JP2647606B2 - クリーンロボット - Google Patents

クリーンロボット

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JP2647606B2
JP2647606B2 JP32163892A JP32163892A JP2647606B2 JP 2647606 B2 JP2647606 B2 JP 2647606B2 JP 32163892 A JP32163892 A JP 32163892A JP 32163892 A JP32163892 A JP 32163892A JP 2647606 B2 JP2647606 B2 JP 2647606B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クリーン環境内でウエ
ハ、レチクル等の移送を行うためのクリーンロボットに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】クリーン環境内でウエハ、レチクル等の
移送を行うためのクリーンロボットにおいては、ウエハ
やレチクル等の損傷を防止するために直線移送動作が要
求されるが、従来、このような直線移送動作を行うロボ
ットとしては、特開平2−82550号公報や、特開平
2−83182号公報に開示されているように、タイミ
ングベルトを使用し、機構的にロボットが直線運動をす
るようにしたものが知られている。また、特開平4−1
1045号公報に開示されているように、タイミングベ
ルトを使用しているが、機構を単純化したものも知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例の様に駆動系にタイミングベルトを使用した場
合、タイミングベルトにテンションを加えるためのアイ
ドルプーリ(テンションプーリ)が必要となってくる。
さて、タイミングベルトは完全な剛体から作られている
のではなく、弾性体から作られている。更に、ベルト駆
動の動力伝達機構においては、プーリの回転により、タ
イミングベルトに引っ張り側とたるみ側が生ずる。その
ため、タイミングベルト駆動の動力伝達機構を採用した
ロボットにおいては、アームが停止するときに、タイミ
ングベルトの引っ張りとたわみが平衡状態に戻ろうとし
て振動する。
【0004】ここで、上記の様にタイミングベルトにア
イドルプーリによってテンションを加えた場合、回転方
向により停止時の振動振幅が異なる。これは、アイドル
プーリが配設されている側のベルトがたわむ方向に回転
するときには、ベルトは、アイドルプーリと駆動プーリ
間の短い距離の間でたわむのに対して、アイドルプーリ
が配設されていない側のベルトがたわむ方向に回転する
ときには、ベルトは、駆動プーリと従動プーリの間の長
い距離の間でたわむこととなるからである。すなわち、
アイドルプーリ側のベルトがたわむ方向に回転している
状態から停止する場合には振動振幅が小さく、アイドル
プーリ側でない側のベルトがたわむ方向に回転している
状態から停止する場合には振動振幅が大きくなる。
【0005】これを解決するためには、アイドルプーリ
を両側に配設すれば良いのであるが、このようにすると
ロボットのコストアップと重量の増加をまねくこととな
る。従って、本発明は上述した課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、アイドルプーリを
片側のみに配設した構造でありながら、アーム停止時の
振動が少なく、直進運動の可能なクリーンロボットを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明のクリーンロボットは、基
台と、該基台に、第1の点を支点として第1の平面内で
回転可能に支持された第1の腕と、該第1の腕に、前記
第1の点と所定距離を離間した第2の点を支点として前
記第1の平面と平行な第2の平面内で回転可能に支持さ
れた第2の腕と、該第2の腕に、前記第2の点と前記所
定距離を離間した第3の点を支点として前記第1の平面
と平行な第3の平面内で回転可能に支持された第3の腕
と、前記基台内に配設され、この基台に対して、前記第
1の腕を、前記第1の点を中心に第1の回転方向に第1
の角速度で回転させるための第1の駆動手段と、前記第
1の腕内に配設され、この第1の腕に対して、前記第2
の腕を、前記第2の点を中心に前記第1の回転方向とは
逆の第2の回転方向に前記第1の角速度の2倍の角速度
で回転させるための第2の駆動手段と、前記第2の腕内
に配設され、前記第3の腕を、前記第3の点を中心に前
記第1の回転方向に前記第1の角速度で回転させるため
の第3の駆動手段とを具備し、前記第3の腕を前記基台
に対して直進運動させるようにしたクリーンロボットに
