JP2719327B2 - 画像処理装置用バッファリング装置 - Google Patents

画像処理装置用バッファリング装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、OA機器用の画像
処理装置に関し、より詳細には、画像処理性能を損うこ
となく、大幅な価格の低減を提供するのに好適な、電子
ファイリング装置などに用いられる画像処理装置用のバ
ッファリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク等を備えた電子ファイリング
装置は単にオフィスのペーパーレス化を推進する手段と
して有用であるが、近年、ファイリング機能だけでな
く、文書画像処理技術に代表される高度な機能を有する
ものが要求されるようになってきた。この様な動向に応
じて、内蔵されている画像処理装置にも高度な機能が要
求され、2値画像の移動、拡大/縮小、回転ばかりでな
く、中間調画像を対象とした平均化、微分、特徴抽出等
の本格的な画像処理機能を有するものも出現し始めてい
る。
【0003】微分操作や特徴抽出に代表される本格的な
画像処理は、1走査線あるいは最大でも2走査線しか必
要としない単純な画像処理と異なり、入力画像から適当
な大きさの局所領域を取り出し、この局所領域に対して
演算を施こすものである。局所領域の形や大きさは、内
容により異なるが、一般に3×3から16×16程度で
ある。したがって画像処理装置を用いて効率良く演算す
るためには、局所領域の大きさに相当する数の走査線を
内部に蓄積し、順次演算回路に入力する必要がある。
【0004】従来、これらの処理を行う装置として、例
えば特開昭60−129889号公報記載の装置が挙げ
られる。
【0005】図2はこのような従来の装置を簡略化した
ブロック図である。31,32はそれぞれ1走査線に対
応するnビット幅のシフトレジスタ、33〜41は1ビ
ットのシフトレジスタ、42は局所演算回路、43は処
理結果を保持するレジスタ、301は標本化された原画
像の画素データを入力する端子、302は処理結果を出
力する端子である。
【0006】まず、標本化された画素データは入力端子
301に1画素ずつ連続的に入力され、1ビットシフト
レジスタ33に転送される。1ビットシフトレジスタ3
6には、シフトレジスタ31の作用により、1ビットシ
フトレジスタ33に転送される画素データに対して1走
査線分遅れた画素データが供給される。同様に1ビット
シフトレジスタ39には、シフトレジスタ31および3
2の作用により2走査線分遅れた画素データが供給され
る。
【0007】かくして、順次1走査線分ずつ遅れた画素
データが1ビットシフトレジスタ33,36,39に送
られ、1ビットシフトレジスタ33,36,39からそ
れぞれ1ビットシフトレジスタ34,37,40に転送
される。さらに、これら1ビットシフトレジスタ34,
37,40からそれぞれ1ビットシフトレジスタ35,
38,41に画素データが1画素ずつ転送される。
【0008】以上の手順に従って、ラスタ方向に1画素
ずつ入力された画素データを1ビットシフトレジスタ3
3〜41で再構成し、3×3の局所領域データとして順
次取り出すことができる。
【0009】次に、順次取り出された局所領域データは
局所演算回路42に入力され、所望の画像処理が施こさ
れる。さらに、処理結果がレジスタ43に転送され、タ
イミングが取られた上で出力端子302に出力される。
【0010】このような手順に従って、全入力画素デー
タに対して順次処理を施こすことにより全画面の画像処
理を行なうことができる。
【0011】以上述べた如く、従来技術を用いた装置
は、複数ラスタ分のシフトレジスタを用いて、ラスタ方
向に1ドットずつ入力される画素データを内部に蓄積
し、複数ラスタにまたがる局所領域演算を効率良く実現
できるようにしている。このため、2値画像に対する移
動、拡大/縮小、回転等の単純な画像処理ばかりでな
く、中間調画像に対する平均化、微分、特徴抽出等の本
格的な画像処理を効率良く実現でき、ひいては電子ファ
イリング装置の商品価値を飛躍的に向上させることがで
