JP2725744B2 - 格子状枠組体 - Google Patents

格子状枠組体

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JP2725744B2
JP2725744B2 JP18041695A JP18041695A JP2725744B2 JP 2725744 B2 JP2725744 B2 JP 2725744B2 JP 18041695 A JP18041695 A JP 18041695A JP 18041695 A JP18041695 A JP 18041695A JP 2725744 B2 JP2725744 B2 JP 2725744B2
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錬三 神野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、格子状枠組体に関
し、より詳しくは建築物の内外において仕切り体として
用いられる格子状枠組体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の内外に用いられる装飾性
を有する仕切り体(手摺用格子もしくは面格子)とし
て、外枠とその外枠の内部に設けられる格子状体とより
なる格子状枠組体が知られている。この格子状枠組体の
一例として、本出願人の提案になる特公平6−5799
0号公報に開示されているものがある。この公報のもの
では、角形パイプを格子構成部片とし、これら角形パイ
プを、内部に嵌挿される十字状の接手により相互に接続
して格子状枠組体を構成するようにしている。この場
合、格子構成部片の稜線が格子面に表れるようにするこ
とで装飾性等の向上が図られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報に開示のものも含めてこの種従来の格子状枠組体で
は、格子状体が外部に露出しているために、この格子状
枠組体を例えば屋外の手摺用に使用した場合に、小児等
がその格子状体に足を掛けてその格子状枠組体を乗り越
える危険性がある。このようなことから、より安全性を
重視した格子状枠組体として、図8に示されているよう
に格子状体に保護板を設ける構造が考えられる。この図
8に示される格子状枠組体100においては、断面コ字
状の外枠101の内側に格子状体102が取り付けられ
てなり、この格子状体102の片面に足掛け防止用の保
護板103がやはり外枠101の内側に組付けられてな
る構造とされる。
【0004】ところが、この図8に示される構造の場
合、断面コ字状の外枠101の内側溝内にゴミ,ほこり
等が溜まり易く、これらゴミ等が溜まったときに清掃が
極めて困難であるほか、保護板を取り外す必要がある場
合に枠組体全体を分解しなければならないという問題点
がある。また、このような構造では、保護板103に風
圧がかかった場合にその保護板103と格子状体102
とが接触しあってパタパタという騒音が発生するという
問題点もある。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、美観を損なうことなく足掛けの危険性を回
避するとともに、清掃も容易でかつ風圧による騒音の問
題も解消することのできる格子状枠組体を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前述の
目的を達成するために、本発明による格子状枠組体は、
外枠とその外枠の内部に設けられる格子状体とよりなる
枠組体本体の少なくとも片面に、スペーサを介して少な
くとも前記格子状体を覆うように保護板を取り付けてな
ることを特徴とするものである。
【0007】このように構成されている本発明の格子状
枠組体においては、枠組体本体の少なくとも片面に保護
板が取り付けられているので、小児等が格子状体に足を
掛けてよじ登るのを防止することができ、安全性の向上
を図ることができる。また、この保護板が枠組体本体に
対してスペーサを介して取り付けられていてその保護板
と枠組体本体との間に所定の間隔が形成されているの
で、この保護板の取付け部周辺にゴミ等が溜まるのを防
止することができ、また必要に応じて枠組体本体から保
護板を容易に取り外すことができる。さらに、この保護
板に風圧がかかってもその保護板が枠組体本体に接触す
ることがないので騒音の発生を回避することができる。
【0008】本発明において、前記保護板は、透明もし
くは半透明の樹脂板もしくは強化ガラス板よりなるもの
とするのが好ましい。こうすることで、保護板を通して
格子状体を透視することができ、この格子状体の有する
