JP2718779B2 - 路面標識ストリップ及び道路等に対するより良好な一体性及び接着性をもたらすための方法 - Google Patents

路面標識ストリップ及び道路等に対するより良好な一体性及び接着性をもたらすための方法

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JP2718779B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、道路、舗装道路その他の表面用の表面標識
ストリップに関し、より詳しくはかかる標識ストリップ
に対してより良好な路面接着特性及び長期の寿命を与え
る方法、及び大きく改善された一体性及び寿命を有して
おり路面に対して接着される、予め形成された畝を備え
た標識ストリップ又はテープであって、畝からの反射及
び/又は後方反射によって、特に接近してくる自動車の
ヘッドライトによる照射に際してより増進された視認性
をもたらすことを可能ならしめるものに関する。
〔従来の技術〕
従来技術における予め形成されたプラスチック性の路
面標識ストリップについての最大の問題点は、自動車の
激しい往来により定常的に踏みつけられる状態の下にお
いて、路面に対する満足な接着性をもたらすことであ
る。路面標識が、標識と路面との間に配置される復元性
のないエラストマー状材料からなる変形可能な層を有し
ていない限り、常に良好な接着性が得られるものではな
い。この層は、舗装道路の不規則な表面形状に合わせて
容易に変形し、且つ復元性なしに流れなければならな
い。この変形能及びコールドフローを生ずる性質によ
り、車のタイヤによる衝撃のエネルギーの吸収が可能な
らしめられるが、かかる性質がなければ衝撃のエネルギ
ーの消散の際に、路面標識はひどくずれてしまう。弾性
材料を用いた場合には、道路が濡れている時の道路表面
に対する接着性が弱まるが、これはかかる復元性の材料
の伸び縮みがポンプ作用を惹起せしめ、水を含んだ汚れ
がこの材料と道路用面との間に吸い込まれるからであ
る。この汚れは接着剤と道路表面との間に蓄積され、最
終的には路面標識を道路に対して保持している接着特性
を破壊することになる。
本発明者の先の米国特許第3,920,346号、第4,040,760
号、第4,069,787号、第4,236,788号及び第4,681,401号
に記載の標識ストリップで用いられているタイプの、厚
いマスチックを含む接着技術は、幾つかの適用例に関し
ては上述したような変形能及びコールドフロー特性を生
ずる手段をもたらすものであるが、しかしより広範囲に
わたる用途及び交通量や温度変化が激しい条件の下にお
いては、かかる技術はせいぜい妥協しうる程度のものに
過ぎないことが明らかになった。また、マスチックな接
着剤は、製品に対して経済的な仕方で施すことは困難で
あることも明らかとなった。夏に多大な熱を受けると、
接着剤は温まるにつれて容易に流動し易くなり、その結
果、激しい交通量の下で路面標識が変形したり動いたり
することになる。さらに時には冬に温度が極端に低くな
ると、接着剤と路面標識との間の結合力が弱まることが
あり、除雪作業によって剥がされてしまうという破滅的
な結果となる。
〔発明の解決しようとする課題〕
予め形勢されたプラスチック製路面標識テープを道路
標識に対して適切に固定するというこの課題は、従来の
米国特許第3,399,607号、第3,587,415号及び第4,117,19
2号その他においても認識されており、また部分的には
解決されている。これらの特許で提案された技術は、変
形能について望ましい特性を示し、且つ復元性のない、
即ちコールドフローを示すベース材料を包含するもので
あり、かくして道路表面に対する順応性をもたらし、ま
た車の往来の衝撃エネルギーの吸収を図っている。これ
らの技術は予め形成された、表面の平坦な路面標識テー
