JP2716114B2 - 揚砂方法およびその方法に用いるジエツトポンプ - Google Patents

揚砂方法およびその方法に用いるジエツトポンプ

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JP2716114B2
JP2716114B2 JP61246377A JP24637786A JP2716114B2 JP 2716114 B2 JP2716114 B2 JP 2716114B2 JP 61246377 A JP61246377 A JP 61246377A JP 24637786 A JP24637786 A JP 24637786A JP 2716114 B2 JP2716114 B2 JP 2716114B2
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駿二 高原
洋 宮下
信隆 櫻井
長作 山口
幹文 渡辺
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は揚砂方法およびその方法に用いるジェットポ
ンプに関する。 従来の技術 砂や汚泥などを輸送する場合に、ジェットポンプを利
用することができる。従来のジェットポンプは、たとえ
ば実願昭60−152620号に示されるように、砂や汚泥など
のポンプアップ対象物を水と混合させて貯留したピット
内に、このポンプアップ対象物に臨んで開口する受管
と、この受管内にジェット水を噴射してポンプアップ対
象物をこの受管内に吸込ませるジェットノズルとを設け
たものが一般的である。 発明が解決しようとする問題点 このようなシェットポンプにおいては、砂や汚泥など
のポンプアップ対象物の水に対する比率を高めることに
より、輸送効率が高まるが、反対に配管などの閉栓の原
因になるという問題点がある。 そこで本発明はこのような問題点を解決し、ポンプア
ップ対象物と水とを適度の比率に制御できるようにする
ことを目的とする。 問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため本発明の方法は、ポンプア
ップ対象物に臨んで開口する受管内に、ジェットノズル
からジェット水を噴射して、前記ポンプアップ対象物を
前記受管内に吸い込ませるとともに、受管の開口の周囲
において開口する水混合管よりポンプアツプ対象物に、
前記受管内に吸い込まれるポンプアップ対象物と水との
比率を適値に保つための適量の水を供給する構成とした
ものである。 また、ポンプアップ対象物に臨んで開口する受管と、
受管内にジェット水を噴射してポンプアップ対象物をこ
の受管内に吸い込ませるジェットノズルと、受管の開口
の周囲において開口し、前記受管内に吸い込まれるポン
プアップ対象物と水との比率を適値に保つための水を供
給する水混合管とを有する構成としたものである。 作用 このようなものであると、水混合管から受管の周囲に
適量の水を供給することにより、受管内に吸込まれるポ
ンプアップ対象物と水との混合比率を適性に制御でき、
これによりポンプアップ対象物の輸送効率を高く維持し
た状態で配管などの閉栓が防止される。 実施例 第1図〜第2図は、本発明の一実施例の概略構成を示
すものである。ここで(1)はピットであり、砂や汚泥
などのポンプアップ対象物(2)が、水と混合された状
態で貯留されている(3)は下端が開口された上下方向
の受管で、ピット(1)の上方からポンプアップ対象物
(2)内に埋込まれ、その下端開口(4)がピット
(1)の底部近傍に位置されている。 ピット(1)内の底部には、受管(3)の下端開口
(4)に向かい合った位置に、この受管(3)内に向け
て水(5)を噴射可能なジェットノズル(6)が設けら
れている。(7)はノズルを構成する絞りである。
(8)はピット(1)外からジェットノズル(6)へ水
(5)を供給するポンプで、このポンプ(8)からジェ
ットノズル(6)への管路(9)には、供給水量を調節
する絞り弁(10)が設けられている。またジェットノズ
ル(6)には、大気に開放される空気吸入管(11)が連
通されており、このジェットノズル(6)からの水
(5)の噴射にともなってこのジェットノズル(6)内
に空気(12)を吸込み、この空気(12)を水(5)とと
もに噴射するようにされている。 受管(3)の下端開口(4)の近傍には、水混合管
(13)が開口している。(14)は水混合管(13)への水
供給管路で、管路(9)から分岐されるとともに、供給
水量調節用の絞り弁(15)が設けられている。 第2図にも示すように、ピット(1)の上部における
