JP2719052B2 - マイクロコンピュータ - Google Patents
マイクロコンピュータInfo
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- JP2719052B2 JP2719052B2 JP3048875A JP4887591A JP2719052B2 JP 2719052 B2 JP2719052 B2 JP 2719052B2 JP 3048875 A JP3048875 A JP 3048875A JP 4887591 A JP4887591 A JP 4887591A JP 2719052 B2 JP2719052 B2 JP 2719052B2
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- JP
- Japan
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- output
- signal
- buses
- buffers
- address
- Prior art date
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-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F1/00—Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
- G06F1/26—Power supply means, e.g. regulation thereof
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Microcomputers (AREA)
- Debugging And Monitoring (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は外部メモリと接続できる
ワンチップマイコンに関する。
ワンチップマイコンに関する。
【0002】
【従来の技術】ワンチップマイコンから外部メモリにア
ドレス等のデータを送る場合、ワンチップマイコンはバ
スのデータを出力バッファを介し出力端子から出力す
る。図4に従来のワンチップマイコンのバスと信号出力
部のブロック図を示す。図において、1a,1b,・・
・,1cは複数のアドレスバスで、ワンチップマイコン
のアドレスのビット数に相当する数だけある。アドレス
バス1a,1b,・・・,1cはそれぞれ出力バッファ
2a,2b,・・・,2cを介して出力端子5a,5
b,・・・,5cに接続される。又40はCPU、41
はワーキング用の内部メモリ、42は外部メモリであ
り、CPU40にはデータ線d,クロック線CLK,イ
ネーブル線ENが接続されている。データ線dは複数本
で構成され、入,出力バッファを介し、外部メモリ42
に接続されている。
ドレス等のデータを送る場合、ワンチップマイコンはバ
スのデータを出力バッファを介し出力端子から出力す
る。図4に従来のワンチップマイコンのバスと信号出力
部のブロック図を示す。図において、1a,1b,・・
・,1cは複数のアドレスバスで、ワンチップマイコン
のアドレスのビット数に相当する数だけある。アドレス
バス1a,1b,・・・,1cはそれぞれ出力バッファ
2a,2b,・・・,2cを介して出力端子5a,5
b,・・・,5cに接続される。又40はCPU、41
はワーキング用の内部メモリ、42は外部メモリであ
り、CPU40にはデータ線d,クロック線CLK,イ
ネーブル線ENが接続されている。データ線dは複数本
で構成され、入,出力バッファを介し、外部メモリ42
に接続されている。
【0003】次に動作について説明する。図5は図4に
示したワンチップマイコンのアドレスバス信号出力部の
動作を説明するためのタイミング図である。図5におい
て、14はCPU40から出力される内部クロック、1
5はイネーブル信号である。16はアドレスバス1a,
1b,・・・,1cのうち1本のアドレスバスの信号を
示し、アドレス信号が以前のバス状態に対して反転して
(H→L又はL→Hへ)出力されている場合を示してい
る。20はアドレス信号16を入力とする出力バッファ
2a〜2cのうち1つの出力信号を示すものである。出
力バッファ例えば出力バッファ2aの出力信号20が
“H”から“L”または“L”から“H”に反転すると
きに、出力バッファ2a〜2cに貫通電流21が流れ
る。また、外部メモリ42を読み込み時、出力バッファ
