JP2717000B2 - 自動車用空気調和装置 - Google Patents
自動車用空気調和装置Info
- Publication number
- JP2717000B2 JP2717000B2 JP13943789A JP13943789A JP2717000B2 JP 2717000 B2 JP2717000 B2 JP 2717000B2 JP 13943789 A JP13943789 A JP 13943789A JP 13943789 A JP13943789 A JP 13943789A JP 2717000 B2 JP2717000 B2 JP 2717000B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- defroster
- wind direction
- outlet
- air flow
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車用空気調和装置、とりわけ、ヒータユ
ニットのデフロスタ吹出口周りの構造に関する。
ニットのデフロスタ吹出口周りの構造に関する。
従来の技術 第5,6図は従来の自動車用空気調和装置におけるヒー
タユニットのデフロスタ吹出口周りの構造を示すもの
で、１はヒータコア２を内蔵したヒータユニットで、そ
の上壁にはデフロスタドア4,ベントドア６によってそれ
ぞれ開閉されるデフロスタ吹出口3,ベント吹出口５を隣
接配置してある。デフロスタ吹出口３にはデフロスタノ
ズル７が装着され、デフロスタ吹出口３から吹出される
空気流を、このデフロスタノズル７により指向性を与え
て図外のフロントウィンドウガラスに吹出させるように
してある。デフロスタ吹出口３の下方には、エアミック
スチャンバ９に集流した調和空気を、デフロスタノズル
７の加速部８に吹き当てるための偏向ガイド10をベント
吹出口５側に向けて延設してある。この類似構造は、例
えば実開昭62−15013号公報に示されている。
タユニットのデフロスタ吹出口周りの構造を示すもの
で、１はヒータコア２を内蔵したヒータユニットで、そ
の上壁にはデフロスタドア4,ベントドア６によってそれ
ぞれ開閉されるデフロスタ吹出口3,ベント吹出口５を隣
接配置してある。デフロスタ吹出口３にはデフロスタノ
ズル７が装着され、デフロスタ吹出口３から吹出される
空気流を、このデフロスタノズル７により指向性を与え
て図外のフロントウィンドウガラスに吹出させるように
してある。デフロスタ吹出口３の下方には、エアミック
スチャンバ９に集流した調和空気を、デフロスタノズル
７の加速部８に吹き当てるための偏向ガイド10をベント
吹出口５側に向けて延設してある。この類似構造は、例
えば実開昭62−15013号公報に示されている。
発明が解決しようとする課題 偏向ガイド10を形成してあっても、ファン高回転時と
ファン低回転時とで、デフロスタ吹出口３を通過する風
量が大，小異なると、第６図示のように風量が大きい場
合には、矢印ａで示すように偏向ガイド10で偏向された
調和空気流が加速部８に吹き当って、ノズル７設定通り
の吹出し指向性を付与できるのであるが、風量が小さい
場合には同図矢印ｂで示すように、調和空気流が加速部
８に吹き当らずにノズル７出口に導出されてしまう。こ
の結果、風量の大，小によってデフロスタノズル７から
の吹出し空気流が上下方向に微少なずれを生じて窓晴れ
性が不安定になってしまう不具合があった。そこで、本
発明は風量の大，小に拘束らずデフロスタ吹出口から吹
出され空気流の風向を略一定に制御できて、窓晴れ性を
安定化させることができる自動車用空気調和装置を提供
するものである。
ファン低回転時とで、デフロスタ吹出口３を通過する風
量が大，小異なると、第６図示のように風量が大きい場
合には、矢印ａで示すように偏向ガイド10で偏向された
調和空気流が加速部８に吹き当って、ノズル７設定通り
の吹出し指向性を付与できるのであるが、風量が小さい
場合には同図矢印ｂで示すように、調和空気流が加速部
８に吹き当らずにノズル７出口に導出されてしまう。こ
の結果、風量の大，小によってデフロスタノズル７から
の吹出し空気流が上下方向に微少なずれを生じて窓晴れ
性が不安定になってしまう不具合があった。そこで、本
発明は風量の大，小に拘束らずデフロスタ吹出口から吹
出され空気流の風向を略一定に制御できて、窓晴れ性を
安定化させることができる自動車用空気調和装置を提供
するものである。
課題を解決するための手段 ヒータユニットのデフロスタ吹出口を開閉制御するデ
フロスタドアの上流に、風量の大，小に応じて回動制御
されて、デフロスタ吹出口から吹出される空気流の風向
を略一定に制御する風向制御ドアを設けてある。
フロスタドアの上流に、風量の大，小に応じて回動制御
されて、デフロスタ吹出口から吹出される空気流の風向
を略一定に制御する風向制御ドアを設けてある。
作用 風量の大，小変化により風向制御ドアの位置が回動切
換えされて、デフロスタ吹出口への空気流の導入方向が
変化され、該デフロスタ吹出口から吹出され空気流の風
向が略一定にされる。
換えされて、デフロスタ吹出口への空気流の導入方向が
変化され、該デフロスタ吹出口から吹出され空気流の風
向が略一定にされる。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面と共に前記従来の構成
