JP2723810B2 - 配線用遮断器 - Google Patents
配線用遮断器Info
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- JP2723810B2 JP2723810B2 JP21901894A JP21901894A JP2723810B2 JP 2723810 B2 JP2723810 B2 JP 2723810B2 JP 21901894 A JP21901894 A JP 21901894A JP 21901894 A JP21901894 A JP 21901894A JP 2723810 B2 JP2723810 B2 JP 2723810B2
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- Japan
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- cradle
- finger
- handle
- pin
- circuit breaker
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強制開離装置を備えた
配線用遮断器の改良に関するものである。
配線用遮断器の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の強制開離装置を備えた配線用遮断
器としては、本出願人が先に出願した実開平3−104
944号(実願平2−13851号)がある。これは図
6に示すように、ハンドル51の回転軸52に、先端を
可動接触子53に向けてく字状に屈曲させたアシストレ
バー54を枢着させ、このアシストレバー54の屈曲部
付近をクレドル55に係合させ、過大電流が流れ該クレ
ドル55の先端がトリガレバー56から外れクレドル5
5が回動するとアシストレバー54の先端54aが可動
接触子53をたたき、可動接触子53の可動接点53a
が固定接点56と溶着した場合にあっても強制開離させ
るものであった。
器としては、本出願人が先に出願した実開平3−104
944号(実願平2−13851号)がある。これは図
6に示すように、ハンドル51の回転軸52に、先端を
可動接触子53に向けてく字状に屈曲させたアシストレ
バー54を枢着させ、このアシストレバー54の屈曲部
付近をクレドル55に係合させ、過大電流が流れ該クレ
ドル55の先端がトリガレバー56から外れクレドル5
5が回動するとアシストレバー54の先端54aが可動
接触子53をたたき、可動接触子53の可動接点53a
が固定接点56と溶着した場合にあっても強制開離させ
るものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
本出願人が先に出願した強制開離装置を備えた配線用遮
断器は、これ以前ものに比べて優れたものであったが、
配線用遮断器の一層の製造コストの削減と小型化が要求
されている現在においては、アシストレバー54の組立
性が悪く、コストがかかるという問題があった。
本出願人が先に出願した強制開離装置を備えた配線用遮
断器は、これ以前ものに比べて優れたものであったが、
配線用遮断器の一層の製造コストの削減と小型化が要求
されている現在においては、アシストレバー54の組立
性が悪く、コストがかかるという問題があった。
【課題を解決するための手段】本発明は、前記のような
問題点を解決するためになされたもので、遮断器ケース
に二股状のハンドル本体の上部に取手部を連設したハン
ドルを軸支し、該ハンドル本体の両外側の下方に突設し
た突起に、中央が連結板により連結された2枚のフィン
ガ板部の内面を前記ハンドル本体の外面に接するように
したコ字型のフィンガを各フィンガ板部の上端に設けた
切欠凹部により嵌合支持させ、また、該ハンドルに連動
するクレドルを山型状の板材よりなるものとし、その基
端下方を軸ピンにより遮断器ケースに軸支するとともに
中央の山頂板部を前記二股状のハンドル本体内に位置さ
せたうえ先端をトリガーフックの係止孔に係止させ、該
クレドルの山頂板部の中央と前記フィンガの連結板との
間に引っ張りばねを取り付け、また、クレドルの軸ピン
の上方位置に、両端部の内側の軸部が二股状のハンドル
