JP2717193B2 - ビスケットミックス - Google Patents

ビスケットミックス

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JP2717193B2
JP2717193B2 JP2047326A JP4732690A JP2717193B2 JP 2717193 B2 JP2717193 B2 JP 2717193B2 JP 2047326 A JP2047326 A JP 2047326A JP 4732690 A JP4732690 A JP 4732690A JP 2717193 B2 JP2717193 B2 JP 2717193B2
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dough
biscuit
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biscuit mix
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和光 多賀
寿彦 鳴神
豊 種田
直美 佐々木
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House Foods Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、粉体とドウを別包装した新規なビスケット
ミックスに関するものであり、さらに詳細には、長期の
チルド流通をした後においても、簡単に高品質のビスケ
ットを得ることができるビスケットミックスに関する。
(従来の技術) 従来よりビスケットミックスとして、粉末状ビスケッ
トミックスおよびドウ状ビスケットミックスがある。
前者は、ビスケットミックスと、別に準備したバタ
ー、卵等を混合、撹拌した後、オーブン等で焼成するも
のである。このタイプのビスケットミックスは、材料を
準備する手間があり不便である。
後者は、そのままオーブン等で焼成するものである。
このタイプのビスケットミックスは、簡便であるが、ド
ウ中に含有する水分と小麦粉が接触するため、風味、食
感などの点における品質の経時劣化が大きい。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、流通時においては経時劣化が少なく充分な
保存性を有し、喫食時においては手間をかけずに高品質
のビスケットを得ることができるビスケットミックスを
提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、ビスケットの製造に必要な全ての原材
料を粉体とドウに分けて包装することにより、前記課題
を達成できるとの知見を得た。上記知見を基に完成され
た本発明の要旨は、小麦粉、膨張剤等からなる粉体を収
納した包装体Aと、少なくとも油脂、糖類および卵を混
合、撹拌して得た、10〜30重量%の水分を含有するドウ
を収納した包装体Bを包装体C中に収納してなることを
特徴とするビスケットミックスである。
以下に本発明を詳述する。
本発明において、包装体Aには小麦粉、膨張剤等を収
納する。小麦粉と膨張剤の混合比率は、重量比で100:0.
5〜8程度が好ましい。
また、適宜ココア、コーンスターチ、アーモンドプー
ドル等を包装体A中に収納することにより、ビスケット
のバリエーションを広げることができる。
包装体Bには、少なくとも油脂、糖類および卵を混
合、撹拌して得た、10〜30重量%の水分を含有するドウ
を収納する。
上記した粉体およびドウは、1:1〜2の重量比でそれ
ぞれ包装体AおよびBに収納し、さらに、これを包装体
Cに収納する。なお、包装体A、Bとは別の包装体中
に、ナッツ類、チップチョコ、レーズン等を収納し、包
装体C中に収納すると、ビスケットのバリエーションを
広げることができるため好ましい。ここで包装体Aは、
気密性を有するものであれば特に限定されない。包装体
Bは、耐水性、耐油性、および気密性を有するものであ
れば特に限定されない。
以下に、上記したドウの製造法の一例を説明する。
まず、品温が0〜30℃、好ましくは15〜25℃のマーガ
リン、バター、ショートニング等の油脂の1種以上を撹
拌してやわらかくする。該油脂の品温が0℃未満の場合
は、該油脂が固いため撹拌するのが困難であり、品温が
30℃を超える場合は、該油脂が軟らかくなりすぎるた
め、練る際に気泡を含み難くなり、調理後喫食する際に
食感が硬くなる。また、撹拌方法としては、ミキサーに
より撹拌する方法等を例示することができる。該油脂に
は、親油性の乳化剤を混合すると、食感がよくなり、ド
ウの乳化安定性がさらに高くなるという点で好ましい。
親油性の乳化剤としては、HLBが1〜7の乳化剤、例え
ば、レシチン、グリセリン脂肪酸エステル、プロピレン
グリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、ショ糖脂肪酸エステル等を例示することができる。
該乳化剤は、油脂100に対して、レシチンの場合で0〜
3重量部混合するのが好ましい。
次に、糖類をこの時期に上記油脂に混合すると、次工
程で混合する水分と上記油脂が乳化しやすくなるため好
ましい。該糖類は、上記油脂100に対して50〜200重量部
を混合する。糖類としては、砂糖を単独で使用する他、
砂糖にマルチトール、マルトース、グルコース、フラク
トース、ソルビトース、水飴、異性化液糖等の糖類の1
種以上を混合することも可能である。
その後、上記油脂に、ドウ全体が10〜30重量%の水分
を含有するように、水分を有する物質を充分に混合して
乳化させる。なお糖類を前記した時期に混合しない場合
は、上記した水分を有する物質に予め糖類を混合した
