JPH056474Y2 - - Google Patents

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JPH056474Y2
JPH056474Y2 JP2651288U JP2651288U JPH056474Y2 JP H056474 Y2 JPH056474 Y2 JP H056474Y2 JP 2651288 U JP2651288 U JP 2651288U JP 2651288 U JP2651288 U JP 2651288U JP H056474 Y2 JPH056474 Y2 JP H056474Y2
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metal face
vacuum
metal
face plates
plate
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は真空中空フランジに関し、詳しくは、
真空装置等における管の接続や管端部の閉塞等に
使用する真空中空フランジに関するものである。
〔従来の技術〕
管の接続用或は管端部の閉塞用フランジとして
は、金属製の単板にボルト挿通用の孔を多数穿設
したものが、従来から知られている。かかる従来
品は、重量が大であるために取扱いが不便であ
り、しかも、断熱効果が少ないために、特に真空
装置の管接続用や管端部の閉塞用には不向きであ
つた。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は上述のような従来の欠点を解消したも
ので、数種の部材によつて真空中空のフランジと
し、軽量で取扱い易く、しかも強堅で断熱性に富
み、真空装置等の管接続用や管端部の閉塞用に最
適な真空中空フランジを提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の真空中空フランジは、所定の間隔に配
置された複数個の通孔を有する2枚の金属製面板
と、該2枚の金属製面板の端縁部に接合されて金
属製面板と共に密閉された空間を形成する金属製
側板と、上記密閉された空間内にあつて2枚の金
属製面板を支持するコア材と、上記2枚の金属製
面板の間にあつて両面板をその通孔部分において
支持する複数本の中空部材とからなる。また前記
密閉された空間が真空になつていることを特徴と
している。
〔考案の作用〕
本考案においては、所定の間隔に配置された2
枚の金属製面板が金属製側板と、コア材及び中空
部材の3つの部材により支持されて一体になる。
しかも、内部が真空中空であるから、単板のもの
に比べ熱伝導率及び質量が小さく、軽量になる。
また、金属製面板の通孔と中空部材とによりボル
トの挿通孔が形成され、この挿通孔はボルトの締
付に対して充分な強度を有する。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を添付の図面において説明
する。
第1図は1部分を切除した斜視図、第2図は第
1図−線に沿う拡大断面図、第3図は中空部
材の斜視図である。
本考案の真空中空フランジは、第1図及び第2
図に示す如く、2枚の金属製面板1と、金属製側
板2と、コア材3と、複数本の中空部材4とから
なる。これら金属製面板1、金属製側板2、コア
材3及び中空部材4は、アルミニウム合金である
ことが好ましいが、他の金属であつてもよい。特
にコア材3及び中空部材4は金属に限らず、例え
ば硬質の合成樹脂であつてもよい。
2枚の金属製面板1は、所定の間隔をもつて配
置してある。この金属製面板1は片面にろう材を
被覆したブレージングシートで、中央部に管の嵌
挿孔5を有するドーナツ状のものを例示してあ
る。また2枚の金属製面板1には複数個の通孔6
が穿設されている。この通孔6はボルトの挿通孔
を形成するためのもので、等間隔に8個穿設した
ものを例示してある。
金属製側板2は、上記2枚の金属製面板1の端
縁部に接合されて金属製面板1と共に密閉された
空間7を形成するものである。この金属製側板2
によつて2枚の金属製面板1が支持される。な
お、金属製側板2を金属製面板1の外周端縁部と
嵌挿孔5の部分とに接合したものを例示してあ
る。
コア材3は、上記密閉された空間7内に介装さ
れて2枚の金属製面板1を支持するものである。
このコア材3は板体を井桁状に組んだものを例示
してあるが、2枚の金属製面板1が支持されるよ
うに空間7内に介装するものであれば、例示した
ものに限らない。図示していないが、波形或はう
ず巻状に形成したコア材であつてもよい。
中空部材4は、上記2枚の金属製面板1の間に
あつて、両面板1をその通孔6の部分において支
持する。これは通孔6の全ての部分に介装し、通
孔6と共にボルトの挿通孔を形成するものであ
る。第3図に示す如く、中央部に円形の鍔8を突
設した中空部材4であると、金属製側板2を接合
する際にそれを鍔8に当接でき、製造し易くなる
他、補強の効果もあるので好ましい。しかし、ボ
ルトが挿通できる中空状であれば、例示したもの
に限定されない。
また、本考案は前記密閉された空間7が真空に
なつている。空間7を真空にするには、真空ろう
付け方法によつて行う。例えば、2枚の金属製面
板1、金属製側板2、コア材3及び中空部材4を
第1図のように組み、治具で固定して真空炉中に
入れ、所定のろう付け温度に加熱すればよい。こ
のように空間7を真空にしてあると、熱伝導率が
低くなる。
なお、上記実施例においては、フランジについ
て述べたが、本考案は真空容器やタンクロータリ
ーのマンホールの蓋についても実施可能である。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、所定の間隔に配
置された2枚の金属製面板は3つの部材、即ち、
金属製側板と、コア材及び中空部材とによつて支
持されて一体になつているから、強度的に優れた
フランジである。しかも、内部が真空中空になつ
ているから、熱伝導率が低く内部からの腐蝕を防
ぎ、例えば、真空装置の管接続用或は管端部閉塞
用に最適であり、質量が小さく放射線の吸収量も
少ないから、用途が広範囲に亘り、軽量であるか
らその取扱いも極めて便利である。また、金属製
面板の通孔と中空部材とによつてボルトの挿通孔
が形成されると共に、該挿通孔は中空部材により
補強されるので、ボルトの締付に充分に耐えられ
る強度的にも満足な真空中空フランジである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は1部分
を切除した斜視図、第2図は第1図−線に沿
う拡大断面図、第3図は中空部材の斜視図であ
る。 図中1は金属製面板、2は金属製側板、3はコ
ア材、4は中空部材、6は通孔、7は空間を示
す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定の間隔に配置された複数個の通孔を有する
    2枚の金属製面板と、該2枚の金属製面板の端縁
    部に接合されて金属製面板と共に密閉された空間
    を形成する金属製側板と、上記密閉された空間内
    にあつて2枚の金属製面板を支持するコア材と、
    上記2枚の金属製面板の間にあつて両面板をその
    通孔部分において支持する複数本の中空部材とか
    らなり、かつ前記密閉された空間が真空になつて
    いることを特徴とする真空中空フランジ。
JP2651288U 1988-02-29 1988-02-29 Expired - Lifetime JPH056474Y2 (ja)

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JP2651288U JPH056474Y2 (ja) 1988-02-29 1988-02-29

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JP2651288U JPH056474Y2 (ja) 1988-02-29 1988-02-29

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Publication Number Publication Date
JPH01132893U JPH01132893U (ja) 1989-09-08
JPH056474Y2 true JPH056474Y2 (ja) 1993-02-18

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JP7059658B2 (ja) * 2018-01-31 2022-04-26 トヨタ紡織株式会社 樹脂製パイプ部材

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JPH01132893U (ja) 1989-09-08

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