JP2722458B2 - 映像信号再生装置 - Google Patents

映像信号再生装置

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JP2722458B2 JP62224592A JP22459287A JP2722458B2 JP 2722458 B2 JP2722458 B2 JP 2722458B2 JP 62224592 A JP62224592 A JP 62224592A JP 22459287 A JP22459287 A JP 22459287A JP 2722458 B2 JP2722458 B2 JP 2722458B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、高速再生時に再生映像信号をディジタル
再生映像信号に変換し、ディジタル再生映像信号をフィ
ールドメモリに書き込み、フィールドメモリから非同期
でディジタル再生信号を読み出すようにした映像信号再
生装置に関する。 〔従来の技術〕 回転2ヘッド型VTRにおいて、磁気テープの送り速度
を記録時に比して速くする高速再生が行われる。記録さ
れたビデオトラック間で水平同期信号の記録位置がずれ
ている場合、スキュー補正が0.5H遅延線を用いてなされ
ていた。 第4図は、記録トラックパターンと再生走査軌跡との
関係を示している。一対の回転磁気ヘッドの一方(Aヘ
ッドと称する)により形成されるトラックAiとその他方
(Bヘッドと称する)により形成されるトラックBiと
は、その始端が0.75H(H:1水平区間)のズレを有してい
る。隣接トラック間では、水平同期信号の記録位置が0.
25Hズレている。第4図では、簡単のため1トラック
(1フィールド)内の水平同期信号の個数を実際のもの
より少なく表している。破線で示すSAは、Aヘッドの走
査軌跡を示し、破線で示すSBは、Bヘッドの走査軌跡を
示している。これらの走査軌跡SA,SBは、磁気テープの
送り速度が通常再生時の4倍とされる場合のものであ
る。走査軌跡SA,SBにおいて、斜線を付した領域から再
生信号が得られ、他の領域では、アジマスロスによって
再生信号が得られない。 第4図から理解されるように、走査するトラックが隣
々接トラックへ移る場合並びに走査軌跡が(SB→SA)に
切り替わる場合に、水平同期信号の間隔に0.5Hの端数が
生じる。この端数は、再生画像の画曲りの原因となる。
従来では、スキュー歪補正のために、第5図に示す構成
が用いられていた。第5図において、1で示す入力端子
からの再生映像信号が通常再生時には、スイッチ回路2
を介して出力端子3に取り出される。高速再生時には、
スイッチ回路2が切り替わり、入力端子1と出力端子3
との間に、バッファ4と0.5Hの遅延線5とスイッチ回路
6とからなるスキュー歪補正回路が挿入される。スイッ
チ回路6は、端子7からの切り替え信号によって制御さ
れ、トラックジャンプが生じる毎に、遅延線5を介され
た信号とスルーの信号とを交互に選択して出力する。切
り替え信号は、再生RF信号のエンベロープレベル或いは
再生水平同期信号のジャンプを検出することによって形
成される。 第6図Aは、第4図に示される高速再生動作を行った
時に得られる水平同期信号である。Aヘッドがトラック
A4を走査し、トラックB4を横切ってトラックA3を走査す
る時に、水平同期信号の間隔が1.5Hとなる。同様に、B
ヘッドがトラックB2を走査し、トラックA1を横切ってト
ラックB1を走査する時に、水平同期信号の間隔が1.5Hと
なる。また、走査軌跡SAから走査軌跡SBに切り替る時の
水平同期信号の間隔が2.5Hとなる。これらの1.5H及び2.
