JP2719072B2 - クリーンロボット - Google Patents

クリーンロボット

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JP2719072B2
JP2719072B2 JP4111045A JP11104592A JP2719072B2 JP 2719072 B2 JP2719072 B2 JP 2719072B2 JP 4111045 A JP4111045 A JP 4111045A JP 11104592 A JP11104592 A JP 11104592A JP 2719072 B2 JP2719072 B2 JP 2719072B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クリーン環境内でウエ
ハ、レチクル等の移送を行なうためのクリーンロボット
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体等の製造装置においては、カセッ
トに収納されたウエハやレチクル等を取り出したり、逆
にウエハやレチクル等をカセットに収納したりするため
に、これらを把持して移送するロボットが使用されてい
る。そして、これらのロボットはクリーン環境内で使用
される。
【0003】従来、クリーン環境内で使用されるロボッ
トにおいては、ロボット内の駆動伝達系からの発塵をク
リーン環境内に出さないために、例えば、実公平3−4
7834号公報に開示されている様にケーシング内の空
気を排気手段を設け、クリーン環境外に強制的に排気す
る様にしたり、あるいは、特開昭61−182787号
公報に開示されている様に、回転部分を磁性流体シール
で完全シールする様にしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例のうち、ケーシング内の空気を排気手段により強
制的に排気するものにおいては、強制排気用の装置を用
意しなければならず、コスト、スペースの点で問題があ
った。また、回転部分を磁性流体シールで完全シールす
るものにおいては、強制排気手段を廃止できるという利
点があるものの、メカの構造上、メカの組立調整中に回
転部分に磁性流体シールを入れるか、組立調整終了後、
もう一度メカをバラし、磁性流体シールを入れなければ
ならない。組立調整中に磁性流体シールを入れる場合に
は、組立調整が失敗したときに、高価な磁性流体シール
を無駄にすることになるとともに、組立調整中に出たゴ
ミが磁性流体シールに入って性能を低下させるという問
題点があった。また、組立終了後に、メカをバラして磁
性流体シールをいれる場合には、組立調整の手間がかか
り、ロボットのコストが高くなるという問題点があっ
た。
【0005】また、この様な問題点の他に以下の様な問
題点がある。クリーン環境内で使用するロボットにおい
て、例えばその外部に、被搬送物であるウエハ、レチク
ル等を識別するためのセンサを取り付けようとした場
合、その配線部材をロボットのケーシング内に導くわけ
であるが、この配線部材がケーシング内に入る部分から
埃が出ない様に、この部分に何らかのシールを行うこと
が必要である。そのため、従来においては、ケーシング
に、配線用穴または、コネクタ用穴を加工し、そこに配
線部材またはコネクタを装着した後、その周囲に別体の
シール部材を取り付ける様にしており、このシール部材
と、シール部材を固定するためのネジ等の部品が必要と
なるため、部品点数が増加するという問題点もあった。
【0006】また、更には、上記の様なロボットにおい
ては、ウエハやレチクル等の損傷を防止するために、直
線移送動作が要求されるのであるが、この様な直線移送
動作を行うロボットの従来例としては、特開平2−82
550号公報や、特開平2−83182号公報に開示さ
れている様にタイミングベルトを使用したものが知られ
ている。また、特開平1−140738号公報に開示さ
れている様にリンク機構を使用することによって、機構
的にロボットが直線運動をする様にしたものが知られて
いる。また、特願平3−215397号に示されている
様に、モータ、減速機をロボットの腕に直結して、制御
的にロボットが直線運動をする様にしたものも知られて
いる。
【0007】しかしながら、これらの従来例のロボット
のうち、特開平2−82550号公報や、特開平2−8
3182号公報や、特開平1−140738号公報に開
示されているものは、伝達機構が複雑になり、コスト的
に高くなるという問題点があった。また、特願平3−2
15397号に示されているものは、ロボットの第2腕
駆動用モータが第2腕の下部に飛び出しているので、半
導体製造装置の様にスペースに制限がある場合には好ま
しくない。
【0008】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その第1の目的は、磁性流体シール
を無駄にしたり、その性能を低下させることがなく、ま
た、メカの組立調整にも手間のかからない様なクリーン
ロボットを提供することである。また、この発明の第2
の目的は、ロボットの外部にセンサを取り付ける様な場
合でも、センサのコネクタ取り付け部分の部品点数の増
