JP2719844B2 - ガスケットおよびその製造方法 - Google Patents

ガスケットおよびその製造方法

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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本願発明は流体機器の接合部や配管フランジ部をシー
ルするガスケットおよびその製造方法に関する。
<従来の技術> 従来より、ガスケットは一定厚みのシートを丸形や角
形等のリング状に打ち抜くことで、製作されていた。ガ
スケット素材としては、低公害性から従来のアスベスト
に代えてポリテトラフルオロエチレン(以下、PTFEとい
う)からなる多孔質シートが広く用いられている。
また、ガラス管やプラスチック管の接続に使用する場
合は、高締付圧で締め付けることができないので、低締
付圧で管同士を接続する必要がある。このため、前記多
孔質シートには高いシール性が要求される。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、第8図(a)に示すように、通常の多
孔質シート40は非締付状態において流体が通過する浸透
性を有するが(流体通過経路を矢印で示す)、同図
(b)に示すように、このものを低圧で締め付けた状態
でも、内部に空隙がかなり残存しているため、前記と同
様に流体が多孔質シート40内に浸透して外に漏れ出ると
いう欠点がある。
このような多孔質シートを使用したガスケットのシー
ル性を改善する方法としては、リング状のガスケット
の表面または内周部付近に不浸透性を付与できるシーラ
ントを塗布する方法、ガスケットを局部的に加圧して
周方向に不浸透性の高密度域を形成する方法などがあ
る。
上記の方法では、多孔質シートのほかに他部材を必
要とするため、コストアップになって好ましくない。ま
た、上記の方法では、局部加圧により流体がガスケッ
トの内部を通って外へ漏れ出るのをある程度減少させる
ことができるが、漏れを完全に防止することができない
という問題点がある。すなわち、第9図(a)に示すよ
うに、両端を加圧して圧縮部42,42を形成した多孔質シ
ート41では、圧縮部42内を通過する、いわゆる貫通漏れ
は阻止できるが、同図(b)に示すように、低締付圧で
は段部をなくすことができないため、この段部を経て漏
れが発生する場合がある。
このような段部が残らないようにするためには、圧縮
部42の加圧力を少なくして圧縮部42の厚さを非圧縮部43
のそれに近づけるといった方法が考えられるが、これで
は実質的に圧縮部42を設けた意義が失われ、浸透防止効
果を達成することができなくなる。
本願発明は上述の問題を排除すべくなされたものであ
って、低圧締付状態であっても高いシール性を発揮し
て、流体の漏れを防止することができるガスケットおよ
びその製造方法を提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するため、本願発明のガスケットは、
樹脂からなる多孔質シートの一面を、少なくとも前記多
孔質シートの厚さの半分の深さまで陥没させて、周方向
に連続した陥没部を形成するとともに、前記多孔質シー
トの他面の前記陥没部と隣接する部位を、少なくとも前
記多孔質シートの厚さの半分の深さまで陥没させて、周
方向に連続した陥没部を形成し、各陥没部の相互間に、
周方向に連続し、かつ前記多孔質シートの厚み全体にわ
たる高密度の不浸透部を形成したことを特徴としてい
る。
また、前記陥没部が形成された部位の反対面に、前記
不浸透部と連続させて突起を形成してなることを特徴と
する。
また、前記多孔質シートが環状であり、かつ、その内
周部および外周部のうち少なくとも一方に、ガスケット
の低圧締付状態で全周にわたって被シール面に密着し、
かつ、自由状態での厚さが前記不浸透部の厚さよりも小
さい不浸透性の高密度域を形成したことを特徴としてい
る。
なお、多孔質シートの内周部とは環状の多孔質シート
を平面的に見た場合における内側周辺部を意味する概念
であり、外周部とは外側周辺部を意味する概念である。
また、本願発明のガスケットの製造方法は、樹脂から
なる環状の多孔質シートを用い、その内周部および外周
部のうち少なくとも1箇所を折曲する絞り工程と、折曲
された部位を加圧圧縮して不浸透性の高密度域を形成す
る加圧圧縮工程と、多孔質シートの一面を、少なくとも
前記多孔質シートの厚さの半分の深さまで陥没させて、
周方向に連続した陥没部を形成するとともに、前記多孔
質シートの他面の前記陥没部と隣接する部位を、少なく
とも前記多孔質シートの厚さの半分の深さまで陥没させ
て、周方向に連続した陥没部を形成することにより、各
陥没部の相互間に、周方向に連続し、かつ前記多孔質シ
ートの厚み全体にわたる高密度の不浸透部を形成する不
