JP2716263B2 - 日光なし日焼けのための装置と方法 - Google Patents

日光なし日焼けのための装置と方法

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JP2716263B2 JP6506224A JP50622493A JP2716263B2 JP 2716263 B2 JP2716263 B2 JP 2716263B2 JP 6506224 A JP6506224 A JP 6506224A JP 50622493 A JP50622493 A JP 50622493A JP 2716263 B2 JP2716263 B2 JP 2716263B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は皮膚の模倣日焼けに有用である装置に関す
る。さらに詳しくは、本発明は皮膚上に褐色の着色を形
成するためのジヒドロキシアセトン組成物による皮膚の
処理に用いられる装置に関する。
発明の概論 ある種の化合物が皮膚へ塗布されると顔料を形成する
ことは長い間知られている。ジヒドロキシアセトン(し
ばしば、簡単に″DHA″と略記される)を含む製品は、1
960年代初期から販売されており、皮膚に魅力的な日焼
けを与えることを望むが、太陽光線又は人口的に発生す
る紫外線への暴露の現在周知の健康障害の危険を冒すこ
とを望まない、多くの人によって満足できるものと判明
している。
しかし、DHA塗布から所望の結果を得なかった人もい
る。黄色がかった外観又は橙色の外観になりがちな着色
を発生させる人も少数いる。また、一部の人は、恐ら
く、皮膚成分がDHAと反応するときの緩慢な発色中の発
汗、摩擦若しくは洗浄のために又はDHAを均一に塗布す
るという注意が足りなかったために、不均一な着色を発
生させる。
DHA−皮膚相互反応の化学は数人の研究者によって研
究されている。ヴィットゲンシュタイン(Wittgenstei
n)とベリー(Berry)とは、褐色化現象を特徴づける研
究を述べる論文″ジヒドロキシアセトン(DHA)とヒト
皮膚のカルス(Calus)及びアミノ化合物との反応″,T
he Journal of Investigative Dermatology,36巻,283〜
286頁(1961)を発表している。彼らはDHAがアンモニア
及びアミノ酸を含めた幾つかの化合物と反応して、褐色
を生ずることを報告して、皮膚褐色化がDHAと皮膚中の
遊離アミノ基との反応によるものであり、このアミノ基
は恐らく皮膚タンパク質中に存在するアルギニン分子上
に存在することを理論づけている。
メイバック(A.Meybeck)は″ジヒドロキシアセトン
とアミノ酸との反応生成物の分光器による研究″Journa
l of the Society of Cosmetic Chemists,28巻,25〜35
頁(1977)を発表し、DHAとアミノ酸その他の酸との100
℃における反応から形成される褐色顔料を特徴づけてい
る。皮膚において生ずると考えられる反応をより良く模
倣するために37℃における他の実験も実施している:DHA
はアミノ酸、グリシン、リシン、アラニン、セリン及び
アルギニンと反応したが、グリシンとリシンのみが24時
間後に有意な量の顔料を生じている。DHAが最初に皮膚
表面において遊離アミノ酸と縮合し、次に重合し、恐ら
くはリシンの側鎖を介して角質層中のタンパク質に結合
することによって作用するに違いないと結論している。
ボビン(M.F.Bobin)、マルチニ(M.C.Martini)及び
コッテ(J.Cotte)のジヒドロキシアセトンの″日焼け
効果に対するカラーアジュバント(color adjuvant)の
影響″,Journal of the Society of Cosmetic Chemist
s,35巻,265〜272頁(1984)によって、他の研究が報告
されている。この研究はDHAと種々なアミノ酸又はそれ
らの誘導体とを混合した後の発色速度の測定と、DHAと
メチオニンスルホキシドとの生体内(in vivo)適用を
含むものであった。この組合せは迅速な発色に加えて、
DHA単独よりも強くかつ長く持続する色を生じたので、
メチオニンスルホキシドがDHAに対する有用なアジュバ
ントであると結論された。この結果はケラチンに対する
メチオニンスルホキシドのアフィニティ(affinity)に
起因すると考えられた。
Chemical Astracts,95巻,abstract30226g(1981)はD
HAとアミノ酸スルホキシドとの混合物による処理によっ
て皮膚、ヘア、羽毛、毛皮等を染色することに関するド
イツ特許証(第3,037,497号)を要約する。DHAとメチオ
ニンスルホキシドとをクリーム製剤として塗布すると、
皮膚は3時間後に濃褐色に変わり、この色はDHA単独に
よって得られた色よりも耐洗濯性であった。
ブラック(Black)等は、米国特許第3,177,120号にお
いて、DHAとアミノ基含有サンスクリーン(sunscreen)