と同一部分に同一符号を付して詳述する。
と同一部分に同一符号を付して詳述する。
第１〜３図において、ヒータコア２を内蔵したヒータ
ユニット１のベント吹出口５と併設されたデフロスタ吹
出口３には、空気流を図外のフロントウィンドウガラス
に指向性を与えて吹出させるデフロスタノズル７を装着
してある点、デフロスタ吹出口３の下方には、エアミッ
クスチャンバ９に集流した調和空気を、デフロスタノズ
ル７の加速部８に吹き当てるための偏向ガイド10をベン
ト吹出口５側に向けて延設してある点、等の基本的構造
は前記従来と同様である。ここで、本発明にあっては、
前記デフロスタ吹出口３を開閉制御するデフロスタドア
４の上流に、吹出口の状態及び風量の大，小に応じて回
動制御されて、デフロスタ吹出口３から吹出される空気
流の風向を略一定に制御する風向制御ドア11を設けてあ
る。本実施例では前記偏向ガイド10の先端部分を風向制
御ドア11で構成し、大風量時には該風向制御ドア11を偏
向ガイド10一般部の延長上の略水平位置にして、導入空
気流をデフロスタノズル７の加速部８に吹き当てさせ、
また、小風量時には前記水平位置から下側に略90度回動
した位置に切換えて、導入空気流を同様に前記加速部８
に吹き当てられるようにしてある。この風向制御ドア11
はマイクロコンピュータからの信号により制御されるア
クチュエータ12で駆動され、例えば図外のブロワファン
が１速〜４速に回転数制御されるものであれば、第４図
のフローチャートに示す如く、吹出モードがDEFモード
又はDEF/FOOTモード運転の時（ステップ401にて肯定）
で、かつファンスピードが２速以下の低回転時（ステッ
プ402肯定）にアクチュエータ12により風向制御ドア11
が前記水平位置から下方位置に回動切換えされ（ステッ
プ403）、この条件以外の運転時（ステップ401,402とも
に否定）には風向制御ドア11が前記水平位置に維持され
る（ステップ404）ものとする。また、本実施例では、
ベントドア６を円弧状に形成すると共に、VENTモード運
転時には、該ベントドア６をその一端が水平位置にされ
た風向制御ドア11の先端部上に当接する位置に回動制御
して、エアミックスチャンバ９内の空気流をスムーズに
ベント吹出口５に向けて導入ガイドできるようにしてあ
る。
ユニット１のベント吹出口５と併設されたデフロスタ吹
出口３には、空気流を図外のフロントウィンドウガラス
に指向性を与えて吹出させるデフロスタノズル７を装着
してある点、デフロスタ吹出口３の下方には、エアミッ
クスチャンバ９に集流した調和空気を、デフロスタノズ
ル７の加速部８に吹き当てるための偏向ガイド10をベン
ト吹出口５側に向けて延設してある点、等の基本的構造
は前記従来と同様である。ここで、本発明にあっては、
前記デフロスタ吹出口３を開閉制御するデフロスタドア
４の上流に、吹出口の状態及び風量の大，小に応じて回
動制御されて、デフロスタ吹出口３から吹出される空気
流の風向を略一定に制御する風向制御ドア11を設けてあ
る。本実施例では前記偏向ガイド10の先端部分を風向制
御ドア11で構成し、大風量時には該風向制御ドア11を偏
向ガイド10一般部の延長上の略水平位置にして、導入空
気流をデフロスタノズル７の加速部８に吹き当てさせ、
また、小風量時には前記水平位置から下側に略90度回動
した位置に切換えて、導入空気流を同様に前記加速部８
に吹き当てられるようにしてある。この風向制御ドア11
はマイクロコンピュータからの信号により制御されるア
クチュエータ12で駆動され、例えば図外のブロワファン
が１速〜４速に回転数制御されるものであれば、第４図
のフローチャートに示す如く、吹出モードがDEFモード
又はDEF/FOOTモード運転の時（ステップ401にて肯定）
で、かつファンスピードが２速以下の低回転時（ステッ
プ402肯定）にアクチュエータ12により風向制御ドア11
が前記水平位置から下方位置に回動切換えされ（ステッ
プ403）、この条件以外の運転時（ステップ401,402とも
に否定）には風向制御ドア11が前記水平位置に維持され
る（ステップ404）ものとする。また、本実施例では、
ベントドア６を円弧状に形成すると共に、VENTモード運
転時には、該ベントドア６をその一端が水平位置にされ
た風向制御ドア11の先端部上に当接する位置に回動制御
して、エアミックスチャンバ９内の空気流をスムーズに
ベント吹出口５に向けて導入ガイドできるようにしてあ
る。
以上の実施例装置によれば、空気調和装置の運転モー
ドがDEFモード又はDEF/FOOTモードにされ、そして、図
外のブロワファンが３速以上の高回転駆動される時は、
風向制御ドア11は水平位置に維持されているため、この
風向制御ドアの偏向ガイド10としての作用により空気流
は第３図矢印ａで示すように偏向され、デフロスタ吹出
口３からデフロスタノズル７の加速部８に吹き当るよう
に風向が定められる。また、空気調和装置の運転モード
がDEFモード又はDEF/FOOTモードにされ、そして、図外
のブロワファンが２速以下の低回転駆動される時は、ア
クチュエータ12によって風向制御ドア11が前記水平位置
から下方位置に略90度回動される。この結果、空気流は
第３図矢印b1で示すようにデフロスタ吹出口３に向けて