浸透部形成工程とを含むことを特徴としている。
<作用> 本願発明のガスケットは、前記高密度の不浸透部が、
前記多孔質シートの厚み全体にわたって形成されている
ので、ガスケットの低圧締付状態においても、当該不浸
透部によって流体の浸透を確実に阻止することができ
る。また、前記不浸透部は、樹脂からなる多孔質シート
を高密度に成形したものであるので、高い弾性を発揮す
ることができる。このため、ガスケットを締付た際に塑
性変形し難く、当該不浸透部の塑性変形に起因してクリ
ープ現象が生じるのを防止することができる。
また、前記陥没部が形成された部位の反対面に、前記
不浸透部と連続させて突起を形成するようにした場合に
は、ガスケットの締付によって突起が圧縮されて、流体
の浸透経路に位置する陥没部底部付近の不浸透部がより
高密度になり、流体の浸透をより確実に防止できるよう
になるとともに、突起がフランジ部などに強く押し当て
られるため、ガスケットとフランジ部などとの密着性を
さらに向上させることが可能になり、シール性能をより
高めることができるようになる。
また、環状の多孔質シートの内周部および外周部のう
ち少なくとも一方に、ガスケットの低圧締付状態で全周
にわたって被シール面に密着し、かつ、自由状態での厚
さが前記不浸透部の厚さよりも小さい不浸透性の高密度
域を形成した場合には、ガスケットの装着時に当該ガス
ケットを一定量締付けた際に、前記高密度域によって締
付圧を受けることができるので、前記不浸透部が極端に
圧縮されて塑性変形することによりその弾性を喪失する
のを防止することができる。また、当該高密度域におい
ても流体の浸透を阻止することが可能になり、さらにシ
ール性能を向上させることが可能になる。
また、本願発明のガスケットの製造方法においては、
前述のように、多孔質シートの内周部と外周部とのうち
少なくとも1個所を折曲する絞り加工を行ない、折曲さ
れた部位を加圧圧縮して高密度域を形成するとともに、
多孔質シートの両面に、互いに隣接させた状態で周方向
に連続する陥没部を形成することにより、各陥没部の相
互間に、周方向に連続し、かつ前記多孔質シートの厚み
全体にわたる高密度の不浸透部を形成するようにしてい
るので、高密度域および不浸透部を容易かつ確実に形成
することが可能になり、前記本願発明のガスケットを確
実に得ることができるようになる。
<実施例> 以下、図面に基づいて本願発明の一実施例を詳細に説
明する。
第1図および第2図はこの実施例のガスケットを示す
平面図およびそのII−II線断面図である。これらの図に
示すように、リング状のガスケット1は、周方向に連続
しかつ厚さがガスケット1の低圧締付状態で、その両面
が全周にわたってフフランジ等の被シール面に密着し、
かつ、自由状態での厚さt1が、後述する不浸透部14の厚
さよりも小さい不浸透性の高密度域2,3が内周部および
外周部にそれぞれ形成されている。また、それらの間の
両面には、周方向に連続した、断面形状がV字状の一対
の環状の陥没部12a,12bが形成されている。この陥没部1
2a,12bは、ガスケットの素材である樹脂シートを複数の
環状領域に分けた場合において隣接する関係にある部位
を、それぞれ互いに反対方向から強く加圧するか、ある
いは加圧と加熱を同時に行なうことにより、両面からそ
の厚さの半分以上の深さまで互いに反対方向に陥没させ
ることにより形成されており、これら陥没部12a,12bの
相互間には、ガスケット1内部における流体の浸透を阻
止する高密度の不浸透部14が形成されている。この不浸
透部14は、一方の陥没部12aの底部から他方の陥没部12b
の底部に至るものであり、ガスケット1の厚みの全体に
わたって形成されている。
なお、上記のガスケット1はPTFEなどからなる多孔質
シートから形成されている。この多孔質シートは通常、
厚さが0.1〜3.0mm、密度が0.5〜1.0g/cm3程度である。
これに対する高密度域2,3の厚さt1および密度はそれぞ
0.5〜1.5mmおよび1.0〜2.2g/cm3程度であるのが好まし
い。
また、高密度域2,3の厚さt1が前記範囲よりも小なる
ときは、ガスケットの低圧締付時に低密度域7,8との間
の段部が残存するため、そこから流体が浸透し、ガスケ
ット内から外部への漏れが生じるおそれがある。
また、高密度域2,3の密度が前記範囲よりも小なると
きは、内部の多数の空隙が残存しているためにガスケッ
ト1内に流体が浸透しやすくなり、シール性が充分でな
くなる。
つぎに、この実施例のガスケットの製造方法について
説明する。まず材料となる多孔質シートをリング状に打
ち抜き加工する。このとき、第3図に示すように、打ち
抜いた多孔質シート5の内径d1を通常のガスケット6
(同図に一点鎖線で示す)の内径よりも小さく、外径d2
を通常のガスケットの外径よりも大きく形成する。