加を防止することができる様なクリーンロボットを提供
することである。
【0009】また、この発明の第3の目的は、直線移動
が可能でありながら、機構が単純でローコスト化を図る
ことができる様なクリーンロボットを提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明のクリーンロボットは、第
1の開口穴を有する第1の中空部材と、前記第1の開口
穴を介して、前記第1の中空部材の内部に一端部を進入
させた状態で、該第1の中空部材に対して回転自在に支
持された回転軸と、該回転軸の他端部に固定され、前記
第1の開口穴と前記回転軸との間をシールするための磁
性流体を供給する第2の開口穴を有する第2の中空部材
と、前記第1の開口穴と前記回転軸との間に磁性流体が
供給された後に、前記第2の開口穴を塞ぐための蓋体と
を具備することを特徴としている。
【0011】また、この発明に係わるクリーンロボット
において、基台と、該基台に回転自在に支持された第1
の腕と、該第1の腕に回転自在に支持された第2の腕
と、該第2の腕に回転自在に支持された第3の腕とを具
備するクリーンロボットであって、前記第1の中空部材
とは、前記第1の腕であり、前記第2の中空部材とは、
前記第2の腕であることを特徴としている。
【0012】また、本発明のクリーンロボットは、内部
に配置された機構部材を外部に対して密封状態とした、
クリーンロボットにおいて、外部に配設されたセンサ
と、該センサの電気配線を内部に案内するための開口穴
と、該開口穴内に装着され、前記電気配線を中継するた
めのコネクタと、前記センサを保持する機能と、前記コ
ネクタの外周部と前記開口穴の内周部との間を封止する
機能とを合わせ持つセンサ取付部材とを具備することを
特徴としている。
【0013】また、この発明に係わるクリーンロボット
において、前記センサは、バーコードリーダーであるこ
とを特徴としている。また、本発明のクリーンロボット
は、中空状の基台と、該基台に、第1の点を支点として
第1の平面内で回転可能に支持された中空状の第1の腕
と、該第1の腕に、前記第1の点と所定距離を離間した
第2の点を支点として前記第1の平面と平行な第2の平
面内で回転可能に支持された中空状の第2の腕と、該第
2の腕に、前記第2の点と前記所定距離を離間した第3
の点を支点として前記第1の平面と平行な第3の平面内
で回転可能に支持された第3の腕と、前記基台内に配設
されたところの、第1のモータを含む第1の駆動手段で
あって、前記基台に対して、前記第1の腕を、前記第1
の点を中心に第1の回転方向に第1の角速度で回転させ
るための第1の駆動手段と、前記第1の腕内に配設され
たところの、第2のモータを含む第2の駆動手段であっ
て、前記第1の腕に対して、前記第2の腕を、前記第2
の点を中心に前記第1の回転方向とは逆の第2の回転方
向に前記第1の角速度の2倍の角速度で回転させるため
の第2の駆動手段と、前記第2の腕に対して、前記第3
の腕を、前記第3の点を中心に前記第1の回転方向に前
記第1の角速度で回転させるための第3の駆動手段と、
前記基台、前記第1の腕及び前記第2の腕内に、前記第
1の駆動手段、前記第2の駆動手段及び前記第3の駆動
手段を装着した後に、前記基台、前記第1の腕及び前記
第2の腕を夫々封止する封止部材とを具備することを特
徴としている。
【0014】また、この発明に係わるクリーンロボット
において、前記第1の駆動手段は、前記第1のモータ
と、該第1のモータに接続され、前記第1の腕に前記第
1のモータの回転力を第1の減速比で減速して伝達する
ための第1の減速機構と、前記第1のモータの回転を制
御する第1の制御回路とを備え、前記第2の駆動手段
は、前記第2のモータと、該第2のモータに接続され、
前記第2の腕に前記第2のモータの回転力を第2の減速
比で減速して伝達するための第2の減速機構と、前記第
2のモータの回転を制御する第2の制御回路とを備える
ことを特徴としている。
【0015】また、この発明に係わるクリーンロボット
において、前記第1の減速比は、前記第2の減速比の2
倍であることを特徴としている。また、この発明に係わ
るクリーンロボットにおいて、前記第1のモータと前記
第2のモータとは特性が同一であり、前記第1の制御手
段と前記第2の制御手段とは、夫々前記第1のモータと
前記第2のモータとを、同一の制御により同一の回転速
度で回転させることを特徴としている。
【0016】また、この発明に係わるクリーンロボット
において、前記第1の減速比と前記第2の減速比は同一
であり、前記第1の制御回路は、前記第1の腕を前記第
1の角速度で回転させるために、前記第1のモータを第
3の角速度で回転させ、前記第2の制御回路は、前記第
2の腕を前記第2の角速度で回転させるために、前記第
3の角速度の2倍の角速度で前記第2のモータを回転さ
せることを特徴としている。
【0017】また、この発明に係わるクリーンロボット
において、前記第3の駆動手段は、前記第1の腕上に前
記第1の点を中心に設けられた第1のプーリと、前記第
3の腕上に前記第3の点を中心に設けられ、前記第1の
プーリの直径の2倍の直径を有する第2のプーリと、前
記第1のプーリと前記第2のプーリに掛け渡されたベル