後、上記油脂に混合する。水分を有する物質としては、
卵、牛乳、生クリーム、水等を例示することができる
が、卵を使用すると、ビスケットの風味がよくなり、色
調が改善され、乳化安定性が高くなるという点で好まし
いので、本発明においては、水分を有する物質とて、少
なくとも卵を使用する。上記した水分を有する物質に
は、親水性の乳化剤を混合してもよい。親水性の乳化剤
としては、HLBが7〜16の乳化剤、例えば、ショ糖脂肪
酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、親水性の
レシチン等を例示することができる。該乳化剤は、含有
する水分量100に対して、ショ糖脂肪酸エステルの場合
で0〜5重量部混合するのが好ましい。
このような方法により、ドウを得ることができる。
本発明におけるビスケットミックスは、チルド流通で
0〜10℃で保存するのに適しているが、これは、包装体
B中のドウの乳化安定、微生物増殖抑制のための重要の
な保存条件である。また、前記条件では1ケ月以上の保
存が可能である。
(実施例) 以下の方法で本発明に係るビスケットミックスを製造
した。
包装体A 小麦粉1222g、膨張剤3gを混合したうちの122.4gを、
包材の厚みが65μmで、100mm×70mmの偏平なKNY/PE製
の袋に密封充填して包装体Aを得た。
包装体B 20℃の無縁バター977gをミキサーのボールに入れ、撹
拌し、バターをやわらかくした。次に、この中に上白砂
糖550gを加えてさらに撹拌し、クリーム状にした。その
後、鶏卵122gを少しずつ加えて撹拌して1649gのドウを
得た。
上記ドウ177.6gを、包材の厚みが55μmで、110mm×1
50mmの偏平なNY/PP製の袋に密封充填して包装体Bを得
た。
包装体C 包装体AおよびBを、120mm×160mm×50mmの紙製のカ
ルトンに収納して、本発明に係るビスケットミックス包
装体Cを得た。その後、該包装体Cは10℃の定温庫に保
存した。
上記包装体Cから包装体AおよびBをとり出した後、
粉体およびドウを混合し、次いで、オーブン内の天板上
の直径2cmの球状に成形した生地を載せ、180℃、10分間
焼成するという方法により作ったビスケットの特性を、
ビスケットミックス製造後0〜28日のものについて調べ
た。その結果を第1表に示す。
また、同様に。上記包装体C中の包装体B、すなわ
ち、本発明に係るビスケットミックスのドウの保存性
を、ビスケットミックス製造後0〜28日のものについて
調べた。その結果を第2表に示す。
第1表より、製造後28日を経過したビスケットミック
スから作ったビスケットに関しては、全ての項目が「普
通」以上の評価となっている。また、第2表より、本あ
発明に係るビスケットミックスのドウは、ほとんど微生
物の増殖がみられない。したがって、第1表および第2
表より、本発明に係るビスケットミックスは、1ケ月以
上の保存性を有することが認められる。
(発明の効果) 本発明によると、粉体とドウを別包装するため、チル
ド流通時においては約1ケ月以上という長期間の保存性
を有し、品質の経時劣化が少ない。また、喫食時におい
ては、粉体とドウを混合した後、オーブンで焼成するだ
けで、他の材料を準備する手間を要することなく、風味
が良く、高品質のビスケットを得ることができる。さら
に、焼成前のビスケット生地を任意の形状に整えること
ができるため、手作りの楽しさを得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 直美 大阪府東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウス食品工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−133674(JP,A) 特開 昭63−71138(JP,A) 実開 昭58−55483(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】小麦粉、膨張剤等からなる粉体を収納した
    包装体Aと、少なくとも油脂、糖類および卵を混合、撹
    拌して得た、10〜30重量%の水分を含有するドウを収納
    した包装体Bを包装体C中に収納してなることを特徴と
    するビスケットミックス。
  2. 【請求項2】粉体とドウの重量比が1:1〜2である請求
    項1記載のビスケットミックス。
JP2047326A 1990-03-01 1990-03-01 ビスケットミックス Expired - Lifetime JP2717193B2 (ja)

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JPH03251136A JPH03251136A (ja) 1991-11-08
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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS605244B2 (ja) * 1977-04-26 1985-02-09 理研ビタミン油株式会社 新規なケーキミツクス
JPS6021972Y2 (ja) * 1981-10-09 1985-06-29 花王株式会社 スポンジケ−キセツト
JPS6371138A (ja) * 1986-09-12 1988-03-31 明治乳業株式会社 即席スフレ用粉末ミツクス

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JPH03251136A (ja) 1991-11-08

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