おいて、前記第2の駆動手段は、前記第1の点を中心に
配設された第1の駆動プーリと、前記第2の点を中心に
配設された第1の従動プーリと、前記第1の駆動プーリ
と前記第1の従動プーリとに掛け渡された第1のタイミ
ングベルトと、前記第1の駆動プーリが、前記第3の腕
が前記第1の点から離れる方向に移動する様な回転方向
に回転したときに、前記第1のタイミングベルトのたる
み側に当接するように設けられた第1のテンションプー
リとを備え、前記第3の駆動手段は、前記第2の点を中
心に配設された第2の駆動プーリと、前記第3の点を中
心に配設された第2の従動プーリと、前記第2の駆動プ
ーリと前記第2の従動プーリとに掛け渡された第2のタ
イミングベルトと、前記第2の駆動プーリが、前記第3
の腕が前記第1の点から離れる方向に移動する様な回転
方向に回転したときに、前記第2のタイミングベルトの
たるみ側に当接するように設けられた第2のテンション
プーリとを備えることを特徴としている。
【0007】
【作用】以上の様に、この発明に係わるクリーンロボッ
トは構成されているので、第3の腕が、基台から離れる
方向に移動するときには、テンションプーリが設けられ
ている側のベルトがたわむこととなる。第3の腕が基台
から離れる方向に移動する場合には、第1、第2及び第
3の腕による基台の回りの慣性モーメントが大きくなる
ので、ロボットが停止する時には、振動が大きくなりや
すい。これに対し、第3の腕が離れる方向に移動すると
きに、テンションプーリ側のベルトをたわむ様にして、
ベルトを短い距離でたわませることにより、ロボットの
停止時の振動を少なくすることができる。一方、第3の
腕が基台に近づく方向に移動するときには、慣性モーメ
ントが小さくなるので、停止時の振動が少なくなる。そ
のため、第3の腕が近づく方向に移動するときには、テ
ンションプーリ側と反対側のベルトをたわませても振動
はあまり大きくならない。従って、上記の様にクリーン
ロボットを構成することにより、ロボットの停止時の腕
の振動が第3の腕の動く方向について平均化され、トー
タルとして腕の振動を減少させることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例について、添
付図面を参照して詳細に説明する。まず、一実施例のク
リーンロボットの側断面図である図1、及び図1を左側
から見た部分断面図である図2に基づいて、クリーンロ
ボットの構成について説明する。
【0009】図1,図2において、ロボット基台3は、
その下部に基台用フランジ1を備えており、また、上部
には、任意の数の取付レバー2を備えている。ロボット
基台3は、これらの基台用フランジ1及び、取り付けレ
バー2を介して半導体装置内にボルト等で固定されてい
る。ロボット基台3の内部には、第1腕4をこのロボッ
ト基台3に対して回転駆動するための駆動源となる第1
腕駆動用モータ6が配置されている。第1腕駆動用モー
タ6の上部の出力軸には、このモータ6の回転状態を検
出するための第1のロータリエンコーダ7が接続されて
おり、また第1腕駆動用モータ6の下部の出力軸には、
第1のプーリ8が取り付けられている。第1腕駆動用モ
ータ6に隣接した位置には、このモータ6の回転を減速
するための減速機11が配置されており、この第1の減
速機11の下部に位置する入力軸11aには、第2のプ
ーリ10が取り付けられている。第1のプーリ8と第2
のプーリ10の間には、第1のタイミングベルト9が掛
け渡されており、このタイミングベルト9を介して、モ
ータ6の回転力が第1の減速機11に伝達される。第1
の減速機11の上部に位置する出力軸11bには、第3
のプーリ12が取り付けられている。
【0010】一方、第1腕4の下部には、固定フランジ
15を介して、第4のプーリ14がボルト等で固定され
ており、この第4のプーリ14と第3のプーリ12の間
には、第2のタイミングベルト13が掛け渡されてい
る。従って、第1腕駆動用モータ6の回転力は、第1の
プーリ8,第1のタイミングベルト9,第2のプーリ1
0を順次介して、第1の減速機11に伝達され、この第
1の減速機11により所定の減速比で減速された後、第
3のプーリ12,第2のタイミングベルト13,第4の
プーリ14を順次介して第1腕4に伝達される。そし
て、第1腕4が、ロボット基台3に対して水平面内で回
転駆動される。
【0011】また、固定フランジ15は、上端部を閉止
された略円筒形状に形成されており、その天井部の下面
には、第2腕駆動用モータ21と、このモータ21の下
部に直結された第2のロータリエンコーダ22と、モー
タ21の上部に直結された第2の減速機23がボルト等
を介して固定されている。第2の減速機23の出力軸2
3aには第5のプーリ24が固定されている。
【0012】また、第2腕5の下部には、固定フランジ
