JP2716895B2 - 光学式読取装置およびこれを備えた媒体処理装置 - Google Patents
光学式読取装置およびこれを備えた媒体処理装置Info
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Description
OCRという)およびこれを備えた媒体処理装置に関す
る。
/伝票プリンタ等の媒体処理装置には光学式読取装置が
備えられている。図11は通帳/伝票プリンタを示す概
略構成図である。
は伝票搬送部2と通帳搬送部3が別々に設けられてお
り、伝票搬送部2には伝票の情報を読取るラインセンサ
4が設けられている。共通搬送部5には頁/行情報読取
りセンサ6,印字ヘッド7および通帳の自動改頁部8が
それぞれ設けられている。各搬送部には伝票および通帳
を搬送する搬送ローラが配設されている。
て説明する。図12は従来の伝票搬送部を示す概略構成
図である。同図において、伝票搬送路10は搬送ガイド
11a,11b,11c,11dにより形成され、搬送
路10には搬送ローラ12a,12b,13a,13b
がそれぞれ回転可能に配設されている。搬送ローラ12
aと13aの間には伝票の情報を読取るラインセンサ4
が、伝票の最大幅全域をカバー可能に配設されている。
ラインセンサ4にはガラス14が取付けられており、こ
の下面が読取面になっている。矢印15は光の照射位置
を示す。
が配設され、圧接ローラ16はブラケット17およびス
プリング18によりラインセンサ4のガラス14に圧接
するようになっている。圧接ローラ16は搬送ローラ1
2a,12b,13a,13bと図示せぬパルスモータ
により同期回転する。搬送ローラ12a,12bとライ
ンセンサ4の間には、伝票の挿入を検出するセンサ19
と、読取動作に伴う伝票先端の位置出しを行うセンサ2
0とが配設されている。
では、伝票に対して印字のみを行って、読取りを行わな
い場合があり、この場合も伝票は伝票搬送部2を通過す
るようになっている。
合は、伝票が伝票搬送路10に挿入されると(このとき
搬送ローラ12aと12bとは間隔が開けられてい
る)、センサ19により検出される。これにより搬送ロ
ーラ12a,12bが伝票をクランプする。次に搬送ロ
ーラ12a,12b,搬送ローラ13a,13bおよび
圧接ローラ16が図示せぬパルスモータにより回転駆動
される。これにより伝票21は、図13に示すようにラ
インセンサ4のガラス14に接触しながら搬送されて、
印字位置へ向い、図11に示す印字ヘッド7により印字
処理が行われる。なお図13は、従来例の搬送動作を示
す概略構成図である。
路10に挿入され、センサ19がこれを検出すると、搬
送ローラ12a,12bが挿入された伝票をクランプす
る。次に搬送ローラ12a,12b,搬送ローラ13
a,13bおよび圧接ローラ16が回転駆動され、伝票
は搬送され始める。センサ20が伝票の先端を検出する
と、その時点から伝票が所定量搬送された後、ラインセ
ンサ4が伝票の読取りを開始する。読取り後伝票21は
共通搬送部5の印字位置へ搬送され、印字ヘッド7によ
り印字される。
の装置では、読取り動作の有無に拘らず圧接ローラが常
時ラインセンサに圧接されているので、伝票に付着して
いる紙粉や印鑑の朱肉等がラインセンサのガラスに付着
し易くなる。それ故ラインセンサによる読取りに支障が
出るという問題があった。
ので、第1の目的は、媒体(伝票)読取り時のみ媒体の
読取り範囲をラインセンサに圧接させることにより、良
好な読取りを可能とすることであり、第2の目的は、媒
体に清掃部材を設けることによりラインセンサを常に清
浄に保つことである。さらに第3の目的は、読取り位置
において媒体とラインセンサを非接触とすることにより
良好な読取りを可能とすることである。
送路に光学式読取装置を設け、該読取装置を通過させて
媒体処理を行う光学式読取装置付媒体処理装置におい
て、光学式読取装置の読取面に媒体を圧接する圧接手段
と、圧接手段を光学式読取装置の読取面から離間させる
離間手段とを設け、光学式読取装置で読取りを行う場合
は媒体の読取範囲が通過する間は圧接手段により媒体を
