JP2722151B2 - プライオリティ制御方式 - Google Patents

プライオリティ制御方式

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JP2722151B2
JP2722151B2 JP4043251A JP4325192A JP2722151B2 JP 2722151 B2 JP2722151 B2 JP 2722151B2 JP 4043251 A JP4043251 A JP 4043251A JP 4325192 A JP4325192 A JP 4325192A JP 2722151 B2 JP2722151 B2 JP 2722151B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ処理装置におけ
るプライオリティ制御方式の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】計算機システムは、二種(フェッチとス
トア)のアクセス要求を発行できる複数のアクセス要求
源と、複数バンクにインタリーブされた主記憶と、アク
セス要求の優先順位を決定するプライオリティ決定回路
と、プライオリティ決定回路の決定した優先順位に従っ
てアクセス要求を主記憶に発信するアクセス要求処理部
とを有している。この種の計算機システムにおいては、
ストア・アクセスはプライオリティが取れてからデータ
の整列(アライン)を行うため、プライオリティが取れ
てから実際に主記憶にデータが到達する迄に時間がかか
る。フェッチには此のようなインタバルがないので、こ
の間に同一アドレスがフェッチされると、データの参照
順序が保証されない場合が起こる。
【0003】従って、ストア・アクセスには余分なバン
ク・ビジーを立てることによって、プライオリティが取
れてから実際に主記憶にデータが到達する迄にフェッチ
が割り込まないことを保証している。このため、先行ス
トアから後続のフェッチに対して長いビジーが見える。
ストア・アクセスが連続した場合には、フェッチに対し
て多くのバンクが同時にビジーに見えるが、バンク数が
十分に大きければ、フェッチのスループットは問題にな
るほど低下しない。上記のような計算機システムにおけ
るプライオリティ制御方式では、ポートにアクセス要求
が保持されている時間を優先順位の決定要素としては積
極的に用いていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】フェッチに対して多く
のバンクがビジーに見える此の種の計算機システムにお
いては、インタリーブ数が大きい場合には問題がない
が、インタリーブ数が小さくなると、ストア・アクセス
が連続的に発信されたときには、フェッチに対して全て
のバンクがビジーになる。従来の技術では、ポートに保
持されている時間をプライオリティの決定要素として用
いていないため、フェッチ・アクセスは必要なバンクの
ビジーが全て解除されるまで、場合によっては非常に長
時間、ポートに保持される。その結果、フェッチのアク
セスのスループットがストア・アクセスのスループット
に比べて非常に低くなる恐れがある。本発明は、この点
に鑑みて創作されたものであって、アクセス種間のスル
ープットが極端に相違しないようになったプライオリテ
ィ制御方式を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。同図に示すように、請求項1のプライオリテ
ィ制御方式は、 少なくとも二種のアクセス要求を発行で
きる一つ以上のアクセス要求源と、 複数のバンクにイン
タリーブされた主記憶と、 アクセス要求源からのアクセ
ス要求を受け付ける二つ以上のポートと、 各ポート毎に
設けられ、且つ対応するポートに一つのアクセス要求が
保持されている時間を計測する時間計測手段と、 各時間
計測手段毎に設けられ、且つ対応する時間計測手段の計
測値が閾値を越えたか否かを調べる時間検出器と、 各ポ
