JP2716929B2 - 浮桟橋 - Google Patents

浮桟橋

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は浮桟橋に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来の浮
桟橋は図4に示すように、浮力体91によって水面上に
支えられた金属製の台枠92に、その長さ方向と平行に
複数本の木製の角材を背柱(根太)93として配置し、
その上に木製の甲板94を木ねじ等で固定することで構
成されている。
【0003】しかし木製の角材からなる背柱93は曲げ
強度が不十分である上、腐蝕等による強度低下が大きい
ので、強度部材として算入することはできず、浮桟橋全
体の強度が不十分になるという問題がある。また背柱9
3として木製の角材を使用すると、浮桟橋の重量増加も
問題となる。
【0004】さらに、古くなった甲板94を交換する
際、木製の背柱93ではねじ孔が潰れやすく、複数回の
木ねじの脱着は不可能であるため、場合によっては背柱
93ごと交換しなければならないという問題も生じる。
そこで、背柱を金属製の型材で構成することも考えられ
るが、甲板は現場施工で交換されるので、そのねじの位
置は必ずしも一定でなく、したがって型材の表面に等間
隔にねじ孔を形成しただけでは、甲板のねじ位置のずれ
に対応できないという問題がある。
【0005】型材に、その長さ方向と平行な長孔を形成
し、そこへ甲板にねじ込んだボルトを挿通して、裏から
ナットで締めることも考えられるが、作業効率が著しく
わるいため現実的ではない。本発明は以上の事情に鑑み
てなされたものであって、強度の向上、軽量化ならびに
甲板交換作業の簡素化が可能な浮桟橋を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の、本発明の浮桟橋は、少なくとも浮桟橋の外形を構成
する外枠体を有し、浮力体によって水面上に支えられる
台枠と、この台枠上に固定された背柱と、この背柱上に
取り付けられた甲板とを備えた浮桟橋において、上記外
枠体および背柱のうち少なくとも一方が、その上面の甲
板取り付け面に、外枠体または背柱の長さ方向と平行に
延びるとともに、対向する内壁面にねじを螺合可能な凹
凸を形成したねじ止め用の長溝を有する、金属製の型材
で構成されていることを特徴とする。
【0007】また上記型材は、アルミニウム製またはア
ルミニウム合金製であるのが好ましい。
【0008】
【作用】上記構成からなる本発明の浮桟橋においては、
浮桟橋の外形を構成する外枠体および背柱のうち少なく
とも一方が金属製の型材により構成されているととも
に、その甲板取り付け面に、外枠体または背柱の長さ方
向と平行に延びるとともに、対向する内壁面にねじを螺
合可能な凹凸を形成した、ねじ止め位置が限定されない
ねじ止め用の長溝が設けられているので、ねじ位置が一
定しない甲板の交換作業を、従来の木製の背柱と同様に
行うことができる。しかも型材は金属製であり、上記長
溝の凹凸は、木製の背柱のねじ孔のように簡単に潰れる
ことがないので、ねじの複数回の脱着、すなわち甲板の
複数回の交換が可能である。
【0009】また上記型材を背柱に使用した場合には、
木製の背柱を使用した場合と比べて浮桟橋の強度が向上
するとともに、その軽量化が可能となる。とくに、アル
ミニウム製またはアルミニウム合金製の型材を使用した
場合には、より一層の軽量化が可能となる。またアルミ
ニウム製またはアルミニウム合金製の型材は、耐蝕性に
すぐれるという利点もある。
【0010】
【実施例】以下に本発明の浮桟橋を、実施例を示す図面
を参照しつつ説明する。図3(a) は本実施例の浮桟橋の
部分切裁平面図、同図(b) は上記実施例の浮桟橋の長さ
方向の側面図、図1(a) は幅方向の部分切裁側面図であ
る。これらの図にみるように、本実施例の浮桟橋は、浮
力体1によって水面W上に支えられる台枠2と、この台
枠2上に固定された背柱3と、この背柱3上に取り付け
られた木製の甲板4とを備えている。また浮桟橋の表面
の、長さ方向両側部にはダクトカバー5が設けられてお
り、長さ方向の側面には、木製の防舷材6が取り付けら
れている。さらに、浮桟橋の表面の、ダクトカバー5よ
り外側の位置には、クリート(索止め)7が設置されて
いる。
【0011】浮力体1は、発泡スチロールを内蔵した繊
維補強コンクリートにより形成されている。台枠2は、
浮桟橋の外形を構成する縦および横の外枠体20,21
と、これら外枠体20,21によって構成された矩形状
の外枠内に張り渡された補強材22,23,24とで構
成されている。台枠2を構成する各部材は、たとえば溶
融亜鉛めっき等を施した鋼製の型材により形成されてお
り、台枠2はこれら各部材を溶接、リベット、あるいは
ボルトによって固定することで組み立てられている。
【0012】背柱3は、図1(b) に示すように、互いに
平行な横材30,31と、当該両横材30,31をつな