本体の周面に当接するが、両端部がフィンガの2枚のフ
ィンガ板部の内面に接しない長さのリセット用ピンを兼
ねる強制開離用ピンを突設し、さらに、トリップした際
における強制開離用ピンの回動軌跡上のフィンガ板部
に、内向きの折曲片を形成したことを特徴とするもので
ある。
問題点を解決するためになされたもので、遮断器ケース
に二股状のハンドル本体の上部に取手部を連設したハン
ドルを軸支し、該ハンドル本体の両外側の下方に突設し
た突起に、中央が連結板により連結された2枚のフィン
ガ板部の内面を前記ハンドル本体の外面に接するように
したコ字型のフィンガを各フィンガ板部の上端に設けた
切欠凹部により嵌合支持させ、また、該ハンドルに連動
するクレドルを山型状の板材よりなるものとし、その基
端下方を軸ピンにより遮断器ケースに軸支するとともに
中央の山頂板部を前記二股状のハンドル本体内に位置さ
せたうえ先端をトリガーフックの係止孔に係止させ、該
クレドルの山頂板部の中央と前記フィンガの連結板との
間に引っ張りばねを取り付け、また、クレドルの軸ピン
の上方位置に、両端部の内側の軸部が二股状のハンドル
本体の周面に当接するが、両端部がフィンガの2枚のフ
ィンガ板部の内面に接しない長さのリセット用ピンを兼
ねる強制開離用ピンを突設し、さらに、トリップした際
における強制開離用ピンの回動軌跡上のフィンガ板部
に、内向きの折曲片を形成したことを特徴とするもので
ある。
【0004】
【作用】このような配線用遮断器は、回路に過大電流が
流れた場合にトリガーフックが作動してクレドルの先端
が該トリガーフックの係止孔への係止が解除され、該ク
レドルが軸ピンを支点に下向きに動くと同時にハンドル
をトリップ位置まで回動させ、これに連れてクレドルの
山頂板部の中央と前記フィンガの連結板との間に取り付
けた引っ張りばねの力によりフィンガを該フィンガの下
端に設けた可動接点を固定接点から離れる方向に動かす
ことは従来と同様である。しかし、本発明においては、
クレドルの軸ピンの上方位置に両端部の内側の軸部が二
股状のハンドル本体の周面に当接するが、両端部がフィ
ンガの2枚のフィンガ板部の内面に接しない長さの強制
開離用ピンが突設されており、クレドルが下向きに回動
したときに前記強制開離用ピンの回動軌跡上のフィンガ
板部に内向きの折曲片が形成されているので、可動接点
が固定接点に溶着した場合にあっても該強制開離用ピン
が内向きの折曲片を叩き、フィンガを可動接点の開極側
へ作動させるので可動接点を固定接点から強制開離させ
ることができる。
流れた場合にトリガーフックが作動してクレドルの先端
が該トリガーフックの係止孔への係止が解除され、該ク
レドルが軸ピンを支点に下向きに動くと同時にハンドル
をトリップ位置まで回動させ、これに連れてクレドルの
山頂板部の中央と前記フィンガの連結板との間に取り付
けた引っ張りばねの力によりフィンガを該フィンガの下
端に設けた可動接点を固定接点から離れる方向に動かす
ことは従来と同様である。しかし、本発明においては、
クレドルの軸ピンの上方位置に両端部の内側の軸部が二
股状のハンドル本体の周面に当接するが、両端部がフィ
ンガの2枚のフィンガ板部の内面に接しない長さの強制
開離用ピンが突設されており、クレドルが下向きに回動
したときに前記強制開離用ピンの回動軌跡上のフィンガ
板部に内向きの折曲片が形成されているので、可動接点
が固定接点に溶着した場合にあっても該強制開離用ピン
が内向きの折曲片を叩き、フィンガを可動接点の開極側
へ作動させるので可動接点を固定接点から強制開離させ
ることができる。
【0005】また、前記強制開離用ピンはクレドルのリ
セット用ピンを兼ねるものとして、両端部の内側の軸部
が二股状のハンドル本体の周面に当接するものとしてい
るので、クレドルをリセットする場合にはハンドルをト
リップ状態からオフ状態に作動させれば、強制開離用ピ
ンにハンドル本体の周面が当接してクレドルを引っ張り
ばねに抗して逆回動させ該クレドルの先端を係止位置に
復帰しているトリガーフックの係止孔の下端孔縁上方に
引き上げるので、この状態でハンドルの回動を停止すれ
ば引っ張りばねの力でクレドルの先端はトリガーフック
の係止孔の下端孔縁に係止され該クレドルはリセットさ
れ、ハンドル、フィンガを安定した状態でオン、オフで