27を介して、第6のプーリ26がボルト等を介して固
定されており、この第6のプーリ26は、第1腕4の先
端部に形成された開口穴から第1腕4の内部に進入して
いる。第5のプーリ24と第6のプーリ26の間には第
3のタイミングベルト25が掛け渡されており、この第
3のタイミングベルト25により、第5のプーリ24の
回転力が、第6のプーリ26に伝達される。従って、第
2腕駆動用モータ21の回転力は、第2の減速機23に
より所定の減速比で減速された後、第5のプーリ24,
第3のタイミングベルト25,第6のプーリ26を順次
介して第2腕5に伝達され、第2腕5が、第1腕4に対
して水平面内で回転駆動される。なお、第5のプーリ2
4と第6のプーリ26の間の位置には、第3のタイミン
グベルト25の張力を調整するために、第1のアイドル
プーリ28が配置されている。
【0013】固定フランジ27と、第6のプーリ26の
中央部には、これらを上下方向に貫通した状態で、回転
軸32が配設されており、この回転軸32は、固定フラ
ンジ27及び第6のプーリ26に対して(すなわち第2
腕5に対して)、ベアリング41により回転自在に支持
されている。この回転軸32の下端部は、レバー31に
より、第1腕4の内部に固定されている。また、回転軸
32の上端部には、第7のプーリ33が固定されてい
る。
【0014】次に、第3腕38の下部には、固定フラン
ジ37を介して第8のプーリ35がボルト等により固定
されており、この第8のプーリ35は、第2腕5の先端
部に形成された開口穴から第2腕5の内部に進入してい
る。第7のプーリ33と第8のプーリ35の間には第4
のタイミングベルト34が掛け渡されており、この第4
のタイミングベルト34により、第7のプーリ33の回
転力が、第8のプーリ35に伝達される。なお、第7の
プーリ33と第8のプーリ35の間の位置には、第4の
タイミングベルト34の張力を調整するために、第2の
アイドルプーリ36が配置されている。
【0015】第3腕38は、固定フランジ37上に固定
され、第3腕38の上面にはレチクル・ウエハ等を把持
するフィンガー(図示せず)が固定できるようになされ
ている。なお、第1腕4は、ロボット基台3に対して第
1のベアリング40を介して回転自在に支持されてお
り、第2腕5は第1腕4に対して第2のベアリング41
を介して回転自在に支持されており、更に、第3腕38
は第2腕5に対して第3のベアリング42を介して回転
自在に支持されている。
【0016】ロボット基台3、第1腕4、及び第2腕5
には、これらの内部に機構部品を組み込むために、開口
穴が形成されているが、ロボット内のダストを外部に出
さないために、これらの開口穴にはカバー板51〜54
が取付けられている。このカバー板51〜54の表面及
びこれらカバー板51〜54と接するロボット基台3、
第1腕4、第2腕5の面は平滑に仕上げられているの
で、これらロボット基台3、第1腕4、及び第2腕5
は、カバー板51〜54により確実に封止されている。
もちろん、カバー板51〜54と本体の間をゴム材、シ
リコン材等でシールしても構わない。さらに、回転部分
には、磁性流体シール45〜47を配置することによ
り、発塵を防いでいる。また、ロボットの機構部材の組
立調整が終了してから、回転部分に磁性流体を充填する
ために、第2腕5には、図3に示す様に、タップ穴57
が形成されており、更に固定フランジ27にも貫通穴5
6が形成されている。第2腕5に形成されている穴57
がタップ穴であるは、この穴から発塵しない様に、磁性
流体を充填したあと、セットボルト58で栓をするため
である。図示はしないが、第1腕4及び第3腕38にも
同様の機構が設けられている。
【0017】また、発塵を防止するためにロボットを密
閉すると、モータ等の発熱のため内部温度が上昇し、空
気が膨張することによって内圧が上がり、磁性流体シー
ルが破壊する可能性がある。そのため、ロボット内部と
外部で気圧が同一となるように、ロボット基台3にはフ
ィルタ55が取り付けられている。フィルタ55を介し
てロボットの内部と外部とで空気のやりとりをするの
で、ゴミが外に出ることはない。
【0018】レチクル・ウエハ等の把持は、真空吸着に
よって行われる。このためのエア回路は、ロボット外部
からロボット基台3内に供給され、ロボット基台3内部
からは、エアチューブ61が、電磁弁(不図示)(一部
は真空圧センサ67へ分岐する)を介して、固定フラン
ジ15の上部に形成された配管用穴から第1腕4内に進
入し、回転軸32の配管部32aに接続される。回転軸
32は中空シャフトとなっており、エアはこの回転軸3
2の中を流れる。回転軸32の上部には、エアチューブ
63が接続されており、このエアチューブは、カバー板
53に取り付けられた、図4に示した様なジョイント6
