JP2717763B2 - ロール成形ユニット - Google Patents

ロール成形ユニット

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JP2717763B2
JP2717763B2 JP31213193A JP31213193A JP2717763B2 JP 2717763 B2 JP2717763 B2 JP 2717763B2 JP 31213193 A JP31213193 A JP 31213193A JP 31213193 A JP31213193 A JP 31213193A JP 2717763 B2 JP2717763 B2 JP 2717763B2
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明彦 箕輪
龍司 曽我
秀一 山根
貴司 木原
浩 杉田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、棒状の素材をロールで
挟んで転造成形するロール成形ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】プレス装置を用いて鍛造成形する場合
に、鍛造成形後の形状が一部に材料の偏ったもの、例え
ば亜鈴のような形状であると、棒状の素材を直接鍛造成
形する際に、型内での材料の流れに無理が生じ、十分に
鍛造成形できないおそれがある。このような場合には、
棒状の素材の中央部分を括れさせ、鍛造成形後の形状に
近づくように予成形したものを用いて鍛造成形すると、
型内での材料の流れが少なくなり無理なく鍛造成形する
ことができる。棒状の素材を予成形する場合には一般に
ロール成形機が用いられる。このようなロール成形機と
しては、例えば、特公昭52−32737号公報によ
り、相互に平行な3個のロールの外周面に凸部を設け、
各ロールで棒状の素材を挟みながら各ロールを同一方向
に回転させて、凸部形状を素材に転写することにより素
材の中央部分を括れさせるようにした、ロール成形用の
専用機が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のロール成形
機はロールの駆動源やベッドを備えなければならないた
め比較的大型であり、加工個数が多い場合には予成形と
鍛造成形とが別個の装置で行なわれるため生産性はよい
が、加工個数が少量の場合にはロール成形機の占めるス
ペースが無駄になるという不具合が生じる。
【0004】そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、ロ
ール成形用の専用機を用いなくても棒状の素材をロール
成形することのできるロール成形ユニットを提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、棒状の素材を挟む、互いに平行な複数のロ
ールを回動自在に保持するハウジングを備え、該ハウジ
ングにプレス装置のラムによって押し下げ可能な可動部
材を設けると共に、該可動部材の上下動を上記各ロール
の回転運動に変換する変換機構と、上記可動部材を押し
下げられた位置から原位置に復帰させる可動部材上昇機
構とを備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】鍛造成形する場合にはプレス装置を省略するこ
とはできないが、少量加工を行なう場合にはプレス装置
の稼働率も低下する。そこで、プレス装置が鍛造加工を
行なわない時間を利用して、プレス装置のラムで上記可
動部材を押し下げることによりロールを回動させ、棒状
の素材をロール成形する。尚、可動部材は一旦押し下げ
られても上記可動部材上昇機構により原位置に復帰され
るので、連続してロール成形を行なうことができる。
【0007】
【実施例】図1及び図2を参照して、1は本発明に係る
ロール成形ユニットのハウジングである。該ハウジング
1の上面の中心部分にはワークWの出し入れを行なう開
口11が開設されており、かつ、該開口11を中心とす
る同一円周上に等間隔を存して上下動自在の3本のねじ
2が、上半部をユニット2の上面から突き出して立設さ
れており、該ハウジング1をプレス装置内にセットし、
ねじ2の上端をプレス装置のラムPで下方に押し下げる
ことによりロール3が回転されワークWがロール成形さ
れるように構成されている。尚、図1において、左半分
はねじ2が押し下げられる前の状態を示し、右半分はね
じ2が押し下げられた後の状態を示している。
【0008】上記構成を詳述すると、ねじ2の中間部外
周面にねじ部21が設けられ、該ねじ部21に筒状のナ
ット22が螺合している。該ナット22は上下端面をブ
ッシュ12により規制され、回動することはできるが上
下方向に移動しないように保持されている。そして、該
ナット22にはロール3が嵌着され両者はキー27によ
り連結されている。該ロール3はバックシュー31によ
って回動自在に保持されており、従って、ナット22が
回動されるとその回転力はキー27を介してロール3に
伝達されロール3はナット22と一体となって回動す
る。また、ねじ2の下端面にはジョイント23が固定さ
れ、ねじ2は該ジョイント23を介してピストン24に
連結されている。該ジョイント23はハウジング1の下
面に開口するガイド穴13内に位置し、該ガイド穴13
によりジョイント23の横方向の移動が規制されること
によりねじ2の回り止めがされる。従って、ねじ2が押
し下げられると、ねじ2自身は回動せずにナット22が
回動し、これにより上述のようにロール3が回動され
る。ところで、ピストン24はハウジング1内に垂直に
設けられたシリンダ25内を昇降するものであって、ハ
ウジング1の外周面に開口するポート26に空気圧が供
