JP2725338B2 - カセットリール - Google Patents

カセットリール

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JP2725338B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばビデオテープカセットにテープを巻
装して収納するカセットリールに関する。
〔発明の概要〕
本発明は中央部と外周フランジ部とが樹脂材により2
色成形された上フランジを有するカセットリールであっ
て、上フランジの中央部と外周フランジ部を成形するそ
れぞれの成形ゲートをそれぞれの内面側に形成したこと
により、成形ゲートの残存跡は外面側には表出されずカ
セットリールの外観品質が向上されるようにしたもので
ある。
〔従来の技術〕
従来、ビデオテープカセットにテープを巻装して収納
するカセットリールとしては、第4図及び第5図(斜視
図及び中央部の断面図)に示すものが提案されている
(特開昭63−184979号公報参照)。
この第4図及び第5図において(1)は下フランジ
(2)が一体成形されたハブを示し、このハブ(1)の
上端面に中央部(3)を所要着色による不透明とし、外
周フランジ部(4)を透明とするABS樹脂,SAN樹脂等の
合成樹脂を使用して2色成形法により形成された上フラ
ンジ(5)がその中央部(3)において接合される。
この上フランジ(5)の着色中央部(3)はその外面
が外周フランジ部(4)の外面よりもわずかに窪ませて
あり、その中心部に透孔(6)が設けられて第6図に示
す如きビデオカセットケースcに設けられるカセットリ
ールに押えバネsの当接部をなすセンタピン(7)が突
出され、この透孔(6)と外周部との中間の外面側に成
形時の成形ゲートgが設けられている。また、透明外周
フランジ部(4)にはその内周側の2個所に着色中央部
(3)内に中心方向に突出する突出部(4a),(4a)が
形成されており、この突出部(4a),(4a)の外面側に
透明外周フランジ(4)の成形時における成形ゲートg
が設けられている。
また、ハブ(1)の下面側にはビデオテープレコーダ
本体に設けられるハブ駆動軸が嵌合し得るハブ駆動軸嵌
合穴(7)が設けられると共に、周面にはクランプピー
ス(図示せず)によりビデオテープの端末を挟着固定す
るためのクランプピース嵌合部(8)が設けられてお
り、このハブ(1)と一体の下フランジ(2)の外周に
はリールブレーキ係合歯(2a)が形成されている。
以上のように構成されたハブ(1)の上端面に上フラ
ンジ(5)をその着色中央部(3)の下面側において超
音波加熱により溶着して固定することによりカセットリ
ールを形成している。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように形成される従来のカセットリールにおける
上フランジは着色中央部の外面に成形ゲート跡が残存す
ると共にこの着色中央部に食い込んだ状態で突出される
外周フランジ部の突出部の外面にゲート跡が残存してそ
れぞれ表出するので外観を損なうことになり、特に8mm
ビデオテープカセット等の小径カセットリールの場合は
ゲート跡が目立ち製品が粗雑であるかの如き印象を与え
る不都合があった。
本発明はかかる点に鑑み、上フランジの中央部及び外
周フランジ部のゲート跡は外部から全く見えず外観的に
も優れたカセットリールを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明におけるカセット
リールは、上フランジの中央部と外周フランジ部とが少
なくとも中央部を不透明として2色成形され、上フラン
ジを中央部においてハブと接合されて成るものであっ
て、上フランジの中央部と外周フランジ部とのそれぞれ
の内面側にそれぞれの成形ゲートを形成して構成したも
のである。
〔作用〕
このように構成することにより、上フランジの中央部
及び外周フランジ部のゲート跡はそれぞれの内面側に位
置して外部から見えなくなり外観が向上される。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図乃至第3図を参照し
て説明するに、本例も本発明を第4図に示す従来例と同
様にビデオテープカセットに用いるカセットリールに適
用したものである。なおこの第1図乃至第3図において
前述した第4図及び第5図に対応する部材には同一符号
を付し、その詳細な説明は省略する。
本例においても第1図乃至第3図に示す如く、第4図
及び第5図に示すものと同様に、下フランジ(2)が一
体となったハブ(1)に接合する上フランジ(11)は中
央部(12)が着色等不透明で外周フランジ部(13)が透
明となされた2色成形により形成されている。
即ち、本例の上フランジ(11)は白色等の淡色合成樹
脂により成形されたハブ(1)の上端面(1a)に対応す
る中央部(12)には黒色等に着色された合成樹脂を、又
下フランジ(2)とほぼ同径の外周フランジ部(13)に
は透明な合成樹脂をそれぞれ用いて2色成形法により一
体に成形される。
この上フランジ(11)の中央部(12)はハブ(1)の
径よりもわずかに小径で、この外面側を周縁部を残して
凹面(12a)として形成して中心部に透孔(14)が形成
され、この透孔(14)から所要間隔を置いた周囲に複
数、図示例では6個の通孔(15)[(15a),(15b)]
が大小交互に形成されており、また周側面の内面側には
