JP2721262B2 - 回転電機の保守装置 - Google Patents

回転電機の保守装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は回転電機内部の保守を、ステータとロータと
を組合せたままの状態で機内に保守作業機構部を挿入し
て遠隔操作で行ない得るようにした回転電機の保守装置
に関する。
(従来技術) 第6図は回転電機1の内部構成例を示す部分切欠斜視
図、第7図は第6図の回転電機のロータ中心線上での縦
断面図である。第6図および第7図において、回転電機
1は、ステータ2の長手方向にスロット3を複数個配設
したステータ鉄心4と、このステータ鉄心4の内部空間
に所定隙間5を介して回転自在に支持されたロータ6
と、上記各スロット3にそれぞれ挿入されたステータコ
イル7と、このステータコイル7がスロット3の開口部
から突出するのを防止するために挿入された楔8とから
成っている。なお、図中9はエンドリングを示すもので
ある。
さて、以上のような構成の回転電機においては、組立
時に楔8を十分締付けて、ステータコイル7がスロット
3の開口部から突出しないよう固定されている。ところ
が、回転電機の運転中に楔8の押付力が弱まり、ステー
タコイル7がスロット3の開口部から突出して重大事故
につながる可能性がある。このため、従来ではステータ
2からロータ6を引抜いて作業者が機内に入り、回転電
機の保守作業を行なっていた。
しかしながら、このような従来の方法では、回転電機
の保守はロータ6をステータ2から引抜いて分解した後
に行なわれるため、保守のための費用が非常に高くなる
ばかりでなく、作業者が機内に異物を置き忘れる等の恐
れがあった。そのため、最近では保守作業を装置化する
ことが強く望まれてきているが、回転電機の周囲には干
渉物が多く、回転電機の内部を貫通するような長尺の装
置を挿入することは不可能であった。
(発明が解決しようとする課題) 以上のように、従来の保守方法においては、保守費用
が非常に高いばかりでなく、作業者が機内に異物を置き
忘れる等の問題があった。
本発明の目的は、回転電機内部の保守をステータとロ
ータとを組合せたままの状態で行なうことができ、保守
費用の低減を図ると共に機内に異物を置き忘れる恐れも
ない回転電機の保守装置を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために本発明では、ロータとス
テータとを備えた回転電機の保守作業を行なう保守装置
において、良曲性の梁構造部材で構成され、回転電機の
ロータ両端のエンドリング間に渡された支持機構と、回
転電機内への挿入後に、当該回転電機の両端から支持機
構に張力を与えて当該支持機構の曲がりを除去する機構
と、回転電機のロータとステータとの隙間に周囲の干渉
物を回避して挿入され、使用時は長尺の梁になる支持機
構に移動自在に支持された保守作業機構部とを備えて構
成している。
(作 用) 従って、本発明による回転電機の保守装置は以上のよ
うな手段としたことにより、支持機構は挿入時に大きく
湾曲するため、回転電機周囲の干渉物との衝突を避けな
がらロータとステータとの隙間に挿入することができ
る。また、支持機構は、挿入後にロータ両端に張力を与
える機構によってピンと張られ、支持機構に組込まれた
保守作業機構部を、ロータとステータとの隙間内で正し
く案内移動させることができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第1図ないし第5図は本発明の一実施例を示す図であ
り、第1図は本発明による回転電機の保守装置の概略構
成例を示す斜視図、第2図は第1図における保守装置の
エンドリング上を旋回する機構を示す平面図、第3図は
第2図におけるA方向矢視側面図、第4図は第1図にお
ける保守装置をロータに取付けた状態を示す斜視図、第
5図は第1図における保守装置を回転電機にロータを組
込んだまま取付けた状態を示す断面図である。
第1図ないし第3図において、回転電機の保守装置
は、保守機構部10と、保守機構部10に内蔵され、ロータ
6との隙間で膨張収縮するエアバック101と、保守機構
部10を長手方向移動可能に支持し、釣竿のような良曲性
の2本のパイプからなるガイド部11と、保守機構部10の
両端に1本のベルトの両端を接続して輪にしたタイミン
グベルト部111と、このタイミングベルト部111を掛けて
保守機構部10をガイド部11に沿って長手方向に移動させ
るプーリ部112と、エンドリング9に載り、かつガイド
部11の両端に取付けられたロータ6の周囲の旋回機構部
12と、この旋回機構部12に内蔵され、エンドリング9の
外周面上を走行するローラ部121と、旋回機構部12に内
蔵されたタイミング用の旋回プーリ122と、この旋回プ
ーリ122を駆動する駆動モータ部123と、旋回機構部12に
対して長手方向可動的に連結され、エンドリング9の各
端面に取付けられた張力受部13と、この張力受部13に内
蔵され、エンドリング端面上を走行する張力受ローラ部
131と、この張力受部13に内蔵され、走行ローラ部121と
共にエンドリング9を半径方向に挾みつける押えローラ
部132と、両端が旋回機構部12と張力受部13とに固定さ
れ、長手方向に伸縮するエアシリンダ部133と、旋回機
構部12と張力受部13とを可動的に連結する連結部134
と、プーリ部122と咬合い、エンドリング9上に巻付け
られたタイミングベルト14と、このタイミングベルト14
の両端を結合する金具141とから構成している。
次に、以上のように構成した回転電機の保守装置の作
用について説明する。
いま、第5図に示すように保守機構部10およびガイド
部11をステータ2とロータ6との隙間に挿入し、第4図
に示すように組立てを行なうに際し、ガイド部11を回転
電機1の周囲の干渉物を避けて大きく湾曲させて上記隙
間内に挿入する。その後、張力受部13をエンドリング9
の端面に取付け、エンドリング部133により旋回機構部1
2を介してガイド部11を張力受部13側に引張ることによ
り、ガイド部11は保守機構部10を重量などにより湾曲さ
せることなく真直に支持される。保守機構部10のガイド
部11に沿った移動は、タイミングベルト111を駆動する
ことにより行なわれる。旋回機構部13のタイミングベル
ト14は、エンドリング9に巻付け金具141で固定する。
旋回プーリ122をタイミングベルト14に咬合した上
で、駆動モータ部123で転動させることより、旋回機構
部12および張力受部13と、これらに取付けられたガイド
部11と保守機構部10は、走行ローラ部121と張力受ロー
ラ部131と押えローラ部132で支持されてロータ6回りを
旋回する。さらに、保守機構部10により保守作業を行な
う時には、エアバック101を膨張させてテータ2とロー
タ6との隙間で固定させ、作業に必要な反力をとること
ができる。
上述したように、本実施例による回転電機の保守装置
においては、次のような効果が得られるものである。す
なわち、コンバインドサイクル発電機等の保守では、発
電機の両側にスチームタービンとガスタービンを設置し
ているため、真直なガイド部11は干渉して入らないが、
本実施例のガイド部11は、干渉物を避けて大きくそらせ
て挿入することができる。また、エアシリンダ部133で
ガイド部11をピンと張ることにより、保守機構部10を浮
かせて長手方向移動可能に支持することが可能である。
従って、従来では回転電機内部に周囲の干渉物を回避し
ながら保守作業機構とその支持機構を入れられる装置は
なかったが、本実施例の保守装置では支持機構が変形可
能であるため、挿入および挿入後の保守作業機構部の支
持が可能となり、ロータ6を引抜かずに回転電機内部の
保守を遠隔操作で行なうことができる。これにより、保
守費用の低減化を図ると共に、回転電機内に異物を置き
忘れるというような恐れもなくなる。
尚、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
く、次のようにしても同様に実施できるものである。
(a)上記実施例において、ガイド部11を形状記憶合金
製の変形可能な梁構造部材で構成することにより、挿入
作業時は干渉物を避けて折り曲げておき、保守作業時に
は真直な形に戻して保守作業機構を支持することが可能
である。
(b)上記実施例において、ガイド部11をエアチューブ
製の変形可能な梁構造部材で構成することにより、挿入
作業時はエアを抜いて折り曲げておき、保守作業時には
エアを入れて真直な形に戻して保守作業機構を支持する
ことが可能である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、回転電機内部の
保守をステータとロータとを組合せたままの状態で行な
うことができ、保守費用の低減を図ると共に機内に異物
を置き忘れる恐れもない回転電機の保守装置が提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による回転電機の保守装置の一実施例の
を示す斜視図、第2図は同実施例における保守装置の回
転電機のエンドリング上を旋回する機構を示す平面図、
第3図は第2図におけるA方向矢視側面図、第4図は同
実施例における保守装置をロータに取付けた状態を示す
斜視図、第5図は同実施例における保守装置を回転電機
にロータを組込んだまま取付けた状態を示す断面図、第
6図は回転電機の内部構成例を示す部分切欠斜視図、第
7図は回転電機のロータ中心線上での縦断面図である。 1……回転電機、2……ステータ、4……ステータ鉄
心、5……隙間、6……ロータ、7……ステータコイ
ル、9……エンドリング、10……保守機構部、101……
エアバック、11……ガイド部、111……タイミングベル
ト部、112……プーリ部、12……旋回機構部、121……走
行ローラ部、122……旋回プーリ、123……駆動モータ
部、13……張力受部、131……張力受ローラ部、132……
押えローラ部、133……エアシリンダ部、134……連結
部、14……タイミングベルト、141……金具。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロータとステータとを備えた回転電機の保
    守作業を行なう保守装置において、 良曲性の梁構造部材で構成され、前記回転電機のロータ
    両端のエンドリング間に渡された支持機構と、 前記回転電機内への挿入後に、当該回転電機の両端から
    前記支持機構に張力を与えて当該支持機構の曲がりを除
    去する機構と、 前記回転電機のロータとステータとの隙間に周囲の干渉
    物を回避して挿入され、前記支持機構に移動自在に支持
    された保守作業機構部と、 を備えて成ることを特徴とする回転電機の保守装置。
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