5Hの数字は、全ての水平同期信号が再生された時の値で
ある。 スイッチ回路6は、第6B図に示す切り替え信号によっ
て制御され、切り替え信号がハイレベルの期間で、遅延
線5を通された信号が選択され、切り替え信号がローレ
ベルの期間でスルーの信号が選択される。従って、補正
後の水平同期信号が第6図Cに示すものとなる。 高速再生時には、アジマスが一致していない他のトラ
ックを走査した時に、ノイズバンドが生じる。フィール
ドメモリを用いた補間によって、このノイズバンドを除
去することが考えられている。第7図に示すように、入
力端子11からの再生カラー映像信号がA/D変換器12によ
ってディジタル化され、フィールドメモリ13に書き込ま
れる。フィールドメモリ13は、デュアルポートメモリで
あって、書き込みと読み出しが非同期で動作可能なもの
である。フィールドメモリ13からの出力がD/A変換器14
に供給され、出力端子15にアナログの再生カラー映像信
号が得られる。 16で示すメモリ制御回路から、書き込みアドレス,読
み出しアドレス,書き込み制御信号,読み出し制御信号
が供給される。17で示す端子に再生RF信号が得られ、こ
の再生RF信号がエンベロープ検波回路18に供給される。
レベル比較回路19において、再生RF信号のエンベロープ
のレベルが所定レベルと比較される。エンベロープが所
定レベルより大きい区間は、信号区間と判別され、一
方、エンベロープが所定レベル以下の区間は、ノイズ区
間と判別される。レベル比較回路19の出力信号がメモリ
制御回路16に供給され、信号区間で再生ディジタルカラ
ー映像信号がフィールドメモリ13に書き込まれ、ノイズ
区間では、フィールドメモリ13の書き込みが禁止され
る。 第4図に示される4倍速再生のトラックパターンと走
査軌跡との関係から分かるように、偶数倍速再生では、
Aヘッドの走査軌跡SAとBヘッドの走査軌跡SBとの間で
信号区間及びノイズ区間の関係が互い違いになる。従っ
て、ノイズ区間のフィールドメモリ13に対する書き込み
を禁止した場合、このノイズ区間は以前の他方のヘッド
により再生された信号区間で補間される。従って、フィ
ールドメモリ13により合成された再生画像は、ノイズバ
ーが無いものとなる。 A/D変換器12の入力側に前述のスキュー歪補正回路を
設けることによって、水平同期信号が並んでいないトラ
ックパターンを支障なく再生することが可能である。 〔発明が解決しようとする問題点〕 従来のように、0.5Hの遅延線(CCD遅延線或いはガラ
ス遅延線)を用いると、映像信号の周波数特性が劣化す
る。スキュー歪の補正は、0.5H遅延線を通したものとス
ルーとを切り替えるので、周波数特性の劣化が目立つも
のとなる。また、遅延線を必要とすることは、コストア
ップの原因となる。 従って、この発明の目的は、遅延線を使用せずに、メ
モリの垂直方向のアドレス制御によりスキュー歪を補正
でき、また、水平同期信号が並んでいないトラックパタ
ーン及び水平同期信号が並んでいるトラックパターンの
両者に対して対応できる映像信号再生装置を提供するこ
とにある。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明では、記録時に比して高速で走行される高速
再生時に、磁気テープ上に形成された複数本のトラック
を横切って一対の回転ヘッドが走査し、再生映像信号が
ディジタル映像信号に変換され、回転ヘッドがアジマス
の一致していないトラック等を横切る時に生じるノイズ
区間以外の信号区間で、ディジタル映像信号がディジタ
ルメモリに書き込まれ、書き込みと非同期で再生ディジ
タル映像信号が読み出されるようにした映像信号再生装
置において、PLLによって再生水平同期信号と同期した
水平周波数の信号を発生し、信号区間では、再生水平同
期信号を計数することによりディジタルメモリの垂直方
向アドレスが変化され、ノイズ区間では、水平周波数の
信号を計数することにより垂直方向アドレスが変化され
るようになし、信号区間では、再生水平同期信号の全て
を計数し、ノイズ区間では、信号区間の終了後の第1番
目の水平周波数の信号を計数せずに、第2番目以降の水
平周波数の信号を計数するようにしたことを特徴とする
映像信号再生装置である。 〔作用〕 高速再生時に、再生された複合カラー映像信号をフィ
ールドメモリに書き込む場合、映像信号から分離された
再生水平同期信号によって垂直方向(ライン方向)のア