トとを備えることを特徴としている。
【0018】また、この発明に係わるクリーンロボット
において、前記封止部材は、表面が平滑に仕上げられた
板状の部材と、磁性流体シールとに分類されることを特
徴としている。また、この発明に係わるクリーンロボッ
トにおいて、前記基台は、空気の吸排気用のフイルタを
備えることを特徴としている。
【0019】
【作用】以上の様に、この発明に係わるクリーンロボッ
トは構成されているので、第2の中空部材に、開口穴を
設け、この開口穴から、回転軸と、第1の中空部材の間
に磁性流体シールを供給することにより、メカの組調後
に磁性流体を供給することができるので、磁性流体シー
ルを無駄にしたり、その性能を低下させたりすることな
がなく、メカの組調にも手間のかからないクリーンロボ
ットを提供できる。また、磁性流体シールを供給した後
に、開口穴を蓋体によって封止することにより、第2の
中空部材の密封状態を確保することができる。
【0020】また、センサ取付部材に、センサを保持す
る機能と、コネクタと開口穴との間の封止機能とを合わ
せ持たせることにより、封止のための部材をあらためて
設ける必要が無くなるので、部品点数を削減することが
できる。また、第1〜第3の腕を回転駆動させるための
第1〜第3の駆動手段を設け、これらの駆動手段によ
り、各腕を同一角速度または2倍の角速度という単純な
速度比で回転させれば良いので、直線移動が可能であり
ながら、機構及び制御が単純なクリーンロボットを提供
することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例について、添
付図面を参照して詳細に説明する。まず、一実施例のク
リーンロボットの側断面図である図1、及び図1を左側
から見た部分断面図である図2に基づいて、クリーンロ
ボットの構成について説明する。
【0022】図1,図2において、ロボット基台3は、
その下部に基台用フランジ1を備えており、また、上部
には、任意の数の取付レバー2を備えている。ロボット
基台3は、これらの基台用フランジ1及び、取り付けレ
バー2を介して半導体装置内にボルト等で固定されてい
る。ロボット基台3の内部には、第1腕4をこのロボッ
ト基台3に対して回転駆動するための駆動源となる第1
腕駆動用モータ6が配置されている。第1腕駆動用モー
タ6の上部の出力軸には、このモータ6の回転状態を検
出するための第1のロータリエンコーダ7が接続されて
おり、また第1腕駆動用モータ6の下部の出力軸には、
第1のプーリ8が取り付けられている。第1腕駆動用モ
ータ6に隣接した位置には、このモータ6の回転を減速
するための減速機11が配置されており、この第1の減
速機11の下部に位置する入力軸11aには、第2のプ
ーリ10が取り付けられている。第1のプーリ8と第2
のプーリ10の間には、第1のタイミングベルト9が掛
け渡されており、このタイミングベルト9を介して、モ
ータ6の回転力が第1の減速機11に伝達される。第1
の減速機11の上部に位置する出力軸11bには、第3
のプーリ12が取り付けられている。
【0023】一方、第1腕4の下部には、固定フランジ
15を介して、第4のプーリ14がボルト等で固定され
ており、この第4のプーリ14と第3のプーリ12の間
には、第2のタイミングベルト13が掛け渡されてい
る。従って、第1腕駆動用モータ6の回転力は、第1の
プーリ8,第1のタイミングベルト9,第2のプーリ1
0を順次介して、第1の減速機11に伝達され、この第
1の減速機11により所定の減速比で減速された後、第
3のプーリ12,第2のタイミングベルト13,第4の
プーリ14を順次介して第1腕4に伝達される。そし
て、第1腕4が、ロボット基台3に対して水平面内で回
転駆動される。
【0024】また、固定フランジ15は、上端部を閉止
された略円筒形状に形成されており、その天井部の下面
には、第2腕駆動用モータ21と、このモータ21の下
部に直結された第2のロータリエンコーダ22と、モー
タ21の上部に直結された第2の減速機23がボルト等
を介して固定されている。第2の減速機23の出力軸2
3aには第5のプーリ24が固定されている。
【0025】また、第2腕5の下部には、固定フランジ
27を介して、第6のプーリ26がボルト等を介して固
定されており、この第6のプーリ26は、第1腕4の先
端部に形成された開口穴から第1腕4の内部に進入して
いる。第5のプーリ24と第6のプーリ26の間には第
3のタイミングベルト25が掛け渡されており、この第
3のタイミングベルト25により、第5のプーリ24の
回転力が、第6のプーリ26に伝達される。従って、第
2腕駆動用モータ21の回転力は、第2の減速機23に
より所定の減速比で減速された後、第5のプーリ24,
第3のタイミングベルト25,第6のプーリ26を順次
介して第2腕5に伝達され、第2腕5が、第1腕4に対
して水平面内で回転駆動される。なお、第5のプーリ2
4と第6のプーリ26の間の位置には、第3のタイミン
グベルト25の張力を調整するために、第1のアイドル
プーリ28が配置されている。
【0026】固定フランジ27と、第6のプーリ26の
中央部には、これらを上下方向に貫通した状態で、回転
軸32が配設されており、この回転軸32は、固定フラ
