JP2720235B2 - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JP2720235B2
JP2720235B2 JP24844191A JP24844191A JP2720235B2 JP 2720235 B2 JP2720235 B2 JP 2720235B2 JP 24844191 A JP24844191 A JP 24844191A JP 24844191 A JP24844191 A JP 24844191A JP 2720235 B2 JP2720235 B2 JP 2720235B2
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JP
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paper
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英明 西田
信也 中村
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤドットプリンタ
やインクジェットプリンタ等に関し、特に印字後の用紙
上のインクをにじませたり印字後の用紙の印字面を汚す
ことなく搬送・排出する用紙排出機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、プリンタにおける印字後の用
紙の排出機構として図9〜図12のようなものが知られ
ている。即ち、図9のものは回転可能な円柱状のプラテ
ン1に対向して印字ヘッド2が設けられている。また、
前記プラテン1の周囲2か所には印字ヘッド2の上流側
に位置してピンチローラ3がプラテン1に圧接されて設
けられている。更に、前記プラテン1の印字ヘッド2の
下流側の周囲にはインク吸収体で形成されたベイルロー
ラ4がプラテン1に圧接されて設けられている。
【0003】そして、未印字の用紙5はプラテン1とピ
ンチローラ3とに挟持されてプラテン1の周面に沿って
プラテン1と印字ヘッド2との間に案内され、印字ヘッ
ド2がプラテン1の軸方向に往復動しながら印字され
る。そして、印字後の用紙5はベイルローラ4によって
排紙位置まで搬送され、図示しない排紙トレイ内に排出
されるものである。
【0004】また、図10に示すものは図9においてイ
ンク吸収体で形成されたベイルローラ4の代わりに歯車
状のスターリング6を用いたものである。
【0005】次に、図11および図12に示すものは、
軸11の回りで回転可能なフィードローラ12と、この
フィードローラ12の周面に圧接されたピンチローラ1
3と、軸11の回りで印字位置と退避位置との間で回動
可能なプラテン14と、このプラテン14の印字部15
に対向して配置され軸11に沿って往復動する印字ヘッ
ド16と、印字後の用紙を水平に受ける排紙トレイ17
とを有している。
【0006】そして図11に示すように、未印字の用紙
18はフィードローラ12とピンチローラ13とで挟持
されてフィードローラ12の周面に沿って印字位置にあ
るプラテン14と印字ヘッド16との間に案内され、印
字ヘッド16にて印字を行う。そして、印字終了後に図
12に示すようにプラテン14が印字位置から退避位置
へと回動することにより、印字後の用紙18は自重で排
紙トレイ17内に収納される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のプリンタの用紙排出装置には次のような欠点があ
った。まず図9および図10のものにおいては、印字直
後の用紙印字面上を回転するベイルローラ4あるいはス
ターリング6によって未乾燥インクが圧接によりにじん
だり、また未乾燥インクが用紙印字面に転写されること
で発生する用紙印字面の汚れを防止するために、ベイル
ローラ4、スターリング6上述のようにインク吸収体や
歯車状に形成されてはいるものの、高密度印字や連続印
字をさせた場合にはこれらのベイルローラ4やスターリ
ング6では充分対処することができず、前記原因による
印字面の汚れが発生していた。
【0008】また、図11および図12のものにおいて
は、印字後の用紙面の汚れは発生しないものの、強制的
に印字後の用紙を排出する機構を採用せずに用紙の慣性
力および自重を利用して排出しているため、排紙トレイ
17を印字ヘッド16を含む水平面内に位置して略水平
方向に設ける必要があり装置全体としての設置面積が大
きくなっていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、プリンタにお
いて用紙搬送経路に対向して設けられこの用紙搬送経路
中を搬送される用紙に印字する印字手段と、この印字手
段の用紙搬送方向下流上方に設けられ印字済用紙を用紙
搬送方向の先端を上にして傾斜させて保持する用紙保持
部と、前記用紙搬送経路中の前記印字手段の用紙搬送方
向上流近傍に設けられ前記用紙を前記印字手段に向けて
搬送する紙送り手段と、前記用紙の後端が前記搬送手段