2a〜2cの出力信号20にアドレス信号が確定してか
ら、時間t2後にイネーブル信号15がLの間にデータ
線d上にデータ信号22が帰ってくる。
示したワンチップマイコンのアドレスバス信号出力部の
動作を説明するためのタイミング図である。図5におい
て、14はCPU40から出力される内部クロック、1
5はイネーブル信号である。16はアドレスバス1a,
1b,・・・,1cのうち1本のアドレスバスの信号を
示し、アドレス信号が以前のバス状態に対して反転して
(H→L又はL→Hへ)出力されている場合を示してい
る。20はアドレス信号16を入力とする出力バッファ
2a〜2cのうち1つの出力信号を示すものである。出
力バッファ例えば出力バッファ2aの出力信号20が
“H”から“L”または“L”から“H”に反転すると
きに、出力バッファ2a〜2cに貫通電流21が流れ
る。また、外部メモリ42を読み込み時、出力バッファ
2a〜2cの出力信号20にアドレス信号が確定してか
ら、時間t2後にイネーブル信号15がLの間にデータ
線d上にデータ信号22が帰ってくる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のワンチップマイ
コンのアドレスバス信号出力部は以上のように構成され
ているので、外部メモリ42と接続する場合、外部負荷
容量が大きくなり、それをドライブするためにトランジ
スタサイズの大きい出力バッファが必要になる。多数の
アドレスバス信号線反転時に多数の出力バッファが同時
に短時間taの間に反転するので、出力バッファに流れ
る貫通電流は大きく、特に同時に反転するアドレスバス
の本数が多いほど出力バッファに流れる貫通電流の合計
は大きくなる。そのため電源ラインに過電流が流れ、そ
れに起因する電源の揺らぎが原因で、ワンチップマイコ
ンが誤動作するという問題点があった。
コンのアドレスバス信号出力部は以上のように構成され
ているので、外部メモリ42と接続する場合、外部負荷
容量が大きくなり、それをドライブするためにトランジ
スタサイズの大きい出力バッファが必要になる。多数の
アドレスバス信号線反転時に多数の出力バッファが同時
に短時間taの間に反転するので、出力バッファに流れ
る貫通電流は大きく、特に同時に反転するアドレスバス
の本数が多いほど出力バッファに流れる貫通電流の合計
は大きくなる。そのため電源ラインに過電流が流れ、そ
れに起因する電源の揺らぎが原因で、ワンチップマイコ
ンが誤動作するという問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、アドレスバス信号線の多くが同
時に反転した場合でも、電源の揺らぎが起きず、誤動作
しないマイクロコンピュータを得ることを目的とする。
ためになされたもので、アドレスバス信号線の多くが同
時に反転した場合でも、電源の揺らぎが起きず、誤動作
しないマイクロコンピュータを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明においては各バ
ス上の信号変化を検出する検出回路6からの出力によ
り、信号変化が生じたバスの本数を検出して、この本数
が設定値Nを越えたときにインピーダンス可変バッファ
部Ba,Bb,・・・,Bcのインピーダンスを高くす
る。
ス上の信号変化を検出する検出回路6からの出力によ
り、信号変化が生じたバスの本数を検出して、この本数
が設定値Nを越えたときにインピーダンス可変バッファ
部Ba,Bb,・・・,Bcのインピーダンスを高くす
る。
【0007】
【作用】検出回路6の検出信号は、デコーダ10に入力
され、デコーダ10は信号が変化するバス1a,1b,
1cの数が予め定めた数より大きい場合は、上記インピ
ーダンス可変バッファ部のインピーダンスを高くする。
これによりバッファ部Ba,Bb,・・・,Bcの出力
側の信号は、バス1a,1b,・・・,1c上の信号変
化に較べて遅れて変化する。
され、デコーダ10は信号が変化するバス1a,1b,
1cの数が予め定めた数より大きい場合は、上記インピ
ーダンス可変バッファ部のインピーダンスを高くする。
これによりバッファ部Ba,Bb,・・・,Bcの出力
側の信号は、バス1a,1b,・・・,1c上の信号変
化に較べて遅れて変化する。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を説明する。図1
はこの発明の実施例のワンチップマイコンのアドレスバ
スと信号出力部のブロック図を示す。図において、1
a,1b,・・・,1cはアドレスバスで、ワンチップ
マイコンのアドレスのビット数に相当する数だけある。