ートに保持されているアクセス要求の内容と,ポート間
の競合と,前記主記憶のバンク毎のビジー状況と,各時
間検出器の検出値とに基づいてアクセス要求の優先順位
を決定するプライオリティ決定回路と、 プライオリティ
決定回路の決定した優先順位に従ってポートに保持され
ているアクセス要求を主記憶へ発信するアクセス要求処
理部とを備えるデータ処理装置において、 アクセス要求
源を認識する手段を設け、 特定のアクセス要求源からの
アクセス要求についてのみ、当該アクセス要求が保持さ
れているポートに対応する時間検出器の検出値をプライ
オリティ決定回路に入力することを特徴とするものであ
る。 請求項2のプライオリティ制御方式は、請求項1に
おいて、アクセス要求源を認識する手段として、アクセ
ス要求にアクセス要求源認識フラグを付加することを特
徴とするものである。 請求項3のプライオリティ制御方
式は、請求項1において、アクセス要求源を認識する手
段として、アクセス要求源とポートとを1対1あるいは
1対N(Nは 2以上)に対応させることを特徴とするも
のである。 請求項4のプライオリティ制御方式は、 少な
くとも二種のアクセス要求を発行できる一つ以上のアク
セス要求源と、 複数のバンクにインタリーブされた主記
憶と、 アクセス要求源からのアクセス要求を受け付ける
二つ以上のポートと、 各ポート毎に設けられ、且つ対応
するポートに一つのアクセス要求が保持されている時間
を計測する時間計測手段と、 各時間計測手段毎に設けら
れ、且つ対応する時間計測手段の計測値が閾値を越えた
か否かを調べる時間検出器と、 各ポートに保持されてい
るアクセス要求の内容と,ポート間の競合と,前記主記
憶のバンク毎のビジー状況と,各時間検出器の検出値と
に基づいてアクセス要求の優先順位を決定するプライオ
リティ決定回路と、 プライオリティ決定回路の決定した
優先順位に従ってポートに保持されているアクセス要求
を主記憶へ発信するアクセス要求処理部とを備えるデー
タ処理装置において、 ポートに保持されているアクセス
要求のアクセス種を調べる手段を設け、 当該ポートに保
持されているアクセス要求のアクセス種が所定のアクセ
ス種であることを条件として、当該ポートに対応する時
間計測手段を動作させることを特徴とするものである。
請求項5のプライオリティ制御方式は、請求項1,請求
項2,請求項3または請求項4において、プライオリテ
ィ決定回路は、時間検出器の検出値が閾値を越えている
ことを示している場合には、ポートに保持されているス
トア・アクセス要求を無効なものとして、アクセス要求
の優先順位を決定することを特徴とするものである。
【0006】
【作用】請求項1のプライオリティ制御方式の作用を説
明する。ポートにアクセス要求がセットされると、対応
する時間計測手段が時間計測を開始する。時間計測手段
の時間計測値は、時間検出器に入力される。時間検出器
は、計測時間と閾値とを比較し、前者が後者よりも大き
ければ例えば論理「1」の信号を出力する。アクセス要
求源認識手段は、ポートに保持されているアクセス要求
を発行したアクセス要求源を認識し、認識結果に従って
選択回路を制御する。選択回路がオンした場合には時間
検出器の出力はプライオリティ決定回路に入力される。
プライオリティ決定回路は、時間検出器の出力を優先順
位決定の要素として使用する。 請求項2のプライオリテ
ィ制御方式の作用について説明する。アクセス要求源
は、アクセス要求源を示すアクセス要求源認識フラグを
付加してアクセス要求を発信する。アクセス要求源認識
手段は、アクセス要求源認識フラグに基づいてアクセス
要求源を認識する。 請求項3のプライオリティ制御方式
の作用について説明する。請求項3のプライオリティ制
御方式では、アクセス要求源とポートとが1対1又は1
対Nに対応付けられている。例えば、ベクトル処理部か
ら発信されたアクセス要求は1番目(一番上の)のポー
トにセットされ、I/O処理部から発信されたアクセス
要求は2番目のポートにセットされる。2番目のポート