ドレスが更新される。しかしながら、回転ヘッドが数本
のトラックを横切って走査する高速再生時には、アジマ
スが一致しない他のトラックを横切る時に十分なレベル
の再生信号が得られず、再生水平同期信号が欠落する。
再生水平同期信号と同期した水平周波数の同期パルスが
形成され、上記のノイズ区間では、この同期パルスによ
って垂直方向のアドレスが更新される。従って、再び信
号区間になった時のアドレスを正確に規定できる。 特に、水平同期信号の記録位置が隣々接トラック間で
一致していない記録パターンでは、トラックジャンプ時
にスキュー歪が発生する。これを補正するために、ノイ
ズ区間では、信号区間の終了後の第1番目の同期パルス
がマスクされる。これによって、0.5Hの端数を有するノ
イズ区間での垂直アドレスの変化が整数個のステップと
され、然も、整数個に変換する処理で、切り上げと切り
捨てが交互になされる。この発明に依れば、0.5H遅延線
を用いたスキュー歪補正と等価な効果が得られる。 〔実施例〕 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説
明する。第1図は、メモリの垂直アドレス制御装置を示
し、第1図において、21がPLLを示す。PLL21は、VCO22,
のこぎり波発生回路23,サンプルホールド回路24,位相補
償回路26,スイッチ回路27,ホールド用コンデンサ29とか
ら構成されている。 VCO22は、2Fh(Fh:水平周波数)の中心周波数のもの
で、VCO22の出力信号と同期したのこぎり波がのこぎり
波発生回路23によって形成される。2Fhの中心周波数
は、高速再生時に生じる0.5Hの水平同期信号のジャンプ
を考慮して定められている。サンプルホールド回路24に
おいて、のこぎり波の傾斜部分が端子25からの再生水平
同期信号(再生カラー映像信号から分離された水平同期
信号)ORGHDによってサンプリングされる。サンプルホ
ールド回路24の出力信号のレベルは、再生水平同期信号
ORGHDとVCO22の出力信号の間の位相差に比例する。サン
プルホールド回路24の出力信号が位相補償回路26,スイ
ッチ回路27及びホールド用コンデンサ29を介してVCO22
に制御電圧として供給される。 スイッチ回路27は、端子28からの検出パルスによって
制御される。検出パルスは、再生RF信号のエンベロープ
レベルを検波し、所定レベルと検波出力を比較すること
で得られる。検出パルスは、所定レベルを越えるレベル
の再生RF信号が得られる信号区間でハイレベルとなり、
再生RF信号のレベルが所定レベル以下のノイズ区間でロ
ーレベルとなる。スイッチ回路27は、信号区間でオン
し、ノイズ区間でオフする。スイッチ回路27がオフのノ
イズ区間では、VCO22に対する制御電圧がホールド用コ
ンデンサ29でホールドされる。 VCO22の2Fhの出力信号がDフリップフロップ31に供給
され、1/2に分周され、Dフリップフロップ31からPLL21
で形成された同期パルスAFCHDが得られる。同期パルスF
ACHDがエクスクルーシブORゲート32を介して立ち上がり
エッジ検出回路33に供給される。エクスクルーシブORゲ
ート32には、ANDゲート34の出力信号INVが供給される。
信号INVがハイレベルの時には、エクスクルーシブORゲ
ート32で同期パルスAFCHDが反転、信号INVがローレベル
の時には、エクスクルーシブORゲート32で同期パルスAF
CHDが反転しない。ANDゲート34の一方の入力端子には、
Dフリップフロップ35の出力信号が供給される。Dフリ
ップフロップ35は、Dフリップフロップ36の出力信号を
1/2に分周する。端子37からのスイッチングパルスSWPが
Dフリップフロップ36で同期パルスと同期化される。ス
イッチングパルスSWPは、一対の回転ヘッド(Aヘッド
及びBヘッド)の回転位相と同期し、Aヘッドの再生出
力が得られる期間でハイレベルとなり、Bヘッドの再生
出力が得られる期間でローレベルとなる。ANDゲート34
の他方の入力端子には、端子38からのモード信号が供給
される。このモード信号は、再生している磁気テープの
記録モードがH並びのされていないβIIのモードの場合
にハイレベルとなる。 41で示す入力端子に検出パルスが供給され、42で示す
入力端子に再生カラー映像信号から分離された再生水平
同期信号ORGHDが供給される。Dフリップフロップ43に
よって、検出信号が再生水平同期信号ORGHDと同期され