段部(16)が形成されている。そしてこの中央部(12)
の成形ゲートgは内面側に設けられている。
また、上フランジ(11)の外周フランジ部(13)は前
述した如く下フランジ(2)とほぼ同径で、中央部(1
2)と接合される内周縁(13a)の内面側に中央部(12)
の周側面の段部(16)に内面側から噛合状に接合される
複数、図示例では4個の衝撃受けリブ(17)〔(17
a),(17b),(17c),(17d)]が円周方向に所要間
隔で突設されている。
そして、この衝撃受けリブ(17)のうちの1個のリブ
(17a)は内方へ延長されてこの延長部(17a1)の内面
側に成形ゲートgが設けられている。
以上の構造の中央部(12)と外周フランジ部(13)は
前述した如く2色成形法により一体成形、即ち周側面と
内周縁(13a)及び段部(16)とリブ(17)とが接合さ
れて一体化され上フランジ(11)が形成される。
一方、ハブ(1)の上端面(1a)の中心部には前述し
た従来例のセンタピン(7)に対応する突起(21)が一
体に突設され、この突起(21)の周囲に上フランジ(1
1)の中央部(12)の通孔(15)[(15a),(15b)]
と対応して大小の突子(22)[(22a),(22b)]が交
互に突設されている。
そして、このハブ(1)の上端面(1a)には上フラン
ジ(11)の中央部(12)の成形ゲートgと対応する逃げ
凹部(23)が形成され、また上端面(1a)の周縁部に外
周フランジ部(13)の衝撃受けリブ(17a)の延長部(1
7a1)に対応して切欠状逃げ凹部(24)が形成されてい
る。
以上のように形成されるハブ(1)に対して上フラン
ジ(11)を接合するには、上フランジ(11)の中央部
(12)をハブ(1)の上端面(1a)に対応させて通孔
(15)を突子(22)に、大径孔(15a)と大径突子(22
a),小径孔(15b)と小径突子(22b)をそれぞれ一致
させて嵌挿することにより当接する。この状態でハブ
(1)の突起(21)が中央部(12)の中心透孔(14)か
らその先端部が突出されると共に中央部(12)の成形ゲ
ートg、即ちゲート跡はハブ(1)の逃げ凹部(23)
に、また外周フランジ部(13)の衝撃受けリブ(17a)
の延長部(17a1)及び成形ゲートg、即ちゲート跡は逃
げ凹部(24)にそれぞれ対応される。
そこで中央部(12)の通孔(15)の小径孔(15b)か
ら突出される小径突子(22b)の先端を溶融してかしめ
ることによりハブ(1)に対して上フランジ(11)が固
着される。この場合の小径突子(22b)のかしめにおい
てかしめ部(22b1)の径が大径孔(15a)から突出され
る大径突子(22a)と同径になるようになされている。
以上のように構成されるカセットリールは上フランジ
(11)の外周フランジ部(13)の成形は成形ゲートgが
内周縁部に設けられているため樹脂材は外周側に拡散状
に円滑に流動されて確実に成形できると共に、中央部
(12)の成形ゲート跡は内面側に位置し、また外周フラ
ンジ部(13)の成形ゲート跡は衝撃受けリブ(17)の延
長部(17a1)の内面側に位置し、即ち、両成形ゲート跡
はハブ(1)との接合面に位置し、しかも外周フランジ
部(13)のゲート跡は不透明の中央部(12)により覆い
隠されることになるので外面側からは全く見えず外観品
質が向上される。
また、衝撃受けリブ(17)がハブ(1)の上端面周囲
に対する位置決めとなるので、第1図に示す矢印A方向
に落下させる等の衝撃が加えられてもかしめ部(22b1
をはじめとする各突子(22a,22b)には衝撃が加わらず
上フランジ(11)の破損が防止され、強度的にも良好な
カセットリールが得られる。
以上、本発明の一実施例を説明したが、本発明はこの
実施例に限ることなく本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
種々変更できるものである。
例えば上フランジの中央部は黒色に限ることなく銀色
等のカセットのデザインに応じて種々の色に変更でき、
また外周フランジ部のリブの位置及び成形ゲートの位置
等も変更できるものである。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば上フランジの成形ゲート
跡は外面側に全く放出されないので外観品質を向上させ
ることができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるリールカセットの一実施例の要部
の断面図、第2図は同、平面図、第3図は同、他部の断
面図、第4図は従来のカセットリールの斜視図、第5図
は同、一部分の拡大断面図、第6図はビデオテープカセ
ットの斜視図である。 図中、(1)はハブ、(11)は上フランジ、(12)は中
央部、(13)は外周フランジ部、gは成形ゲートであ
る。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上フランジの中央部と外周フランジ部とが
    少なくとも上記中央部を不透明として2色成形され、 上記上フランジを上記中央部においてハブと接合されて
    成るカセットリールであって、 上記上フランジの上記中央部と上記外周フランジ部との
    それぞれの内面側にそれぞれの成形ゲートを形成したこ
    とを特徴とするカセットリール。
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