ンジ27及び第6のプーリ26に対して(すなわち第2
腕5に対して)、ベアリング41により回転自在に支持
されている。この回転軸32の下端部は、レバー31に
より、第1腕4の内部に固定されている。また、回転軸
32の上端部には、第7のプーリ33が固定されてい
る。
【0027】次に、第3腕38の下部には、固定フラン
ジ37を介して第8のプーリ35がボルト等により固定
されており、この第8のプーリ35は、第2腕5の先端
部に形成された開口穴から第2腕5の内部に進入してい
る。第7のプーリ33と第8のプーリ35の間には第4
のタイミングベルト34が掛け渡されており、この第4
のタイミングベルト34により、第7のプーリ33の回
転力が、第8のプーリ35に伝達される。なお、第7の
プーリ33と第8のプーリ35の間の位置には、第4の
タイミングベルト34の張力を調整するために、第2の
アイドルプーリ36が配置されている。
【0028】第3腕38は、固定フランジ37上に固定
され、第3腕38の上面にはレチクル・ウエハ等を把持
するフィンガー(図示せず)が固定できるようになされ
ている。なお、第1腕4は、ロボット基台3に対して第
1のベアリング40を介して回転自在に支持されてお
り、第2腕5は第1腕4に対して第2のベアリング41
を介して回転自在に支持されており、更に、第3腕38
は第2腕5に対して第3のベアリング42を介して回転
自在に支持されている。
【0029】ロボット基台3、第1腕4、及び第2腕5
には、これらの内部に機構部品を組み込むために、開口
穴が形成されているが、ロボット内のダストを外部に出
さないために、これらの開口穴にはカバー板51〜54
が取付けられている。このカバー板51〜54の表面及
びこれらカバー板51〜54と接するロボット基台3、
第1腕4、第2腕5の面は平滑に仕上げられているの
で、これらロボット基台3、第1腕4、及び第2腕5
は、カバー板51〜54により確実に封止されている。
もちろん、カバー板51〜54と本体の間をゴム材、シ
リコン材等でシールしても構わない。さらに、回転部分
には、磁性流体シール45〜47を配置することによ
り、発塵を防いでいる。また、ロボットの機構部材の組
立調整が終了してから、回転部分に磁性流体を充填する
ために、第2腕5には、図3に示す様に、タップ穴57
が形成されており、更に固定フランジ27にも貫通穴5
6が形成されている。第2腕5に形成されている穴57
がタップ穴であるは、この穴から発塵しない様に、磁性
流体を充填したあと、セットボルト58で栓をするため
である。
【0030】また、発塵を防止するためにロボットを密
閉すると、モータ等の発熱のため内部温度が上昇し、空
気が膨張することによって内圧が上がり、磁性流体シー
ルが破壊する可能性がある。そのため、ロボット内部と
外部で気圧が同一となるように、ロボット基台3にはフ
ィルタ55が取り付けられている。フィルタ55を介し
てロボットの内部と外部とで空気のやりとりをするの
で、ゴミが外に出ることはない。
【0031】レチクル・ウエハ等の把持は、真空吸着に
よって行われる。このためのエア回路は、ロボット外部
からロボット基台3内に供給され、ロボット基台3内部
からは、エアチューブ61が、電磁弁(不図示)(一部
は真空圧センサ67へ分岐する)を介して、固定フラン
ジ15の上部に形成された配管用穴から第1腕4内に進
入し、回転軸32の配管部32aに接続される。回転軸
32は中空シャフトとなっており、エアはこの回転軸3
2の中を流れる。回転軸32の上部には、エアチューブ
63が接続されており、このエアチューブは、カバー板
53に取り付けられた、図4に示した様なジョイント6
4に接続されている。そして、ロボットの外部に位置す
るこのジョイント64にはエアチューブ65が接続され
ており、このエアチューブ65を介して、エア回路が第
3腕38にもたらされる。
【0032】また、真空圧センサ67には、図5に示し
た様に着脱可能な透明カバー68が装着されており、動
作状態のチェックや各種の設定が行えるようになされて
いる。図6は、外部センサ71用の配線コネクタ部分を
示したものである。この外部センサ71は、具体的には
バーコードリーダーであり、この外部センサ71によ
り、被搬送物に表示されているバーコードを読み取り、
被搬送物の種類を判別する用になされている。外部セン
サ71の取付座70の第1腕4への固定部に配線用コネ
クタ72を取り付けることによって、コネクタの取付作
業を容易にしている。配線用コネクタ72と外部センサ
71の間は、コード73によって接続されている。ま
た、コネクタ72を取り付けるために第1腕4に形成さ
れた穴部は取付座70によってカバーすることができる
ので、発塵に対しても有利である。尚、外部センサ71
を使用しないときは、図7のようにカバー70bを装着
し、発塵を防止する。
【0033】次に図8は、図1を上方から見た図であ
り、図示した様な位置関係で、ロボット基台3、第1腕
4、第2腕5、第3腕38が配置されている。次に、上
記の様に構成されたロボットの動作の原理を図9乃至図
10に基づいて説明する。ウエハやレチクル等を搬送す
るロボットの動作パターンは、通常図9に示した直線移