プについては有用であるが、しかし本発明者の前述した
先の米国特許に開示された如き予め成形された畝を有す
るストリップ又はテープに関しては、課題を適切に解決
するものとはいえない。なぜならこれらの従来技術によ
る材料は復元性がなく、コールドフロー特性を示すもの
であるから、畝やくさびのような何らかの表面上の隆起
は、車の往来による衝撃を受けると急速に消滅し、車の
タイヤの圧力の下で畝は平坦にならされてその形状を失
ってしまうからである。このことは勿論、視覚が低い場
合では隆起即ち畝が非常に視認性があるという、当初の
目的をもぶち壊すことになる。畝がより硬い、即ちより
剛性な材料、例えばポリ塩化ビニル又はエポキシ或いは
幾つかの他の剛性又は半剛性材料からなる場合には、そ
れらは往来する車の圧力の下で、ベース材料の非復元性
コールドフロー特性の故に、ベース材料の中に沈んでし
まうであろう。いったんベース材料の中に押し込まれて
しまうと、畝はもはや雨水の薄膜より上方に突出するこ
とがなく、かくして雨の夜の視認性に関しては高度に視
認可能な畝としての役に立たなくなる。
米国特許第4,388,359号の教示を取り込んだ米国特許
第4,490,432号に開示されているように、非復元性のコ
ールドフローエラストマーベース混合物中に強化繊維を
含有させることによって、この課題を解決しようとする
試みが行われた。この場合繊維が、激しい車の往来の衝
撃に際して隆起が失われるという問題点を克服するに十
分な剛性をもたらすことが期待されたのである。しかし
ながら、これは完全に満足できる解決策ではないことが
明らかになった。即ち実際には、隆起は短期間のうちに
ベース材料内に平らに押し込まれ、機能及び有用性を失
ったからである。
一方、本発明の根底にあるものは、未加硫ゴムと加硫
されたゴムとを組み合わせ積層したシートが、上述の課
題に対して驚くほど優れた解決策をもたらすという知見
である。順応性及び衝撃エネルギー吸収性能を有する未
加硫のエラストマーゴムシートは、隆起即ち畝が形成さ
れたテープ又はストリップの上部として機能する加硫可
能なエラストマーゴムと組み合わせられた場合に、ここ
に示す新規な結果を達成することを可能ならしめる。畝
を有する上層を加硫した後に、これらの畝は車の往来に
よって延ばされたり平坦にされたり、或いは押し込まれ
たり変形されたりされ得るが、それらの有する復元性能
の故に、かかる往来が止まった後に原形に復帰するもの
である。畝構造を有する加硫された上層の弾性特性は、
このような形状の回復を可能ならしめるに十分な復元性
を含んでいるが、それは道路表面に順応し、且つその非
復元性能によって往来する車のタイヤの衝撃エネルギー
を容易に吸収する柔軟なエラストマー状の底部の変形性
を阻止するほどのものではない。
かくして本発明の課題は、先に述べたような従来の創
案の不具合を受けず、道路に対して順応性を持って接着
する未加硫の下部ゴム状表層と、標識用の畝を含む上部
の加硫されたゴム状表層とを積層した組み合わせを通じ
て、耐久性のある接着性及び使用時における畝の形状保
持性能をもたらす、道路等のための新規且つ改良された
標識ストリップ又はテープを提供することである。
本発明の他の課題及びさらなる課題は以下に説明され
るところであり、より特定的には特許請求の範囲に記載
されている。
〔課題を解決するための手段〕
概略的にではあるが、その重要な側面の一つからして
本発明は、底面に沿って道路に対して接着的に装着する
ための路面標識ストリップであって、下層及びその表面
がコールドフロー特性を有し、上層及びその表面が道路
上を走行している車から照射される入射光を反射又は後
方反射して道路の方向を表示する畝状又はくさび状の連
続的な隆起をなすよう変形されているゴム状シートから
なり、ストリップが路面に対してぴったりと接着すると