美観を損なうことがない。
【0009】また、前記保護板は、前記外枠の板体とそ
の保護板とを貫通するようにかつその保護板の表面側に
先端部が突出するように設けられるボルトと、このボル
トの先端部に螺合される袋ナットもしくは蝶ナットとに
より前記枠組体本体に取り付けられるのが好ましい。こ
のような構成によって、袋ナットもしくは蝶ナットを取
り外すことで、この保護板を枠組体本体から容易に取り
外すことができるとともに、保護板の表面を美観を損な
うことなくすっきりした形状にすることができる。
【0010】前記スペーサは、ナット,ワッシャー,ス
リーブもしくはパイプのうちのいずれか一つまたは二つ
以上の組み合わせよりなるものとなし得る。
【0011】本発明の他の目的は、後述される詳細な説
明から明らかにされる。しかしながら、詳細な説明およ
び具体的実施例は最も好ましい実施態様について説明す
るが、本発明の精神および範囲内の種々の変更および変
形はその詳細な説明から当業者にとって明らかであるこ
とから、具体例として述べるものである。
【0012】
【実施例】次に、本発明による格子状枠組体の具体的実
施例について、図面を参照しつつ説明する。
【0013】図1,図2に示されているように、本実施
例の格子状枠組体1は、枠組体本体2と、この枠組体本
体2の片面(表面)を覆うように取り付けられる保護板
3とよりなっている。この枠組体本体2は、角筒体で構
成される外枠4とその外枠4の内部に設けられる格子状
体5とよりなり、この格子状体5の端部がその外枠4の
内側面に取り付けられるて組み立てられている。
【0014】前記格子状体5は、図3(a)に示されて
いるように、角形パイプで構成される長さの等しい格子
構成部片6を、所要角度に削ぎ落とされた形状の端部同
士を突き合わせて、内部に嵌挿される略十字状の接手7
により接続し、この格子構成部片6の稜線8が表裏面に
表出するように格子状に組み立てられてなるものであ
る。また、格子構成部片6と外枠4との接続部において
は、図3(b)に示されているように、例えば略Y字状
の接手9が使用され、この接手9の脚片9aが外枠4に
形成される孔4aに嵌挿されて図示されない接手により
固定される。
【0015】一方、前記保護板3は、例えばポリカーボ
ネート,アクリル等の樹脂もしくは強化ガラスで構成さ
れる透明板(もしくは半透明板)よりなり、前記枠組体
本体2の外枠4の外形寸法と同寸法に断裁される。
【0016】この保護板3は、外枠4の表面側の板体4
bの内側からボルト10を挿通し、この外枠4と保護板
3との間に介挿されるスペーサとしてのナット11を介
して、この保護板3の表面側に突出するボルト10の先
端部に袋ナット12を螺合することにより前記枠組体本
体2に固定される(図2参照)。本実施例の格子状枠組
体1では、この保護板3の外周部が10組のボルト1
0,ナット11および袋ナット12により枠組体本体2
に取り付けられている。なお、このようにスペーサとし
てナット11を用いると、袋ナット12を取り外すだけ
でボルト10を落とさずに保護板3を容易に取り外すこ
とができる。
【0017】図4には、他の実施例に係る格子状枠組体
20が示されている。本実施例の格子状枠組体20にお
いて、枠組体本体21と、この枠組体本体21の表面を
覆うように取り付けられる保護板22とよりなる構造は
先の実施例と基本的に異なるところがない。本実施例で
は、格子構成部片23が稜線ではなくフラットな面を表
裏面に表出して互いに交差するように配置され、これら
格子構成部片23同士の交差部とその格子構成部片23
の外枠24への取付部とがリベット25により固定され
ている。本実施例においても、保護板22は、ナット
(スペーサ)11を介して、ボルト10(図示せず)と
袋ナット12とにより枠組体本体21に取り付けられ
る。
【0018】これらいずれの実施例においても、枠組体
本体2,21に対して所定間隔を隔てて保護板3,22
が取り付けられているので、これら保護板3,22の取
付け部周辺にゴミ等が溜まるのを防止することができ、
また必要に応じて袋ナット12を取り外すだけで枠組体
本体2,21から保護板3,22を容易に取り外すこと
ができる。さらに、これら保護板3,22に風圧がかか
ってもそれら保護板3,22が枠組体本体2,21に接
触することがないので騒音の発生を回避することができ
る。
【0019】前述の格子状枠組体の取付状態の一例が図
5に示されている。この図5の例では、前記格子状枠組
体20と同様の構成の格子状枠組体30が単体で、躯体
の切欠部31内に4個のブラケット32により取り付け
られている。なお、符号33で示されるのは、躯体の上