ぐ縦材32とを一体形成した断面略コ字状の押し出し型
材であって、その上面が甲板取り付け面である上側の横
材30に、図2(a) に示すように背柱3の長さ方向と平
行に延びるとともに、対向する内壁面にねじを螺合可能
な凹凸33aを形成した、ねじ止め用の長溝33を有し
ている。背柱3は、前記のように金属、とくにアルミニ
ウムまたはアルミニウム合金により製造される。
【0013】そして上記長溝33に、図1(b) に示すよ
うに、甲板4にねじ込まれたねじNを螺合することで、
甲板4が背柱3上に固定されている。また上記背柱3
は、下側の横材31を、台枠2の補強材22に取り付け
た固定金具25に、ボルトBによって固定することで、
台枠2上に固定されている。長溝33は、上記のように
背柱3の長さ方向と平行に形成されており、その何れの
位置にもねじNを螺着することができるので、ねじ位置
が一定しない甲板の交換作業を、従来の木製の背柱と同
様に行うことができる。また上記背柱3は金属製である
ため、長溝33の内壁面に形成した凹凸33aは、木材
のように1回のねじの脱着で潰れてしまうことはなく、
ねじの複数回の脱着、すなわち甲板4の複数回の交換に
耐えることができ、従来の木製の背柱のように、甲板交
換のたびに新しいものと交換する必要がない。したがっ
て、上記実施例の浮桟橋によれば、甲板交換作業の簡素
化が可能となる。
【0014】なお上記実施例においては、背柱3の長さ
方向と平行に、そのほぼ全長にわたる1個の長溝33が
形成されていたが、図2(b) に示すように、長溝33
は、背柱3の長さ方向と平行に複数個形成されていても
よい。また上記実施例においては、背柱3が、上記特定
形状の長溝33を有する型材によって構成されていた
が、本発明の浮桟橋は、台枠2のうち外枠体20,21
を、上記型材で構成することもできる。また外枠体2
0,21および長溝33の両方を、上記型材で構成して
もよい。
【0015】その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で、種々の設計変更を施すことができる。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の浮桟橋にお
いては、浮桟橋の外形を構成する外枠体および背柱のう
ち少なくとも一方が金属製の型材により構成されている
とともに、その甲板取り付け面に、外枠体または背柱の
長さ方向と平行に延びるとともに、対向する内壁面にね
じを螺合可能な凹凸を形成した、ねじ止め位置が限定さ
れないねじ止め用の長溝が設けられているので、ねじ位
置が一定しない甲板の交換作業を、従来の木製の背柱と
同様に行うことができる。
【0017】また型材は金属製であり、上記長溝の凹凸
は、木製の背柱のねじ孔のように簡単に潰れることがな
いので、ねじの複数回の脱着が可能である。このため本
発明によれば、木製の背柱のように、背柱を頻繁に交換
する必要がなく、甲板交換作業の簡素化が可能となる。
しかも上記型材を背柱に使用した場合には、従来の木製
の背柱を使用した場合と比べて、浮桟橋の強度が向上す
るとともに、その軽量化が可能となる。
【0018】なお、上記型材をアルミニウム製またはア
ルミニウム合金製とした場合には、浮桟橋のより一層の
軽量化が可能となる他、耐蝕性が向上するという利点も
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浮桟橋の一実施例を示す図であって、
同図(a) はその幅方向の部分切裁側面図、同図(b) は同
図(a) の要部を拡大した断面図である。
【図2】同図(a) は、上記実施例の浮桟橋に背柱として
使用した型材の斜視図、同図(b) は型材の変形例を示す
斜視図である。
【図3】同図(a) は、上記実施例の浮桟橋の部分切裁平
面図、同図(b) は長さ方向の側面図である。
【図4】従来の浮桟橋の部分切裁斜視図である。
【符号の説明】
1 浮力体 2 台枠 20,21 外枠体 3 背柱 33 長溝 33a 凹凸 4 甲板

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも浮桟橋の外形を構成する外枠体
    を有し、浮力体によって水面上に支えられる台枠と、こ
    の台枠上に固定された背柱と、この背柱上に取り付けら
    れた甲板とを備えた浮桟橋において、上記外枠体および
    背柱のうち少なくとも一方が、その上面の甲板取り付け
    面に、外枠体または背柱の長さ方向と平行に延びるとと
    もに、対向する内壁面にねじを螺合可能な凹凸を形成し
    たねじ止め用の長溝を有する、金属製の型材で構成され
    ていることを特徴とする浮桟橋。
  2. 【請求項2】型材が、アルミニウム製またはアルミニウ
    ム合金製である請求項1記載の浮桟橋。
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