同時にストリップ上を通過する車の車輪により生ずる隆
起のへこみの復元を可能ならしめるべく上層が架橋加硫
されている、路面標識ストリップを具現化するものであ
る。好ましい最適モードの実施例の詳細を以下に示す。
〔実施例〕
以下に本発明を添付図面を参照して説明する。
添付図面を参照すると、標識ストリップ又はテープの
ベース材料のシート1が示されており、これは復元性を
欠き、柔軟でコールドフロー特性を示す故に容易に変形
する未加硫のゴム混合物のシートからなっている。これ
は未加硫状態にあるアクリロニトリルルーブタジエンの
如きゴム重合体からなる。加えて、強化繊維、顔料、及
びその他の加工助剤もまた含有されている。典型的な組
成の一例は表Iに示されており、そこでは強化繊維は木
材パルプ状のセルロース繊維とされている。熱可塑性強
化繊維などをも含めて、他の種類の繊維であっても、こ
のシートの変形特性をひどく損なうことなしに使用する
ことができる。本発明によれば、この材料の底部即ち底
層はこの未加硫のコールドフローを生ずる非復元性状態
のまま残され、接着剤6によってその底部表面に沿って
道路Rに対して装着される(第5図及び第6図)。しか
しながら、標識ストリップをなすこのゴム製シート材料
の上部は加硫され、シートに対して復元性が付与され
る。このためかかる上部の層は、第1図及び第2図で点
々を施した領域により示されているある限られた深さま
でゴム製シートを貫通する過酸化物質1′の浅い層の如
きによって処理されうる。過酸化物の存在、或いは同等
の処理のゆえに、ゴム製シートのこの領域は加熱によっ
て容易に架橋即ち加硫することができる。加熱の前に
は、この領域はシートの残りの部分と同じ、つまり柔軟
で、容易に変形し復元性のない特性を有している。第2
図に示されているように、第1図のシートは上部の表面
が突出するくさび又は畝のような隆起3へとエンボス加
工されており、次いでその後直ちに熱が加えられて、過
酸化物が浸透されたこの畝付きの上層を架橋即ち加硫し
て硬化し、畝に対して永久的な復元性を付与して車によ
り押し下げられた後にコールドフローなしに畝が形状を
保つことができるようにし、その一方でシート1の底部
を未加硫(架橋していない)のまま残して、変形可能で
復元性がなく、標識を道路Rの表面に固定するについて
接着を助けるよう順応性を持ちながらも、車の往来に対
する所要の衝撃エネルギー吸収性を備えるようにしてい
る。突出している畝又はくさびなどの隆起3は、好まし
くは前記米国特許に記載の如く入射している低角度のヘ
ッドライトの照射を反射するべく傾斜した又はほぼ垂直
な前面及び背面1″をもたらす台形断面を備えて、横方
向に延伸しているものが平行に列とされてストリップに
沿って長手方向に間隔を置いて連続している形態であ
り、また所望とされる場合には畝又はくさびのブロック
へと分割される。
第3図及び第4図は、同じ効果を達成するための別の
方法を図示している。この場合、ゴムシートのベース材
料は二層の積層物からなり、加硫不能のゴム製シート1
の層の上に加硫可能な上層2が積層されている。上層2
は、シート1と同じ成分に加えて硫黄(表II)の如き加
硫剤、或いは第4図の如く隆起3が形成された後にゴム
と反応して完全に架橋又は加硫を行う他の化合物を含み
うる。いったん加硫されたならば、隆起即ち畝はその形
状を保持するが、これは加硫処理によって材料に復元性
及びある程度の表面硬さがもたらされたからである。
第5図において、第4図の上部のエンボス加工された
表面には後方反射ビーズ結合層4が備えられ、表面全体
を覆っている。この層は酢酸ビニルコポリマー、ポリウ
レタン、エポキシその他の如く、ガラス製の後方反射微
小球5を構造体に対して十分に結合し、ストリップの上
層の架橋の際に硬化するどのような適当なビーズ結合層
であってもよい。このビーズ結合層4は表面に対して、