直上し、該デフロスタ吹出口３から前述と同様にデフロ
スタノズル７の加速部８に吹き当るように風向が定めら
れて吹出される。従って、風量が大，小異なる場合であ
っても、デフロスタ吹出口３から吹出される空気流は、
デフロスタノズル７の加速部８に吹き当るように風向が
略一定にされるため、デフロスタノズル７からの吹出し
空気流に上下方向の微少なずれを生じることがなく、フ
ロントウィンドウガラスの窓晴れ性を向上することがで
きる。
ドがDEFモード又はDEF/FOOTモードにされ、そして、図
外のブロワファンが３速以上の高回転駆動される時は、
風向制御ドア11は水平位置に維持されているため、この
風向制御ドアの偏向ガイド10としての作用により空気流
は第３図矢印ａで示すように偏向され、デフロスタ吹出
口３からデフロスタノズル７の加速部８に吹き当るよう
に風向が定められる。また、空気調和装置の運転モード
がDEFモード又はDEF/FOOTモードにされ、そして、図外
のブロワファンが２速以下の低回転駆動される時は、ア
クチュエータ12によって風向制御ドア11が前記水平位置
から下方位置に略90度回動される。この結果、空気流は
第３図矢印b1で示すようにデフロスタ吹出口３に向けて
直上し、該デフロスタ吹出口３から前述と同様にデフロ
スタノズル７の加速部８に吹き当るように風向が定めら
れて吹出される。従って、風量が大，小異なる場合であ
っても、デフロスタ吹出口３から吹出される空気流は、
デフロスタノズル７の加速部８に吹き当るように風向が
略一定にされるため、デフロスタノズル７からの吹出し
空気流に上下方向の微少なずれを生じることがなく、フ
ロントウィンドウガラスの窓晴れ性を向上することがで
きる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、風量の大，小に拘らず
風向制御ドアによってデフロスタ吹出口から吹出される
空気流の風向を略一定にすることができるため、フロン
トウィンドウガラスの空気吹当り位置が前記風量の大，
小によってずれることがなく、窓晴れ性を一段と向上で
きて、品質感，信頼性を高められるという実用上多大な
効果を有する。
風向制御ドアによってデフロスタ吹出口から吹出される
空気流の風向を略一定にすることができるため、フロン
トウィンドウガラスの空気吹当り位置が前記風量の大，
小によってずれることがなく、窓晴れ性を一段と向上で
きて、品質感，信頼性を高められるという実用上多大な
効果を有する。
第１図は本発明の一実施例を示す斜視図、第２図
（Ａ），（Ｂ）は同実施例装置の略示的断面説明図、第
３図は同要部の拡大説明図、第４図は同実施例装置の制
御内容を示すフローチャート、第５図は従来装置の略示
的断面説明図、第６図は同要部の拡大説明図である。 １……ヒータユニット、３……デフロスタ吹出口、４…
…デフロスタドア、11……風向制御ドア。
（Ａ），（Ｂ）は同実施例装置の略示的断面説明図、第
３図は同要部の拡大説明図、第４図は同実施例装置の制
御内容を示すフローチャート、第５図は従来装置の略示
的断面説明図、第６図は同要部の拡大説明図である。 １……ヒータユニット、３……デフロスタ吹出口、４…
…デフロスタドア、11……風向制御ドア。
Claims (1)
- 【請求項１】ヒータユニットのデフロスタ吹出口を開閉
制御するデフロスタドアの上流に、風量の大，小に応じ
て回動制御されて、デフロスタ吹出口から吹出される空
気流の風向を略一定に制御する風向制御ドアを設けたこ
とを特徴とする自動車用空気調和装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13943789A JP2717000B2 (ja) | 1989-06-01 | 1989-06-01 | 自動車用空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13943789A JP2717000B2 (ja) | 1989-06-01 | 1989-06-01 | 自動車用空気調和装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH035227A JPH035227A (ja) | 1991-01-11 |
| JP2717000B2 true JP2717000B2 (ja) | 1998-02-18 |
Family
ID=15245178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13943789A Expired - Lifetime JP2717000B2 (ja) | 1989-06-01 | 1989-06-01 | 自動車用空気調和装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2717000B2 (ja) |
-
1989
- 1989-06-01 JP JP13943789A patent/JP2717000B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH035227A (ja) | 1991-01-11 |
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