に対応する選択回路を常にオン状態にすることが出来
る。 請求項4のプライオリティ制御方式の作用について
説明する。ポートに保持されているアクセス要求のアク
セス種が特定のアクセス種(例えばフェッチ・アクセ
ス)であることを条件として、時間計測手段を動作させ
る。 請求項5のプライオリティ制御方式の作用について
説明する。先行アクセス後続アクセスの組合せがストア
→フェッチの場合には、バンク・ビジー時間が長いの
で、フェッチ・アクセス要求が優先選択され難くなる。
そこで、時間計測手段の計測値が閾値を越えて時間検出
器の出力が論理「1」になった場合には、プライオリテ
ィ決定回路は、ストア・アクセス要求を無効なものとし
て、アクセス要求の優先順位を決定する。これにより、
ポートにセットされているフェッチ・アクセス要求を主
記憶に送ることが可能になる。
【0007】
【実施例】図2は本発明の1実施例のブロック図であ
る。同図において、11はベクトル処理部、12はスカ
ラ処理部、13はI/O処理部、21ないし23はポー
ト、31ないし33はカウンタ、41ないし43は時間
検出器、51ないし53は時間選択信号、56ないし5
8はセレクタ、6はプライオリティ決定回路、7はアク
セス要求処理部、8は主記憶、91ないし98は主記憶
アクセス・バス、101ないし103はフラグ・リセッ
ト信号をそれぞれ示している。
【0008】ベクトル処理部11から発信されたアクセ
ス要求はポート21にセットされ、スカラ処理部12か
ら発信されたアクセス要求はポート22にセットされ、
I/O処理部13から発信されたアクセス要求はポート
23にセットされる。ポート21にセットされたアクセ
ス要求はプライオリティ決定回路6に入力される。ポー
ト22,23についても同様である。主記憶8は、バン
ク0ないし31の32バンクにインタリーブされてい
る。インタリーブされた主記憶8に対し、図の横方向4
バンクを1組として、アクセス処理部7より8本のアク
セス・バス91,92,…,98が張られている。主記
憶アクセス・バス91ないし98を使用して、8個のバ
ンクに対して同時にデータを書き込むことができ、8個
のバンクから同時にデータを読み出すことが出来る。
【0009】アクセス要求源から発信される要求は、次
の4種類である。 ブロック・フェッチ 主記憶の縦1列8バンクに対して同時にフェッチする。 ブロック・ストア 主記憶の縦1列8バンクに対して同時にストアする。 シングル・フェッチ 主記憶の1バンクに対してフェッチする。 シングル・ストア 主記憶の1バンクに対してストアする。
【0010】プライオリティ決定回路6では、上記の4
種のアクセスについて、ポート間のアクセス・バスのコ
ンフリクト,アクセスする主記憶バンクのビジー,ポー
ト間の固定の優先順位を参照して、アクセス要求の優先
順位を決定する。主記憶バンク・ビジーは、先行アクセ
ス後続アクセスの組合せにより、次のようになってい
る。 (a)フェッチ→フェッチ 1τビジー (b)フェッチ→ストア 0τビジー (c)ストア→フェッチ 8τビジー (d)ストア→ストア 1τビジー また、ブロック・アクセスの場合はアクセスした全バン
クがビジーとなる。
【0011】図5および図6は主記憶バンクのビジーを
示す図である。同図において、A1は先行アクセス、A
2は後続アクセス、×はバンク・ビジー時間をそれぞれ
示している。説明を簡単にするために、ベクトル処理部
11のみがアクセス要求を発行し、そのアクセス・アド
レスがバンク0であると仮定する。 (a)はフェッチ→フェッチの場合を説明する図であ
る。ベクトル処理部11がバンク0に対するフェッチ・
アクセス要求A1を発行すると、フェッチ・アクセス要
求A1が優先選択され、バンク0を含むメモリが起動さ
れ、バンク0からフェッチ・アクセス要求A1に対応す
るデータが読み出される。バンク0に対するフェッチ・
アクセス要求が優先選択された場合には、1τの期間、
バンク0に関するフェッチ→フェッチのバンク・ビジー
・フラグはオンされる。ベクトル処理部11がフェッチ