4に接続されている。そして、ロボットの外部に位置す
るこのジョイント64にはエアチューブ65が接続され
ており、このエアチューブ65を介して、エア回路が第
3腕38にもたらされる。
【0019】また、真空圧センサ67には、図5に示し
た様に着脱可能な透明カバー68が装着されており、動
作状態のチェックや各種の設定が行えるようになされて
いる。図6は、外部センサ71用の配線コネクタ部分を
示したものである。この外部センサ71は、具体的には
バーコードリーダーであり、この外部センサ71によ
り、被搬送物に表示されているバーコードを読み取り、
被搬送物の種類を判別する用になされている。外部セン
サ71の取付座70の第1腕4への固定部に配線用コネ
クタ72を取り付けることによって、コネクタの取付作
業を容易にしている。配線用コネクタ72と外部センサ
71の間は、コード73によって接続されている。ま
た、コネクタ72を取り付けるために第1腕4に形成さ
れた穴部は取付座70によってカバーすることができる
ので、発塵に対しても有利である。尚、外部センサ71
を使用しないときは、図7のようにカバー70bを装着
し、発塵を防止する。
【0020】次に図8は、図1を上方から見た図であ
り、図示した様な位置関係で、ロボット基台3、第1腕
4、第2腕5、第3腕38が配置されている。次に、上
記の様に構成されたロボットの動作の原理を図9乃至図
10に基づいて説明する。ウエハやレチクル等を搬送す
るロボットの動作パターンは、通常図9に示した直線移
動と図10に示した回転移動の2パターンである。
【0021】まず、図9(a)に示した初期位置から、
図9(b),図9(c)に示した様に、基準の直線iに
直交する直線hに沿ってハンド80が移動する場合につ
いて説明する。ここで、前提条件として、図9(c)に
示した様に第1腕4のアーム長と第2腕5のアーム長は
等しく共に長さLであるものとする。また、第1腕4,
第2腕5,第3腕38の夫々の回転角は、それぞれθ
1,θ2,θ3で表すものとする。このとき、θ1,θ
2,θ3が、 θ2=180o −2θ1 θ3=θ2/2 ただし、例えば、 θ1=−60°〜60o θ2=300°〜60o θ3=150°〜30o で表される関係を保持した状態で、第1腕〜第3腕4,
5,38が動作すれば第3腕38の先端部、すなわちハ
ンド80は、図9(a)〜図9(c)に示した様に直線
hに沿って直線移動することとなる。
【0022】これを実現させるために、実施例のロボッ
トでは特性の等しい2つのモータを第1腕駆動用モータ
6及び第2腕駆動用モータ21として使用し、第1腕駆
動部の減速比と第2腕駆動部の減速比の割合を2:1と
している。ちなみに、実施例では第1腕駆動部の減速比
は1/200、第2腕駆動部の減速比は1/100であ
る。このときの各プーリ、減速機の減速比は、図11に
示すように任意に決めることができるが、実施例では第
1腕駆動部の減速比は第1のプーリ8と第2のプーリ1
0の間で1/1.6,第1減速機11で1/50,第3
のプーリ12と第4のプーリ14の間で1/2.5と
し、第2腕駆動部の減速比は第2減速機23で1/10
0,第5のプーリ24と第6のプーリ26の間で1/1
としている。
【0023】すなわち、第1腕駆動用モータ6及び第2
腕駆動用モータ21を全く同一の回転速度で逆方向に回
転させた場合、第1腕4が図9(c)に示した様に原点
Oの回りに反時計回転方向にθ1だけ回転すると、第2
腕5は第1腕4の先端部である点P1の回りに時計回転
方向に2θ1だけ回転することとなる。これにより第3
腕38の回転中心である点P2は直線hに沿って直線運
動することとなる。
【0024】また、第3腕38については、第7のプー
リ33の直径を第8のプーリ35の直径の1/2とする
ことにより、θ3=θ2/2なる関係を満足した状態
で、第3腕を、この直線hに沿って移動させることがで
きる。すなわち、ハンド80を直線hに沿って移動させ
ることができる。上記の様にして、ハンド80が直線h
に沿って移動されるわけであるが、第3腕38の回転駆
動には、プーリを使用しなくてもよい。例えば、第1腕
4および第2腕5の駆動と同様に、第3腕38にも回転
駆動装置を設け、第3腕38を第1腕4と全く同じ回転
速度で同じ方向に回転させる様にすれば、上記のプーリ
を用いた場合と全く同様の動作をさせることが可能であ
る。
【0025】なお、図10に示した様な回転運動をさせ
る場合には、第1腕駆動用モータ6のみを回転させれば
よいことは言うまでもない。次に、図12は一実施例の
クリーンロボットを上方から見た断面図であり、また、
図13は、第2腕5の駆動系と第3腕38の駆動系を模
式的に表した平面図である。また、図14乃至図16
は、タイミングベルト34の回転方向とたわみの関係を
