JP2723731B2 - カセット装填装置 - Google Patents

カセット装填装置

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JP2723731B2
JP2723731B2 JP3343049A JP34304991A JP2723731B2 JP 2723731 B2 JP2723731 B2 JP 2723731B2 JP 3343049 A JP3343049 A JP 3343049A JP 34304991 A JP34304991 A JP 34304991A JP 2723731 B2 JP2723731 B2 JP 2723731B2
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栄 斎藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ビデオテープ
レコーダ等の磁気記憶再生装置のカセット装填装置に関
し、特に、カセットの装填を手動で行うポップアップ式
のカセット装填装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、図4および図5に示すように、
カセット2を収納するハウジング6と、このハウジング
6と装置本体4との間に設けられたリンク機構5とを具
備したカセット装填装置7が知られている。
【0003】従来より、このカセット装填装置7は、第
一リンク51と第二リンク52とが、その中央部に設け
られたリンクピン53で回動可能に係合されてリンク機
構5が構成されていた。そして、第一リンク51および
第二リンク52の一端に設けられた各支点ピン54がハ
ウジング6および装置本体4に回動可能に連結されてい
た。また、第一リンク51および第二リンク52の他端
に設けられた各摺動ピン55がハウジング6および装置
本体4に設けられたガイド溝61、41内を摺動可能と
なされていた。さらに、ハウジング6の外面側に設けら
れた支点ピン62と第二リンク52の摺動ピン55とに
は、蓋アングル63が係合されていた。
【0004】すなわち、このようになるカセット装填装
置7は、脱着位置(図5(a) 参照)の状態で、カセット
2を手8で掴みやすいように、ハウジング6よりもさら
に蓋アングル63が開くようになされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のカ
セット装填装置7の場合、ハウジング6に対して蓋アン
グル63が開くことによって、カセット2を掴みやすく
しているので、ハウジング6の外装部分に外装部品(図
示省略)を取り付ける際、ハウジング6に直接取り付け
ることができず、蓋アングル63に取り付けなければな
らず、デザイン的に制約を受けるといった不都合を生じ
ることとなる。
【0006】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
で、カセットの脱着を容易に行うことのできるととも
に、ハウジングに直接外装部品を取り付けることのでき
るカセット装填装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のカセット装填装置は、カセットを収納するハ
ウジングと、このハウジングと装置本体との間に設けら
れたリンク機構とを具備し、ハウジングを装填位置およ
び脱着位置にすることによって、リンクに設けられた摺
動ピンが、ハウジングおよび装置本体に設けられたガイ
ド溝を摺動するようになされたカセット装填装置であっ
て、前記ハウジング内に、カセットを支持するととも
に、ハウジング内をスライド移動可能となされたスライ
ドハウジングが設けられ、このスライドハウジングが、
ハウジングのガイド溝内を摺動する摺動ピンに回動可能
に連結され、ハウジングを装填位置にした状態で、ハウ
ジング内にスライドハウジングが収納され、脱着位置に
した状態で、ハウジング内からスライドハウジングがス
ライド突出するようになされたものである。
【0008】
【作用】本発明によると、ハウジング内に、カセットを
支持するとともに、ハウジング内をスライド移動可能と
なされたスライドハウジングを設け、このスライドハウ
ジングを、ハウジングのガイド溝内を摺動する摺動ピン
に回動可能に連結しているので、ハウジングを装填位置
にした状態で、ハウジング内にスライドハウジングを収
納し、脱着位置にした状態で、ハウジング内からスライ
ドハウジングをスライド突出させることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0010】図1は、ハウジング3の要部を示し、図2
および図3はカセット装填装置1の全体構成の概略を示
している。
【0011】すなわち、カセット装填装置1は、カセッ
ト2を収納するハウジング3と、このハウジング3と装
置本体4との間に設けられたリンク機構5とを具備し、
ハウジング3を装填位置(図(b)参照)にした状態
で、ハウジング3内にスライドハウジング30が収納さ
れ、脱着位置(図(a)参照)にした状態で、ハウジ