・アクセス要求A1に続いてバンク0に対するフェッチ
・アクセス要求A2を発信したと仮定する。このフェッ
チ・アクセス要求A2は、バンク0についてのフェッチ
→フェッチのバンク・ビジー・フラグがオフされた後で
優先選択され、バンク0を含むメモリが起動され、フェ
ッチ・アクセス要求A2に対応するデータがバンク0か
ら読み出される。
【0012】(b)はフェッチ→ストアの場合を説明す
る図である。ベクトル処理部11がバンク0に対するフ
ェッチ・アクセス要求A1を発行すると、フェッチ・ア
クセス要求A1が優先選択され、バンク0を含むメモリ
が起動され、フェッチ・アクセス要求A1に対応するデ
ータがバンク0から読み出される。バンク0に対するフ
ェッチ・アクセス要求が優先選択された場合には、バン
ク0に関するフェッチ→ストアのバンク・ビジー・フラ
グはオンされない。ベクトル処理部11がフェッチ・ア
クセス要求A1に続いてバンク0に対するストア・アク
セス要求A2を発信したと仮定する。このストア・アク
セス要求A2は直ちに優先選択され、バンク0を含むメ
モリが起動され、ストア・アクセス要求A2のデータが
バンク0に書き込まれる。
【0013】(c)はストア→フェッチの場合を説明す
る図である。ベクトル処理部11がバンク0に対するス
トア・アクセス要求A1を発行すると、ストア・アクセ
ス要求A1が優先選択され、バンク0を含むメモリが起
動され、ストア・アクセス要求A1のデータがバンク0
に書き込まれる。バンク0に対するストア・アクセス要
求が優先選択された場合には、8τの間、バンク0に関
するストア→フェッチのバンク・ビジー・フラグはオン
される。ベクトル処理部11がストア・アクセス要求A
1に続いてバンク0に対するフェッチ・アクセス要求A
2を発信したと仮定する。このフェッチ・アクセス要求
A2は、バンク0についてのストア→フェッチのバンク
・ビジー・フラグがオフされた後で優先選択され、バン
ク0を含むメモリが起動され、フェッチ・アクセス要求
A2に対応するデータがバンク0から読み出される。図
示のように、フェッチ・アクセス要求A2′がビジーの
間に優先選択されたと仮定すると、書き込み前(ストア
・アクセス要求A1によるデータ更新前)のデータを読
み出してしまう。
【0014】(d)はストア→ストアの場合を説明する
図である。ベクトル処理部11がバンク0に対するスト
ア・アクセス要求A1を発行すると、ストア・アクセス
要求A1が優先選択され、バンク0を含むメモリが起動
され、ストア・アクセス要求A1のデータがバンク0に
書き込まれる。バンク0に対するストア・アクセス要求
が優先選択された場合には、1τの間、バンク0に関す
るストア→ストアのバンク・ビジー・フラグはオンされ
る。ベクトル処理部11がストア・アクセス要求A1に
続いてバンク0に対するストア・アクセス要求A2を発
信したと仮定する。ストア・アクセス要求A2は、バン
ク0についてのストア→ストアのバンク・ビジー・フラ
グがオフされた後で優先選択され、バンク0を含むメモ
リが起動され、ストア・アクセス要求A2のデータがバ
ンク0に書き込まれる。
【0015】図2の実施例では、各ポート毎に時間計測
用のカウンタを設け、アクセス要求がポートに保持され
た時間を計測する。即ち、ポート21に対応してカウン
タ31が設置され、ポート22に対応してカウンタ32
が設置され、ポート23に対応してカウンタ33が設置
されている。カウンタ31はポート21がリクエスト・
バリッドを出力し且つフラグ・リセット信号101がオ
フであることを条件としてカウントを開始し、カウンタ
32はポート22がリクエスト・バリッドを出力し且つ
フラグ・リセット信号102がオフであることを条件と
してカウントを開始し、カウンタ33はポート23がリ
クエスト・バリッドを出力し且つフラグ・リセット信号
103がオフであることを条件としてカウントを開始す
る。
【0016】特に、フェッチ・アクセス要求がポートに
セットされた場合に、保持された時間を計測するように
