JP2722786B2 - 混圧抽気タービン - Google Patents

混圧抽気タービン

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JP2722786B2
JP2722786B2 JP2167348A JP16734890A JP2722786B2 JP 2722786 B2 JP2722786 B2 JP 2722786B2 JP 2167348 A JP2167348 A JP 2167348A JP 16734890 A JP16734890 A JP 16734890A JP 2722786 B2 JP2722786 B2 JP 2722786B2
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政義 立野
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、同一蒸気系統にてタービンから抽気蒸気を
抽気し、また混圧蒸気をタービンに供給する混圧抽気タ
ービンに関する。
〔従来の技術〕 同一蒸気系統にてタービンから抽気蒸気を抽気してプ
ロセスに供給し、またプロセスから混圧蒸気をタービン
に供給する混圧抽気タービンとして第2図に示すものが
知られている。
第2図において、混圧抽気タービン1は蒸気加減弁4
を備える高圧タービン部2と、高圧タービン部2からの
排気蒸気が抽気加減弁5を介して流入する低圧タービン
部3とからなり、低圧タービン部3にはこの排気蒸気が
導かれる復水器7が接続されている。なお、混圧抽器タ
ービン1には発電機8がカップリング9を介して接続さ
れている。
混圧抽気蒸気系11は高圧タービン部2の排気部からの
排気蒸気を抽気加減弁5により抽気圧が制御されてプロ
セス12に供給し、また抽気をせずにプロセス12から混圧
蒸気を高圧タービン部2の排気部に供給する。そして混
圧抽気蒸気系11には抽気加減弁5により抽気圧力を制御
するために使用される圧力検出器13と安全弁14とタービ
ン止め弁15とプラント止め弁16とが設けられている。な
おタービン止め弁15は通常プラント止め弁16が常時開に
なるので、タービン保護用として設けられている。
このような構成によりプロセス12に抽気蒸気を供給す
るときにはプラント止め弁16,タービン止め弁15は開状
態にして行なわれ、混圧抽気タービン1に供給される蒸
気は蒸気加減弁4と抽気加減弁5が制御され、抽気蒸気
は圧力検出器13で検出された圧力を介して図示しない制
御手段により所定の圧力に制御されて混在抽気蒸気系11
を経てプロセス12に供給される。そして高圧タービン部
2と低圧タービン部3とを流れて仕事をした後復水器7
に流入する蒸気により動力を発生し、この動力に見合っ
て発電機8は電力を発生する。
ところで、プロセス12から混圧蒸気を高圧タービン部
2の排気部に供給するときは、混圧蒸気を受け入れる上
流側の高圧タービン部2の空回し運転を防止する目的で
タービン止め弁15を閉にしてタービン負荷が10または20
%程度の負荷をとるように高圧,低圧タービン部2,3に
蒸気を流した後、タービン止め弁15を開にして混圧蒸気
をプロセスからタービンに供給するようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のようにタービン止め弁15を閉にして混圧蒸気を
タービンに供給するまでの0から10%または20%程度ま
でのタービン負荷をとるときには、起動時抽気加減弁は
開または閉の状態が考えられる。この場合抽気加減弁5
が開になっていれば問題はないが、誤操作により抽気加
減弁が閉になっていれば抽気圧力が上昇して計画値を超
過し、安全弁14を吹かす。また最悪の場合、安全弁の計
画吹出し量を超えることにより、抽気圧を安全弁の計画
吹出し圧力以上になり、このためタービンに過大な圧力
が加わり不安全になるという問題がある。
本発明の目的は、混圧蒸気供給時の運転上の誤操作に
より混圧抽気蒸気系の蒸気圧力が上昇することにより安
全弁を作動させることのない混圧抽気タービンを提供す
ることである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、本発明によれば同一蒸気
系統にて蒸気タービンから抽気加減弁により抽気圧力を
制御して抽気蒸気を外部に供給し、また外部からの混圧
蒸気を前記蒸気タービンに供給する混圧抽気タービンに
おいて、前記蒸気系統に抽気蒸気の流れと逆方向の流れ
を阻止する逆止弁と安全弁とを抽気蒸気の流れ方向にこ
の順で設け、さらに逆止弁をバイパスしてタービン止め
弁を備えるバイパス系を設けるものとする。
〔作用〕
タービンから抽気する場合、バイパス系のタービン止
め弁が閉のときは抽気蒸気はバイパス系を流れずに蒸気
系統を流れて外部に供給される。なお、タービン止め弁
が開のときには抽気蒸気はバイパス系をも経由して蒸気
系統を流れて外部に供給される。
ところで混圧蒸気をタービンに供給する混気運転のと
き、タービン止め弁を閉にして前述のように混圧蒸気を
タービンに供給するまでの間10または20%程度の負荷を