きるものである。したがって、強制開離用ピンはクレド
ルのリセット用ピンを兼ねるものとして、フィンガのフ
ィンガ板部に内向きの折曲片を形成したことにより強制
開離及びリセットを的確にできるものとしたもので、安
価に製造できるものである。
セット用ピンを兼ねるものとして、両端部の内側の軸部
が二股状のハンドル本体の周面に当接するものとしてい
るので、クレドルをリセットする場合にはハンドルをト
リップ状態からオフ状態に作動させれば、強制開離用ピ
ンにハンドル本体の周面が当接してクレドルを引っ張り
ばねに抗して逆回動させ該クレドルの先端を係止位置に
復帰しているトリガーフックの係止孔の下端孔縁上方に
引き上げるので、この状態でハンドルの回動を停止すれ
ば引っ張りばねの力でクレドルの先端はトリガーフック
の係止孔の下端孔縁に係止され該クレドルはリセットさ
れ、ハンドル、フィンガを安定した状態でオン、オフで
きるものである。したがって、強制開離用ピンはクレド
ルのリセット用ピンを兼ねるものとして、フィンガのフ
ィンガ板部に内向きの折曲片を形成したことにより強制
開離及びリセットを的確にできるものとしたもので、安
価に製造できるものである。
【0006】
【実施例】次に、本発明の実施例を図1、図2、図3、
図4及び図5により詳細に説明する。図1に示す1は遮
断器ケースであり、該遮断器ケース1は図5の分解図に
示すように縦に分割した図面上の位置から左側の外カバ
ー1a、中間カバー1b及び右側の外カバー1cからな
るものである。2はハンドルであり、該ハンドル2は図
4に示すように二股状のハンドル本体3の上部に取手部
4を連設したもので、該ハンドル本体3の両外側の上方
中央に突設した回転軸5、5を前記遮断器ケース1の左
側の外カバー1aと右側の外カバー1cの内面に設けた
軸穴6、6に嵌合して軸支されている。
図4及び図5により詳細に説明する。図1に示す1は遮
断器ケースであり、該遮断器ケース1は図5の分解図に
示すように縦に分割した図面上の位置から左側の外カバ
ー1a、中間カバー1b及び右側の外カバー1cからな
るものである。2はハンドルであり、該ハンドル2は図
4に示すように二股状のハンドル本体3の上部に取手部
4を連設したもので、該ハンドル本体3の両外側の上方
中央に突設した回転軸5、5を前記遮断器ケース1の左
側の外カバー1aと右側の外カバー1cの内面に設けた
軸穴6、6に嵌合して軸支されている。
【0007】7は下端に可動接点8を設けたフィンガで
あり、該フィンガ7は図4に示すように、2枚のフィン
ガ板部9、9の中央を連結板10により連結一体とした
内面を前記二股状のハンドル本体3の外面に接するもの
としたコ字型のもので、各フィンガ板部9、9の上端に
設けた切欠凹部11、11を前記ハンドル2の二股状の
ハンドル本体3の両外側の下方に突設した突起12、1
2に嵌合支持されている。13は前記ハンドル2に連動
するフィンガ7と、ハンドル2の安定位置を決定するク
レドルであり、該クレドル13は山型状の板材よりなる
もので図1において左側に位置している基端下方をピン
14により遮断器ケース1の中間カバー1bと右側の外
カバー1cに設けた軸穴15、15に軸支するとともに
中央の山頂板部を前記二股状のハンドル本体3内に位置
させたうえ先端をトリガーフック16に係止させ、該ク
レドル13の山頂板部の中央に設けた係止孔17と前記
フィンガ7の連結板10の後部に折曲形成した係止部1
8との間に引っ張りばね19を取り付けたもので、クレ
ドル13の先端がトリガーフック16に係止した状態
で、ハンドル2をオン、オフすれば前記フィンガ7が作
動して可動接点8の固定接点20への開閉を行うもので
ある。
あり、該フィンガ7は図4に示すように、2枚のフィン
ガ板部9、9の中央を連結板10により連結一体とした
内面を前記二股状のハンドル本体3の外面に接するもの
としたコ字型のもので、各フィンガ板部9、9の上端に
設けた切欠凹部11、11を前記ハンドル2の二股状の
ハンドル本体3の両外側の下方に突設した突起12、1
2に嵌合支持されている。13は前記ハンドル2に連動
するフィンガ7と、ハンドル2の安定位置を決定するク
レドルであり、該クレドル13は山型状の板材よりなる
もので図1において左側に位置している基端下方をピン
14により遮断器ケース1の中間カバー1bと右側の外