る。このDフリップフロップ43の出力信号が立ち上がり
エッジ検出回路44及び立ち下がりエッジ検出回路45に供
給される。これらの検出回路44及び45の出力信号がRSフ
リップフロップ46のセット入力及びリセット入力とさ
れ、RSフリップフロップ46からパルスENVが得られる。
パルスENVがDフリップフロップ47,NORゲート48及びAND
ゲート49に供給される。 Dフリップフロップ47には、クロック入力として再生
水平同期信号ORGHDが供給され、Dフリップフロップ47
の出力信号がNORゲート48に供給される。Dフリップフ
ロップ47により、パルスENVが1H遅延される。NORゲート
48は、パルスENVのパルス幅より1H広いパルス幅のマス
ク信号を形成する。このマスク信号がANDゲート39に供
給される。ANDゲート39には、立ち上がりエッジ検出回
路33の出力信号が供給され、ANDゲート49には、再生水
平同期信号ORGHDが供給される。ANDゲート39及び49の出
力と立ち上がりエッジ検出回路44の出力信号とがORゲー
ト50に供給される。 ORゲート50の出力信号がVアドレスカウンタ51に供給
される。Vアドレスカウンタ51によって形成された垂直
方向のアドレスがアドレスバス52を介してフィールドメ
モリ(図示せず)に供給される。このフィールドメモリ
は、垂直方向の各アドレスに水平同期信号及びバースト
信号を含むディジタル複合カラー映像信号の1ライン分
が書き込まれる。フィールドメモリの読み出しは、書き
込みと独立して非同期でなされる。また、フィールドメ
モリへの書き込みは、パルス信号ENVがハイレベルの信
号区間でなされ、パルス信号ENVがローレベルのノイズ
区間では、書き込みが禁止される。 第2図は、この発明の一実施例のタイミングチャート
を示す。第2図Aは、一対の回転ヘッド(Aヘッド及び
Bヘッド)の回転位相と同期したスイッチングパルスSW
Pを示す。スイッチングパルスSWPのハイレベルの区間TA
では、Aヘッドの再生信号が用いられ、スイッチングパ
ルスSWPのローレベルの区間TBでは、Bヘッドの再生信
号が用いられる。第2図Bは、PLL21により形成され、
Dフリップフロップ31の分周出力として得られる同期パ
ルスAFCHDである。 第2図Cは、再生RF信号のエンベロープである。この
エンベロープは、アジマスが一致しているトラックを走
査している時に大レベルとなる。偶数倍速の高速再生時
では、再生RF信号のレベルが大きくなる期間が期間TA
びTBと互い違いとなる。従って、フィールドメモリを用
いた補間によってノイズバーの無い再生画像が得られ
る。エンベロープが検波され、所定レベルと比較される
ことによって検出パルスが形成される。この検出パルス
から第2図Eに示すパルス信号ENVが得られる。このパ
ルス信号ENVは、Dフリップフロップ43によって再生水
平同期信号ORGHDと同期化されている。パルス信号ENVが
ハイレベルの期間が再生データのフィールドメモリに対
するライト期間となる。このライト期間では、第2図D
に示す再生水平同期信号ORGHDがANDゲート49,ORゲート5
0を介してVアドレスカウンタ51に供給され、第2図H
に示すように、フィールドメモリの垂直方向(ライン方
向)のアドレスが歩進される。 パルス信号ENVが1H遅らされ、NORゲート48から第2図
Fに示すマスク信号が出力される。マスク信号がハイレ
ベルの期間で同期パルスAFCHD(第2図B)がANDゲート
39及びORゲート50を介してVアドレスカウンタ51に供給
される。従って、同期パルスAFCHDは、ライト期間及び
ライト期間が終わって第1番目だけはカウントされず、
第2番目以降の同期パルスAFCHDがカウントされる。次
にマスク信号がローレベルに立ち下がると、再び再生水
平同期信号ORGHDによって垂直方向のアドレスが進めら
れる。従って、トラックジャンプ時の4.5Hのノイズ区間
で、Vアドレスは、4個(5〜8)進められる。このこ
とは、0.5H遅延線を用いた構成における0.5H遅延線オフ
(スルー)の動作と等価なものである。 再生走査軌跡がAヘッドからBヘッドに変わる時に
は、上述と同様の動作によって、再生カラー映像信号の
5.5Hの期間でVアドレスが6個(13〜18)進められる。
これは、0.5H遅延線をオンしたのと等価な動作である。
更に、期間TB内でトラックジャンプが生じた時には、4.