側壁(16)に沿った位置には、この側壁(16)に沿って
下向きに水(17)を噴射可能な噴射ノズル(18)が設け
られている。(19)は噴射ノズル(18)への水供給管路
で、管路(9)から分岐されている。なお、図示は省略
しているが、この水供給管路(19)にも、適当な絞り弁
や開閉弁などを設けることができる。 受管(3)は、ピット(1)上において輸送管(20)
に接続され、この輸送管(20)には、この輸送管(20)
内の流動物をサンプルするためのサンプリング管(21)
が設けられている。 このような構成において、ピット(1)内のポンプア
ップ対象物(2)をピット(1)外へ輸送する場合に
は、ポンプ(8)を動作させて、ジェットノズル(6)
から受管(3)内へ水(5)を噴射させる。すると、こ
の噴射された水(5)の作用により、受管(3)の下端
開口(4)まわりのポンプアップ対象物(2)が、この
受管(3)内に吸込まれる。このとき、ジェットノズル
(6)からの水(5)、および受管(3)のまわりでポ
ンプアップ対象物(2)と混合していた水も、同様に受
管(3)内に吸込まれる。 これとともに、空気吸入管(11)からの空気(12)が
ジェットノズル(6)内に吸込まれ、この空気(12)も
またジェットノズル(6)から受管(3)内に噴射され
る。このように空気(12)を噴射することにより、ジェ
ットノズル(6)からは混気状態の水(5)が噴射され
ることになって、受管(3)内におけるキャビテーショ
ンの発生防止などの効果がある。なお、空気吸入管(1
1)を設けない場合もある。 水混合管(13)からは、受管(3)の下端開口(4)
のまわりに水(22)が噴射される。この水(22)の噴射
量は、次の条件によって決定される。すなわち、 Q1:ジェットノズル(6)からの噴射水量 Q2:吸込まれるポンプアップ対象物(2)の量 Q3:ポンプアップ対象物(2)に混合されている水の量
と水混合管(13)から噴射される水(22)の量との和 として、比率Rを次式より求め、 この比率Rは30〜10%となるようにする。具体的には、
サンプリング管(21)により輸送管(20)中の流動物を
サンプリングして上式の比率Rを求め、この比率Rが上
記所定範囲内となるように絞り弁(15)を調節して、水
混合管(13)から噴射される水(22)の量を増減制御す
る。 このようなものであると、輸送管(20)内における砂
や汚泥などのポンプアップ対象物(2)と水との比率を
適正なものとすることができ、輸送管(20)の閉栓を防
止した状態で効率良くポンプアップ対象物(2)を輸送
できる。 なお上記実施例においては、水混合管(13)から水平
方向に水(22)を噴射するものを例示したが、この噴射
方向は任意に設定でき、斜め上向き、斜め下向きなど、
適宜のものとすることができる。 受管(3)によるポンプアップ対象物(2)の吸込み
を続けると、第1図における仮想線で示すように、受管
(3)に対応したピット(1)中央部でポンプアップ対
象物(2)のレベルが大きく低下するが、側壁(16)の
近傍では、この側壁(16)との摩擦によりレベル低下が
進まず、ポンプアップ対象物(2)が残ることがある。
そこで、このような場合には噴射ノズル(18)から下向
きに水(17)を噴射し、側壁(16)の近傍のポンプアッ
プ対象物(2)を流下させてそのレベルをならすことに
より、吸込効率の向上を図る。 第3図はジェットノズル(6)まわりの構成の具体例
を示し、第1図と同様の部材には同一番号を付してい
る。すなわち、この第3図に示すものでは、ピット
(1)の上方からピット(1)内に入る上下方向の大径
管(23)にてジェットノズル(6)へ水(5)を供給す
る管路(9)を形成し、この大径管(23)内に、受管
(3)に連通する輸送管(20)と空気吸入管(11)とが
配置されている。このようにすると、大径管(23)内に
輸送管(20)と空気吸入管(11)とを収容するため、管
路を効率よく配置できる。 第4図はジェットノズル(6)まわりの他の具体例を
示し、第3図のものと同一構成部材には、同番号を付し
ている。ジェットノズル(6)は、受管(3)に連結し
て設けられており、この連結部の近傍の受管(3)よ
り、この受管(3)の一部をなす吸込管(25)が分岐形
成されている。吸込管(25)の下端はポンプアップ対象
物(2)に臨んで開口している。吸込管(25)の下端開
口(26)の近傍には、水混合管(13)が開口している。
この構成によれば、ジェットノズル(6)より受管
(3)の内に水(5)が噴出することによって、受管