とを一緒に製剤中に含める問題を考察して、貯蔵器内で
の黄色又は褐色の発生を防止するためには、アミノ基を
含まないサンスクリーンのみを用いるべきであると結論
している;発色はDHAとサンスクリーンの両方の不活化
を不随することも言われている。
α−アミノ酸及びそれらの誘導体とDHAとの併用に関
連した当該技術分野の教示にも拘わらず、それによって
生じた色が所望の実用性、すなわち摩擦若しくは洗濯に
よる除去に対する耐性を有さないことが判明している。
したがって、改良された実用性と紫外線への暴露から得
られる色によく似た色とを有する模倣日焼けを生ずるよ
うに皮膚を褐色化(browning)するための装置と方法を
提供することが切望されている。
発明の概要 本発明は、1つの態様(aspect)として、ジヒドロキ
シアセトン含有流体製剤を含む容器と;第1級アミン含
有流体製剤を含む容器と;目的量のジヒドロキシアセト
ンとアミンとを同時に又は連続的に提供するための分配
手段とを含む、皮膚に人口的日焼けを与える装置を提供
する。本発明はまた、皮膚をジヒドロキシアセトン及び
第1アミンと同時にかつ連続的に接触させることを含
む、皮膚に人工的日焼けを与える方法をも包含する。ジ
ヒドロキシアセトン、少なくとも1種の第1級アミン及
び適切なキャリヤーを含む、皮膚に直接塗布するための
組成物も含まれる。
図面の簡単な説明 図1は2コンパートメントを含むポウチ容器の断面図
である。
図2は2コンパートメントを含む圧搾ボトル(squeez
u bottle)の断面図である。
図3は二重コンパートメント管容器の断面図である。
図4は2コンパートメントと二重ポンプ分配器とを含
む容器の断面図である。
図5は二重コンパートメント圧縮分配容器の断面図で
ある。
発明の詳細な説明 本発明を添付図面に関連して説明する。説明と請求の
範囲とにおいて、全ての%は、他に指定しないかぎり、
重量に基づいて表す。
本発明によると、皮膚に模倣日焼けを与える装置であ
って、ジヒドロキシアセトンを含む製剤と第1級アミン
を含む製剤とのための別々のコンパートメントを有する
前記装置を提供する。既述したように、早期反応と発色
とを防止するために、使用者が皮膚に塗布する準備をす
るまで成分の混合を防止することが重要である。これら
の製剤を所望の量で同時に分配するか又は連続的に分配
する装置を構成することができる。製剤を連続的に分配
する場合に、製剤を皮膚上に塗り伸ばす前に混合するか
又は分配する順序で塗り伸ばすことができる。
図1に関しては、2コンパートメントポウチ10の特徴
を示す。ポウチが熱可塑性物質のヒートシール層(heat
sealed layer)を含む最も複雑でない実施態様では、
ポウチの容積を分割する単なるヒートシールシーム(he
at sealed seam)に過ぎない中隔12も含まれる。この中
隔は該容積を室14と16とに分割する。ポウチ内に含まれ
る製剤を分配することが望ましい場合に、ポウチの頂部
の除去を促進するために引き裂きノッチ(tearing notc
h)18を備えることができる。
この実施態様は主として一回使用量のために用いられ、
ポウチは全身に又は、例えば顔だけのような、身体の一
部に対する適当な一回塗布量を保有する。
引き裂きノッチの代替え手段として、使用者はポウチ
の頂部を鋏又はナイフによって簡単に切り取ることがで
きる。さらに、図示した構成によってなされるように2
種の製剤をポウチから2つの流れとして分配するのでは
なく、中隔12をこわれやすく製造することができ;ポウ
チの片側に指で加圧すると、中隔が破壊され、続いて両
側を加圧することによって、製剤が混合され、その後に
DHAとアミンの両方を含む単独組成物を塗布することが
できる。もちろん、このような混合は使用直前にのみ実
施すべきである。
2種製剤を連続的に塗布するためには、もう一つの引
き裂きノッチ(図示せず)をノッチ18とはポウチの反対
側に備えて、中隔をポウチの最上限にまで伸ばすことが
できる。このことはノッチをを上方に引っ張ることによ
って1つのコンパートメントのみの開封を可能にする。
図2は、2コンパートメント24と26の形成を可能にす
るために中隔を備えた圧搾ボトル20の図である。このボ
トルは当該技術分野で周知であるように、熱可塑性物質
から成形によって便利に製造することができる。典型的
な実施態様では、通常のねじ込みキャップ(図示せず)
による閉鎖のためにねじ山34が設けられる。ボトルを例
えばプレスドオンフリップキャップ(pressed on flip
cap)のような代替え手段によって閉鎖する場合には、
ねじ山が不要になる。
2コンパートメントにほぼ均一な圧力を与えるような
箇所において、すなわち例えば直接中隔上の部分のよう
な変形し難い部分にではなく、ボトルが確実に圧搾され
るように、掴み用へこみ(gripping indentation)28を
設けることが好ましい。加圧すると、製剤がコンパート
メントからオリフィス30と32を通して分配される。
2つのオリフィスに別々の蓋(closure)を設けること