することも出来る。この場合には、ポートにフェッチ・
アクセス要求がセットされたこと,ポートからリクエス
ト・バリッドが出力されていること及び対応するフラグ
・リセット信号がオフであることを条件として、カウン
タはカウントを開始する。
【0017】カウンタ31に対応して3個の時間検出器
41a,41b,41cが設けられている。時間検出器
41aはカウンタ21の値がTa1になった時にフラグ
を立て、時間検出器41bはカウンタ21の値がTb1
になった時にフラグを立て、時間検出器41cはカウン
タ21の値がTc1になった時にフラグを立てる。同様
に、カウンタ32に対応して検出時間の異なる3個の時
間検出器42a,42b,42cが設けられている。カ
ウンタ33に対応して1個の時間検出器43が設けられ
ている。
【0018】時間検出器41a,41b,41cからの
フラグ出力はセレクタ56に入力され、セレクタ56の
出力はプライオリティ決定回路6に入力される。セレク
ト信号51によって時間検出器41a,41b,41c
の出力を選択することでフラグが立つまでの時間を可変
としていると共に、フラグが立つのを抑止することも可
能としている。フラグ・リセット信号101がオンする
と、カウンタ31はリセットされると共に、時間検出器
41a,41b,41cのフラグもリセットされる。フ
ラグ・リセット信号101は、ポート21のフラグがセ
ットされている状態の下でポート21のアクセス要求の
プライオリティが取れ、そのアクセス要求がバス(ポー
ト21の場合は一番上の)を介してプライオリティ決定
回路6からアクセス要求処理部7に送られた時に、オン
になる。フラグ・リセット信号102,103も同様な
条件でオンになる。
【0019】時間検出器42a,42b,42cからの
フラグ出力はセレクタ57に入力され、セレクタ57の
出力はプライオリティ決定回路6に入力される。セレク
ト信号52によって時間検出器42a,42b,42c
の出力を選択することでフラグが立つまでの時間を可変
としていると共に、フラグが立つのを抑止することも可
能としている。フラグ・リセット信号102がオンする
と、カウンタ32はリセットされると共に、時間検出器
42a,42b,42cのフラグもリセットされる。
【0020】時間検出器43からのフラグ出力はセレク
タ58に入力され、セレクタ58の出力はプライオリテ
ィ決定回路6に入力される。セレクト信号53によって
フラグが立つのを抑止することも可能としている。フラ
グ・リセット信号103がオンすると、カウンタ33は
リセットされると共に、時間検出器43のフラグもリセ
ットされる。また、ポート23では、アクセス要求源認
識フラグを用いてアクセス要求源を識別し、特定のアク
セス要求源からのアクセス要求に対してはフラグを立つ
のを抑止できる。そのための回路構成を図3に示す。
【0021】図3において、201はアクセス要求源識
別回路を示している。図示の例では、I/O処理装置1
3は3個のI/O装置を管理しており、例えば1番目
(最上段)のI/O装置からのデータを主記憶にストア
する場合には、1番目のI/O装置であることを表すア
クセス要求源認識フラグを付加してストア・アクセス要
求を発信する。このストア・アクセス要求がポート23
にセットされると、アクセス要求源認識回路201は、
ポート23から出力するアクセス要求源認識フラグが該
当するものか否かを調べ、該当するものである場合に
は、時間検出器43からのフラグ出力がプライオリティ
決定回路6に入力されないようにする。
【0022】プライオリティ決定回路6では、何れかの
ポートにおいてフラグが立つと、他ポートのストア・ア
クセスを抑止する。この状態はフラグが立ったポートの
アクセス要求が主記憶に対して発信できるまで続く。複
数のポートで同時にフラグが立っている場合は、これら
複数のポートのアクセス要求が主記憶に対して発信でき
るまで続く。これらの機能は図4のような回路で実現さ
れる。発信されたポートに対してはフラグ・リセット信