(3)の内に負圧が生じる。この負圧によって水込管
(25)の下端開口(26)より、ポンプアップ対象物
(2)および水混合管(13)からの水(22)を吸い込
む。 第5図はジェットノズル(6)まわりのさらに他の具
体例を示し、第3図のものと同一構成部材には、同番号
を付している。受管(3)の下端開口部は、内径を大き
くして、スカート部(27)に形成されている。スカート
部(27)の下端には、スカート部(27)に内嵌する吸込
管(28)を有する駆動水室(29)が連結されている。吸
込管(28)は、下端がポンプアップ対象物(2)に臨ん
で開口し、吸込管(28)の上端周部とスカート部(27)
との間には、ジェットノズル口(30)が形成されてい
る。駆動水室(29)の下部には、吸込管(28)内に連通
する第1空気室(31)が形成されており、受管(3)の
スカート部(27)の上部には、受管(3)内に連通する
第2空気室(32)が形成されている。吸込管(28)の下
端開口(33)の近傍には、水混合管(13)が開口してい
る。 この構成によれば、ジェットノズル口(30)より受管
(3)の内に水(5)が露出することによって、受管
(3)の内に負圧が生じる。この負圧によって吸込管
(28)の下端開口(33)より、ポンプアップ対象物
(2)および水混合管(13)からの水(22)を吸い込
む。 発明の効果 以上述べたように本発明によると、受管内に吸込まれ
るポンプアップ対象物と水との比率を適正なものとする
ことができるため、配管の閉栓を防止した状態で効率良
くポンプアップ対象物を輸送できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例の概略構成を示す正面図、第
2図はその要部の平面図、第3図はジェットノズルまわ
りの具体例の断面図、第4図はジェットノズルまわりの
他の具体例の断面図、第5図はジェットノズルまわりの
さらに他の具体例の断面図である。 (2)……ポンプアップ対象物、(3)……受管、
(4)……下端開口、(5)……水、(6)……ジェッ
トノズル、(13)……水混合管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 長作 大阪市浪速区敷津東1丁目2番47号 久 保田鉄工株式会社内 (72)発明者 渡辺 幹文 大阪市浪速区敷津東1丁目2番47号 久 保田鉄工株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−121900(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.ポンプアップ対象物に臨んで開口する受管内に、ジ
    ェットノズルからジェット水を噴射して、前記ポンプア
    ップ対象物を前記受管内に吸い込ませるとともに、受管
    の開口の周囲において開口する水混合管よりポンプアツ
    プ対象物に、前記受管内に吸い込まれるポンプアップ対
    象物と水との比率を適値に保つための適量の水を供給す
    ることを特徴とする揚砂方法。 2.ポンプアップ対象物に臨んで開口する受管と、受管
    内にジェット水を噴射してポンプアップ対象物をこの受
    管内に吸い込ませるジェットノズルと、受管の開口の周
    囲において開口し、前記受管内に吸い込まれるポンプア
    ップ対象物と水との比率を適値に保つための水を供給す
    る水混合管とを有することを特徴とするジェットポン
    プ。 3.ジェットノズルを、受管の開口より受管内に向けて
    ジェット水を噴射可能に配置したことを特徴とする特許
    請求の範囲第2項に記載のジェットポンプ。 4.ジェットノズルを、受管の途中より受管内に向けて
    ジェット水を噴射可能に配置したことを特徴とする特許
    請求の範囲第2項に記載のジェットポンプ。
JP61246377A 1986-03-06 1986-10-15 揚砂方法およびその方法に用いるジエツトポンプ Expired - Lifetime JP2716114B2 (ja)

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JP2716118B2 (ja) * 1987-01-28 1998-02-18 株式会社クボタ 揚砂方法
JPH0427200U (ja) * 1990-06-27 1992-03-04

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