給されると上昇し、ジョイント23を介してねじ2を原
位置である上昇端位置まで上昇させるように構成されて
いる。
【0009】上記開口11の下方にはワークWを所定の
上下位置に保持する位置決めロッド4が立設され、該位
置決めロッド4の下端は中空ピストン41内に縮設され
たスプリング42により上方に付勢されている。ワーク
Wがセットされていない状態では位置決めロッド4はス
プリング42により上方に付勢されて保持されており、
この時スプリング42の付勢力がワークWの重量より若
干大きくなるようにセットしておく。すると、ワークW
を位置決めロード4上に載置しても位置決めロッド4は
ワークWの重量によって下降せず、ワークWを所定の位
置に位置決めすることができる。また、ワークWをロー
ル成形するとワークWは図1の左側に示す形状から右側
に示す形状に変形し上下方向に延びるが、位置決めロッ
ド4はスプリング42の付勢力に抗して下降し、ワーク
Wの下方への変形を阻害することはない。そして、ロー
ル成形が完了すると、ポート43に空気圧を供給し、中
空ピストン41と共に位置決めロッド4を上昇させ、ワ
ークWをハウジング1の上面から突出させて成形完了後
のワークWを払い出し、続いてポート44に空気圧を供
給して中空ピストン41を元の位置に下降させる。
【0010】ロール成形に際しては、まずポート26に
空気圧を供給し各ねじ2を上昇させた状態で開口11内
に加熱した棒状のワークWを投入し、位置決めロッド4
の上端面にワークWを乗せて位置決めを行なう。次に、
ラムPを下降させてねじ2の上端部を押してねじ2を押
し下げる。この時、ねじ2はジョイント23により回り
止めされているので、ねじ2に螺合しているナット22
が回動され、これによりキー27を介してナット22に
一体に連結されているロール3が回動する。該ロール3
の外周面には所定形状の突起が設けられており、該突起
の形状に倣ってワークWがロール成形される。ねじ2が
下降端まで押し下げられ、ロール成形が終了すると、中
空ピストン41を上昇させてワークWを払い出し、その
後中空ピストン41を下降させると共に、ピストン24
を上昇させロール3を逆転させながらねじ2を上昇端位
置まで上昇させる。そして新たな棒状のワークWを投入
して上記工程を繰り返すことにより連続してワークWに
対するロール成形を行なうことができる。
【0011】ところで上記実施例ではナット22の上下
方向の位置を保持しねじ2を昇降させたが、逆にねじを
上下方向に移動しないようにして回動自在とすると共に
ナットの回動を規制したまま上下動自在として、ナット
をラムで押し下げてねじを回動させ、ねじの回動力をロ
ールに伝達するようにしてもよい。また、各ロールの中
心軸線は水平にしておき、ナットあるいはねじの回動力
を傘歯歯車等を介して方向を変えて各ロールに伝達する
ように構成してもよい。ところで、ねじ部は1条でもよ
いが多条ねじにすることによりねじ部の耐久性を向上さ
せることができる。
【0012】また、上記実施例ではねじとナットとを用
いてラムの動きをロールの回転運動に変換したが、ラッ
クアンドピニオン機構やリンク機構を用いて回転運動に
変換するようにしてもよい。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、プレス装置のプレス力を利用してワークのロール成
形を行なうのでユニット自身が動力源を持つ必要がな
く、従ってユニットの大きさを小型化することができ
る。また、プレス加工の運休時を利用してロール成形を
行なうのでプレス装置の稼働率を上げることができると
共にロール形成用の専用機を用意する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す I−I 断面図
【図2】II−II断面図
【符号の説明】
1 (ロール成形ユニットの)ハウジング 2 ねじ 3 ロール 4 位置決めロッド 27 キー 22 ナット W ワーク P (プレス装置の)ラム
フロントページの続き (72)発明者 木原 貴司 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホ ンダエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 杉田 浩 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホ ンダエンジニアリング株式会社内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状の素材を挟む、互いに平行な複数
    のロールを回動自在に保持するハウジングを備え、該ハ
    ウジングにプレス装置のラムによって押し下げ可能な可
    動部材を設けると共に、該可動部材の上下動を上記各ロ
    ールの回転運動に変換する変換機構と、上記可動部材を
    押し下げられた位置から原位置に復帰させる可動部材上
    昇機構とを備えたことを特徴とするロール成形ユニッ
    ト。
JP31213193A 1993-12-13 1993-12-13 ロール成形ユニット Expired - Fee Related JP2717763B2 (ja)

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JP31213193A JP2717763B2 (ja) 1993-12-13 1993-12-13 ロール成形ユニット

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JPH07164089A JPH07164089A (ja) 1995-06-27
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