この多孔質シート5を絞り加工用の金型(図示せず)
に投入し、第4図に示すように、内周縁部Aおよび外周
縁部Bを同方向に折曲する。かかる絞り加工により、多
孔質シート5の内径および外径は目的とするガスケット
のそれらに等しくなるように調整される。
ついで、多孔質シート5を、陥没部12a,12b(第1
図,第2図)に対応する突起を備えた金型(図示せず)
内に投入し、加圧成形することにより、第1図および第
2図に示すような形状を有するガスケット1を得る。
このようにして得られたガスケット1は、例えば、相
対向するフランジ(図示せず)間に挿入され、例えば、
約150〜300kg/cm2の低圧にて締め付けられる。このと
き、ガスケット1の厚さが、第2図における厚さt1より
小さくなるまで締め付けられると、ガスケット1の内周
部および外周部の高密度域2,3、および陥没部12a,12bの
間の不浸透部14は他の部位よりも高い密度を維持してい
るので、従来のように単に加圧圧縮しただけのガスケッ
トを用いた場合に比べて、流体の浸透、通過を確実に阻
止することが可能になり、流体の漏れを完全に防止する
ことができる。
特に、前記ガスケット1は、不浸透部14が、当該ガス
ケット1の厚み全体にわたって形成されているので、ガ
スケット1の低圧締付状態においても、当該不浸透部14
によって流体の浸透を効果的に防止することができる。
また、前記不浸透部14は、樹脂からなる多孔質シートを
高密度に成形したものであるので、高い弾性を発揮する
ことができる。このため、ガスケット1の締付によって
当該不浸透部14が塑性変形することに起因してクリープ
現象が生じるのを防止することができる。
ただし、陥没部12a,12bおよびその間の不浸透部14に
より十分なシール効果を得るためには、陥没部12a,12b
の深さを多孔質シートの厚さの略半分以上とすることが
必要であって、陥没部12a,12bの深さが多孔質シートの
厚さの略半分に達しないときは、不浸透部14の密度が低
くなり、流体の流路遮断および浸透阻止が不十分とな
る。
また、本願発明の他のガスケットを第5図〜第7図に
示す。
すなわち、第5図に示すガスケットは、断面矩形の陥
没部13a、13bを前記と同様にして形成し、それらの間に
高密度の不浸透部15を設けたほかは第2図に示したもの
と同様である。
第6図に示すガスケットは第2図のガスケットの変形
であって、断面V形陥没部15a,16bを形成する際に、こ
の陥没部16a,16bを形成する面の反対面に、不浸透部18
と連続する突起17a,17bを突設したものである。この場
合には、ガスケット1の締付時に突起17a,17bが圧縮さ
れて、流体の浸透経路に位置する不浸透部18の両端部
(図6の上端部および下端部)がさらに高密度になるの
で、流体の浸透防止効果がより一層すぐれたものにな
る。
第7図は断面矩形の陥没部19a、19bとその反対側に突
起20a,20bを形成したものである。
なお、突起17a,17b,20a,20bは両面のうちいずれか一
方のみであってもよい。
つぎに実験例をあげて本願発明のガスケットを説明す
る。
[例1] 厚さ3mm、密度0.6g/cm3の多孔質シート(PTFE)を内
径32mm、外径78mmに切断した。ついで、第4図に示すよ
うに、多孔質シートを絞り加工して、内径35mm、外径74
mmにした後、特殊形状の金型で、第6図に示す形状に成
形してガスケットを作成した。このガスケットの突起17
a,17bの高さは0.5mmであり、陥没部16a,16bの深さは2.2
mmであった。
[例2] 底型および押し型の型面形状を代えたほかは例1と同
様にして、第7図に示す構造のガスケットを得た。この
ガスケットの突起20a,20bの高さは0.5mmであり、陥没部
19a,19bの深さは2.0mmであった。
ガス漏洩試験 上記の例1および例2のガスケットをフランジ間に間
挿して締め付け、窒素ガスを21kg/cm2で流し、その漏洩
量から試料ガスケットのシール性能を評価した。
また、これに対する比較用試料として、以下の比較例
1,2を使用した。
[比較例1] 多孔質シートのリング状切断品(内径35mm、外径74m
m、厚さ3mm) [比較例2] 比較例1の多孔質シートの内外周部を厚さ1.0mm、密
度1.8g/cm3に加圧圧縮したガスケット 比較例1および2の場合、200kg/cm2の低締付圧では
数cc/分の漏洩があったが、例1,2のガスケットを用いた
場合には、200kg/cm2の低締付圧で洩れ量を0.01cc/分以
下にまで低減させることができた。
<発明の効果> 本願発明のガスケットは、前記周方向に連続する高密
度の不浸透部が、前記多孔質シートの厚み全体にわたっ
て形成されているので、ガスケットの低圧締付状態にお
いても、当該不浸透部によって流体の浸透を確実に防止
することができる。また、前記不浸透部は、高い弾性を