示した図である。
【0026】図12乃至図16を参照して、第3腕38
の移動方向とタイミングベルト25,34のたわみの関
係について説明する。図12及び図13において、第1
のアイドルプーリ28は第1腕4の中心線CL1に対し
て左側に配置されている。また、第2のアイドルプーリ
36は、第2腕5の中心線CL2に対して左側に配置さ
れている。
【0027】一実施例のクリーンロボットは、図9
(a)〜図9(c)に示した様に繰り返し直進運動する
が、図9(c)に示した状態が、第1乃至第3腕4,
5,38が伸びた状態であり、このとき、ロボットはウ
エハやレチクルを図示しない位置決め装置等に載置した
り、ウエハやレチクルを把持したりしなければならない
ため、ハンド80の停止位置精度が最も要求される。ま
た、この状態は、第1乃至第3腕4,5,38が伸びて
いるので、イナーシャが大きい状態であり、駆動系の剛
性が小さいとロボットの停止時に、ハンド80が振動し
てしまう。一実施例は、このようなハンド80の振動を
なるべく低減させることを目的としている。
【0028】ここで、一実施例のクリーンロボットにお
いて、ハンド80の振動を減少させる原理について説明
する。通常、タイミングベルトは、完全な剛体から作ら
れているのではなく、弾性体から作られている。また、
ベルトを使用する動力伝達機構においては、ベルトの回
転により、ベルトに引っ張り側とたるみ側が生ずる。そ
のため、ロボット停止時に引っ張りとたわみが平衡状態
に戻ろうとして振動する。一実施例の様に、1個のアイ
ドルプーリ(テンションプーリ)によって、ベルトにテ
ンションを加えた場合、回転方向により停止時の振動振
幅が異なる。
【0029】これは、アイドルプーリが配設されている
側のベルトがたわむ方向に回転するときには、ベルト
は、アイドルプーリと駆動プーリ間の短い距離(図13
におけるl12またはl22)の間でたわむのに対して、ア
イドルプーリが配設されていない側のベルトがたわむ方
向に回転するときには、ベルトは、駆動プーリと従動プ
ーリの間の長い距離(図13におけるl11またはl12
の間でたわむこととなるからである。すなわち、アイド
ルプーリ側のベルトがたわむ方向に回転している状態か
ら停止する場合には振動振幅が小さく、アイドルプーリ
側でない側のベルトがたわむ方向に回転している状態か
ら停止する場合には振動振幅が大きくなる。
【0030】一実施例においては、図9において、第3
腕38が(a)→(b)→(c)の順で直線運動を行う
場合、すなわち第3腕38が基台3から離れる方向に移
動する場合には、第2腕4の駆動用のタイミングベルト
25及び第3腕5の駆動用のタイミングベルト34は、
図14及び図15において(a)→(b)→(c)の順
で回転する。
【0031】これらの図から分かる様に、一実施例にお
いては、第1乃至第3腕4,5,38が伸びる方向に移
動する場合には、タイミングベルト25,34のアイド
ルプーリ28,36側がたわむ様になされており、各腕
が伸びてイナーシャが大きくなった状態でロボットが停
止する場合に、ハンド80の振動が少なくなる様になさ
れている。これにより、図9(c)に示すように、各腕
が伸びた状態でウエハ、レチクルの取り置き動作を行う
場合に、ハンド80の位置決めを正確に行うことができ
る。
【0032】一方、図9において、第3腕38が(c)
→(b)→(a)の順で直線運動を行う場合、すなわち
第3腕が基台3に近づく方向に移動する場合には、第2
腕4の駆動用のタイミングベルト25及び第3腕5の駆
動用のタイミングベルト34は、図14及び図15にお
いて(a)→(b)′→(c)′の順で回転する。これ
らの図から分かる様に、第1乃至第3腕4,5,38が
縮む方向に移動する場合には、タイミングベルト25,
34のアイドルプーリとは反対側がたわむ様になされて
おり、ロボットの停止時の振幅が大きくなる様に設定さ
れている。ただし、この場合には各腕が縮んでイナーシ
ャが小さくなっているので、ベルトの振動が多少大きく
なっても、この振動が各腕のイナーシャにより増幅され
ることはないので、ハンド80の振動の振幅は、それほ
ど大きくならない。また各腕が縮んだ状態ではウエハ、
レチクルの取り置き動作は行われないので、ハンド80
の振動が多少大きくなって位置決め精度が低下しても問
題とはならない。
【0033】このように、一実施例のクリーンロボット
においては、アイドルプーリの配設位置を工夫すること
により、ハンド80の振動を減少させて、ハンド80の
位置決め精度を向上させている。なお、図16は、本実
施例では採用していないが、アイドルプーリを2つ配設
して、ハンドの振動を減少させる例を示したものであ
る。
【0034】次に、ロボットを制御するための制御回路
について図17を参照して説明する。制御部100は、
