JP2719889B2 - 放射線画像読取装置 - Google Patents

放射線画像読取装置

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JP2719889B2
JP2719889B2 JP6179660A JP17966094A JP2719889B2 JP 2719889 B2 JP2719889 B2 JP 2719889B2 JP 6179660 A JP6179660 A JP 6179660A JP 17966094 A JP17966094 A JP 17966094A JP 2719889 B2 JP2719889 B2 JP 2719889B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、走査を行って画像を読
み取る画像読取装置に係わり、特に励起光としてレーザ
光を走査して、蓄積性蛍光体を用いた画像記録体より放
射線画像を読み取る放射線画像読取装置に関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】光ビーム、例えはレーザ光を使用して記
録体に記録されている画像を読み取る画像読取装置とし
て、図3に示すものがある。この装置は、レーザ発振器
1からのレーザをミラー2及びミラー3によって方向を
変えて、ビームエキスパンダ4に入射させ、このビーム
エキスパンダ4で径の拡大したレーザをミラー5で再度
方向を変えて光偏向器としてのポリゴンミラー6の反射
面に入射させ、その反射面で反射したレーザを入射角度
によって焦点位置の異なるfθレンズ7及びミラー8を
介して記録体としてのX線透過フィルム9に入射させ、
そのフィルム9を透過した光を光ファイバ等を束ねて構
成した光伝導体10によりフォトマルチプライヤ等の光
検出器11に入射させ、この光検出器11で光電変換し
た出力を適宜処理することにより、画像を得るようにし
たものである。 【0003】この装置では、ポリゴンミラー6が回転す
ることにより、その反射面で反射したレーザが、フィル
ム9を主走査方向(矢印a方向)に各反射面毎に走査す
る。また、このフィルム9は、その主走査方向とほぼ直
交する方向の副走査方向(矢印b方向)に、上記主走査
の1回(1個の反射面当たり1回)毎に同期して移動す
る。 【0004】ところで、上記読取装置は、フィルム9を
透過する光の強度を光検出器11で検出してフィルム9
に記録されている画像の信号を得るのであるが、このよ
うな方法の画像読取における読取精度、つまり得られる
画像信号のS/N比は、光検出系のショットノイズの影
響を受ける。このショットノイズの大きさは、光検出系
の持つ周波数帯域幅の平方根に比例する。 【0005】従って、このショットノイズの影響を緩和
するためには、光検出系の帯域幅を狭める必要がある
が、このように帯域幅を狭めることを可能にするために
は、主走査方向の走査速度を必要なレベルにまで低下さ
せることが必要であり、そのためにポリゴンミラー6の
回転速度を低下させることが考えられる。また、ポリゴ
ンミラーの代わりにガルバノメータを使用した場合に
は、その変位速度を低下させることが考えられる。 【0006】しかしながら、ポリゴンミラーは低い速度
で動作させるとジッタが問題となり、厳密な等速性が要
求される走査系には不適当である。従って、画像を高い
位置精度で読み取る必要のあるX線透過フィルム等の画
像を読み取るためには何らかの位置補正手段が必要とな
る。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】この位置補正手段とし
て、光学エンコーダを使用する場合には、図3における
ミラー8をハーフミラーに代えて、そのハーフミラー8
を透過した光ビームをエンコーダ12で検出して、その
検出光を光伝導体13を介して光検出器14で光電変換
して、サンプリングクロックを得て、このクロックによ
りジッタによる位置補正をする方法がある。 【0008】しかし、この光学エンコーダは高価である
のでコスト高を免れることはできず、またサンプリング
クロックを自由に変化させることもできないという問題
がある。 【0009】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、ジッタ等をなくし、しかもシットノイ
ズによる影響も緩和して、S/N比も向上するようにし
た放射線画像読取装置を提供することである。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記した本発明の目的
は、放射線画像の記録された蓄積性蛍光体を用いた放射
線画像記録体を、ポリゴンミラーを用いて光ビームによ
り走査し、該放射線画像記録体に記録されている放射線
画像を読み取り階調画像データを得る放射線画像読取装
置であって、前記光ビームの走査スポットを画素サイズ
よりも小さく設定し、1画素を該走査スポットで、画素
サイズより小さい走査ピッチで複数回に分けて走査し階
調画像データを得、前記複数回の走査で得られた階調画
像データから新たな1走査線分の階調画像データを得る
ことを特徴とする放射線画像読取装置によって達成され