動と図10に示した回転移動の2パターンである。
【0034】まず、図9(a)に示した初期位置から、
図9(b),図9(c)に示した様に、基準の直線iに
直交する直線hに沿ってハンド80が移動する場合につ
いて説明する。ここで、前提条件として、図9(c)に
示した様に第1腕4のアーム長と第2腕5のアーム長は
等しく共に長さLであるものとする。また、第1腕4,
第2腕5,第3腕38の夫々の回転角は、それぞれθ
1,θ2,θ3で表すものとする。このとき、θ1,θ
2,θ3が、 θ2=180o −2θ1 θ3=2θ/2 ただし、例えば、 θ1=−60°〜60o θ2=300°〜60o θ3=150°〜30o で表される関係を保持した状態で、第1腕〜第3腕4,
5,38が動作すれば第3腕38の先端部、すなわちハ
ンド80は、図9(a)〜図9(c)に示した様に直線
hに沿って直線移動することとなる。
【0035】これを実現させるために、実施例のロボッ
トでは特性の等しい2つのモータを第1腕駆動用モータ
6及び第2腕駆動用モータ21として使用し、第1腕駆
動部の減速比と第2腕駆動部の減速比の割合を2:1と
している。ちなみに、実施例では第1腕駆動部の減速比
は1/200、第2腕駆動部の減速比は1/100であ
る。このときの各プーリ、減速機の減速比は、図11に
示すように任意に決めることができるが、実施例では第
1腕駆動部の減速比は第1のプーリ8と第2のプーリ1
0の間で1/1.6,第1減速機11で1/50,第3
のプーリ12と第4のプーリ14の間で1/2.5と
し、第2腕駆動部の減速比は第2減速機23で1/10
0,第5のプーリ24と第6のプーリ26の間で1/1
としている。
【0036】すなわち、第1腕駆動用モータ6及び第2
腕駆動用モータ21を全く同一の回転速度で逆方向に回
転させた場合、第1腕4が図9(c)に示した様に原点
Oの回りに反時計回転方向にθ1だけ回転すると、第2
腕5は第1腕4の先端部である点P1の回りに時計回転
方向に2θ1だけ回転することとなる。これにより第3
腕38の回転中心である点P2は直線hに沿って直線運
動することとなる。
【0037】また、第3腕38については、第7のプー
リ33の直径を第8のプーリ35の直径の1/2とする
ことにより、θ3=θ2/2なる関係を満足した状態
で、第3腕を、この直線hに沿って移動させることがで
きる。すなわち、ハンド80を直線hに沿って移動させ
ることができる。上記の様にして、ハンド80が直線h
に沿って移動されるわけであるが、第3腕38の回転駆
動には、プーリを使用しなくてもよい。例えば、第1腕
4および第2腕5の駆動と同様に、第3腕38にも回転
駆動装置を設け、第3腕38を第1腕4と全く同じ回転
速度で同じ方向に回転させる様にすれば、上記のプーリ
を用いた場合と全く同様の動作をさせることが可能であ
る。
【0038】なお、図10に示した様な回転運動をさせ
る場合には、第1腕駆動用モータ6のみを回転させれば
よいことは言うまでもない。次に、ロボットを制御する
ための制御回路について図12を参照して説明する。制
御部100は、CPU102,メモリ104,操作部1
06,第1の制御回路112,第2の制御回路114か
ら構成されている。そして、第1腕駆動用モータ6は、
第1の制御回路112に接続されており、この第1の制
御回路112は、第1のロータリエンコーダ7から出力
される位置データ、及び第1のロータリエンコーダ7か
ら不図示のF/V変換器を経て出力される速度データを
もとに第1腕駆動用モータ6の回転を制御する。また、
同様に第2の制御回路114は、第2のロータリエンコ
ーダ22から出力される位置データ、及び第2のロータ
リエンコーダ22から不図示のF/V変換器を経て出力
される速度データをもとに第2腕駆動用モータ21の回
転を制御する。また、第3腕54の回転駆動のために第
3腕駆動用モータを使用する場合には、図中破線で示し
た様に第1及び第2の制御回路と同様の構成の第3の制
御回路を設ける様にすればよい。なお、第1腕駆動用モ
ータ6及び第2腕駆動用モータ21の回転制御は公知の
数値制御により行われる。
【0039】次に、上記の様に構成されたロボット10
の第1腕4及び第2腕5の回転角度の制御について図1
3乃至図17を参照して説明する。まず、目標物をある
方向にある回転角だけ短時間で回転移動させる場合に
は、時間に対する角速度変化のパターンとしては、図1
3に示した様なものが用いられる。このパターンは、一
定角速度で目標物を加速し、最大角速度に達したところ
でこの最大角速度で移動させ、その後加速時と同じ角加
速度で減速させ、目標位置に停止させるものである。通
常、ある目標物を移動させるための駆動限には、その能
力の限界があり、発生可能な最大角加速度と最大角速度
が規定されると、移動対象物を最短時間で移動させるた
めのパターンにおける最大角速度θVmでの移動時間T2
及び立ち上げ時間T1及び立ち下げ時間T3は決定され
る。一実施例のロボット10においても、第1腕4及び
第2腕5の回転動作には、上記の様な角速度パターンを
使用する。
【0040】上記の様な角速度パターンで移動させた時
の時間Tと回転角θの関係の理想値を示したものが図1
4である。この理想曲線上の点を目標として、所定の時