アドレスバス1a,1b,・・・,1cはそれぞれ出力
バッファ3a,3b,・・・,3cを介して出力端子5
a,5b,・・・,5cに接続される。出力バッファ3
a,3b,・・・,3cにそれぞれ並列に別の出力バッ
ファ4a,4b,・・・,4cが接続される。並列接続
された出力バッファ3aと4a,3bと4b,・・・,
3cと4cの合成インピーダンスは従来の1個の出力バ
ッファ(第3図の2a,2b,2c)のインピーダンス
と等価である。出力バッファ4a,4b,・・・,4c
は例えばスリーステートバッファで構成され、制御ゲー
トG1,G2,・・・,G3が設けられている。又これ
ら出力バッファ3a,4a等のインピーダンスはZであ
り、並列に接続された出力バッファ3a,4a等の合成
インピーダンスは1/Zm=1/Z+1/Z Zm=Z
/2となり、並列接続時は半分となる。上記並列接続の
バッファ3a〜3c及びバッファ4a〜4cでインピー
ダンス可変バッファ部Ba〜Bcが構成される。又40
は中央処理装置のCPU、41は内部RAM、42は記
憶装置の外部RAMであり、CPU40にはデータ線
d,クロック線CLK,イネーブル線ENが設けられて
いる。データ線dは複数本で構成され、入,出力バッフ
ァを介し、外部メモリ42に接続されている。
はこの発明の実施例のワンチップマイコンのアドレスバ
スと信号出力部のブロック図を示す。図において、1
a,1b,・・・,1cはアドレスバスで、ワンチップ
マイコンのアドレスのビット数に相当する数だけある。
アドレスバス1a,1b,・・・,1cはそれぞれ出力
バッファ3a,3b,・・・,3cを介して出力端子5
a,5b,・・・,5cに接続される。出力バッファ3
a,3b,・・・,3cにそれぞれ並列に別の出力バッ
ファ4a,4b,・・・,4cが接続される。並列接続
された出力バッファ3aと4a,3bと4b,・・・,
3cと4cの合成インピーダンスは従来の1個の出力バ
ッファ(第3図の2a,2b,2c)のインピーダンス
と等価である。出力バッファ4a,4b,・・・,4c
は例えばスリーステートバッファで構成され、制御ゲー
トG1,G2,・・・,G3が設けられている。又これ
ら出力バッファ3a,4a等のインピーダンスはZであ
り、並列に接続された出力バッファ3a,4a等の合成
インピーダンスは1/Zm=1/Z+1/Z Zm=Z
/2となり、並列接続時は半分となる。上記並列接続の
バッファ3a〜3c及びバッファ4a〜4cでインピー
ダンス可変バッファ部Ba〜Bcが構成される。又40
は中央処理装置のCPU、41は内部RAM、42は記
憶装置の外部RAMであり、CPU40にはデータ線
d,クロック線CLK,イネーブル線ENが設けられて
いる。データ線dは複数本で構成され、入,出力バッフ
ァを介し、外部メモリ42に接続されている。
【0009】また、アドレスバス1a,1b,・・・,
1cはアドレス信号の反転を検知するバス反転検出回路
6にも接続している。バス反転検出回路6に入力された
アドレスバス1a,1b,・・・,1cの出力信号はそ
れぞれ2本に分岐し、一方は比較器8a,8b,・・
・,8cの一方の入力端に直接接続され、他方はラッチ
7a,7b,・・・,7cを介して比較器8a,8b,
・・・,8cの他方の入力端に入力される。ラッチ7
a,7b,・・・,7cはそれぞれに入力している内部
クロック9に同期して動作する。ラッチ7a,7b,・
・・,7cはアドレスバス1a等の出力信号が反転する
とき後述する所定時間t1遅延させて、反転信号を出力
する。バス反転検出回路6の出力、すなわち比較器8
a,8b,・・・,8cの出力信号はデコーダ10に接
続される。デコーダ10は入力信号の内、「L」入力の
数が予め定めた上限数Nを越えると「L」を出力し、上
限数N以下のときは「H」を出力する。即ちアドレスバ
ス1a,1b,・・・,1cのうちN本以下が同時に出
力を変化しても「H」を出力しているが、N本以上が同
時に変化すると警報「L」を出力し、外部に異常対策を
要求する。この上限数Nはアドレスバス1a〜1cが同
時変化してもマイコンが誤動作しないアドレスバス1a
〜1cの最大数で、予め回路上にハードで決定される。
デコーダ10の出力信号は2本に分岐し、一方はレディ
要求信号11として用いられ、他方は一方の出力バッフ
ァ4a,4b,・・・,4cのゲートG1〜G3に制御
用に与えられる。デコーダ10の出力信号が“L”のと
きだけレディ要求信号11は有効になり、また出力バッ
ファ4a,4b,・・・,4cがOFF(開)になる。
レディ要求信号11はワンチップマイコンが外部メモリ