きる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の装置は、画素データをライン単位毎に遅延する手段と
してシフトレジスタを設け、複数本のシフトレジスタか
ら局所領域を切り出して利用する構成となっており、こ
れにより、リアルタイムに局所領域の画像処理を実現す
るものであった。
【0013】しかしながら、従来技術で利用したシフト
レジスタは、画像処理という特殊な用途に起因して、一
般のメモリ素子に比べ2桁から3桁以上高価なものにな
っている。すなわち、電子ファイリング装置で扱う最大
幅である。A1版の画像を処理するために必要な容量
は、8ビット長の多値データの場合64Kビット必要で
あり、2値データの場合でも8Kビットが必要となる。
この1ライン分のシフトレジスタを16ビット幅のTT
L素子で構成すると、4000個または500個の素子
が必要となる。また1万ゲートクラスのLSIで構成し
ても60個以上必要となる。したがって、シフトレジス
タのビット当りの単価は、一般のメモリ素子に比べ2桁
から3桁以上高価になっていた。
【0014】以上の説明から上記従来技術は、画像デー
タに対するリアルタイム処理は達成できるものの、回路
の経済性について考慮されておらず、電子ファイリング
装置等のOA機器の分野においては経済的観点から実質
的に適用できないという問題点があった。
【0015】本発明の目的は、かかる問題点を解消し、
画像処理性能を低下させることなく、装置の小型化、低
価格化を実現する手段を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、直列に
入力される画素データのうち複数の走査線にまたがる局
所領域の画素データを走査線ごとに保持して、これらに
演算を施す演算手段に出力する画像処理装置用バッファ
リング装置において、前記複数の走査線のうちの各々の
画素データを蓄積し、書込みと読出しとを排他的に行う
複数のバッファと、前記複数のバッファのアドレスを前
記画素データの入力に同期して更新するアドレス更新手
段と、前記複数のバッファの1つを循環的に切換え選択
して前記入力画素データを1走査線ずつ書込むバッファ
書込み手段と、前記書込み用バッファとして選択された
バッファ以外のバッファを同時に選択して、順次、1走
査線分ずつ遅延した画素データを、入力された画素デー
タにおける走査線の順序と、演算手段に出力される際の
画素データにおける走査線の順序とが同一となるよう
に、演算手段に出力するバッファ読出し制御手段とを備
えたことを特徴とする画像処理装置用バッファリング装
置により達成される。
【0017】前記バッファとしてダイナミックランダム
アクセスメモリ(DRAM)を利用し、或いは、スタテ
ィックランダムアクセスメモリ(SRAM)を利用する
ことができる。
【0018】前記局所領域の大きさを画素データ単位に
例えばM行N列とした場合、前記各々1走査線分の画素
データを蓄積するM個のバッファ、すなわちラインバッ
ファを設ける。
【0019】これらの各ラインバッファは、バッファ書
込み制御手段により循環的に選択され、原画を標本化し
た画素データが走査線単位に書込まれる。一方、この書
込み動作中、現在書込みが行われていない他の(M−
1)個のラインバッファから、先に書込まれた画素デー
タが読出される。全ラインバッファに対する書込みおよ
び読出しアドレスとしては、アドレス更新手段により画
素データの入力に同期して発生した同一のアドレスを用
いることができる。
【0020】ラインバッファへの画素データ書込みは1
走査線単位に行われるので、(M−1)個のラインバッ
ファから読出される画素データは順次1走査線分ずつ遅
延しており、それぞれ、入力された画素データにおける
走査線の順序と、演算手段に出力される際の画素データ
における走査線との順序が同一となるように保持され
る。
【0021】本発明においては、ラインバッファとして
はRAMを用いることができるので、従来の高価なシフ
トレジスタ構成と比べて大幅なコスト低減を図ることが
できる。なお、使用するRAMとしては、より一層コス
トを重視すればDRAMを利用し、また動作速度を重視