カバー1cに設けた軸穴15、15に軸支するとともに
中央の山頂板部を前記二股状のハンドル本体3内に位置
させたうえ先端をトリガーフック16に係止させ、該ク
レドル13の山頂板部の中央に設けた係止孔17と前記
フィンガ7の連結板10の後部に折曲形成した係止部1
8との間に引っ張りばね19を取り付けたもので、クレ
ドル13の先端がトリガーフック16に係止した状態
で、ハンドル2をオン、オフすれば前記フィンガ7が作
動して可動接点8の固定接点20への開閉を行うもので
ある。
【0008】また、過大電流が流れ、トリガーフック1
6がバイメタル21或いは瞬時ヨーク22により作動さ
れ、前記クレドル13の先端のトリガーフック16の係
止孔16aへの係止が解除されクレドル13が軸ピン1
4を中心に図面中において下向きに動くと同時にハンド
ル2をトリップ位置まで回動させ、これに連れて引っ張
りばね19の力によりフィンガ7の下端の可動接点8が
固定接点20から離れるものである。23はクレドル1
3の軸ピン14の上方位置に突設した両端部の内側の軸
部がハンドル2の二股状のハンドル本体3の周面に接す
るが、両端部がフィンガ7の2枚のフィンガ板部9、9
の内面に接しないリセット用ピンを兼ねる強制開離用ピ
ンであり、通常のハンドル2をオン、オフさせる場合に
は支障の無いものとしている。
6がバイメタル21或いは瞬時ヨーク22により作動さ
れ、前記クレドル13の先端のトリガーフック16の係
止孔16aへの係止が解除されクレドル13が軸ピン1
4を中心に図面中において下向きに動くと同時にハンド
ル2をトリップ位置まで回動させ、これに連れて引っ張
りばね19の力によりフィンガ7の下端の可動接点8が
固定接点20から離れるものである。23はクレドル1
3の軸ピン14の上方位置に突設した両端部の内側の軸
部がハンドル2の二股状のハンドル本体3の周面に接す
るが、両端部がフィンガ7の2枚のフィンガ板部9、9
の内面に接しないリセット用ピンを兼ねる強制開離用ピ
ンであり、通常のハンドル2をオン、オフさせる場合に
は支障の無いものとしている。
【0009】この強制開離用ピン23は過大電流が回路
に流れた際にクレドル13の動きにつれて図2に示すよ
うに軸ピン14を中心に下向きに回動するので、可動接
点8が固定接点20に溶着した場合に該強制開離用ピン
23の回動軌跡に当たる位置にフィンガ7の2枚のフィ
ンガ板部9、9に内向きの折曲片24、24を形成して
おき、該強制開離用ピン23が折曲片24、24に叩き
つけ可動接点8が固定接点20から強制開離させるもの
である。
に流れた際にクレドル13の動きにつれて図2に示すよ
うに軸ピン14を中心に下向きに回動するので、可動接
点8が固定接点20に溶着した場合に該強制開離用ピン
23の回動軌跡に当たる位置にフィンガ7の2枚のフィ
ンガ板部9、9に内向きの折曲片24、24を形成して
おき、該強制開離用ピン23が折曲片24、24に叩き
つけ可動接点8が固定接点20から強制開離させるもの
である。
【0010】また、この強制開離用ピン23は前記した
ようにリセット用ピンを兼ねるものであるから、クレド
ル13をリセットする場合には図3に示すようにハンド
ル2をトリップ状態からオフ状態に作動させれは、該強
制開離用ピン23にハンドル本体3の周面が当接してク
レドル13を引っ張りばね19に抗して逆回動させクレ
ドル13の先端を係止位置に復帰したトリガーフック1
6の係止孔16の下端孔縁の上方に位置させることとな
るのでこの状態をとったらハンドル2の回動を解除すれ
ばクレドル13の先端がトリガーフック16の係止孔1
6の下端孔縁に係止され該クレドル13はリセットされ
ることとなる。
ようにリセット用ピンを兼ねるものであるから、クレド
ル13をリセットする場合には図3に示すようにハンド
ル2をトリップ状態からオフ状態に作動させれは、該強
制開離用ピン23にハンドル本体3の周面が当接してク
レドル13を引っ張りばね19に抗して逆回動させクレ
ドル13の先端を係止位置に復帰したトリガーフック1
6の係止孔16の下端孔縁の上方に位置させることとな
るのでこの状態をとったらハンドル2の回動を解除すれ
ばクレドル13の先端がトリガーフック16の係止孔1
6の下端孔縁に係止され該クレドル13はリセットされ
ることとなる。