42とのアクセス時間を伸ばすためCPU40のレディ
入力に接続される。
1cはアドレス信号の反転を検知するバス反転検出回路
6にも接続している。バス反転検出回路6に入力された
アドレスバス1a,1b,・・・,1cの出力信号はそ
れぞれ2本に分岐し、一方は比較器8a,8b,・・
・,8cの一方の入力端に直接接続され、他方はラッチ
7a,7b,・・・,7cを介して比較器8a,8b,
・・・,8cの他方の入力端に入力される。ラッチ7
a,7b,・・・,7cはそれぞれに入力している内部
クロック9に同期して動作する。ラッチ7a,7b,・
・・,7cはアドレスバス1a等の出力信号が反転する
とき後述する所定時間t1遅延させて、反転信号を出力
する。バス反転検出回路6の出力、すなわち比較器8
a,8b,・・・,8cの出力信号はデコーダ10に接
続される。デコーダ10は入力信号の内、「L」入力の
数が予め定めた上限数Nを越えると「L」を出力し、上
限数N以下のときは「H」を出力する。即ちアドレスバ
ス1a,1b,・・・,1cのうちN本以下が同時に出
力を変化しても「H」を出力しているが、N本以上が同
時に変化すると警報「L」を出力し、外部に異常対策を
要求する。この上限数Nはアドレスバス1a〜1cが同
時変化してもマイコンが誤動作しないアドレスバス1a
〜1cの最大数で、予め回路上にハードで決定される。
デコーダ10の出力信号は2本に分岐し、一方はレディ
要求信号11として用いられ、他方は一方の出力バッフ
ァ4a,4b,・・・,4cのゲートG1〜G3に制御
用に与えられる。デコーダ10の出力信号が“L”のと
きだけレディ要求信号11は有効になり、また出力バッ
ファ4a,4b,・・・,4cがOFF(開)になる。
レディ要求信号11はワンチップマイコンが外部メモリ
42とのアクセス時間を伸ばすためCPU40のレディ
入力に接続される。
【0010】次の動作について説明する。図2は図1に
示したアドレスバス信号出力部の動作を説明するための
タイミング図である。図2において、9はワンチップマ
イコンのクロック線CLK上の内部クロック、15はイ
ネーブル信号である。16は複数のアドレスバス1a,
1b,・・・,1cのうち1本のアドレスバスの信号を
示し、アドレス信号が以前のバス状態に対して反転して
(H→L又はL→Hへ)出力されている場合を示してい
る。各比較器8a〜8cは各アドレスバス1a〜1cの
信号16と、アドレスバスの信号16の変化をラッチ7
a〜7cで遅延させたアドレスバス信号ラッチ後信号1
7との一致検出を行い、比較器8a〜8cの出力18
は、アドレスバス1a〜1cのデータが反転してからt
1の間「L」を出力する。アドレスバス1aの信号が反
転すると、比較器8aの一方の入力では即ちに反転信号
が入るが、他方の入力ではラッチ7aにより所定時間t
1だけ遅延して反転するので、そのt1の間は、2入力
16,17か不一致のため、比較器8aは「L」18を
出力する。
示したアドレスバス信号出力部の動作を説明するための
タイミング図である。図2において、9はワンチップマ
イコンのクロック線CLK上の内部クロック、15はイ
ネーブル信号である。16は複数のアドレスバス1a,
1b,・・・,1cのうち1本のアドレスバスの信号を
示し、アドレス信号が以前のバス状態に対して反転して
(H→L又はL→Hへ)出力されている場合を示してい
る。各比較器8a〜8cは各アドレスバス1a〜1cの
信号16と、アドレスバスの信号16の変化をラッチ7
a〜7cで遅延させたアドレスバス信号ラッチ後信号1
7との一致検出を行い、比較器8a〜8cの出力18
は、アドレスバス1a〜1cのデータが反転してからt
1の間「L」を出力する。アドレスバス1aの信号が反
転すると、比較器8aの一方の入力では即ちに反転信号
が入るが、他方の入力ではラッチ7aにより所定時間t
1だけ遅延して反転するので、そのt1の間は、2入力
16,17か不一致のため、比較器8aは「L」18を
出力する。
【0011】ここでN本のアドレスバス1a,1b,・
・・,1cが反転信号を出力すると、N個のラッチ7
a,7b,・・・,7cが遅延を生じ、そのためN個の
比較器8a,8b,・・・,8cは「L」を出力する。
同時に変化するアドレスバス1a,1b,・・・,1c
の数が上限数Nを越えたとき、デコーダ10の出力19
は「L」をt1時間出力する。出力バッファ4a,4
b,・・・,4cのゲートG1,G2,・・・,G3に
は「L」が入力され、デコーダ10の出力19が「L」
の区間tbは無効になり、一方の出力バッファは3a,
3b,・・・,3cだけになる。なお、tbとt1とは