間間隔ΔT毎に回転角θを検出し、この実際の回転角と
目標値との差をフィードバック制御することにより、移
動対象物を目標回転角だけ回転移動させることができ
る。
【0041】ここで、前述した様に、ハンド80を直線
移動させるためには、第1腕4を例えば反時計回転方向
にθ1だけ回転させ、第2腕5を第1腕4に対して時計
回転方向にθ2=2θ1だけ回転させ、第3腕38を第
2腕5に対して反時計回転方向にθ3=θ1だけ回転さ
せる必要がある。この動作に上記の制御方法を適用する
と、そのときの回転角速度θV と時間Tの関係及び回転
角度θと時間Tとの関係は、図15,図16にそれぞれ
示した様になる。図15に示した様に第1腕4の回転角
速度θ1V と第2腕5の回転角速度θ2V の比を常に
1:2とすることにより、図16に示した様に第1腕4
の回転角度θ1と第2腕5の回転角度θ2の比が常に
1:2となる。また、第3腕38は、第7のプーリ33
及び第8のプーリ35により駆動されるので、第1腕4
の回転角度θ1と第2腕5の回転角度θ2が1:2とな
る様に駆動されれば、第3腕38は、必然的に第1腕4
と同じ方向に同じ回転角だけ回転されるので、ハンド8
0は、正確に直線運動されることとなる。
【0042】次に、図17に示したフローチャートに基
づいて、第1腕4及び第2腕5の具体的な回転動作につ
いて説明する。まず、作業者は、このフローチャートに
従ってロボットを作動させる前に、予めハンド80の目
標移動位置の座標から、第1腕4及び第2腕5の回転角
度θ1,θ2、回転の立ち上げ時間T1と立ち下げ時間
T3、第1腕4及び第2腕5の最大回転角速度θ1Vm
θ2Vm及びこれらの最大回転角速度での移動時間T2を
算出しておく。この予備作業の後にフローチャートの動
作に移る。
【0043】まず、ステップS20において、作業者
は、操作部106から図13における立ち上げ時間T1
と立ち下げ時間T3の設定値を入力する。この値はメモ
リ104に記憶される。次に、ステップS22におい
て、作業者は、第1腕4と第2腕5の回転角θ1,θ2
を操作部106から入力する。この値も同様にメモリ1
04に記憶される。同様に、ステップS24において、
作業者は、第1腕4と第2腕5の最大回転角速度θ
Vm,θ2Vmを操作部106から入力する。そして、こ
れらの値もメモリ104に記憶される。これらの入力が
終了した時点では、ロボットは、ハンド80を移動させ
る待機状態となっている。
【0044】次に、ステップS26において作業者がス
タート信号を操作部106から入力するとCPU102
は、ステップS28において、回転角の大きい第2腕5
を駆動する第2腕駆動用モータ21の目標回転角θ2′
を計算し、ステップS30に進む。ステップS30で
は、CPU102は、この第2腕駆動用モータ21の単
位時間ΔTあたり(例えば5msecあたり)の回転角
Δθ2を計算する。また、同時に、この第2腕駆動用モ
ータ21の回転角Δθ2をk倍することにより第1腕駆
動用モータ6の単位時間あたりの回転角Δθ1(Δθ1
=kΔθ2)を計算する。ここでkは、第1腕駆動用モ
ータ6と第2腕駆動用モータ21の回転角の比である。
そして、一実施例では、第2の減速機23の減速比を第
1の減速機11の減速比の1/2にすることにより第1
腕駆動用モータ6及び第2腕駆動用モータ21を全く同
一回転角速度で回転させれば、ハンド80が直進移動す
る様にされている。従って、ここではk=1である。た
だし、必ずしも第2の減速機23の減速比を第1の減速
機11の減速比の1/2にする必要はなく、これらの減
速機の減速比に応じてkの値を変化させることにより対
応することができる。例えば、第1の減速機11の減速
比と、第2の減速機23の減速比が同一であった場合に
は、k=1/2とすればよい。
【0045】次にステップS32において、CPUは、
第1腕駆動用モータ6及び第2腕駆動用モータ21を単
位時間内にこれらの回転角Δθ1及びΔθ2だけ回転さ
せるための加速度を計算し、これらの加速度で第1腕駆
動用モータ6及び第2腕駆動用モータ20,38を回転
させる。そして単位時間ΔT毎の回転角度を第1及び第
2のロータリエンコーダ7,22で検出しながら、第1
腕駆動用モータ6及び第2腕駆動用モータ21を回転さ
せる。そして、ステップS34では、目標回転角まで第
1腕駆動用モータ6及び第2腕駆動用モータ21が回転
したか否かが判定され、目標回転角に達していない時に
は、ステップS30とステップS32を繰り返す。ステ
ップS34において、第1腕駆動用モータ6及び第2腕
駆動用モータ21が目標回転角θ1′,θ2′に達した
と判断されると、ステップS36に進み、各モータを停
止させ、動作を終了する。
【0046】なお、ロボットに図10に示した様な回転
運動を行わせる場合には、作業者は操作部106から回
転運動を行わせる指令を入力する。CPU106は、こ
の指令をメモリ104に記憶させると共に、第1の制御
回路112に指令を送り、第1腕駆動用モータ6を所定
回転速度で、所定回転数だけ回転させハンド80を所望
の位置に位置決めする。
【0047】なお、本発明は、その主旨を逸脱しない範
囲で、上記実施例を修正または変形したものに適用可能