近傍を通過後に前記用紙の後端後方において前記用紙搬
送経路中に進出するとともに、用紙搬送方向に移動して
前記用紙の後端を前記用紙保持部側に押出して用紙を排
出する用紙排出手段とを備えたものである。
【0010】
【作用】このように構成した本発明によれば、用紙排出
手段が用紙の後端に当接して紙送り手段近傍から用紙保
持部まで移動して、印字後の前記用紙の後端を用紙搬送
経路に沿って前記用紙保持部へ押出す。
【0011】
【実施例】以下、本発明をインクジェットプリンタを一
実施例として図1〜図8を参照して説明する。図1にお
いて、インクジェットプリンタの外ケースである枠体3
1内には図示しない電源部、制御部とともに、未印字の
用紙32を多数枚積層して保持する用紙格納部33と、
この用紙保持部33に保持された用紙32を給紙し印字
後の用紙32を排紙する用紙排出機構34とを有してい
る。
【0012】この用紙排出機構34は図2に示すよう
に、回転軸35に等間隔に固定された3個のローラ36
a、36b、36cを有し、回転軸35とともに回転す
るフィードローラ36と、このフィードローラ36に対
して設けられ各ピース37a、37b、37c、37
d、37eが互いに所定の間隙38を設けてなるプラテ
ン37とを有する。このプラテン37の各ピースはそれ
ぞれ平坦で互いに面一の印字面39を有するとともに、
図1および図3に示すようにプリンタの枠体31の設置
面と所定角度を有し、かつ後述する印字ヘッド47の上
方に配置した排紙ストッカ40(用紙保持部)と一体的
に形成されている。このプラテン37と排紙ストッカ4
0との境界部には、排紙ストッカ40内に排紙された印
字済の用紙32の後端辺を保持する排紙後端保持部41
がプラテン37とストッカ40とに段差を形成して設け
られている。
【0013】また用紙排出機構34は、回転軸35と平
行な軸42に固定され軸42とともに回動する43a、
43b、43c、43dの4本のエジェクトアーム43
(用紙排出手段)を有し、このエジェクトアーム43は
前記プラテン37間に設けられた間隙38内を実線で示
す初期位置と破線で示す押出位置との間で往復的に回動
するものである。
【0014】このエジェクトアーム43は図4に示すよ
うに2本づつ一体的に形成され、前記軸42に圧入され
ており、その先端部には略L字型の屈曲部45が設けら
れている。
【0015】また、図1において、前記プラテン37の
印字面39と対向して印字ヘッド47(印字手段)がプ
ラテン37の長手方向に沿って往復動可能に設けられて
いる。この印字ヘッド47は図示しないインクを内蔵し
たインクカートリッジを着脱可能に保持し、往復動しな
がら所定の印字信号に応動してインク滴をプラテン37
の印字面39に向けて噴出して用紙32上に文字や図形
を印字するものである。
【0016】次に、前記用紙格納部33は支点50を中
心として可動部51がフィードローラ36に対して接離
方向に回動可能であり、一端が固定されたバネ52によ
って常時フィードローラ36方向に付勢されている。ま
た、カム53が回転可能に設けられており、可動部51
に設けられた作用部54をその回転によってバネ52の
付勢力に抗して押圧することによって用紙格納部33の
可動部51はフィードローラ36から離反することがで
きる。そして、カム53が更に回転すると作用部54か
ら離反し、用紙格納部33の可動部51の先端部はフィ
ードローラ36の周面に当接する。従って、用紙格納部
33内の用紙32を給紙信号に応動してカム53を回転
させることで、用紙32の先端部をフィードローラ36
の周面に適宜圧接させることができる。
【0017】また、フィードローラ36の一部周面に沿
って用紙ガイド56が設けられており、この用紙ガイド
56の周端部とプラテン37の印字面39との間でかつ
印字ヘッド47の上流側には、用紙を印字面39と印字
ヘッド47との間に送るためのピンチローラ57が、4
個のフィードローラ36a、36b、36c、36dに
対向してそれぞれ設けられている。前記用紙ガイド56
の一部は枠体31に形成された手差挿入口58から挿入
された手差用紙を印字面39へとガイドする手差ガイド
59を有している。
【0018】このような構成において、通常は図1に示
すように用紙格納部33内に積層された未印字の用紙3
2はフィードローラ36の周面から離間している。そし
て、外部のホストコンピュータから印字信号が入力され
ると、図示しない制御部は所定のタイミングで給紙信号
を発生する。すると、カム53が回転し、バネ52の付
勢力によって用紙格納部33内に積層された最上位の用
紙32がフィードローラ36の周面に当接する。そし
て、フィードローラ36が回転すると最上位の用紙32
がフィードローラ36と用紙ガイド56との間に導か
れ、用紙ガイド56によってピンチローラ57からプラ
テン37の印字面39と印字ヘッド47との間へと案内
されて所定の位置で停止する。そして、このタイミング
でカム53が更に回転して用紙格納部33に設けられた
可動部51の作用部54をバネ52の付勢力に抗して押
下することにより、可動部51が下がって用紙格納部3