ほぼ等しく設定される。即ち出力バッファ4a,4b,
・・・,4cがOFFとなり、回路のインピーダンスが
もとの2倍になる。そのときの貫通電流21はインピー
ダンスに逆比例するので、減少することになる。これに
より出力バッファ3a〜3cのドライブ能力が下がり、
出力バッファ3a〜3cの出力20はデータが反転する
までの時間tbが長くなる。従って全体として出力バッ
ファ3a〜3cの貫通電流21は減少し、電源ラインの
揺らぎが減少し、ワンチップマイコンの誤動作を防止で
きる。出力バッファは3a,3b,・・・,3cの出力
信号20の反転するまでの時間が長くなったことによ
り、外部メモリ42に対してアドレスが確定する時間が
遅れ、外部メモリ42から帰ってくるデータバスd上の
信号22が遅れるが、レディ要求信号が「L」状態であ
るのでCPU40にワンウェイトがかかり、イネーブル
15の破線が実線の方にt1分だけ移動、すなわちイネ
ーブル15の「L」期間が伸びるため、データ読み込み
時間は短くならず、データは読み込まれる。
・・,1cが反転信号を出力すると、N個のラッチ7
a,7b,・・・,7cが遅延を生じ、そのためN個の
比較器8a,8b,・・・,8cは「L」を出力する。
同時に変化するアドレスバス1a,1b,・・・,1c
の数が上限数Nを越えたとき、デコーダ10の出力19
は「L」をt1時間出力する。出力バッファ4a,4
b,・・・,4cのゲートG1,G2,・・・,G3に
は「L」が入力され、デコーダ10の出力19が「L」
の区間tbは無効になり、一方の出力バッファは3a,
3b,・・・,3cだけになる。なお、tbとt1とは
ほぼ等しく設定される。即ち出力バッファ4a,4b,
・・・,4cがOFFとなり、回路のインピーダンスが
もとの2倍になる。そのときの貫通電流21はインピー
ダンスに逆比例するので、減少することになる。これに
より出力バッファ3a〜3cのドライブ能力が下がり、
出力バッファ3a〜3cの出力20はデータが反転する
までの時間tbが長くなる。従って全体として出力バッ
ファ3a〜3cの貫通電流21は減少し、電源ラインの
揺らぎが減少し、ワンチップマイコンの誤動作を防止で
きる。出力バッファは3a,3b,・・・,3cの出力
信号20の反転するまでの時間が長くなったことによ
り、外部メモリ42に対してアドレスが確定する時間が
遅れ、外部メモリ42から帰ってくるデータバスd上の
信号22が遅れるが、レディ要求信号が「L」状態であ
るのでCPU40にワンウェイトがかかり、イネーブル
15の破線が実線の方にt1分だけ移動、すなわちイネ
ーブル15の「L」期間が伸びるため、データ読み込み
時間は短くならず、データは読み込まれる。
【0012】次に図3に他の実施例を示す。第1実施例
とはデコーダ10をプログラマブルデコーダ23に変更
した点のみ異なり、他の構成及び動作も略同一である。
プログラマブルデコーダ23にはアドレス12とデータ
13が入力可能となっており、制御用の入力信号18の
内「L」の入力数が設定数N以上になると「L」を出力
する。このとき設定数Nはアドレス12とデータ13に
よりN1,N2,NNと自由に設定できる。従って電源
に余裕のある装置にこの発明のマイコンを実装する場合
は設定数Nを多くし、逆の場合は少なくして、適宜設定
する。
とはデコーダ10をプログラマブルデコーダ23に変更
した点のみ異なり、他の構成及び動作も略同一である。
プログラマブルデコーダ23にはアドレス12とデータ
13が入力可能となっており、制御用の入力信号18の
内「L」の入力数が設定数N以上になると「L」を出力
する。このとき設定数Nはアドレス12とデータ13に
よりN1,N2,NNと自由に設定できる。従って電源
に余裕のある装置にこの発明のマイコンを実装する場合
は設定数Nを多くし、逆の場合は少なくして、適宜設定
する。
【0013】なお、両実施例とも上限数N以下が反転す
る場合は出力バッファ3a,4a等は並列回路となり、
アドレスバスの反転信号1bはほぼ遅延なしで出力端子
5a〜5cに伝えられる。また、両実施例ともアドレ
ス,データ用にそれぞれ独立したバスを持つ構成につい
て述べたが、アドレス,データを1組のバスで共有する
構成でもよい。
る場合は出力バッファ3a,4a等は並列回路となり、
アドレスバスの反転信号1bはほぼ遅延なしで出力端子
5a〜5cに伝えられる。また、両実施例ともアドレ
ス,データ用にそれぞれ独立したバスを持つ構成につい
て述べたが、アドレス,データを1組のバスで共有する
構成でもよい。
【0014】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明にお