CPU102,メモリ104,操作部106,第1の制
御回路112,第2の制御回路114から構成されてい
る。そして、第1腕駆動用モータ6は、第1の制御回路
112に接続されており、この第1の制御回路112
は、第1のロータリエンコーダ7から出力される位置デ
ータ、及び第1のロータリエンコーダ7から不図示のF
/V変換器を経て出力される速度データをもとに第1腕
駆動用モータ6の回転を制御する。また、同様に第2の
制御回路114は、第2のロータリエンコーダ22から
出力される位置データ、及び第2のロータリエンコーダ
22から不図示のF/V変換器を経て出力される速度デ
ータをもとに第2腕駆動用モータ21の回転を制御す
る。また、第3腕54の回転駆動のために第3腕駆動用
モータを使用する場合には、図中破線で示した様に第1
及び第2の制御回路と同様の構成の第3の制御回路を設
ける様にすればよい。なお、第1腕駆動用モータ6及び
第2腕駆動用モータ21の回転制御は公知の数値制御に
より行われる。
【0035】次に、上記の様に構成されたロボット10
の第1腕4及び第2腕5の回転角度の制御について図1
8乃至図22を参照して説明する。まず、目標物をある
方向にある回転角だけ短時間で回転移動させる場合に
は、時間に対する角速度変化のパターンとしては、図1
8に示した様なものが用いられる。このパターンは、一
定角速度で目標物を加速し、最大角速度に達したところ
でこの最大角速度で移動させ、その後加速時と同じ角加
速度で減速させ、目標位置に停止させるものである。通
常、ある目標物を移動させるための駆動限には、その能
力の限界があり、発生可能な最大角加速度と最大角速度
が規定されると、移動対象物を最短時間で移動させるた
めのパターンにおける最大角速度θVmでの移動時間T2
及び立ち上げ時間T1及び立ち下げ時間T3は決定され
る。一実施例のロボット10においても、第1腕4及び
第2腕5の回転動作には、上記の様な角速度パターンを
使用する。
【0036】上記の様な角速度パターンで移動させた時
の時間Tと回転角θの関係の理想値を示したものが図1
9である。この理想曲線上の点を目標として、所定の時
間間隔ΔT毎に回転角θを検出し、この実際の回転角と
目標値との差をフィードバック制御することにより、移
動対象物を目標回転角だけ回転移動させることができ
る。
【0037】ここで、前述した様に、ハンド80を直線
移動させるためには、第1腕4を例えば反時計回転方向
にθ1だけ回転させ、第2腕5を第1腕4に対して時計
回転方向にθ2=2θ1だけ回転させ、第3腕38を第
2腕5に対して反時計回転方向にθ3=θ1だけ回転さ
せる必要がある。この動作に上記の制御方法を適用する
と、そのときの回転角速度θV と時間Tの関係及び回転
角度θと時間Tとの関係は、図20,図21にそれぞれ
示した様になる。図20に示した様に第1腕4の回転角
速度θ1V と第2腕5の回転角速度θ2V の比を常に
1:2とすることにより、図21に示した様に第1腕4
の回転角度θ1と第2腕5の回転角度θ2の比が常に
1:2となる。また、第3腕38は、第7のプーリ33
及び第8のプーリ35により駆動されるので、第1腕4
の回転角度θ1と第2腕5の回転角度θ2が1:2とな
る様に駆動されれば、第3腕38は、必然的に第1腕4
と同じ方向に同じ回転角だけ回転されるので、ハンド8
0は、正確に直線運動されることとなる。
【0038】次に、図22に示したフローチャートに基
づいて、第1腕4及び第2腕5の具体的な回転動作につ
いて説明する。まず、作業者は、このフローチャートに
従ってロボットを作動させる前に、予めハンド80の目
標移動位置の座標から、第1腕4及び第2腕5の回転角
度θ1,θ2、回転の立ち上げ時間T1と立ち下げ時間
T3、第1腕4及び第2腕5の最大回転角速度θ1Vm
θ2Vm及びこれらの最大回転角速度での移動時間T2を
算出しておく。この予備作業の後にフローチャートの動
作に移る。
【0039】まず、ステップS20において、作業者
は、操作部106から図18における立ち上げ時間T1
と立ち下げ時間T3の設定値を入力する。この値はメモ
リ104に記憶される。次に、ステップS22におい
て、作業者は、第1腕4と第2腕5の回転角θ1,θ2
を操作部106から入力する。この値も同様にメモリ1
04に記憶される。同様に、ステップS24において、
作業者は、第1腕4と第2腕5の最大回転角速度θ
Vm,θ2Vmを操作部106から入力する。そして、こ
れらの値もメモリ104に記憶される。これらの入力が
終了した時点では、ロボットは、ハンド80を移動させ
る待機状態となっている。
【0040】次に、ステップS26において作業者がス
タート信号を操作部106から入力するとCPU102
は、ステップS28において、回転角の大きい第2腕5