前記読取面に圧接するとともに媒体の非読取範囲が通過
する間は離間手段により圧接手段を媒体から離間させ、
読取りを行わない場合は離間手段により圧接手段を読取
面から離間させるようにしたものである。
る媒体の情報を光学式に読取る光学式読取装置におい
て、媒体の読取面との接触面に清掃部材を設けたもので
ある。また第3の発明は、読取面に接触して搬送される
媒体に光を照射しその反射光により媒体上の情報を読取
る光学式読取装置において、光の照射位置を含む読取面
に媒体から離れる方向に段差を設けたものである。
は、離間手段により圧接手段を離間させるので、媒体は
読取面から離れ、したがって読取面に汚れは付着しにく
い。また読取りを行う場合は、媒体の読取り範囲のみ読
取面に圧接し、非読取り範囲は圧接しないので、読取面
に付着する汚れは減少する。
る場合、清掃部材が読取面に接触するので、読取面は常
に清浄に保たれる。
常に媒体に対して非接触となるので、媒体から付着する
汚れの量は半減する。
説明する。なお各図面に共通する要素には同一の符号を
付す。
す概略構成図であり、ともに伝票搬送部を示す。
と同様に搬送ガイド11a,11b,11c,11dで
形成され、搬送ローラ12a,12b,13a,13b
がそれぞれ設けられている。搬送ローラ12aと搬送ロ
ーラ13aの間にはラインセンサ4が配設され、搬送ロ
ーラ12aとラインセンサ4の間にはセンサ19,20
がそれぞれ設けられている。ラインセンサ4の下方に
は、圧接ローラ16がブラケット17に回転可能に取付
けられ、ブラケット17はシャフト17aを中心に回転
可能になっている。圧接ローラ16は図示せぬパルスモ
ータにより搬送ローラ12a,12b,13a,13b
と同期して回転するようになっている。
方向にスプリング22,23の一端が取付けられ、スプ
リング22の他端は装置筐体に係止され、スプリング2
3の他端はソレノイド24の鉄芯に係止されている。し
たがって、ソレノイド24がOFFすることにより、ブ
ラケット17は時計回り方向に回転して圧接ローラ16
がラインセンサ4のガラス面14から離れ、ONするこ
とにより、ブラケット17が反時計回り方向に回転して
圧接ローラ16がガラス面14に圧接される。図3は本
発明に係る第1実施例を示すブロック図である。図3に
おいて、媒体処理装置の主制御部25は、装置内の各部
即ち伝票搬送部2、通帳搬送部3、頁/行情報読取りセ
ンサ6、印字ヘッド7および自動改頁部8を制御すると
ともにOCR制御部26を制御する。OCR制御部26
は、ラインセンサ4およびソレノイド24の動作を制御
するとともに、ラインセンサ4で読取ったデータを処理
する。
示すように、伝票21は、先端側にラインセンサ読取範
囲lを有し、後端側に非読取範囲mを有している。非読
取範囲mには印鑑押印部がある。
5に示すフローチャートにしたがって説明する。
め図3に示す主制御部25に知らされている。また伝票
処理動作に入る前の非動作時においては、ソレノイド2
4はOFF状態にあり、したがって圧接ローラ16はラ
インセンサ4のガラス14から離れた状態にある。
は、伝票21を伝票搬送路10に挿入すると(ステップ
2)、センサ19により伝票21が検出される(ステッ
プ3)。伝票21は図4に示す先端側から挿入され、セ
ンサ19が伝票21の先端を検出すると、主制御部25
は搬送ローラ12a,12bで伝票21をクランプし
(ステップ4)、引き続いて搬送ローラ12a,12
b,13a,13bおよび圧接ローラ16を回転駆動さ
せ伝票21を吸入する(ステップ5)。このとき圧接ロ
ーラ16はラインセンサ4のガラス面14から離れてい
るので、伝票21は図1に示すように、ガラス面14に
接することなく搬送される。なおこの場合、圧接ローラ
16は回転駆動させないようにしてもよい。伝票21は
この後印字位置へ送られ(ステップ6)、印字ヘッド7
により印字処理が行われ(ステップ7)、排出される
(ステップ9)。
伝票搬送路10に挿入され(ステップ9)、センサ19
が伝票21の先端を検出すると(ステップ10)、主制
御部25の指令により搬送ローラ12a,12bは挿入