る。 【0011】 【作用】本発明では、1画素を複数回に分けて走査し、
前記複数回の走査で得られたデータから新たな1走査分
のデータを得るので、光偏向器は高速領域で使用できジ
ッタの影響を受けることはなく、光学エンコーダも不要
であり、ショットノイズの影響も緩和でき、S/N比を
向上できる。 【0012】 【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。本
実施例では、図3に示した光偏向器としてのポリゴンミ
ラー6を8面の反射面を持ったもので構成すると共に、
そのポリゴンミラー6を高速度で回転させ、主走査に応
じて副走査が行なわれるように、主走査と副走査の同期
関係を決める。 【0013】従って、記録体9の主走査方向の走査線A
について主走査が行なわれ、その後に副走査が行なわ
れ、その後次の走査線について同様に主走査が行なわれ
るという走査により、画像読取が行なわれる。そして、
複数回、例えば8回の読取データを平均して、1走査線
当たりのデータ(新たな1走査分のデータ)を得るよう
にする。なお、図3におけるエンコーダ12、光伝導体
13及び光検出器14を使用することは必ずしも必要で
ない。 【0014】従って、この方法によれば、8回の読取デ
ータの平均化処理により、1個の読取データをそのまま
使用する場合と比較して、8の1/2乗倍だけS/N比
を向上させることができ、読取精度を向上させることが
できる。また、主走査は高速のままで行なっても良いの
で、ジッタの問題も起こらない。 【0015】更に、ポリンゴンミラーの複数の反射面か
ら得られる走査データに基づいて新たな1走査分のデー
タを得るので、その反射面の倒れ角度のバラツキによる
読取ピッチ(走査ピッチ)の変動が除去され、正確な読
取を行なうことができる。 【0016】更に、ポリゴンミラーの回転速度は通常の
速度(高速回転)にできるので、その各反射面の反射率
にバラツキがあっても、その反射率は平均化され、読取
データがその影響を受けることを防止できる。 【0017】図1は読取データの平均化回路を示すもの
である。本実施例では、図3における光検出器11で光
電変換されたアナログ信号を、A/D変換器20で8ビ
ット(階調を8ビットで表現する)のデジタル信号に変
換し、その後にこのデジタル信号により平均化処理を行
なう。8個のメモリ211 〜218 はポリゴンミラー6
の各反射面(8面)の各々による読取データを格納する
ための1走査線分の画素の容量をもつ8ビットのメモ
リ、221 〜224 は9ビットの加算器、231と232
は10ビットの加算器、24は11ビットの加算器で
ある。また、25は各メモリ211 〜218 のアドレス
を制御するためのアドレスコントローラである。 【0018】さて、アドレスコントローラ25はポリゴ
ンミラー6の回転を検出するエンコーダ(図示せず)か
らのクロック信号を得て、メモリ211 〜218 の各々
に、ポリゴンミラー6の各面によって主走査した読取デ
ータを格納する際のアドレス指定を行なう。即ち、メモ
リ211 にはポリゴンミラー6の第一の面による読取デ
ーダを、メモリ212 にはポリゴンミラー6の第二の面
による読取デーダを、以下同様にメモリ218 まで対応
する面による読取データを格納する。 【0019】そして2個のメモリ211 と212 のデー
タを加算器221 で、メモリ213と214 のデータを
加算器222 で、メモリ215 と216 のデータを加算
器223 で、メモリ217 と218 のデータを加算器2
4 で、順次加算する。このとき、桁上げによりビット
は9ビットとなる。更に、加算器221 と222 のデー
タを加算器231 で、加算器223 と224 のデータを
加算器232 で加算する。このとき、桁上げにより更に
1ビット増えて10ビットとなる。更に、加算器231
と232 のデータ加算器24で加算すると、11ビット
のデータが得られる。 【0020】そこで、この加算器24から得られるデー
タは、その上位8ビットが前記各メモリ211 〜218
のデータを平均していると考えることができるので、そ
の上位8ビットを取り出して、今回主走査した1本の走
査線の読取データ(新たな1走査線分のデータ)とし
て、次の処理回路に転送する。そして、その後次の走査
線について同様に平均化処理を行なう。 【0021】以上により、8回走査して得た走査線の読
取データの平均データを得ることができるので、上記し
たように、S/Nが8の1/2乗倍に向上し読取精度が
向上する。これは、読取速度を1/8に低下した場合と
同等の効果をもたらす。また、特別に光学エンコーダを
必要としない。更に、サンプリングクロックもポリゴン
ミラーの回転を検出するエンコーダから自由に得ること
ができる。 【0022】読取ピッチ(走査ピッチ)は記録体の長さ
を読取画素数で割った値(画素ピッチとする。)を更に
平均回数(新たな1走査線を得るための複数回数)で割
った値として定義される。即ち、読取ピッチは画素サイ
ズより小さく、1画素を複数回で読み取り、新たな1走
査線のデータを得ている。また、その際に走査スポット
(ビームスポット)は走査ピッチの値と同一にする必要