畝がエンボス加工その他により形成される前又は後のい
ずれかに設けられることもできる。ガラス製微小球5即
ちビーズのコーティングは、この層4に対して、該層の
固化の前に適用される。上部の畝付きの層の加硫の後
に、ビーズはこの層内に部分的に埋設され、ビーズが部
分的に露出された形で、特に交通に直面する畝即ち隆起
の傾斜した又は垂直に近い前面又は背面1″上に固定さ
れることになる。
第6図ではその断面図に示されているように、ガラス
製の微小球7は、第2図のゴムシートの架橋した上部に
埋め込まれている。これはエンボス加工に先立って、或
いはエンボス加工それ自体の最中に行われ得る。ガラス
製の微小球7は隆起3の垂直に近い又は傾斜した表面上
には僅かに埋め込まれているのみであるが、これに対し
て典型的には8で示される部分にあるガラス製の微小球
7は、エンボス加工の際に完全に埋め込まれている。こ
れらの微小球の製品に対する接着性を高めるためには、
ベース材料中に取り込まれた、或いは微小球上にコーテ
ィングされた、又はこれらの両方であるシランが約に立
つことが見出されている。第5図及び第6図に示されて
いる接着剤6の層は、標識を道路Rの表面に結合するも
のであり、道路表面に対する良好な接着性を確実ならし
めるために、製品の順応特性に対してできる限り影響し
ないようにすべきものである。
本発明の標識ストリップ又はテープは、以下の例示的
な構成方法によって形成されるものであり、これらによ
って、畝付きの形状を保持しながらも道路表面に対する
良好な接着性を助ける路面順応性をもたらしうる性質が
提供される。
実施例1 後述する表Iに記載の成分をラボ用ロールミル及びカ
レンダー装置を用いて混合し、ほぼ厚み1.3ミリ、幅10
センチで長さ数10センチ〜数メートルのシートを形成し
た。次いでスキージーを使用してシートの表面上にメタ
ノール及びt−ブチルパーベンゾエートの液状層を塗布
し、生成する過酸化物でこの表面を限定的に貫通させ
た。温風で30秒乾燥させた後、このシートをニップロー
ルと型押しエンボスドラムの間に通し、シートの上部表
面に畝即ち隆起3のパターンを刻印した。エンボス加工
した材料は次いで3分間177℃で加熱し、その間に過酸
化物質1′を含浸したゴムシートの上層(第2図)を架
橋した。測定した表面のジュロメーター硬度は65−70で
あったが、これに対して過酸化物で処理する前のそれは
僅かに40であった。
ここで、畝のパターンを有するエンボス加工されたス
トリップを平坦な金属板の下側に位置せしめ、1 1/2ト
ンのピックアップトラックのタイヤをこのストリップ上
に10分間乗ったままにして、畝を押し下げた。このサン
プルを検査したところ、畝はその通常有する高さの約10
%程度平らになったことが示された。10分間の待ち時間
の後に、ストリップは畝の完全な回復を示し、元の形状
へと復元したことが観察された。過酸化物を塗布せずに
同様の実験を行ったところ、僅か15秒といった短い時間
だけタイヤの負荷を受けた場合でも、全く復元すること
はなかった。
押し下げからの同様の形状の回復又は復元は、実際の
車の往来に関してもやはり観察された。表I 成分 重量部 未架橋のアクリロニトリルブタジエンエラストマー(ビ
ー・エフ・グッドリッチ社の“Hycar 1022" 100 塩素化パラフィン(ダイヤモンド・シャムロック社の
“Chlorowax 70−S") 70 塩素化パラフィン(“Chlorowax 40") 5 木材パルプ状セルロース強化繊維1)) 120 顔料2) 130 ガラス微小球(屈折率1.5,平均径0.08mm) 200 シリカ充填剤(ピーピージー・インダストリー社の“Hy
sil 233") 20 1)サリバン・ケミカル社の“Interfibe" 2)二酸化チタン(ケルマギー・ケミカル社の“Tronox