すればSRAMを利用すればよい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面により説明する。
【0023】図1は本発明の実施の形態にかかる画像処
理装置のブロックダイヤグラムである。1〜3は1ライ
ン分の画素データを格納するランダム・アクセス・メモ
リ、4〜6は入力バッファ、7〜9はランダム・アクセ
ス・メモリ1〜3への書込み側のセレクタを兼ねる出力
バッファ、10はランダム・アクセス・メモリ1〜3の
書込み及び読出しアドレスを制御するアドレス・カウン
タ(ADR CNT)、11は出力バッファ7〜9およ
びランダム・アクセス・メモリ1〜3のイネーブル端子
を制御するカウンタ(CNT)、12はカウンタ11の
出力をデコードするデコーダ(DEC)、13は1走査
線前の画素データを選択するセレクタ、14は2走査線
前の画素データを選択するセレクタ、15はセレクタ1
3を制御するカウンタ、16はセレクタ14を制御する
カウンタ、17〜25は1ビットのシフトレジスタ、2
6は局所演算回路、27は処理結果を格納するレジス
タ、201は標本化された画素データを入力する入力端
子、202は処理結果を出力する出力端子、203はカ
ウンタ11に初期値‘2’(2進数で‘10’)を設定
する初期値設定端子、204はカウンタ15に初期値
‘1’(2進数で‘01’)を設定する初期値設定端
子、205はカウンタ16に初期値‘0’(2進数で
‘00’)を設定する初期値設定端子である。カウンタ
10,11,15,16は画素クロックCLKにより駆
動され、図示しないがシフトレジスタ17〜25も画素
クロックCLKにより駆動される。本実施の形態では、
カウンタ10はアドレス更新手段を構成する。カウンタ
11、デコーダ12および出力バッファ7〜9がバッフ
ァ書込み制御手段または書込み用バッファ選択手段を構
成する。カウンタ15,16、セレクタ13,14がバ
ッファ読出し制御手段または読出し用バッファ選択手段
を構成する。なお図には説明の簡単化のため、各回路を
制御する制御回路、処理結果データを整形するシリアル
・パラレル変換回路等の一部記述は省略したが、本装置
の動作を本質的に理解する上では影響ない。また、上記
画像処理装置において、局所演算回路26およびレジス
タ27を除く部分により、画像処理装置用バッファリン
グ装置が構成される。
【0024】次に、本実施の形態の動作を説明する。
【0025】まず標本化された画素データは入力端子2
01より1画素ずつ入力される。入力された画素データ
は、次の2系統に分岐される。まず、局所演算回路26
の最上段画素データとして処理するため、1ビットシフ
トレジスタ17へ入力される。同時に次の走査線の局所
演算処理において第2ラインの画素データとして処理す
るため、出力バッファ7〜9を介して3つのランダム・
アクセス・メモリ1〜3のいずれかに記憶される。これ
と同時に、画素データが書込まれていない他の2つのラ
ンダム・アクセス・メモリから1走査線前及び2走査線
前に書込まれた画素データがアドレス、カウンタ10の
制御により読出され、セレクタ13,14を介して各々
1ビットシフトレジスタ20,23へ入力される。
【0026】このようにして、1走査線分ずつ遅れた画
素データが1ビットシフトレジスタ17,20,23に
送られ、次のクロックタイミングで1ビットシフトレジ
スタ18,21,24に転送される。さらに次のクロッ
クタイミングで1ビットシフトレジスタ18,21,2
4からそれぞれ1ビットシフトレジスタ19,22,2
5画素データが1画素ずつ転送される。
【0027】以上の手順に従って、ラスタ方向に1画素
ずつ入力された画素データを1ビットシフトレジスタ1
7〜25で2次元平面に再構成し、3×3の局所領域デ
ータとして順次取出すことができる。また、この順次取
出された局所領域データは局所演算回路26に入力さ
れ、所望の画像処理が施こされる。ここで所望の画像処
理とは、画像の平均化、微分、特徴抽出等の処理を指す
が、本発明の本質とは直接関係がないので、詳細は省略
する。最後に、処理結果がレジスタ27に転送され、タ
イミングが取られた上で出力端子202に出力される。