3内に積層された用紙32がフィードローラ36から離
間する。
【0019】次に、入力された印字信号に基づいて、印
字ヘッド47が往復動しながらインク滴を噴出させ用紙
32上に付着させて印字を行う。また印字ヘッド47の
往復動するタイミング毎にフィードローラ36とピンチ
ローラ57で狭持した用紙32をフィードローラ36を
所定量だけ回転させて搬送させる。そして印字を終了し
た用紙はフィードローラ36を回転させることにより、
用紙32の後端がフィードローラ36とピンチローラ5
7との狭持が外れる位置まで搬送される(図3を参
照)。このときエジェクトアーム43は初期位置に位置
している(図2および図3を参照、図3は図2の状態で
プラテン37bとエジェクトアーム43bとの間で、回
転軸35と垂直な面で切った断面図である)。
【0020】次に、エジェクトアーム43は初期位置か
ら押出位置にむけて回動を開始して印字済の用紙32の
後端縁に当接し、この後端縁を排紙ストッカ40方向へ
押上げ始める(図5および図6は押上げ途中を示す、図
6は図5の状態でプラテン37bとエジェクトアーム4
3bとの間で、回転軸35と垂直な面で切った断面図で
ある)。
【0021】そして、さらにエジェクトアーム43が回
動して押出位置に達すると、押上げられた用紙32は排
紙されて排紙ストッカ40内に落下するとともに、排紙
後端保持部41にその後端縁が保持される(図7および
図8を参照、図8は図7の状態でプラテン37bとエジ
ェクトアーム43bとの間で、回転軸35と垂直な面で
切った断面図である)。
【0022】このように本実施例によれば、エジェクト
アーム43が回動して印字済の用紙32の後端を押上げ
ることで排紙ストッカ40内に排紙するようにしたた
め、ベイルローラやスターリング等を使用せずにとなく
印字直後の用紙印字面を汚すことなく排紙が可能であ
る。また、排紙ストッカ40をプリンタの枠体31の設
置面と所定角度をもたせて設けても、印字済用紙32を
排紙ストッカ40内へ排紙することができるため、装置
全体の設置面積を最小限にとどめることができる。
【0023】また、プラテン37とストッカ40とは排
紙後端保持部41による段差を有しているため、用紙3
2がエジェクトアーム43によってかなりの距離を押出
されるまで前回ストッカ40内に排出した用紙と接触す
ることがない。従って、その間に前回排出した用紙上の
インクは乾燥するため、前回ストッカ40内に排出した
用紙32と今回排出する用紙32とが途中から接触して
もそれによって前回の用紙のインクがにじんだり、用紙
が汚れる恐れはない。
【発明の効果】以上説明したように、本発明は上記のよ
うに構成したので、用紙排出手段が印字後の用紙の後端
を印字位置から用紙保持部側へ押出すことができ、印字
直後の用紙印字面を汚すことなく排紙が可能であるとと
もに装置全体の設置面積を最小限にとどめることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の内部構造を示す側面図であ
る。
【図2】本発明の一実施例の主要部を示す斜視図であ
る。
【図3】図2の状態での断面図である。
【図4】エジェクトアーム43と軸42との結合状態を
示す図である。
【図5】本発明の一実施例の主要部を示す斜視図であ
る。
【図6】図5の状態での断面図である。
【図7】本発明の一実施例の主要部を示す斜視図であ
る。
【図8】図7の状態での断面図である。
【図9】本発明の従来例を示す図である。
【図10】本発明の他の従来例を示す図である。
【図11】本発明の更に他の従来例を示す図である。
【図12】本発明の更に別の従来例を示す図である。
【符号の説明】
33 用紙格納部 34 用紙排出機構 36 フィードローラ 37 プラテン 38 間隙 39 印字面 40 排紙ストッカ 41 排紙後端保持部 43 エジェクトアーム 47 印字ヘッド 56 用紙ガイド 57 ピンチローラ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙搬送経路に対向して設けられこの用
    紙搬送経路中を搬送される用紙に印字する印字手段と、
    この印字手段の用紙搬送方向下流上方に設けられ印字済
    用紙を用紙搬送方向の先端を上にして傾斜させて保持す
    る用紙保持部と、前記用紙搬送経路中の前記印字手段の
    用紙搬送方向上流近傍に設けられ前記用紙を前記印字手
    段に向けて搬送する紙送り手段と、前記用紙の後端が前
    記搬送手段近傍を通過後に前記用紙の後端後方において
    前記用紙搬送経路中に進出するとともに、用紙搬送方向
    に移動して前記用紙の後端を前記用紙保持部側に押出し
    て用紙を排出する用紙排出手段とを備えたことを特徴と
    するプリンタ。
JP24844191A 1991-09-03 1991-09-03 プリンタ Expired - Lifetime JP2720235B2 (ja)

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