CR800")表II 成分 重量部 沈降硫黄 3 実施例2 表Iの成分を実施例1と同様に混合してシート状と
し、二つの別々のシート1及びシート2を形成した(第
3図)。シート1はカレンダーがけして1.0mmの厚さと
した。シート2は、ゴムの全重量の3%の量の沈降硫黄
を添加した後、カレンダーがけして0.51mmの厚みのシー
トとした、次いでシート1及び2を一緒に積層し、畝即
ち隆起3のパターンを刻印し、9分間177℃に加熱し
て、この間に硫黄がゴムと反応してエンボス加工された
上層2の加硫を行うようにした(第4図)。実施例1の
場合と同様に、このストリップにトラックのタイヤの重
量を10分間加えたところ、前の実験と同様の仕方で応答
した。つまり10分間の待ち時間の後に、完全に復元した
のである。
実施例3 畝のパターンをエンボス加工する前に、アメロン社か
ら商品名“Amershield"として市販されている如きイソ
シアネートポリオール液状ポリウレタンの層を硫黄含有
層の上部に塗布し、ガラス製微小球5(第5図)の層を
この液状ポリウレタンの層、即ちビーズ結合層4に適用
するという点を除き、実施例2の手順を繰り返した。ポ
リウレタンが触れてみて乾燥している状態になった後、
この材料をエンボス加工し、次いで9分間177℃に加熱
した。トラックのタイヤ負荷による実験の結果は実施例
1の結果と同様であり、ガラス製微小球には変化はな
く、しっかりと固定されていることが観察された。
実施例4 エンボス加工に先立って、硫黄を含有している上層2
にメタノールに溶解したダウ・コニーング社のZ6040シ
ランの20%溶液を上塗りし、続いてガラス製微小球を適
用した点を除き、実施例2の手順を繰り返した。こうし
て処理したシートを次いで30秒間177℃に加熱し、その
後畝のパターンでエンボス加工した。エンボス工程によ
り、ビーズ即ち微小球7は垂直に近い面上では部分的に
埋め込まれ、水平面ではほぼ完全に埋め込まれた(第6
図)。エンボス加工の後、シートを9分間177℃に加熱
して、硫黄を含有している上層の加硫を完了させた。ト
ラックのタイヤ負荷による実験の結果は実施例1の結果
と同様であり、ガラス製微小球には変化はなく、加硫さ
れたゴムにしっかりと固定されたことが観察された。
本技術分野における当業者にはさらなる設計変更が想
到可能であろうが、それらは特許請求の範囲に規定され
た本発明の思想及び範囲内に包含されるものと考えられ
る。
〔発明の効果〕
以上の如く本発明によれば、ストリップの上部は復元
性を有する加硫された層であって、車の激しい往来の下
でも良好に復元し、好ましくは後方反射ビーズを備えて
優れた耐久性のある標識としての視認性をもたらす。ま
た下部は路面に対する順応性を有するコールドフロー特
性のある層であり、かくして良好な接着性がもたらされ
る。こうして本発明は、隆起の復元性又は耐久性と接着
性という、従来ではともすれば相反する条件を満たすも
のである。
最後に本発明の理解の便宜に資するためその要約を記
せば、本発明は改良型のゴム様路面標識ストリップであ
る。このストリップの上層はくさび又は畝のような隆起
状へと変形されており、好ましくは露出された後方反射
ビーズのコーティングを備え、また該上層に復元性を与
えるよう架橋加硫されていて、車の往来による押し下げ
の後の形状の復元を可能ならしめている。またストリッ
プの下層はコールドフロー特性を有する未加硫のもので
あり、道路表面に接着し、車の往来の下に復元性なしに
路面に順応する。
【図面の簡単な説明】
第1図は隆起又は畝をエンボス加工する前の単一層のゴ
ムシートの断面図; 第2図は隆起又は畝をエンボス加工した後の単一層のゴ
ムシートの断面図; 第3図は隆起又は畝をエンボス加工する前の二重層のゴ
ムシートの断面図; 第4図は隆起又は畝をエンボス加工した後の二重層のゴ
ムシートの断面図; 第5図及び第6図は隆起が形成された後であって、表面