号(101,102,103)を送り、フラグとカウン
タをリセットする。
【0023】図4はストア・アクセス抑止のための構成
例を示す図である。同図において、61はORゲート、
621ないし623はストア命令検出回路、631ない
し633はNANDゲート、641ないし643はAN
Dゲートをそれぞれ示している。同図において、ポート
21ないし23を除く部分は、プライオリティ決定回路
6の中に存在する。
【0024】アクセス要求がポート21にセットされる
と、リクエスト・バリッド信号REQ−VALIDが
“1”になる。ポート21のリクエスト・バリッド信号
REQ−VALIDはANDゲート641を介してプラ
イオリティ部65に入力され、ポート21のアクセス要
求はプライオリティ部65に直接入力される。ポート2
2,23についても同様である。ORゲート61には、
時間検出器41よりのフラグ出力信号,時間検出器42
よりのフラグ出力信号,時間検出器43よりのフラグ出
力信号が入力される。ストア命令検出回路621は、ポ
ート21にセットされたアクセス要求がストア・アクセ
ス要求である場合には、“1”を出力する。ストア命令
検出回路622,623も同様な動作を行う。
【0025】NANDゲート631にはORゲート61
の出力とストア検出回路621の出力とが入力され、N
ANDゲート632にはORゲート61の出力とストア
命令検出回路622の出力が入力され、NANDゲート
633にはORゲート61の出力とストア命令検出回路
623の出力が入力される。ANDゲート641にはポ
ート21からのリクエスト・バリッド信号REQ−VA
LIDとNANDゲート631の出力が入力され、AN
Dゲート642にはポート22からのリクエスト・バリ
ッド信号REQ−VALIDとNANDゲート632の
出力が入力され、ANDゲート643にはポート23か
らのリクエスト・バリッド信号REQ−VALIDとN
ANDゲート633の出力が入力される。ANDゲート
641,642,643の出力は、プライオリティ部6
5に入力される。
【0026】図4の回路において、ORゲート61が
“1”を出力し、ポート21にフェッチ・アクセス要求
がセットされ、ポート22にもフェッチ・アクセス要求
がセットされ、ポート23にストア・アクセス要求がセ
ットされていると仮定する。このような状態の下では、
プライオリティ部65は、ポート21,22のフェッチ
・アクセス要求を有効なものとし、ポート23のストア
・アクセス要求を無効なものとして、アクセス要求の優
先選択を行う。
【0027】
【発明の効果】上述のようなバンク・ビジー・タイミン
グの組合せでは、ストア→フェッチのビジーが長いの
で、フェッチ・アクセスに比べてストア・アクセスが発
信され易くなる。また、ベクトル処理部やI/O処理部
の発行するアクセス要求には主記憶の連続領域に対する
連続ブロック・ストアがあり、これは主記憶の縦列を順
番にアクセスして行くものであるが、このときフェッチ
・アクセスに対してバンク・ビジーは殆ど隙間がなくな
ることが予想される。したがって、他のポートにあるフ
ェッチ・アクセス、特にブロック・フェッチ・アクセス
は非常に発信されずらくなる。
【0028】そこで、本発明のような回路を付加する
と、少なくとも“検出時間+ビジー”の間隔でフェッチ
を発信することが可能となる。特にスカラ処理部,ベク
トル処理部のフェッチに対してスループットを必要とす
る場合には、時間検出回路を切り換えることによって検
出時間を短く設定し、発信間隔を狭め、スループットを
上げることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の1実施例を示す図である。
【図3】アクセス要求源の認識のための構成例を示す図
である。
【図4】ストア・アクセス抑止のための構成例を示す図
である。
【図5】主記憶バンクのビジーを説明する図である。
【図6】主記憶バンクのビジー(続き)を説明する図で
ある。
【符号の説明】
11 ベクトル処理部 12 スカラ処理部 13 I/O処理部 21ないし23 ポート 31ないし33 カウンタ 41ないし43 時間検出器 51ないし53 時間選択信号 6 プライオリティ決定回路 7 アクセス要求処理部 8 主記憶 91ないし98 主記憶アクセス・バス 101ないし103 フラグ・リセット信号 201 アクセス要求源識別回路

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも二種のアクセス要求を発行で
    きる一つ以上のアクセス要求源と、 複数のバンクにインタリーブされた主記憶と、 アクセス要求源からのアクセス要求を受け付ける二つ以
    上のポートと、 各ポート毎に設けられ、且つ対応するポートに一つのア
    クセス要求が保持されている時間を計測する時間計測手
    段と、 各時間計測手段毎に設けられ、且つ対応する時間計測手
    段の計測値が閾値を越えたか否かを調べる時間検出器
    と、 各ポートに保持されているアクセス要求の内容と,ポー
    ト間の競合と,前記主記憶のバンク毎のビジー状況と,
    各時間検出器の検出値とに基づいてアクセス要求の優先
    順位を決定するプライオリティ決定回路と、 プライオリティ決定回路の決定した優先順位に従ってポ
    ートに保持されているアクセス要求を主記憶へ発信する
    アクセス要求処理部とを備えるデータ処理装置におい
    て、 アクセス要求源を認識する手段を設け、 特定のアクセス要求源からのアクセス要求についての
    み、当該アクセス要求が保持されているポートに対応す
    る時間検出器の検出値をプライオリティ決定回路に入力
    することを特徴とするプライオリティ制御方式。
  2. 【請求項2】 アクセス要求源を認識する手段として、
    アクセス要求にアクセス要求源認識フラグを付加するこ
    とを特徴とする請求項1のプライオリティ制御方式。
  3. 【請求項3】 アクセス要求源を認識する手段として、
    アクセス要求源とポートとを1対1あるいは1対N(N
    は2以上)に対応させることを特徴とする請求項1のプ
    ライオリティ制御方式。
  4. 【請求項4】 少なくとも二種のアクセス要求を発行で
    きる一つ以上のアク セス要求源と、 複数のバンクにインタリーブされた主記憶と、 アクセス要求源からのアクセス要求を受け付ける二つ以
    上のポートと、 各ポート毎に設けられ、且つ対応するポートに一つのア
    クセス要求が保持されている時間を計測する時間計測手
    段と、 各時間計測手段毎に設けられ、且つ対応する時間計測手
    段の計測値が閾値を越えたか否かを調べる時間検出器
    と、 各ポートに保持されているアクセス要求の内容と,ポー
    ト間の競合と,前記主記憶のバンク毎のビジー状況と,
    各時間検出器の検出値とに基づいてアクセス要求の優先
    順位を決定するプライオリティ決定回路と、 プライオリティ決定回路の決定した優先順位に従ってポ
    ートに保持されているアクセス要求を主記憶へ発信する
    アクセス要求処理部とを備えるデータ処理装置におい
    て、 ポートに保持されているアクセス要求のアクセス種を調
    べる手段を設け、 当該ポートに保持されているアクセス要求のアクセス種
    が所定のアクセス種であることを条件として、当該ポー
    トに対応する時間計測手段を動作させることを特徴とす
    るプライオリティ制御方式。
  5. 【請求項5】 プライオリティ決定回路は、時間検出器
    の検出値が閾値を越えていることを示している場合に
    は、ポートに保持されているストア・アクセス要求を無
    効なものとして、アクセス要求の優先順位を決定するこ
    とを特徴とする請求項1,請求項2,請求項3または請
    求項4のプライオリティ制御方式。
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