ング3内からスライドハウジング30がスライド突出す
るようになされている。
【0012】ハウジング3には長孔32が設けられてい
る。そして、この長孔32内に、スライドハウジング3
0から突出されたガイドピン33が挿入されるようにな
されている。そして、この長孔32方向に沿ってハウジ
ング3内をスライドハウジング30が摺動可能となされ
ている。また、スライドハウジング30には押さえバネ
34が設けられ、カセット2を装填した状態で、該カセ
ット2が装置本体4側に押さえられるようになされてい
る。
【0013】リンク機構5は、第一リンク51と第二リ
ンク52とが、その中央部に設けられたリンクピン53
で回動可能に係合されている。そして、第一リンク51
および第二リンク52の一端に設けられた各支点ピン5
4がハウジング3および装置本体4に回動可能に連結さ
れている。また、第一リンク51および第二リンク52
の他端に設けられた各摺動ピン55がハウジング3およ
び装置本体4に設けられたガイド溝31、41内を摺動
可能となされている。さらに、第二リンク52の摺動ピ
ン55には、スライドハウジング30が回動可能に連結
されている。
【0014】このようになるカセット装填装置1は、ス
ライドハウジング30にカセット2を挿入して、矢符A
方向から押圧することで、ハウジング3を脱着位置から
装填位置にすることができる。そして、この際、ハウジ
ング3のガイド溝31を摺動する摺動ピン55にスライ
ドハウジング30を回動可能に連結しているので、該摺
動ピン55の動きに連動して、スライドハウジング30
がハウジング3内を作動することとなる。すなわち、カ
イド溝31を移動する摺動ピン55の摺動にともなっ
て、ハウジング3内からスライドハウジング30が突出
したり、収納されたりすることとなる。また、ハウジン
グ3の長孔32内をスライドハウジング30のガイドピ
ン33が移動することとなり、このスライドハウジング
30の移動を案内するようになされている。
【0015】これにより、脱着位置(図(a)参照)
では、ハウジング3からスライドハウジング30が突出
しているので、カセット2を手8で掴んだまま、容易に
出し入れすることができる。また、装填位置(図
(b)参照)では、ハウジング3内にスライドハウジン
グ30が収納されることとなり、外観上はハウジング3
のみの状態となる。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、ハ
ウジングを装填位置にした状態で、ハウジング内にスラ
イドハウジングを収納し、脱着位置にした状態で、ハウ
ジング内からスライドハウジングをスライド突出させる
ことができるので、脱着位置で、ハウジングから突出し
たスライドハウジングに、カセットを容易に出し入れす
ることができる。
【0017】また、従来のようにハウジングの外装部分
に蓋アングルを設ける必要がなくなり、ハウジングに直
接外装部品を取り付けることが可能となる。その結果、
デザイン的に自由度のある外装部品を取り付けて、意匠
性に優れたカセット装填装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハウジングの要部構成を示す部分破断平面図お
よび側面図である。
【図2】カセット装填装置の全体構成の概略を示す正面
図である。
【図3】カセット装填装置の装填位置および脱着位置を
示す側面図である。
【図4】従来のカセット装填装置の全体構成の概略を示
す正面図である。
【図5】従来のカセット装填装置の装填位置および脱着
位置を示す側面図である。
【符号の説明】
1 カセット装填装置 2 カセット 3 ハウジング 30 スライドハウジング 4 装置本体 5 リンク機構 55 摺動ピン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセットを収納するハウジングと、この
    ハウジングと装置本体との間に設けられたリンク機構と
    を具備し、ハウジングを装填位置および脱着位置にする
    ことによって、リンクに設けられた摺動ピンが、ハウジ
    ングおよび装置本体に設けられたガイド溝を摺動するよ
    うになされたカセット装填装置であって、 前記ハウジング内に、カセットを支持するとともに、ハ
    ウジング内をスライド移動可能となされたスライドハウ
    ジングが設けられ、このスライドハウジングが、ハウジ
    ングのガイド溝内を摺動する摺動ピンに回動可能に連結
    され、ハウジングを装填位置にした状態で、ハウジング
    内にスライドハウジングが収納され、脱着位置にした状
    態で、ハウジング内からスライドハウジングがスライド
    突出するようになされたことを特徴とするカセット装填
    装置。
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JPH02137161A (ja) * 1988-11-17 1990-05-25 Toshiba Corp カセットホルダ装置

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