である。例えば、クリーンロボットに限られることな
く、広く一般産業用ロボットしても使用可能である。ま
た、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適
用しても、1つの機器から成る装置に適用しても良い。
【0048】また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることは言うまでもない。
【0049】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明のクリーンロ
ボットによれば、第2の中空部材に、開口穴を設け、こ
の開口穴から、回転軸と、第1の中空部材の間に磁性流
体シールを供給することにより、メカの組調後に磁性流
体を供給することができるので、磁性流体シールを無駄
にしたり、その性能を低下させたりすることながなく、
メカの組調にも手間のかからないクリーンロボットを提
供できる。また、磁性流体シールを供給した後に、開口
穴を蓋体によって封止することにより、第2の中空部材
の密封状態を確保することができる。
【0050】また、センサ取付部材に、センサを保持す
る機能と、コネクタと開口穴との間の封止機能とを合わ
せ持たせることにより、封止のための部材をあらためて
設ける必要が無くなるので、部品点数を削減することが
できる。また、第1〜第3の腕を回転駆動させるための
第1〜第3の駆動手段を設け、これらの駆動手段によ
り、各腕を同一角速度または2倍の角速度という単純な
速度比で回転させれば良いので、直線移動が可能であり
ながら、機構及び制御が単純なクリーンロボットを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のクリーンロボットの構成を示した側
断面図である。
【図2】図1を左側から見た部分断面図である。
【図3】第1腕と第2腕の回転部分を拡大して示した図
である。
【図4】エア・ジョイントの拡大図である。
【図5】真空圧センサを示した図である。
【図6】外部センサの取り付け部とコネクタ部を拡大し
て示した図である。
【図7】外部センサが不要のときにカバーを取り付けた
状態を示した図である。
【図8】クリーンロボットを上方から見た図である。
【図9】ハンドの直線移送動作を示した図である。
【図10】ハンドの回転運動を示した図である。
【図11】減速比の組み合わせを示した図である。
【図12】クリーンロボットの制御部の構成を示した図
である。
【図13】回転角速度と時間の関係を示した図である。
【図14】回転角度と時間の関係を示した図である。
【図15】第1及び2腕の回転角速度と時間の関係を示
した図である。
【図16】第1及び2腕の回転角度と時間の関係を示し
た図である。
【図17】ハンドの直進動作をさせるためのフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 基台用フランジ 2 取り付けレバー 3 ロボット基台 4 第1腕 5 第2腕 6 第1腕駆動用モータ 7 第1のロータリーエンコーダ 8 第1のプーリ 9 第1のタイミングベルト 10 第2のプーリ 11 第1の減速機 12 第3のプーリ 13 第2のタイミングベルト 14 第4のプーリ 15 固定フランジ 21 第2腕駆動用モータ 22 第2のロータリーエンコーダ 23 第2の減速機 24 第5のプーリ 26 第6のプーリ 27 固定フランジ 28 第1のアイドルプーリ 32 回転軸 33 第7のプーリ 35 第8のプーリ 36 第2のアイドルプーリ 37 固定フランジ 38 第3腕 40 第1のベアリング 41 第2のベアリング 42 第3のベアリング 43 ベアリング 45〜47 磁性流体シール 51〜54 カバー板 55 フイルタ 56 貫通穴 57 穴 58 セットボルト 61 エアチューブ 63 エアチューブ 64 ジョイント 65 エアチューブ 67 真空圧センサ 68 透明カバー 70 取り付け座 71 外部センサ 72 コネクタ 73 コード 80 ハンド
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16J 15/43 F16J 15/40 A (56)参考文献 特開 平2−224988(JP,A) 特開 昭62−277286(JP,A) 実開 昭61−205786(JP,U)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の開口穴を有する第1の中空部材
    と、 前記第1の開口穴を介して、前記第1の中空部材の内部
    に一端部を進入させた状態で、該第1の中空部材に対し
    て回転自在に支持された回転軸と、 該回転軸の他端部に固定され、前記第1の開口穴と前記
    回転軸との間をシールするための磁性流体を供給する第
    2の開口穴を有する第2の中空部材と、 前記第1の開口穴と前記回転軸との間に磁性流体が供給
    された後に、前記第2の開口穴を塞ぐための蓋体とを具
    備することを特徴とするクリーンロボット。
  2. 【請求項2】 基台と、該基台に回転自在に支持された
    第1の腕と、該第1の腕に回転自在に支持された第2の