によって、このボトルをDHAとアミンの連続塗布のため
に用いることもできる。例として、オリフィス上に個別
のスナップキャップを備えることができる。使用者は適
当量の成分を分配して、その成分を皮膚に擦り込み、直
接に又は所定時間後に、第2成分を同様に塗布すること
が必要である。皮膚上に分配された流体の長さを認識す
ることによって、等量の製剤の塗布を充分な正確さで達
成することができ;これをより便利にするために、ボト
ル上に標識した長さスケールをボトルに備えることがで
きる。
次に図3に関しては、本発明に有用である折り畳み可
能なチューブアセンブリ36の断面図を示す。図示するよ
うに、外側チューブ38が内側チューブ40を囲み、このア
センブリを圧搾することによって、外側及び内側チュー
ブの中身をそれぞれ出口42と44から放出することができ
る。蓋(図示せず)の取り付けのためにねじ山付き部分
46を設ける。チューブに所望の数の出口を設け、任意の
所望の型の蓋を取り付けることができ、本発明はねじ山
付きキャップに制限されない。
医薬品、コスメチック物質、例えば練り歯磨きのよう
な衛生製品、洗浄用組成物等を分配するためのチューブ
に通常用いられ、構成材料が少なくとも予定貯蔵期間中
に内部に含まれる製剤と検知されうる程に反応しないと
いう通常の必要条件を受ける任意の材料から、このアセ
ンブリを製造することができる。しばしば用いられる材
料には、金属、ポリマー及び、ラミネートを含めた複合
体がある。典型的に、このアセンブリは構成材料に依存
して、端を曲げる(crimping)又はヒートシール(heat
sealing)によってその底端部において閉鎖される。外
側チューブと内側チューブとから所定の相対量で製剤が
確実に分配されるために、チューブを均一に折り畳むた
めの、例えばキーのような手段(図示せず)をアセンブ
リの底部に備えることができ;回転するキーの周囲にア
センブリの底部を巻き付けるにつれて、2つのチューブ
にほぼ同じ圧力を与えることができる。
図4には、他の装置の断面を示す。この図では、分配
器48は、任意の望ましい形状の2コンパートメント54を
形成する分割中隔52を有するボトル50を含む。キャップ
56は、コンパートメントを閉鎖するように取り付けら
れ、ハンドローションその他のコスメッチック製品に用
いられるような周知のばね荷重式(spring-loaded)逆
止め弁ポンプのいずれかでありうるポンプ58の出口に嵌
合するために適応する。キャップを押し下げると、製剤
が流路62から同時に分配され、キャップから指を離す
と、キャップはポンプ内のばねから圧力下で上昇し、同
時に浸漬チューブ60を通って貯蔵製剤がポンプに再負荷
する。
この装置は製剤を同時に分配し、塗布する場合に、製
剤の正確な比を得るために使用者の側の特別な配慮を必
要としないが、分配するまでは成分の完全な分離を可能
にする。ポンプ上に別々のキャップを設けることによっ
て、製剤を異なる時間に分配することも、これが望まし
い場合には、可能になる。いずれかの実施態様において
も、毎回その全動程長さにわたってキャップを単に押し
下げるだけで、使用者が測定する必要なしに、再現可能
な量が分配される。
図5は2成分を同時に分配するために使用可能である
圧縮エアゾール容器に関する。容器64は底部クロージャ
ー68を取り付けた外部シェル66を含み;これらの構成要
素の両方が金属製であることが好ましく、底部クロージ
ャーは折り畳まれるか又は該シェルに溶接される。圧縮
ガスを導入した後に容器を密封するためにガス充填口70
を備える。
容器はバリヤー72によって分割され、このバリヤーに
よって形成される2区画のガス圧を等しくするために、
このバリヤーには容器の底部近くに1個以上の孔74が設
けられる。各区画は製剤を含むために好ましくはプラス
チック材料製のアコーディオンープリーツ式バック76を
有し、各バックはエアゾール弁78に連結し、このエアゾ
ール弁は容器中に押し下げられることによって作動し
て、製剤を放出する。弁を同時に押し下げ、製剤を流路
82から塗布のために所望の領域に導くためにキャップ80
が用いられる。
この装置は含まれる製剤の望ましい相対的量を使用者
側の特別な配慮なしに分配し、かつ使用が非常に簡単で
あるという利点を有する。製剤を含むためにプラスチッ
クバックを用いることによって、エアゾール容器は製剤
と化学的に適合性である必要はなくなり、噴射剤は通常
は製剤と接触しない。弁を通して製剤を押し出すために
ガス圧によって駆動されるピストンを有する密封コンパ
ートメントを用いるように設計を変更することによっ
て、もちろん、費用を減ずることができるが、ピストン
封入、製剤と構成材料との適合性、その他の考慮が製品
設計を複雑にする。多くの代替え手段がエアゾール容器
パッケージングに熟練した人に明らかであろう。
本発明に有用な他のパッケージは除去可能な又は脆い
バリヤーによって分割された2コンパートメントを有す
る。1例はニタルディ(Nitardy)への米国特許第2,17
6,923号の折り畳み可能なチューブであり、この特許で