【0011】また、この強制開離用ピン23は前記した
ようにリセット用ピンを兼ねるものであるから、クレド
ル13をリセットする場合には図3に示すようにハンド
ル2をトリップ状態からオフ状態に作動させれは、該強
制開離用ピン23にハンドル本体3の周面が当接してク
レドル13を引っ張りばね19に抗して逆回動させクレ
ドル13の先端を係止位置に復帰したトリガーフック1
6の係止孔16aの下端孔縁の上方に位置させることと
なるのでこの状態をとったらハンドル2の回動を解除す
ればクレドル13の先端がトリガーフック16の係止孔
16aの下端孔縁に係止され該クレドル13はリセット
されることとなる。
ようにリセット用ピンを兼ねるものであるから、クレド
ル13をリセットする場合には図3に示すようにハンド
ル2をトリップ状態からオフ状態に作動させれは、該強
制開離用ピン23にハンドル本体3の周面が当接してク
レドル13を引っ張りばね19に抗して逆回動させクレ
ドル13の先端を係止位置に復帰したトリガーフック1
6の係止孔16aの下端孔縁の上方に位置させることと
なるのでこの状態をとったらハンドル2の回動を解除す
ればクレドル13の先端がトリガーフック16の係止孔
16aの下端孔縁に係止され該クレドル13はリセット
されることとなる。
【0012】また、27は中性線用の可動接点8bを覆
うバリヤであり短絡時に発生するアークガスを異極すな
わち電圧側に窓孔26を介して流れ二次短絡を防止する
ものであり、オン、オフ及びとリップの状態のとき該バ
リヤ27が可動接点8bが固定接点20への開閉の障害
とならないように、該可動接点8bの両側を覆うととも
に前端上方に斜め上向きの長鍔部27aを設けものと
し、閉極時には固定接点20を設けた端子板30の上方
に形成された空隙部31に収まるものとしており、開極
時にはアークガスの発生する開極された可動接点8bと
固定接点20の上部を覆うものとされている。バリヤ2
7は可動接点8bと同時に動くものであるが、組付け誤
差等を吸収するため該バリヤ27は可動接点8bと若干
のゆとりをもって取り付けられている。なお、前記実施
例では2極の配線用遮断器で説明したが、1極の配線用
遮断器でもよいことは勿論である。
うバリヤであり短絡時に発生するアークガスを異極すな
わち電圧側に窓孔26を介して流れ二次短絡を防止する
ものであり、オン、オフ及びとリップの状態のとき該バ
リヤ27が可動接点8bが固定接点20への開閉の障害
とならないように、該可動接点8bの両側を覆うととも
に前端上方に斜め上向きの長鍔部27aを設けものと
し、閉極時には固定接点20を設けた端子板30の上方
に形成された空隙部31に収まるものとしており、開極
時にはアークガスの発生する開極された可動接点8bと
固定接点20の上部を覆うものとされている。バリヤ2
7は可動接点8bと同時に動くものであるが、組付け誤
差等を吸収するため該バリヤ27は可動接点8bと若干
のゆとりをもって取り付けられている。なお、前記実施
例では2極の配線用遮断器で説明したが、1極の配線用
遮断器でもよいことは勿論である。
【0013】
【発明の効果】本発明は前記説明によって明らかなよう
に、クレドルに突設した強制開離用ピンをクレドルのリ
セット用ピンを兼ねるものとするとともに、フィンガの
フィンガ板部に内向きの折曲片を形成したことにより、
強制開離及びリセットを的確にできるものとしたもの
で、安価に製造できるものである。従って、本発明は従
来の配線用遮断器の問題点を解決したものとして産業の
発展に寄与するところ大きいものである。
に、クレドルに突設した強制開離用ピンをクレドルのリ
セット用ピンを兼ねるものとするとともに、フィンガの
フィンガ板部に内向きの折曲片を形成したことにより、
強制開離及びリセットを的確にできるものとしたもの
で、安価に製造できるものである。従って、本発明は従
来の配線用遮断器の問題点を解決したものとして産業の
発展に寄与するところ大きいものである。
【図1】本発明の実施例を示す正面図である。
【図2】本発明の実施例を態様を異にして示す一部切欠
正面図である。
正面図である。
【図3】本発明の実施例を態様を異にして示す一部切欠
正面図である。
正面図である。
【図4】本発明の実施例に使用するハンドル、クレドル
及びフィンガを示す斜視図である。