    腕と、該第2の腕に回転自在に支持された第3の腕とを
    具備するクリーンロボットであって、前記第1の中空部
    材とは、前記第1の腕であり、前記第2の中空部材と
    は、前記第2の腕であることを特徴とする請求項1に記
    載のクリーンロボット。
  3. 【請求項3】 内部に配置された機構部材を外部に対し
    て密封状態とした、クリーンロボットにおいて、 外部に配設されたセンサと、 該センサの電気配線を内部に案内するための開口穴と、 該開口穴内に装着され、前記電気配線を中継するための
    コネクタと、 前記センサを保持する機能と、前記コネクタの外周部と
    前記開口穴の内周部との間を封止する機能とを合わせ持
    つセンサ取付部材とを具備することを特徴とするクリー
    ンロボット。
  4. 【請求項4】 前記センサは、バーコードリーダーであ
    ることを特徴とする請求項3に記載のクリーンロボッ
    ト。
  5. 【請求項5】 中空状の基台と、 該基台に、第1の点を支点として第1の平面内で回転可
    能に支持された中空状の第1の腕と、 該第1の腕に、前記第1の点と所定距離を離間した第2
    の点を支点として前記第1の平面と平行な第2の平面内
    で回転可能に支持された中空状の第2の腕と、 該第2の腕に、前記第2の点と前記所定距離を離間した
    第3の点を支点として前記第1の平面と平行な第3の平
    面内で回転可能に支持された第3の腕と、 前記基台内に配設されたところの、第1のモータを含む
    第1の駆動手段であって、前記基台に対して、前記第1
    の腕を、前記第1の点を中心に第1の回転方向に第1の
    角速度で回転させるための第1の駆動手段と、 前記第1の腕内に配設されたところの、第2のモータを
    含む第2の駆動手段であって、前記第1の腕に対して、
    前記第2の腕を、前記第2の点を中心に前記第1の回転
    方向とは逆の第2の回転方向に前記第1の角速度の2倍
    の角速度で回転させるための第2の駆動手段と、 前記第2の腕に対して、前記第3の腕を、前記第3の点
    を中心に前記第1の回転方向に前記第1の角速度で回転
    させるための第3の駆動手段と、 前記基台、前記第1の腕及び前記第2の腕内に、前記第
    1の駆動手段、前記第2の駆動手段及び前記第3の駆動
    手段を装着した後に、前記基台、前記第1の腕及び前記
    第2の腕を夫々封止する封止部材とを具備することを特
    徴とするクリーンロボット。
  6. 【請求項6】 前記第1の駆動手段は、前記第1のモー
    タと、該第1のモータに接続され、前記第1の腕に前記
    第1のモータの回転力を第1の減速比で減速して伝達す
    るための第1の減速機構と、前記第1のモータの回転を
    制御する第1の制御回路とを備え、 前記第2の駆動手段は、前記第2のモータと、該第2の
    モータに接続され、前記第2の腕に前記第2のモータの
    回転力を第2の減速比で減速して伝達するための第2の
    減速機構と、前記第2のモータの回転を制御する第2の
    制御回路とを備えることを特徴とする請求項5に記載の
    クリーンロボット。
  7. 【請求項7】 前記第1の減速比は、前記第2の減速比
    の2倍であることを特徴とする請求項6に記載のクリー
    ンロボット。
  8. 【請求項8】 前記第1のモータと前記第2のモータと
    は特性が同一であり、前記第1の制御回路と前記第2の
    制御回路とは、夫々前記第1のモータと前記第2のモー
    タとを、同一の制御により同一の回転速度で回転させる
    ことを特徴とする請求項7に記載のクリーンロボット。
  9. 【請求項9】 前記第1の減速比と前記第2の減速比は
    同一であり、前記第1の制御回路は、前記第1の腕を前
    記第1の角速度で回転させるために、前記第1のモータ
    を第3の角速度で回転させ、前記第2の制御回路は、前
    記第2の腕を前記第2の角速度で回転させるために、前
    記第3の角速度の2倍の角速度で前記第2のモータを回
    転させることを特徴とする請求項6に記載のクリーンロ
    ボット。
  10. 【請求項10】 前記第3の駆動手段は、前記第1の腕
    上に前記第1の点を中心に設けられた第1のプーリと、
    前記第3の腕上に前記第3の点を中心に設けられ、前記
    第1のプーリの直径の2倍の直径を有する第2のプーリ
    と、前記第1のプーリと前記第2のプーリに掛け渡され
    たベルトとを備えることを特徴とする請求項5に記載の
    クリーンロボット。
  11. 【請求項11】 前記封止部材は、表面が平滑に仕上げ
    られた板状の部材と、磁性流体シールとに分類されるこ
    とを特徴とする請求項5に記載のクリーンロボット。
  12. 【請求項12】 前記基台は、空気の吸排気用のフィル
    タを備えることを特徴とする請求項5に記載のクリーン
    ロボット。
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