JP2716143B2 - 真空空間保持用パネル - Google Patents

真空空間保持用パネル

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JP2716143B2
JP2716143B2 JP63134704A JP13470488A JP2716143B2 JP 2716143 B2 JP2716143 B2 JP 2716143B2 JP 63134704 A JP63134704 A JP 63134704A JP 13470488 A JP13470488 A JP 13470488A JP 2716143 B2 JP2716143 B2 JP 2716143B2
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肇 石丸
和 三笠
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Mitsubishi Aluminum Co Ltd
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Mitsubishi Aluminum Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J3/00Processes of utilising sub-atmospheric or super-atmospheric pressure to effect chemical or physical change of matter; Apparatus therefor
    • B01J3/002Component parts of these vessels not mentioned in B01J3/004, B01J3/006, B01J3/02 - B01J3/08; Measures taken in conjunction with the process to be carried out, e.g. safety measures

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、真空空間を保持するため少なくともその一
部が真空空間に接触するパネルに関し、さらに詳しく
は、粒子加速器、核融合装置、真空炉、クライオスタッ
ト、分析器などの壁、ダクト、フランジ等に使用するパ
ネルに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、真空空間を保持する部材、即ち、少なくともそ
の一部が真空空間と接触する部材としては、通常大気圧
と真空空間の差圧に対して十分な強度が必要であり、こ
のため従来から、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム合金
などの厚板の板体が使用されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、真空空間を保持する部材として、鉄、ステレ
ンス鋼、アルミニウム合金などの厚板を使用した場合に
は、その物質量に起因して次の問題点があった。
1) 交番磁界での渦電流効果が大きい。
2) 残留放射能が多い。
3) 高エネルギービームの透過が妨げられる。
4) クライオスタットなどにおいて初期投下熱量が大
きい。
5) 重量が大きい。
本発明は、このような点に鑑み、交番磁界での渦電流
効果が小さく、残留放射能が小さく、高エネルギービー
ムの透過が妨げられるおそれがなく、しかもクライオス
タットなどにおいて初期投下熱量を小さくでき、かつ重
量が小さい真空空間保持用パネルを提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は以上の課題を解決するため種々検討の結果、
下記の手段を見出だしたものである。
請求項第1項の真空空間保持用パネルは、それぞれ円
筒状に形成され内外に所定の間隔を有するように配設さ
れた2枚の金属製面板と、これらの2枚の面板の端縁部
にあって面板とともに閉塞された空間部を形成する円環
状の金属製側板と、前記閉塞された空間部内にあって2
枚の面板を支持する金属製波状コア材とが、金属溶融接
合によって一体に構成されてなり、前記波状コア材の凹
凸が円周方向に沿うように配設されていることを特徴と
している。
a) この請求項第1項のパネルの面板、側板、コア材
の材質は使用目的によって種々の金属の中から適宜選択
されるが、主として誘導放射能やガスの発生が少ないと
いう特性を必要とする場合にはステンレス鋼、アルミニ
ウムおよびアルミニウム合金(以下、単にアルミニウム
という)が好ましい。特にアルミニウムは前記特性がス
テンレスのそれを凌いでいるとともに、熱伝導性および
導電性、加工性にも優れており、軽量でもあることから
多くの真空関連用途において最適である。
b) 請求項第1項のパネルにおける金属溶融接合は、
金属ろうを用いたろう付けや電子ビーム溶接等からなる
溶接によって施される。
c) 請求項第1項のパネルの閉塞された空間部は真空
であっても大気圧であってもよい。
〔作 用〕
本発明の真空空間保持用パネルは、上述のごとく、そ
のパネル内に空間部を設け、該空間部に有孔コア材を配
した構成としたため、従来の部材に比べて、同等以上の
強度を有しながらその物質量を著しく低減することがで
き、よって下記の作用をなすことができる。
1) 交番磁界での渦電流効果を軽減する。
2) 残留放射能を軽減する。
3) 高エネルギービームの透過能を向上する。
4) クライオスタッドなどにおいて初期投下熱量を軽
減する。
5) 軽量になる。
〔実施例1〕 第1図に本発明に関連する平板体の真空空間保持用パ
ネル1aの実施例を示す。
このパネル1aは、所定の間隔を有する2枚の長方形の
薄肉アルミニウム製面板2,2と、2枚の面板2,2の端縁部
にあって面板2,2とともに閉塞された空間部5を形成す
る薄肉アルミニウム製側板3と、前記空間部5内にあっ
て2枚の面板2,2を支持するアルミニウム製ハニカムコ
ア4とによって構成されている。なお、図示を省略して
いるが、面板2,2と側板3は共に内側にアルミニウム製
ろう材がクラッドされているものであり、パネル1aの一
体化は加熱炉内でろうを溶融させて行なわれる。
本実施例によれば、両面板2,2、側板3、ハニカムコ
ア4とも軽量のアルミニウム製とされ、しかも両面板2,
2および側板3はそれぞれ薄肉とされているので、物質
量を著しく軽減することができ、著しい軽量化をはかる
ことができる。
この結果、このパネル1aを、粒子加速器、核融合装
置、分析器などに使用すれば、渦電流効果を軽減し、残
留放射能を軽減し、高エネルギービームの透過能を向上
することができる。また、このパネル1aを、真空炉に使
用すれば、初期加熱のための熱量が軽減できるし、さら
に、クライオスタットに使用すれば、液化ヘリウムなど
の寒剤の初期充填量を軽減することができる。
〔実施例2〕 第2図に本発明の筒状体の真空空間保持用パネル1bを
示す。
このパネル1bは、所定の間隔を有する2枚の筒状に成
形された薄肉ステンレス製面板2,2と、2枚の面板2,2の
両端縁に配した環状の薄肉ステンレス製側板3と、空間
部5内に配したステンレス製波状コア材4とによって構
成されている。この波状コア材4の凹凸は円周方向に沿
うように配設されている。なお、図示を省略している
が、面板2と側板3およびコア材4との間にはニッケル
ろうの薄板が配されているものである。このパネル1b
は、実施例1のパネル1aと同様加熱炉内でろう付けをし
て一体化する。
本実施例によれば、実施例1のアルミニウムと比較し
て熱伝導率ならびに比重の異なるステンレスを使用して
いるが、ほぼ実施例1と同様の効果を奏することができ
る。また、波状コア材4の凹凸が円周方向に沿うように
配設されているので、波状コア材4の曲げ加工を容易に
行うことができる。
〔実施例3〕 第3図に本発明の真空チェンバー6aを示す。
この真空チェンバー6aは、相互に溶接され、一体構造
に組立てられた6枚の第1図のパネル1aを有している。
このうち、1枚のパネル1aには図示しない開口が形成さ
れ、この開口の外周に溶接により第2図のパネル1bが接
続されている。さらにこのパネル1bには、第1図のパネ
ル1aをトーラス状に変形したパネル1dが溶接により接続
されており、このパネル1dには、パネル1aを円盤状に変
形し外径をパネル1dと等しくしたパネル1cが複数のボル
トおよびナットにより締結されている。
本実施例は、前述した第1図および第2図のパネル1
a,1bなどを一体に組立てて構成されているので、これら
の実施例とほぼ同様の効果を奏する。
〔実施例4〕 第4図に本発明のトーラス状(ドーナツ状)真空チェ
ンバー6bを示す。真空チェンバー6bは第2図のパネル1b
と異なり、パネル1bから側板3を除いた構成に似てい
る。
すなわち、この真空チェンバー6bは、トーラス状外面
筒7aを有しており、この外面筒7aは、前記パネル1a,1b
と同質のアルミニウム、ステンレスなどの薄肉の金属に
より形成されている。このトーラス状外面筒7aの内部に
は、この外面筒7aと同様アルミニウム、ステンレスなど
の薄肉の金属により形成されているトーラス状内面筒7b
が二重管をなすように外面筒7aと所定の間隔をもって配
設されている。これらの外面筒7aおよび外面筒7b間の空
間部内には、アルミニウム、ステンレスなどの薄肉の金
属を波状に成形したコア材4が配設されている。このコ
ア材4の波形の凹凸はトーラスの長手方向に直交する円
周方向に沿うように配設されている。なお、これらの両
面筒7a,7bならびにコア材4の一体化は上述した他の実
施例と同様である。
本実施例によれば、実施例2と同様の効果を奏するこ
とができる。
なお、本発明は、上述した各実施例に限定されるもの
ではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
〔発明の効果〕
本発明の真空空間保持用パネルは上述の通り、2枚の
薄肉の金属製面板の間にハニカム状などからなる金属製
有孔コア材をはさんで、これらをろう付けなどによる金
属溶融接合によって一体構造としたため、下記の効果を
得た。
本発明によれば、従来使用されていた厚肉の金属製パ
ネルやチェンバーと同等の強度を得るのに、その物質量
を著しく軽減することができる。したがって、 1) 本発明のパネルの材質をステンレスまたはアルミ
ニウムとして、粒子加速器、核融合装置、分析器などに
使用すれば、渦電流効果を軽減し、残留放射能を軽減
し、高エネルギービームの透過能を向上するなどの特性
が付与されることから、上記装置などの性能を著しく向
上させることができる。
2) 本発明のパネルを真空炉、クライオスタットなど
に使用すれば、初期加熱のための熱量が軽減でき、また
液化ヘリウムなどの寒剤の初期充填量を軽減できること
などから、運転のスピードアップや経費の節減などがで
きる。
3) 波状コア材の凹凸が円周方向に沿うように配設さ
れているので、波状コア材の曲げ加工を容易に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に関連する真空空間保持パネルの実施
例を示す一部破断斜視図、第2図は、本発明に係る真空
空間保持用パネルの実施例を示す一部破断斜視図、第3
図および第4図は、それぞれ本発明に係る真空チェンバ
ーの実施例を示す一部破断斜視図である。 1a,1b,1c,1d……パネル、2……面板、3……側板、4
……コア、5……空間部、6a,6b……チェンバー、7a,7b
……面筒。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−81268(JP,A) 特開 昭57−56245(JP,A) 特開 昭61−4993(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ円筒状に形成され内外に所定の間
    隔を有するように配設された2枚の金属製面板と、これ
    らの2枚の面板の端縁部にあって面板とともに閉塞され
    た空間部を形成する円環状の金属製側板と、前記閉塞さ
    れた空間部内にあって2枚の面板を支持する金属製波状
    コア材とが、金属溶融接合によって一体に構成されてな
    り、前記波状コア材の凹凸が円周方向に沿うように配設
    されていることを特徴とする真空空間保持用パネル。
  2. 【請求項2】それぞれトーラス状に形成され内外に所定
    の間隔を有するように配設された2枚の無端状金属製面
    板と、前記2枚の面板により閉塞されたトーラス状空間
    部内にあって2枚の面板を支持する金属製波状コア材と
    が、金属溶融接合によって一体に構成されてなり、前記
    波状コア材の凹凸が前記トーラスの長手方向に直交する
    円周方向に沿うように配設されていることを特徴とする
    真空空間保持用パネル。
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