【0028】以上の処理を繰り返して、1走査線分の画
像データの処理が終了すると、カウンタ11、カウンタ
15、カウンタ16の値が更新されて次の走査線の処理
に移行する。
【0029】すなわち、初期値‘2’に設定されたカウ
ンタ11の出力は、走査線が更新されるに従い‘0’→
‘1’→‘2’→‘0’と循環的にカウント・アップさ
れる。この動作に従いランダム・アクセス・メモリ1〜
3の書込み側のセレクタを構成するデコーダ12及び出
力バッファ7〜9が作動する。この結果、書込み側のラ
ンダム・アクセス・メモリはメモリ3に始まり、メモリ
1→メモリ2→メモリ3→メモリ1と循環的に切換わ
る。
【0030】同様に、初期値‘1’に設定されたカウン
タ15の出力は、‘2’→‘0’→‘1’→‘2’と循
環的にカウント・アップされる。この動作に従い1走査
線前に入力された画素データを選択するセレクタ13
は、ランダム・アクセス・メモリの出力をメモリ2に始
まり、メモリ3→メモリ1→メモリ2→メモリ3と循環
的に選択する。
【0031】また、初期値‘0’に設定されたカウンタ
16の出力は、‘1’→‘2’→‘0’→‘1’と循環
的にカウント・アップされる。この動作に従い、2走査
線前に入力された画素データを選択するセレクタ14
も、ランダム・アクセス・メモリの出力をメモリ1に始
まり、メモリ2→メモリ3→メモリ1→メモリ2と循環
的に選択する。
【0032】以上の如く、3組のラインバッファの書込
みと読出しを循環的に切換えて利用することにより、全
画面に対する画像処理を効率良く実行できる。
【0033】つぎに本発明の他の実施の形態について図
面により説明する。図3は本発明の第2の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【0034】図3の構成は、図1の構成とほとんど同じ
であるが、1ビットシフトレジスタ17〜25の出力に
異なる機能の演算を実行する局所演算回路(I)51、
(II)52、(III)53が付加され、各々に処理結果を
格納するレジスタ54〜56及び出力端子401〜40
3が追加されている。
【0035】この実施の形態においては、1ビットシフ
トレジスタ17〜25で再構成した画素データを異なる
機能の局所演算回路(I)51〜(III)53に同時に転
送する。転送された画素データに対して異なる種類の画
像処理が施こされ、各々レジスタ54〜56に出力され
る。レジスタ54〜56でタイミングが取られ、出力端
子401〜403に処理結果が出力される。
【0036】以上の如く、1ビットシフトレジスタの出
力に異なる機能の演算回路を並列に設けることにより、
微分、強調等の多様な画像処理演算を同時に実行するこ
とができる。なお本実施の形態では並列に実行できる演
算回路を3種類としたが、これに限定するものでない。
【0037】さらに本発明の他の実施の形態について図
面により説明する。図4は本発明の第3の実施の形態の
構成を示すブロック図である。
【0038】図4の構成は、図1の構成とほとんど同じ
であるが、第2の実施の形態と同様に局所演算回路の部
分が異なる。並列化を実現するため、同一機能の複数の
局所演算回路64〜66とこの前後にデマルチプレクサ
(DEMPX)61、マルチプレクサ(MPX)62及
びこれらを制御するカウンタ63が付加され、これらの
処理結果を格納するレジスタ67及び出力端子502が
追加されている。また、カウンタ63に初期値‘0’を
設定する初期値設定端子501が付加されている。 こ
の実施の形態においては、1ビットシフトレジスタ17
〜25で再構成した画素データをデマルチプレクサ61
に転送する。デマルチプレクサ61は1画素データが入
力される毎に、局所演算回路64〜66へ順次分配す
る。これと同期してマルチプレクサ62は処理結果を順
次統合し、レジスタ67に送出する。レジスタ67では
タイミングが取られ、出力端子502に処理結果が出力
される。この並列処理のタイミング制御はカウンタ63
とデマルチプレクサ61及びマルチプレクサ63で実現
されている。すなわち、カウンタ63には初期値‘0’
が設定され、まず局所演算回路64が選択される。順次