及びフィンガを示す斜視図である。
【図5】本発明の実施例を分解した状態で示す斜視図で
ある。
ある。
【図6】従来例を示す正面図である。
1 遮断器ケース 2 ハンドル 3 二股状のハンドル本体 4 取手部 7 フィンガ 8 可動接点 9 フィンガ板部 10 連結板 11 切欠凹部 12 突起 13 クレドル 14 軸ピン 16 トリガーフック 16a 係止孔 19 引っ張りばね 20 固定接点 23 リセット用ピンを兼ねる強制開離用ピン 24 折曲片
Claims (1)
- 【請求項1】 遮断器ケース(1) に二股状のハンドル本
体(3) の上部に取手部(4) を連設したハンドル(2) を軸
支し、該ハンドル本体(3) の両外側の下方に突設した突
起(12)、(12)に、中央が連結板(10)により連結された2
枚のフィンガ板部(9) 、(9) の内面を前記ハンドル本体
(3) の外面に接するようにしたコ字型のフィンガ(7) を
各フィンガ板部(9) 、(9) の上端に設けた切欠凹部(1
1)、(11)により嵌合支持させ、また、該ハンドル(2) に
連動するクレドル(13)を山型状の板材よりなるものと
し、その基端下方を軸ピン(14)により遮断器ケース(1)
に軸支するとともに中央の山頂板部を前記二股状のハン
ドル本体(3) 内に位置させたうえ先端をトリガーフック
(16)の係止孔(16a) に係止させ、該クレドル(13)の山頂
板部の中央と前記フィンガ(7) の連結板(10)との間に引
っ張りばね(19)を取り付け、また、クレドル(13)の軸ピ
ン(14)の上方位置に、両端部の内側の軸部が二股状のハ
ンドル本体(3) の周面に当接するが、両端部がフィンガ
(7) の2枚のフィンガ板部(9) 、(9) の内面に接しない
長さのリセット用ピンを兼ねる強制開離用ピン(23)を突
設し、さらに、トリップした際における強制開離用ピン
(23)の回動軌跡上のフィンガ板部(9) に、内向きの折曲
片(24)を形成したことを特徴とする配線用遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21901894A JP2723810B2 (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 配線用遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21901894A JP2723810B2 (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 配線用遮断器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0883552A JPH0883552A (ja) | 1996-03-26 |
JP2723810B2 true JP2723810B2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=16728969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21901894A Expired - Lifetime JP2723810B2 (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 配線用遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2723810B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102019209747B3 (de) | 2019-07-03 | 2020-10-08 | Ellenberger & Poensgen Gmbh | Schutzschalter |
-
1994
- 1994-09-13 JP JP21901894A patent/JP2723810B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0883552A (ja) | 1996-03-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971114 |