面に取り付けられる手摺りである。この例の場合、格子
状枠組体30の周囲に多少のスペースがあるので、保護
板34は枠組体本体の外形寸法と同寸法とされている。
【0020】図6の例は、前述の格子状枠組体1と同様
の格子状枠組体40を、躯体としての枠体41の取付空
間内に組み込んだものである。この例の場合、枠組体本
体42に対してその枠組体本体42の外形寸法よりやや
(例えば3〜5mm程度)小さめの保護板43が取り付
けられている。このように格子状枠組体40の周囲に余
分のスペースがない場合には枠組体本体42より小さめ
の保護板43を取り付けることで、この保護板43の取
り外しを容易に行うことができる。
【0021】図7は本発明の更に他の実施例を示すもの
である。この例では、格子状枠組体50の下半部のみが
保護板51で覆われ、上半部においては枠組体本体52
の格子状体53が露出している。このように格子状枠組
体50の設置高さ等を考慮して保護板51の取付位置を
適宜設定することができる。
【0022】前記各実施例においては、スペーサとして
ナット11を用いたものを説明したが、このスペーサと
しては他に、ワッシャー,スリーブもしくはパイプを用
いることができ、また例えばナットとワッシャーという
ように二つ以上のスペーサを組み合わせて用いることも
できる。
【0023】また、前記各実施例においては、ボルト1
0の先端部に袋ナット12を螺合するものとしたが、こ
の袋ナットに代えて蝶ナットもしくは袋ナットと同様形
状の樹脂製の止め具を用いることもできる。このように
袋ナット12等を用いることで、保護板の表面をすっき
りした形状にすることができ、格子状枠組体の意匠を高
めることができるとともに、ボルト10の先端部が剥き
出しにならないので怪我防止の効果もある。なお、これ
らボルト10,袋ナット12等による保護板の取り付け
箇所は格子状枠組体のサイズに合わせて適宜選択できる
のは言うまでもない。
【0024】前記実施例では、保護板を枠組体本体の片
面に設けるものとしたが、この保護板は枠組体本体の両
面に設けても良い。
【0025】前述のように、本発明は、種々に変更可能
なことは明らかである。このような変更は本発明の精神
および範囲に反することなく、また当業者にとって明瞭
な全てのそのような変形、変更は、請求の範囲に含まれ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例による格子状枠組体
の斜視図である。
【図2】図2は、本実施例の格子状枠組体を一部断面で
示す側面図である。
【図3】図3は、格子状体の交差部および外枠への取付
部の構造を一部断面で示す平面図である。
【図4】図4は、本発明の他の実施例による格子状枠組
体の斜視図である。
【図5】図5は、格子状枠組体の取付状態の一例を示す
正面図である。
【図6】図6は、格子状枠組体の取付状態の他の例を示
す正面図(a)および(a)のA方向側面図(b)であ
る。
【図7】図7は、本発明の更に他の実施例を示す正面図
(a)および側面図(b)である。
【図8】図8は、本発明の格子状枠組体の前提技術を示
す断面図である。
【符号の説明】
1,20,30,40,50 格子状枠組体2,21,
42,52 枠組体本体3,22,34,43,51
保護板4,24 外枠4b 板体5,53 格子状体1
0 ボルト11 ナット(スペーサ)12 袋ナット

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠とその外枠の内部に設けられる格子
    状体とよりなる枠組体本体の少なくとも片面に、スペー
    サを介して少なくとも前記格子状体を覆うように保護板
    を取り付けてなることを特徴とする格子状枠組体。
  2. 【請求項2】 前記保護板は、透明もしくは半透明の樹
    脂板もしくは強化ガラス板よりなることを特徴とする請
    求項1に記載の格子状枠組体。
  3. 【請求項3】 前記保護板は、前記外枠の板体とその保
    護板とを貫通するようにかつその保護板の表面側に先端
    部が突出するように設けられるボルトと、このボルトの
    先端部に螺合される袋ナットもしくは蝶ナットとにより
    前記枠組体本体に取り付けられることを特徴とする請求
    項1または2に記載の格子状枠組体。
  4. 【請求項4】 前記スペーサは、ナット,ワッシャー,
    スリーブもしくはパイプのうちのいずれか一つまたは二
    つ以上の組み合わせよりなることを特徴とする請求項1
    乃至3のうちのいずれかに記載の格子状枠組体。
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