画素データが入力される毎にカウンタ63の値が‘1’
→‘2’→‘0’→‘1’と更新され、この値に従って
局所演算回路64〜66が順次選択される。
【0039】以上の如く、1ビットシフトレジスタの出
力に同一機能の演算回路を並列に設け、これらを循環的
に利用することにより、同一処理速度の局所演算回路を
用いても3倍の高速化を図ることができる。なお本実施
の形態では並列に実行できる演算回路を3個としたが、
これに限定するものでない。
【0040】以上の説明で明らかなように、本実施の形
態によれば、ラインバッファとして一般のメモリを利用
した上で、複数のラインバッファの書込みと読出しを循
環的に切換えて利用することができるので、処理速度の
高速化とともに装置全体の大幅な低価格が図れる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、画像処理装置におい
て、複数本のラインバッファを設け、ラインバッファへ
の書込みと読出しを1走査線の局所演算処理が終了する
たびに、循環的に利用できる構成としたので、従来の高
価なシフトレジスタで構成した回路と同等の処理速度を
達成でき、しかも装置全体の大幅な低価格化を図ること
ができる。低廉なOA機器の分野においては、実用的見
地からこの効果は顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる
画像処理装置の構成を示すブロックダイヤグラムであ
る。
【図2】 図2は、従来の画像処理装置の構成を示すブ
ロックダイヤグラムである。
【図3】 図3は、本発明の第2の実施の形態にかかる
画像処理装置の構成を示すブロックダイヤグラムであ
る。
【図4】 図4は、本発明の第3の実施の形態にかかる
画像処理装置の構成を示すブロックダイヤグラムであ
る。
【符号の説明】
1〜3 ランダム・アクセス・メモリ 4〜6 入力バッファ 7〜9 出力バッファ 10 アドレス・カウンタ 11 カウンタ 12 デコーダ 13,14 セレクタ 15,16 カウンタ 17〜25 1ビット・シフト・レジスタ 26 局所演算回路 27 レジスタ 201 入力端子 202 出力端子 203〜205 初期値設定端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−77965(JP,A) 特公 平7−107706(JP,B2) 特許2664420(JP,B2)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列に入力される画素データのうち複数
    の走査線にまたがる局所領域の画素データを走査線ごと
    に保持して、これらに演算を施す演算手段に出力する画
    像処理装置用バッファリング装置において、 前記複数の走査線のうちの各々の画素データを蓄積し、
    書込みと読出しとを排他的に行う複数のバッファと、 前記複数のバッファのアドレスを前記画素データの入力
    に同期して更新するアドレス更新手段と、 前記複数のバッファの1つを循環的に切換え選択して前
    記入力画素データを1走査線ずつ書込むバッファ書込み
    手段と、 前記書込み用バッファとして選択されたバッファ以外の
    バッファを同時に選択して、順次、1走査線分ずつ遅延
    した画素データを、入力された画素データにおける走査
    線の順序と、演算手段に出力する際の画素データにおけ
    る走査線の順序とが同一となるように、演算手段に出力
    するバッファ読出し制御手段とを備えたことを特徴とす
    る画像処理装置用バッファリング装置。
  2. 【請求項2】 前記バッファとしてダイナミックランダ
    ムアクセスメモリ(DRAM)を利用することを特徴と
    する請求項1に記載の画像処理装置用バッファリング装
    置。
  3. 【請求項3】 前記バッファとしてスタティックランダ
    ムアクセスメモリ(SRAM)を利用することを特徴と
    する請求項1に記載の画像処理装置用バッファリング装
    置。
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