を駆動する第2腕駆動用モータ21の目標回転角θ2′
を計算し、ステップS30に進む。ステップS30で
は、CPU102は、この第2腕駆動用モータ21の単
位時間ΔTあたり(例えば5msecあたり)の回転角
Δθ2を計算する。また、同時に、この第2腕駆動用モ
ータ21の回転角Δθ2をk倍することにより第1腕駆
動用モータ6の単位時間あたりの回転角Δθ1(Δθ1
=kΔθ2)を計算する。ここでkは、第1腕駆動用モ
ータ6と第2腕駆動用モータ21の回転角の比である。
そして、一実施例では、第2の減速機23の減速比を第
1の減速機11の減速比の1/2にすることにより第1
腕駆動用モータ6及び第2腕駆動用モータ21を全く同
一回転角速度で回転させれば、ハンド80が直進移動す
る様にされている。従って、ここではk=1である。た
だし、必ずしも第2の減速機23の減速比を第1の減速
機11の減速比の1/2にする必要はなく、これらの減
速機の減速比に応じてkの値を変化させることにより対
応することができる。例えば、第1の減速機11の減速
比と、第2の減速機23の減速比が同一であった場合に
は、k=1/2とすればよい。
【0041】次にステップS32において、CPUは、
第1腕駆動用モータ6及び第2腕駆動用モータ21を単
位時間内にこれらの回転角Δθ1及びΔθ2だけ回転さ
せるための加速度を計算し、これらの加速度で第1腕駆
動用モータ6及び第2腕駆動用モータ20,38を回転
させる。そして単位時間ΔT毎の回転角度を第1及び第
2のロータリエンコーダ7,22で検出しながら、第1
腕駆動用モータ6及び第2腕駆動用モータ21を回転さ
せる。そして、ステップS34では、目標回転角まで第
1腕駆動用モータ6及び第2腕駆動用モータ21が回転
したか否かが判定され、目標回転角に達していない時に
は、ステップS30とステップS32を繰り返す。ステ
ップS34において、第1腕駆動用モータ6及び第2腕
駆動用モータ21が目標回転角θ1′,θ2′に達した
と判断されると、ステップS36に進み、各モータを停
止させ、動作を終了する。
【0042】なお、ロボットに図10に示した様な回転
運動を行わせる場合には、作業者は操作部106から回
転運動を行わせる指令を入力する。CPU106は、こ
の指令をメモリ104に記憶させると共に、第1の制御
回路112に指令を送り、第1腕駆動用モータ6を所定
回転速度で、所定回転数だけ回転させハンド80を所望
の位置に位置決めする。
【0043】なお、本発明は、その主旨を逸脱しない範
囲で、上記実施例を修正または変形したものに適用可能
である。例えば、クリーンロボットに限られることな
く、広く一般産業用ロボットしても使用可能である。ま
た、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適
用しても、1つの機器から成る装置に適用しても良い。
【0044】また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることは言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明のクリーンロ
ボットによれば、第3の腕が、基台から離れる方向に移
動するときには、テンションプーリが設けられている側
のベルトがたわむこととなる。第3の腕が基台から離れ
る方向に移動する場合には、第1、第2及び第3の腕に
よる基台の回りの慣性モーメントが大きくなるので、ロ
ボットが停止する時には、振動が大きくなりやすい。こ
れに対し、第3の腕が離れる方向に移動するときに、テ
ンションプーリ側のベルトをたわむ様にして、ベルトを
短い距離でたわませることにより、ロボットの停止時の
振動を少なくすることができる。一方、第3の腕が基台
に近づく方向に移動するときには、慣性モーメントが小
さくなるので、停止時の振動が少なくなる。そのため、
第3の腕が近づく方向に移動するときには、テンション
プーリ側と反対側のベルトをたわませても振動はあまり
大きくならない。従って、上記の様にクリーンロボット
を構成することにより、ロボットの停止時の腕の振動が
第3の腕の動く方向について平均化され、トータルとし
て腕の振動を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のクリーンロボットの構成を示した側
断面図である。
【図2】図1を左側から見た部分断面図である。
【図3】第1腕と第2腕の回転部分を拡大して示した図
である。
【図4】エア・ジョイントの拡大図である。
【図5】真空圧センサを示した図である。
【図6】外部センサの取り付け部とコネクタ部を拡大し
て示した図である。
【図7】外部センサが不要のときにカバーを取り付けた
状態を示した図である。
【図8】クリーンロボットを上方から見た図である。