発揮することができるので、ガスケットの締付によって
当該ガスケットが塑性変形することにより、クリープ現
象が生じるのを防止することができる。
また、前記陥没部が形成された部位の反対面に、前記
不浸透部と連続させて突起を形成するようにした場合に
は、ガスケットの締付によって突起が圧縮されて、流体
の浸透経路に位置する陥没部底部付近の不浸透部がより
高密度になり、流体の浸透をさらに確実に防止できるよ
うになるとともに、突起がフランジ部などに強く押し当
てられるため、ガスケットとフランジ部などとの密着性
をさらに向上させることが可能になり、シール性能をよ
り高めることができる。
また、環状の多孔質シートの内周部および外周部のう
ち少なくとも一方に、ガスケットの低圧締付状態で全周
にわたって被シール面に密着し、かつ、自由状態での厚
さが前記不浸透部の厚さよりも小さい不浸透部の高密度
域を形成した場合にあっては、ガスケットの装着時に当
該ガスケットを一定量締付けた際に、前記高密度域によ
って締付圧を受けることができるので、前記不浸透部が
極端に圧縮されて塑性変形することによりその弾性を喪
失するのを防止することができる。また、当該高密度域
においても流体の浸透を阻止することが可能になり、さ
らにシール性能を向上させることができる。
また、本願発明のガスケットの製造方法は、多孔質シ
ートの内周部と外周部とのうち少なくとも1個所を折曲
する絞り加工を行ない、折曲された部位を加圧圧縮して
高密度域を形成するとともに、多孔質シートの両面に、
互いに隣接させた状態で周方向に連続する陥没部を形成
することにより、各陥没部の相互間に、周方向に連続
し、かつ前記多孔質シートの厚み全体にわたる高密度の
不浸透部を形成するようにしているので、高密度域およ
び不浸透部を容易かつ確実に形成することが可能にな
る。したがって、本願発明の製造方法によれば、上記効
果を有する本願発明のガスケットを確実に製造すること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本願発明の一実施例にかかるガスケットの平面
図、第2図はそのII−II線断面図、第3図はこのガスケ
ットの製造に使用される多孔質シートの断面図、第4図
は絞り加工した多孔質シートの断面図、第5図〜第7図
はそれぞれ本願発明の他の実施例を示す断面図、第8図
および第9図は従来のガスケットの作用を説明するため
の説明図である。 1……ガスケット 2,3……高密度域、 5……多孔質シート 7,8……低密度域、 12a,12b……陥没部 17a,17b,20a,20b……突起

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂からなる多孔質シートの一面を、少な
    くとも前記多孔質シートの厚さの半分の深さまで陥没さ
    せて、周方向に連続した陥没部を形成するとともに、前
    記多孔質シートの他面の前記陥没部と隣接する部位を、
    少なくとも前記多孔質シートの厚さの半分の深さまで陥
    没させて、周方向に連続した陥没部を形成し、各陥没部
    の相互間に、周方向に連続し、かつ前記多孔質シートの
    厚み全体にわたる高密度の不浸透部を形成したことを特
    徴とするガスケット。
  2. 【請求項2】前記陥没部が形成された部位の反対面に、
    前記不浸透部と連続させて突起を形成してなる請求項1
    記載のガスケット。
  3. 【請求項3】前記多孔質シートが環状であり、かつ、そ
    の内周部および外周部のうち少なくとも一方に、ガスケ
    ットの低圧締付状態で全周にわたって被シール面に密着
    し、かつ、自由状態での厚さが前記不浸透部の厚さより
    も小さい不浸透性の高密度域を形成したことを特徴とす
    る請求項1又は2記載のガスケット。
  4. 【請求項4】樹脂からなる環状の多孔質シートを用い、
    その内周部および外周部のうち少なくとも1箇所を折曲
    する絞り工程と、 折曲された部位を加圧圧縮して不浸透性の高密度域を形
    成する加圧圧縮工程と、 多孔質シートの一面を、少なくとも前記多孔質シートの
    厚さの半分の深さまで陥没させて、周方向に連続した陥
    没部を形成するとともに、前記多孔質シートの他面の前
    記陥没部と隣接する部位を、少なくとも前記多孔質シー
    トの厚さの半分の深さまで陥没させて、周方向に連続し
    た陥没部を形成することにより、各陥没部の相互間に、
    周方向に連続し、かつ前記多孔質シートの厚み全体にわ
    たる高密度の不浸透部を形成する不浸透部形成工程とを
    含むことを特徴とするガスケットの製造方法。
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