に分散された後方反射ガラス微小球を示す、それぞれ第
2図及び第4図に類似の断面図である。 1…シート、1′…過酸化物質 1″…前面又は背面、2…上層 3…隆起、4…ビーズ結合層 5,7…微小球、6…接着剤 R…道路

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底面に沿って道路に対して接着的に装着す
    るための路面標識ストリップであって、下層及びその表
    面がコールドフロー特性を有し、上層及びその表面が道
    路上を走行している車から照射される入射光を反射又は
    後方反射して道路の方向を表示する畝状又はくさび状の
    連続的な隆起をなすよう変形されているゴム状シートか
    らなり、ストリップが路面に対してぴったりと接着する
    と同時にストリップ上を通過する車の車輪により生ずる
    隆起のへこみの復元を可能ならしめるべく上層が架橋加
    硫されている、路面標識ストリップ。
  2. 【請求項2】隆起の少なくとも前端及び後端が、加硫さ
    れた畝又はくさび中に部分的に埋設され且つ部分的にそ
    こから露出されている後方反射ビーズでコーティングさ
    れている、請求項1記載の路面標識ストリップ。
  3. 【請求項3】上層及び下層は一体のゴム製シートの一部
    をなし、該シートの上部の隆起部分のみが加硫されてい
    る、請求項1記載の路面標識ストリップ。
  4. 【請求項4】上層及び下層は対で積層されたゴム製シー
    トであり、上部の畝付きの層のみが加硫されている、請
    求項1記載の路面標識ストリップ。
  5. 【請求項5】下層には道路と接触するその露出された表
    面に沿って接着剤が備えられている、請求項1記載の路
    面標識ストリップ。
  6. 【請求項6】ストリップが表I及び表IIの材料からな
    る、請求項1記載の路面標識ストリップ。
  7. 【請求項7】路面標識等の製造法であって:ゴム状シー
    トの上層及びその表面を処理して、該層及び表面を架橋
    加硫する熱処理に関して該シートをコンディショニング
    し;道路上を走行している車から照射される入射光を反
    射する連続的な隆起をなすようエンボス加工の如きによ
    り上層及びその表面を変形し;シートの下層及びその表
    面のコールドフロー特性を保持しながら、変形された上
    層及びその表面を加熱下に架橋加硫し;前記下層の表面
    を路面に接着し、車の往来の下において該表面を路面に
    対してぴったりと適合せしめると同時に、かかる往来の
    下における上層表面の隆起のへこみの復元を可能ならし
    めることからなる方法。
  8. 【請求項8】前記加硫の前に前記隆起の少なくとも前端
    及び後端上に後方反射ビーズが、ビーズの一部が露出さ
    れるようにしてコーティングされる、請求項7記載の方
    法。
  9. 【請求項9】前記ビーズは前記上層及びその表面と共に
    硬化するバインダーでもって塗着される、請求項7記載
    の方法。
  10. 【請求項10】ストリップが表Iの材料で調製されてい
    る、請求項7記載の方法。
  11. 【請求項11】前記処理は硫黄でもって行われ、前記上
    層は別のコールドフロー特性を有するゴム製下層シート
    に対して積層され且つ後に加硫される別のシートであ
    る、請求項7記載の方法。
JP1241669A 1989-02-10 1989-09-18 路面標識ストリップ及び道路等に対するより良好な一体性及び接着性をもたらすための方法 Expired - Lifetime JP2718779B2 (ja)

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