【図9】ハンドの直線移送動作を示した図である。
【図10】ハンドの回転運動を示した図である。
【図11】減速比の組み合わせを示した図である。
【図12】一実施例のクリーンロボットを上方から見た
断面図である。
【図13】第2腕の駆動系と第3腕の駆動系を模式的に
表した平面図である。
【図14】タイミングベルトの回転方向とたわみの関係
を示した図である。
【図15】タイミングベルトの回転方向とたわみの関係
を示した図である。
【図16】アイドルプーリを2個配設した例を示した図
である。
【図17】クリーンロボットの制御部の構成を示した図
である。
【図18】回転角速度と時間の関係を示した図である。
【図19】回転角度と時間の関係を示した図である。
【図20】第1及び2腕の回転角速度と時間の関係を示
した図である。
【図21】第1及び2腕の回転角度と時間の関係を示し
た図である。
【図22】ハンドの直進動作をさせるためのフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 基台用フランジ 2 取り付けレバー 3 ロボット基台 4 第1腕 5 第2腕 6 第1腕駆動用モータ 7 第1のロータリーエンコーダ 8 第1のプーリ 9 第1のタイミングベルト 10 第2のプーリ 11 第1の減速機 12 第3のプーリ 13 第2のタイミングベルト 14 第4のプーリ 15 固定フランジ 21 第2腕駆動用モータ 22 第2のロータリーエンコーダ 23 第2の減速機 24 第5のプーリ 26 第6のプーリ 27 固定フランジ 28 第1のアイドルプーリ 32 回転軸 33 第7のプーリ 35 第8のプーリ 36 第2のアイドルプーリ 37 固定フランジ 38 第3腕 40 第1のベアリング 41 第2のベアリング 42 第3のベアリング 43 ベアリング 45〜47 磁性流体シール 51〜54 カバー板 55 フイルタ 56 貫通穴 57 穴 58 セットボルト 61 エアチューブ 63 エアチューブ 64 ジョイント 65 エアチューブ 67 真空圧センサ 68 透明カバー 70 取り付け座 71 外部センサ 72 コネクタ 73 コード 80 ハンド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と、 該基台に、第1の点を支点として第1の平面内で回転可
    能に支持された第1の腕と、 該第1の腕に、前記第1の点と所定距離を離間した第2
    の点を支点として前記第1の平面と平行な第2の平面内
    で回転可能に支持された第2の腕と、 該第2の腕に、前記第2の点と前記所定距離を離間した
    第3の点を支点として前記第1の平面と平行な第3の平
    面内で回転可能に支持された第3の腕と、 前記基台内に配設され、この基台に対して、前記第1の
    腕を、前記第1の点を中心に第1の回転方向に第1の角
    速度で回転させるための第1の駆動手段と、 前記第1の腕内に配設され、この第1の腕に対して、前
    記第2の腕を、前記第2の点を中心に前記第1の回転方
    向とは逆の第2の回転方向に前記第1の角速度の2倍の
    角速度で回転させるための第2の駆動手段と、 前記第2の腕内に配設され、前記第3の腕を、前記第3
    の点を中心に前記第1の回転方向に前記第1の角速度で
    回転させるための第3の駆動手段とを具備し、前記第3
    の腕を前記基台に対して直進運動させるようにしたクリ
    ーンロボットにおいて、 前記第2の駆動手段は、前記第1の点を中心に配設され
    た第1の駆動プーリと、前記第2の点を中心に配設され
    た第1の従動プーリと、前記第1の駆動プーリと前記第
    1の従動プーリとに掛け渡された第1のタイミングベル
    トと、前記第1の駆動プーリが、前記第3の腕が前記第
    1の点から離れる方向に移動する様な回転方向に回転し
    たときに、前記第1のタイミングベルトのたるみ側に当
    接するように設けられた第1のテンションプーリとを備
    え、 前記第3の駆動手段は、前記第2の点を中心に配設され
    た第2の駆動プーリと、前記第3の点を中心に配設され
    た第2の従動プーリと、前記第2の駆動プーリと前記第
    2の従動プーリとに掛け渡された第2のタイミングベル
    トと、前記第2の駆動プーリが、前記第3の腕が前記第
    1の点から離れる方向に移動する様な回転方向に回転し
    たときに、前記第2のタイミングベルトのたるみ側に当
    接するように設けられた第2のテンションプーリとを備
    えることを特徴とするクリーンロボット。
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