は2種物質がチューブ内で横断仕切りによって分離さ
れ、この横断仕切りは中央開口を有する折り畳み可能な
ディスクであり;開口中の絞り出し可能な(expressibl
e)プラグがチューブ底部への加圧によって除去され、
物質を混合させる。ダビース(Davies)等への米国特許
第3,290,017号は、外部を指で圧縮することによって、
チューブ内のバリヤー位置から混合位置まで移動するこ
とができるディスクを設けることに関する。
他の例は、多重コンパートメント積層ポウチ(multip
le-compartment laminated pouch)が開示される、パイ
ク(Pike)への米国特許第3,608,709号に他の例が見い
出される。このポウチは、外圧が加えられると、内部バ
リヤーの破壊によって単一コンパートメントを形成し、
内部に含まれる2種製剤を混合させる。脆い内部バリヤ
ーを有する他のパッケージは下記米国特許第3,756,389
号;第4,458,811号;及び第4,608,043号に示され;これ
らの特許は本発明に援用することができる。
グリーンウッド(Greenwood)への米国特許第3,809,2
24号は、クランプが適所にあるときには別々に保有され
る成分の混合を可能にするように除去することができる
外部クランプ仕切りシール(external clamp divider s
eal)を有する、他の有用なパッケージを示す。
脆い又は除去可能なバリヤーを有するこれらのパッケー
ジの各々は、既述した反応のために、DHA製剤とアミン
製剤とを混合した直後にパッケージの全中身を用いるこ
とが必要であるので、一回使用単位のパッケージングの
みのために適する。
上記は、ジヒドロキシアセトン含有製剤と第1級アミ
ン含有製剤とを保持し、分配するための代表的なパッケ
ージング方法の説明である。両方の製剤は流体でなけれ
ばならない、すなわち重力の影響下又は適度な外部から
の加圧の影響下で流動可能でなければならない。有用な
流体製剤の例には、軟膏、例えばクリーム及びローショ
ンのような分散液、ゲル、溶液等があり、これらの各々
(及びその製造方法)は製剤製造(formulating)分野
に熟練した人に周知である。
典型的に、併用されるべき両製剤は同じ種類であり、
例えば、一方がゲルである場合には、塗布と混合とを容
易にするために他方もゲルである。しかし、この一般原
則を守ることは必ずしも必要ではない。
本発明の製剤の製造に有用であるアミンは一般式:RN
H2を有し、式中のRはー(CH2)nCOOH;-(CH2)xCOOR′;-(C
H2)yCH3;-(CH2)xOH;-CH2(C6H5);-C(O)(C6H5);-(CH2)xCH
(OR′)2;-(CH2)xOR′;-(OCH2CH2)zNH2;環中にN、O又
はSを含む環状基;-Si(OH)3;及びーSi(OR′)3[式中、
nは少なくとも2の整数であり;xは22までの整数であ
り;yは5から約22までの整数であり;zは約10までの整数
であり;R′は炭素数約10までのアルキル基である]から
成る群から選択される。″アルキル″なる用語は置換又
は非置換アルキル、分枝鎖又は直鎖アルキルを意味する
ためにここでは用いられ、許容される置換基はハロゲ
ン、窒素含有基、硫黄含有基、ヒドロキシ基、カルボニ
ル含有基等である。一般に、アルキル基中のヘテロ原子
置換度は基中の炭素原子5個につきこのような原子1個
未満であり、通常は、アルキル基は炭化水素基である。
Rの上記可能性として挙げられた基中に″CH2″が現れ
る場合には、これらのCH2単位はアルキル基と同様に置
換されることができる。化合物中に2個以上のアミノ基
が存在することができるが;アミノ基が本発明の目的の
ために″ヘテロ原子含有″であるとは考えられないこと
を認識すべきである。
環中にN、O又はSを有する環状基には、アジリジ
ン、アゼチジン、ピロリジン、ピロール、ピペリジン、
ジアゾール、イミダゾール、テトラゾール、オキソー
ル、オキソラン、チオール、チアゾール等に基づく環状
基がある。特に、オキソール又はオキソラン基を有する
アミンが本発明に有用であることが判明している。
分配される製剤の量と活性成分濃度とは約0.5〜約10
のDHA対アミンのモル比になるように選択すべきであ
る。さらに好ましくは、この比は約1〜約5であるべき
である。約1〜約3のモル比がさらに一層好ましい。DH
Aのモル数がアミンのモル数を越える場合には、DHAの一
部は皮膚中のアミノ基と反応せずに留まり、形成される
色の直接染着性(substantivity)を高める;したがっ
て、DHAのモル過剰が好ましい。皮膚(ここの遊離アミ
ノ基が存在する)における発色速度は皮膚表面に又は皮
膚表面近くに供給される第1級アミンによるDHAの発色
に比べてかなり緩慢であり、皮膚に形成される色は洗浄
及び摩擦による除去に対してより大きく耐性である。こ
の理由から、皮膚表面上に早期にかつしばしばより強度
の色を確立することが好ましく、皮膚における色が持続
性であればあるほど、発色は緩慢になる。
塗布時のpHが得られる色に影響を与えることが判明し
ている。一般に、DHA製剤又はアミン製剤のどちらか
が、皮膚への塗布時に約3〜約13のpHを局部的に確立す
ることができるべきである。約7〜約11の値がより好ま
しく、一部の製剤に関しては約9〜約10の値が特に好ま
しい。一定アミンの塗布のために最適のpHは該アミンの
pKaに多少依存するが、皮膚に種々なpH値を有する製剤
を塗布することによって決定することができる。10.63
のpKaを有するn−ドデシルアミンでは、pHが9又は10
よりも非常に低い場合には、より赤みがかった色相(hu
e)が形成され、非常に高いpHではより黄色がかった色
相が形成される。
種々な手段によって生ずる模倣日焼けを比較するため
には、色と強度とを客観的に機器によって測定すること
が役に立つ。したがって、表面からの反射光を用いて、
CIE(国際照明委員会(International Comission on Il
lumination))三刺激値としての結果を生ずる方法が、
ミノルタクロマメータ(Minolta Chroma Meter)CR−20
0を用いて開発されている。これらの値を次に数学的に
L*a*b色空間に変換し、この場合に色相と色強度と
の変化の大きさはヒトの眼によって知覚されるものと密
接に一致する。
L*は無彩色(achromatic)であり、黒色(L*=
0)から白色(L*=100)までの範囲であり;この用
語は″明度(metric lightness)″と呼ばれ、グレーマ
ッチング色調(matching shade of gray)を基準にし
た、色が如何に明るいか又は暗いかの尺度である。色相
は色度座標a*とb*に関して測定され、この場合にa
*は赤色(redness)(a*>0)を表し、b*は黄色
(yellowness)(b*>0)を表す。a*とb*の値を
a*をx軸として、b*をy軸としてプロットして、数
量的な色データ(color information)を得ることがで
きる:″彩度(metric chroma)″は原点(a*=0、
b*=0)からサンプル読取り値点までのラインの長さ
であり、″色相角度(metric hue angle)″はa*軸と
彩度ラインとの間の角度である。彩度は色反応(color
response)の強度(すなわち、色がそのグレーマッチン
グ色調から異なる程度)を表す。色相角度は色相を度で
測定し、大きい値はより高度に黄色の色相を示し、小さ
い値はより色度に赤色(又はより底度に黄色)の色相を
示す。
この計器を用いて、数人の被験者による自然の日焼け
を測定して、DHA反応によって生ずる日焼けの外観に対
する目標を確立する。一般に、濃い日焼けの強度プロッ
トは約19〜約24のb*を有し、a*は約10〜約14の範囲
内であることが分かる。中程度の日焼けでは、b*は約
20〜約24であり、a*は約9〜約12である。淡い日焼け
では、b*は約18〜約20であり、a*は約7〜約10であ
る。目標色は点であるよりもむしろ、自然日焼けが存在
するプロット上の範囲によって表わされる。日焼けが淡
いから中程度まで進行するにつれて彩度は着実に上昇す
るが、日焼けが″中程度″よりも濃くなると、彩度は非
常に緩慢に上昇する。これとは対照的に、色相角度の値
は、赤色を増強させた非常に濃い日焼け(色相角度が減
少)を除いて、淡い、中程度及び濃い日焼けに対して有
意に重複する。
明度は自然日焼けを特徴づけるために必要な第3パラ
メータである。日焼けが濃くなるに従って、L*は減少
し、約1単位の差が訓練された観察者に識別可能であ
る。自然日焼けに関しては、L*は濃い日焼けでは約47
〜約53の範囲であり、中程度の日焼けでは約54〜約57、
淡い日焼けでは約58〜約64の範囲である。
この計器をDHA塗布のみを用いて得られる模倣日焼け
の特徴を測定するためにも用いる。数人の被験者を5%
DHAを含む水中油滴エマルジョンを用いて、4日間1日
1回塗布(2mgDHA/cm2)することによって処理する。第
1日後に、b*値は約13〜約21であり、a*値は約3〜
約8であり、L*値は約63〜約74である。2日後に、b
*値は約15〜約23であり、a*値は約5〜約8であり、
L*値は約62〜約72である。第3日後に、b*値は約16
〜約23であり、a*値は約5〜約9であり、L*値は約
61〜約71である。4日間後に、b*値は約17〜約24であ
り、a*値は約5〜約9であり、L*値は約61〜約70で
ある。若干の読取り値以外の全ての色相は日焼け目標範
囲よりも高度に黄色であり、若干の読取り値以外の全て
は、匹敵できるレベルの彩度が得られるとしても、自然
の日焼けよりも淡い日焼けを示す。DHAのみを用いる模
倣日焼けが同様な発色度を有する自然日焼けよりも高度
に黄色でかつ淡いと一般的に言うことができる。
本発明の種々な態様を説明するために下記実施例を提
供するが、これらの実施例を何らかの意味で本発明を限
定するものと解釈すべきではない。
実施例1 下記成分を用いて、n−ドデシルアミン5%を含むゲ
ルを製造する: アルコールSD40−2 70.5g ドデシルアミン 5g 水 20g ヒドロキシプロピルセルロース 1.5g 塩酸,6N 3g アミンをアルコール中に溶解し、撹拌しながら、水を
徐々に加えて透明な溶液を得て、次に混合しながらヒド
ロキシプロピルセルロースを加え、混合物が塊を含まな
くなるまで混合を続け、塩酸を加えて、9〜9.5のpHを
得ることによって、ゲルを製造する。
ヒドロキシプロピルセルロースはハーキュレス社(He
rcules Inc.)(米国,デラウェア州,ウィルミント
ン)によってクルーセル(Klucel)HF(登録商標)とし
て販売されている。アルコールSD40-2はクオンタムケミ
カル社(Quantum Chemical Corporation)(シンシナ
チ、オハイオ、米国)のUSI部門から市販されており、9
9.86重量パーセントのエタノール、0.12重量パーセント
の第三ブタノールおよび0.014重量パーセントの硫酸ブ
ルシンを含む。
実施例2 上記実施例の操作と成分を下記量で用いて、n−ドデ
シルアミン10%を含むゲルを製造する: アルコールSD40-2 70.0g ドデシルアミン 10.0g 水 11.5g ヒドロキシプロピルセルロース 1.5g 塩酸,6N 7.0g 実施例3 上記実施例と同様な、変わらない成分によって、但し
水14gと塩酸10gとを用いて、n−ドデシルアミン10%を
含むゲルを製造する。このゲルは約10のpHを有する。
実施例4 下記成分からゲルを製造する: パートAの水にポリクォーターニウムー10を混合物が濃
厚になるまで(約1時間)撹拌しながら加えることによ
って、DHA7.10%を含むゲルを製造する。このパートA
混合物にパートBのアルコールを徐々に、撹拌しなが
ら、加えて、均質なゲルを形成する。クエン酸をパート
Cの水中に溶解し、次に該ゲルに混入する。パートD成
分をこのパートの水中に溶解し、次に該ゲルに混入す
る。最後に、フレイグランスとポリソルベートー80とを
混合して、該ゲルと一緒にする。前記ゲル50gに50%
(水中)アルコールSD40−2 21gを加えて、DHA5%を含
むゲルを製造する。
ポリクォーターニウムー10はアマーコール社(Amerch
ol Corporation)(米国,ニュージャシー州,エジソ
ン)からウカールポリマー(Ucare Polymer)JR−30M
(登録商標)として入手可能である。ポリソルベートー
80はアイシーアイアメリカス社(ICI Americas Inc.)
(米国,デラウェア州,ウィルミントン)によってツイ
ーン(Tween)80(登録商標)として販売されている。
実施例5 下記成分を用いて、DHA10%を含むゲルを製造する: パートAのポリマーをこのパートの水に、絶えず撹拌
しながら、徐々に加え;混合物が濃厚になるまで混合を
続ける。クエン酸をパートCの水に溶解して、この混合
物中に撹拌しながら加える。最後に、DHAをパートDの
水に溶解して、この混合物と一緒にする。ポリクォータ
ーニウムー10はアマーコール社(米国,ニュージャーシ
ー州,エジソン)からウカールポリマーJR−30M(登録
商標)として入手可能である。
実施例6 下記成分を用いて、ローションを製造する: パートAの水を70℃に加熱し、次にパートBのワック
スを70℃に加熱する。加熱した成分を迅速に混合しなが
ら一緒にして、混合しながら45℃に冷却する。ドデシル
アミンを液化するまで加熱し、プロピレングリコール中
に混入し、次にこの混合物を上記成分と一緒にする。こ
の組合せを35℃に冷却する。パートDのクエン酸をこの
パートの水中に溶解し、この溶液を上記成分に加えて、
組成物のpHを約9.0〜9.5に調節する。
この乳化性ワックスはクロダ社(Croda Inc.)(米
国,ニューヨーク州.ニューヨーク)によってポラワッ
クス(Polawax)(登録商標)として販売されている。
実施例7 下記成分を用いて、ローションを製造する: パートAの水を70℃に加熱する。パートBの成分を一
緒にし、70℃に加熱し、ドデシルアミンを加える。全て
の上記成分を激しく混合しながら一緒にして、45℃に冷
却する。クエン酸をパートDの水中に溶解して、上記成
分に加えて、約9のpHを得る。次に、パートEの水を他
の成分と一緒にする。
この乳化性ワックスはクロダ社(米国,ニューヨーク
州.ニューヨーク)によって販売されるポラワックス
(登録商標)である。ポリオキシエチレン(10)オレイ
ルエーテルはアイシーアメリカス社(米国,デラウェア
州,ウィルミントン)によってブライジェイ(Brij)97
(登録商標)として販売されている。
実施例8 下記成分を用いて、ローションを製造する: パートA成分を混合し、約75℃に加熱する。パートB
成分を混合し、約75℃に加熱して、溶液を形成する。パ
ートAとBの成分を激しく混合しながら一緒にして、約
50℃に冷却する。DHAをパートCの水に溶解し、上記成
分と一緒にする。最後に、殺生物剤を製剤中に混入す
る。
ポリオキシエチレン(10)セチルエーテルとポリオキ
シエチレン(2)セチルエーテルとはアイシーアイアメ
リカス社(米国,デラウェア州,ウィルミントン)によ
って、それぞれブライジェイ56(登録商標)とブライジ
ェイ52(登録商標)として販売されている。ポリオキシ
エチレン脂肪アルコールエーテルはアマーコール社(米
国,ニュージャーシー州,エジソン)によってプロムル
ゲン(Promulgen)G(登録商標)して販売されてい
る。
実施例9 パートAでは水65.2gを用い、イソプロピルパルミテ
ートを省略する以外は、上記実施例と同様にローション
を製造する。
実施例10 SD−40アルコール70mlをn−ドデシルアミン10gと混
合し、濃塩酸によってpHを9.0に調節し、次にアルコー
ルを追加して、量を100mlに調節することによって、ア
ルコール性溶液を製造する。
実施例11 ジヒドロキシアセトン10gを水50ml中に溶解し、SD−4
0アルコールによって100mlにまで希釈することによっ
て、アルコール性溶液を製造する。
実施例12 アミン製剤25μlとDHA25μlとによって皮膚(5cmx5
cm)を処理することによって発色した色を研究する。各
試験において、最初に塗布した製剤を充分に皮膚に擦り
込み、次に第2製剤を迅速に皮膚に擦り込む。各試験に
おいて、最初に日焼け目標範囲外であると測定された皮
膚は、製剤の塗布の4時間後に測定した場合に、L*の
適当な値と共に、目標範囲内の色を得る。上記実施例か
らの製剤の下記組合せを試験する: 実施例13 上記実施例のDHA製剤とアミン製剤とを用いて形成さ
れる色の相対的直接染着性を評価するために、試験を実
施する。10x8cmの500gのブロックにその下面を覆うタオ
ルを取り付けて、皮膚を横切って前後運動を用いて5回
サイクルで引っ張る前と後の色の測定によって直接染着
性を評価する。この試験は乾燥タオルと、水で飽和した
タオルの両方によって実施する。
全ての場合に、皮膚面積25cm2上に各製剤25μlを用
いて、ミノルタクロマメータによって読取り値を測定し
た直後に、DHA製剤とアミン製剤とを塗布する。7時間
発色させる;次に読取り値を再び測定する;全体の色の
差を以下の表に関して″初期ΔE″と名付ける。各乾式
及び湿式摩擦後に、測定を実施し、ΔEを再び算出す
る。したがって、ΔEは常に処理済み皮膚と非処理皮膚
との間の全体的色の差を表す。ΔEを算出するために下
記式を用いる: [(L*U-L*T)2+(a*U-a*T)2+(b*U-b*T)2]1/2 式中、下付き文字“U"は非処理皮膚による読取り値を表
し、下付き文字“T"は処理済み皮膚による読み取り値を
表す。
結果は下記に示す通りであり、(1)DHAのみの塗布
に比べて、アミンとDHAの両方を塗布する場合には7時
間後に約2〜3倍高度の全体色が形成され;かつ(2)
アミンの存在が乾式摩擦と湿式摩擦の両方に対する耐性
を改良することを実証する。全ての結果は4被験者の平
均値である。少なくとも約0.5になるΔEの差は訓練さ
れた観察者によって目視的に識別される。
実施例14 水すすぎ洗いに対する直接染着性は形成された色の水
溶性を実証する。適当な試験は皮膚の色を測定し、製剤
を皮膚に塗布し、約6時間発色させ、次に色強度の測定
を繰り返すことを含む。微温の水道水の穏やかな流れを
処理済み皮膚上に2分間流動させ、次に皮膚を乾燥した
ペーパータオルによって穏やかにパッティングしなが
ら、皮膚を擦らないように注意して乾燥させる。次に、
30分間後に、最終的な皮膚の色の測定を行う。上記実施
例と同様に、ΔEの値を算出することができる。
DHAのみと比較して、種々なアミン+DHAによって下記
結果が得られる。アミン″MAD″は上記実施例2におけ
るように配合される、n−ドデシルアミンである。グリ
シンは、アミノ酸4.1%を含み、塩酸によってpH9.0に調
節された水溶液として用いられる。n−ブチルアミン
は、pH9.0に調節された、50容量%エタノール、50容量
%水中の2.1%溶液である。n−オクチルアミンはpH9.1
に調節された、同様な50容量%エタノール中の3.5%溶
液である。セチルアミンは、pH9.3に調節された、エタ
ノール中の6.6%n−ヘキサデシルアミンである。グリ
シン及びMADの試験(皮膚25cm2に各製剤25μlを塗布)
のためには上記実施例5に従ってDHAを配合し、ブチ
ル、オクチル及びセチルアミン試験(皮膚6.25cm2に各
製剤10μlを塗布)のためには上記実施例4に従ってDH
Aを配合する。
結果では、″色残留%″はアミン製剤とDHA製剤の両
方の塗布に対して式(ΔERINSED/ΔEUNRINSEDx100)に
よって算出し、″色増強(color increase)″は式(Δ
ERINSED/ΔEDHA-UNRINSED)から算出され、DHAのみの
すすぎ洗いなし(unrinsed)塗布に比べた色増強を表
す。
実施例15 脂肪族アミンと2種のα−アミノ酸との直接染着性を
比較するために、上記実施例の試験と同様な試験を実施
する。上記実施例5におけるような1.11モルDHA製剤を
下記製剤の1種と共に用いる:pH9.0に調節した50容量%
エタノール水溶液中のリシン0.54モル;pH9.0に調節した