とる際、この負荷に見合う蒸気をタービンに供給する
が、この際誤操作により抽気加減弁が閉になっていて
も、タービンに供給された蒸気は抽気加減弁の上流のタ
ービン部で仕事をして低圧となった蒸気が蒸気系統に流
れる。したがって蒸気系統には過大な圧力が生ぜず、安
全弁は作動しない。
なお、混圧蒸気は逆止弁があるため、タービン止め弁
を開にしないかぎりタービンに供給されない。
〔実施例〕
以下図面を基づいて本発明の実施例について説明す
る。第1図は本発明の実施例による混圧抽気タービンの
系統図である。なお第1図において第2図の従来例と同
一部品には同じ符号を付し、その説明を省略する。第1
図において従来例と異なるのは下記の通りである。
混圧抽気蒸気系11に抽気蒸気の流れ方向と逆方向の流
れを阻止する逆止弁20と安全弁14と抽気蒸気の流れ方向
にこの順で配設し、さらに逆止弁20と圧力検出器13とを
バイパスしてタービン止め弁15と混圧蒸気の流れ方向の
流れを阻止する逆止弁21とを備えるバイパス系22とを設
ける。なお逆止弁21を設けることにより、混圧蒸気のみ
がバイパス系22を流れるようにしている。
このような構成によりブラント止め弁16を開にして混
在蒸気をタービンに供給する混気運転の際、タービン止
め弁15を閉にして混在蒸気をタービンに供給するまでの
間前記低負荷運転に見合う蒸気を蒸気加減弁4を経てタ
ービンに供給するが、この際誤操作により抽気加減弁5
が閉になっていてもタービンに供給された蒸気は高圧タ
ービン部2を流れて仕事をして低圧となり、混圧抽気蒸
気系11を逆止弁20を経てプロセス12に供給される。した
がって安全弁14を作動することがない。
プロセス12から混圧蒸気をタービンに供給するとき
は、タービン止め弁15を開にするとともに、抽気加減弁
5を開き、かつその開度を調整して、混圧抽気蒸気系11
の圧力を混圧蒸気を受入可能な圧力に低下させるように
すればよい。これにより、プロセス12からの混圧蒸気の
圧力が混圧抽気蒸気系11の圧力より高くなるため、混圧
蒸気がプロセス12から逆止弁20のためのバイパス系22を
経て混圧抽気蒸気系11からタービンに供給される。
なお、上記のバイパス系22に逆止弁21を設けている
が、逆止弁21を省略して抽気運転のときタービン止め弁
15を開にすることによりバイパス系22にも抽気蒸気を流
すこともできる。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれば混圧
蒸気,抽出蒸気が同一系統で流れる蒸気系統に抽気蒸気
の流れ方向と逆方向の流れを阻止する逆止弁と、この逆
止弁をバイパスし、タービン止め弁を備えるバイパス系
とを設けたことにより、混圧蒸気の混気運転時、混圧蒸
気をタービンに供給するまでの低負荷運転の際、誤操作
により抽気加減弁を閉にしてもタービンに供給される蒸
気は抽気加減弁の上流側のタービン部を流れて仕事を
し、低圧となって蒸気系統を経て外部に供給されるの
で、安全弁は作動することがなく、安全弁の吹出しによ
る蒸気の損失がなくなり、また蒸気系統の蒸気圧力を過
大に上昇しないのでタービンを安全に運転できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例による混圧抽気タービンの系統
図、第2図は従来の混圧抽気タービンの系統図である。 1:混圧抽気タービン、5:抽気加減弁、11:混圧抽気蒸気
系、14:安全弁、15:タービン止め弁、20:逆止弁、22:バ
イパス系。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一の蒸気系統にて蒸気タービンから抽気
    加減弁により抽気圧力を制御して抽気蒸気を外部に供給
    し、また外部からの混圧蒸気を前記蒸気タービンに供給
    する混圧抽気タービンにおいて、前記蒸気系統に抽気蒸
    気の流れと逆方向の流れを阻止する逆止弁と安全弁とを
    抽気蒸気の流れ方向にこの順で設け、さらに前記逆止弁
    をバイパスしてタービン止め弁を備えるバイパス系を設
    けたことを特徴とする混圧抽気タービン。
JP2167348A 1990-06-26 1990-06-26 混圧抽気タービン Expired - Lifetime JP2722786B2 (ja)

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JPH0458004A JPH0458004A (ja) 1992-02-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02276824A (ja) * 1989-01-11 1990-11-13 Kao Corp 新規なオルガノポリシロキサン及びその製造方法
JPH0485335A (ja) * 1990-07-26 1992-03-18 Kao Corp 新規なオルガノポリシロキサンの製造方法

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