いては、複数のバッファをそのインピーダンスが変更可
能インピーダンス可変バッファ部で構成し、各バス上の
信号変化を検出する検出回路と、この検出回路からの出
力にもとづいて信号変化が生じたバスの本数を検出し
て、この値が設定値を越えたときに各バッファ部のイン
ピーダンスを高くするデコーダとを設けたので、アドレ
スバス信号線が多数同時変化したときは、上記バッファ
部のインピーダンスを高くし、レディ信号を有効にして
外部メモリとのアクセス時間を伸ばすことができ、バッ
ファ部の出力側の信号変化を遅らせるので、電源ライン
の揺らぎが起こらず、したがって誤動作しないマイクロ
コンピュータを得ることができる。
いては、複数のバッファをそのインピーダンスが変更可
能インピーダンス可変バッファ部で構成し、各バス上の
信号変化を検出する検出回路と、この検出回路からの出
力にもとづいて信号変化が生じたバスの本数を検出し
て、この値が設定値を越えたときに各バッファ部のイン
ピーダンスを高くするデコーダとを設けたので、アドレ
スバス信号線が多数同時変化したときは、上記バッファ
部のインピーダンスを高くし、レディ信号を有効にして
外部メモリとのアクセス時間を伸ばすことができ、バッ
ファ部の出力側の信号変化を遅らせるので、電源ライン
の揺らぎが起こらず、したがって誤動作しないマイクロ
コンピュータを得ることができる。
【図1】本発明のマイクロコンピュータの一実施例の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の動作を説明するタイミングチャートで
ある。
ある。
【図3】本発明の他の実施例を示す図である。
【図4】従来のマイクロコンピュータの構成図である。
【図5】従来の動作を説明するタイミングチャートであ
る。
る。
【符号の説明】 Ba,Bb,Bc インピーダンス可変バッファ部 1a,1b,1c アドレスバス 3a,3b,3c,4a,4b,4c 出力バッファ 6 検出回路 8a,8b,8c 比較器 9,14 内部クロック 10,23 デコーダ 40 CPU 41 内部メモリ 42 外部メモリ
Claims (3)
- 【請求項1】 中央処理装置と、この中央処理装置から
データ信号が供給される複数のバスと、前記中央処理装
置から前記複数のバスを介してアクセスされる記憶装置
と、この記憶装置と前記複数のバスとを接続する複数の
バッファとを備えたマイクロコンピュータにおいて、前
記複数のバッファをそのインピーダンスが変更可能イン
ピーダンス可変バッファ部で構成し、前記複数のバス上
の信号変化を検出する検出回路と、この検出回路からの
出力にもとづいて信号変化が生じたバスの本数を検出し
て、この本数が設定値Nを越えたときに前記複数のイン
ピーダンス可変バッファ部のインピーダンスを高くする
デコーダとを設けたことを特徴とするマイクロコンピュ
ータ。 - 【請求項2】 デコーダを設定値Nを可変することので
きるプログラマブルデコーダより構成したことを特徴と
する請求項1のマイクロコンピュータ。 - 【請求項3】 インピーダンス可変バッファ部を、2個
のバッファを並列接続して構成し、かつ一方のバッファ
の機能を上記デコーダの出力で有効,無効とするように
構成したことを特徴とする請求項1のマイクロコンピュ
ータ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3048875A JP2719052B2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | マイクロコンピュータ |
US07/838,633 US5349666A (en) | 1991-02-21 | 1992-02-20 | Reduced power line fluctuation/noise circuit by increasing impedance level when number of bus lines simultaneously change state exceeds the predetermined number |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3048875A JP2719052B2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | マイクロコンピュータ |
Publications (2)
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