーヘッド及び成膜装置
WO2007125836A1 (ja) Ti膜の成膜方法
JP2006049544A (ja) 基板処理装置及びこれを用いた基板処理方法
JPH08288223A (ja) 薄膜の製造方法
JP4570732B2 (ja) ガス噴出装置及び真空処理装置
JP3485505B2 (ja) 処理装置
JP2003203908A (ja) プラズマ処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19971104

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071205

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081205

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091205

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091205

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091205

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101205

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101205

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131205

Year of fee payment: 16

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees