JP2725365B2 - 低漏洩磁束型スピーカ - Google Patents
低漏洩磁束型スピーカInfo
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- JP2725365B2 JP2725365B2 JP9131589A JP9131589A JP2725365B2 JP 2725365 B2 JP2725365 B2 JP 2725365B2 JP 9131589 A JP9131589 A JP 9131589A JP 9131589 A JP9131589 A JP 9131589A JP 2725365 B2 JP2725365 B2 JP 2725365B2
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- magnetic
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は各種音響機器および映像機器に使用される低
漏洩磁束型スピーカに関するものである。
漏洩磁束型スピーカに関するものである。
従来の技術 従来のこの種の低漏洩磁束型スピーカは第2図に示す
ような構成であった。すなわち、主マグネット1を上部
プレート2と下部プレート3によりはさみ込んで構成さ
れた磁気回路4を一体化して樹脂によりモールド成形し
て構成されたフレーム5の周縁部に振動板6を接着し、
この振動板6を駆動させるためのボイスコイル7をその
中間部をダンパー8にて中心保持し、磁気ギャップ9に
はまり込むように結合し、振動板6のボイスコイル7と
の結合部の表面にダストキャップ10を接着してスピーカ
本体として構成されていた。さらに、下部プレート3の
背面部に主マグネット1と逆方向に着磁されたキャンセ
ルマグネット11とこれらの磁気回路4の側面部と背面部
とを被うシールドカバー12により構成されていた。
ような構成であった。すなわち、主マグネット1を上部
プレート2と下部プレート3によりはさみ込んで構成さ
れた磁気回路4を一体化して樹脂によりモールド成形し
て構成されたフレーム5の周縁部に振動板6を接着し、
この振動板6を駆動させるためのボイスコイル7をその
中間部をダンパー8にて中心保持し、磁気ギャップ9に
はまり込むように結合し、振動板6のボイスコイル7と
の結合部の表面にダストキャップ10を接着してスピーカ
本体として構成されていた。さらに、下部プレート3の
背面部に主マグネット1と逆方向に着磁されたキャンセ
ルマグネット11とこれらの磁気回路4の側面部と背面部
とを被うシールドカバー12により構成されていた。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、従来のこの種のスピーカは、キャンセ
ルマグネット11とシールドカバー12の効果により磁気回
路4からの漏洩磁束を低減させているのであるが、この
場合シールドカバー12の形状により、スピーカの磁気回
路4の側面部と背面部に関しては有効であるが、スピー
カ前面部に対しては、漏洩磁束をシールドする部品がな
いため多少の漏洩磁束が発生し、これ漏洩磁束に対する
要求レベルが非常に厳しい映像機器に対しては使用不可
能になるという問題点を有していた。
ルマグネット11とシールドカバー12の効果により磁気回
路4からの漏洩磁束を低減させているのであるが、この
場合シールドカバー12の形状により、スピーカの磁気回
路4の側面部と背面部に関しては有効であるが、スピー
カ前面部に対しては、漏洩磁束をシールドする部品がな
いため多少の漏洩磁束が発生し、これ漏洩磁束に対する
要求レベルが非常に厳しい映像機器に対しては使用不可
能になるという問題点を有していた。
本発明はこのような従来の問題点を解消し、漏洩磁束
に対して非常に優れた性能を有する低漏洩磁束型スピー
カを提供するものである。
に対して非常に優れた性能を有する低漏洩磁束型スピー
カを提供するものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明は、樹脂のフレーム
と一体化してモールド成形された磁気回路の上部プレー
トの上部と下部プレートのセンターポールの上部に、前
記の上部プレートと距離を設けて磁性金属体よりなる漏
洩磁束シールド用のプレートを配置し、これにより通常
漏洩磁束が非常に多いスピーカ前面方向への漏洩磁束を
シールドさせ、外部への漏洩磁束を低減させる構成とし
たものである。
と一体化してモールド成形された磁気回路の上部プレー
トの上部と下部プレートのセンターポールの上部に、前
記の上部プレートと距離を設けて磁性金属体よりなる漏
洩磁束シールド用のプレートを配置し、これにより通常
漏洩磁束が非常に多いスピーカ前面方向への漏洩磁束を
シールドさせ、外部への漏洩磁束を低減させる構成とし
たものである。
作用 上記の構成とすることで、従来のキャンセルマグネッ
トとシールドカバーによるスピーカの磁気回路の側面部
および背面部への磁気シールド効果に加え、前面部への
漏洩磁束に対しても、上部プレート前面と下部プレート
のセンターポール前面に配置された磁性金属体よりなる
プレートにより磁気シールドされ、外部への漏洩磁束は
大幅に低減される。
トとシールドカバーによるスピーカの磁気回路の側面部
および背面部への磁気シールド効果に加え、前面部への
漏洩磁束に対しても、上部プレート前面と下部プレート
のセンターポール前面に配置された磁性金属体よりなる
プレートにより磁気シールドされ、外部への漏洩磁束は
大幅に低減される。
実施例 以下、本発明の実施例の低漏洩磁束型スピーカについ
て、図面を参照して説明する。第1図に示すように主マ
グネット21を上部プレート22と下部プレート23によりは
さみ込んで構成された磁気回路24を樹脂によりモールド
成形してフレーム25に一体化し、上記上部プレート22の
モールドにより形成された樹脂部前面に磁性金属体より
なるシールド用プレート33を接着し、また下部プレート
23のセンターポール23aの前面には樹脂部34aと磁性金属
体部34bよりなるシールド用積層プレート34を磁性金属
体部34bが前面となるように装着し、上記フレーム25の
周縁部に振動板26を接着し、この振動板26を駆動させる
ためのボイスコイル27をその中間部をダンパー28にて中
心保持し、磁気ギャップ29にはまり込むように結合し、
振動板26のボイスコイル27との結合部の表面にダストキ
ャップ30を接着してスピーカ本体として構成している。
さらに下部プレート23の背面部に主マグネット21と逆方
向に着磁されたキャンセルマグネット31と、これらの磁
気回路24の側面部と背面部を被うシールドカバー32によ
り構成している。
て、図面を参照して説明する。第1図に示すように主マ
グネット21を上部プレート22と下部プレート23によりは
さみ込んで構成された磁気回路24を樹脂によりモールド
成形してフレーム25に一体化し、上記上部プレート22の
モールドにより形成された樹脂部前面に磁性金属体より
なるシールド用プレート33を接着し、また下部プレート
23のセンターポール23aの前面には樹脂部34aと磁性金属
体部34bよりなるシールド用積層プレート34を磁性金属
体部34bが前面となるように装着し、上記フレーム25の
周縁部に振動板26を接着し、この振動板26を駆動させる
ためのボイスコイル27をその中間部をダンパー28にて中
心保持し、磁気ギャップ29にはまり込むように結合し、
振動板26のボイスコイル27との結合部の表面にダストキ
ャップ30を接着してスピーカ本体として構成している。
さらに下部プレート23の背面部に主マグネット21と逆方
向に着磁されたキャンセルマグネット31と、これらの磁
気回路24の側面部と背面部を被うシールドカバー32によ
り構成している。
このようにすることで、通常シールドする部品がない
ため、漏洩磁束が多く発生するスピーカ前面方向に対し
ても上部プレート22の前面と下部プレート23のセンター
ポール23aの前面に樹脂により距離を設けて配置された
シールド用プレート33、シールド用積層プレート34から
なる磁性金属体により磁気シールドされ、スピーカの前
面方向への漏洩磁束は大幅に低減される。
ため、漏洩磁束が多く発生するスピーカ前面方向に対し
ても上部プレート22の前面と下部プレート23のセンター
ポール23aの前面に樹脂により距離を設けて配置された
シールド用プレート33、シールド用積層プレート34から
なる磁性金属体により磁気シールドされ、スピーカの前
面方向への漏洩磁束は大幅に低減される。
発明の効果 以上のように本発明は、従来のキャンセルマグネット
とシールドカバーによる磁気回路の側面方向および背面
方向に対する磁気シールド効果に加え、上部プレートの
前面方向と、下部プレートのセンターポールの前面方向
に、それぞれ樹脂により距離を設けて配置された磁性金
属体により磁気回路の前面方向に対する磁気シールドも
実施できるため、従来にない超低漏洩磁束型スピーカを
提供することができ、その工業的価値は非常に大なるも
のである。
とシールドカバーによる磁気回路の側面方向および背面
方向に対する磁気シールド効果に加え、上部プレートの
前面方向と、下部プレートのセンターポールの前面方向
に、それぞれ樹脂により距離を設けて配置された磁性金
属体により磁気回路の前面方向に対する磁気シールドも
実施できるため、従来にない超低漏洩磁束型スピーカを
提供することができ、その工業的価値は非常に大なるも
のである。
第1図は本発明の一実施例における低漏洩磁束型スピー
カの断面図、第2図は従来の低漏洩磁束型スピーカの断
面図である。 21……主マグネット、22……上部プレート、23……下部
プレート、24……磁気回路、25……フレーム、26……振
動板、27……ボイスコイル、28……ダンパー、29……磁
気ギャップ、30……ダストキャップ、31……キャンセル
マグネット、32……シールドカバー、33……シールド用
プレート、34……シールド用積層プレート。
カの断面図、第2図は従来の低漏洩磁束型スピーカの断
面図である。 21……主マグネット、22……上部プレート、23……下部
プレート、24……磁気回路、25……フレーム、26……振
動板、27……ボイスコイル、28……ダンパー、29……磁
気ギャップ、30……ダストキャップ、31……キャンセル
マグネット、32……シールドカバー、33……シールド用
プレート、34……シールド用積層プレート。
Claims (1)
- 【請求項1】主マグネットを上部プレートと下部プレー
トにはさみ込んでなる磁気回路と、この磁気回路の前面
に形成されたフレームと、上記上部プレートと下部プレ
ートのそれぞれの前面に樹脂により距離を設けてそれぞ
れ装着された磁性金属体と、上記フレームの周縁部に接
着されるとともに上記磁気回路の磁気ギャップにはまり
込むボイスコイルを結合した振動板と、上記下部プレー
トの背面部に装着されたキャンセルマグネットと、この
キャンセルマグネットと上記磁気回路を被うシールドカ
バーとで構成された低漏洩磁束型スピーカ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9131589A JP2725365B2 (ja) | 1989-04-11 | 1989-04-11 | 低漏洩磁束型スピーカ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9131589A JP2725365B2 (ja) | 1989-04-11 | 1989-04-11 | 低漏洩磁束型スピーカ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02268594A JPH02268594A (ja) | 1990-11-02 |
JP2725365B2 true JP2725365B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=14023034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9131589A Expired - Fee Related JP2725365B2 (ja) | 1989-04-11 | 1989-04-11 | 低漏洩磁束型スピーカ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2725365B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106303848B (zh) * | 2016-08-12 | 2019-05-14 | 苏州秀转电子有限公司 | 车载音响的电磁屏蔽装置 |
-
1989
- 1989-04-11 JP JP9131589A patent/JP2725365B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02268594A (ja) | 1990-11-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |