JP2721069B2 - 田植機の施肥装置 - Google Patents

田植機の施肥装置

Info

Publication number
JP2721069B2
JP2721069B2 JP4055838A JP5583892A JP2721069B2 JP 2721069 B2 JP2721069 B2 JP 2721069B2 JP 4055838 A JP4055838 A JP 4055838A JP 5583892 A JP5583892 A JP 5583892A JP 2721069 B2 JP2721069 B2 JP 2721069B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fertilizer
roll
rice transplanter
planting
seedling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4055838A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05252810A (ja
Inventor
康也 中尾
裕 高尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP4055838A priority Critical patent/JP2721069B2/ja
Publication of JPH05252810A publication Critical patent/JPH05252810A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2721069B2 publication Critical patent/JP2721069B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホッパー内の肥料を定
量的に繰り出すロールにモータを連動させた田植機の施
肥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、施肥装置の駆動構成を簡略化する
ために、ホッパー内の肥料を定量的に繰り出すロールを
モータで駆動することが考えられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、肥料の供給量
を所定どうりに設定する調節作業が面倒で不正確になり
やすかった。つまり、田植機においては株間距離や肥料
の種類に応じて機体走行距離当たりの肥料供給重量を所
定量に調節する必要があり、そのために、株間距離や肥
料の種類を変更する毎に、ロールの肥料収容凹部の大き
さや回転速度を変えながら、実際の肥料供給重量が所定
量に調節されたか否かを確認しなければならない。しか
し、ロールをモータで駆動すると、実際の肥料供給重量
が所定量に調節されたか否かを確認するに、一般的に、
ロールの駆動時間を計測するとともに、その間に繰り出
された肥料を集めて計量し、時間当たりの肥料供給重量
を計算し、その計算値を機体走行距離当たりの肥料供給
重量に換算して判断しなければならず、その時間計測、
計量、計算及び換算が面倒であり、かつ、測定ミスや計
算ミスによって不正確になりやすい。本発明の目的は、
肥料の供給量を所定どうりに設定する調節作業を容易に
かつ正確に実行できるようにする点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、ホッパ
ー内の肥料を定量的に繰り出すロールにモータを連動さ
せた田植機の施肥装置であって、機体が停止しかつ植付
けクラッチが切れている状態での計量用操作具からの指
示に基づいて前記ロールを設定回転数だけ駆動回転する
計量用自動操作手段を設け、苗植付け装置に対して上下
に位置変更固定自在に構成してある点にある。
【0005】
【作用】株間距離や肥料の種類を変更する毎に、ロール
の肥料収容凹部の大きさや回転速度を変えながら、実際
の肥料供給重量が所定量に調節されたか否かを確認する
に、計量用操作具を操作すると計量用自動操作手段によ
りロールが設定回転数だけ駆動回転されるから、その間
に繰り出された肥料を集めて計量し、その計量値を機体
走行距離当たりの肥料供給重量に換算して判断すればよ
く、前述の従来技術において必要であった時間計測及び
時間当たりの肥料供給重量の計算を不要にして、計量と
換算だけで済ますことができ、肥料の供給量を所定どう
りに設定する調節作業を容易にかつ正確に実行できる。
【0006】しかも、機体が停止し、かつ、植付けクラ
ッチが切れている状態でのみ前記の計量用操作具からの
指示に基づくロールの設定回転数の駆動回転を行えるよ
うにしてあるから、植付けクラッチを入れた状態で走行
しての施肥作業時に計量用操作具を操作しても前記の計
量用操作具からの指示に基づくロールの設定回転数の駆
動回転が行われず、所期の施肥作業をそのまま継続する
ことができる。
【0007】その上、苗植付け装置に対して上下に位置
変更固定自在に構成してあるから、ロールなどの点検な
どを行う場合、上方に位置変更することによりその点検
などを行い易くできる。
【0008】更に、ロールをモータで駆動することを利
用して、苗植付け装置に対して上下に位置変更固定自在
に構成してあるから、上下位置変更の構造・操作を簡単
なものにできる。つまり、苗植付け装置から動力を機械
的に取り出してロールを駆動する形式において、上下に
位置変更自在とする場合には、苗植付け装置からロール
への伝動構成を、伝動を維持した状態で位置変更を許す
構造や伝動を断つことができる構造にする必要があっ
て、伝動構造の複雑化や操作の煩雑化を招来する。これ
に対して、ロールをモータで駆動する形式では、ロール
駆動面で苗植付け装置との縁を切れるから、そのような
ことはない。
【0009】
【発明の効果】その結果、肥料の供給量を所定どうりに
設定するための調節機能を一段と優れたものにでき、し
かも、その調節に起因した施肥作業の阻害が全くなくて
所期の施肥作業を確実に行え、その上、保守点検も容易
に行えると同時に、構造簡単に実施できる田植機の施肥
装置を提供できるようになった。
【0010】
【実施例】図1及び図2に示すように、リンク装置1に
より乗用田植機本体に昇降操作自在に連結する苗植付け
装置を形成するに、一定ストロークで左右に往復移動さ
れる苗載せ台2、苗載せ台2の下端部から一株分の苗を
取り出して植付ける多数の植付け爪3、苗植付け装置を
支持するとともに植付け地面を整地する接地フロート4
などを設けてある。リンク装置1にボス部5でローリン
グ自在に伝動ケース6を連結し、田植機本体の動力取り
出し軸に連動させる伝動ケース6及び植付け伝動ケース
7内の伝動機構などにより植付け爪3を駆動するように
構成し、伝動ケース6内の伝動機構による軸8の往復駆
動により苗載せ台2を左右移動させるように構成してあ
る。苗載せ台2に縦送り装置9を設け、苗載せ台2が左
右移動のストロークエンドに到達する毎に一定距離だけ
苗が取り出し口側へ送られるように縦送り装置9を駆動
するように構成してある。植付け伝動ケース7に支柱1
0を立設し、支柱10に上下摺動自在に取付けた支持部
材11に施肥装置12を設け、締付け固定具13により
支持部材11を支柱10に固定できるように構成し、施
肥装置12の急速落下を阻止するダンパー14を設け、
植付け部や施肥装置12の保守点検に際して施肥装置1
2を上方に位置させて容易に作業できるようにしてあ
る。つまり、施肥装置12は、苗植付け装置に対して上
下に位置変更固定自在に構成されている。施肥装置12
を形成するに、肥料を貯留するホッパー15、ホッパー
15内の肥料を定量的に繰り出すロール16、ロール1
6に連動させた電動あるいは油圧式のモータ17、ロー
ル16からの肥料を作溝器18に落下させるパイプ19
を設け、作溝器18により圃場に形成した施肥用溝内に
肥料を供給するように構成してある。
【0011】図3に示すように、機体が停止しているこ
とを検出する第1センサー20、植付けクラッチが切れ
ていることを検出する第2センサー21、施肥装置12
に対する計量用操作具22を設け、それら両センサー2
0,21からの情報及び計量用操作具22からの指示に
基づいて、機体が停止しており、植付けクラッチが切れ
ている時にのみロール16を設定回転数だけ駆動回転す
るようにモータ17を自動操作する計量用自動操作手段
23を設け、肥料の供給量を所定どうりに設定する調節
作業を容易にかつ正確に実行できるようにしてある。つ
まり、株間距離や肥料の種類を変更する毎に、ロール1
6の肥料収容凹部の大きさや回転速度を変えながら、実
際の肥料供給重量が所定量に調節されたか否かを確認す
るに、機体及び苗植付け装置を停止した状態で計量用操
作具22を操作すると、計量用自動操作手段23により
ロール16が設定回転数だけ駆動回転され、その間に繰
り出された肥料を集めて計量し、その計量値を機体走行
距離当たりの肥料供給重量に換算して判断するように構
成してある。
【0012】〔別実施例〕 計量用操作具22や計量用自動操作手段23は田植機本
体または苗植付け装置のいずれに設けてもよい。ロール
16の構造や繰り出し容量は適当に選定でき、計量用自
動操作手段23によるロール回転数はロール16の構造
や繰り出し容量などに見合って適当に設定すればよい。
施肥装置12の具体的構造や取付け対象となる田植機の
形式は不問である。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用田植機に装備された苗植付け装置の側面図
【図2】苗植付け装置の一部を示す背面図
【図3】計量用操作系のブロック図
【符号の説明】
15 ホッパー 16 ロール 17 モータ 22 計量用操作具 23 計量用自動操作手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−27309(JP,A) 特開 昭57−194711(JP,A) 特開 昭63−237712(JP,A) 実開 平2−138514(JP,U) 実開 昭63−85025(JP,U) 実開 昭56−75829(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパー(15)内の肥料を定量的に繰
    り出すロール(16)にモータ(17)を連動させた田
    植機の施肥装置であって、機体が停止しかつ植付けクラ
    ッチが切れている状態での計量用操作具(22)からの
    指示に基づいて前記ロール(16)を設定回転数だけ駆
    動回転する計量用自動操作手段(23)を設け、苗植付
    け装置に対して上下に位置変更固定自在に構成してある
    田植機の施肥装置。
JP4055838A 1992-03-16 1992-03-16 田植機の施肥装置 Expired - Lifetime JP2721069B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4055838A JP2721069B2 (ja) 1992-03-16 1992-03-16 田植機の施肥装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4055838A JP2721069B2 (ja) 1992-03-16 1992-03-16 田植機の施肥装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05252810A JPH05252810A (ja) 1993-10-05
JP2721069B2 true JP2721069B2 (ja) 1998-03-04

Family

ID=13010141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4055838A Expired - Lifetime JP2721069B2 (ja) 1992-03-16 1992-03-16 田植機の施肥装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2721069B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4693032B2 (ja) * 2004-12-20 2011-06-01 日本甜菜製糖株式会社 繰り出し量確認調整方法
JP2006296343A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Kubota Corp 田植機の粉粒体供給量計測構造
JP5460993B2 (ja) * 2008-10-08 2014-04-02 松山株式会社 農作業機
JP5457774B2 (ja) * 2009-09-29 2014-04-02 株式会社クボタ 粉粒体散布装置
JP5864852B2 (ja) * 2010-12-10 2016-02-17 松山株式会社 農作業機
JP5802724B2 (ja) * 2013-10-18 2015-10-28 株式会社タイショー Gps車速連動散布システム
JP2016036272A (ja) * 2014-08-06 2016-03-22 ヤンマー株式会社 粒状体散布装置
JP6638698B2 (ja) * 2017-05-26 2020-01-29 井関農機株式会社 作業車両
JP2020110112A (ja) * 2019-01-15 2020-07-27 株式会社クボタ 散布装置
JP6849004B2 (ja) * 2019-03-28 2021-03-24 井関農機株式会社 移植機

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5675829U (ja) * 1979-11-15 1981-06-20
JPS57194711A (en) * 1981-05-27 1982-11-30 Matsuyama Kk Drawout apparatus for agricultural work machine
JPS6385025U (ja) * 1986-11-21 1988-06-03
JPS63237712A (ja) * 1987-03-25 1988-10-04 有限会社 信田農機 農業用施肥装置
JPH0724012Y2 (ja) * 1989-04-21 1995-06-05 八鹿鉄工株式会社 施肥機の駆動装置
JP2977581B2 (ja) * 1990-05-22 1999-11-15 株式会社クボタ 施肥装置付き田植機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05252810A (ja) 1993-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2721069B2 (ja) 田植機の施肥装置
US5863247A (en) Method of measuring harvested product quantity in elevator of harvester
KR102282697B1 (ko) 수전 작업기
CN204384279U (zh) 电子定量自动上料装置
JP2018198562A (ja) 作業車両
EP0650661A2 (en) A machine for spreading material
US6615755B2 (en) Apparatus and method for obtaining continuous speed ratios in a seeding or fertilizing machine
JP2977581B2 (ja) 施肥装置付き田植機
EP0426724B1 (en) Method and plant for measuring and portioning of fodder
JPH0724012Y2 (ja) 施肥機の駆動装置
JP4734009B2 (ja) 粉体分包装置および粉体分包システム
GB2162338A (en) A method of determining and regulating the discharge quantity in a distributing machine
JPS63233706A (ja) 粒状物繰出装置
JP2558926B2 (ja) 施肥装置付き田植機
JPH0335060Y2 (ja)
JP2921217B2 (ja) 施肥機における肥料繰出装置
JP2020103204A (ja) 施肥装置
JP3083861B2 (ja) 分散供給装置の制御方法及び装置
JP2722102B2 (ja) 田植機の植付装置
JPH0437386Y2 (ja)
CN218704399U (zh) 一种能够计数的对折纸机构
JP2506436Y2 (ja) シ―ダマルチの播種制御装置
JP6061827B2 (ja) 水田作業機
TWI816941B (zh) 移植機
JP7140057B2 (ja) 施肥装置付き移植機