された伝票21をクランプする(ステップ11)。それ
と同時にOCR制御部26はソレノイド24をONし、
ブラケット17を反時計回り方向に回転し、圧接ローラ
16をラインセンサ4のガラス14に圧接する(ステッ
プ12)。続いて搬送ローラ12a,12b,13a,
13bおよび圧接ローラ16を駆動し、伝票21を装置
内へ吸入する(ステップ13)。そしてセンサ20が伝
票21の先端を検出すると(ステップ14)、OCR制
御部26は読取りを開始する(ステップ15)。伝票2
1は圧接ローラ16によりラインセンサ4のガラス面1
4に密着して搬送されており、読取りは正確に行われ
る。
出され、この時点からnパルス分搬送すると、ラインセ
ンサ4の読取りライン15(図1,図2に示す)が図4
に示す非読取範囲mに入るようになっており、OCR制
御部26はnパルス分搬送後ソレノイド24をOFF
し、圧接ローラ16を伝票21から離す(ステップ1
6)。これにより伝票21の非読取範囲mはラインセン
サ4のガラス14から離れ、この状態でラインセンサ4
を通過し、印字位置へ搬送されて(ステップ17)、印
字処理されて排出される(ステップ18,19)。
伝票21はラインセンサ4のガラス14に接触し難くな
り、また読取りを行う場合でも伝票21の読取り範囲l
のみをガラス14に接触させるだけで非読取り範囲mは
接触させないので、ラインセンサ4のガラス14に付着
する汚れは半減する。とくに本実施例のように、伝票2
1の非読取範囲mに押印部がある場合その効果は顕著で
ある。
構成図であり、続いて第2実施例を説明する。
れる圧接ローラ28の表面にはN/Sの極性を有する磁
石29が施されている。また伝票30は図7に示すよう
に、裏面即ち読取り面の反対面に磁性材31が印刷され
ている。その他の構造および動作は前記第1実施例と同
様である。なお図7は第2実施例の伝票を示す側面図で
ある。
りを行わない場合および読取りを行う場合で非読取り範
囲m(図4)が通過する場合、圧接ローラ28は図6に
示すように離間状態にあるが、このとき伝票21は圧接
ローラ28の磁石29により吸引され、伝票21はライ
ンセンサ4のガラス14から確実に離れる。したがって
ガラス14に付着する汚れを効果的に削減できる。
裏面に磁石を設け、圧接ローラの表面に磁性材を施こす
ようにしてもよい。
にしたがって説明する。図8は第3実施例の伝票を示す
斜視図、図9は第3実施例を示す概略構成図である。
には、清掃部材33が接着されている。清掃部材33の
接着位置は非読取り範囲内になっており、読取りには影
響を及ぼさないようになっている。
来例と同様である。即ち、読取りを行なう場合は勿論、
読取りを行なわない場合も伝票32を圧接ローラ16に
よりラインセンサ4のガラス14に圧接して搬送するよ
うになっている。このように構成した第3実施例では、
伝票32が伝票搬送路10を搬送される場合は常に清掃
部材33がラインセンサ4のガラス14に圧接されるの
で、ガラス面14は常に清浄に保たれる。
場合は伝票32をガラス14に圧接しないようにしても
よい。
略構成図である。同図において、第4実施例では、ライ
ンセンサ4のガラス35の下部中央部、即ち読取りライ
ン15上に段差36が形成されている。段差36の高さ
は0.2〜0.3mm程度になっており、ラインセンサ4
の焦点に影響のないようになっている。伝票21は前記
第1,第2実施例と同様のものであり、他の装置構成は
第3実施例と同様である。
ず伝票21は圧接ローラ16によりラインセンサ4のガ
ラス35に圧接されて搬送される。しかしながら段差3
6が形成された部分のガラス35には伝票21は接触し
ないので、この部分のガラス35は紙粉および朱肉等が
付着し難くなる。したがって伝票21を読取る場合、た
とえば誤読取りが少なくなる。
よれば、読取り処理の有無により媒体の読取りセンサへ
の圧接を選択し、さらに媒体の非読取り部分は積極的に
読取りセンサから離間させることにしたので、読取りセ
ンサに付着する紙粉や印鑑の朱肉等の汚れが減少する。
を設けたので、読取センサを常に清浄状態に保つことが
できる。
読取り面に段差を設け、媒体を接触させないようにした