5Hの期間でVアドレスが4個(23〜26)進められる。こ
れは、0.5H遅延線をオフしたのと等価な動作である。こ
のように、0.5H遅延線を交互にオン/オフしたのと等価
な動作がなされ、スキュー補正がなされる。 第2図I及び第2図Jは、隣々接トラック間で水平同
期信号の記録位置が整列している場合(所謂βIIモード
以外)のスイッチングパルスSWP及び再生水平同期信号O
RGHDを示している。この場合も、第1図に示す回路構成
によって、パルス信号ENV(第2図K)及びマスク信号
(第2図L)が形成される。また、ANDゲート34から発
生する信号INVは、入力端子38からのモード信号がロー
レベルのために、第2図Mに示すように、ローレベルの
ままである。従って、第2図Bに示す同期パルスAFCHD
の立ち上がりエッジがANDゲート39に供給される。従っ
て、トラックジャンプ時の5H或いは4Hの各期間で、Vア
ドレスが5個或いは4個進められる。即ち、再生水平同
期信号のORGHDの0.5Hジャンプが生じない時でも、正確
にノイズの長さに応じた整数H分、Vアドレスが歩進さ
れる。 ANDゲート34から再生する信号INV(第2図G)は、β
IIフォーマットを高速再生した時の1フレーム区間の水
平同期信号の数を補正するために用いられる。 つまり、βIIフォーマットでは、偶数倍速の高速再生
を行った時に、1フレーム期間内の水平同期信号の個数
Mは、次式で表される。 M=525±2(n±1)0.75=N+1/2 n:偶数、+:テープ送り方向が逆方向 −:テープ送り方向が正方向 上式から明らかなように、必ず0.5Hの余分が生じる。
(n=4)で、テープ送り方向が正方向の場合では(M
=531−0.5)となる。この問題を補正するために、AND
ゲート34の出力に生じる信号INV(第2図E)によっ
て、同期パルスAFCHDの立ち上がりエッジを使うか又は
立ち下がりエッジを使うかを1フレーム毎に切り換えて
いる。仮に立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジの一
方のみを用いると、1フレームの長さがフレーム交互に
変化し、再生画面の垂直ジッタが生じる。第3図は、上
述の水平同期信号の個数の補正を示すもので、第3図A
が同期パルスAFCHDを示す。第3図Bは、フレーム長を
示し、各フレーム長が(N+1/2)Hとなる。第3図C
が信号INVであり、信号INVのハイレベルの期間で同期パ
ルスAFCHDが反転され、信号INVのローレベルの期間で同
期パルスAFCHDが反転されない。反転された場合は、同
期パルスAFCHDの立ち下がりエッジが使用される。 〔発明の効果〕 この発明では、高速再生時に充分なレベルの再生映像
信号が得られないノイズ区間では、PLLによって形成さ
れた同期パルスによってメモリの垂直方向のアドレスが
変化されるので、次の信号区間でライト動作を開始する
時の垂直方向のアドレスを正しく規定することができ
る。特に、この発明では、トラックジャンプ時に発生す
るスキュー歪を0.5H遅延線を使用せずに補正することが
できる。従って、0.5H遅延線を用いたスキュー歪補正回
路を不要とでき、コストの低減及び再生カラー映像信号
の質を良好とすることができる。また、この発明は、隣
々接トラックで水平同期信号の記録位置が整列している
トラックパターンに対しても同様の回路構成で処理する
ことができ、汎用性に優れたものである。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の一実施例のブロック図、第2図はこ
の発明の一実施例の動作説明に用いるタイミングチャー
ト、第3図はこの発明の一実施例における水平同期信号
の個数の補正の説明に用いるタイミングチャート、第4
図は高速再生時のトラックパターンと走査軌跡の関係を
示す略線図、第5図は従来のスキュー歪補正回路のブロ
ック図、第6図はスキュー歪補正回路の動作説明に用い
るタイミングチャート、第7図はフィールドメモリを用
いた再生信号処理回路のブロック図である。 図面における主要な符号の説明 SA:Aヘッドの走査軌跡、SB:Bヘッドの走査軌跡、21:PL
L、31,35,36,43,46,47:Dフリップフロップ、 51:Vアドレスカウンタ。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.記録時に比して高速で走行される高速再生時に、磁
    気テープ上に形成された複数本のトラックを横切って一
    対の回転ヘッドが走査し、再生映像信号がディジタル映
    像信号に変換され、上記回転ヘッドがアジマスの一致し
    ていないトラック等を横切る時に生じるノイズ区間以外
    の信号区間で、上記ディジタル映像信号がディジタルメ
    モリに書き込まれ、上記書き込みと非同期で再生ディジ
    タル映像信号が読み出されるようにした映像信号再生装
    置において、 PLLによって再生水平同期信号と同期した水平周波数の
    信号を発生し、上記信号区間では、上記再生水平同期信
    号を計数することにより上記ディジタルメモリの垂直方
    向アドレスが変化され、上記ノイズ区間では、上記水平
    周波数の信号を計数することにより上記垂直方向アドレ
    スが変化されるようになし、 上記信号区間では、上記再生水平同期信号の全てを計数
    し、上記ノイズ区間では、上記信号区間の終了後の第1
    番目の上記水平周波数の信号を計数せずに、第2番目以
    降の上記水平周波数の信号を計数するようにしたことを
    特徴とする映像信号再生装置。
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