水中のメチオニンスルホキシド0.54モル;又はpH9.0に
調節したエタノール中のn−ドデシルアミン(MAD)0.5
4モル。各場合に、DHA製剤とアミン製剤の各々25μlを
皮膚25cm2上に用いて、4時間の発色後に読取り値を測
定し、水を試験部位上に2分間流動させ、乾式パッティ
ングし、30分間風乾させた後に再び読取り値を測定す
る。
結果は下記の通りである: 実施例16 DHAとアミンの両方によって皮膚を処理する場合に得
られるより迅速な発色を実証するために、試験を実施す
る。2被験者の皮膚上に2箇所の25cm2面積を標識す
る。両方の面積を上記実施例5のDHA製剤で処理し、こ
れらの面積の一方を上記実施例2のアミン製剤によって
さらに処理する。7時間にわたって1時間間隔でΔEの
値を測定する。結果は以下に示す通りであり、データは
式(ΔEAMINE+DHA/ΔEDHA)から導き出す: これらのデータには示さないが、各測定においてアミ
ンによっても処理した面積では色が顕著に濃くなる。
実施例17 下記アミンを上記実施例中の他のアミンと同様に、製
剤中に混入して、模倣日焼けを与えるためにDHAと共に
皮膚に塗布する。各アミンは一般式:H2N-(CH2)x-Z[式
中、xとZは指定する通りである]を有する。
本発明を幾つかの特定の実施態様に関して説明した
が、本発明をこれらの実施態様に制限すべきではなく、
本発明の範囲は請求の範囲によってのみ定義される。上
記説明と実施例とを読むならば、種々な改良、変更及び
同等物は当業者に明らかであり、このような改良、変更
及び同等物は請求の範囲に記載されている発明の範囲に
含まれる。

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒトの皮膚に人工日焼けを与える方法であ
    って、皮膚にジヒドロキシアセトンと、式:RNH2を有
    し、式中のRが -(CH2)nCOOH; -(CH2)xCOOR′; -(CH2)yCH3; -(CH2)xOH; -CH2(C6H5); -C(O)(C6H5); -(CH2)xCH(OR′)2; -(CH2)xOR′; -(OCH2CH2)zNH2; 環中にN、O又はSを含む環状基; -Si(OH)3;及び -Si(OR′)3 [式中、nは少なくとも2の整数であり、xは1から22
    までの整数であり、yは5から22までの整数であり、z
    は1から10までの整数であり、R′は炭素数1から10ま
    でのアルキル基である] から成る群から選択される第1級アミンとを接触させる
    ことを含む前記方法。
  2. 【請求項2】ジヒドロキシアセトンとアミンとを順次的
    に皮膚に塗布する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】ジヒドロキシアセトンとアミンとを実質的
    に同時に皮膚に塗布する請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】ジヒドロキシアセトンとアミンとを含む製
    剤を皮膚に塗布する請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】最初に皮膚に接触させるときに、3〜13の
    pH値が確立される請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】7〜11のpH値が確立される請求項5記載の
    方法。
  7. 【請求項7】9〜10のpH値が確立される請求項5記載の
    方法。
  8. 【請求項8】ジヒドロキシアセトン対アミンのモル比が
    0.5〜10である請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】ジヒドロキシアセトン対アミンのモル比が
    1〜5である請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】ジヒドロキシアセトン対アミンのモル比
    が1〜3である請求項8記載の方法。
  11. 【請求項11】日焼け用組成物であって、 (a)ジヒドロキシアセトン含有製剤と; (b)式:RNH2を有し、式中のRが -(CH2)nCOOH; -(CH2)xCOOR′; -(CH2)yCH3; -(CH2)xOH; -CH2(C6H5); -C(O)(C6H5); -(CH2)xCH(OR′)2; -(CH2)xOR′; -(OCH2CH2)zNH2; 環中にN、O又はSを含む環状基; -Si(OH)3;及び -Si(OR′)3 [式中、nは少なくとも2の整数であり、xは1から22
    までの整数であり、yは5から22までの整数であり、z
    は1から10までの整数であり、R′は炭素数1から10ま
    でのアルキル基である] から成る群から選択される第1級アミンを含む製剤と の混合物を含む前記組成物。
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