ので、この読取り面に付着する汚れは減少する。
装置を提供することができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 媒体の搬送路に光学式読取装置を設け、
該読取装置に媒体を通過させて媒体処理を行う光学式読
取装置付媒体処理装置において、 光学式読取装置の読取面に媒体を圧接する圧接手段と、 圧接手段を光学式読取装置の読取面から離間させる離間
手段とを設け、 光学式読取装置で読取りを行う場合は媒体の読取範囲が
通過する間は圧接手段により媒体を前記読取面に圧接す
るとともに媒体の非読取範囲が通過する間は離間手段に
より圧接手段を媒体から離間させ、読取りを行わない場
合は離間手段により圧接手段を読取面から離間させるこ
とを特徴とする光学式読取装置付媒体処理装置。 - 【請求項2】 媒体の搬送路に光学式読取装置を設け、
該読取装置に媒体を通過させて媒体処理を行う光学式読
取装置付媒体処理装置において、 光学式読取装置の読取面に媒体を圧接し、表面に磁石ま
たは磁性材を含む圧接ローラと、 圧接ローラを読取面から離間する離間手段とを設けると
ともに、 媒体の圧接ローラとの接触面に磁性材または磁石を含ま
せ、 読取りを行う場合は圧接ローラにより媒体を前記読取面
に圧接し、読取りを行わない場合は離間手段により圧接
ローラを読取面から離間させるとともに圧接ローラと媒
体を吸着させて媒体を読取面から離間させることを特徴
とする光学式読取装置付媒体処理装置。 - 【請求項3】 読取面に接触して搬送される媒体の情報
を光学式に読取る光学式読取装置において、 媒体の読取面との接触面に清掃部材を設けたことを特徴
とする光学式読取装置。 - 【請求項4】 読取面に接触して搬送される媒体に光を
照射しその反射光により媒体上の情報を読取る光学式読
取装置において、 光の照射位置を含む読取面に媒体から離れる方向に段差
を設けたことを特徴とする光学式読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3281395A JP2716895B2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 光学式読取装置およびこれを備えた媒体処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3281395A JP2716895B2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 光学式読取装置およびこれを備えた媒体処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05120460A JPH05120460A (ja) | 1993-05-18 |
JP2716895B2 true JP2716895B2 (ja) | 1998-02-18 |
Family
ID=17638550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3281395A Expired - Fee Related JP2716895B2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | 光学式読取装置およびこれを備えた媒体処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2716895B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0267485U (ja) * | 1988-11-05 | 1990-05-22 |
-
1991
- 1991-10-28 JP JP3281395A patent/JP2716895B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05120460A (ja) | 1993-05-18 |
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