はない。ただし、スポットはそれが小さいとオリジナル
画像自身のもつ不要な高周波成分、即ちノイズも拾うこ
ととなり、再生画像に荒れを生じ、逆に大きすぎると画
像のボケの原因となり得るために、必要とされる読取特
性によって決定される。また、記録体は間欠的に移動さ
せても、連続移動させても良い。 【0023】また、新たな1走査線分のデータを得るた
めの記録体上の各読取走査線は、一部重なる(図2の
(a)参照)、重ならない(図2の(b)参照)の場合
があるが、いずれの場合も新たな1走査線分のデータを
得る複数回分の読取走査線同志がかけ離れていなければ
良い。なお、図2においては、3回分の走査データj,
k,lを1/3して新たな1走査線分のデータとした例
を示す。図2(b)に記載のように、走査スポットによ
り決まる走査線幅は、走査ピッチより小さく設定されて
いる。よって、前述のように走査ピッチは、画素サイズ
より小さいので、走査スポットは、画素サイズより小さ
く設定されている。 【0024】なお、記録体としては、X線等を使用した
放射線透過フィルム以外に、画像を蓄積記録した蓄積性
蛍光体フィルムを使用することもできる。この蓄積蛍光
体記録に使用する場合は、レーザ光は励起光として作用
する。また、以上では、複数回の走査のデータを平均し
て新たなデータとしたが、これに限ることなく、演算方
法は適宜変えても良い。 【0025】 【発明の効果】以上から本発明によれば、次のような優
れた効果がある。まず、複数回の走査で得られたデータ
から1走査分のデータを得るので、その走査にポリゴン
ミラーを使用するとき、そのポリゴンミラーを安定回転
領域(高速)で使用することができ、回転ムラ(ジッ
タ)の影響を受けることはなくなる。 【0026】よって、サンプリングクロックを作成する
ための光学エンコーダ等を使用せずとも、高い読取精度
を保持する。 【0027】また、得られた画像信号のS/Nは、使用
するポリゴンミラーの1面で1走査分のデータを得る場
合に比較して、その走査速度を1/n(n:新たな1走
査線分のデータを得るための走査の回数)に低下したと
きと実質的に同じにまで低下させることができ、ショッ
トノイズによる影響を緩和して読取精度を向上させるこ
とができる。 【0028】更に、使用するポリンゴミラーの各反射面
の反射率のバラツキによる読取データのバラツキも効果
的に除去できる。 【0029】更に、使用するポリンゴミラーの各反射面
の倒れ(倒れ角度)のバラツキによる読取ピッチ(走査
ピッチ)の変動を除去でき、これは特に蓄積蛍光体フィ
ルムを読み取る場合に効果的である。 【0030】更に、新たな1走査分のデータを、得られ
た複数の走査データの平均値から得るので、階調画像デ
ータを崩すことなく、正確なデータとして取り込むこと
ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の一実施例の平均化処理回路の回路図
である。 【図2】 読取走査線の説明図である。 【図3】 放射線画像読取装置の一般的な構成を示す図
である。 【符号の説明】 1:ビーム発振器、2、3:ミラー、4:ビームエキス
パンダ、5:ミラー、6:ポリンゴミラー、7:fθレ
ンズ、8:ミラー、9:X線透過フィルム、10:光伝
導体、11:光検出器、12:エンコーダ、13:光伝
導体、14:光検出器、20:A/D変換器、211
218 :メモリ、221 〜224 、231 、232 、2
4:加算器、25:アドレスコントローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−51216(JP,A) 特公 平5−39147(JP,B2) 特公 昭55−15139(JP,B1)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.放射線画像の記録された蓄積性蛍光体を用いた放射
    線画像記録体を、ポリゴンミラーを用いて光ビームによ
    り走査し、該放射線画像記録体に記録されている放射線
    画像を読み取り階調画像データを得る放射線画像読取装
    であって、 前記光ビームの走査スポットを画素サイズよりも小さく
    設定、1画素を該走査スポットで、画素サイズより小
    さい走査ピッチで複数回に分けて走査し階調画像データ
    を得、 前記複数回の走査で得られた階調画像データから新たな
    1走査分の階調画像データを得ることを特徴とする放
    射線画像読取装置。
JP6179660A 1994-07-08 1994-07-08 放射線画像読取装置 Expired - Lifetime JP2719889B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5515136B2 (ja) * 1974-10-31 1980-04-21
JPS5515139A (en) * 1978-07-18 1980-02-02 Ricoh Co Ltd Photometric device of camera

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